JP5261605B2 - パンツ型着用物品の製造方法 - Google Patents

パンツ型着用物品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5261605B2
JP5261605B2 JP2012244117A JP2012244117A JP5261605B2 JP 5261605 B2 JP5261605 B2 JP 5261605B2 JP 2012244117 A JP2012244117 A JP 2012244117A JP 2012244117 A JP2012244117 A JP 2012244117A JP 5261605 B2 JP5261605 B2 JP 5261605B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
elastic member
region
packaging material
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012244117A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013126527A (ja
Inventor
速巳 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012244117A priority Critical patent/JP5261605B2/ja
Publication of JP2013126527A publication Critical patent/JP2013126527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5261605B2 publication Critical patent/JP5261605B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/15577Apparatus or processes for manufacturing
    • A61F13/15585Apparatus or processes for manufacturing of babies' napkins, e.g. diapers
    • A61F13/15593Apparatus or processes for manufacturing of babies' napkins, e.g. diapers having elastic ribbons fixed thereto; Devices for applying the ribbons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/15577Apparatus or processes for manufacturing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/15577Apparatus or processes for manufacturing
    • A61F13/15756Applying tabs, strips, tapes, loops; Knotting the ends of pads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/15577Apparatus or processes for manufacturing
    • A61F13/15804Plant, e.g. involving several steps

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつ等のパンツ型着用物品の製造方法に関する。
例えばパンツ型使い捨ておむつ等のパンツ型着用物品は、外包材に吸収性本体が取り付けられた後に、背側部と腹側部とを重ね合わせるように二つ折りにすると共に、背側部の両側縁部と腹側部の両側縁部を接合することによってパンツ型に形成されることになる。ここで、これらの両側縁部の接合には、装着時に剥がれることがなく、脱衣時に引き剥がして使用する観点から、適正な接合強度が求められ、このような接合強度が得られる接合方法として、例えば熱融着繊維を含む複合繊維から構成される外包材の基材シートを溶融接着する、ヒートシールによる接合方法が一般的に提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、1つの対向ロールに対し、シール刃が形成されているシール用ロールを該対向ロールの周面に複数個設けて、同一シール部を複数回シールするヒートシール方法が記載されている。確かに、特許文献1に記載の技術のように、1つの対向ロールに対し、シール用ロールを該対向ロールの周面に複数個設けて、同一シール部を複数回シールすれば、ヒートシールによる充分なシール強度を得ることができる。
しかし、特許文献1には、ウエスト部弾性部材、レッグ部弾性部材、胴周囲部弾性部材等の弾性部材とヒートシールとの関係や、個々のパンツ型着用物品を形成するための製品カット工程をどのようなタイミングで行うかについて何ら記載されていない。例えば、特許文献1に記載のヒートシールを、弾性部材が伸長状態で延設している状態で施した後に、製品カット工程を行えば、伸長状態に保持されていた弾性部材は、個々の吸収性物品にカットされる際に伸長状態が解除されて、基材シートの熱融着繊維が溶融状態のヒートシールの領域において、ヒートシールの領域の幅を狭めるように収縮した後、固化することとなり、サイドシール部の外観を損なうと共に、柔らかい風合いを損なって硬い肌触りをもたらすことになってしまう。
そこで、本出願人は、先に、ヒートシールの領域における弾性部材の少なくとも一部を分断することにより収縮機能が発現されないようにした後に、当該ヒートシールの領域のヒートシールを行う吸収性物品の製造方法を提案した(特許文献2参照)。
特開2000−255518号公報 特開2006−87564号公報
しかし、特許文献2には、弾性部材の収縮機能が発現されないようにした後に、どのような条件で基材シートを搬送し、ヒートシールや、製品カット工程を行うかについて具体的に記載されていない。そのため、弾性部材の収縮機能が発現されないようにした領域と、ヒートシールをする領域とを一致させることが難しく、サイドシール部の外観を損なうと共に、柔らかい風合いを損なって硬い肌触りをもたらす場合があり、更に改善する余地があった。また、基材シートの搬送条件によっては、弾性部材の収縮機能が発現されないように加工する際に基材シートに付与されたカット跡が広がり、サイドシール部の外観を損なう場合があり、更に改善する余地があった。
したがって、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ヒートシールによる充分なシール強度を得ながら、ヒートシールの領域において、弾性部材が収縮するのを効果的に回避して、外観や風合いに優れたサイドシール部を有するパンツ型着用物品を提供することを目的とする。
本発明は、一対のサイドシール部を有する外包材を備えたパンツ型着用物品を連続的に製造するパンツ型着用物品の製造方法であって、帯状シート間に複数本の弾性部材が伸長状態で配された前記外包材の連続体を、該外包材の連続体の搬送方向の両側部が重なるように重ね合わせた後に、重ね合わされた前記外包材の連続体の各弾性部材を、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断することにより該弾性部材が分断された領域における該弾性部材の収縮性が発現しないようにする分断工程と、各前記弾性部材が分断された領域にて重ね合わされた前記外包材の前記帯状シート同士をヒートシールしシール領域を形成するシール工程と、前記シール領域にて切り離して前記サイドシール部を有する前記パンツ型着用物品を形成する切り離し工程とを備え、前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、前記外包材の連続体の搬送方向のテンションを一定にした状態で行うパンツ型着用物品の製造方法を提供するものである。
本発明のパンツ型着用物品の製造方法によれば、ヒートシールによる充分なシール強度を得ながら、ヒートシールの領域において、弾性部材が収縮するのを効果的に回避して、外観や風合いに優れたサイドシール部を有するパンツ型着用物品を製造することができる。
図1は、本発明の実施態様により得られるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを展開して伸長した状態を示す展開平面図である。 図3は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部の拡大平面図である。 図4は、本発明の実施態様の製造方法の実施に好適に用いられるシール&カッター装置を示す概略図である。 図5(a)は、図4に示すシール&カッター装置の備えるカッターブロックの一例の平面図であり、図5(b)は、カッターブロックのその他の例の平面図である。 図6は、図4に示すシール&カッター装置の備えるシールブロックの一例の平面図である。 図7は、本発明の実施態様によりパンツ型使い捨ておむつを製造する工程の一例を模式的に示す斜視図である。 図8は、本発明の実施態様によりパンツ型使い捨ておむつを製造する工程の別の例を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明のパンツ型着用物品の製造方法を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
先ず、本実施態様の製造方法により製造されるパンツ型使い捨ておむつについて図1〜図3を参照しながら説明する。
図2に示すパンツ型使い捨ておむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、該吸収性本体10の裏面シート3側に配され該吸収性本体10を固定している外包材11とを備えている。
尚、本明細書において、「ヒートシール」とは、熱シールだけでなく、高周波シール、超音波シールを含んでいる。
吸収性本体10は、図2に示すように、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形状の吸収性コア4を備え、吸収性コア4、矩形状の表面シート2及び矩形状の裏面シート3を一体化して縦長に形成されている。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4としては、それぞれ、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、表面シート2としては、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができ、裏面シート3としては、ポリエチレンフィルム等の熱可塑性樹脂製フィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液不透過性又は撥水性のシートを用いることができ、吸収性コア4としては、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているもの等を用いることができる。尚、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス5,5が配され、各側方カフス5の自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材51が伸張状態で配されており、おむつ着用時には、弾性部材51が縮むことにより側方カフス5が起立する立体ギャザーが形成される。
外包材11は、図2に示すように、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしており、おむつの輪郭を画成している(図1参照)。おむつ1は、図2に示すように、展開状態におけるその長手方向において、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。外包材11は、腹側部Aにおける両側縁部A1,A2と背側部Bにおける両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、図1に示すように、おむつ1に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LOが形成される。このように、本実施態様の製造方法により製造されるパンツ型使い捨ておむつ1は、一対のサイドシール部S,Sを有する外包材11を備えている。
外包材11は、図2,図3に示すように、外層シート12と該外層シート12の内面側(吸収性本体10側)に配された内層シート13とが積層された構造を有している。外層シート12はおむつ1の外面をなし、内層シート13は外層シート12の内面側に配され部分的に接合されている。外層シート12は、おむつ1においては、図2に示すように、外層シート12と内層シート13とによって後述する複数本のウエスト部弾性部材14を挟持固定する領域よりも更に長手方向に延出する長さを有しており、この延出した延出領域は、吸収性本体10側に折り返されて、吸収性本体10の長手方向の端部を覆っており、接着剤(図示せず)を介して固定されている。外包材11の外層シート12及び内層シート13としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができる。シート材が不織布である場合には、柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層シート又は積層シートであることが好ましい。
外包材11は、図2,図3に示すように、外層シート12と内層シート13との間に弾性部材14,15,16を備えている。外包材11は、おむつ1の腹側部A及び背側部Bそれぞれに、幅方向に沿って配された複数本のウエスト部弾性部材14及び複数本の胴回り部弾性部材15を有している。また、外包材11は、レッグ開口部LOの周縁部に、複数本のレッグ部弾性部材16を有している。弾性部材14,15,16としては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
ウエスト部弾性部材14は、展開状態のおむつ1の長手方向において、吸収性本体10の長手方向の両端それぞれより外方に位置するウエスト部に伸長状態で配され固定されており、これらが収縮することにより、ウエスト部に、ウエストギャザーが形成される。
胴回り部弾性部材15は、展開状態のおむつ1の長手方向において、吸収性本体10の長手方向の両端それぞれより内方(股下部C側)に位置する胴回り部に伸長状態で配され固定されており、これらが収縮することにより、胴回り部に、胴回りギャザーが形成される。尚、おむつ1Aにおいては、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける胴回り部弾性部材15は、吸収性本体10と重なる部分において切断されている。
レッグ部弾性部材16は、腹側部Aから股下部Cに亘って伸長状態で配され固定されており、更に別のレッグ部弾性部材16が、背側部Bから股下部Cに亘って伸長状態で配され固定されており、これらが収縮することにより、レッグ開口部LOの周縁部に、レッグギャザーが形成される。尚、おむつ1Aにおいては、レッグ部弾性部材16,16は、それぞれ、股下部Cの幅方向中央部において切断され、左右に分割されている。
腹側部Aの両側縁部A1,A2と背側部Bの両側縁部B1,B2との接合においては、外層シート12、内層シート13及びこれらシート12,13の間の弾性部材14,15,16は、ホットメルト型接着剤等の接着剤と、高周波シール、超音波シールを含むヒートシールとによって、互いに接合されており、おむつ1のサイドシール部S,Sが形成されている(図1参照)。
外層シート12、内層シート13及びこれらシート12,13の間の弾性部材14,15,16の接合について詳述すると、おむつ1においては、外層シート12と内層シート13とは、ホットメルト型接着剤等の接着剤により張り合わされていると共に、サイドシール部S,Sが形成される部位においては、外層シート12と内層シート13との間に伸長状態で配されている弾性部材14,15,16の抜けを防止するために、接着剤が更に追加塗布されている。また、おむつ1においては、ウエスト弾性部材14及び胴回り弾性部材15には、直接接着剤が塗布されており、接着剤の塗布された弾性部材14,15が、外層シート12と内層シート13との間に供給されている。
サイドシール部Sにおいては、複数本のウエスト部弾性部材14、複数本の胴回り部弾性部材15及び複数本のレッグ部弾性部材16は、それぞれ、分断されており、分断された個々の弾性部材14',15',16'は収縮性がもはや発現しない状態となっている(図3参照)。従って、図3に示すように、サイドシール部Sの幅が収縮しておらず、略一定幅となっており、サイドシール部Sの外観性が向上していると共に、柔らかい風合いを損なうこともない。
また、サイドシール部Sの幅方向外方の領域においても、複数本のウエスト部弾性部材14、複数本の胴回り部弾性部材15及び複数本のレッグ部弾性部材16は、それぞれ、分断されており、分断された個々の弾性部材14',15',16'は収縮性がもはや発現しない状態となっている(図3参照)。上述したように、おむつ1においては、外層シート12と内層シート13との間には接着剤が塗布されているので、分断された個々の弾性部材14',15',16'が、サイドシール部Sの幅方向外方の領域においても外層シート12と内層シート13との間に固定されている。
次に、本発明のパンツ型着用物品の製造方法の好ましい実施態様を、上述したパンツ型使い捨ておむつ1を製造する場合を例にとり図4〜図5を参照しながら説明する。
図4は、本実施態様のおむつ1の製造方法に好適に用いられるシール&カッター装置7を模式的に示したものである。
シール&カッター装置7は、図4に示すように、弾性部材カットロール71、第1〜第2のシールロール72,73及び製品カットロール74、これらのロール71〜74と対向配置されたアンビルロール75とを備えている。即ち、シール&カッター装置7には、同一のアンビルロール75の周面に対し、弾性部材カットロール71、第1〜第2のシールロール72,73及び製品カットロール74が順次配されている。このように、シール&カッター装置7は、シールロールを複数用いている。各ロール71〜74,75は、シール&カッター装置7の備える制御手段(不図示)によって回転速度や加熱温度等が制御されており、図4中の矢印で示す方向にそれぞれ回転駆動制御されている。
弾性部材カットロール71には、図4に示すように、カッターブロック710が取り付けられている。カッターブロック710は、シール&カッター装置7においては、図4に示すように、ロール周方向を2等分する位置に2個取り付けられている。各カッターブロック710は、その先端に、図5(a)に示すように、弾性部材カットロール71の軸長方向に長い1対のカッター部711,711を備えている。各カッター部711には、軸長方向に複数個のカッター凸部712が略等間隔を空けて配されたカッター凸部の列が、2列形成されている。図5(a)に示すカッター凸部712の配置は、一方のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712の末端と、該カッター凸部712に隣り合う他方のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712との末端同士が、後述するおむつ連続体100の備える弾性部材14,15の伸長方向から見て重なっている。また、カッター凸部712は、回転方向に凹状部を有し、各弾性部材14,15,16がカッター凸部712に対し逃げ難い形状となっているおり、各弾性部材14,15,16が必ず分断されるようになっている。カッター凸部712で弾性部材14、15を分断した際、外層シート12と内層シート13にはダメージが少ないことが好ましい。カッターブロック710は、シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって加熱温度が制御されている。尚、カッターブロック710は、シール&カッター装置7においては、2個取り付けられているが、2個に限定されるものではない。
尚、各カッター部711のカッター凸部712の形状は、各弾性部材14,15,16が必ず分断されるようになっていればよく、例えば、図5(b)に示す形状のように軸長方向に沿って長い形状でもよい。図5(b)に示すカッター凸部712の配置も、図5(a)に示すカッター凸部712の配置と同様に、一方のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712の末端と、該カッター凸部712に隣り合う他方のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712との末端同士が、後述するおむつ連続体100の備える弾性部材14,15の伸長方向から見て重なっており、各弾性部材14,15,16が必ず分断されるようになっている。
第1〜第2のシールロール72,73には、図4に示すように、シールブロック720,730がそれぞれ取り付けられている。第1のシールロール72のシールブロック720は、シール&カッター装置7においては、図4に示すように、ロール周方向を2等分する位置に2個取り付けられている。各シールブロック720は、第1のシールロール72の軸長方向に長い形状を有している。各シールブロック720の先端には、図6(a)に示すように、軸長方向に沿って2条の凸状部721,721が形成され、凸状部721には軸長方向に複数個のシール凸部722が略等間隔を空けて配されたシール凸部の列が形成されている。シールブロック720の各凸状部721の平面視形状は、軸長方向に長い矩形状であり、シール凸部722の平面視形状は、軸長方向に短い矩形状である。また、シールブロック720の各凸状部721の大きさは、カッターブロック710のカッター部711により形成されるカット痕を目立ち難くする観点から、シール&カッター装置7においては、シートの流れ方向の幅が、カッターブロック710の各カッター部711よりも広く形成されており、同観点および風合いの観点から、各シール凸部722の大きさおよび配置は、カッターブロック710の各カッター凸部712のカット痕を覆うように形成されている。なお、各シール凸部722は各カッター凸部712のカット痕の全てを覆う必要はない。第2のシールロール73のシールブロック730も、第1のシールロール72のシールブロック720と同様である。シールブロック720,730は、シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって加熱温度が制御されている。尚、シールブロック720,730は、シール&カッター装置7においては、シールロール72,73に対しそれぞれ2個取り付けられているが、2個に限定されるものではない。また、シールロール72,73も、シール&カッター装置7においては、2本取り付けられているが、2本に限定されるものではない。
尚、各シールブロック720の各シール凸部722の形状及び配置は、シールが確実になされるようになっていればよく、制限はない。例えば、図5(b)に示す形状及び配置のカッター凸部712に対しては、図6(a)のように軸長方向に短い矩形状でもよく、また図6(b)のように長方形状のシール凸部722が、カッター凸部712のカット痕を覆うように斜めに配置されていてもよい。
製品カットロール74には、図4に示すように、カッター刃740が取り付けられている。製品カットロール74のカッター刃740は、シール&カッター装置7においては、図4に示すように、ロール周方向を2等分する位置に2個取り付けられている。各カッター刃740は、製品カットロール74の軸長方向に亘って配されており、おむつ連続体100をカットして、個々のおむつ1に分断するようになっている。カッター刃740は、加熱制御されていないが、必要に応じてシール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって加熱温度が制御してもよい。尚、カッター刃740は、シール&カッター装置7においては、製品カットロール74に対し2個取り付けられているが、2個に限定されるものではない。
アンビルロール75には、図4に示すように、アンビルブロック750が取り付けられている。アンビルロール75のアンビルブロック750は、シール&カッター装置7においては、図4に示すように、ロール周方向を6等分する位置に6個取り付けられている。各アンビルブロック750は、アンビルロール75の軸長方向に長い形状を有している。各アンビルブロック750の先端は、図4に示すように、アンビルロール75の周面と面一(アンビルブロック750の先端とアンビルロール75の周面との間に段差が無くフラットな状態)であってもよく、アンビルロール75の周面から若干内側又は外側に配されていてもよい。アンビルブロック750は、シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって加熱温度が制御されている。尚、アンビルブロック750は、シール&カッター装置7においては、6個取り付けられているが、6個に限定されるものではない。アンビルブロック750は、シール用であり、カット用でもあり、シール及びカット兼用のブロックである。
弾性部材カットロール71のカッターブロック710の先端に配された1対のカッター部711,711及びアンビルロール75のアンビルブロック750、第1〜第2のシールロール72,73のシールブロック720,730の先端に配された2条の凸状部(不図示)及びアンビルロール75のアンビルブロック750、並びに製品カットロール74のカッター刃740及びアンビルロール75のアンビルブロック750は、前記制御手段(不図示)によって、ロール71〜74,75の回転に伴い、図4に示すように周期的に相対向するようになっている。その為、1対のカッター部711,711及びアンビルブロック750によって各弾性部材14,15,16が分断された領域に、第1のシールロール72の2条の凸状部(不図示)及びアンビルブロック750によってヒートシールが施されてシール領域を形成し、更に、第2のシールロール73の2条の凸状部(不図示)及びアンビルブロック750によって該シール領域にヒートシールが重ねて施され、製品カットロール74のカッター刃740及びアンビルブロック750によって該シール領域にてカットされるようになっている。
また、シール&カッター装置7は、図4に示すように、おむつ1の連続体100をアンビルロール75上に導入する導入ロール76を備えている。アンビルロール75上に導入されたおむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして搬送できるように、アンビルロール75の周面には、おむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面に吸着する多数の吸引孔(不図示)が設けられている。多数の吸引孔(不図示)は、アンビルロール75外に配された吸引機(不図示)に接続されており、吸引機(不図示)は、シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって吸引力が制御されている。シール&カッター装置7においては、多数の吸引孔(不図示)が設けられているが、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして搬送できるように、吸引孔(不図示)に換えて、又は吸引孔(不図示)と共に、おむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面上にホールドする別手段を設けてもよい。別手段としては、アンビルロール75の周面から内側又は外側へ昇降可能な一対の鉤の手状の保持具(不図示)が挙げられる。このような鉤の手状の保持具(不図示)を設けることにより、一対の鉤の手状の先端とアンビルロール75の周面とで、おむつ1の連続体100の搬送方向の両側部を把持し、おむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面上にホールドでき、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして搬送できる。鉤の手状の保持具(不図示)は、シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)によって昇降のタイミングが制御されている。
更に、シール&カッター装置7は、図4に示すように、アンビルロール75の周面上であって製品カットロール74の後に、製品反転機77を備えている。製品反転機77は、製品カットロール74のカッター刃740でカットされたおむつ1を個々に吸着する吸着ヘッド(不図示)を、その周面に複数個備えている。シール&カッター装置7の後工程として包装工程を有している場合には、各吸着ヘッド(不図示)は、包装工程の搬送方向に合うように、製品反転機77の回転と共に、吸着ヘッド(不図示)の吸着面に垂直な軸周りに、吸着したおむつ1を90°反転できるようになっていてもよい。
シール&カッター装置7の備える前記制御手段(不図示)は、上述したように、弾性部材カットロール71、第1〜第2のシールロール72,73、製品カットロール74及びアンビルロール75の回転速度や、カッターブロック710、シールブロック720,730、カッター刃740及び/又はアンビルブロック750の加熱温度を制御すると共に、吸引孔(不図示)の接続された吸引機(不図示)の吸引力、及び/又は鉤の手状の保持具(不図示)の昇降のタイミングを制御するものである。前記制御手段(不図示)は、シール&カッター装置7全体を実質的に制御するマイクロコンピュータ等のCPUと、該CPUにより実行される制御プログラムや各種データ等の必要な固定情報を格納したROMと、該CPUによる処理の実行時におけるワークエリアとして使用されるRAMと、該数値制御装置のオペレーター用入力装置などを備えている。従って、弾性部材カットロール71を用いる後述する分断工程における加工条件と、第1〜第2のシールロール72,73を用いる後述するシール工程における加工条件とは、独立に加工条件を調整できるようになっている。尚、各ロールの同期のタイミングや鉤の手状の保持具(不図示)の昇降のタイミングは、サーボモーター、カム機構、歯車及びタイミングベルト等を使用した機構によって構成されていてもよい。
上述したシール&カッター装置7を用いてパンツ型使い捨ておむつ1を製造する製造方法について説明する。
本実施態様のパンツ型使い捨ておむつ1の製造方法は、図7に示すように、いわゆる横流れ方式のパンツ型使い捨ておむつの製造方法であり、シール&カッター装置7を用いて、2つ折りされた外包材11の連続体の各弾性部材14,15,16を、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断することにより弾性部材が分断された領域CTにおける弾性部材14',15',16'の収縮性が発現しないようにし、各弾性部材14,15,16が分断された領域CTにて2つ折りされた外包材11の帯状シート同士をヒートシールしてシール領域を形成し、該シール領域にて切り離してサイドシール部Sを有するおむつ1を形成する。以下、具体的に説明する。
先ず、図7に示すように、原反ロール(不図示)から連続的に供給される帯状の外層シート12と、原反ロール(不図示)から連続的に供給される帯状の内層シート13との間に、ウエストギャザーを形成するウエスト部弾性部材14、胴回りギャザーを形成する胴回り部弾性部材15及びレッグギャザーを形成するレッグ部弾性部材16を、所定の伸長率に伸長させた伸長状態で各々複数本配する。このとき、本実施態様においては、ウエスト部弾性部材14及び胴回り部弾性部材15には、接着剤塗工機(図示略)を介してホットメルト型接着剤が連続的あるいは間欠的に塗工され、レッグ部弾性部材16は、シートの流れ方向とは直交して往復運動する公知の揺動ガイド(図示略)を介して、所定の脚周りパターンを形成しながら配される。また、帯状の外層シート12及び帯状の内層シート13には、それらを重ね合わせる前に、両シートの何れか一方又は双方の相対向する面に、接着剤塗工機(図示略)によりホットメルト型接着剤が塗工されており、更に、本実施態様においては、後述する弾性部材が分断された領域CTに対応する部位を含む領域(領域CTの搬送方向の長さよりも広い領域)及び後述する吸収性本体10を配する部位に対応する領域に、接着剤塗工機(図示略)によりホットメルト型接着剤8が追加して間欠的に塗工される。
そして、図7に示すように、一対のニップロール9,9の間に、ウエスト部弾性部材14、胴回り部弾性部材15及びレッグ部弾性部材16を伸長状態で挟み込んだ帯状の外層シート12及び帯状の内層シート13を送り込んで加圧することにより、帯状シート12,13間に複数本の弾性部材14,15,16が伸長状態で配された外包材11の連続体を形成する(外包材11の連続体の形成工程)。その後、本実施態様においては、弾性部材プレカット手段(不図示)を用いて、後述する吸収性本体10を配する位置に対応させて、複数本の胴回り部弾性部材15及び複数本のレッグ部弾性部材16を押圧して、収縮機能が発現されないように個々複数個に分断する。弾性部材プレカット手段(不図示)としては、例えば、特開2002−253605号公報に記載の複合伸縮部材の製造方法に用いる弾性部材分断部等が挙げられる。
次いで、図7に示すように、別工程で製造された吸収性本体10に予めホットメルト接着剤等の接着剤を塗布し、90度回転させ、外包材11の連続体の内層シート13上に間欠的に供給して固定し、おむつ1の連続体(着用物品の連続体)100を形成する(吸収性本体の配置工程)。以下、外包材11の連続体に吸収性本体10が固定された連続体を、おむつ1の連続体100ともいう。なお、固定用のホットメルト接着剤は、吸収性本体10ではなく、内層シート13に、具体的には内層シート13における吸収性本体10を配置する位置に塗布し、吸収性本体10を供給して固定してもよい。
次いで、図7に示すように、吸収性本体10が配置された外包材11の連続体におけるレッグ部弾性部材16で環状に囲まれた環状部の内側にレッグホールLO'を形成する(レッグホール形成工程)。レッグホール形成工程は、ロータリーカッター、レーザーカッター等の従来からこの種の物品の製造方法における手法と同様の手法を用いて行う。尚、本実施態様においては、吸収性本体の配置工程の後にレッグホール形成工程を設けているが、吸収性本体10の配置工程の直前にレッグホール形成工程を設けてもよい。
次いで、図7に示すように、外包材11の連続体の搬送方向の両側部が重なるように重ね合わせる(重ね合わせ工程)。本実施態様の重ね合わせ工程においては、吸収性本体10の長さ方向の両端部同士が折り重なるように、外包材11の連続体の両側部が折り込まれた後、外包材11の連続体と吸収性本体10とを2つ折りする。なお、吸収性本体10がパンツ型使い捨ておむつ1において腹側部Aに偏倚している場合など、吸収性本体10の長さ方向の両端部同士は重ならなくてもよい。また、帯状の外層シート12と帯状の内層シート13との幅を同じにして、外包材11の連続体の両側部は折り込まなくてもよい。
その後、シール&カッター装置7を用いて、2つ折りされた外包材11の連続体(おむつ1の連続体100)の各弾性部材14,15,16を、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断することにより弾性部材が分断された領域CTにおける弾性部材14',15',16'の収縮性が発現しないようにする(分断工程)。分断工程について以下具体的に説明する。図4に示すように、2つ折りされたおむつ1の連続体100を、導入ロール76を介してアンビルロール75上に導入する。アンビルロール75上に導入されたおむつ1の連続体100は、アンビルロール75の周面の吸引孔(不図示)及び/又は一対の鉤の手状の保持具(不図示)により、アンビルロール75の周面上にホールドされる。そしてアンビルロール75が回転することにより、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして、おむつ1の連続体100を搬送する。
そして、図4に示すように、アンビルロール75を回転させて、おむつ1の連続体100を、弾性部材カットロール71のカッターブロック710の先端にある1対のカッター部711,711とアンビルロール75のアンビルブロック750との間に搬送する。ここで、搬送方向に隣り合う吸収性本体10同士の略中央部における、外包材11の連続体に配された伸長状態のウエスト部弾性部材14、胴回り部弾性部材15及びレッグ部弾性部材16を、カッター部711の複数個のカッター凸部712により、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断する。図4に示すように、弾性部材が分断された領域CTにおける、細かく分断されたウエスト部弾性部材14'、胴回り部弾性部材15'及びレッグ部弾性部材16'には、もはや収縮性はなく、領域CTにおいては、弾性部材14',15',16'の収縮性が発現しないようになっている。その為、後述する切り離し工程において製品カットする際にはサイドシール部を収縮する力をほとんど失っている。尚、上述したように、外層シート12と内層シート13との間には、ホットメルト型接着剤が塗工されており、本実施態様においては、更に、領域CTに対応する部位を含む領域(領域CTの搬送方向の長さよりも広い領域)にホットメルト型接着剤8が追加して塗工されているので、細かく分断された弾性部材14',15',16'は、外層シート12と内層シート13との間で固定されている。このように本実施態様においては領域CTに対応する部位を含む領域にホットメルト型接着剤8が追加して塗工されているが、外層シート12と内層シート13に用いるシートの材質により、追加して塗工されていなくてもよい。
次いで、図4に示すように、各弾性部材14,15,16が分断された領域CTにて2つ折りされた外包材11の帯状シート同士をヒートシールしシール領域HTを形成する(シール工程)。シール工程について以下具体的に説明する。図4に示すように、弾性部材が分断された領域CTが形成されたおむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面上にホールドした状態で、アンビルロール75を回転させて、第1のシールロール72のシールブロック720とアンビルロール75のアンビルブロック750との間に搬送する。そして、シールブロック720,アンビルブロック750により、弾性部材が分断された領域CTにおいて重なり合う2枚の外層シート12及び2枚の内層シート13をヒートシールし第1のシール領域HTを形成する。このように、弾性部材14',15',16'の収縮性が既に発現しないようになっている領域CTに第1のシール領域HTを形成するので、外層シート12及び内層シート13を構成する熱融着繊維の溶融状態において、弾性部材14',15',16'が影響を及ぼし難い。その為、第1のシール領域の外観を損ない難く、ヒートシールによる充分なシール強度が得られ易く、柔らかい風合いも損ない難い。更に、弾性部材が分断された領域CTが形成されたおむつ1の連続体100が、アンビルロール75の周面上にホールドされた状態を維持し、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にしているので、弾性部材が分断された領域CTと第1のシール領域とを一致させ易く、領域CTにおいてカッター凸部712により付与された外層シート12及び内層シート13のカット跡が広がり難く、第1のシール領域の外観を損ない難い。また、本実施態様においては、シールブロック720の凸状部721におけるシール凸部722の配置幅が、カッターブロック710のカッター部711におけるカッター凸部712の配置幅に比べて広く形成されているため、シール領域HTは、図4に示すように、弾性部材が分断された領域CTよりも広く形成されており、ホットメルト型接着剤8が追加して塗工された領域よりも狭く形成される。このようにシール領域HTが形成されることにより、カッター部711によるカット痕が目立ち難くなると共に、伸長状態の弾性部材14,15,16のゴム抜けが起こり難くなる。
次いで、本実施態様においては、図4に示すように、第1のシール領域が形成されたおむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面上にホールドした状態で、アンビルロール75を回転させて、第2のシールロール73のシールブロック730とアンビルロール75のアンビルブロック750との間に搬送する。そして、シールブロック730,アンビルブロック750により、第1のシール領域において重なり合う2枚の外層シート12及び2枚の内層シート13を更にヒートシールし、第2のシール領域を形成する。第1のシール領域HTと第2のシール領域との大きさは略同一であることが好ましい。つまり、第1のシール領域HTと第2のシール領域とは同じ位置に形成される。このように、第1のシール領域HTの形成されたおむつ1の連続体100が、アンビルロール75の周面上にホールドされた状態を維持し、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にしているので、第1のシール領域HTと第2のシール領域とを一致させ易く、ヒートシールによる充分なシール強度が更に得られ易い。
次いで、シール領域HTにて切り離してサイドシール部Sを有するパンツ型使い捨ておむつ1を形成する(切り離し工程)。切り離し工程について以下具体的に説明する。図4に示すように、第2のシール領域(第1のシール領域HTと同じ位置)が形成されたおむつ1の連続体100をアンビルロール75の周面上にホールドした状態で、アンビルロール75を回転させて、製品カットロール74のカッター刃740とアンビルロール75のアンビルブロック750との間に搬送する。そして、カッター刃740及びアンビルブロック750により、第2のシール領域HTにおける搬送方向略中央位置、言い換えれば、シールブロック720の2条の凸状部721,721で形成された一対のシール(サイドシール部Sとなるシール)の間にてシール領域に沿って切り離して、一対のサイドシール部S,Sを有する外包材11を備えたパンツ型使い捨ておむつ1を形成する。このように、第2のシール領域の形成されたおむつ1の連続体100が、アンビルロール75の周面上にホールドされた状態を維持し、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にしているので、第2のシール領域の搬送方向中央位置にカッター刃740を合わせ易く、左右均等なサイドシール部S,Sを形成し易い。
本発明のパンツ型着用物品の製造方法においては、分断工程、シール工程及び切り離し工程は、外包材11の連続体(おむつ1の連続体100)の搬送方向のテンションを一定にした状態で行っており、本実施態様においては、分断工程、シール工程及び切り離し工程は、同一ロール上で行っている。要するに、搬送装置であるアンビルロール75から離間させずに、ホールド状態を維持して、搬送方向のテンションを一定にして各工程を行っている。具体的には、図4に示すように、同一のアンビルロール75の周面上におむつ1の連続体100をホールドした状態でアンビルロール75を回転させて、弾性部材カットロール71のカッター凸部712及びアンビルロール75のアンビルブロック750により、弾性部材が分断された領域CTを形成する。そして、同一アンビルロール75の周面上におむつ1の連続体100をホールドした状態を維持してアンビルロール75を回転させて、第1,第2のシールロール72,73のシールブロック720,730及びアンビルロール75のアンビルブロック750により、弾性部材が分断された領域CTにおいて第1,第2のシール領域を形成する。更に、同一アンビルロール75の周面上におむつ1の連続体100をホールドした状態を維持してアンビルロール75を回転させて、製品カットロール74のカッター刃740及びアンビルロール75のアンビルブロック750により、シール領域にて切り離し、一対のサイドシール部S,Sを有するパンツ型使い捨ておむつ1を形成する。このように形成されたおむつ1は、サイドシール部S,Sのシール強度が充分であり、サイドシール部S,Sの外観や風合いに優れている。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法は、上述の実施態様に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述した実施態様により製造されるパンツ型使い捨ておむつ1は、その外包材11が、長手方向中央部において内方に括れており、腹側部A、背側部B、股下部Cに亘って連続しているものであるが、本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法により製造されるパンツ型吸収性物品は、腹側部Aに配される腹側シート部材と背側部Bに配される背側シート部材とに分割された分割外包材を有するパンツ型使い捨ておむつであってもよい。
分割外包材を有するパンツ型使い捨ておむつの製造方法は、図8に示すように、帯状の外層シート12と、帯状の内層シート13との間に、ウエスト部弾性部材14及び胴回り部弾性部材15を、所定の伸長率に伸長させた伸長状態で各々複数本配する。このとき、ウエスト部弾性部材14及び胴回り部弾性部材15には、接着剤塗工機(図示略)を介してホットメルト型接着剤が所定箇所に塗工されて配される。また、帯状の外層シート12及び帯状の内層シート13には、それらを重ね合わせる前に、両シートの何れか一方又は双方の相対向する面に、接着剤塗工機(図示略)により、弾性部材が分断された領域CTに対応する部位を含む領域(領域CTの搬送方向の長さよりも広い領域)及び吸収性本体10を配する部位に対応する領域に、ホットメルト型接着剤8が追加して間欠的に塗工される。
そして、図8に示すように、一対のニップロール9,9の間に、ウエスト部弾性部材14及ぶ胴回り部弾性部材15を伸長状態で挟み込んだ帯状の外層シート12及び帯状の内層シート13を送り込んで加圧することにより、帯状シート12,13間に複数本の弾性部材14,15が伸長状態で配された連続体を形成する。次いで、前記連続体を、弾性部材プレカット手段を構成する、周面に弾性部材14,15切断用の凸部が形成された加圧ロール91と該加圧ロール91に対向配置されたアンビルロール92との間に導入して部分的に加圧及び加熱することにより、吸収性本体3が配置される部位の弾性部材14,15を、収縮機能が発現されないように個々複数個に分断する。尚、加圧ロール91の凸部は、弾性部材14,15を個々複数個に分断する位置に対応して、複数個がロールの周面に部分的に配されている。
次いで、弾性部材14,15が個々複数個に分断された連続体を、分割手段93により、2本の外包材11A,11Bの連続体に分割する。分割により生じた2本の外包材11A,11Bの連続体は、それぞれ腹側シート部材及び背側シート部材として用いられるようになる。このようにして、帯状シート12,13間に複数本の弾性部材14,15が伸長状態で配された外包材11A,11Bの連続体を形成する(外包材11の連続体の形成工程)。
分割手段93としては、シートを連続的に切断し得る各種公知の切断装置を用いることができ、例えば、シートの流れ方向の上流側にカッター刃を備えたものや、周面又は周縁部に環状の刃を有する円筒又は円盤状のカッター、レーザーカッター、高圧水流カッター等を用いることができる。
次いで、上述した図7に示す実施態様と同様に、別工程で製造された吸収性本体10に予めホットメルト接着剤等の接着剤を塗布し、90度回転させ、外包材11の連続体の内層シート13上に間欠的に供給して固定し、おむつ1の連続体100を形成する(吸収性本体の配置工程)。そして、図8に示すように、外包材11Aの連続体及び外包材11Bの連続体それぞれの搬送方向の両側部が重なるように重ね合わせる(重ね合わせ工程)。本実施態様の重ね合わせ工程においては、吸収性本体10の長さ方向の両端部に折り重なるように、外包材11Aの連続体及び外包材11Bの連続体それぞれの両側部が重ねられた後、吸収性本体10が2つ折りされ、外包材11Aの連続体の両側部と外包材11Bの連続体の両側部が重ね合わされる。また、帯状の外層シート12と帯状の内層シート13との幅を同じにして、外包材11Aの連続体及び外包材11Bの連続体の側部を折り込み、吸収性本体10の長さ方向の両端部に折り重ねなくてもよい。
その後は、上述した図7に示す実施態様と同様に、分断工程、シール工程、切り離し工程を経て、腹側部Aに配される腹側シート部材と背側部Bに配される背側シート部材とに分割された分割外包材を有するパンツ型使い捨ておむつを製造する。
また、例えば、上述した実施態様においては、多数の吸引孔(不図示)又は一対の鉤の手状の保持具(不図示)を備えた共通のアンビルロール75を用いて、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして搬送しているが、分断工程、シール工程及び切り離し工程を施す間、テンションを一定にして搬送できれば、ロールでなくてもよい。例えば、分断工程、シール工程及び切り離し工程を施す際に、それらの工程に亘るメッシュからなる無端状の搬送ベルトと、該搬送ベルトにおむつ1の連続体100を吸引するサクションボックスとを設け、おむつ1の連続体100の搬送方向のテンションを一定にして搬送してもよい。
また、例えば、上述した実施態様においては、シールロールを、2つ用いたが、これに制限されず、1つでもよく、2つ以上の3つでもよい。確実にシールする場合には、複数用いることが好ましい。
また、図5(a)及び図5(b)においては、各カッター部711には、カッター凸部の列が2列形成されていたが、これに制限されず3列以上形成されていてもよい。カッター凸部の列が複数形成される場合、前述と同様に、カッター凸部712の配置は、一のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712の末端と、該カッター凸部712に隣り合う別のカッター凸部の列を構成するカッター凸部712との末端同士が、弾性部材14,15の伸長方向から見て重なっていることが好ましい。
また、上述した実施態様においてはパンツ型使い捨ておむつ1を製造しているが、本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法は、パンツ型使い捨ておむつ以外にも、パンツ型生理用ナプキン、パンツ型失禁パッド、更には、吸収性本体ないし吸収性コアを具備しない、サニタリーショーツ、使い捨て下着などのその他のパンツ型の着用物品の製造にも好適である。また、上述した実施態様においては、外包材11が長手方向中央部において内方に括れた形状のパンツ型使い捨ておむつ1を製造しているが、外包材11が着用者の背側と着用者の腹側とで離間したパンツ型使い捨ておむつでもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下のパンツ型着用物品の製造方法を開示する。
<1>
一対のサイドシール部を有する外包材を備えたパンツ型着用物品を連続的に製造するパンツ型着用物品の製造方法であって、
帯状シート間に複数本の弾性部材が伸長状態で配された前記外包材の連続体を、該外包材の連続体の搬送方向の両側部が重なるように重ね合わせた後に、
重ね合わされた前記外包材の連続体の各弾性部材を、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断することにより該弾性部材が分断された領域における該弾性部材の収縮性が発現しないようにする分断工程と、
各前記弾性部材が分断された領域にて重ね合わされた前記外包材の前記帯状シート同士をヒートシールしシール領域を形成するシール工程と、
前記シール領域にて切り離して前記サイドシール部を有する前記パンツ型着用物品を形成する切り離し工程とを備え、
前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、前記外包材の連続体の搬送方向のテンションを一定にした状態で行うパンツ型着用物品の製造方法。
<2>
前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、同一ロール上で行う前記<1>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<3>
重ね合わされた前記外包材の連続体をアンビルロール上に導入し、前記分断工程にて弾性部材の収縮性が発現しないようにした後、連続して該アンビルロール上で前記シール工程にてシール領域を形成した後、更に連続して該アンビルロール上で前記切り離し工程にて前記パンツ型着用物品を形成する前記<1>又は<2>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<4>
前記アンビルロールは、多数の吸引孔又は保持具を備えており、
前記吸引孔からの吸引力又は前記保持具により、重ね合わされた前記外包材の連続体のテンションを前記アンビルロール上で一定にして搬送する前記<1>〜<3>の何れか1に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<5>
前記アンビルロール上に導入された前記外包材の連続体は、該アンビルロールの周面の吸引孔及び/又は保持具により、該アンビルロールの周面上にホールドされる前記<4>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<6>
前記保持具は、前記アンビルロールの周面から内側又は外側へ昇降可能な一対の鉤の手状である前記<4>又は<5>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<7>
前記アンビルロールは、シール及びカット兼用のブロックを備える前記<1>〜<6>の何れか1項に記載のパンツ型着用物品の製造方法の製造方法。
<8>
前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、弾性部材カットロール、シールロール及び製品カットロール、これらのロールと対向配置されたアンビルロールとを備えているシール&カッター装置を用いる前記<1>〜<7>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<9>
前記シールロールは複数用いる前記<8>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<10>
前記シールロールには、シールブロックがそれぞれ取り付けられ、該シールブロックの先端には凸状部が形成され、該凸状部には前記シールロールの軸長方向に複数個のシール凸部が間隔を空けて配されたシール凸部の列が形成されている前記<8>又は<9>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<11>
前記シールブロックの前記凸状部の大きさは、シートの流れ方向の幅が、前記弾性部材カットロールのカッターブロックの各カッター部よりも広く形成されている前記<10>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<12>
前記シール凸部の大きさおよび配置は、前記カッターブロックの前記カッター部の各カッター凸部のカット痕を覆うように形成されている前記<10>又は<11>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<13>
前記弾性部材カットロールには、カッターブロックが取り付けられ、該カッターブロックは、その先端にカッター部を備え、該カッター部には、前記弾性部材カットロールの軸長方向に複数個のカッター凸部が間隔を空けて配されたカッター凸部の列が、複数列形成されている前記<8>〜<13>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<14>
前記カッター凸部の配置は、一のカッター凸部の列を構成するカッター凸部の末端と、該一のカッター凸部に隣り合う別のカッター凸部の列を構成するカッター凸部との末端同士が、前記弾性部材の伸長方向から見て重なっている前記<13>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<15>
前記製品カットロールには、カッター刃が取り付けられている前記<8>〜<14>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<16>
前記弾性部材カットロールのカッターブロックの先端に配されたカッター部及び前記アンビルロールのアンビルブロック、前記シールロールのシールブロックの先端に配された凸状部及び該アンビルロールのアンビルブロック、並びに前記製品カットロールのカッター刃及び該アンビルロールのアンビルブロックは、各ロールの回転に伴い、周期的に相対向するようになっている前記<8>〜<15>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<17>
前記シール&カッター装置は、前記アンビルロールの周面上であって前記製品カットロールの後に、製品反転機を備え、該製品反転機は、該製品カットロールのカッター刃でカットされたパンツ型着用物品を個々に吸着する吸着ヘッドを、その周面に複数個備えている前記<8>〜<16>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<18>
前記帯状シートには、それらを重ね合わせる前に、該帯状シートの何れか一方又は双方の相対向する面に、接着剤塗工機によりホットメルト型接着剤が塗工されている前記<1>〜<17>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<19>
前記弾性部材が分断された領域に対応する部位を含む領域及び吸収性本体を配する部位に対応する領域に、ホットメルト型接着剤が間欠的に塗工されており、
前記シール領域は、前記弾性部材が分断された領域よりも広く形成されており、前記ホットメルト型接着剤が塗工された領域よりも狭く形成される前記<1>〜<18>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<20>
前記シール領域を更にヒートシールして、第2のシール領域を形成し、
前記シール領域と前記第2のシール領域とは同じ位置に形成される前記<1>〜<19>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<21>
前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、前記搬送装置であるアンビルロールから離間させずに、ホールド状態を維持して、搬送方向のテンションを一定にして各工程を行っている前記<1>〜<20>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<22>
前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程を施す際に、それらの工程に亘るメッシュからなる無端状の搬送ベルトと、該搬送ベルトに前記外包材の連続体を吸引するサクションボックスとを設け、該外包材の連続体の搬送方向のテンションを一定にして搬送する前記<1>〜<21>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<23>
前記パンツ型着用物品は、パンツ型使い捨ておむつであり、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体と、該吸収性本体の裏面シート側に配され該吸収性本体を固定している前記外包材とを備えている前記<1>〜<22>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<24>
別工程で製造された吸収性本体を、前記外包材の連続体の内層シート上に間欠的に供給して固定し、着用物品の連続体を形成する吸収性本体の配置工程を具備する前記<1>〜<23>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<25>
前記帯状シートのシート材は、不織布であり、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布からなる単層シート又は積層シートである前記<1>〜<24>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<26>
前記弾性部材は、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものである前記<1>〜<25>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<27>
前記弾性部材は、ウエスト部弾性部材、胴回り部弾性部材、又はレッグ部弾性部材である前記<1>〜<26>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<28>
前記ウエスト弾性部材及び前記胴回り弾性部材には、直接接着剤が塗布されており、接着剤の塗布された該弾性部材が、前記外包材の外層シートと前記外包材の内層シートとの間に供給されている前記<27>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<29>
前記ウエスト部弾性部材及び前記胴回り部弾性部材には、接着剤塗工機を介してホットメルト型接着剤が連続的あるいは間欠的に塗工される前記<27>又は<28>に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<30>
前記レッグ部弾性部材は、シートの流れ方向とは直交して往復運動する揺動ガイドを介して、所定の脚周りパターンを形成しながら配される前記<27>〜<30>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<31>
前記サイドシール部が形成される部位においては、前記帯状シートの間に接着剤が塗布されている前記<1>〜<30>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<32>
前記外包材の連続体の重ね合わせは、該外包材の連続体と吸収性本体とを2つ折りする前記<1>〜<31>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
<33>
前記外包材の連続体の重ね合わせは、吸収性本体が2つ折りされ、腹側シート部材となる外包材の連続体の両側部と背側シート部材となる外包材の連続体の両側部が重ね合わされる前記<1>〜<31>の何れか1記載のパンツ型着用物品の製造方法。
1 パンツ型使い捨ておむつ
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 側方カフス
51 側方カフス弾性部材
11 外包材
11A 腹側シート部材となる外包材
11B 背側シート部材となる外包材
12 外層シート
13 内層シート
14 ウエスト部弾性部材
14' 分断された個々のウエスト部弾性部材
15 胴回り部弾性部材
15' 分断された個々の胴回り部弾性部材
16 レッグ部弾性部材
15' 分断された個々のレッグ部弾性部材
A 腹側部、B 背側部、C 股下部
A1,A2 外包材の腹側部における両側縁部
B1,B2 外包材の背側部における両側縁部
S サイドシール部
100 おむつ1の連続体
7 シール&カッター装置
71 弾性部材カットロール
710 カッターブロック
711 カッター部
712 カッター凸部
72,73 第1〜第2のシールロール
720,730 シールブロック
721 シール部
722 シール凸部
74 製品カットロール
740 カッター刃
75 アンビルロール
750 アンビルブロック
76 導入ロール
77 製品反転機
8 ホットメルト型接着剤
9 ニップロール
91 加圧ロール
92 アンビルロール
93 分割手段

Claims (5)

  1. 一対のサイドシール部を有する外包材を備えたパンツ型着用物品を連続的に製造するパンツ型着用物品の製造方法であって、
    帯状シート間に複数本の弾性部材が伸長状態で配された前記外包材の連続体を、該外包材の連続体の搬送方向の両側部が重なるように重ね合わせた後に、
    重ね合わされた前記外包材の連続体の各弾性部材を、搬送方向に所定間隔を置いて個々複数個に分断することにより該弾性部材が分断された領域における該弾性部材の収縮性が発現しないようにする分断工程と、
    各前記弾性部材が分断された領域にて重ね合わされた前記外包材の前記帯状シート同士をヒートシールしシール領域を形成するシール工程と、
    前記シール領域にて切り離して前記サイドシール部を有する前記パンツ型着用物品を形成する切り離し工程とを備え、
    前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、前記外包材の連続体の搬送方向のテンションを一定にした状態で行うパンツ型着用物品の製造方法。
  2. 前記分断工程、前記シール工程及び前記切り離し工程は、同一ロール上で行う請求項1に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  3. 重ね合わされた前記外包材の連続体をアンビルロール上に導入し、前記分断工程にて弾性部材の収縮性が発現しないようにした後、連続して該アンビルロール上で前記シール工程にてシール領域を形成した後、更に連続して該アンビルロール上で前記切り離し工程にて前記パンツ型着用物品を形成する請求項1又は2に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  4. 前記アンビルロールは、多数の吸引孔又は保持具を備えており、
    前記吸引孔からの吸引力又は前記保持具により、重ね合わされた前記外包材の連続体のテンションを前記アンビルロール上で一定にして搬送する請求項1〜3の何れか1項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  5. 前記アンビルロールは、シール及びカット兼用のブロックを備える請求項1〜4の何れか1項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
JP2012244117A 2011-11-15 2012-11-06 パンツ型着用物品の製造方法 Active JP5261605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012244117A JP5261605B2 (ja) 2011-11-15 2012-11-06 パンツ型着用物品の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011249731 2011-11-15
JP2011249731 2011-11-15
JP2012244117A JP5261605B2 (ja) 2011-11-15 2012-11-06 パンツ型着用物品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013126527A JP2013126527A (ja) 2013-06-27
JP5261605B2 true JP5261605B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=48429474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012244117A Active JP5261605B2 (ja) 2011-11-15 2012-11-06 パンツ型着用物品の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5261605B2 (ja)
CN (1) CN103930079B (ja)
WO (1) WO2013073410A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6149650B2 (ja) * 2013-09-26 2017-06-21 王子ホールディングス株式会社 使い捨ておむつ及び使い捨ておむつの製造方法
JP5731617B2 (ja) * 2013-11-01 2015-06-10 花王株式会社 シート融着体の製造方法及びシート接合装置
JP5789648B2 (ja) * 2013-11-01 2015-10-07 花王株式会社 シート融着体の製造装置及び製造方法
JP6188220B2 (ja) * 2013-12-17 2017-08-30 花王株式会社 パンツ型着用物品の製造方法
JP5899255B2 (ja) 2014-02-28 2016-04-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品製造方法
JP5919319B2 (ja) 2014-02-28 2016-05-18 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品製造方法
JP5953331B2 (ja) * 2014-02-28 2016-07-20 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品製造方法
JP6359292B2 (ja) * 2014-02-28 2018-07-18 花王株式会社 吸収体の製造方法
JP5899256B2 (ja) * 2014-02-28 2016-04-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品製造方法
JP5879379B2 (ja) * 2014-03-26 2016-03-08 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品製造装置
JP6393503B2 (ja) * 2014-04-10 2018-09-19 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品
CN110087595B (zh) * 2016-08-31 2021-10-08 尤妮佳股份有限公司 用于制造用于吸收性物品的片状构件的方法和装置
JP7050768B2 (ja) * 2016-09-30 2022-04-08 デューケイン アイエーエス エルエルシー 弾性不織材料を製造するための装置
US11684522B2 (en) 2017-10-31 2023-06-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Elastic laminates with curved elastics and methods for manufacturing
AU2018360593B2 (en) * 2017-10-31 2024-03-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Elastic laminates with curved elastics and methods for manufacturing
JP7321974B2 (ja) 2020-05-28 2023-08-07 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品
JP7075976B2 (ja) * 2020-10-08 2022-05-26 株式会社リブドゥコーポレーション 伸縮シート、吸収性物品および伸縮シートの製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4111657B2 (ja) * 2000-05-15 2008-07-02 花王株式会社 吸収性物品
JP3749855B2 (ja) * 2001-11-09 2006-03-01 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ及びその製造方法
JP3756492B2 (ja) * 2002-08-22 2006-03-15 株式会社瑞光 着用物品の製造方法および製造装置
JP4020902B2 (ja) * 2004-09-22 2007-12-12 花王株式会社 吸収性物品の製造方法
JP4905932B2 (ja) * 2006-07-05 2012-03-28 花王株式会社 伸縮性シートの搬送方法
JP5002832B2 (ja) * 2008-01-25 2012-08-15 株式会社瑞光 複合弾性シートの製造方法および装置
JP5250406B2 (ja) * 2008-12-03 2013-07-31 花王株式会社 シートの加工方法及び加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013126527A (ja) 2013-06-27
WO2013073410A1 (ja) 2013-05-23
CN103930079B (zh) 2017-06-30
CN103930079A (zh) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5261605B2 (ja) パンツ型着用物品の製造方法
JP5261606B2 (ja) パンツ型着用物品の製造方法
KR101445092B1 (ko) 착용 물품의 제조방법
JP2009061045A (ja) 使い捨ておむつの製造方法
KR101600657B1 (ko) 흡수성 물품의 제조 방법
JP2009153841A (ja) パンツ型吸収性物品
JP3015091B2 (ja) 使い捨て吸収性物品及びその製造方法
JP2007105453A (ja) パンツ型吸収性物品の製造方法
US20110277921A1 (en) Method for manufacturing absorbent article
JP5415165B2 (ja) パンツ型吸収性物品の製造方法
JP4633020B2 (ja) パンツ型使い捨て吸収性物品の製造方法
WO2015129296A1 (ja) 吸収性物品製造方法
JP6402022B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつの製造装置及び製造方法
WO2015129299A1 (ja) 吸収性物品製造方法
JP5616952B2 (ja) パンツ型吸収性物品の製造方法
JP4573727B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつの製造方法
JP6393503B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP2007260148A (ja) パンツ型吸収性物品及びその製造方法
JP6180025B2 (ja) パンツ型着用物品及びその製造方法
WO2011010574A1 (ja) 使い捨て着用物品の製造方法
JP5806839B2 (ja) 伸縮性シートの製造方法
JP2011115308A (ja) 吸収性物品の製造方法
JP6188220B2 (ja) パンツ型着用物品の製造方法
JP6389115B2 (ja) パンツ型着用物品の製造方法、及びそれに用いられる融着装置
JP6195302B2 (ja) パンツ型吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130322

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20130322

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130409

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5261605

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250