JP5261926B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、細い配線とボンディングが為されるパッドとして用いられる太い配線を同時にダマシン法にて形成する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
半導体分野では、年々微細化が進み、高性能化・低コスト化が図られている。例えば、SOI(Silicon on insulator)基板を用い、トレンチ絶縁分離技術を用いて抵抗・ロジック回路・アナログ回路・電源などを1チップ化し、部品点数の削減・小型化することで低コスト化する複合ICプロセスが進められている。このように機能統合することにより、多ピン化が進み、年々チップ中のパッド領域が占める割合が高くなっている。このような状況では、今後、パッド配置でチップサイズが決まるようになる。これを回避する技術として、POA(Pad on Active)と呼ばれる構造がある。
具体的には、能動素子が形成された領域の直上にパッドを配置する。例えば、デュアルダマシン法にて、能動素子が形成された領域の直上のパッドをロジック回路などにおける制御回路用の配線と同時に形成することができる。
特許第3515363号公報
しかしながら、能動素子が形成された領域の直上のパッドと制御回路用の配線とをデュアルダマシンプロセスにより同時に形成する場合、制御回路用の配線が深くまで形成され過ぎ、リークが発生したり、下層配線とショートしてしまう可能性があることが確認された。また、パッド上にボンディングを行った際に、パッドの下部の絶縁膜にクラックが入り、能動素子がリーク不良になるという問題が発生することが確認された。この問題について、図6および図7を参照して説明する。
図6は、パッドと制御回路用の配線をダマシンプロセスにより同時に形成する場合の製造工程を示した断面図である。
まず、図6(a)に示すように、能動素子が形成されたシリコン基板101の表面にBPSGなどで構成された絶縁膜102を形成したのち、この絶縁膜102上に下層配線103をパターニングした構造に対して、下層配線103を覆うようにTEOS等の絶縁膜104を形成する。
次に、図6(b)に示すように、絶縁膜104の表面にレジスト105を積み、レジスト105のうち下層配線103とコンタクトを取る位置を開口させたのち、レジスト105をマスクとして絶縁膜104を所定深さまでエッチングして溝106aを形成するというフォトリソグラフィ・エッチング工程を行う。
続いて、図6(c)に示すように、レジスト107を積み直したのち、レジスト107のうち、後述するパッド用のCu層110(図6(d)参照)を形成する位置を開口させると共に制御回路用の上部配線108(図6(d)参照)を形成する位置を開口させたのち、再度、レジスト107をマスクとして絶縁膜104をエッチングして溝106bを形成し、溝106aおよび溝106bによる溝106を下層配線103に到達させると共に、所定深さの溝109を形成するというフォトリソグラフィ・エッチング工程を行う。
その後、図6(d)に示すように、Cuを積んだ後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)などにより絶縁膜104が露出するまでCuを平坦化することで、Cu層110と共に制御回路用の上部配線108を形成する。
このような製造プロセスにおいて、パッド部のCu層110を配置するための溝106と制御回路用の上部配線108を配置するために形成する溝109との幅が異なるために、それらの溝106、109を形成する際のエッチングレートが変わり、図中(1)の線よりも制御回路用の上部配線108を配置するための溝109が深く掘られ過ぎることがある。このため、図中(2)に示したように、上部配線108と下層配線103との距離が近くなり過ぎ、絶縁分離が不十分となってリークが発生したり、これらの配線108、103がショートしてしまう可能性が生じる。このような問題は、製品の歩留まりの低下を招くことになり、好ましくない。
また、このようなダマシンプロセスにより形成されたパッドに対してボンディングワイヤ111を接続する場合、図7に示すボンディング時の断面図に示すように、ボンディングワイヤ111におけるボンディングボール111aの押し付け力によって絶縁膜104にクラック112が入り、このクラック112を通じてリークが発生し、能動素子がリーク不良になるという問題が発生する。
本発明は上記点に鑑みて、下層配線と上部配線とのリークを防ぎつつ、かつ、ボンディングによるクラック発生も防止できる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、下層配線(3)および第1絶縁膜(2)の上層に、第2絶縁膜(4)を形成すると共に、該第2絶縁膜(4)と異なる材質、かつ、硬い材質で構成された第3絶縁膜(5)を積層する工程と、第3絶縁膜(5)の上層に、第4絶縁膜(8)と第3絶縁膜(5)と同じ材質で構成された第5絶縁膜(9)を積層する工程と、第5絶縁膜(9)のうち、パッド部において下層配線(3)に繋げるための複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を開口させると共に、配線部において下層配線(3)に繋げるための第2溝(7)と対応する領域を開口させる工程と、第5絶縁膜(9)をマスクとした異方性エッチングを行うことで、第3絶縁膜(5)をエッチングストッパーとしつつ、第4絶縁膜(8)のうち、パッド部において複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を除去すると共に、配線部において第2溝(7)と対応する領域を除去する工程と、第5絶縁膜(9)のうち、パッド部において複数の第1溝(6a〜6c)に繋げるための第3溝(10)と対応する領域を開口させると共に、配線部において部分的に第2溝(7)と繋げるための第4溝(11)と対応する領域を開口させ、かつ、第3絶縁膜(9)のうち、パッド部において複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を開口させると共に、配線部において第2溝(7)と対応する領域を開口させる工程と、第5絶縁膜(9)をマスクとし、かつ、第3絶縁膜(5)をエッチングストッパーとした異方性エッチングを再び行い、第2絶縁膜(4)のうち、パッド部に複数の溝(6a〜6c)を形成すると共に配線部に第2溝(7)を形成し、かつ、第4絶縁膜(8)のうち、パッド部に第3溝(10)を形成すると共に配線部に第3絶縁膜(5)をストッパーとして下層配線(3)まで達しない深さとされた部分と第2溝(7)と繋がる部分とを有する第4溝(11)を形成する工程と、第1溝(5)および第3溝(10)を埋設するように、下層配線(3)と電気的に接続され、パッド部を構成する1金属層(12、13)を形成すると共に、第2溝(7)および第4溝(11)に埋設するように、配線部を構成する第2金属層(14、15)を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このように、第3絶縁膜(5)を第2絶縁膜(4)および第4絶縁膜(8)とは異なる材質で構成すれば、第3絶縁膜(5)をエッチングストッパーとして用いて第4絶縁膜(8)のエッチングが行えるため、第3溝(10)と第4溝(11)の幅が異なっているためにエッチングレートが異なっていても、エッチングされる深さを均一にすることができる。また、第3絶縁膜(5)を第2絶縁膜(4)および第4絶縁膜(8)より硬い材質としているため、ボンディング時の衝撃による応力を緩和する効果も得ることが可能となる。
この場合、パッド部において形成された複数の第1溝(6a〜6c)は、ボンディングワイヤ(17)のボンディングボール部(17a)が接合される領域から外に離れるほどサイズが大きくされるようにすると好ましい。
このように、ボンディングワイヤ(17)のボンディングボール部(17a)の下の第1溝(6a)をそれよりも外のもの(6b、6c)より小さいサイズにすることで、第2絶縁膜(4)より硬い第3絶縁膜(5)の面積を広くし、ボンディング時の衝撃に対して強い構造となるようにできる。また、外に離れるほどサイズが大きくされるようにすることで、パッド部内を均一に電流が流れるようにすることが可能となる。
このような構成において、ボンディングワイヤ(17)のボンディングボール部(17a)が接合される領域の外にのみパッド部において形成された複数の第1溝(6a〜6c)を形成しても良い。この場合には、パッド部内を均一に電流が流れるという効果は得られなくなるが、複数の第1溝(6a〜6c)のうちボンディング時の衝撃による応力が加えられる溝(6a)がなくなるため、よりボンディングによるクラックの発生などを抑制することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る半導体装置を示した図であり、図1(a)が半導体装置におけるパッド部と配線部を抽出した概略断面図、図1(b)がパッド部の上面レイアウト図である。なお、図1(a)のうちのパッド部を示した断面図は、図1(b)が図1(a)のA−A断面と対応している。以下、この図を参照して、本実施形態の半導体装置について説明する。
図1(a)に示すシリコン基板1には、図示しない能動素子が予め形成されており、この能動素子が形成されたシリコン基板1の表面にBPSG等で構成された第1絶縁膜に相当する絶縁膜2が形成されている。この絶縁膜2の上には、Al等により構成された下層配線3がパターニングされており、絶縁膜2に形成されたコンタクトホール2aを通じて能動素子の所望位置と電気的に接続されている。
また、下層配線3を含め、絶縁膜2を覆うようにさらにTEOS等で構成された第2絶縁膜に相当する酸化膜4および第3絶縁膜に相当するSiN膜5が形成されている。この酸化膜4およびSiN膜5のうち、パッド部に位置する場所には、下層配線3まで達する第1の溝としての複数のビアホール6(6a〜6c)が形成されており、配線部に位置する場所には、下層配線3まで達する深さとされた第2溝としてのビアホール7が形成されている。なお、パッド部は、図示しない能動素子の上に配置されている。このような構造の場合、パッド部にボンディングを行ったときに、その影響が下層に伝達され易いため、後述する構造、製造方法が特に有効となる。
また、SiN膜5の上層にはTEOS等で構成された第4絶縁膜に相当する酸化膜8が形成されている共に、さらにその上層に第5絶縁膜に相当するSiN膜9が形成されている。これら酸化膜8およびSiN膜9のうち、パッド部に位置する場所には、SiN膜5まで達する第3の溝としての溝10が形成され、配線部に位置する場所には、SiN膜5まで達する第4の溝としての溝11が形成されている。この溝11のうちの一部は、ビアホール7と繋がるため、下層配線3まで達することになるが、残りはビアホール7とは繋がらず、下層配線3まで達しないものとされる。
パッド部に位置する場所に形成されたビアホール6および溝10内には、バリアメタル12を介して第1金属層としてのCu層13が形成されている。また、配線部に位置する場所に形成されたビアホール7および溝11内にも、バリアメタル14を介してCu層13と同一階層として構成された第2金属層としてのCu層15が形成されており、これらにより配線部が構成されている。
バリアメタル12、14は、Cu層13、15から下層配線3内へのCuの拡散を防止するために設けられている。バリアメタル12、14は、後述する製造方法の説明において記載するが、同時に形成されるものである。
Cu層13は、パッド部の一部を構成するものであり、Alよりも硬く、ボンディング時のAlの塑性変形による影響が下層に伝搬されることを抑制すべく、できるだけ厚膜とされている。
さらに、SiN膜9等の上層には、パッド部を露出させ、その他の部分を覆うように構成された保護膜16が形成されている。そして、図示しないが、Cu層13の上層に必要に応じてバリアメタルやAl層が形成され、これらによって構成されたパッド部にボンディングワイヤ17のボンディングボール部17aが接続されている。
このように構成された半導体装置では、図1(b)に示す上面レイアウトから分かるように、パッド部の上面形状が四角形とされ、このパッド部内に複数のビアホール6a〜6cをパッド部の中心位置に対して点対称に配置すると共に、その中心位置から離れるにつれて徐々にビアホール6a〜6cのサイズが大きくなるようにしている。そして、図中二点鎖線で示したボンディングワイヤ17におけるボンディングボール部17aよりも外側にビアホール6b、6cを配置してある。
続いて、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。図2〜図4は、本実施形態の半導体装置の製造工程を示した断面図である。以下、これらの図を参照して説明する。
図2(a)に示す工程では、能動素子が形成されたシリコン基板1の表面にBPSGなどで構成される第1絶縁膜に相当する絶縁膜2を形成する。そして、フォトリソグラフィ・エッチング工程により、絶縁膜2に対してコンタクトホール2aを形成したのち、絶縁膜2の上にAl等で構成される金属膜を成膜し、この金属膜をパターニングすることで下層配線3を形成する。
次に、図2(b)に示す工程では、下層配線3を覆うようにTEOS等で構成される第2絶縁膜に相当する酸化膜4を例えば2μm程度の厚みで成膜したのち、CMPなどにより酸化膜4を平坦化し、下層配線3の上の酸化膜4の膜厚が例えば1μm程度となるようにする。その後、図2(c)に示す工程では、第3絶縁膜に相当するSiN膜5を例えば0.2μm程度成膜する。
図2(d)に示す工程では、SiN膜5の上層にTEOS等で構成される第4絶縁膜に相当する酸化膜8を例えば5μm程度の厚みで成膜したのち、さらにこの酸化膜8の上層に第5絶縁膜に相当するSiN膜9を例えば0.2μm程度の厚みで成膜する。図2(e)に示す工程では、SiN膜9の上にレジスト20を成膜したのち、レジスト20における複数のビアホール6a〜6cやビアホール7と対応する領域を開口させる。
図3(a)に示す工程では、レジスト20をマスクとしたエッチングを行い、SiN膜9における複数のビアホール6a〜6cやビアホール7と対応する領域を開口させる。その後、レジスト20を除去する。そして、図3(b)に示す工程では、SiN膜9をマスクとしたドライエッチング(異方性エッチング)により、酸化膜8における複数のビアホール6a〜6cやビアホール7と対応する領域を開口させる。このとき、SiN膜5がドライエッチングのストッパーとなり、それ以上エッチングが進まないようにできる。このため、酸化膜8における複数のビアホール6a〜6cやビアホール7と対応する領域の幅が異なっているために、エッチングレートが異なったとしても、エッチングされる深さを均一にすることができる。
図3(c)に示す工程では、SiN膜9の上にレジスト21を成膜したのち、レジスト21におけるパッド部の溝10および配線部の溝11と対応する領域を開口させる。そして、図3(d)に示す工程では、レジスト21をマスクとしたエッチングにより、SiN膜9におけるパッド部の溝10および配線部の溝11と対応する領域に加え、SiN膜5における複数のビアホール6a〜6cやビアホール7と対応する領域を開口させる。その後、レジスト21を除去する。
図3(e)に示す工程では、SiN膜9をマスクとしたドライエッチング(異方性エッチング)を行う。これにより、酸化膜8のうちSiN膜9で覆われていない部分が除去されてパッド部の溝10および配線部の溝11が形成されると共に、酸化膜4のうちSiN膜5で覆われていない部分が除去されて複数のビアホール6a〜6cやビアホール7が形成あれる。このとき、SiN膜5および下層配線3がエッチングストッパーとして機能するため、溝10および溝11よりも下方や複数のビアホール6a〜6cやビアホール7よりも下方はエッチングされないようにできる。このため、溝10と溝11の幅が異なっているためにエッチングレートが異なっていたとしても、エッチングされる深さを均一にすることができる。
図4(a)に示す工程では、下層配線3、酸化膜4、SiN膜5、酸化膜8およびSiN膜9の表面に例えばTiN、Ta、TaN等により構成されるバリアメタル22を例えば50〜300nmの厚さで形成する。さらに、バリアメタル22の表面に図示しないCuシード層を例えば0.2μm程度の膜厚で形成したのち、Cuシード層を電極とした電解メッキによりCuメッキを施し、Cu膜23を例えば8μm程度の厚みで成膜する。
図4(b)に示す工程では、Cu膜23をCMP等により平坦化する。このとき、SiN膜9をストッパ膜として平坦化を行い、ビアホール6a〜6cおよびビアホール7や溝10および溝11内にのみCu膜23を残す。これにより、Cu膜23にてCu層13およびCu層15が形成されると共に、バリアメタル22がビアホール6a〜6cおよびビアホール7や溝10および溝11の内壁にのみ残り、バリアメタル12、14が形成される。
図4(c)に示す工程では、P−SiNなどで構成された保護膜16を例えば1.6μmの厚みで成膜下の地、フォトリソグラフィ・エッチング技術により、図示しないレジストをマスクとしたエッチングを行い、パッド部のみ保護膜16を開口させる。
そして、必要に応じて保護膜16から露出したCu層13にバリアメタルやAl層を形成したのち、パッド部にボンディングワイヤ16を超音波接続することにより、図1に示す半導体装置が完成する。
以上説明したように、本実施形態の半導体装置では、パッド部の溝10および配線部の溝11を形成する際のエッチングストッパーとして第3絶縁膜に相当するSiN膜5を第2絶縁膜に相当する酸化膜4と第4絶縁膜に相当する酸化膜8の間に配置している。このため、パッド部の溝10と配線部の溝11の幅が異なっているためにエッチングレートが異なったとしても、パッド部の溝10と配線部の溝11の深さを均一にすることが可能となる。このため、配線部の溝11が深く形成され過ぎることにより下層配線3とバリアメタル14およびCu層15で構成される上部配線とのリークを防ぐことが可能となる。
また、このように第3絶縁膜となるSiN膜5を第2絶縁膜に相当する酸化膜4と第4絶縁膜に相当する酸化膜8の間に配置すると、これらよりもSiN膜5が硬いため、ボンディング時にボンディングボール部17と能動素子と間の絶縁膜に掛かる応力を緩和する効果を得ることができ、ボンディングによるクラック発生も防止することが可能となる。
さらに、本実施形態では、パッド部内に複数のビアホール6a〜6cをパッド部の中心位置に対して点対称に配置すると共に、その中心位置から離れるにつれて徐々にビアホール6a〜6cのサイズが大きくなるようにしている。そして、ボンディングワイヤ17におけるボンディングボール部17aよりも外側にビアホール6b、6cを配置している。
ボンディング時にかかる衝撃は、上述したようにボンディングボール部17aと能動素子との間の絶縁膜にも及ぶ。図1中の丸印で示したように、ボンディングボール部17aの直下にはサイズの小さなビアホール6aのみを配置することで、ボンディングボール部17aより外側と比較して、第3絶縁膜に相当するSiN膜5の面積を多くとることができるため、ボンディング時の衝撃に強い構造となり、この衝撃に耐えることができる。また、このような構成とすれば、ボンディングワイヤ17から能動素子までの電流経路が長くなる(ボンディングボール部17aからの距離が遠い)ビアホール6b、6cの配線抵抗を小さくできるため、パッド部内を均一に電流が流れるようにすることが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ボンディング時の衝撃を抑制できるように、硬い材質であるCuにてパッド部を構成したが、Al等の他の金属により構成しても構わないし、純粋なCuでなく、他の金属を含んだCuであっても構わない。
また、上記実施形態では、ボンディングボール部17aの直下にビアホール6aを形成しているが、ボンディングボール部17aの直下はボンディング時の衝撃が大きいことから、図5に示す半導体装置の上面レイアウト図のように、ボンディングボール部17aの直下にはビアホールを形成せず、ボンディングボール部17aの外側にのみビアホール6b、6cを配置するようにしても構わない。この場合には、パッド部内を均一に電流が流れるという効果は得られなくなるが、ボンディング時の衝撃による応力が加えられるビアホール6aがなくなるため、よりボンディングによるクラックの発生などを抑制することが可能となる。
また、上記第2、第4絶縁膜として酸化膜、第3、第5絶縁膜としてSiN膜を例に挙げて説明したが、他の材質の膜であっても構わない。つまり、第3絶縁膜を第2絶縁膜および第4絶縁膜とは異なる材質、かつ、硬い材質で構成すれば良い。
本発明の第1実施形態における半導体装置を示した図であり、(a)が半導体装置におけるパッド部と配線部を抽出した概略断面図、(b)がパッド部の上面レイアウト図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 他の実施形態で示す半導体装置の上面レイアウト図である。 パッドと制御回路用の配線をダマシンプロセスにより同時に形成する場合の製造工程を示した断面図である。 ボンディング時の断面図である。
符号の説明
1…シリコン基板、2…絶縁膜、2a…コンタクトホール、3…下層配線、4…酸化膜、5…SiN膜、6、6a〜6c、7…ビアホール、8…酸化膜、9…SiN膜、10、11…溝、12、14…バリアメタル、13、15…Cu層、16…保護膜、17…ボンディングワイヤ、17a…ボンディングボール部、20、21…レジスト、22…バリアメタル、23…Cu膜。

Claims (3)

  1. 能動素子が形成された領域の上部がパッド部とされ、かつ、該パッド部とは異なる領域が制御回路用の配線部とされる半導体装置の製造方法であって、
    前記能動素子が形成された半導体基板(1)を用意する工程と、
    前記半導体基板(1)上に第1絶縁膜(2)を配置すると共に、該第1絶縁膜(2)に対して前記能動素子に繋がるコンタクトホール(2a)を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜(2)上に、前記コンタクトホール(2a)を通じて前記能動素子と電気的に接続される下層配線(3)を形成する工程と、
    前記下層配線(3)および前記第1絶縁膜(2)の上層に、第2絶縁膜(4)を形成すると共に、該第2絶縁膜(4)と異なる材質、かつ、硬い材質で構成された第3絶縁膜(5)を積層する工程と、
    前記第3絶縁膜(5)の上層に、第4絶縁膜(8)と前記第3絶縁膜(5)と同じ材質で構成された第5絶縁膜(9)を積層する工程と、
    前記第5絶縁膜(9)のうち、前記パッド部において前記下層配線(3)に繋げるための複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を開口させると共に、前記配線部において前記下層配線(3)に繋げるための第2溝(7)と対応する領域を開口させる工程と、
    前記第5絶縁膜(9)をマスクとした異方性エッチングを行うことで、前記第3絶縁膜(5)をエッチングストッパーとしつつ、前記第4絶縁膜(8)のうち、前記パッド部において前記複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を除去すると共に、前記配線部において前記第2溝(7)と対応する領域を除去する工程と、
    前記第5絶縁膜(9)のうち、前記パッド部において前記複数の第1溝(6a〜6c)に繋げるための第3溝(10)と対応する領域を開口させると共に、前記配線部において部分的に前記第2溝(7)と繋げるための第4溝(11)と対応する領域を開口させ、かつ、前記第3絶縁膜(9)のうち、前記パッド部において前記複数の第1溝(6a〜6c)と対応する領域を開口させると共に、前記配線部において前記第2溝(7)と対応する領域を開口させる工程と、
    前記第5絶縁膜(9)をマスクとし、かつ、前記第3絶縁膜(5)をエッチングストッパーとした異方性エッチングを行い、前記第2絶縁膜(4)のうち、前記パッド部に前記複数の溝(6a〜6c)を形成すると共に前記配線部に前記第2溝(7)を形成し、かつ、第4絶縁膜(8)のうち、前記パッド部に前記第3溝(10)を形成すると共に前記配線部に前記第3絶縁膜(5)をストッパーとして前記下層配線(3)まで達しない深さとされた部分と前記第2溝(7)と繋がる部分とを有する前記第4溝(11)を形成する工程と、
    前記第1溝(5)および前記第3溝(10)を埋設するように、前記下層配線(3)と電気的に接続され、前記パッド部を構成する1金属層(12、13)を形成すると共に、前記第2溝(7)および前記第4溝(11)に埋設するように、前記配線部を構成する第2金属層(14、15)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記複数の第1溝(6a〜6c)を形成する工程では、ボンディングワイヤ(17)のボンディングボール部(17a)が接合される領域から外に離れるほどサイズが大きくなるように、前記複数の第1溝(6a〜6c)を形成することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記複数の第1溝(6a〜6c)を形成する工程では、ボンディングワイヤ(17)のボンディングボール部(17a)が接合される領域の外にのみ前記複数の第1溝(6a〜6c)を形成することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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