JP5259829B2 - 光結合装置及び光合分波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバー或いは空間中を伝播する光信号を光導波路装置に結合させる光結合装置及び複数の光信号を1つの光信号に合波或いは1つの光信号を複数の光信号に分波する光合分波装置に関する。
従来からデジタル光伝送技術の研究開発が盛んに行われているが、幹線系、メトロ、アクセス系に至るまで光通信網の技術は急速に進展しており、FTTHの普及もあって身近な技術ともなっている。最近は、更にコンピュータ或いはデジタル機器のボード間でも高速の信号伝達の必要が高まっており、光伝送・光配線技術の実用化が進んでいる。更には、チップ間やチップ内における配線も、集積回路の配線ボトルネックの問題を克服するために、光配線に置き換える技術が待望されており、精力的な研究開発が進められている。これは光信号伝送が電気信号伝送より伝送速度や信号間の干渉等の点で優れているからである。昨今の通信トラフィックの急速の増大や、ボード間からボード内へ、更にチップ間からチップ内へと光の高速性を活かした配線の必要性の急速な高まりを背景に、こうした光伝送・光配線用の光装置、光モジュールや光回路の小型化、低消費電力化が大きな課題となってきている。
光配線技術の分野においては、シリコンのLSIにおける成熟したプロセス技術が利用できるシリコン・フォトニクスの研究の進展により、シリコンとシリコン酸化物或いは空気との間の高屈折率差を利用して極めて微細(断面500ナノメートル角以下)で急な曲がりにおいても低損失な導波路の実現が可能となり、光通信用の送受信モジュール及びシステムの小型化、低消費電力化や、シリコンLSIへの光配線の導入及び融合化が可能となりつつある。こうした光配線用の装置として、発光、光変調、受光といった能動装置とともに、光導波路を含む光装置間或いは光装置内での光結合や光分岐のための小型で高効率の光結合分波装置は、極めて重要な開発要素となっている。
特に、光結合装置においては、やはり高縮小率(1〜2桁以上)、高効率で作製も容易なスポットサイズ変換器が実用化のためのキー装置となってくる。
従来、高効率の光結合を行なうスポットサイズ変換器として、特許文献1に開示されるように、シリコン細線の逆テーパ構造と光閉じ込めのためのクラッドとを組み合わせた方法が、微細加工に適したシリコンの特徴を活かして作製も集積化も比較的容易なことから、広く用いられている。
但し、高効率結合のためには、先端幅が数十nm以下の長い(数百μm)テーパを作製する必要があり、このために電子ビーム(EB)リソグラフィによる微細パターニングが要求されるため、量産化には向かないという問題がある。また、断熱的なモード変換を行なうためテーパ長が極めて長くなり、高密度の集積化が困難であることも、特に小さなLSIチップ上の光配線に応用する際には重大な問題となっている。
また、一方で、光を複数の導波路に効率良く分配する光合分波装置は、光変調器等で多用される光干渉計のように内部に光分岐を有する装置の高効率動作、或いは、信号処理の多重化や並列処理に必要な光合分波の高効率化のための鍵となる装置である。これを実現する装置としては、(1)連続的な分岐導波路、(2)多モード干渉を用いた光合分波装置がよく用いられる。
特開2009−36873号公報 特開2008−261952号公報
上述したように、従来、LSIチップ上の光配線のために高縮小率或いは高拡大率で光ビームを縮小或いは拡大し、しかも、高効率で光ビームを結合する光結合装置では、量産化に向かない高度な微細加工技術が要求され、また装置長も極めて長くなるため、実用化や量産化が難しいという問題がある。
特に、LSIチップ上に光配線による回路を形成する場合、光導波路同士の交差は、避けられず、交差における損失やクロストークをいかに低減するかが課題となっている。これを解決する方法が幾つか提案されている。例えば、(1)直接交差させて交差部における伝播光のモード形状が導波路間でできるだけ重ならないように、交差部の形状を工夫する方法、(2)交差部で、一方は、導波路内を、他方は、導波路外(クラッド層)を伝播するようにする方法、(3)光配線を多層化して交差は、異なる層の間でのみ生ずるように配線する方法、などがある。これらの提案の中で光配線を多層化して直接交差を避ける方法は、交差部での損失やクロストークを完全に無くすことが可能な唯一の方法とされている。
但し、この多層化配線の構造では、異なる層間を繋ぐ導波路或いは導波路間の光結合装置が必要となる。このうち層間を繋ぐ導波路を形成するには、3次元的な曲がり導波路を形成するための高度な立体加工及び立体配線技術が要求され、実現は極めて難しいとされている。それに比べて光伝播の高さを制御する光結合装置を介して異なる層に配線されている光導波路同士を結合させる方が遥かに容易である。これを実現する方法として、異なる層に配置された2本の導波路の先端部を逆テーパ状に加工して、これらを互いに対向させて光の伝播する層を切り替える方法が特許文献2で提案されている。但し、この方法は、高性能ではあるが、逆テーパ同士の高効率の結合のために極めて長いテーパ長(数百ミクロン〜1ミリ以上)が必要となるため、チップ上での高密度の光配線に適用することは困難であるとされている。
また、光合分波装置にあっても次のような問題があることが指摘されている。
(1)の分岐導波路にあっては、特に、単一モードのシリコン細線導波路にあっては、分岐部における反射或いは散乱による損失を低減するため、形状(局率、太さ、オフセット等)の微妙な制御が必要となり、高精度の微細加工技術が要求される。また、(2)の光合分波装置にあっては、干渉を利用しているため、装置の幅や長さ及び導波路との結合部分の形状等について、やはり高精度の微細加工を行なう必要があり、作製の容易な光合分波装置を実現することは困難であるとされている。また、いずれの構造において多層に配置された光配線層の間で、光を立体的に分岐させることは、複雑で立体的な装置構造を要求されるため実現が困難であるとされている。
このように、従来、作製の容易で異なる光配線層間で立体的な分岐により光を分配したり、合波したりする光合分波装置の実現は、困難であるとされている。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的は、高縮小率或いは高拡大率で光ビームを縮小或いは縮小し、しかも、高効率で光ビームを結合することができ、小型で作製も容易で量産化にも適した光結合装置及び光合分波装置を提供するにある。
この本発明の実施の態様によれば、
第1面を有する第1のクラッド層と、
光波が射出される出射側の1端に出射ポートを有する直線状部及びこの直線状部の他端に連接し、光波の入射側に向けて次第に幅が減少されるテーパ部とから構成され、光波の導波方向に沿って延出されるように前記第1面に形成されるストリップ状主導波路と、
この主導波路の両側に並列される複数の補助導波路でであって、その夫々が前記光波の入射側及び出射側に向けて次第に幅が減少され、互い連接されている第1及び第2のテーパ部で構成される補助導波路と、及び
前記主導波路、前記補助導波路及び前記第1のクラッド層を覆う第2のクラッド層であって、前記第1のクラッド層或いは前記第2のクラッド層に導入された光波を前記補助導波路が主導波路に向けて収斂して光波を前記補助導波路に結合させる前記第1のクラッド層と、
から構成される光結合装置が提供される。
この本発明の他の実施の態様によれば、
第1面を有する第1のクラッド層と、
光波の入射側からこの光波の射出側に向ける光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第1の先端部を有する第1のテーパ部を備える第1の導波路であって、前記第1のテーパ部の横幅が前記射出側に向けて漸減する第1の導波路と、
前記光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第2及び第3の先端部を有する第2及び第3のテーパ部を備え、並列配置された第2及び第3の導波路であって、前記第2及び第3のテーパ部の横幅が前記入射側に向けて漸減し、前記第2及び第3の先端部が間隔を空けて配置され、前記第1の先端部が前記第2及び第3の先端部間に向けられている第2及び第3のテーパ部を備える第2及び第3の導波路と、
前記第1、第2及び第3の導波路及び前記第1面を覆う第2のクラッド層であって、前記入射側から前記第1の導波路に導波される光波を前記第2及び第3の導波路に結合させて前記第2及び第3の導波路に分岐させる第2のクラッド層と、
を具備することを特徴とする光合分波装置が提供される。
この本発明の更に他の実施の態様によれば、
第1面を有する第1のクラッド層と、
光波の射出からこの光波の入射側に向ける光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第1の先端部を有する第1のテーパ部を備える第1の導波路であって、前記第1のテーパ部の横幅が前記入射側に向けて漸減する第1の導波路と、
前記光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第2及び第3の先端部を有する第2及び第3のテーパ部を備え、並列配置された第2及び第3の導波路であって、前記第2及び第3のテーパ部の横幅が前記射出側に向けて漸減し、前記第2及び第3の先端部が間隔を空けて配置され、前記第1の先端部が前記第2及び第3の先端部間に向けられている第2及び第3のテーパ部を備える第2及び第3の導波路と、
前記第1、第2及び第3の導波路及び前記第1面を覆う第2のクラッド層であって、前記入射側から前記第2及び第3の導波路に導波される光波を前記第1の導波路に結合させて前記第1の導波路に合波させる第2のクラッド層と、
を具備することを特徴とする光合分波装置が提供される。
この発明の実施の形態に係る光結合装置では、一端に逆テーパを有する主導波路の両側の領域に、両端がテーパで終端する複数の補助導波路が配置されてテーパ導波路のアレイ構造が構成されている。従って、高縮小率或いは高拡大率で光ビームを縮小或いは拡大し、しかも、高効率で光ビームを結合することができ、且つ、小型に容易作成することができる。従って、細線光導波路で光密度へ光信号を収斂することができ、高集積化が可能な光装置及び光配線の実用化及び量産化を可能とする光結合装置が実現できる。
また、この発明の他の実施の形態に係る光合分波装置においては、逆テーパを有するクラッド層と、複数のクラッド層内に配置された複数の逆テーパ導波路のアレイを組み合わせて、1本の導波路の出力を複数の導波路に分岐して分配し、或いは、逆に複数の導波路の出力を1本の導波路に合波している。
この構造によって、高効率かつ小型で作製も容易で異なる光配線層間にまたがる光分配を可能とする。その結果、交差による損失やクロストークの無い光配線を可能する光合分波装置を実現することができる。
以上のように、本発明によれば、細線光導波路で光密度の増強並びに高集積化を利用した光装置及び光配線の実用化及び量産化を可能とする光結合装置並びに光合分波装置が提供される。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光結合装置の構造を透視して示す斜視図である。 図2は、図1に示される光結合装置の構造を概略的に示す平面図である。 図3Aは、比較例に係る単一テーパ型の光結合装置を概略的に示す平面図である。 図3Bは、本発明の第2の実施の形態に係る光結合装置の構造を概略的に示す平面図である。 図3Cは、図1及び図2に示した光結合装置の構造を概略的に示す平面図である。 図4(a)及び(b)は、図1及び図2に示した光結合装置における光結合及び伝播の様子をシュミュレーションで示す模式図及びグラフである。 図5は、この発明の第3の実施の形態に係る光結合装置の構造を示す平面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る光合分波装置の構造を示す平面図である。 図7は、図6に示す光合分波装置に伝播される分岐前の光ビーム形状を示す模式図である。 図8は、図6に示す光合分波装置において分岐途中の光ビーム形状を示す模式図である。 図9は、図6に示す光合分波装置において分岐後の光ビーム形状を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る光結合装置及び光合分波装置について詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る光結合装置の構造を示し、図2は、この図1に示される光結合装置の平面配置を示している。この図1及び図2に示される基板1は、SOI基板上に二酸化シリコン(BOX層)が下部クラッド層として形成されている基板構造を有している。この基板1は、平坦な主面を有し、この平面上に主導波路2及び第1〜第4の補助導波路3、4、5、6がコア層として並列して形成されている。主導波路2は、1端に基板1の側面に揃えられ、他の光学部品、例えば、光ファイバーに光学的に連結される光射出ポート2Aを備えている。主導波路2は、偏平なストリップ状に形成され、光結合装置の光導入領域8の側に向けて直線的に延出される直線部2−1及びこの直線部に連結され、延出方向に沿って次第に幅が減少されるテーパ部2−2を備えている。テーパ部2−2の端面2Bは、光導入領域8に向けられている。この第1〜第4の補助導波路3、4、5、6の最大幅は、主導波路2のテーパ部2−1の最大幅よりも小さい幅に設定されるように第1〜第4の補助導波路3、4、5、6が主導波路2よりも狭い幅を有するように形成されている。また、第1及び第2の補助導波路3、4の最大幅は、第3及び第4の補助導波路5、6の最大幅よりも大きい幅に設定される。第1〜第4の補助導波路3、4、5、6は、主導波路2から離れる方向に沿って配列され、しかも、離れるに従ってより狭い幅を有するように形成されている。
第1及び第2の補助導波路3、4は、主導波路2で区画された主面上の一方の領域に形成され、第3及び第4の補助導波路5、6は、主導波路2で区画された主面上の他方の領域に形成されている。第1〜第4の補助導波路3、4、5、6は、略等しい全長を有し、主導波路2の延出方向に沿って延出するように配置されている。また、第1〜第4の補助導波路3、4、5、6は、夫々主導波路2の直線部2−1に沿って次第に幅が減少される第1のテーパ部3―1、4―1、5―1、6―1及び主導波路2のテーパ部2−2に沿って次第に幅が減少される第2のテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2を備えている。第1のテーパ部は、光射出ポート2A側に向けられた端面を有し、また、第2のテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2も光導入領域8側に向けられた端面を有している。ここで、第1及び第2の補助導波路3、4は、互いに同一形状に形成され、主導波路2の中心軸線に関して線対称に基板1の主面上に配置されている。第3及び第4の補助導波路5、6も互いに同一形状に形成され、主導波路2の中心軸線に関して線対称に基板1の主面上に配置されている。そして、補助導波路3、4、5、6及び主導波路2が形成されている基板1の主面は、上部クラッド層7で被覆されている。
図1及び図2に示される構造では、4つの補助導波路3、4、5、6が設けられる例を示しているが、2つの補助導波路3、4が設けられても良く、或いは、4以上の補助導波路が設けられても良い。また、図1及び図2に示される構造では、光波を装置内に封じ込める為に主導波路2の屈折率2nが補助導波路3、4、5、6の屈折率3nに略等しく、基板1の二酸化シリコン(BOX層)で形成される下部クラッド層の屈折率1nが上部クラッド層7の屈折率7nに略等しく或いは小さく定められている。(1n=7n或いは1n<7n)また、主導波路2の屈折率2n及び補助導波路3、4、5、6の屈折率3nが下部クラッド層の屈折率1n及び上部クラッド層7の屈折率7nよりも大きく定められている。(2n,3n>1n,7n)
図1及び図2に示される光結合装置においては、後に説明されるように光ビームの光波がテーパ部2−1の端面2Bに向けられるように上部クラッド層7の側面の光導入領域8側から上部クラッド層7内に入射され、その内を伝播されると、テーパ部2−2の端面2B及びテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2の端面からテーパ部2−2及びテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2内に侵入される。そして、光波の伝播とともにテーパ部2−2及びテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2内での光強度分布が大きくなるようにテーパ部2−2及びテーパ部3―2、4―2、5―2、6―2内を進行し、次第に光波は、テーパ部2−1に向けてその光強度分布が大きくなるように偏在される。直線部2−2及びテーパ部2−1及び直線部2−2に光波が侵入すると、より直線部2−2に光波が偏在されるようになり、テーパ部3―2、4―2、5―2、6―2の幅の減少とともに光波は、直線部2−2に集中されて光射出ポート2Aから射出される。
図1及び図2に示す構造は、基本的には、次のように製造される。即ち、初めに、SOI基板上にBOX層が形成されて基板1が作成され、この基板1のBOX層上に薄いシリコン層が形成される。この薄いシリコン層は、光リソグラフィ及びドライ・エッチングにより逆テーパ付きのシリコン細線導波路のアレイが形成されて補助導波路3、4、5、6及び主導波路2が形成される。その後、シリコン細線導波路のアレイの周囲にポリイミドまたは窒素酸化シリコンからなる上部クラッド7がスピンコートまたは熱CVDにより堆積して形成され、図1及び図2に示す構造が製造される。
図3Aには、比較例として基板1の平坦な主面上に主導波路2のみが形成された光結合装置が示されている。この光結合装置は、第1〜第4の補助導波路3、4、5、6が形成されていない点のみが異なることから、図1及び図2に付したと同様の符号を付してその説明を省略する。また、図3Bには、この発明の他の実施の形態に係る光結合装置が示されている。この図3Bに示す光結合装置は、図1及び図2に示される光結合装置異なり、主導波路2の両側に第1及び第2の補助導波路3、4が形成され、第3及び第4の補助導波路5、6が形成されていない点が異なっている。従って、図3Bにおいては、図1及び図2に付したと同様の符号を付してその説明を省略する。図3Cは、図1及び図2に示した光結合装置を示している。
図3Aに示すような単一の逆テーパ2−2を備えた導波路2では、先端部2Bの幅が太いほど逆テーパ部2−2に結合させることができる光ビーム径が小さくなり、光結合効率が低下する。例えば、幅450nm及び高さ250nmを有するシリコン導波路2にビーム径3ミクロンの入力光波を結合させる場合、先端幅100nm以下では80%以上の光結合効率が得られても、先端幅200nm以上になると光結合効率は50%以下に低下してしまう。従って、図3Aに示す構造では、量産向きのステッパによる光リソグラフィでは、解像度が不十分であり、EBリソグラフィのような量産化に不向きな高度な微細加工技術を必要としている。
この問題を解決するため、図3B或いは図3Cに示すように光配線のための主導波路2の入出力部である逆テーパ2−2の両側に光波が結合できる程度、即ち、500nm以下の間隔が空けて短いテーパ3−2、4−2を有する補助導波路3、4が配置される。このような構造により、主導波路2に結合しなかった光波の一部は、補助導波路3、4に結合させることができる。更に、補助導波路3、4の幅を適切に設計することにより、補助導波路3、4に結合した光波の大部分を主導波路2に結合させることができる。このとき、補助導波路3,4から主導波路2へと光波を結合させて移行させるためには補助導波路3,4の太さは、少なくとも主導波路2より細くする必要があり、また補助導波路3.4の出口端側は、入力端側と同様に先端が細いテーパ状に加工する必要がある。また、図3Bに示すように2本(左右1本ずつ)の補助導波路3,4を有する構造から、補助導波路3,4を増やした図3Cに示すように4本(左右2本ずつ)の補助導波路3,4を有する構造にすることによって、結合効率を更に増大させることが可能であり、例えば、逆テーパの先端幅200nm及びテーパ長150μmのとき、単一テーパで50%(損失3dB)の結合効率であったが、2本補助導波路3,4で70%(損失1.5dB)、4本補助導波路3,4、5,6では、80%(損失1dB)と改善することが可能である。また、図3Aに示される単一テーパ型スポットサイズ変換器と同じ性能(結合効率)で比較した場合、本発明の構造では装置長を大幅に短縮することが可能である。例えば、先端幅150nm及びテーパ長50μmの4本の補助導波路3,4,5,6,で80%以上の結合効率が得られ、同程度の性能をもつ従来の単一テーパ型スポットサイズ変換器で必要となるテーパ長(先端幅100nm以下でも200〜300μm)に比べて大幅に短縮することができる。
この光結合装置の基本的な動作を例示するため、3次元ビーム伝播法によりシミュレーションを行なった結果が図4(a)及び(b)に示されている。このシュミュレーションでは、逆テーパ2−2を有する導波路2のアレイ(主導波路2及び4本の補助導波路3〜6のアレイ)の先端に入射した光波(入力スポット径3μm)が、伝播するに従って、補助導波路から主導波路(幅450nm、高さ250nm)へ収斂して結合して行く様子が図4(a)に示され、その光波の光強度が伝播とともに次第に増加して略一定に収斂する様子が図4(b)に示されている。尚、図4(a)のパターンにおいて、中心に沿って配置されている主導波路2が明るい領域となっている。また、図4(a)のパターンにおいて、中心に沿った明るい領域の両側に夫々2つの領域が描かれているが、この明るい領域が補助導波路3〜6に相当している。
以上により、図3Aに示される単一テーパを用いた光結合装置よりも、図3B或いは図3Cに示された構造によって、高縮小率或いは高拡大率で光ビームを縮小或いは拡大し、しかも、高効率で光ビームを結合する高ことができる小型で作製も容易で量産化にも適した光結合装置を実現できることが理解される。
以下に、この発明の光結合装置の種々の実施例について説明する。
実施例1に係る光結合装置においては、SOI基板上に二酸化シリコン(BOX層)が形成されて基板1が用意された。また、主導波路2、第1〜第4の補助導波路3〜6は、いずれも厚さ250nmのシリコンで形成された。上部クラッド層7は、屈折率1.51のポリイミドで作られ、厚さは1μm、幅4.5μmに形成された。主導波路2は、最大幅が450nmに、第1及び第2の補助導波路3、4は、最大幅が280nmに、第3及び第4の補助導波路3〜4は、最大幅が250nmに形成された。
この第1の実施例1に係る第1の構造では、(1)テーパ長として、主導波路2が150μmのテーパ長を有し、第1〜第4の補助導波路3〜6の全てが全長150μmの長さを有し、また、入力側に相当する第2テーパ部3―2〜6−2が75μmテーパ長を有し、出力側に相当する第1テーパ部3―1〜6−1が75μmテーパ長を有し、そして、各テーパの間の最少スペース長は、400nm、テーパの先端幅は、いずれも200nmに形成した。
また、この第1の実施例1に係る第2の構造では、(2)テーパ長として、主導波路2が50μmのテーパ長を有し、第1〜第4の補助導波路3〜6の全てが全長50μmの長さを有し、また、入力側に相当する第2テーパ部3―2〜6−2が25μmテーパ長を有し、出力側に相当する第1テーパ部3―1〜6−1が25μmテーパ長を有し、そして、各テーパの間の最少スペース長は、400nm、テーパの先端幅は、いずれも150nmに形成した。
入射光波として波長1.55μmのTE偏光の光波が用いられ、先球テーパ・ファイバーにより光導入領域8側の入射端でスポット径3μmの光波が入力された。その結果、第1の構造及び第2の構造いずれにおいても、直線部2−2の光射出ポート2Aに連結された断面450nmx250nmを有するシリコンの細線導波路に80%以上で結合損失1dB以下の高効率結合で出力された。
実施例1に係る光結合装置においては、SOI基板上に二酸化シリコン(BOX層)が形成されて基板1が用意された。また、主導波路2、第1〜第4の補助導波路3〜6は、いずれも厚さ250nmのシリコンで形成された。上部クラッド層7は、屈折率1.51のポリイミドで作られ、厚さは1μm、幅4.5μmに形成された。主導波路2は最大幅が450nm、第1及び第2の補助導波路3、4は、最大幅が350nmに、第3及び第4の補助導波路3〜4は、最大幅が250nmに形成された。
テーパ長は主導波路2が150μm、4本の補助導波路3〜6は、全てが全長300μmの長さを有し、また、入力側に相当する第2テーパ部3―2〜6−2が150μmテーパ長を有し、出力側に相当する第1テーパ部3―1〜6−1が150μmテーパ長を有し、そして、各テーパの間の最少スペース長は、400nm、テーパの先端幅は、いずれも200nmに形成した。
入射光波として波長1.55μmのTE偏光の光波が用いられ、先球テーパ・ファイバーにより光導入領域8側の入射端でスポット径3μmの光波が入力された。その結果、第2の実施例に係る構造においても、直線部2−2の光射出ポート2Aに連結された断面450nmx250nmを有するシリコンの細線導波路に80%以上で結合損失1dB以下の高効率結合で出力された。
第3の実施例に係る光結合装置においては、第1の実施例の第2の構造と同一構造の光結合装置が用意され、図5に示されるように、主導波路2のテーパー部2−2及び補助導波路3〜6の光入力側のテーパ3−2〜6−2の先端に、先端幅150nmと同じ幅150nmのシリコンの極細線2−3、3−3、4−3、5−3、6−3を上部クラッド層7の光入射端側8まで延出し、極細線2−3、3−3、4−3、5−3、6−3の端面を光入射端側8に露出するように形成した。
入射光として波長1.55μmの半導体レーザの端面からの出力光波(TE偏光で幅4μm、高さ0.5μmの近視野を有する光波)を入力した。その結果、直線部2−2の光射出ポート2Aに連結された断面450nmx250nmを有するシリコンの細線導波路に80%以上で結合損失1dB以下の高効率結合で出力された。
図5に示される構造では、端面発光型の半導体レーザの出力のように、ビーム形状が近視野では上下方向に偏平で、かつ広がり角が大きい場合に適用することで、より高効率の光結合が可能となる。図5に示すように、光入射端面側8から逆テーパ2−2〜6−2の先端まで連続して極細線アレイ2−3〜6−3を形成すると、クラッド層7を伝播する光波の上下方向の広がりを抑制することができ、結果として、より高効率の光結合が可能となる。
なお、以上の実施例では、光入力部としての使用例について述べたが、光出力部に同じ構造を形成することにより、細線導波路からの出力を光ファイバーに結合させる場合においても、効率良く光を結合させることが可能である。
以上のように、この発明の種々の実施例によれば、高縮小率或いは高拡大率で光ビームを縮小或いは拡大し、しかも、高効率で光ビームを結合することができる小型で作製も容易であり量産化にも適した光結合装置が得られることが確認された。
次に、図6〜図9を参照して本発明の実施の形態に係る光合分波装置を説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る光合分波装置の構造を透視して示している。
図6に示されるように、光合分波装置は、平坦な上面12A及び下面12Bを有する中間クラッド層12を備えている。この中間クラッド層12の下面12Bには、光波入力側の領域及び光波出力側の領域に区分されている。この下面12Bの光波入力側領域には、入力側導波路14が中間クラッド層12の長手方向に沿って延出されている。入力側導波路14は、端面に光導入ポート14Aを備え、この光導入ポート14Aが中間クラッド層12の側面に揃えて形成されている。入力側導波路14は、偏平なストリップ状に形成され、光導入ポート14Aから直線的に延出される直線部14−1及びこの直線部14−1に連結され、延出方向に沿って次第に幅が減少されるテーパ部14−2を備えている。テーパ部14−2の先端は、平坦な光波が射出される端面に形成されている。
また、中間クラッド層12の下面12Bの光波出力側領域には、第1及び第2の出力側導波路26、28が中間クラッド層12の長手方向に沿って延出されている。第1及び第2の出力側導波路26、28は、夫々他の光学部品、例えば、光ファイバーに光学的に連結される光射出ポート26A、28Aを備えている。第1及び第2の出力側導波路26、28も偏平なストリップ状に形成され、光射出ポート26A、28Aから直線的に延出される直線部26−1、28−1及びこの直線部26−1、28−1に連結され、延出方向に沿って次第に幅が減少されるテーパ部26−2、28−2を備えている。テーパ部26−2、28−2もその先端は、平坦な光波をガイドする端面に形成されている。これら入力側導波路14、第1及び第2の出力側導波路26、28及びこの周囲の中間クラッド層12の下面12Bの領域は、下部クラッド層24で覆われている。このような中間クラッド層12の下面12B上では、テーパ部26−2、28−2の先端端面間にテーパ部14−2の先端端面が向けられ、テーパ部14−2及びその先端から伝播される光波は、下部クラッド層24内を進行してテーパ部26−2、28−2の先端端面間に到達し、次第にテーパ部26−2、28−2内に浸透して光射出ポート26A、28Aから他の光学部材、例えば、光ファイバーに導入される。
この中間クラッド層12の上面12Aも、光波入力側の領域及び光波出力側の領域に区分されている。中間クラッド層12の上面12Aの光波出力側の領域には、第3及び第4の出力側導波路36、38が中間クラッド層12の長手方向に沿って延出されている。第3及び第4の出力側導波路36、38も同様に夫々他の光学部品、例えば、光ファイバーに光学的に連結される光射出ポート36A、38Aを備えている。第1及び第2の出力側導波路36、38も偏平なストリップ状に形成され、光射出ポート36A、38Aから直線的に延出される直線部36−1、38−1及びこの直線部36−1、38−1に連結され、延出方向に沿って次第に幅が減少されるテーパ部36−2、38−2を備えている。テーパ部36−2、38−2もその先端は、平坦な光波をガイドする端面に形成されている。これら第3及び第4の出力側導波路36、38及びこの周囲の中間クラッド層12の上面12Aの領域は、上部クラッド層34で覆われている。上部クラッド層34は、直線部36−1、38−1及びテーパ部36−2、38−2を覆う矩形状の領域34―1及びこの矩形状の領域から延出方向に向かって次第にその幅を減少させるテーパ領域34−2を有し、このテーパ領域34−2が入力側導波路14のテーパ部14−2に中間クラッド層12を介して対向されるように延出されている。
ここで、中間クラッド層12の屈折率n12は、下部クラッド層24及び上部クラッド層34の屈折率n24、n34よりも小さく定められている。(n12<n24、n34)そして、下部クラッド層24及び上部クラッド層34の屈折率n24、n34は、導波路14,26,28,36,38の屈折率n14よりも小さく定められて導波路14,26,28,36,38中を光波がガイドされる。(n24、n34<n14)
このような中間クラッド層12の上面12B上における平面的投影配置では、テーパ部36−2、38−2の先端端面間にテーパ部14−2の先端端面が中間クラッド層12を介して対向されている。換言すれば、このような中間クラッド層12の上面12B上にテーパ部36−2、38−2が投影された平面的配置では、テーパ部36−2、38−2の先端端面間にテーパ部14−2の先端端面が中間クラッド層12を介して対向されるようにテーパ部36−2、38−2が上面12B上に配置され、テーパ部14−2が下面12Aに配置されている。従って、テーパ部14−2及びその先端から伝播される光波は、中間クラッド層12内を進行してテーパ部36−2、38−2の先端端面間に到達し、次第にテーパ部36−2、38−2内に浸透して光射出ポート36A、38Aから他の光学部材、例えば、光ファイバーに導入される。
上述した構造によれば、1本のシリコン光導波路14で伝送される図7に示される光波が数ミクロン幅でサブミクロン厚の薄い上部クラッド層34及び下部クラッド層24の夫々の層内を延出される4本の並列したシリコン光導波路26,28,36,38に分岐される。2つのグループのシリコン光導波路26,28及びシリコン光導波路36,38は、上部クラッド層34及び下部クラッド層24より屈折率の小さく、厚いクラッド層12(中間クラッド層12)で隔てられている。シリコン光導波路14は、光分岐部において先端の細いテーパとなって終端し、これを伝播する光はテーパが細くなるにつれて次第に広がり、先端部外では、図8に示されるようにクラッド層24の全体に渡って広く分布することになる。このクラッド層24内において、逆テーパ26−2,28−2を有する2本の並列した導波路26、28がテーパ26−2,28−2を介して導波路14に対向されている。従って、一旦クラッド層24内に広がった図8に示される伝播光波は、図9に示すように逆テーパ26−2,28−2を介して2つの導波路26及び導波路28に分岐して結合される。この光学的結合においては、1本の導波路のみに結合される場合に比べると、2本の導波路26及び導波路28に光学的に結合される方がより光波を拾える範囲及び割合が増大される。その結果、2本の導波路26及び導波路28における結合の方が全体として、より光の結合効率が増大される。また、1本の導波路と2本の導波路とで同一の結合効率を達成しようとする場合には、2本の導波路を備える装置の方が1本の導波路を備える装置に比べて、より短いテーパ長で結合効率を実現することができる。次に、更に、同時にシリコン光導波路14の上方に配置された導波路36、38に光波を分配する場合には、上側の薄い上部クラッド層34は、先端幅が細くなった逆テーパ状に加工され、その先端部が導波路14のテーパ14−2の真上に前後方向に重なるように配置される。このように装置上面から透視した際には、上部クラッド層34のテーパ状部34−2が導波路14のテーパ14−2に重ねられる関係に配置される場合には、導波路14のテーパ14−2から漏れ出した光波の一部がクラッド層34にテーパを介して分岐して結合される。更に、この上部クラッド層34に覆われて並列する2本の逆テーパ付き導波路36,38が導波路14に対向するように配置されると、一旦上部クラッド層34に結合した伝播光波は、更にこれら2本の導波路36,38にテーパを介して分岐して結合される。これらの、テーパ付きクラッド層34及びテーパ付き導波路36,38を適切に配置することにより、最終的には導波路14の出力光を導波路26,28,36,38に等分配して分岐させることができる。
この図6に示す構造における光波の分岐方法は、導波路を直接枝分かれさせる方法或いは多モード干渉による分岐装置では、困難な立体的な分岐が可能なことと、分岐時に一旦、光ビームを上下数ミクロンの範囲に広げるため、テーパ付き導波路の配置にそれほど精密な位置合わせを要求されない利点がある。また、複数の導波路26,28,36,38のアレイに光波を結合させるため、分岐先の本数が多いほど、同じ装置長で比較すれば結合効率が向上し、同じ結合効率で比較すれば装置長を短縮し小型にできる。また、図6に示される構造の作製には大掛かりな立体構造や傾斜構造の作製は必要なく、平面的な装置の加工と積み重ねによって比較的容易に実現できるという利点がある。
以上のように、連続した光導波路の分岐構造による立体配線或いは多モード干渉装置等を利用した従来の構造に比べて、この発明の実施の形態の構造は、よりも簡易で作製が容易になり、単一の逆テーパの対により光配線層間での光路変換を行う場合に比べて大幅な小型化が可能となり、高効率かつ小型で作製も容易で光ビームの立体的な分岐や合波が可能な光合分波装置を実現することができる。
図6に示した光合分波装置の実施例について下記に説明する。
図6に示される構造において、入力側の導波路14、出力側の導波路26,28,36,38は、いずれも幅450nm、高さ250nmのシリコンから作られ、下部クラッド層24及びテーパ付き上部クラッド層34は、厚さ250nm、幅3.5μmの窒素酸化シリコン(屈折率1.7)から作られ、中間クラッド層2は、厚さ2μmの二酸化シリコンから形成される。上部クラッド層34のテーパ部34−2は、先端幅が500nm、テーパ長が170μmで形成され、テーパ部34−2の先端の位置が導波路14のテーパ14−2(長さ250μm)の中間領域(先端から90μm)の真上に来るように配置した。導波路26,28,36,38のテーパ(いずれも長さ120μm)の先端は、互いに光伝播方向が一致し、導波路26,28,36,38の延出方向に直交する同一の仮想面上位置するように配置され、これらの先端を結仮想面と導波路14のテーパ14−2の先端との間隔は80μmに設定した。
導波路26,28,36,38を伝播する光波は、波長1.55μmのTE偏光の光波とした。上記の配置において導波路1のテーパの先端から出力された光波は、その45%が上部クラッド34の逆テーパ部34−2を介して上段の導波路36,38に結合され、更に、その45%が下部クラッド24を介して下段の導波路26、28に結合された。これにより、1本の導波路14からの出力が、4本の立体的に配置された450nmx250nmの断面を有するシリコン細線導波路26、28、36,38へ90%の結合効率(結合損失0.5dB以下)で、光を均等に分配して4分岐させることができた。
尚、1本の入力導波路に一本の出力導波路を対向させた構造では、例えば、下段から上段への光路変換において90%の結合効率を得るためにはテーパ長250μmが必要であったが、本発明の実施例の構造では、4分岐では約半分のテーパ長で同等の高効率結合が得られ、装置の大幅な小型化が可能であった。
尚、以上の例では光分岐としての使用例のみについて述べたが、図6の構造は、光波の進路に関して可逆性を有し、光分波器及び光合波器を構成する。図6に示される構造においては、光波を逆方向に伝播させれば、4本の導波路26、28、36,38からの出力光波を1本の導波路14に結合させる光合波においても、同様に効率良く光を結合させることが可能である。この観点からは、図6を参照した説明において、出力ポート26A、28A,36A、38Aは、入力ポートに読み替え、入力ポート14Aは、出力ポートと読み替え、入力ポート26A、28A,36A、38Aから光波が出力ポート14Aに進むように光波の伝の説明を読み替えられたい。即ち、入力ポート26A、28A,36A、38Aから入力側の導波路26,28,36,38に導波された光波は、テーパ部26―2,28―2,36―2,38―2で中間クラッド層12中に浸透し、この中間クラッド層12中を進行して出力側の導波路14のテーパ部14−2に向けられる。中間クラッド層12中を進行する光波は、次第にテーパ部14−2に侵入して導波路14に結合される。従って、光波が出力ポート14Aから出力される。
以上詳述したように本発明によれば、細線光導波路による光密度の増強や高集積化を利用した光装置及び光配線の実用化及び量産化を可能とする光合分波装置が提供される。
本発明によれば、細線光導波路で光密度へ光信号を収斂することができる高集積化が可能な光装置及び光配線の実用化及び量産化を可能とする光結合装置並びに光合分波装置が提供される。
1...基板、2...主導波路、2A...射出ポート、2−1...直線部、2−2...テーパ部、2B...テーパー部端面、3、4、5、6...補助導波路1、3―1、4―1、5―1、6―1...第1のテーパ部、3―2、4―2、5―2、6―2...第2のテーパ部、7...上部クラッド層、8...光導入領域、12...中間クラッド層、12A...中間クラッド層上面、12B...中間クラッド層下面、14...入力側導波路、14A...入射ポート、14−1...直線部、14−2...テーパ部、24...下部クラッド層、34...上部クラッド層、26,28...第1及び第2の出力側導波路、26A、28A...光射出ポート、26―1,28―1...直線部、26―2,28―2...テーパ部、36、38...第3及び第4の出力側導波路、36A、38A...光射出ポート、36―1,38―1...直線部、36―2,38―2...テーパ部

Claims (11)

  1. 第1面を有する第1のクラッド層と、
    光波が射出される出射側の1端に出射ポートを有する直線状部及びこの直線状部の他端に連接し、光波の入射側に向けて次第に幅が減少されるテーパ部とから構成され、光波の導波方向に沿って延出されるように前記第1面に形成されるストリップ状主導波路と、
    この主導波路のテーパ部の両側に光波を結合できる間隔を空けて並列される複数の補助導波路でであって、その夫々が前記主導波路の最大幅よりも狭い最大幅を有し、前記光波の入射側及び出射側に向けて次第に幅が減少され、互い連接されている第1及び第2のテーパ部で構成される補助導波路と、及び
    前記主導波路、前記補助導波路及び前記第1のクラッド層を覆う第2のクラッド層であって、前記第1のクラッド層或いは前記第2のクラッド層に導入された光波を前記補助導波路が主導波路に向けて収斂して光波を前記補助導波路に結合させる前記第1のクラッド層と、
    から構成される光結合装置。
  2. 前記補助導波路は、前記主導波路の両側に500nm以下の間隔を空けて並列されることを特徴とする請求項1に記載の光結合装置。
  3. 前記補助導波路は、前記主導波路から離れる方向に沿って配列される複数の補助導波路を含み、前記補助導波路は、前記主導波路から離れるに従って狭くなる幅を有することを特徴とする請求項2に記載の光結合装置。
  4. 前記第2のクラッド層の屈折率は、前記第1のクラッド層の屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光結合装置。
  5. 前記主導波路及び前記補助導波路は、前記光波の入射側のテーパ部の先端及びこの先端に連接されて前記光波の入射側に延出された一定の幅の極細線を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の光結合装置
  6. 前記主光導波路及び前記補助光導波路は、シリコンで作られ、前記第1のクラッド層は、二酸化シリコンから作られ、前記第2のクラッド層は、窒素酸化シリコン或いはポリマーから作られることを特徴とする請求項1の光結合装置。
  7. 第1面及びこの第1面に対向する第2の面を有する第1のクラッド層と、
    光波の入射側からこの光波の射出側に向ける光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第1の先端部を有する第1のテーパ部を備える第1の導波路であって、前記第1のテーパ部の横幅が前記射出側に向けて漸減する第1の導波路と、
    前記光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第2及び第3の先端部を有する第2及び第3のテーパ部を備え、並列配置された第2及び第3の導波路であって、前記第2及び第3のテーパ部の横幅が前記入射側に向けて漸減し、前記第2及び第3の先端部が間隔を空けて配置され、前記第1の先端部が前記第2及び第3の先端部間に向けられている第2及び第3のテーパ部を備える第2及び第3の導波路と、
    前記第1、第2及び第3の導波路及び前記第1面を覆う第2のクラッド層であって、前記入射側から前記第1の導波路に導波される光波を前記第2及び第3の導波路に結合させて前記第2及び第3の導波路に分岐させる第2のクラッド層と、
    前記光波の導波方向に沿って前記第2面上を延出され、第4及び第5の先端部を有する第4及び第5のテーパ部を備え、並列配置された第4及び第5の導波路であって、前記第4及び第5のテーパ部の横幅が前記入射側に向けて漸減し、前記第1のテーパ部及び第1の先端部から前記第1のクラッド層に伝播とともに浸透される光波が前記第4及び第5の先端部間に向けられるように前記第4及び第5のテーパ部が配置されている第4及び第5の導波路と、
    前記第4及び第5の導波路及び前記第2面を覆う第3のクラッド層であって、前記入射側から前記第1の導波路に導波される光波を前記第4及び第5の導波路に結合させて前記第4及び第5の導波路に分岐させる第3のクラッド層と、
    を具備することを特徴とする光合分波装置。
  8. 前記第1のクラッド層の屈折率が前記第2及び第3クラッド層の屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の光合分波装置。
  9. 前記第1、第2及び第3の光導波路は、シリコンで作られ、前記第2及び第3のクラッド層は、窒素酸化シリコン或いはポリマーから作られ、前記第1のクラッド層は、二酸化シリコンから作られることを特徴とする請求項7に記載の光合分波装置。
  10. 前記第1、第2、第3、第4及び第5の光導波路は、シリコンで作られ、前記第2及び第3のクラッド層は、窒素酸化シリコン或いはポリマーから作られ、前記第1のクラッド層は、二酸化シリコンから作られることを特徴とする請求項に記載の光合分波装置。
  11. 第1面及びこの第1面に対向する第2の面を有する第1のクラッド層と、
    光波の射出からこの光波の入射側に向ける光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第1の先端部を有する第1のテーパ部を備える第1の導波路であって、前記第1のテーパ部の横幅が前記入射側に向けて漸減する第1の導波路と、
    前記光波の導波方向に沿って前記第1面上を延出され、第2及び第3の先端部を有する第2及び第3のテーパ部を備え、並列配置された第2及び第3の導波路であって、前記第2及び第3のテーパ部の横幅が前記射出側に向けて漸減し、前記第2及び第3の先端部が間隔を空けて配置され、前記第1の先端部が前記第2及び第3の先端部間に向けられている第2及び第3のテーパ部を備える第2及び第3の導波路と、
    前記第1、第2及び第3の導波路及び前記第1面を覆う第2のクラッド層であって、前記入射側から前記第2及び第3の導波路に導波される光波を前記第1の導波路に結合させて前記第1の導波路に合波させる第2のクラッド層と、
    前記光波の導波方向に沿って前記第2面上を延出され、第4及び第5の先端部を有する第4及び第5のテーパ部を備え、並列配置された第4及び第5の導波路であって、前記第4及び第5のテーパ部の横幅が前記射出側に向けて漸減し、前記第4及び第5のテーパ部及び第4及び第5の先端部から前記第1のクラッド層に伝播とともに浸透される光波が前記第1の先端部に向けられるように前記第4及び第5のテーパ部が配置されている第4及び第5の導波路と
    前記第4及び第5の導波路及び前記第2面を覆う第3のクラッド層であって、前記入射側から前記第第4及び第5の導波路に導波される光波を前記第1の導波路に結合させて前記第1の導波路に合波させる第3のクラッド層と、
    を更に具備する光合分波装置。
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