JP5002832B2 - 複合弾性シートの製造方法および装置 - Google Patents

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本発明は使い捨て着用物品などを形成する複合弾性シートの製造方法および装置に関する。
使い捨ておむつや使い捨てパンツ等の使い捨て着用物品には、着用者への密着性を向上させる為、ウエスト周囲、脚回り、胴部周囲等を伸縮可能に形成することが要求される。通常は、不織布やプラスチックフィルムに糸状や帯状の弾性部材(伸縮部材)を伸長状態で接着し、これらの非伸縮性シートを伸縮可能にしている。
このような複合弾性シートを連続製造するには、非伸縮性シートをロールから繰り出して走行させながら、弾性部材をロールから繰り出して所定のテンションをかけて引っ張った状態で非伸縮性シートに貼り付ける。しかし、使い捨て着用物品の形態上、或いは個々の製品に切断する都合上、伸縮させる必要の無い非伸縮部と伸縮部を、シートの走行方向に交互に設けなければならないことがある。
非伸縮部には、弾性部材にテンションをかけずにシートに貼着する事も考えられるが、テンションをかけて引っ張った状態と、テンションをかけない状態を替えるのは、困難である。
したがって、通常は、接着剤をシートヘ間欠塗工して、シート上に接着剤塗布部と非塗布部をシート走行方向に沿って交互に設け、非塗布部の弾性部材を切断する事によって、非伸縮部を形成する。非塗布部では、弾性部材がシートに接着されていないので1個所で切断された弾性部材は、シートに接着されている弾性部材の部分へと引っ張られて弛緩し、そこに留まることとなる。
弾性部材を切断する方法としては、ローラの幅方向に沿って連続する刃(凸条)を有する切断ローラと、これに対向するアンビルローラとの間に弾性部材を配置したシートを通過させ、前記刃による加圧または加熱により、弾性部材を切断しようとするものがある。
しかし、この従来方法では、ローラの幅方向に沿って連続線状に切断力を作用させるため、弾性部材の存在していない部分に切断力を作用させた場合、シートを破断してしまうことがあった。また、破断にまで到らない場合でも、不織布等のシートが加熱圧着によってフィルム化するので、硬い触感の1 本のシール線が弾性部材の存在していない部分を横切るように残る事となり、製品にした時に、見栄えや着用感が低下する。
そこで、切断ローラに、軸方向に互いに離れた複数の凸部からなる凸部列を複数列設けると共に、各凸部列の各凸部を切断ローラの軸方向に互いに軸方向に位置ズレさせ、切断線が連続しないように弾性部材を切断する技術が開示されている(特許文献1)。
特開2002−113042号(図3)
しかし、着用物品のサイズが変更されて、切断するシートの流れ方向の領域が変更された場合や、シートの強度が変更された場合などにおいては、前記シートの流れ方向の切断位置を変更したい場合がある。また、シートの切断部分は搬送中に若干開くので、この部分に図柄を設けると図柄が歪むため、図柄に応じて切断位置を変えたい場合がある。このような場合に、前記特許文献1の発明では1本の切断ローラで弾性部材を切断しているから、弾性部材を切断できるシートの流れ方向の長さを変更しようとすると、前記切断ローラ自体を交換する必要がある。
したがって、本発明の目的は、凸部列を設けたローラを交換しなくても、弾性部材を切断するシートの流れ方向での位置を容易に変更し得る複合弾性シートの製造方法および装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明の製造方法は、2枚の連続シートの間に複数本の互いの略平行な弾性部材を挟み込んで複合シートを得る工程と、軸方向に互いに離れた複数の第1凸部を包含する第1凸部列を持つ第1ローラの前記第1凸部で前記複合シートの弾性部材を切断する第1切断工程と、軸方向に互いに離れ、かつ、前記第1凸部に対し軸方向に位置ズレしていることで前記第1凸部で切断できなかった弾性部材を切断可能な複数の第2凸部を包含する第2凸部列を持つ第2ローラの前記第2凸部で前記複合シートの弾性部材を切断する第2切断工程とを備えている。
一方、本発明の製造装置は、2枚の連続シートの間に複数本の互いの略平行な弾性部材を挟み込んだ複合シートの前記弾性部材を切断して複合弾性シートを得る製造装置であって、軸方向に互いに離れた複数の第1凸部を包含する第1凸部列で前記複合シートの弾性部材を切断する第1ローラと、軸方向に互いに離れ、かつ、前記第1凸部に対し軸方向に位置ズレしていることで前記第1凸部で切断できなかった弾性部材を切断可能な複数の第2凸部を包含する第2凸部列で前記複合シートの弾性部材を切断する第2ローラとを備えている。
本発明においては、第1ローラの第1凸部列で複合シートの弾性部材の一部が切断され、この際切断されなかった弾性部材の残部が第2ローラの第2凸部列で切断される。
ここで、各凸部列の各凸部は軸方向に互いに離間しているので、シートが破断されたりするおそれがない。
一方、第1凸部列の第1凸部と第2凸部列の第2凸部とは軸方向に互いに位置ズレしているので、所定の弾性部材の全てを切断することができる。
前記シートの流れ方向の切断位置を変更したい場合には、2つのローラの少なくともいずれか一方を回転させて2つの凸部列の位置の関係を変更したり、あるいは、2つのローラの少なくともいずれか一方の周速度を変更する。これにより、2つの凸部列で切断される弾性部材の部位を変更することができる。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
実施例1
図1〜図8は実施例1を示す。
まず、本発明の製造方法により製造される使い捨てパンツについて説明する。
図1及び図2は、使い捨てパンツを展開してなる使い捨てパンツ用素材を示している。図1において、この使い捨てパンツ用素材は、胴回り方向の中央部を除く部分に複数本の弾性部材1が胴回り方向に伸びるように配設されたフィットギャザー積層体2と、このフィットギャザー積層体2の胴回り方向の中央部の下面側、つまり使い捨てパンツの外面側に固着された前後一対の補強用シート3と、前記フィットギャザー積層体2の上面側、つまり人体肌面側に位置する使い捨てパンツの内面側に配設された吸収体4と、図2の補強用シート3の下面側に配設された外装シート5とを備えている。
前記弾性部材1は、線状又は帯状のゴムや熱可塑性エラストマーからなり、図2の上下一対の不織布シート6,7間に伸張状態で配設されて、不織布シート6,7の胴回り方向の中央部を除く部分に固着されるとともに、この不織布シート6,7の胴回り方向の中央部において切断されることにより、この胴回り方向の中央部分に弾性部材1の伸縮力が作用しないように構成されている。
前記不織布シート6,7は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル又はレーヨン等の柔軟な素材によって図1のように砂時計形に形成され、胴回り方向の中央部を除く部分に前記弾性部材1が配設された状態で、ホットメルト等の接着剤により上層の不織布シート6と、下層の不織布シート7(図2)とが、上記弾性部材1の配設部において一体に接着されることにより、前記フィットギャザー積層体2を構成している。
前記補強用シート3は、適度の剛性を有するプラスチックフィルム材等からなり、前記フィットギャザー積層体2の胴回り方向の中央部の下面側に固着されている。また、前記補強用シート3の下面側、つまり使い捨てパンツの外面側には、図3に示すように、キャラクタ図柄又は文字等が描かれている。
図2に示すように、前記吸収体4は不織布又は穴あきプラスチックフイルム材等からなる上層の透液性シート8と、プラスチックフィルム材等からなる下層の不透液性シート9と、これらの両シート8,9間に配設された粉砕パルプ、高吸水性樹脂又は保形用熱可塑性樹脂等からなる吸収マット10とにより構成されている。なお、前記透液性シート8の左右両側辺部上面には、使い捨てパンツの長手方向に沿って線状のゴム材等からなる弾性部材が添設された左右一対の立ち上がりギャザー11を設けることが望ましい。
前記外装シート5は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル又はレーヨン等の柔軟な素材からなり、前記補強用シート3の下面側においてフィットギャザー積層体2の下面全面を覆うように配設され、このフィットギャザー積層体2の下面にホットメルト等の接着剤により接着される。
図1の前記フィットギャザー積層体2及び外装シート5を有する使い捨てパンツ用素材がその長手方向の中間部において二つ折りされ、前記フィットギャザー積層体2の左右両側辺部が、超音波シール機やヒートシール機を用いた溶着または接着剤を用いた接着等の手段で一体に接合されることにより、図3に示すように、パンツ型に形成される。
図4は前記使い捨てパンツの製造装置を示す。
この製造装置は、前記フィットギャザー積層体2(図1)の連続体である複合弾性シート41を成形するフィットギャザー成形部12と、前記複合弾性シート41に補強用シート3を接着する補強用シート接着部13と、前記複合弾性シート41に外装シート5を接着する外装シート接着部14と、前記複合弾性シート41に吸収体4を供給する吸収体供給部15とを有している。
前記フィットギャザー成形部12は、一対の不織布シート6,7をそれぞれ繰り出す一対の不織布ロール16,17と、前記弾性部材1を繰り出す弾性部材ロール18と、前記不織布シート6にホットメルト接着剤を間欠的に塗布する第1ホットメルト塗布機19と、前記両不織布シート6,7を圧接する圧接ローラ20と、前記ホットメルトの非塗布部において前記不織布シート6,7とともに弾性部材1を切断する切断部30とを有している。
前記切断部30は、不織布シート6,7間に複数本の弾性部材1が配設された複合シート40の前記弾性部材1を確実に切断するとともに、前記弾性部材1が設置された不織布シート6,7を間欠的に切断することで、複合弾性シート41を生成する。この切断部30については、後に詳述する。
前記補強用シート接着部13は、補強用シート3の連続体を繰り出す補強用シートロール22と、この補強用シートロール22から繰り出された補強用シート3の連続体にホットメルト接着剤を塗布する第2ホットメルト塗布機23と、前記補強用シート3の連続体を所定長さに切断する切断ローラ24と、前記連続体が切断されることによって形成された補強用シート3をフィットギャザー積層体2の下面側に圧接して接着する圧接ローラ25とを有している。
前記外装シート接着部14は、外装シート5の連続体を繰り出す外装シートロール26と、この外装シートロール26から繰り出された外装シート5の連続体にホットメルト接着剤を塗布する第3ホットメルト塗布機27と、前記外装シート5の連続体をフィットギャザー積層体2の下面側に圧接して接着する圧接ローラ28とを有している。
前記吸収体供給部15は、別工程で製造された吸収体4を前記フィットギャザー積層体2上の所定位置に位置決めした状態で載置し、超音波シール機やヒートシール機を用いた溶着または接着剤を用いた接着等の手段で、前記吸収体4をフィットギャザー積層体2の上面側に固着する。
図5および図6は前記切断部30の詳細を示す。
前記切断部30は、切断のための第1および第2ローラ31、32と、アンビルローラ33と一対の案内ローラ34とを備える。前記第1ローラ31は第2ローラ32の上流に配置されている。
前記第1および第2ローラ31、32には、図6(a)に示すように、それぞれ、軸方向Sに互いに離れた複数の第1および第2凸部31a、32aを包含する第1および第2凸部列31b、32bが突設されている。図5の前記各凸部31a、32aは1本のアンビルローラ33の表面に当接して、アンビルローラ33との間で複合シート40の弾性部材1を不織布シート(連続シート)6、7と共に切断する。前記各第1および第2凸部列31b、32bは、前記軸方向S、つまり、弾性部材1の延びる方向に直交する方向Sに離間した複数の第1および第2凸部31a、32aを有する。
このように各凸部31a、32aが軸方向に離間していることにより、図5の複合弾性シート41が破断し易くなるのを防止している。
図6(a)に示すように、第1ローラ31の第1凸部31aと、第2ローラ32の第2凸部32aとは、軸方向Sに互いに位置ズレして配置されている。つまり、弾性部材1の切断を要する領域70(図1)において第1凸部31aが設けられていない軸方向Sの部位については、第2ローラ32上に第2凸部32aが配置されており、一方、弾性部材1の切断を要する領域70において、第2凸部32aが設けられていない軸方向Sの部位については、第1ローラ31上に第1凸部31aが配置されている。したがって、上流の第1凸部列31bで切断できなかった弾性部材1は、下流の第2凸部列32bで切断される。
なお、図1に示すように、弾性部材の切断を要する領域70は、フィットギャザー積層体2の一部であり、この領域70に対応する位置に図6の各凸部列31b、32bが設けられている。
つぎに、使い捨てパンツの製造方法について説明する。
図4の前記不織布ロール16,17から繰り出された一対の不織布シート6,7(連続シート)の間に、前記弾性部材ロール18から繰り出された弾性部材1を配設した状態で、これらの連続シートをその長手方向に搬送する。そして、前記第1ホットメルト塗布機19により不織布シート6にホットメルトを所定間隔で間欠的に塗布した後、前記両不織布シート6,7を圧接ローラ20により挟持して圧接することで、図7(a)に示すように、前記ホットメルトH1の塗布部において前記両不織布シート6,7と、弾性部材1とを一体に接着する。
前記接着後、図5の第1ローラ31の第1凸部31aがアンビルローラ33に当接することにより複合シート40の弾性部材1が、不織布シート6、7と共に、図7(b)の第1切断部位C1において切断される第1切断工程が実行される。この第1切断工程の後に、図5の第2ローラ32の第2凸部32aがアンビルローラ33に当接することにより、複合シート40の弾性部材1が不織布シート6、7と共に、図7(b)の第2切断部位C2において切断される第2切断工程が実行される。こうして、図7(c)のように、弾性部材1が部分的に配置された複合弾性シート41が得られる。
ここで、図6(a)のように、第1凸部31aと第2凸部32aとは軸方向Sに互いに位置ズレしているので、第1切断工程で切断されなかった弾性部材1は、第2切断工程で切断される。
図5の第1ローラ31の第1凸部31aがアンビルローラ33に当接する(切断)するタイミングと、第2ローラ32の第2凸部32aがアンビルローラ33に当接するタイミングとはズレている(同時にならない)のが好ましい。同時に切断を行うと、第1凸部31a、第2凸部32aの一方がアンビルローラ33に当接した衝撃でアンビルローラ33に振動が生じ、他方のスムースな切断を妨げるおそれがあるからである。
前記複合弾性シート41の形成後、図4の前記補強用シートロール22から繰り出された補強用シート3の連続体の上面側に、前記第2ホットメルト塗布機23によりホットメルト接着剤を塗布するとともに、前記補強用シート3の連続体を切断用ローラ24により所定長さに切断することによって形成された補強用シート3と、複合弾性シート41とを圧接ローラ25により挟持して圧接することにより、図8(a)に示すように、前記弾性部材1の非設置部に対応する位置において、前記複合弾性シート41の下面側に、補強用シート3をホットメルト接着剤H2により接着する。
一方、図4の前記外装シートロール26から繰り出された外装シート5の連続体の上面側に、前記第3ホットメルト塗布機27によってホットメルト接着剤を塗布した後、前記圧接ローラ28により外装シート5の連続体と複合弾性シート41とを挟持して前記補強用シート3の下面側に外装シート5の連続体を接着する。
その後、前記フィットギャザー積層体2の上面側に、吸収体供給部15から供給された図8(b)の吸収体4を載置した後、前記弾性部材1の非接着部に対応する位置において、前記フィットギャザー積層体2の連続体の上面側に吸収体4を位置決めした状態で接着する等により、図8(b)に示すような使い捨てパンツ用素材の連続体が形成されることになる。
このようして形成された使い捨てパンツ用素材の連続体を、切断線Cにおいて所定寸法に切断することにより、図1に示す使い捨てパンツ用素材が得られ、この使い捨てパンツ用素材をその長手方向の中間部において二つ折りし、前記フィットギャザー積層体2の左右両側辺部を溶着または接着等の手段で一体に接合することにより、図3に示す使い捨てパンツが製造される。
このようにして製造された使い捨てパンツは、前記フィットギャザー積層体2を構成する不織布シート6,7(図2)に配設された弾性部材1が伸縮することにより、安定した着用状態が得られ、液漏れの発生等を効果的に防止することができる。
また、図1の前記吸収体4が配設されるフィットギャザー積層体2の胴回り方向の中央部には、前記弾性部材1が配設されていないため、この吸収体4が配設された部分に皺が形成されるのを防止して、優れた外観と安定したはき心地とが得られるという利点がある。
一方、図7(b)の切断部位C1、C2間のピッチPや第1および第2切断部位C1、C2の位置を変更したい場合には、図4の第1および第2凸部31a、32aの位置(回転角度位置)の関係を変更することで、両凸部31a、32aがアンビルローラ33に当接するタイミングを変更する。
たとえば、ピッチP(図7(b))を広くする場合には、図4の第2凸部32aを予め反時計回り方向に若干回転した位置とし、一方、ピッチP(図7(b))を狭くしたい場合には、図4の第2凸部32aを予め時計回り方向に若干回転した位置に設定する。
なお、図6(a)〜(d)に示すように、凸部31a、32aや凸部列31b、32bの形状やパターンは種々の形状やパターンを選択することができる。
図9(a)〜(c)は切断部30の他の例を示す。
図9(a)において、前記第1ローラ31と前記第2ローラ32とは互いに軸方向が平行となるような位置で対向している。この場合、前記第2ローラ32のアンビル部分32cに前記第1ローラ31の第1凸部列31bが当接して前記第1切断工程が実行される。一方、前記第1ローラ31のアンビル部分31cに前記第2ローラ32の第2凸部列32bが当接して前記第2切断工程が実行される。
この例では、部品点数が少なくなり、また、スペース効率も高いというメリットが得られる。
図9(b)において、第1ローラ31には第1アンビルローラ33Aが対向しており、一方、第2ローラ32には第2アンビルローラ33Bが対向している。更に、図9(c)においては、前記第1ローラ31と第2ローラ32とが前記複合シート40の互いに異なる面に対面し、かつ、前記第1アンビルローラ33Aと第2アンビルローラ33Bとが前記複合シート40の互いに異なる面に対面するように配置されている。
これらの場合、前記第1ローラ31の第1凸部列31bが第1アンビルローラ33Aに当接して、前記第1切断工程が実行され、前記第2ローラ32の第2凸部列32bが第2アンビルローラ33Bに当接して前記第2切断工程が実行される。
図9(c)のように配置した場合には、第1および第2ローラ31、32の径を小さくすることで、2つのローラ31、32の間隔を小さくすることができる。
前記各アンビルローラ33、33A、33Bには、各凸部31a、32aに対応する位置に、かつ、各凸部31a、32aに対応する形状の凹部を形成してもよい。この場合、各凸部31a、32aが凹部に入り込むことで、弾性部材1の応力が高くなり、弾性部材1の切断が容易となる。また、凸部と凹部によりせん断力を作用させて弾性部材1を切断してもよい。
前記実施例では弾性部材1による弾性を作用させない部位について接着剤の塗布を行わないようにしたが、接着力を弱めておいてもよいし、接着剤を塗布してもよい。
また、前記使い捨てパンツ用素材を、その長手方向の中間部において二つ折りし、前記フィットギャザー積層体2の左右両側辺部を一体に接合してなる前記実施例に代え、粘着テープまたは面ファスナー等からなる係止部材によって前記使い捨てパンツ用素材の左右両側辺部を着脱可能に接合するようにしてもよい。
本発明は紙パンツやオムツなどの使い捨て着用物品の他に種々のシートの製造に利用することができる。
本発明の実施例1に係る使い捨てパンツを展開して示す説明図である。 図1のA−A線断面図である。 同パンツを示す斜視図である。 使い捨てパンツの製造ラインの概略を示す構成図である。 弾性部材を切断する本装置の斜視図である。 凸部のパターンを示すローラの平面図である。 (a)は複合シートの断面図、(b)は弾性部材を切断した状態で示す断面図、(c)は弾性部材を切断した状態で示す平面図である。 (a)はフィットギャザー積層体に補強用テープを固着した状態を示す断面図、(b)は使い捨てパンツの連続体の構成を示す平面図である。 本装置のその他の例を示す側面図である。
符号の説明
1:弾性部材
2:フィットギャザー積層体
3:補強用シート
4:吸収体
5:外装シート
6,7:不織布シート(連続シート)
30:複合弾性シートの製造装置(切断部)
31:第1ローラ
31a:第1凸部
31b:第1凸部列
32:第2ローラ
32a:第2凸部
32b:第2凸部列
33、33A、33B:アンビルローラ
40:複合シート
41:複合弾性シート
S:軸方向

Claims (6)

  1. 2枚の連続シートの間に複数本の互いに略平行な弾性部材を挟み込んで複合シートを得る工程と、
    軸方向に互いに離れた複数の第1凸部を包含する第1凸部列を持つ第1ローラの前記第1凸部で前記複合シートの弾性部材を切断する第1切断工程と、
    軸方向に互いに離れ、かつ、前記第1凸部に対し軸方向に位置ズレしていることで前記第1凸部で切断できなかった弾性部材を切断可能な複数の第2凸部を包含する第2凸部列を持つ第2ローラの前記第2凸部で前記複合シートの弾性部材を切断する第2切断工程と、
    を備えた複合弾性シートの製造方法。
  2. 請求項1において、1本のアンビルローラに前記第1および第2ローラの凸部列が当接することで、前記第1および第2切断工程が実行される複合弾性シートの製造方法。
  3. 請求項1において、前記第1ローラと前記第2ローラとが互いに対向しており、
    前記第2ローラのアンビル部分に前記第1ローラの第1凸部列が当接して前記第1切断工程が実行され、
    前記第1ローラのアンビル部分に前記第2ローラの第2凸部列が当接して前記第2切断工程が実行される複合弾性シートの製造方法。
  4. 請求項1において、前記第1ローラの第1凸部列が第1アンビルローラに当接して、前記第1切断工程が実行され、
    前記第2ローラの第2凸部列が第2アンビルローラに当接して前記第2切断工程が実行される複合弾性シートの製造方法。
  5. 請求項4において、前記第1ローラと第2ローラとが前記複合シートの互いに異なる面に対面し、かつ、前記第1アンビルローラと第2アンビルローラとが前記複合シートの互いに異なる面に対面するように配置されている複合弾性シートの製造方法。
  6. 2枚の連続シートの間に複数本の互いに略平行な弾性部材を挟み込んだ複合シートの前記弾性体を切断して複合弾性シートを得る製造装置であって、
    軸方向に互いに離れた複数の第1凸部を包含する第1凸部列で前記複合シートの弾性部材を切断する第1ローラと、
    軸方向に互いに離れ、かつ、前記第1凸部に対し軸方向に位置ズレしていることで前記第1凸部で切断できなかった弾性部材を切断可能な複数の第2凸部を包含する第2凸部列で前記複合シートの弾性部材を切断する第2ローラと、
    を備えた複合弾性シートの製造装置。
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