JP5351212B2 - 伸縮性シートの製造方法およびこれを用いた紙おむつ - Google Patents
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このような伸縮性シートを連続製造するには、非伸縮性シートをロールから繰り出して走行させながら、伸縮部材をロールから繰り出して所定のテンションをかけて引っ張った状態で非伸縮性シートに貼り付ける方法が採用されている。しかし、使い捨て着用物品の形態上、或いは個々の製品に切断する都合上、伸縮させる必要の無い部分と伸縮部を、シートの走行方向に断続的に設けなければならないことがある。
伸縮させる必要の無い部分には、伸縮部材にテンションをかけずにシートに貼着することも考えられるが、テンションをかけて引っ張った状態と、テンションをかけない状態を、素早く切り替えるのは、製造上困難である。
従って、通常は、接着剤をシートヘ間欠塗工して、シート上に接着剤塗布部と非塗布部をシート走行方向に沿って交互に設け、接着剤非塗布部に存在する伸縮部材を切断する事によって、非伸縮部を設けている。接着剤非塗布部では、伸縮部材がシートに接着されていないので1個所で切断された伸縮部材は、シートに接着されている伸縮部材の方へ引っ張られて弛緩し、そこに留まることとなる。
伸縮部材を切断する方法としては、ロール幅方向に沿って連続する連続線状凸部(一枚刃)を有する第1のロールと、これと対向する第2のロールとの間に伸縮部材を配置したシートを通過させ、第1のロールの線状凸部による加圧または加熱により、伸縮部材を切断しようとするものがある。
他方、かかる伸縮性シートを、紙おむつに伸縮性を付与することを目的として、紙おむつの外形シートに重ねて又は外形シート自体として使用する場合には、通気性が良好であるのが望ましい。
そこで本発明の主たる課題は、シート破断のおそれなく伸縮部材切断や通気性向上のための加工を可能にすることにある。
<請求項1記載の発明>
シート上に又は上下シート間に、複数本の糸状の伸縮部材を、間隔をおいて平行に伸張状態で配置して積層体となし、
表面に切断凸部がロール軸方向及び周方向に間隔をおいて多数形成された第1のロールと、前記第1のロールと対向する第2のロールとの間に、
前記積層体を通過させ、その際に当該積層体に前記切断凸部を刺しこむことによって、前記複数本の少なくとも一部の伸縮部材について、少なくともその長手方向一部を切断し、かつ前記切断凸部を刺しこむことによって、前記伸縮部材の切断と同時に、シートの穴形成加工を行なうことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
本発明では、間隔をおいて複数個配列した切断凸部を積層体に刺しこみ、伸縮部材の切断を行う。よってその加工に際して、凸部と凸部との間に切断力が作用せず、ロール幅方向(軸方向)に沿って連続線状に切断力が作用することがないため、部分的に切断されることはあっても、シート破断(ロール幅方向全体の切断)のおそれがない。そして伸縮部材を切断する場合には、積層体に切断凸部を刺しこむため伸縮部材をより確実に切断することができる。
なお、前記切断凸部の刺しこみにより、前記伸縮部材の切断および前記積層体の穴形成の両方を行うことができる。
この場合、シート破断のおそれなく、より確実に伸縮部材を切断でき、かつこれと同時に穴形成による通気性の向上を図ることができる。
この外形シートの内面に対して固定され、股下を中心として前後方向に延在する吸収コアを含む吸収主体とを有する紙おむつであって、
シート上に又は上下シート間に、複数本の糸状の伸縮部材を、間隔をおいて平行に伸張状態で配置して積層体となし、
表面に切断凸部がロール軸方向及び周方向に間隔をおいて多数形成された第1のロールと、前記第1のロールと対向する第2のロールとの間に、
前記積層体を通過させ、その際に当該積層体に前記切断凸部を刺しこむことによって、前記複数本の少なくとも一部の伸縮部材について、少なくともその長手方向一部を切断し、かつ前記切断凸部を刺しこむことによって、前記伸縮部材の切断と同時に、シートの穴形成加工を行なって伸縮性シートを得るとともに、
前記伸縮性シートの伸縮部材の切断および穴形成加工領域が前記吸収コアと重なる部分領であることを特徴とする紙おむつ。
請求項1と同様の効果を奏する。
また、伸縮性シートの伸縮部材の切断および穴形成加工領域が吸収コアと重なる部分領域であることにより、伸縮部材が吸収コアを横切って連続しなくなり、吸収コアに対する腰周り締め付け方向の収縮力が弱められ、縦皺およびそれによる吸収性能の低下が防止される。さらに、多数の穴が形成されることにより通気性が良好なものとなる。
前記紙おむつは、前後方向に沿って順にウエスト部、腰下部、股部からなり、
前記腰下部では伸縮部材の切断および穴形成加工が行われ、
前記ウエスト部では伸縮部材の切断および穴形成加工が行われていない請求項2記載の紙おむつ。
腰下部では伸縮部材の切断および穴形成加工が行われることにより、吸収コアに対する腰周り締め付け方向の収縮力が弱められ、縦皺およびそれによる吸収性能の低下が防止される。さらに、多数の穴が形成されることにより通気性が良好なものとなる。
また、ウエスト部では伸縮部材の切断が行われていないことにより、ウエスト周りのフィット性を高めることができる。
<伸縮性シート製造方法の実施形態>
図1には、第1の形態に係る本発明の伸縮性シートの製造方法例の斜視説明図を示した。矢印方向がシート走行方向である。
所定幅の帯状の下シート910が、図示しないホットメルト接着剤塗工機により、接着剤塗布部911と非塗布部912とが交互に設けられつつ、図中右側から左側へ向かって走行している。本発明においては、図2に示すように接着剤911を、シート長手方向に連続に塗布することもできる。
かくして形成された伸縮性シートにおいては、切断凸部の刺しこみにより確実に伸縮部材が切断されるだけでなく、貫通または窪み穴が形成されることにより通気性が良好なものとなる。
(イ)第1および第2のロール950,960の少なくとも一方に加熱手段を備え、伸縮部材の溶断および上下シートのシールを行うように構成することもできる。具体的には、これらのロール近傍に、棒状のシーズヒーターを設けたり、高周波による加熱手段、遠赤外線ヒーター、オイルヒーター等の別の加熱手段を併用しても良い。ただし、本発明ではピンや刃部等の切断凸部を用いているので、軽い加圧のみで伸縮部材の切断を行うことができ、その場合には上下シートのヒートシールの無い柔軟な伸縮性シートを製造できる。
なお、図1において、第1のロール950と第2のロール960の位置が逆の構成も採用可能である。
(ロ)下シート910、上シート930としては、不織布、プラスチックフィルム、編物、織物、紙等が使用可能である。素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、セルロース、レーヨン等、適宜公知の素材を単独でまたは2種類以上を混合して、用いることが出来る。
(ハ)各シート910,930が既に何枚かのシートが積層された多層シートであってもよい。
(ニ)本発明の伸縮部材としては、切断可能な素材(例えば、熱可塑性ポリウレタンや、各種エラストマー、ゴム類等)で、例えば糸状、帯状、ネット状のものが利用可能である。
(ホ)図1においては、シートの幅方向中央部に伸縮部材を接着する例を示したが、シートの端部近傍に伸縮部材を接着する構成であっても、勿論かまわない。エンボスパターンの配設部を、伸縮部材の取付位置に合せて変更すれば良い。
(ヘ)本発明における接着剤は、上下シートのいずれか一方もしくは両方に塗布することができる。また伸縮部材に接着剤を塗布することもできる。さらに接着剤は、シート等に対し、長手方向に沿って不連続(図1参照)もしくは連続(図2参照)に、または一部、全部もしくは一部を除いて全体的に塗工することもできる。
(ト)図9に示すように、本発明における切断部位は、接着剤塗布部Xであっても良いし、接着材非塗布部Yであっても良い。
(チ)上記例では上下一対のシート間に伸縮部材を挟み込む形態を示したが、図9に示すように、一枚のシート又は多層シート上に伸縮部材を配置固定する場合にも本発明の伸縮部材切断手法を適用することが可能である。
(リ)上記例は伸縮部材を切断するものであるが、本発明では切断凸部の配列を変更して伸縮部材を切断せずに積層体の穴形成のみを行い、通気性の向上のみを図ることもできる。
<本発明の用語の説明、及びパンツ型使い捨ておむつの第1の実施形態>
主に図10によって、本発明の部位や方向に関する用語説明をしつつ、図11〜13によって、第1の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
この第1の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつは、図10及び図11に示すように、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定され、股下4を中心として縦方向(前後方向)に延在する吸収主体10とを主体として構成されている。
外形シート1は2枚または3枚以上の通気・撥水性の不織布を積層固定してなり、この外形シート1と吸収主体10とを重ね合わせた後の製造工程の最終段階で、前身頃Fと後身頃Bとの両側縁部の長手方向全体を超音波シールや熱溶融などの手段により接合する(この接合部を符号30としてある)ことにより、図13に示されているようにウエスト開口部WOおよび左右一対のレッグ開口部LOを形成してある。
さらに詳細には、起立カフスCは、起立シート40を2重に形成され、各伸縮部材50,50…をホットメルト接着剤などにより固着した状態で包んで形成されたものである。各起立カフスC,Cを形成する起立シート40は、透液性でなく不透液性もしくは疎水性であるのが望ましい。このため、起立シート40の内面に別のシート(フィルム、不織布等)を張り込んで防漏性を高める構成としても良い。また、不織布などの透液性シートに対してシリコン処理などにより液体をはじく性質となるようにしてもよい。さらに、通気もしくは蒸気透過性を有しているのが望ましい。
この起立端より先端側は、製品本体に固定されていない自由部分である。
他方、長手方向前後端部において、ホットメルト接着剤などにより、前記自由部分は、その先端が物品の中央側に向かう状態で物品に、具体的には透液性トップシート11外面に固定されている。
次に、外形シートに別途の伸縮性シートを取り付けることを骨子とする第2の実施形態について、その製造方法例とともに詳説する。
図14は、本発明に係るパンツタイプ紙おむつの組み立てフローを示しており、吸収主体製造供給ライン100と、外形シート製造供給製造ライン200と、最終処理ライン300とで構成されている。
かくして製造された吸収主体10は、90度ターン装置110において、その長手方向が搬送方向に対して直交する姿勢となるように平面的に90度ターンされ、最終処理ライン300の外形シート取付装置310へと搬送される。
詳細には帯状外形シート201が先ずスリップカッター装置210に送り込まれる。このスリップカッター装置210においては、別途供給されたデザインシート202がスリップされ供給間隔をあけられながら所定形状に順次カットされるとともに、図16及び図17にも示すように、このカットされたデザインシート202が帯状外形シート201の上面における前身頃幅方向中央部および後身頃幅方向中央部に対し、ホットメルト接着等によりそれぞれ配置固定される。デザインシートとしては透けない材質のフィルム等に絵柄等を付したものを用いることができる。またデザインシートには、外面にキャラクターなどのデザインを施すことができる。このデザイン部分は、ある程度の剛性を有する吸収コア13を有し、かつ本発明にしたがって外形シート201が変形したり皺を生じたりすることがないために、そのデザインが崩れることなく鮮明に分かるものとなる。デザインシート202は外形シート間に介在させることができる。また、外形シート201に印刷するか、不透液性バックシート12の裏面側に印刷することができる。さらに、図示のように、製品の正面と裏面とに対応して、当該キャラクターの正面と背面とを施すと、誰でも一目で前後を判別でき、おむつ換えが楽しくなり、着用者も喜ぶものとなる。
続いて、この外形シート201は伸縮部材供給ライン230から前身頃用伸縮性シートおよび後身頃用伸縮性シートがそれぞれ供給され取り付けられる。
かくして製造された前身頃用および後身頃用の連続伸縮性シート206が、外形シート201上の前身頃用および後身頃の所定部位に連続的にホットメルト接着剤等により取付けられる。
以上の部材取付が施された外形シート201は、続いて最終処理ライン300の外形シート取付装置310へ送り込まれる。ここでは、外形シート201の製品幅方向中央部相当部位に対し、別途送り込まれてくる吸収主体10が配置されホットメルト接着等により固定される。
なお、本例では、デザインシート202を省略することができる。しかしこの場合にも、伸縮性シートの穴Xは、その外側の外形シート201に覆われ隠されることとなるので、前述図12に示す例よりも見栄えが良くなる。
また、本例の伸縮性シート206の伸縮部材920,920…(21F,21B,23F,23B)は、吸収コア13の幅方向全部と対応する部分を、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により不連続にすることもできる。
第3の実施形態は、図18および図19に示すように、第1の実施形態とは反対に、前身頃Fにおける腰下部伸縮部材21Fおよび股部伸縮部材23Fを一方側側縁部30から他方側のそれまで連続的に形成し、後身頃Bにおける腰下部伸縮部材21Bおよび股部伸縮部材23Bの吸収コア13と対応する部位を不連続にしたものである。後身頃Bにおける腰下部伸縮部材21Bおよび股部伸縮部材23Bは、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により不連続とされ、かつ当該部分に穴X、Xが形成されて通気性が向上される。
第4の実施形態は、図20に示すように、第2の実施形態に対して、さらにウエスト伸縮部材20F,20B中央部についても、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により不連続とするとともに穴Xを形成したものである。
上記の実施の形態を比較して推測できるように、本発明に係る紙おむつにおいては、周方向に沿う伸縮部材を少なくとも一つ有し、かつ周方向に沿う伸縮部材の少なくとも一つの中央部が、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により不連続とされていれば足りるものであり、ウエスト部W、腰下部U、股部Lの伸縮部材のいずれを設けるか、またいずれを不連続とするかは適宜選択できるものである。但し、見栄えのスッキリ感を得るためには前身頃Fの伸縮部材、特に上記例でいうならば少なくとも腰下部および股部伸縮部材21F,23Fの中央部を不連続にするのが好ましい。
また本発明に係る紙おむつには、第1実施形態のように外形シート1自体を本発明の伸縮性シートにより形成する形態のみならず、第2実施形態のように外形シート1に別の本発明の伸縮性シート206を取り付ける形態も含まれる。
上記例は砂時計形状の外形シート1に対して長方形の吸収主体10を接合してあるが、本発明では外形シート1と同形状の透液性トップシート11を設け、これらの間に吸収体ABを設ける形態でもよい。
上記形態では、伸縮性を殺したい部位の伸縮部材の全てを切断しているが、例えば、図21に示すように、一部のみ、例えば30%以上、特に好適には50%以上を切断することもできる。図示例では一本おきに伸縮部材21F,21B,23F,23Bを切断しているが、縦方向において上側部分のみ、中間部分のみまたは下側部分のみを切断するようにすることもできる。また図示しないが、伸縮部材を全く切断せずに穴Xの形成による通気性向上加工のみを施したものとすることもできる。
また、外形シート1には、股間部または股下部をフィットさせるために、種々の形態で伸縮部材を設けることができる。
この形態においても、伸縮部材25F,25Bの脚周り部分からのレッグ開口縁のはみ出し幅tを5mm以内(好適には2mm以内)とすると、第10の実施形態と同様、さらにレッグ開口縁のヒラヒラ感がさらに少なくなる。
なお、上述の図25〜27に示す例では、腰下部伸縮部材21F,21Bの中央部のみ、本発明の伸縮部材切断および穴Xの形成加工を施しており、ウエスト伸縮部材20F,20Bなど他の伸縮部材部位には本発明の伸縮部材切断および穴Xの形成加工を施していない。
なお、これら図28および図29の例における伸縮部材切断・穴Xの形成加工の態様は、前述第4の実施形態と同様である。
前述のように、本発明はパンツ型使い捨ておむつのほか、テープ式紙おむつをも対象とする。この第1の実施の形態を図30及び図31に示す。この例においては、両側部に起立シート41,41を有し、これらの自由起立部の先端部に伸縮部材51,51が設けられ、起立カフスC,Cを構成している。起立シート41は外形シートと同様の裏面シート1と接合されている。42は背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合するためのテープファスナーである。この例において、前身頃F及び後身頃Bの長手方向端部において、ウエスト部Wにおける外形シート(裏面シート)1の不織布間には、ウエスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口部WOの端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸縮部材20F,20Bが伸縮するように伸長下に配置固定されている。さらに前身頃Fの下腹部及び後身頃Bの臀部に、中央部を除く脇部に周方向に沿って腰下部伸縮部材21F,21Bが設けられ、股部Lにも周方向にそって側端部間にわたる股部伸縮部材23F,23Bが設けられている。
かかる場合にもウエスト伸縮部材20F,20Bを除いて、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により腰下部伸縮部材21F,21Bおよび股部伸縮部材23F,23Bの中央部が切断されて不連続とされ、かつ当該部分に穴X、Xが形成されて通気性が向上される。
第2の実施の形態を図32及び図33に示す。この形態は起立カフスを有しない例である。そして、吸収コア13の外方のフラップ部に縦方向に沿って伸縮部材52,52が、透液性トップシート11とバックシート12との間に固定されている。この例においても、ウエスト伸縮部材20F,20B、腰下部伸縮部材21F,21B及び股部伸縮部材23F,23Bが設けられている。
かかる場合にもウエスト伸縮部材20F,20Bを除いて、本発明の伸縮部材切断・穴形成加工により腰下部伸縮部材21F,21Bおよび股部伸縮部材23F,23Bの中央部が切断されて不連続とされ、かつ当該部分に穴X、Xが形成されて通気性が向上される。
本発明の紙おむつにおいては、図34に示すようにウエスト幅d1に対して吸収コア13の幅d2が40%以下であるのが好ましい。
さらに、本発明の伸縮部材を切断した伸縮性シートを適用する紙おむつにおいては、股間部4において外形シート1の側端が吸収コア13の側端から5mm以内に位置するように形成するのが望ましい。これには、図34(A)に示すように、外形シート1の股間部4側端が吸収コア13の股間部側端の外側にはみ出て、そのはみ出し幅d3が5mm以下とされる場合と、図34(B)に示すように、外形シート1の股間部4側端が吸収コア13の股間部側端の内側に入り、吸収コア13の股間部側端が外形シート1の股間部4側端からはみ出て、そのはみ出し幅d4が5mm以下とされる場合とが含まれる。また図示しないが外形シート1の股間部4側端と吸収コア13の股間部側端とが重なる場合も含まれる。
Claims (3)
- シート上に又は上下シート間に、複数本の糸状の伸縮部材を、間隔をおいて平行に伸張状態で配置して積層体となし、
表面に切断凸部がロール軸方向及び周方向に間隔をおいて多数形成された第1のロールと、前記第1のロールと対向する第2のロールとの間に、
前記積層体を通過させ、その際に当該積層体に前記切断凸部を刺しこむことによって、前記複数本の少なくとも一部の伸縮部材について、少なくともその長手方向一部を切断し、かつ前記切断凸部を刺しこむことによって、前記伸縮部材の切断と同時に、シートの穴形成加工を行なうことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 外形シートと、
この外形シートの内面に対して固定され、股下を中心として前後方向に延在する吸収コアを含む吸収主体とを有する紙おむつであって、
シート上に又は上下シート間に、複数本の糸状の伸縮部材を、間隔をおいて平行に伸張状態で配置して積層体となし、
表面に切断凸部がロール軸方向及び周方向に間隔をおいて多数形成された第1のロールと、前記第1のロールと対向する第2のロールとの間に、
前記積層体を通過させ、その際に当該積層体に前記切断凸部を刺しこむことによって、前記複数本の少なくとも一部の伸縮部材について、少なくともその長手方向一部を切断し、かつ前記切断凸部を刺しこむことによって、前記伸縮部材の切断と同時に、シートの穴形成加工を行なって伸縮性シートを得るとともに、
前記伸縮性シートの伸縮部材の切断および穴形成加工領域が前記吸収コアと重なる部分領域であることを特徴とする紙おむつ。 - 前記紙おむつは、前後方向に沿って順にウエスト部、腰下部、股部からなり、
前記腰下部では伸縮部材の切断および穴形成加工が行われ、
前記ウエスト部では伸縮部材の切断および穴形成加工が行われていない請求項2記載の紙おむつ。
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