JP4521291B2 - 着用物品製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、おむつなどの着用物品製造方法に関し、特に、尿、血液といった生理排出物を受ける吸収体の縦方向がベルト状の第1母材と第2母材の送り方向と交差する状態で、上記吸収体の縦方向一端部を第1母材に接合し、他端部を第2母材に接合する製造方法に関する。
従来から、腹側胴片部と背側胴片部が一連に接合された胴回りを有するパンツ型着用物品と、一対のベルト部が胴回りを構成するベルト型着用物品とが製造されている。
上記のような着用物品を製造する方法としては、吸収体の縦方向が胴回りに形成される母材の送り方向に対して交差する、いわゆる横流れの製造方法がある。例えば、特許文献1に開示された着用物品製造方法では、第1側縁部および第2側縁部を設けた一枚もののウェブからなる母材に、複数の吸収体をウェブ長方向に互いに離間した状態で配置し、この母材をウェブ面視で略T字の櫛歯状に切断することにより、第1側縁部と吸収体とで構成される第1着用物品群と、この第1着用物品群を構成する吸収体に隣接する吸収体と第2側縁部とで構成される第2着用物品群とを形成している。
特開2003−102777号公報
しかしながら、特許文献1の着用物品製造方法では、母材から第1着用物品群と第2着用物品群を無駄なく共取りすることができるが、第1側縁部および第2側縁部間の一方を2箇所で切断し、他方を1箇所で切断して一対の腹側胴片部と背側胴片部を切り出す必要がある。
また、特許文献1の着用物品製造方法では、一対の腹側胴片部と背側胴片部は、互いに送り方向長さが異なるため、ベルト型着用物品を形成する場合、吸収体を縦方向に2つ折りして両胴片部を重ねても、ベルト部を畳まなければきれいに包装することができない。また、パンツ型着用物品を形成する場合、吸収体を縦方向に2つ折りして両胴片部を重ねても、互いの送り方向両端同士を直ちに接合することができない。
そこで、この発明の課題は、いわゆる横流れの製造方法において、腹側胴片部と背側胴片部を一対で切り出し易く、パンツ型着用物品を形成する場合には腹側胴片部と背側胴片部の接合が円滑で、ベルト型着用物品を形成する場合には製品包装が容易な着用物品製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決する手段として、この発明は、ベルト状の第1母材と第2母材がベルト長方向を送り方向に向けて平行した状態で、生理排出物を受ける吸収体の縦方向一端部を上記第1母材に接合し、他端部を第2母材に接合する本体設置工程と、着用物品の胴回りを構成する第1胴片部と、上記第1胴片部と一対で上記胴回りを構成し、かつ上記第1胴片部よりも短い第2胴片部を両母材から一対で切り出すことにより、上記吸収体が接合された両母材を着用物品ごとに切り分けるカット工程とを含む着用物品製造方法において、上記第1胴片部に上記第2胴片部との送り方向における相対的ベルト長差を解消する弛緩部を形成する整合工程を有するようにした。
上記構成によれば、上記第1胴片部に上記第2胴片部との送り方向における相対的ベルト長差を解消する弛緩部を形成することにより、上記カット工程における第1母材と第2母材の切断線が送り方向に対して直交する方向に一直線上に揃えられる。このため、両母材を同時カットすることが容易になる。ここで、上記第1胴片部と上記第2胴片部のうち一方を腹側胴片部、他方を背側胴片部に構成すれば、両胴片部を一対で切り出す際、切断回数を2回で済ますことができる。
また、上記カット工程における第1母材と第2母材の切断線が同一直線上に揃うと、パンツ型着用物品を形成する場合には、予め上記切断線に沿って両胴片部を簡単に接合することができる。上記カット工程後に両胴片部を接合する場合でも、そのままの状態で吸収体を縦方向の中心線に対して2つ折りして両胴片部を重ねると、両胴片部の送り方向両端がきれいに揃うため、そのまま両胴片部の接合を行うことができる。
また、ベルト型着用物品を形成した場合、上記カット工程後の状態で吸収体の中心線に対して2つ折りして両胴片部を重ねると、両胴片部の送り方向両端がきれいに揃うため、そのまま製品包装を行うことができる。
また、上記弛緩部を上記第1母材のみに形成するようにすれば、上記弛緩部を形成するための装置を上記第1母材の走行ラインに設けるだけで済む。
しかし、上記第1胴片部を上記第1母材と上記第2母材とから切り出したい場合もある。この場合、上記弛緩部を、上記第1母材と上記第2母材に対して交互にかつ千鳥状に形成するように構成するとよい。この構成によれば、一対を構成する第1胴片部と第2胴片部の送り方向における相対的位置関係がずれ動かない。このため、上記整合工程後に上記本体設置工程を施せば、上記吸収体の接合を円滑に行うことができる。
具体的には、上記第1母材と上記第2母材は、ベルト面視で上記第1胴片部を構成する山部と上記第2胴片部を構成する谷部とがベルト長方向に交互に連続したものからなり、上記整合工程を、上記第1母材の山部と上記第2母材の谷部とが対向する状態で施すように構成することができる。この構成によれば、胴回りの下端縁形状がS字状やテーパ状のパンツ型着用物品やベルト型着用物品を製造することができる。
上記本体設置工程においては、上記吸収体を着脱可能に接合する構成を採用することができる。例えば、吸収体と第1母材および第2母材の接合部分に面ファスナを予め固着しておけば、吸収体の設置と同時に両者を着脱可能に接合することができる。また、第1母材および第2母材の接合部分に予め面ファスナを固着しておき、吸収体の接合面を面ファスナと結着性を有する素材から構成し、或は、吸収体に面ファスナを予め固着しておき、第1母材および第2母材の接合面を面ファスナと結着性を有する素材から構成してもよい。なお、面ファスナ以外に粘着テープを用いることもできる。
以上に述べたように、この発明によれば、横流れの製造方法において、腹側胴片部と背側胴片部を一対で切り出し易く、パンツ型着用物品を形成する場合には腹側胴片部と背側胴片部の接合が円滑で、ベルト型着用物品を形成する場合には製品包装が容易な着用物品製造方法を提供することができる。
以下、この発明の第1実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図4は、第1実施形態の着用物品製造方法によって形成される着用物品を示す。この着用物品は、胴回りが第1胴片部としての背側胴片部1と、第2胴片部2としての腹側胴片部2とから構成されており、生理排出物を受ける吸収体Cの縦方向Yの一端部が背側胴片部1に、他端部が腹側胴片部2に架け渡されているパンツ型のものである。腹側胴片部2は、背側胴片部1よりも短く設けられており、背側胴片部1の長さ方向両端1L、1Rと、第2胴片部2の長さ方向両端2L、2Rは、対応する端同士において接合されている。背側胴片部1には、一対の弾性部材F1が吸収体Cを挟むように設けられており、腹側胴片部2には、その両端2L、2Rに亘って弾性部材F2が設けられている。なお、この第1実施形態では、弾性部材F1に網目ゴムを用い、弾性部材F2にゴム糸を用いている。
図5は、第1実施形態の着用物品製造方法を実施するための製造装置の全体構成を示す。この製造装置は、上流側から順に、第1配置装置101、第2配置装置110、熱融着装置120、スリッター130、弛緩装置140、アセンブリステーション150、およびカッタ装置160を備えている。以下、この製造装置の構成・動作に基づいて、第1実施形態に係る着用物品製造方法を説明する。
第1配置装置101は、弾性部材F1を伸張し、伸張された弾性部材F1を所定の長さに切断し、切断された弾性部材F1の間隔を広げて、送り方向Xに連続的に供給される第1シート部材10の送り方向一方側に配置すると共に、第1シート部材10の送り方向他方側に弾性部材F2を伸張状態で配置するようになっている。なお、この実施形態では、弾性部材F1と弾性部材F2の連続体が第1配置装置101に供給されるようになっている。
具体的には、上流から供給された弾性部材F1、F2は、供給部102によって伸張された状態で下流のリピッチドラム103に供給される。リピッチドラム103は、伸張された弾性部材F1を所定の長さに切断し、切断された弾性部材F1と、連続する弾性部材F2とを転写部104へ送る。転写部104は、弾性部材F1、F2を第1シート部材10に転写するようになっている。この第1実施形態において、第1シート部材10は、形成される着用物品の外面側を構成する。
供給部102は、一定速度で回転するコンベヤを有している。一定速度よりも遅い低速度で搬入された弾性部材F1、F2は、コンベヤにより一定速度に加速される。そのため、低速度で搬入された弾性部材F1、F2は、コンベヤによって加速され、低速度と一定速度との速度差により伸張される。
リピッチドラム103は、供給部102から弾性部材F1を受け取る複数のパッドとカッタとを有しており、連続する弾性部材F1はカッタによって所定の長さに切断される。
転写部104は、転写ローラを有し、第1シート部材10が転写ローラの接線方向に接触しながら送られる。弾性部材F1、F2を第1シート部材10に転写させるため、転写部104は、リピッチドラム103のパッドと転写ローラとの間に弾性部材F1、F2及び第1シート部材10を挟んで互いに押しつけるようになっている。そのため、転写ローラの周速度は、第1シート部材10の送り速度と略同一とされている。転写部104の上流には、塗布装置105が設けられており、第1シート部材10のシート面に弾性部材F1、F2を接合するための接着剤が塗布される。
第2配置装置110は、弾性部材F1、F2が配置された第1シート部材10のシート面上に、第2シート部材20を重ねて配置する。この第1実施形態において、第2シート部材20は、形成される着用物品の内面側を構成し、第1シート部材10と略同幅に形成されている。
熱融着装置120は、エンボスロール121とアンビルロール122とを備える。エンボスロール121は、複数の突起を持っており、第1シート部材10、弾性部材F1、F2および第2シート部材20が配置された状態でエンボス加工を施す。エンボスロール121の突起からの熱又は振動等のエネルギーにより、第1シート部材10、弾性部材F1、F2および第2シート部材20が接合され、複合シート部材が形成される。なお、第1シート部材10および第2シート部材10の素材には、不織布を用いているが、これに限定されず、ウェブ、パルプシートなどを用いることもできる。また、弾性部材F1、F2は、形成される着用物品の胴回りのフィット性を向上させるために設置されるものであり、その設置の有無、長さ、および形態等は適宜変更することができる。
スリッター130は、形成された複合シート部材を流れ方向Xにスリットして、分割部分を縦方向Yに離間する。この第1実施形態では、スリッター130は、図1に示すように、背側胴片部1が連続するストレートベルト状の第1母材と、腹側胴片部2が連続するストレートベルト状の第2母材がベルト長方向を送り方向Xに向けて平行した状態にする(母材形成工程)。
この第1実施形態において、弛緩装置140は、第1母材の送りライン上にのみ設置されており、送り方向Xの上流側に配置された一対のロールからなる第1ロール141と、この下流側に配置された一対のロールからなる第2ロール142と、両ロール141、142間に第1母材のベルト面を上下に挟むように一対で配置された第1スイングバー143と第2スイングバー144とからなる。この弛緩装置140は、図2に示すように、各背側胴片部1に弛緩部W1、W2を形成する。
具体的には、弛緩装置140は、第2ロール142の送りスピードV2が、第1ロール141の送りスピードV1よりも遅く設定されており、V2−V1の速度差によって、第1母材には、第1ロール141と第2ロール142との間を走行するうちに弛みが生じるようになっている。なお、第2ロール142よりも下流側では、送りスピードV2で一定に、かつ水平に流れるようになっている。また、第1ロール141よりも上流側では、送りスピードV1で一定に流れるように構成しているが、これに限定されない。
両スイングバー143、144の動作を、弛緩部W1を形成する場合を例に説明する。第1スイングバー143は、図6に1点鎖線の矢印で軌跡を示すように、背側胴片部1の長さ方向端1R(図2参照)が概ね上方を通過する際に、ベルト面を斜め上方下流側に向けて持ち上げる。その後、第2スイングバー144は、図6に2点鎖線の矢印で軌跡を示すように、持ち上がり部分を斜め下方下流側に向けて押さえる。これと同時的に第1スイングバー143は、背側胴片部1上から退避する。これにより、弛緩部W1が形成される。なお、弛緩部W2を形成する場合、第1スイングバー143は、吸収体Cの設置スペースを送り方向Xに空けてベルト面を斜め上方上流側に向けて持ち上げ、第2スイングバー144は、持ち上がり部分を斜め下方上流側に向けて押さえる。このように、弛緩装置140は、弛緩部W1、W2を形成することにより、背側胴片部1とその背側胴片部1と一対を構成する腹側胴片部2との送り方向における相対的ベルト長差を解消する。すなわち、背側胴片部1の長さ方向両端1L、1Rと、その背側胴片部1と一対を構成する腹側胴片部2の長さ方向両端2L、2Rとは、図2に一点鎖線で示すように、送り方向Xに揃えられ、カッタ装置160が一対の背側胴片部1と腹側胴片部2を切り出す切断線は、図2の一点鎖線のように縦方向Yを向いた一直線上に整合される(整合工程)。
ここで、弛緩部W1、W2は、吸収体Cの設置スペースの送り方向Xの両側に形成され、かつ、それぞれが上記設置スペースにかからないように形成されている。このため、上記吸収体Cを配置する際、弛緩部W1、W2が邪魔にならない。
また、第2スイングバー144は、持ち上がり部分の押さえ始めからしばらくの間、接着剤を塗布するようになっている。この接着により、弛緩部W1、W2は、各々が上記設置スペースとの間のシート面に仮接合される。この仮接合により、形成された弛緩部W1、W2が崩れたり、位置ずれしたりすることが防止される。ここで、仮接合にしたのは、弛緩部W1、W2が着用物品着用時に展開される部分だからである。
アセンブリステーション150は、第1母材と第2母材を、送り方向Xに平行した状態で送るドラム151と、吸収体Cの縦方向Yが送り方向Xと直交する状態で吸収体Cをドラム151に搬送する搬送装置152とを備える。このアセンブリステーション150では、吸収体Cの縦方向Yの一端部が背側胴片部1の弛緩部W1、W2間に接合され、他端部が、その背側胴片部1と一対を構成する腹側胴片部2に接合される。なお、上記の接合では、両端部を同時的に接合し、或は別々に接合することができる。
ここで、吸収体Cは、背側胴片部1と腹側胴片部2に対して着脱可能に接合されている。具体的には、吸収体Cの背側胴片部1と腹側胴片部2に対する接合部分には、予め面ファスナが固着されている(図示せず)。また、背側胴片部1と腹側胴片部2の接合面は、不織布(第2シート部材20)からなるので、面ファスナと結着性を有する。このため、吸収体Cの各端部は、背側胴片部1、腹側胴片部2に設置されると面ファスナにより仮接合された状態になる。勿論、面ファスナに代えて粘着テープを用いることもできる。
吸収体Cは、股間に当てられ、人体から排出される液が吸収できるものであればよい。例えば、吸収体Cには、トップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートに挟まれたコアを有するものを用いることができる(図示せず)。トップシートは、着用者の体液、例えば尿や血液を透過することができる。コアは、パルプを粉砕したフラッフや高吸収性ポリマーを有し、液を吸収し保持することができる。バックシートは、液を透過せず、例えばポリエチレンシートから構成される(本体設置工程)。
なお、この第1実施形態において、上記本体設置工程を上記整合工程よりも下流側で施すのは、先に吸収体Cを接合すると、弛緩部W1、W2の形成に伴って接合部分が送り方向Xにずれ動いたり、皺になったりするからである。
上記本体設置工程からカッタ装置160に至るまでの間に、図3(a)に示すように、吸収体Cを縦方向Yの中心線に対して2つ折りして、背側胴片部1と、これと一対を構成する腹側胴片部2とを対面するように重ねる。この状態でも、背側胴片部1の長さ方向両端1L、1Rと、その背側胴片部1と一対を構成する腹側胴片部2の長さ方向両端2L、2Rとは、図3(b)の一点鎖線のように、送り方向Xにおいて整合している。
そして、カッタ装置160は、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2を、図3(c)に示した斜線領域のように、縦方向Yを向いた一直線の切断線に沿って、その送り方向Xの両側を幅をもってシールする。これにより、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2が接合される。
その後、カッタ装置160は、両母材を上記切断線で同時切断し、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2を切り出す。これに伴って、両母材は、下流側から順次、着用物品ごとに切り分けられる(カット工程)。
この発明の第2実施形態に係る着用物品製造方法を図7に基づいて説明する。なお、以下においては、上記第1実施形態との相違点のみを説明する。図7は、上記本体設置工程後の状態をベルト面視で示す。この第2実施形態では、上記第1実施形態において、上記第1配置装置101と上記弛緩装置140は、第1母材と第2母材の送りライン上に設置されており、上記本体設置工程は、上記整合工程よりも上流側で実施されるようになっている(図示せず)。
上記母材形成工程において、上記第1母材と上記第2母材は、スリッター130により、ベルト面視で、対向縁側の縁形状が背側胴片部を構成する山部3と腹側胴片部を構成する谷部4とがベルト長方向に交互に連続したものに形成される。
上記本体設置工程においては、吸収体Cの縦方向一端部が山部3に接合され、他端部がこの山部3と一対をなす谷部4に接合される。
上記整合工程においては、上記第1母材の山部3と上記第2母材の谷部4とが対向する状態で、両母材の山部3、3に、弛緩部W3、W4が、送り方向Xの下流側から順に交互にかつ千鳥状に形成される。なお、吸収体Cを設置した状態で上記整合工程を施すため、弛緩部W3、W4と吸収体Cの設置スペースとの干渉の心配はない。このように、上記本体設置工程を上記整合工程よりも上流側で実施すると、弛緩部W3、W4を大きく形成することができる。
なお、この第2実施形態では、上記整合工程よりも下流側で上記本体設置工程を施すこともできる。すなわち、両母材間における弛緩部W3、W4が下流側から数えて同数の状態で、吸収体Cの縦方向一端部を山部3に接合し、他端部をこの山部3と一対をなす谷部4に接合すればよい。この際、吸収体Cの縦方向一端部は、弛緩部W3、W4と設置スペースとの間に縦方向Yから挿入される。
この発明の第3実施形態に係る着用物品製造方法を図8に基づいて説明する。この第3実施形態で形成される着用物品は、上記第1実施形態の着用物品において、上記弾性部材F1、F2を省略し、背側胴片部1を腹止めベルトに構成したものである。
具体的には、アセンブリステーション150とカット装置160との間に設置された第3配置装置170(図5参照)により、面ファスナ5が、上記カット工程における切断線を送り方向Xに跨ぐように配置される。この第3配置装置170は、上記第1配置装置101と同様のものであり、弾性部材F1の代わりに面ファスナ5の連続体が供給されるようになっている。配置された面ファスナ5は、予め塗布された接着剤により背側胴片部1のシート面に接合される。なお、腹側胴片部2には、この面ファスナ5を止めるターゲットテープが設けられていてもよい。
この第3実施形態では、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2との相対的ベルト長差を小さくするため、上記整合工程において弛緩部W1、W2が比較的小さく形成されている。また、上記カット工程において、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2は、接合されることなく切り出される。なお、第2シート部材には、不織布などのように面ファスナ5が結着するものを用いるとよい。一対の背側胴片部1と腹側胴片部2とを、図3(a)に示すように重ねた際、両胴片部1、2が面ファスナ5により仮接合されるからである。
この発明の第4実施形態に係る着用物品製造方法を図9に基づいて説明する。
この第4実施形態で形成される着用物品は、上記第1実施形態の着用物品において、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2との相対的ベルト長差をより大きくしたものである。このため、図9に示すように、弛緩部W5、W6は、複数の折り返し部を有するように形成される。これにより、一対の背側胴片部1と腹側胴片部2との相対的ベルト長差が大きな着用物品を形成することができる。なお、このような弛緩部W5、W6は、第1スイングバー143と第2スイングバー144を交互にスイングさせることにより形成される。
また、上記仮接合を施すポイントPは、折り返し部ごとに設けられている。これにより、複数の折り返し部を有する弛緩部であっても、その崩れ等が効果的に防止される。
第1実施形態に係る着用物品製造方法の母材形成工程で得られる第1母材と第2母材の分解斜視図 図1の第1母材と第2母材に整合工程と本体設置工程とを施した様子を示す斜視図 (a)は、本体設置工程後に第1母材と第2母材を重ねる様子を示す斜視図、(b)は、図(a)の吸収体の付近を、第1母材のベルト面と同一水平面で、縦方向からの視線により拡大して示す部分側面図、(c)は、カット工程における第1母材のベルト面視で示す概略平面図 第1実施形態に係る着用物品製造方法により形成される着用物品の全体斜視図 第1実施形態に係る着用物品製造方法を実施するための着用物品製造装置の全体構成図 図5の弛緩装置の概略部分拡大側面図 第2実施形態に係る第1母材と第2母材に整合工程と本体設置工程とを施した様子をベルト面視で示す概略平面図 第3実施形態に係る第1母材と第2母材に整合工程と本体設置工程とを施し、面ファスナを配置した様子を示す概略斜視図 第4実施形態に係る弛緩部を、第1母材のベルト面と同一水平面で、縦方向からの視線により拡大して示す概略部分側面図
符号の説明
1 背側胴片部
2 腹側胴片部
3 山部
4 谷部
5 面ファスナ
C 吸収体
F1、F2 弾性部材
W1、W2、W3、W4、W5、W6 弛緩部

Claims (7)

  1. ベルト状の第1母材と第2母材がベルト長方向を送り方向に向けて平行した状態で、生理排出物を受ける吸収体の縦方向一端部を上記第1母材に接合し、他端部を第2母材に接合する本体設置工程と、
    着用物品の胴回りを構成する第1胴片部と、上記第1胴片部と一対で上記胴回りを構成し、かつ上記第1胴片部よりも短い第2胴片部を両母材から一対で切り出すことにより、上記吸収体が接合された両母材を着用物品ごとに切り分けるカット工程とを含む着用物品製造方法において、
    上記第1胴片部に上記第2胴片部との送り方向における相対的ベルト長差を解消する弛緩部を形成する整合工程を有することを特徴とする着用物品製造方法。
  2. 上記弛緩部を、上記第1母材のみに形成することを特徴とする請求項1に記載の着用物品製造方法。
  3. 上記弛緩部を、上記第1母材と上記第2母材に対して交互にかつ千鳥状に形成することを特徴とする請求項1に記載の着用物品製造方法。
  4. 上記弛緩部を、この弛緩部が形成された第1胴片部の他の部分のシート面に対して仮接合することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の着用物品製造方法。
  5. 上記弛緩部を、上記吸収体の設置スペースの送り方向両側に形成し、かつ、それぞれをこの設置スペースにかからないように形成することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の着用物品製造方法。
  6. 上記弛緩部を、複数の折り返し部を有するように形成することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の着用物品製造方法。
  7. 上記本体設置工程において、上記吸収体を着脱可能に接合することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の着用物品製造方法。
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