JP2021037276A

JP2021037276A - ウエストキャップのボンディングによる伸縮材封入

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Publication number: JP2021037276A
Application number: JP2020132921A
Authority: JP
Inventors: ダブリュ．フリッツ，ジェフリー; W Fritz Jeffrey; イー．シュッテ，デイビッド; E Schuette David
Original assignee: Joa Curt G Inc
Current assignee: Joa Curt G Inc
Priority date: 2019-09-04
Filing date: 2020-08-05
Publication date: 2021-03-11
Also published as: DE202020005962U1; EP3788997B1; EP4306304A2; EP4306304A3; DK3788997T3; EP3788997A1; US20210059866A1; MX2020008045A; CA3088206A1

Abstract

【課題】ウエストキャップの完成品および製造方法において、消耗材料のコストを低減し、着用の触覚特性を改善する。【解決手段】伸縮性複合構造は、第１の部分４６、第２の部分４２および第３の部分４４を含む第１のウエブ層３０と、第１の部分および第２の部分を含む第２のウエブ層と、複数の伸縮性糸を含んでいる。第１のウエブ層の第１の部分は折り畳まれ、第１のウエブ層の第２の部分と重複する。第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分は、第１のウエブ層の第２の部分、および、第２のウエブ層の第１の部分のうち１つに直接ボンディングされる。複数の伸縮性糸の第１の部分は、接着性の無い第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分と、第１のウエブ層の第２の部分の間で拘束される。第１のウエブ層の第３の部分は、第２のウエブ層の第２の部分に直接ボンディングされ、複数の伸縮性糸の第２の部分をその間に捕捉する。【選択図】図６

Description

本出願は２０１９年９月４日に出願された米国特許出願番号６２／８９５，６４５の利益を主張するものであり、上記による開示は参照により全体が本書に組み込まれる。

本発明の実施形態は、一般的に吸収性衛生用品に関し、より具体的には、糊などの消耗接着剤を使用せずに、伸縮性ウエスト（腰部）のウエストキャップをボンディング（接着）することを含む、吸収性衛生用品に使用するための、伸縮性ウエスト複合構造を製造する改良された装置および方法に関する。

使い捨ておむつのような吸収性衛生用品には、一般的に、１または複数の伸縮性糸を含む、伸縮性複合構造が備わっている。これらの複合構成は、ウエストバンド、足回り部分、および、製品の前部パネルおよび後部パネル全体または一部を含む、製品全体の様々な箇所に配置されている。図１に示されている伸縮性ウエストバンド１０の一般的な製造工程中、伸縮性糸１２は第１のウエブ層１４と第２のウエブ層１６との間に、伸張した状態で配置されている。第１のウエブ層１４および第２のウエブ層１６は、一般的には、不織材料または不織ウエブの層である。伸縮性糸１２は、ウエスト伸縮部１８および腹部伸縮部２０を形成する群に位置し、図１に描かれているよりも多い、または少ない撚糸１２を含んでもよい。

図２に示されているように、第１のウエブ層１４および第２のウエブ層１６は、伸縮性糸１２の周囲で共にボンディングされる。非接着性のボンディング方法において、第１のウエブ層１４および第２のウエブ層１６は、本分野で知られる超音波ボンディングシステムによって、超音波でボンディングされる。

第２のウエブ層１６は、ウエスト伸縮部を密封するために折り畳まれる第１のウエブ層１４の端部を超えて延在する封入領域２２を有する。図３は、封入領域２２の領域における接着部２４の応用を図示している。その代わりに、またはそれに追加して、ウエスト伸縮部１８の領域の第１のウエブ層に接着部２４が適用されてもよい。

図４は、ウエストの折り重なり、すなわちウエストキャップを形成するために、第１のウエブ層１４に折り重ねられ、接着によって取り付けられた封入領域２２を図示している。伸縮性糸の張力が実質的に解放され、それによって、伸縮糸およびウエストの折り重なりを含む領域で、ウエブ材料にひだがより、すなわち折り重ねられる。

封入領域２２を取り付けて、ウエストキャップを作成するために接着剤を使用することにより、完成品および製造方法において、多数のデメリットが生じる。当該デメリットには、消耗材料に関するコスト、完成品の好ましくない触覚特性（例えば硬さなど）、および、第１のウエブ層１４および第２のウエブ層１６のボンディングに加え、伸縮性ウエストバンド１０の製造時の別の工程の追加などが含まれる。したがって、ウエストキャップを製造するための改良された装置および方法への需要が存在している。

本発明の１つの態様に従い、伸縮性複合構造は、第１の部分、第２の部分および第３の部分を含む第１のウエブ層と、第１の部分および第２の部分を含む第２のウエブ層と、第１のウエブ層の第２の部分および第３の部分に隣接して位置する複数の伸縮性糸を含んでいる。第１のウエブ層の第１の部分は折り畳まれ、第１のウエブ層の第２の部分と重複する。第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分は、第１のウエブ層の第２の部分、および、第２のウエブ層の第１の部分のうち１つに直接ボンディングされる。複数の伸縮性糸の第１の部分は、接着性を有しない、第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分と、第１のウエブ層の第２の部分の間で拘束される。第１のウエブ層の第３の部分は、第２のウエブ層の第２の部分に直接ボンディングされ、複数の伸縮性糸の第２の部分をその間に捕捉する。

本発明の別の態様に従い、伸縮性複合構造を形成する方法は、第１の部分、第２の部分および第３の部分を含む第１のウエブ層を供給する工程と、複数の伸縮性糸を、第１のウエブ層の第２の部分および第３の部分に隣接して装着する工程と、第１の部分および第２の部分を含む第２のウエブ層を供給する工程と、を含む。当該方法は、さらに、第１のウエブ層の第１の部分を、第１のウエブ層の第２の部分に対して折り畳む工程と、第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分を、第１のウエブ層の第２の部分、および、第２のウエブ層の第１の部分のうち１つにボンディングする工程を含む。当該方法は、第１のウエブ層の第３の部分を、第２のウエブ層の第２の部分にボンディングする工程をさらに含む。複数の伸縮性糸の第１の部分は、接着性を有しない、第１の層の第１の部分と第２の部分の間に捕捉され、複数の伸縮性糸の第２の部分は、第１のウエブ層の第３の部分と、第２のウエブ層の第２の部分の間に捕捉される。

本発明のさらに別の態様に従い、伸縮性複合構造を形成する装置は、複合的ウエブアセンブリを加工方向にガイドするように構成された複数のローラを含んでいる。複合的ウエブアセンブリは、第１の部分、第２の部分、および第３の部分を含む第１のウエブ層と、第１の部分および第２の部分を含む第２のウエブ層と、第１のウエブ層と第２のウエブ層の間に位置する複数の伸縮性糸と、を含んでいる。また、当該装置は、第１のウエブ層の第１の部分を、第１のウエブ層の第２の部分に対して折り畳むように構成された折畳み装置と、複数の伸縮性糸の第１の部分が、接着性を有しない、第１の層の第１の部分と第２の部分の間に捕捉されるように、第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分を、第１のウエブ層の第２の部分、および、第２のウエブ層の第１の部分のうち１つにボンディングするように構成されたボンディング装置と、を含んでいる。また、ボンディング装置は、複数の伸縮性糸の第２の部分が、第１のウエブ層の第３の部分と第２のウエブ層の第２の部分の間に捕捉されるように、第１のウエブ層の第３の部分を、第２のウエブ層の第２の部分にボンディングするように構成される。

上記および他の有利点および特徴が、付随する図面と関連して提供される、本発明の好適な実施形態の、以下に記す詳細な説明から、より容易に理解されるであろう。

図面は、本発明を実行するために検討された実施形態を図示している。

各図面は以下を示している。

接着で取付されたウエストキャップを含む、伸縮性ウエストバンドを形成する先行技術の方法を図示している。接着で取付されたウエストキャップを含む、伸縮性ウエストバンドを形成する先行技術の方法を図示している。接着で取付されたウエストキャップを含む、伸縮性ウエストバンドを形成する先行技術の方法を図示している。接着で取付されたウエストキャップを含む、伸縮性ウエストバンドを形成する先行技術の方法を図示している。

図５は、本発明の１つの実施形態に従った、伸縮性ウエストバンドを製造する製造ラインの概略図である。

図６は図５の６−６線の断面図である。

図７は図５の７−７線の断面図である。

図８は図５の８−８線の断面図である。

図９は図５の９−９線の断面図である。

図１０は、本発明の別の実施形態に従った、伸縮性ウエストバンドを製造する製造ラインの概略図である。

図１１は図１０の１１−１１線の断面図である。

図１２は図１０の１２−１２線の断面図である。

図１３は図１０の１３−１３線の断面図である。

図１４は図１０の１４−１４線の断面図である。

図１５は、本発明の別の実施形態に従った、伸縮性ウエストバンドを製造する製造ラインの概略図である。

図１６は図１５の１６−１６線の断面図である。

図１７は図１５の１７−１７線の断面図である。

図１８は図１５の１８−１８線の断面図である。

図１９は、本発明の別の実施形態に従った、伸縮性ウエストバンドを製造する製造ラインの概略図である。

図２０は図１９の２０−２０線の断面図である。

図２１は図１９の２１−２１線の断面図である。

図２２は図１９の２２−２２線の断面図である。

図２３は、本発明の別の実施形態に従った、伸縮性ウエストバンドを製造する製造ラインの概略図である。

図２４は図２３の２４−２４線の断面図である。

図２５は図２３の２５−２５線の断面図である。

図２６は図２３の２６−２６線の断面図である。

図２７は図２３の２７−２７線の断面図である。

図２８は、本発明の別の実施形態に従った、図５、１０、１５または１９の製造ラインで使用可能なボンディング装置の概略的断面図である。

図２９は、本発明の１つの実施形態に従った、回転式アンビル上のアンカー溶接部と並んだホーンを図示した図２３のボンディング装置の一部の詳細図である。

図３０は、本発明の１つの実施形態に従った、図５、１０、１５または１９の製造ラインで使用可能な例示的アンビルパターンを平坦に表したものである。

図３０Ａは、図３０の回転式アンビルの一部の詳細図である。

図３１は、本発明の別の実施形態に従った、図５、１０、１５または１９の製造ラインで使用可能な例示的アンビルパターンを平坦に表したものである。

本明細書の開示内容は、当業者が本発明を実施できる程度に詳細かつ正確であるが、本明細書で開示される物理的実施形態は、他の特定の構造で具現化できる本発明の実例を挙げたに過ぎない。好適な実施形態が説明されているものの、その詳細は、請求項で定められる本発明から逸脱せずに変更されてもよい。

図５を参照すると、本発明の一実施形態に従った、複合ウエブ２８を製造する例示の製造ライン２６の一部が図示されている。第１のウエブ層３０および複数の伸縮性糸すなわち撚糸３２が、１または複数のローラを含みうるローラアセンブリ３６によって、加工方向３４に供給される。伸縮性糸３２は、第１の群の伸縮性糸３８（以下、ウエスト伸縮性糸）と、第２の群の伸縮性糸４０とを含む。複合ウエブ２８は、以下、ウエストウエブ２８と呼称され、かつ、伸縮性糸３８、４０の第１の群および第２の群は、以下、ウエスト伸縮性糸および腹部伸縮性糸とそれぞれ呼称されるが、本明細書中で開示される技術は、足、または足回りの伸縮部分などの、吸収性衛生用品の他の伸縮性領域、および、他のタイプの使い捨て衣服の伸縮性領域で使用可能な複合ウエブの製造に使用されてもよいと考えられる。

図５に戻ると、伸縮性糸３２は、クリールアセンブリ（図示せず）または同様の装置による張力下で、加工方向３４に移動する。伸縮性糸３２は、所望の伸縮性、視覚的美観、および製造可能性を有する伸縮性複合構造の形成を容易にする、任意の適切な断面形状を有していてもよい。非限定的な例として、伸縮性糸３２は、円形、長方形、四角形、または、各伸縮性糸３２がマルチフィラメント（多繊維）製品である場合には不規則な断面形状を有していてもよい。伸縮性糸３２は、例えば、非限定的例として、熱可塑性エラストマー、天然または合成ゴムによる薄膜、撚糸もしくはリボン、または、伸縮性撚糸を含む任意の適切な伸縮性材料で構成されてもよい。各伸縮性糸３２は、単一の伸縮性撚糸の形体、または、単一の合体された伸縮性糸３２を形成するための乾式紡糸製造工程などによって、単一の伸縮性マルチフィラメントが集合した、マルチフィラメント製品の形体で提供されてもよい。

図６を参照すると、図５の６−６線におけるウエストウエブ２８の断面図が示されている。第１のウエブ層３０は、ウエスト伸縮性糸３８を受けるように構成されたウエスト伸縮部分（ｗａｉｓｔｅｌａｓｔｉｃｐｏｒｔｉｏｎ）４２と、腹部伸縮性糸４０を受けるように構成された腹部伸縮性糸部分（ｂｅｌｌｙｅｌａｓｔｉｃｔｈｒｅａｄｐｏｒｔｉｏｎ）４４とを含む。さらに、第１のウエブ層３０は、少なくともウエスト伸縮性糸３８およびウエスト伸縮部分４２を折り畳むように構成された折畳み部分４６を含む。折畳み部分４６は、腹部伸縮性糸４０、および腹部伸縮性糸部分４４の一部とも重複してもよい。

図５に戻ると、第１のウエブ層３０および伸縮性糸３２は、プラウフォルダ（ｐｌｏｗｆｏｌｄｅｒ）のような折畳みアセンブリ４８に向かって下流に移動する。プラウフォルダ４８は、ウエスト伸縮部分４２の少なくとも一部に重複するように、第１のウエブ層３０の折畳み部分４６を折り畳むように構成され、また、腹部伸縮性糸部分４４の一部とも重複するように延在してもよい。折り畳み動作の最中、第１のウエブ層３０の第１の縁部５０は、第１のウエブ層３０の外縁から、第１のウエブ層３０の別の外縁にある第２の縁部５２に向かって移動する。図５の７−７線における、図７の断面図に示されているように、折畳み部分４６は、折畳み動作後、ウエスト伸縮部分４２と重複する。

プラウフォルダ４８の下流で、第２のウエブ層５４は、加工方向３４に、第１のウエブ層３０および伸縮性糸３２と共に運搬される。第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４は、糊のような接着材料の中間層を使用せずに、片方または両方のウエブ層を軟化または溶解して結合させる適用エネルギーを付加すると、後述のとおり、別のウエブ層と融合させることが可能な材料を含む。これらの対向するウエブ層３０、５４の対は、別の実施形態に従い、同一タイプの材料または異なる材料であってもよい。非限定的な例として、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４は、不織材料、織物材料、薄膜、発泡体、および／またはこれらのタイプの材料の複合体または積層板を含んでもよい。

第２のウエブ層５４は、両側に縁部（エッジ）５６、５８を有し、また、図５の実施形態、および、図８の、図５の８−８線における断面図で示されているように、縁部５６は縁部５０と隣接して位置するが、折畳み部分４６とは重複していない。ただし、本発明の別の実施形態は、以下、図１０で説明されているように、折畳み部分４６の少なくとも一部と重複する第２のウエブ層５４を考えている。図８に示されるように、第２のウエブ層５４は、第１のウエブ層３０の腹部伸縮性糸部分４４と重複する第１の部分６０および第２の部分６２を含んでいる。

図５において、第２のウエブ層５４が第１のウエブ層３０および伸縮性糸３２に隣接して運搬された後、ウエストウエブ部分は、ボンディング装置６４を介して結合される。ボンディング装置６４は、別の実施形態では超音波溶接システムとして知られている場合があり、非限定的な例として、回転式超音波溶接システム、またはブレード式超音波溶接システムを含む。図示される実施形態では、ボンディング装置６４は、回転式アンビル６６および、ソノトロードとしても知られる超音波固定ブレードホーン６８を含み、回転式アンビル６６と超音波固定ブレードホーン６８とが互いに協働して、第１のウエブ層３０を第２のウエブ層５４にボンディング（すなわち融合）する。別の実施形態は、複数の固定ブレードホーン、または、１または複数の回転式ホーンを含んでもよい。後述するように、ボンディング工程中、伸縮性糸３２は、第１のウエブ層３０、第２のウエブ層５４に対して適所に締め付けられる、または固定される

図５には、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４が描かれており、本明細書中では物理的に分離したコンポーネントとして説明されているが、別の実施形態では、折り畳まれた単一のウエブ構造を使用して、当該単一のウエブ構造の上方層と下方層との間に伸縮性糸を捉えるようになされてもよい。かかる実施形態では、伸縮性糸３２の下部に位置する単一構造の一部が第１のウエブ層３０と呼ばれてもよく、伸縮性糸３２の上部に位置する単一構造の一部が第２のウエブ層５４と呼ばれてもよい。例えば、単一のウエブ構造の一部分を、単一のウエブ構造のもう一方の部分に折り畳んで、腹部伸縮性糸部分４４と重複させるために、折畳み装置４８と同様の第２の折畳み装置（図示せず）が含まれてもよい。

また、ボンディング装置６４は、超音波ホーン６８を駆動するモータ（図示せず）を支持および／または格納する１または複数のフレーム（図示せず）と、ホーン６８に超音波を付加し、ホーン６８を振動させる、振動制御ユニット（図示せず）と、アンビル６６を駆動する第２のモータ（図示せず）と、を含む。伸縮性糸３２が、ホーン６８とアンビル６６との間の空間で伸長した状態に維持されながら、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を互いに超音波ボンディングすることを容易にするように、ホーン６８およびアンビル６６が互いに間隙を空けて位置している。ボンディング工程中、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４は、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４における粒子の振動を増大するホーン６８からの超音波放射に暴露される。消耗接着剤を必要とすることなく、超音波放射すなわちエネルギーが、特定のボンディング点に集中し、そこでは、摩擦熱が第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を融合する。本明細書中では、ボンディング装置６４は、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を超音波融合する超音波ボンディングアセンブリとして説明されているが、本明細書中で説明されている技術は、接着剤を使用せずに、２またはそれ以上の材料層を融合する、音波、熱、または圧力によるボンディング技術、および、本業界で知られる他の形体の溶接を含む、他の既知の溶接またはボンディング技術にまで拡大されてもよいことが考えられる。

図９を参照すると、図５の９−９線における断面図が、第２のウエブ層５４の下流にあるウエストウエブ２８を表している。第１のウエブ層３０の折畳み部分４６は、伸縮性糸３２の周囲で、第１のウエブ層３０のウエスト伸縮部分４２に融合され、第２のウエブ層５４は、伸縮性糸３２の周囲で、第１のウエブ層３０の腹部伸縮糸部分４４に融合されている。

図１０−図１４は、本発明の別の実施形態に従った、製造ライン７０およびウエストウエブ製品２８を図示している。図１０−図１４の製造ライン７０の実施形態は、第２のウエブ層５４の縁部５６の、第１のウエブ層３０および伸縮性糸３２に対する位置および重複において、図５−図９の製造ライン２６とは異なっている。製造ライン７０の残りの態様、特徴、およびコンポーネントは、上記の製造ライン２６のそれらと同一または実質的に類似しており、繰り返し説明されない。

図１０および図１３に示されるように、縁部５６が第１のウエブ層３０の折畳み部分４６と重複するように、第２のウエブ層５４は、第１のウエブ層３０および伸縮性糸３２と係合する。図示されるように、縁部５６は折畳み部分４６全体と重複するが、概ね重複する別の実施形態も考えられる。

図１４は、ボンディング装置６４を介して実施されるボンディングが、間に接着剤を介することなく、第２のウエブ層５４の重複部分を、折畳み部分４６に直接ボンディングすることを示している。

図１５−図１８は、本発明の別の実施形態に従った、製造ライン７２およびウエストウエブ製品２８を示している。製造ライン７２の態様、特徴、およびコンポーネントは、上記の製造ライン２６または７０のそれらと同一または実質的に類似しており、繰り返し説明されない。図示されているように、第２のウエブ層５４の、ウエストウエブアセンブリ２８への導入は、プラウフォルダ４８より前に、ローラアセンブリ３６における伸縮性糸３２の第１のウエブ層３０との結合時に生じる。次いで、すべての３つの層はプラウフォルダ４８に向かって下流に進み、プラウフォルダ４８は、ボンディングの前に、縁部５６と、第２のウエブ層５４の隣接する部分とが重複するように、第１のウエブ層３０の折畳み部分４６を折り畳む。図１８に示されるように、折畳み部分４６は、縁部５６および第２のウエブ層５４の隣接する部分に直接ボンディングされ、当該縁部５６および第２のウエブ層５４の隣接する部分は、次に、第１のウエブ層３０のウエスト伸縮部分４２に直接ボンディングされる。

図１５の製造ライン７２は、第２のウエブ層５４の幅を変更することによって、図９に図示されるウエストウエブの製造に使用することも可能である。かかる実施形態では、第２のウエブ層５４は、図１５に図示されるように、プラウフォルダ４８よりも下流で導入されるが、伸縮素材３２（例えば、腹部伸縮素材４０）の一部のみをカバーするようなサイズに指定される。次いで、第１のウエブ層３０は、第１のウエブ層３０の縁部が第２のウエブ層５４の縁部５６と合致する、または縁部５６に位置するように、残りの伸縮素材３２（例えば、ウエスト伸縮素材３８）に折り畳まれ、結果として、図８の同一のウエストウエブ構造となる。

図１９−図２２は、本発明の別の実施形態に従った、製造ライン７４およびウエストウエブ製品２８を示している。製造ライン７４の態様、特徴およびコンポーネントは、上記の製造ライン２６、７０または７２のそれらと同一または実質的に類似しており、繰り返し説明されない。製造ライン７２に関して図示された第２のウエブ層５４と対照的に、図１９−図２２に示される第２のウエブ層５４の縁部５６は、ウエスト伸縮部分４２のウエスト伸縮性糸３８を超えて、実質的に第１のウエブ層３０の縁部５０にまで延在している。ただし、縁部５６が図示されるほどに延在しない可能性もあることが考慮される。

第２のウエブ層５４は、第１の部分６０と第２の部分６２との間に図示される第３の部分７６を含む。したがって、図２１に示されるように、両縁部５０、５６はプラウフォルダ４８を介して折り畳まれ、第２のウエブ層５４の第３の部分７６と、第１のウエブ層３０のウエスト伸縮部分４２の両方が重複し、図２２に図示されるように、それらは共に第２のウエブ層５４の第３の部分７６にボンディングされる。

本明細書中の実施形態で説明されているように、第１のウエブ層３０のウエスト伸縮部分４２を、第１のウエブ層３０の別の部分、または、第２のウエブ層５４に直接ボンディングすることは、ウエストウエブ２８のウエストキャップを作成するのに必要な製造工程を低減することにつながる。直接ボンディングすることにより、ウエスト伸縮部分４２によって結合される場所に接着剤を塗布する追加工程を削減でき、この場所に接着剤を使用するコストもまた削減可能となる。

図２３−図２７は、本発明の別の実施形態に従った製造ライン７８および伸縮性バンド製品８０を示している。製造ライン７８の態様、特徴およびコンポーネントは、上記の製造ライン２６、７０、７２または７４のそれらと同一または実質的に類似しており、繰り返し説明されない。製造ライン７８は、第１のウエブ層３０と、伸縮性糸の群８２、８４の対とを含んでいる。各糸の群８２、８４は、複数の糸を含んでいるように図示されているが、糸の群８２、８４はいずれも、別の実施形態に従って単一の糸を含んでいてもよいと考えられる。第１のウエブ層３０の縁部５０、５２は、図２３、２４に示されているように、伸縮性糸の群８２、８４の位置を超えて延在してもよい。

図２４を参照すると、図２３の２４−２４線に沿った断面図が示されている。第１のウエブ層３０は、伸縮性糸８２を受けるように構成された第１の伸縮部分８６と、伸縮性糸８４を受けるように構成された第２の伸縮部分８８とを含んでいる。さらに、第１のウエブ層３０は、少なくとも、伸縮性糸８２および第１の伸縮部分８６を折り畳むように構成された第１の折畳み部分９０を含むとともに、第１のウエブ層３０は、少なくとも伸縮性糸８４および第２の伸縮部分８８を折り畳むように構成された第２の折畳み部分９２を含んでいる。

図２３を参照すると、折畳みアセンブリ４８および第２の折畳みアセンブリ９４は、それぞれが、図２５で示されているとおり、第１の伸縮部分８６および第２の伸縮部分８８が重複するように、第１のウエブ層３０の第１の折畳み部分９０および第２の折畳み部分９２を折り畳む。図２６に示されているように、ボンディング装置６４は、折畳み装置４８、９２の下流で、第１の伸縮部分８６を第１の折畳み部分９０に、および、第２の伸縮部分８８を第２の折畳み部分９２に結合する。

第１のウエブ層３０を分離した伸縮バンド８０に裁断または切断するために、切断アセンブリ９６（図２３）が置かれている。図示されているように、第１のウエブ層３０を分離するために、回転式カッターまたはナイフが使用されてもよい。ただし、伸縮バンド８０を分離するために、固定ブレードまたはナイフ、あるいは本分野で既知の他の方法といった、他の切断または裁断器具が使用されてもよい。さらに、切断アセンブリ９６がボンディング装置６４の下流に示されているが、本発明の実施形態は、ボンディング装置６４によるボンディング工程の前に、第１のウエブ層３０を裁断または切断するために、切断アセンブリ９６をボンディング装置６４の上流に配置することも検討する。

別の実施形態では、第２の折畳みアセンブリ９４および折畳み部分９２が取り除かれ、折畳みアセンブリ４８は、折畳み部分９０が第１の伸縮部分および第２の伸縮部分の両方と重複するように、折畳み部分９０を折り畳むように構成されている。このように、縁部５０は、必要に応じて、縁部５２と実質的に揃えられてもよい。本明細書中で説明されているように、切断アセンブリ９６は、第１のウエブ層３０を別々の伸縮バンド８０に分離してもよく、一方の伸縮バンド８０は、片側に折り畳まれた縁部と、もう片方の側に２つの切断縁部目を有してもよく、一方で、他方の伸縮バンド８０は両側に２つの切断縁部を有してもよい。

図２８を参照すると、本発明の一実施形態に従ったアンビル６６が図示されている。アンビル６６は、アンビル表面０９８から外側に延在する、個々の突起部すなわち溶接部９６を含む。これらの溶接部９６は、（Ａ）第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４とを融合するように、かつ（Ｂ）伸縮性複合構造製品において、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４に対して伸縮性糸３２を適所に拘束または固定するように構成されている。以下にさらに詳述されているように、伸縮性糸３２が結果的にできるボンディング部の一対を通って摺動することを防ぐ摩擦抵抗によって、アンビル６６の表面０９８上の２つの隣接するアンカー突起部（ａｎｃｈｏｒｉｎｇｐｒｏｊｅｃｔｉｏｎ）９６の間を通過する伸縮性糸３２が、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４に対して適所に固定されるように、アンカー（固定）突起部９６が設計されている。

図２８に図示されているように、ローラアセンブリ３６は、伸縮性糸３２、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４が、ボンディング装置６４に向かって移動するときに、正確に位置し、（任意で）それらを伸長するために採用されるガイドローラを含んでいる。ローラアセンブリ３６は、上方ローラ１００と、下方ローラ１０２と、および、第１のウエブ層３０、第２のウエブ層５４、および伸縮性糸３２を含む複合的ウエブアセンブリ１０６を、ローラアセンブリ３６に対してガイドする撚糸ガイドローラ１０４とを含む。ローラ１００、１０２、１０４は他の既知のタイプの供給アセンブリと置き換えられてもよく、および／または単一のローラユニットまたは、別の実施形態の、他の既知のタイプの供給アセンブリによって置き換えられてもよいことが考慮される。

図２８に示されたアンカー突起部９６の具体的なサイズ、形状および全体的な配置、および、突起部９６の合計数は、アンビル６６上の突起部９６の全体的なパターンの代表的かつ非限定的な例を描写することを意図している。別の実施形態は、完成品の所望のパターンのボンディングを実現するために、任意の数の別の構成に取り付けられた、任意の数の突起部９６を含んでもよい。アンカー突起部９６の各作業面は、同様のサイズおよび形状のボンディングを形成するように構成されてもよいし、または、別の実施形態では、異なるサイズおよび／または形状のボンディングを形成するように構成されてもよい。非限定的な例として、アンカー突起部９６の各ランド面は、円形、長方形、三ケ月形、または、完成品に所望の全体的パターンを形成するように選択された不規則形状を有してもよい。結果としてできるボンディングのパターンは１または複数のアンカーゾーンを含むであろう。当該アンカーゾーンは、１または複数の伸縮性糸３２を、張力下で、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４に対して適所に固定する。

好適な実施形態において、アンビル６６の表面０９８に対して所望の隆起したパターンの突起部９６を作成するために、アンカー突起部９６は、アンビル６６からバルク材を除去する機械加工を使用して形成される。代わりに、アンカー突起部９６は、アンビル６６の表面９８に機械的に結合された１または複数の挿入部に備わってもよい。

さらに図２８を参照すると、１つの非限定的実施形態において、ホーン６８の作業面１０８は、平滑な、または実質的に平滑な表面外形を有する。その代わりに、第１のウエブ層３０を第２のウエブ層５４に融合するとともに、第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４に対して適所に伸縮性糸３２を固定することをさらに容易にするために、作業面１０８が、アンビル６６上の突起部９６のパターンと嵌合する、または整合する突起部９６の構成を含んでもよい。

図２８に示されるように、製造工程中、第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４は、アンビル６６の表面９８と、ホーン６８の作業面１０８の間に位置する。伸縮性糸３２は、第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４の間に、伸張した状態で位置する。図２８で大まかに、および、図２９で詳細に示されるように、ホーン６８の位置は、ホーン６８の作業面１０８と、アンカー突起部９６のランド面１１２の間にニップギャップ（ｎｉｐｇａｐ）１１０を維持するように制御される。第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４の間のボンディングを容易にするように、ニップギャップ１１０の寸法は、製造工程のパラメータに基づいて決定される。ボンディング装置６４は、ホーン６８とアンビル６６との間の所望のニップギャップ１１０を維持するために、ホーン６８およびアンビル６６のうち少なくとも１つに力を付加する、任意の既知の位置決め手段１１６を含んでもよい。位置決め手段１１６は、非限定的な例として、空気圧アセンブリ（図示せず）または機械式カムシャフト（図示せず）であってもよい。

アンカー突起部９６は、平面的作業面、平面的側面、または別の実施形態では、曲線と直線が混じった作業面および側面を有していてもよい。図２９で示される実施形態では、アンカー突起部９６は平面的作業面および側面を有している。ランド面１１２が弧状または曲線状の表面形状を有する別の実施形態では、この曲線形状は、ボンディング工程中、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４がアンビル６６の表面９８を滑ることを許し、その結果、伸張した状態の伸縮性撚糸３２、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を含む複合的アセンブリ１０６がボンディング装置６４に向かって前進する速度を、アンビル６６の回転速度に対して増減することが可能となる。複合的ウエブ／糸アセンブリ１０６がアンビル６６の速度よりも速い速度で前進するとき、結果としてできるボンディング部は、アンビル表面９８上の隣接する突起部９６の間の半径方向の空間よりも大きな距離で間隔があけられる。同様に、アンビル６６の速度に対して、複合的ウエブ／糸アセンブリ１０６の送り速度を緩めることにより、アンビル表面９８上の隣接する突起部９６の間の半径方向の空間よりも小さな距離で間隔があけられたボンディング部ができる。ウエブ速さとアンビル速度の間の不一致または差異は、完成品のサイズ変更に順応するように制御されうる。その結果、１つのサイズのおむつ用伸縮性複合体のボンディングは、ほとんど、または全く滑りを発生させずに実施できるが、一方で、より大きな、またはより小さなおむつ用の伸縮性複合体のボンディングは、より大きな滑りを発生させて実施される場合がある。このように、異なるサイズの製品に使用するために、同じアンビルを、複数のサイズの伸縮性複合構造を製造するのに使用できることから、曲線状の表面形状の突起部９８を含むアンビルが備わった、図５、１０、１５または１９の製造ラインは、製造ラインの工作機械の設置を変更する必要なく、動的なサイズ変更を提供する。

図３０は、アンカーゾーンを形成する突起部のパターン１１６を、アンビル６６が含んでいる実施形態に従った、アンビル６６の外周面９８の平面的描写である。突起部のパターン１１６は、アンビル表面の周囲軸１２０に沿って、互いに空隙をあけられた複数のアンカー溶接線（ａｎｃｈｏｒｉｎｇｗｅｌｄｌｉｎｅ）１１８を含む。アンカー溶接線１１８は、突起部パターン１１６のアンカー領域１２２を画定する。上記のアンカー突起部９６と同様に、好適な実施形態では、アンビル６６の表面９８に対して所望の隆起したパターンのアンカー溶接線１１８を作成するために、アンカー溶接線１１８は、アンビル６６からバルク材を除去する機械加工を使用してアンビル６６上に形成される。代わりに、アンカー溶接線１１８は、アンビル６６の表面９８に機械的に結合された１または複数の挿入部に備わってもよい。

図３０は、回転アンビル６６の、実質的に長手方向１２４全体にわたって延在するアンカー溶接線１１８（例えば線１１８Ａ）、および、長手方向に沿って部分的に延在するより短いアンカー溶接線１１８（例えば線１１８Ｂ）を示している。長手方向１２４は、全般に、加工方向と交差する方向（交差加工方向）に延在する。
アンカー溶接線１１８Ｂが存在しない回転式アンビル６６のセクションによって形成されるボンディング部、すなわち結合部は、アンカー溶接線１１８Ｂを含むセクションによって形成されるボンディング部よりも、さらに間隙をあけられている。伸縮性糸３２、第１のウエブ層３０、および第２のウエブ層５４（図３０には図示せず。例えば、図５、１０、１５，１９を参照のこと）を、伸縮性ウエブのウエストキャップ部分に共にボンディングする際には、アンカー溶接線１１８Ｂを含むセクションによって形成される狭い空隙のボンディング結合部が好ましい。ただし、隣接するアンカー溶接線１１８の間の間隙、および、長手方向１２４に沿った各アンカー溶接線１１８の長さおよび配置は、完成品に望まれるボンディングパターンの設計次第であってもよい。

図３０Ａの詳細図により具体的に示されているように、各溶接線１１８は、アンビル６６の表面９８から外側方向に延在する、個々の突起部１２６、１２８のパターンを含んでいる。突起部１２６、１２８は、隣接する突起部１２６、１２８の所与の対の間に位置するギャップ１３２の幅によって画定される切り欠き部１３０によって、互いに間隙をあけられている。ギャップ１３２の幅またはサイズは、伸縮性糸３２が隣接するボンディング部の間で伸長した状態であるように、突起部１２６、１２８によって形成された隣接するボンディング部の間で、１または複数の伸縮糸３２を固定するものであってもよい。このように、例えば、伸縮性糸３２が破断した場合に、伸縮性糸３２が隣接するボンディング部の間で維持されるように、隣接するボンディング部が伸縮性糸３２を拘束する。

アンビル６６は、追加的に、または代替的に、積層、すなわち非アンカー（固定しない）突起部１３４と呼ばれる１または複数の突起部を含んでいてもよい。図３０に図示されるように、複数の積層突起部１３４が、アンカー溶接線１１８Ａの積層部分１３６に示されている。積層突起部１３４は、保持、すなわちアンカー突起部１２６、１２８と同様に、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を互いに融合する。積層突起部１３４は、伸縮性糸３４を、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４に対して適所に固定することはしないため、アンカー突起部１２６、１２８とは異なる。従って、破断した伸縮性糸３２は、アンカー溶接ボンディングに関して説明された上記とは対照的に、隣接する積層溶接ボンディングの間のギャップから外れることになる。かかる積層突起部１３４は、ボンディングされたウエブ層３０、５４の非伸縮部分を作成するために、伸縮性糸３２が意図的に破断される、伸縮性の不活性化を目的に設計されたエリアに、第１のウエブ層３０および第２のウエブ層５４を積層する際に有利である。図３０では、少数の積層突起部１３４のみ示されているが、本発明の実施形態は、任意の数、および、任意の配置の積層突起部１３４の使用または不使用を検討するものである。

図３０Ａを再度参照すると、突起部１２６、１２８の接触面は、別の実施形態では異なる形状を有してもよいことが考えられる。非限定的な例として、突起部１２６、１２８は、円形、長方形、三ケ月形、または、完成品に所望の全体的パターンを形成するように選択された不規則形状を有してもよい。さらに別の実施形態では、隣接する溶接線１２０に対応する突起部１２６、１２８は、周囲軸１２０に対して平行な線に、互いに合致してもよい。代わりに、連続する溶接線１１８の突起部１２６、１２８は、交差加工方向に互いにずれて配置されてもよく、それによって、第１のウエブ層３０と第２のウエブ層５４上に形成されるボンディング線に渡って、段付きの、すなわち非直線的経路を画定することができる。

図３１は、本発明の別の実施形態に従った、アンカー溶接線１１８の非直線的構成を示している。伸縮性糸３２、第１のウエブ層３０、および第２のウエブ層５４がボンディングされるとき、図３０の直線的構成を使用して形成されたギャザーパターンと比較して、独特のギャザーパターンを創出する正弦曲線が示されている。本発明の他の実施形態で、他の構成パターンが、アンカー溶接線１１８に形成されてもよいことが考えられる。かかる他の構成パターンは、完成品に、直線、曲線で構成された、あるいは、ロゴ、絵、他の連続する、および繰り返しのパターン、または他のデザインで構成された形状または他のパターンで、伸縮性糸３２、第１のウエブ層３０、および第２のウエブ層５４をボンディングしてもよい。

このように、本発明の１つの実施形態に従い、伸縮性複合構成は、第１の部分、第２の部分および第３の部分を含む第１のウエブ層と、第１の部分および第２の部分を含む第２のウエブ層と、第１のウエブ層の第２の部分および第３の部分に隣接して位置する複数の伸縮性糸を含んでいる。第１のウエブ層の第１の部分は折り畳まれ、第１のウエブ層の第２の部分と重複する。第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分は、第１のウエブ層の第２の部分、および、第２のウエブ層の第１の部分のうち１つに直接ボンディングされる。複数の伸縮性糸の第１の部分は、接着性を有しない、第１のウエブ層の折り畳まれた第１の部分と、第１のウエブ層の第２の部分の間で拘束される。第１のウエブ層の第３の部分は、第２のウエブ層の第２の部分に直接ボンディングされ、複数の伸縮性糸の第２の部分をその間に捕捉する。

本発明は、限られた数の実施形態にのみ関連して詳細に説明されてきたが、本発明はかかる開示された実施形態に限定されるものではないことは容易に理解されるであろう。むしろ、本発明は、本明細書で説明されていないが、本発明の主旨および発明の範囲と整合する、様々な変化、変更、置換、または同等の構成を組み込むように変更されてもよい。さらに、本発明の様々な実施形態が説明されてきたが、本発明の態様は、説明されている実施形態のうち、数点のみを含みうることは理解されるべきであろう。従って、本発明は先の説明によって限定されるとみなされるべきではなく、別記の請求項の発明の範囲によってのみ限定される。

Claims

伸縮性複合構造（２８）であって
第１の部分（４６）、第２の部分（４２）および第３の部分（４４）を含む第１のウエブ層（３０）と、
第１の部分（６０）および第２の部分（６２）を含む第２のウエブ層（５４）と、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）および前記第３の部分（４４）に隣接して位置する複数の伸縮性糸（３２）と、を備え、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に対して折り畳まれ、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）と重複し、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）、および、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）のうちの１つに直接ボンディングされ、
前記複数の伸縮性糸（３２）の第１の部分（３８）は、接着性を有しない、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）と、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）との間で拘束され、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）は、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）に直接ボンディングされて、前記複数の伸縮性糸（３２）の第２の部分（４０）をその間に捕捉することを特徴とする伸縮性複合構造（２８）。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングされ、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）による前記第２のウエブ層（５４）の重複が存在しない、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）に直接ボンディングされる、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングされ、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）に重複して、直接ボンディングされる、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）にさらに重複して、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に直接ボンディングされ、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングされる、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）にさらに重複し、かつ、前記第２のウエブ層（５４）の第３の部分（７６）に重複し、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）は、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に直接ボンディングされ、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）は、前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）に重複し、直接ボンディングされ、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングされる、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第２の部分（４０）は、接着性を有しない、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）と、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）との間に捕捉される、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）、および、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）のうちの１つに直接ボンディングすることによって形成されるボンディング部は、超音波ボンディング部を含む、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第１の部分（３８）は、前記複数の伸縮性糸（３２）のウエスト部分を含み、
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第２の部分（４０）は、前記複数の伸縮性糸（３２）の腹部部分を含む、請求項１に記載の伸縮性複合構造（２８）。
伸縮性複合構造（２８）を形成する方法であって、
第１の部分（４６）、第２の部分（４２）および第３の部分（４４）を含む第１のウエブ層（３０）を供給する工程と、
複数の伸縮性糸（３２）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）および前記第３の部分（４４）に隣接して装着する工程と、
第１の部分（６０）および第２の部分（６２）を含む第２のウエブ層（５４）を供給する工程と、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に対して折り畳む工程と、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）、および、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）のうち１つにボンディングする工程と、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）にボンディングする工程と、を含み、
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第１の部分（３８）は、接着性を有しない、前記第１の層（３０）の前記第１の部分（４６）と前記第２の部分（４２）との間に捕捉され、
前記複数の伸縮性糸（３２）の第２の部分（４０）は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）と、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）との間に捕捉される、方法。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）をボンディングする工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングすることを含み、
方法は、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）による前記第２のウエブ層（５４）の重複が存在しない、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）に直接ボンディングする工程をさらに含む、請求項９に記載の方法。
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）と重複するように配置する工程と、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）に直接ボンディングする工程と、をさらに含み、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）をボンディングする工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングすることを含む、請求項９に記載の方法。
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を折り畳む工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に対して折り畳むことをさらに含み、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）をボンディングする工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に直接ボンディングすることを含み、および、
方法は、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングする工程をさらに含む、請求項９に記載の方法。
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第２のウエブ層（５４）の第３の部分（７６）に対して折り畳む工程と、
前記第２のウエブ層（５４）の前記折り畳まれた第２の部分（６２）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）に直接ボンディングする工程と、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングする工程と、をさらに含み、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を折り畳む工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記折り畳まれた第１の部分（６０）に対して折り畳むことをさらに含み、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）をボンディングする工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記折り畳まれた第１の部分（６０）に直接ボンディングすることをさらに含む、請求項９に記載の方法。
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第２の部分（４０）は、接着性の無い前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）と、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）との間に捕捉される、請求項９に記載の方法。
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）をボンディングする工程は、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）、および、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）のうち１つに超音波ボンディングすることを含む、請求項９に記載の方法。
伸縮性複合構造（２８）を形成する装置であって、
複合的ウエブアセンブリを加工方向にガイドするように構成された複数のローラ（３６）であって、前記複合的ウエブアセンブリは、
第１の部分（４６）、第２の部分（４２）、および第３の部分（４４）を含む第１のウエブ層（３０）と、
第１の部分（６０）および第２の部分（６２）を含む第２のウエブ層（５４）と、
前記第１のウエブ層（３０）と前記第２のウエブ層（５４）との間に位置する複数の伸縮性糸（３２）と、を含む、複数のローラ（３６）と、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に対して折り畳むように構成された折畳み装置（４８）と、
ボンディング装置（６４）であって、
前記複数の伸縮性糸（３２）の前記第１の部分（３８）が、接着性を有しない、前記第１の層（３０）の前記第１の部分（４６）と前記第１の層（３０）の前記第２の部分（４２）との間に捕捉されるように、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）、および、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）のうちの１つにボンディングするように構成されるとともに、
前記複数の伸縮性糸（３２）の第２の部分（４０）が、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）と前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）との間に捕捉されるように、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第２の部分（６２）にボンディングするように構成された、ボンディング装置（６４）と、
を備えることを特徴とする装置。
前記ボンディング装置（６４）は、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングし、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）による前記第２のウエブ層（５４）の重複が存在しない、前記第１のウエブ層（３０）の前記第３の部分（４４）に直接ボンディングするように構成された、請求項１６に記載の装置。
前記ボンディング装置（６４）は、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングし、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）に直接ボンディングし、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）は前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）と重複するように構成された、請求項１６に記載の装置。
前記折畳み装置（４８）は、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、さらに前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に折り畳むように構成され、
前記ボンディング装置（６４）は、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）に直接ボンディングし、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングするように、さらに構成された、請求項１６に記載の装置。
前記折畳み装置（４８）は、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）に対して折畳み、
前記第１のウエブ層（３０）の前記第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記折り畳まれた第１の部分（６０）に対して折畳むように構成され、
前記ボンディング装置（６４）は、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第１の部分（６０）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）に直接ボンディングし、
前記第２のウエブ層（５４）の前記第３の部分（７６）を、前記第１のウエブ層（３０）の前記第２の部分（４２）に直接ボンディングし、
前記第１のウエブ層（３０）の前記折り畳まれた第１の部分（４６）を、前記第２のウエブ層（５４）の前記折り畳まれた第１の部分（６０）に直接ボンディングするように構成された、請求項１６に記載の装置。
前記ボンディング装置（６４）は、
超音波ホーン（６８）と、
前記超音波ホーン（６８）と隣接して配置されるアンビル（６６）と、を備える、請求項１６に記載の装置。