JP3756492B2 - 着用物品の製造方法および製造装置 - Google Patents

着用物品の製造方法および製造装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は紙オムツやパンツのような使い捨て着用物品の製造方法および製造装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】
この種の着用物品においては、たとえばウェストギャザを形成するために、シートの表面に弾性部材を配置している。しかし、かかる弾性部材は吸収体を収縮させるので、吸収体がごわついて着用感を低下させる。
【0003】
【従来の技術】
なお、弾性部材を切断する先行技術としては、吸着ロールの周面とカッタロールのカッタの刃との間に、ギャザ用フィルムシートを挟んで、該フィルムシートを切断する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
また、特許文献2は、ウェブループを形成する方法を開示している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−224627号公報(第2−4頁、第2図)
【0005】
【特許文献2】
国際公開WO00/04855
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある製造方法は、弾性部材を供給する工程と、前記弾性部材を伸張させる工程と、搬送方向に分割された複数の第1ウエブ上に、前記伸張した弾性部材が跨がるように配置する工程と、第2ウエブを搬送しながら前記第2ウエブの一部を搬送方向に弛ませて弛み部を形成する工程と、前記第2ウエブにおける前記弛み部の前後の非弛み部に、前記弾性部材が配置された第1ウエブをそれぞれ配置する工程と、前記非弛み部に配置された隣同士の前記複数の第1ウエブの間において前記弾性部材を切断する工程とを備えている。
【0007】
本発明においては、第2ウエブに形成した弛み部が二重となるように折って折り部を形成してもよい。また、前記第1ウエブの配置後、前記弾性部材の切断前および/または切断後に、前記第2ウエブの弛み部を引き伸ばして、前記第1ウエブ同士を離間させてもよい。
【0008】
本発明において、第2ウエブを折る方法としては、回転してウエブを連続的に移送する複数のパッドを備えた回転装置を用い、所定の間隔の前記パッドの表面に、前記第2ウエブを供給する工程と、前記パッドが前記パッドの表面に前記第2ウエブを保持する工程と、前記第2ウエブが供給された隣接するパッドの間隔を変化させる工程と、前記隣接するパッドの間隔が狭まることにより、前記隣接するパッド間の第2ウエブを弛ませ、前記第2ウエブの一部分を折る工程と、前記第2ウエブを前記パッドから放す工程とを包含していてもよい。
【0009】
本発明の製造方法を実現する製造装置としては、搬送方向に分割された複数の第1ウエブ上に跨がるように弾性部材が配置された状態で前記第1ウエブを所定の位置に供給するロールと、回転して第2ウエブを連続的に移送する複数のパッドが、前記所定の位置において前記ロールに近接する回転装置と、前記弾性部材を切断するカッタとを備え、ここにおいて、前記回転装置の各パッドは、各パッドごとに個別に周速度が変化し、前記回転装置の各パッドは、前記所定の位置よりも上流の受取位置において前記第2ウエブを受け取り、この受取後、前記所定の位置まで回転する間に、隣接するパッド間同士の間隔が小さくなって、前記第2ウエブに弛み部を形成し、前記所定の位置において、前記パッド上の第2ウエブの表面に、前記パッドごとに前記第1ウエブが配置されて積層され、前記回転装置の各パッドは、前記所定の位置から前記所定の位置よりも下流の受渡し位置まで回転する間に、隣接するパッド間同士の間隔が大きくなり、前記パッドが所定の位置から前記受渡し位置まで回転する間に、前記カッタが弛み部において前記弾性部材を切断する着用物品の製造装置であってもよい。
【0010】
ウエブの他の折り方法としては、所定の軸心のまわりを回転してウエブを連続的に移送するパッドを複数備えた回転装置を用い、ウエブを前記回転装置のパッドの表面に供給する工程と、前記パッド間の当該ウエブを弛ませるために前記ウエブが供給された隣り合うパッドを互いに異なる速度で回転させパッド間の間隔を変化させる工程と、当該隣り合うパッド間の弛んだウエブを折る工程と、前記ウエブを前記パッドから放す工程とを包含していてもよい。
【0011】
前記回転装置としては、たとえば、特願2001−338061号に記載された回転装置を用いてもよいが、特開昭63−317576号公報に開示された装置を用いてもよい。
【0012】
本発明においては、前記弾性部材が切断された複数の第1ウエブの間に吸収体を配置してもよい。この場合、吸収体に収縮力が働かず、そのため、吸収体がごわつかない。
【0013】
本発明の前記弾性部材としては、糸ゴム、平ゴム、網目状ゴム、フィルムまたは熱可塑性弾性部材を含む材料を採用してもよい。熱可塑性弾性部材を含む材料としては、ホットメルト樹脂が考えられる。また、フィルムには、複数の穴またはスリットが開けられていてもよい。
【0014】
本発明において、弾性部材を切断する手段としては、ライトカッタを用いてもよい。ライトカッタは前記複数の第1ウエブの間の弾性部材に、赤外線および紫外線を照射して前記弾性部材を切断してもよい。また、弾性部材は超音波によってカットされてもよい。
【0015】
なお、着用物品には、使い捨てオムツ、使い捨てパンツまたは包帯等の着用物品の、製品または半製品が含まれ、さらに、織布、不織布、透液性シートまたは不透液性シートなどのシートの、単体および積層体が含まれてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図5は第1実施形態を示す。
図1に示す着用物品の製造装置は、ウエブに弛みを与え、ウエブの少なくとも一部に弾性部材を間欠して配置することが可能な装置である。例えば、図1に示す着用物品の製造装置は、第2ウエブW2に弛みを与えることが可能な回転装置1と、第2ウエブW2が弛んだ部分以外に弾性部材Fを配置可能な第2ロール12とを備えている。第2ウエブW2の弛み部を渡る弾性部材は、当該弛み部を渡った後、カッタ4、たとえば、レーザ、工業用ライト、刃およびハサミの少なくとも1つにより切断され、これにより、本製造装置は、弾性部材Fを第2ウエブW2に間欠に配置することが可能である。この間欠は主に第2ウエブW2に弛みによって生じる。以下に、詳しい、回転装置1及び第2ロール12等の構成及び動作を説明する。
【0019】
図1において、弾性部材Fの供給装置3は、第1ロール11の表面に弾性部材Fを供給する第1ロール11の弾性部材Fは、第2ロール12に送られる。第2ロール12の周速度V2は、第1ロール11の周速度V1よりも大きな値に設定されている。そのため、第1ロール11と第2ロール12との間で弾性部材Fが引き伸ばされる。
【0020】
第2ロール12には、第1ウエブW1が供給される。第2ロール12は、第1ウエブW1をバキューム等で吸引しながら搬送する。第2ロール12の表面には、たとえば、第1ウエブW1を吸着するための多数の吸引孔12aが設けられていてもよい。第1ウエブW1が第2ロール12の表面にバキューム等で吸着保持された後、ウエブカッタ2により第1ウエブW1が所定の大きさに分割される。「分割」では、第1ウエブW1が搬送方向に所定の長さカットまたはハーフカットされていてもよい。第1ウエブがハーフカットされる場合、後の工程で弾性部材Fと共に、あるいは、パッドの間隔が大きくなることにより第1ウエブが所定の長さにカットされていてもよい。この分割の後、各第1ウエブW1の表面に跨がるように弾性部材Fが配置される。
【0021】
なお、第1ウエブW1に弾性部材Fが配置された後に、第1ウエブW1と共に弾性部材Fが切断されてもよい。たとえば、ウエブカッタ2よりも上流で、弾性部材Fが第1ウエブW1の表面に配置され、ウエブカッタ2により弾性部材Fと第1ウエブW1が切断されてもよい。この場合、カッタ4を省略することができる。弾性部材Fが第1ウエブW1と共に切断される前に、弾性部材Fと第1ウエブW1とが、剥離性のよいローラにて押さえられてもよい。弾性部材Fが切断されることにより、弾性部材Fが縮むことを妨げるためである。弾性部材Fが糸ゴムまたは平ゴムである場合、弾性部材F、第1ウエブW1及び第2ウエブの少なくとも一つの部材に接着剤が塗布される。また、弾性部材Fに接着剤が塗布されてもよい。また、弾性部材Fがホットメルト樹脂である場合、供給装置1から吐出された溶融樹脂が第1ロール11で冷やされる。第1ロール11の冷却装置としては水冷であってもよい。
また、第1ロール11は、多孔質ロールであってもよい。第1ロール11が多孔質ロールである場合、第1ロール11の内部から孔を通り外部にエアが排出される構成にしてもよい。このエアにより、ホットメルト樹脂がロールに付き難くなる。また、エアが多孔質から出る際に、エアの体積が増大し、ロールの熱を奪う。このため、ホットメルト樹脂を冷やすことができる。なお、多孔質ロールは、ステンレスの玉等を焼結させることにより作られてもよい。
また、第1ロール11に溝等が形成され、それによって樹脂が成形されてもよい。たとえば、第1ロール11に網目状(たとえば、格子状)の溝が切られ、ホットメルト樹脂がコータ等によってその第1ロール11の溝に塗り付けられることにより、網目状の弾性部材が形成されてもよい。
なお、弾性部材として、ライクラー(登録商標)よりも軟化点の低いホットメルト樹脂を使用すると、後の切断工程がライクラー(登録商標)に比べて容易になる。
また、弾性ホットメルト樹脂とは、熱可塑性樹脂、粘着付与剤、粘度調整剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、充填剤、可塑剤等を組成とした混練物又は混合物である。
熱可塑性樹脂としては、オレフィン系〔EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、APAO(アモルファス・ポリ・アルファー・オレフィン)〕、ゴム系〔SIS(スチレン・イソプレン・スチレン共重合体)、SBS(スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体)、SEBS(スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体)、SEPS(スチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重合体)〕、ポリアミド系、ポリエステル系の樹脂が挙げられ、これらの単体もしくは複数をブレンドして用いられる。
【0022】
第2ロール12には、折りを行うための回転装置1が近接して配置されている。
回転装置1は第2ウエブW2を吸着して第2ウエブW2の搬送を可能とする複数のパッド9i を有している。各パッド9i の表面には、第2ウエブW2を吸着するための吸引孔10が設けられている。回転装置1はウエブWを連続的に搬送しており、接点O(所定の位置)において、前記第2ロール12の表面に第1ウエブW1、弾性部材Fおよび第2ウエブW2を介して接している。この後、別のロールがパッド9i と共にその上にある第1ウエブW1、弾性部材Fおよび第2ウエブW2を挟み込むことにより、それらの密着をより一層高めることも可能である。前記弾性部材Fは第1ウエブW1と第2ウエブW2に挟まれてからカットされる。このため、弾性部材FがウエブW1,W2の間で固定されるので、弾性部材Fを1枚のウエブ上に配置するものに比べて、弾性部材が縮みにくい。
【0023】
回転装置1は第2ウエブW2を受取位置RPにおいて速度V11で受け取る。パッド9i が第2ウエブW2を受け取る地点Aではパッドの周速度がV11となっている。図5(a)は、地点A付近を拡大した側面図である。図5(a)に示すパッド9i+1 の少なくとも一部が第2ウエブW2を受け取ってから、パッド9i+1 に隣接するパッド9i の少なくとも一部が第2ウエブW2を受け取るまでの間、パッド9i+1 は、概ね一定の周速度V11で移動する。第2ウエブW2を破損させないためである。
【0024】
図1の回転装置1の各パッド9i は前記受取位置RP(パッド91 の位置)において速度V11で回転し、前記接点O(パッド93 の位置)に至るまでに速度V21に減速する。そのため、各パッド9i 間の間隔は、受取位置RPから接点Oに至るまでの間に狭くなり、これに伴い、各パッド9i 間において第2ウエブW2が弛んで、弛み部Waが形成される。
【0025】
図1に示す前記接点Oにおいてパッド9i は、前記速度V21(V11>V21)で第2ウエブW2等を介して第2ロール12に接する。前記第2ロール12からは、周速度V2で第1ウエブW1が移送される。前記パッド9i の速度V21は、前記第2ロール12の周速度V2と同一ないし近似した概ね一定の速度に設定されている。つまり、少なくともパッド9i が第2ウエブW2等を介して第2ロール12と接触している間、あるいは、少なくともパッド9i が第1ウエブW1を第2ウエブW2に配置している間、パッド9i は、略V2に等しい概ね一定の周速度V21で移動する。言い換えると、パッド9i 上の第2ウエブW2が第1ウエブW1を受け取り始めてから、受け取り終わるまでの期間、パッド9i は一定の周速度V21(イコールV2)となる。速度差により、第1ウエブW1と第2ウエブW2がズレるのを防止して、第1ウエブW1を第2ウエブW2の所定の位置に正確に受け渡すためである。
【0026】
パッド9i+1 が第2ウエブW2を手放す地点Bでパッド9i+1 の周速度がV31となる。図5(b)は、地点B付近を拡大した側面図である。パッド9i は、それに隣接するパッド9i+1 が第2ウエブW2を放す少し前から、パッド9i が第2ウエブW2を放すまでの間少なくとも、概ね一定の周速度V31で移動する(図5(b))。放された第2ウエブW2の速度変動を極力抑えるためである。たとえば、エンボスロール5の周速度がV3である場合、周速度V31とV3は略等しくなる。
【0027】
なお、図5(a)の前記地点A付近においてパッド9i の周速度が最大であるとき、あるいは、その後に、パッド9i は第2ウエブW2を受け取る。パッド9i の周速度が最大になる前にパッド9i が第2ウエブW2を受け取ると、隣接するパッド間の間隔が広がり、第2ウエブW2が破損するおそれがあるからである。このようなパッド9i の動作としては、たとえば、地点Bから地点Aまでの間、パッド9i が最大周速度で移動してもよい。この場合、地点Bから地点Aまでを一つの領域として扱うことができる。つまり、本実施形態では、少なくとも2ヵ所で、パッドの周速度が略一定になってもよい。
【0028】
図1の前記弛み部Waが、確実に、回転装置1の中心に向って弛んだ状態になるように、本折り装置は方向付け部を備えていることが好ましい。
方向付け部としては、たとえば、エアを噴出する機構であってもよいし、ウエブの弛み部Waを回転装置1の中心に向って突くような機構であってもよいし、あるいは、バキュームによりウエブWを回転装置1の中心に向って吸引するものであってもよい。方向付け部がエアを噴出する機構である場合、方向付け部は1つでもよいが、複数でもよい。また、弛み部を突く機構の場合、方向付け部12は1つでもよいが、複数設けてもよい。複数設けることにより、確実に弛み部Waを回転装置1の中心に向って折り込むことが可能となる。
なお、本実施形態では、第2ウエブW2の自重により弛み部Waが回転装置1の中心に向って窪んだ形状となってもよい。
【0029】
つぎに、折り動作について説明する。
第2ウエブW2は受取位置RPでパッド91 の表面に吸着されて保持されると、回転装置1のパッド9i に沿って搬送される。パッド91 は受取位置RPから接点Oに向って回転するのに伴い、パッド9i 間の間隔が小さくなる。これにより、第2ウエブW2には、弛み部Waが形成され、更に、この弛み部Waが二重に折り畳んだ折り部Wbが形成される。
【0030】
なお、前記「折り」を行うための回転装置としては、上述した回転装置1に限らず、たとえば、特願2001−545183号に記載されている装置を用いることもできる。なお、本発明は、ウエブに間欠に弾性部材を配置することを目的としているため、第2ウエブW2が完全に折り畳まれる必要はない。また、パッド9i の形状によっては、第2ウエブW2をループ状にすることも可能である。
【0031】
折られた第2ウエブW2は、前記折り部Wbの前後の非折り部Wcにおいて第1ウエブW1と貼り合わされて積層される。つまり、第1ウエブW1と第2ウエブW2との間に弾性部材Fが配置され固定されるまで、弾性部材Fは切断されない。このため、伸張されていた弾性部材Fは第2ウエブW2上でほとんど縮まない。前記第2ウエブW2を第1ウエブW1に積層するとき、接点Oの近傍の互いに隣接するパッド93 ,94 の間に折り込まれた折り部Wbには、第1ウエブW1が配置されない。このため、図2のように、パッド93 ,94 の間隔が大きくなると、図3(a)に示すように、弾性部材Fだけが剥き出しとなる。
【0032】
なお、図1に示すように、第1ウエブW1を第2ウエブW2に貼り合わせてから第1ウエブW1を受け取るまでの間βにおいて、第2ロール12の前記吸引孔12aからのエアの吸引を停止させてもよいし、吸引孔12aからエアを吐出させてもよい。第1ウエブW1の第2ウエブW2への貼り合わせをスムーズに行うためである。
【0033】
図3(a)の前記剥き出しとなった弾性部材Fは、カッタ4により切断される。
弾性部材Fをライトカッタによって切断することが可能な場合、図2に示すカッタ4が用いられる。カッタ4は回転可能なカバー41を有し、そのカバー41には、一部だけスリット42が形成されている。スリット42を有するカバー41が回転することにより、光源40からの赤外線が間欠的に弾性部材Fに照射されて所定のピッチで前記弾性部材Fを切断することができる。カッタ4で弾性部材Fを切断する際に、弾性部材Fは弛み部Waから離れているので、カッタ4からの熱などでウエブW1,W2が傷むおそれがない。
【0034】
圧力、熱、紫外線、レーザまたはこれらの2以上によって、弾性部材Fが切断されてもよい。また、超音波によって弾性部材Fが切断されてもよい。
【0035】
以下に、刃物によって弾性部材Fを切断する一例を説明する。
図11(a)は、カッタの一例である切断機43を示す図である。切断機43は、回転するロール44とそれに配置された刃物45を有している。ロール44の回転中心と回転装置1の中心の距離はほとんど変化しない。刃物45は、ロール44が回転することにより、パッド9i 間の弛み部Waの上に位置する弾性部材Fを切断することができる。パッド9i の回転に応じて、ロール44の回転が変化する。刃物45は、線形的な形状であってもよいし(図11(b))、複数の山状(のこ刃状)であってもよい(図11(c))。また、刃物45は、ロール44の回転軸方向に沿って往復運動してもよい。
【0036】
図11(d)は、別の切断機46を示す図である。切断機46は、回転する大ロール47と、大ロール47に取り付けられ回転可能な小ロール48と、小ロール48に配置された刃物49を有している。切断機46の刃物49は、大ロール47及び小ロール48が回転することにより、パッド9i 間の弛み部Waの上に位置する弾性部材Fを切断することができる。パッド9i の回転に応じて、大ロール47及び小ロール48の回転が変化する。図11(d)に示すように、刃物49が下死点に到達したとき、刃物49の刃先は、回転装置1の中心を向いていることが好ましい。また、刃物49は、刃物45と同様に、図11(b)又は図11(c)に示すものであってもよいし、大ロール47又は小ロール48の回転軸方向に沿って往復運動してもよい。
切断機46の小ロール48は、図11(e)に示すように、複数の刃物9を備えていてもよい。少なくとも1つの刃物49が回転軸方向に往復運動することにより、刃物49が弾性部材Fを剪断してもよい。
【0037】
以下に、ハサミによって弾性部材Fを切断する一例を説明する。
回転装置1にハサミが備えられていてもよい。第2ウエブW2が第1ウエブW1に積層され、パッド9i の間隔が少し開いた後、図示しないハサミが回転装置1の軸方向に沿って移動してパッド9i 間に入り込み、ハサミがパッド9i 間に伸びている弾性部材を切断してもよい。パッド9i の回転に応じて、ハサミがパッド9i 間に入り込んでもよい。ハサミにそのような動作を行わせるために、カム機構及びリンク機構の少なくとも一つが用いられてもよい。
【0038】
図1において、前記パッド93 の周速度は、第2ウエブW2を手放す受渡位置SPにおいて、速度V31(V31>V21)となる。したがって、パッド93 ,94 の間隔は、接点Oから受渡位置SPに近付くに従い広がる。そのため、前記接点Oから受渡位置SPに向かうに従って、弾性部材Fの引張応力および伸度が大きくなり、この状態でカッタ4による切断を行うことで、切断が容易になる。なお、受渡位置SPにおいては、図3(b)のウエブW1,W2および弾性部材Fが積層された積層体N1は、前記折り部Wbが折り込まれる前の延びた状態となっている。
ここで、前記受渡位置SPから受取位置RPまでの間αにおいて、吸引孔10からの吸引を停止させてもよいし、吸引孔10からエアを吐出させてもよい。積層体N1を下流にスムーズに搬送するためである。
【0039】
図1に示すように、前記受渡位置SPの下流には、エンボスロール5を設けてもよい。前記図3(b)の積層体N1は、エンボスロール5に送られる。エンボスロール5には、複数の凸部51が配列され、この凸部51により、積層体N1の少なくとも弾性部材Fが切断される。これにより、図4(a)のように、第1ウエブW1と第2ウエブW2との間に挟まれた弾性部材Fの一部が収縮する力が抑えられた積層体N1を得ることができる。
なお、エンボスロールにより弾性部材Fが収縮する力が抑えられた部分CPには、接着剤は基本的には塗布されていない。弾性部材Fの縮みを妨げないためである。しかし、弾性部材Fの縮み方を制御するため、通常よりも弱いいくらかの接着剤が塗布されてもよい。
【0040】
図4(b)の実線で示された部分は、本発明の製造方法により製造された使い捨てオムツの一例を示す図である。積層体N1において弾性部材Fが配置されていない部分Wbに、吸収体Cの少なくとも一部が固定されている。弾性部材Fの端と吸収体Cの端とが一致していてもよい。また、弾性部材Fの端と吸収体Cの端との間に隙間があってもよいし、弾性部材Fの端部と吸収体Cの両端部とが若干オーバーラップしていてもよい。
【0041】
吸収体Cの他端が二点鎖線で示す別の積層体N2と接続され、吸収体Cが2つに折られ、積層体N1の部分CPが対応する別の積層体N2の部分と接続されることにより、連続した使い捨てパンツを製造することが可能となる。別の積層体N2は、積層体N1と同様の構成であってもよい。また、吸収体Cが2つに折られ、積層体N1の部分CPを対応する別の積層体N2の部分と接続するために、積層体N1,N2が流れ方向に伸張されている場合、例えば部分CPに弾性部材Fが配置されていても、上記接続を行うことは可能である。
また、図12に示すようにトリムが出ないようにウエブW2切断し、切断された一方のウエブW21の位相を他方のウエブW22に対し略1/2ずらすことにより、図4(b)に示すウエブW2が形成されてもよい。位相をずらす方法としては、一方のウエブがダミーロールを通過することにより、他方のウエブより遅れを生じさせることが行われてもよい。
【0042】
つぎに第2実施形態について説明する。
図6に示す製造装置は、図9(a)に示すように、着用物品に3種類の弾性部材F1〜F3を配置することが可能である。
【0043】
▲1▼弾性部材配置状態:
まず、図7に示すように、ウエブW1,W2に第1および第2弾性部材F1,F2が配置された弾性部材配置状態を形成するまでの本装置の構成と動作について、簡単に説明する。
【0044】
本装置は、ウエスト用の第1弾性部材F1を配置する第1ロール11と共に、レッグ用の第2弾性部材F2を配置するための案内ユニット23を設けている。案内ユニット23は、たとえば、カム又はサーボモータを用いて第2ロール12の軸方向に往復動することで、レッグギャザ用の第2弾性部材F2を曲線状や直線状に配置することが可能である。第2弾性部材F2は、ロールに設けたハサミや刃等により、機械的に切断されてもよい。前記ハサミや刃物としては、前記図11に示す構造を採用してもよい。
【0045】
なお、第1弾性部材F1は、熱可塑性弾性部材でなくてもよい。この場合、第1弾性部材F1は、第2弾性部材F2のようにハサミや刃等によって切断することが可能である。また、第1および第2弾性部材F1,F2の両方を、同じハサミや刃等で切断してもよい。
本第2実施形態におけるここまでの工程において、その他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分に同一符号を付して、その詳しい説明および図示を省略する。
【0046】
前記第1および第2弾性部材F1,F2は、少なくとも1枚の第1ウエブW1と第2ウエブW2との間に挟まれて固定された後、切断されて図7に示すように配置される。なお、第1実施形態のように、ウエブカッタ2よりも上流で、第1弾性部材F1が第1ウエブW1の表面に配置され、ウエブカッタ2により第1弾性部材F1と第1ウエブW1が切断されてもよい。この場合、第2弾性部材F2だけを後の工程で切断すればよいので、カッタ4の刃の刃渡りを短くすることができ、カッタ4の構造を簡略化することができる。
【0047】
ある使い捨て着用物品では、股下部分Gに第2弾性部材F2が配置されるため、かかる部分が縮んで着用時に違和感が生じる。そこで、股下部分の第2弾性部材F2を切断して収縮させることで、ある程度、股下部分の該第2弾性部材F2を短くすることができる。しかし、股下部分の第2弾性部材F2を完全に無くすことができないので、依然違和感が残る場合がある。
【0048】
これに対し、第2弾性部材F2を図10(a),図10(c),図10(e)に示すように、配置すると、股下部分Gから第2弾性部材F2を無くすことができる。図10(a),図10(c),図10(e)は、第2ウエブW2を隣接するパッド9で挟み込み、それらのパッド9の上にある第2ウエブW2と第1ウエブとに挟まれた第2弾性部材F2を示す図である。
たとえば、図10(a),図10(c)に示すように、第1ウエブW1の股下部分Gに折り部Wbが形成され、非折り部Wcに第2弾性部材F2が配置された後、隣接したパッド9を跨ぐ第2弾性部材F2が切断されると、図10(b),図10(d)に示すように、股下部分Gには、第2弾性部材F2が配置されない。
【0049】
また、図10(e)に示すように、折り部Wb付近に隣接する非折り部Wcに接着剤が塗布されない未塗布部分Dfを設けると、第2弾性部材F2が切断された後、第2弾性部材F2が非折り部Wcと十分に接着されていない部分が縮む(図10(f))。このような、接着剤の調整により、フルサークルのパンツを製造することも可能である。未塗布部分Dfにおいては、接着剤が多少塗布されていてもよい。かかる場合には、第2弾性部材F2が非折り部Wcに固定されずに、ゆっくりと縮み、最終的には第2弾性部材F2を無くすことができる。
【0050】
なお、前記接着剤は、第2弾性部材F2が配置される部分に塗布されればよい。塗布の方法としては、第1ウエブW1および第2ウエブW2の少なくとも一方に接着剤がコータ等により環状に塗工されてもよい。また、第1ウエブW1を横切る方向に複数の開閉弁を有するガンが配置され、弁の開閉が、第1ウエブW1が流れる速度と塗布すべき形状とにより制御されてもよい。このようなガンを使用した場合、マトリクス状に区切られた任意の領域に、接着剤を塗布することが可能となる。
【0051】
▲2▼吸収体貼付状態:
前記弾性部材配置状態のウエブW1,W2は、ターン装置30によって吸収体Cが配置・貼付された後、ウエスト用の第3弾性部材F3が配置され、図8に示す吸収体貼付状態に形成される。
【0052】
ターン装置30は、図示しないドラムの回りに、複数の吸着パッド30pを備えている。該吸着パッド30pは、旋回して吸収体Cの姿勢を90°変化させながら、矢印方向に回転移動する。
【0053】
▲3▼両端折り返し状態:
その後、前記吸収体貼付状態のウエブW1,W2は、折り返し装置31によって、図8に示す二点鎖線L2の位置で、両縁側の折返部Eが内側に向って折り返される。ウエブW1,W2は、前記両端折り返し後、レッグホールカッタ32(図6)によってレッグホールLhが切り取られて、図9(a)に示す両端折り返し状態が形成される。なお、レッグホールカッタ32は、ターン装置30よりも上流側に配置されてもよい。そのような構成では、レッグホールLh部分に吸収体Cの一部がはみ出すような使い捨て着用物品を製造することも可能となる。
【0054】
▲4▼二ツ折り状態:
前記折り返しの後、ウエブW1,W2は、二ツ折り装置33によって折り線Bにおいて二ツ折りにされ、図9(b)に示すように、二ツ折り状態に形成される。二ツ折り装置33として、たとえば、米国特許3,828,367 号又は米国特許5,711,832 号に記載されている二ツ折り装置が使用されてもよい。
【0055】
その後、前記二ツ折り状態のウエブW1,W2は、図9(b)に示すように、両端の端部(個々の着用物品となった場合に当該着用物品の端部となる部分)Lがシール(たとえば、ヒートシールやソニック)された後、二点鎖線で示す切断部Dが切断されて個々の使い捨て着用物品、たとえばパンツPが形成される。
【0056】
本装置は、図6の減速ドラム34、主ドラム37、シールロール35およびカッタロール36を用いて二ツ折り状態のウエブW1,W2(以下、「重ね合わせたウエブW」という)からパンツPの形成を行ってもよい。
【0057】
減速ドラム34:
前述したように、ウエブWは、弾性部材を有しているが、所定位置に吸収体を配置する加工、又はレッグホールを空ける加工その他の加工を行い易くするため、伸張されて移動されている。しかし、ウエブWをシールし、シール部を切断するためには、端部Lの位置が決定されればよい。ウエブWの他の部分の状態は、シール工程及び切断工程に影響を与えないからである。また、シール工程では、ウエブW等を融かすための十分な時間を得るため、ウエブWの流れ速度が遅い方が好ましい。減速ドラムは、ウエブW等を融かすための十分な時間を得るため、ウエブWの速度を減速することができる。減速ドラム34としては、特開昭63−317576号、又は国際公開WO01/44086号公報に示されている装置が用いられてもよい。減速ドラム34は、図示しないドラムのまわりに、前記重ね合わせたウエブWの搬送方向に回転する複数のパッド34pを備えている。減速ドラム34の各パッド34pは、上流の前記二ツ折り装置33から受取位置RPにおいて、少なくとも端部Lを受け取り、保持する。隣接するパッド34p間には、ウエブWにおける当該パッド34pに受け取られた部分以外の部分が位置する。端部Lを渡し位置SPまで搬送した後、渡し位置SPにおいて端部Lを下流の主ドラム37に供給する。受取位置RPから渡し位置SPにパッド34pが移動する間に、隣接するパッド34pの間隔が狭くなるように変化する。
【0058】
パッド34pは、受取位置RPにおいて端部Lを伸びた状態で受取り、図9(b)に示す端部Lを保持し続けることが可能である。たとえば、端部Lを吸引すること、端部Lを爪で押さえること、或は端部をパッド34pに配置されたピンなどにより固定することにより、端部Lを保持してもよい。一方、前記受取位置RPにおいて広がっていた、隣接するパッド34pの間隔が渡し位置SPまでに縮まり、前記端部Lを除く縮み部Sが搬送方向Xに縮む。なお、端部Lの保持を確実にするため、エンボスロール38によって、端部Lに位置する弾性部材の収縮力が弱められていてもよい。たとえば、エンボスロール38は、熱及び圧力の少なくとも1つにより、弾性部材を所定の長さに切断或は弾性部材の弾性構造を変化させることが可能である。また、エンボスロール38は、回転装置1から二ツ折り装置33までの間に配置されている。
【0059】
主ドラム37:
前記主ドラム37は、前記伸びた端部Lと縮んだ縮み部Sとが交互に存在する混在状態でウエブWを減速ドラム34から受け取る。主ドラム37は、かかる混在状態を保ってウエブWを搬送する。前記混在状態を保つために、主ドラム37は、たとえば、複数の吸引孔を備え、該吸引孔からエアを吸引することにより、ウエブWを吸着するようにしてもよい。
【0060】
シールロール35:
シールロール35は、前記ウエブWの端部L(図9(b))を加熱及び加圧することによりヒートシールを行うことができる。すなわち、ウエブWは、シールロール35と主ドラム37によって挟まれることで加圧されると共に、シールロール35によって加熱される。シールロール35は、たとえば、ロール上にヒータを有することにより、端部Lをヒートシールしてもよい。また、シールロール35がホーンを有し、ソニックにより、シールが行われてもよい。
前記ヒートシールが行われたウエブWは、下流のカッタロール36によって個々のパンツPに切断される。
【0061】
パンツPの形成動作:
つぎに、重ね合わせたウエブWからパンツPを形成するまでの形成動作について説明する。
前記減速ドラム34は、前記ウエブWが流れ方向に伸びた状態で各パッド34p上にウエブWを連続的に受け取る。ここで、パッド34pは、ウエブWの端部L(図9(b))を伸張状態で保持する。
前記受取後、ウエブWを受け取った各パッド34pの周速度が小さくなることにより、隣接するパッド34p間の間隙が狭くなる。そのため、図9(b)に示すウエブWの端部L以外の部分Sが搬送方向Xに縮み、縮み部Sが形成される。一方、前記端部Lは、伸張状態のまま保持される。
【0062】
その後、減速ドラム34から主ドラム37が前記ウエブWを受け取る。この際、前記ウエブWは、伸張状態の端部Lと、縮んだ縮み部Sとが交互に存在する混在状態でウエブWを受け取る。主ドラム37は、前記混在状態を保ったままウエブWを下流に搬送する。
【0063】
主ドラム37による搬送中に、シールロール35が、主ドラム37上のウエブWの端部Lを加圧及び加熱する。
ここで、前記端部Lは、伸張状態のままであるから、前記縮み部Sに比べて端部Lを加熱する加熱時間が長くなる。したがって、ウエブWの搬送速度が大きくても、シールを確実に行うことができる。
その後、ウエブWはカッタロール36によって個別に分割され、パンツPが形成される。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1ウエブと第2ウエブとの間に弾性部材が挟まれて固定された後、弾性部材が切断される。このため、伸張されていた弾性部材は第2ウエブ上で殆ど縮まないので、所期のギャザが得られる。
また、本発明によれば、隣接する第1ウエブ間において弾性部材を切断するから、前記第1ウエブ間における第2ウエブや吸収体にごわつきが生じない。
また、複数の第1ウエブが互いに離間した状態で第2ウエブ上に配置されているので、前記弾性部材によるギャザが形成されていない部分は、第1ウエブが積層されていないから、かかる部分が薄く、通気性がよく着用後は蒸れにくい。
また、第1ウエブと第1ウエブとの間において、かつ、第2ウエブが弛んだ弛み部において前記弾性部材を切断するので、ウエブに傷を付けることなく、弾性部材のみを切断することができる。
【0065】
なお、第2ウエブを弛ませたパッドが第1ウエブを受け取り始めてから、受け取り終わるまでの所定の期間、該パッドが概ね一定の速度で第2ウエブを搬送するようにすれば、第1ウエブを第2ウエブの所定の位置に正確に受け渡すことができる。
また、前記弾性部材の引張応力を増大させた状態で前記弾性部材を切断すれば、弾性部材を赤外線等により容易に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる着用物品の製造装置を示す側面レイアウト図である。
【図2】同装置において、弾性部材を切断する工程を示す同レイアウト図である。
【図3】弾性部材を切断する前の状態を示す積層体の斜視図、同切断後の状態を示す積層体の斜視図である。
【図4】同積層体の両ウエブに挟まれた弾性部材の部分を切断した正面図、着用物品を示す正面図である。
【図5】パッドの周速度を示す部分側面図である。
【図6】第2実施形態にかかる着用物品の製造装置を示す側面レイアウト図である。
【図7】弾性部材配置状態のウエブを示す正面図である。
【図8】吸収体貼付状態のウエブを示す正面図である
【図9】両端折り返し状態および二ツ折り状態のウエブを示す一部破断した正面図である。
【図10】第2弾性部材の配置方法を示す正面図である。
【図11】(a)及び(d)はカッタの一例を示す図であり、(b)及び(c)は刃物の一例を示す図であり、(e)は小ロールの一例を示す図である。
【図12】ウエブの平面図である。
【符号の説明】
1:回転装置
4:カッタ
9:パッド
12:(第2)ロール
34:減速ドラム
35:シールロール(加圧加熱手段)
37:主ドラム
F:弾性部材
L:端部
N:着用物品
S:縮み部
W1:第1ウエブ
W2:第2ウエブ
Wa:弛み部

Claims (6)

  1. 弾性部材を供給する工程と、
    前記弾性部材を伸張させる工程と、
    搬送方向に互いの間隔が広がることが可能なように分割された複数の第1ウエブ上に、前記伸張した弾性部材が跨がるように配置する工程と、
    第2ウエブを搬送しながら前記第2ウエブの一部を搬送方向に弛ませて弛み部を形成する工程と、
    前記第2ウエブにおける前記弛み部の前後の非弛み部に、前記弾性部材が配置された第1ウエブをそれぞれ配置する工程と、
    搬送中に隣の第1ウエブ同士が前記搬送方向に互いに遠ざかるようにする工程と、
    前記遠ざかった前記隣同士の前記複数の第1ウエブの間において前記弾性部材を切断する工程と
    を備えた着用物品の製造方法。
  2. 請求項1の前記弛み部を形成する工程は、移動速度が個別に変化する互いに離間した複数のパッドのうち、第1パッドが所定の期間、概ね一定の速度で前記第2ウエブを搬送し、当該第1パッドに隣接し、かつ、先行するパッドと前記第1パッドとの間隔が縮んで前記弛み部を生成することによりなされる着用物品の製造方法。
  3. 請求項1において、
    前記第1ウエブを配置する工程は、移動速度が個別に変化する互いに離間した複数のパッドのうち、前記第2ウエブの非弛み部に対応するパッドが、一定期間概ね一定の速度で回転している際に、当該一定の速度で回転しているパッドの第2ウエブ上に第1ウエブが配置され、
    前記第1ウエブの配置後に前記複数のパッド間の間隔が広がって前記非弛み部に配置された第1ウエブ同士の間隔を広げる工程を更に備えた着用物品の製造方法。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項において、
    前記隣の第1ウエブ同士の間の弾性部材に、少なくとも熱を加えることによって前記弾性部材の切断を実行する着用物品の製造方法。
  5. 請求項において、
    搬送中に前記隣の第1ウエブ同士が互いに遠ざかるようにすることで、前記弾性部材の応力を増大させ、この応力が増大した状態で前記切断を実行する着用物品の製造方法。
  6. 搬送方向に互いの間隔が広がることが可能なように分割された複数の第1ウエブ上に跨がるように弾性部材が配置された状態で前記第1ウエブを所定の位置に供給するロールと、
    回転して第2ウエブを連続的に移送する複数のパッドが、前記所定の位置において前記ロールに近接する回転装置と、
    前記弾性部材を切断するカッタとを備え、
    ここにおいて、前記回転装置の各パッドは、各パッドごとに個別に周速度が変化し、
    前記回転装置の各パッドは、前記所定の位置よりも上流の受取位置において前記第2ウエブを受け取り、この受取後、前記所定の位置まで回転する間に、隣接するパッド間同士の間隔が小さくなって、前記第2ウエブに弛み部を形成し、
    前記所定の位置において、前記パッド上の第2ウエブの表面に、前記パッドごとに前記第1ウエブが配置されて積層され、
    前記回転装置の各パッドは、前記所定の位置から前記所定の位置よりも下流の受渡し位置まで回転する間に、隣接するパッド同士の間隔が大きくなり、
    前記パッドが所定の位置から前記受渡し位置まで回転する間に、前記隣接するパッド同士の間隔が大きくなった前記弛み部において前記弾性部材を前記カッタが切断する着用物品の製造装置。
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