JP4886627B2 - 光結合デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバーや空間中を伝播する光信号を光導波路に結合させる光結合デバイスに係わり、特にスポットサイズ変換の機能を備えた光結合デバイスに関する。
近年、シリコンのLSIにおける成熟したプロセス技術が利用できるシリコン・フォトニクスの研究の進展により、極めて微細で急な曲がりにおいても低損失な導波路の実現が可能となり、光通信用の送受信モジュール及びシステムの小型化、低消費電力化や、シリコンLSIへの光配線の導入及び融合化が可能となりつつある。しかし、光ファイバーや空間中を伝播する光を、数百ナノメートル角以下の微小な断面サイズを有するSi細線導波路に高効率で結合させることは難しい。例えば、波長1.5μm帯で超高速光伝送に適した単一モード光導波路をSi細線で実現するには、断面サイズを500μm角以下にする必要がある。このため、上記の結合を可能とするスポットサイズ変換の技術が、シリコン・フォトニクスの実用化のための重要なポイントとなっている。
細線導波路への高効率の光結合を行うスポットサイズ変換器としては、1)光のモード断面積を断熱的に圧縮するテーパ構造により光の反射や散乱による損失を抑制する方法と、2)テーパ構造と光閉じ込めのためのクラッドとを組み合わせた方法が一般的である。
1)の方法は応用範囲が広く、最も多用されているが、光のモード断面積を数μm×数μmから数百μm×数百μmへと2桁程度縮小する必要のあるSi細線導波路への光結合に適用するのは困難である。このように大幅なモード断面積の縮小が必要となるSi細線導波路への光結合には、進んだ微細加工技術を利用できるシリコンの利点を生かした、2)の方法が使われている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1の方法による光結合デバイスは、SOI基板の埋め込み絶縁膜(SiO2 )を下部クラッド層として用い、下部クラッド層上にSiの細線光導波路を形成し、この細線光導波路をポリマーやSiONからなる数μm角の上部クラッド層で埋め込んで構成される。細線光導波路は、高さ200〜300nm、幅300〜500nm程度であり、入出力部となるテーパ構造部は、先端の幅100nm以下、長さ200〜300μm程度である。光を上部クラッド層に入射すると、テーパ構造の部分で光が徐々にシリコン細線導波路に結合されるため、テーパ長が数百μm程度あれば90%以上の光を細線導波路に結合させることができる。
しかしながら、この種の光結合デバイスにあっては、次のような問題があった。即ち、上部クラッド層として数ミクロン角以上の立体構造をポリイミド樹脂等のポリマーや、SiON等を用いて蒸着や熱処理のプロセスを加えて形成するため、受光/発光素子等の他の光デバイスやその電極のプロセスと整合させて集積化することが困難である。このため、大規模な集積化や量産化が難しいという問題があった。
T. Tsuchizawa et al., IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, Vol.11, pp.232-239, 2005.
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、他の光デバイスやその電極のプロセスと整合させて集積化することができ、大規模な集積化や量産化を可能とする光結合デバイスを提供することにある。
本発明の一態様に係わる光結合デバイスは、基板上に形成された下部クラッド層と、前記下部クラッド層上に、先端を前記下部クラッド層の端部に向けて形成され、該先端部がテーパ状に絞られた光導波路と、前記下部クラッド層上及び前記光導波路の先端部上に、前記下部クラッド層の端部から前記光導波路の先端部まで連続して形成された、前記下部クラッド層よりも屈折率の大きな上部クラッド層と、を具備し、前記下部クラッド層の端部に入射された光を、前記上部クラッド層により該上部クラッド層側に引き付け、前記光導波路の先端部に結合させることを特徴とする。
本発明によれば、上部クラッド層を薄膜化すると共に、下部クラッド層へ光を入射するスポットサイズ変換構造を採用することにより、光配線の光入出力部の薄層化/平坦化を可能とすることができる。これにより、他の光デバイスや電子回路との大規模な集積化及び、これに基づく光配線LSIの量産化が可能となる。
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる光結合デバイスの概略構成を説明するためのもので、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
Si基板11上にSiO2 膜からなる下部クラッド層12が形成され、下部クラッド層12上の一部に、下部クラッド層12の端部と僅かに離してSiからなる細線光導波路13が形成されている。下部クラッド層12の厚さは3μmであり、Si細線光導波路13は厚さ250nm、幅450nmである。Si細線光導波路13の先端部13aはテーパ状に加工されており、先端の幅は80nmとなっている。
下部クラッド層12上及び光導波路13の先端部13a上には、下部クラッド層12に入射する光のスポット径と同程度の幅を有する上部クラッド層14が形成されている。上部クラッド層14は、下部クラッド層12よりも屈折率の高い材料、例えばSiONで形成されている。
上記の基本構造は、SOI基板で実現することができる。即ち、下部クラッド層12はSOI基板10の埋め込み絶縁膜(SiO2 膜)であり、光導波路13はSOI基板10のSi層を細線状に加工したものである。また、図1はSOI基板10の光結合デバイス形成領域のみを示しており、他の領域には発光,受光,その他の各種デバイス、更には配線などが形成されている。
本実施形態においては、光ファイバーなどからの光15は、上部クラッド層14ではなく下部クラッド層12に入射させる。下部クラッド層12に入射された光は、下部クラッド層12中を進行するが、屈折率の高い上部クラッド層14に引き付けられ下部クラッド層12の上面側に集光される。そして、光導波路13のテーパ状の先端部13aに効率良く結合することになる。
図2は、下部クラッド層12に入射されるスポット光15の各部における強度分布を示す模式図である。下部クラッド層12に入射した入射光のスポットは、下部クラッド層12よりも屈折率の高い上部クラッド層14により収束され、上部クラッド層14が存在する領域でスポットサイズが小さくなる。そして、上部クラッド層14よりも屈折率の高い細線光導波路13に結合され、細線光導波路13ではスポットサイズは更に小さくなる。
図3に、光結合デバイス内における光伝搬の様子を示す。図3(a)は光結合デバイスを側面から見た時の、厚さ方向(Y方向)に対する光の分布を示す図、図3(b)は光結合デバイスを上面から見た時の幅方向(X方向)に対する光の分布を示す図であり、図中の白い部分で光強度が高くなっている。また、図3(c)は光の進行方向(Z方向)における光結合効率を示している。これらの図から、下部クラッド層12に入射した光は、下部クラッド層12内を進行するに伴い上部クラッド層14に引き付けられ、光導波路13に効率良く結合されているのが分かる。
このように本実施形態では、光配線の入出力部の平坦化を可能とする光結合デバイスの構造として、図1のように上部クラッド層14の厚さを上部クラッド層14内部における光の波長(波長÷上部クラッド層14の屈折率)に比べて薄くしている。但し、上部クラッド層14の屈折率は、下部クラッド層12に入射した光が上部クラッド層14と細線光導波路13のテーパ部13aとに十分強く引き付けられる程度に大きくする。この場合、この上部クラッド層14の部分には光は閉じ込められないが、下部クラッド層12に入射された光を上部クラッド層14側に引き付けると共に、テーパ部13aにおける結合光のモード整合を助ける役割を果たす。
このとき、上部クラッド層14の屈折率と厚さは、次のような関係にあることが望ましい。即ち、上部クラッド層14の屈折率をn1 、入射する光の波長をλとすると、上部クラッド層14の厚さd1 は光導波路13の厚さd0 より厚く、上部クラッド層14における光の波長λ/n1 より薄くする。従って、
0 ≦d1 ≦λ/n1 …(1)
とする。このとき、光は上部クラッド層14内を導波しない。しかし、上部クラッド層14とSi細線光導波路13のテーパ部分13aを合わせた構造の有効屈折率が十分に大きく、またモード整合が良い場合には、Si細線光導波路13への高効率の光結合が可能となる。
一方、下部クラッド層12(屈折率n2 )は波長λの光を導波させるため、
2 ≧λ/n2 …(2)
とする必要がある。なお、このとき上部クラッド層14の幅W1 は横方向の光の閉じ込めを良くして、光の横方向への広がりを抑制するために、入射する光のスポット径をrとしたとき、
1 ≧r …(3)
とするのが望ましい。スポットサイズが3μm程度であれば、3〜6μmの幅にすることが望ましい。即ち、上部クラッド層14の幅W1 を余り大きくすると、横方向への広がりを抑制できなくなるために、W1 の上限は2r程度が望ましい。
また、SOI基板のSiO2 層(下部クラッド層12、波長1.55μmで屈折率1.44)に光を入射する場合に、屈折率の大きなSi基板11(波長1.55μmで屈折率3.48)への光の漏出が懸念される。しかし、数μmのスポットサイズで十分にコリメートされたビーム光であれば、SiO2 /Si界面での反射率が大きく数百μmの長さを殆ど損失なく導波させることは可能であり、この間にモードの整合の良いSi細線光導波路13のテーパ部13aに光を結合させることができる。また、このSi基板11への光の漏出を抑制するには、入射光のスポット径r、上部クラッド層14の厚さd1 、下部クラッド層12の厚さd2 の間に、
1 +d2 ≧r …(4)
の関係が成り立つようにすればよい。
本実施形態の光結合デバイスにおいて、上部クラッド層14の厚さをSi細線光導波路13の厚さ(250nm)と同じにした場合に、結合効率の上部クラッド層14の屈折率依存を、ビーム伝播法による光伝播シミュレーションで求めた結果を、図4に示す。図4に示すように、屈折率を1.65〜1.8に選べば、上部クラッド層14をSi細線光導波路13と同程度まで薄くしても高効率の光結合が実現できる。
本実施形態の光結合デバイスにおいて、上部クラッド層14の屈折率を一般的なポリマー樹脂の屈折率(1.525)として、結合効率の上部クラッド層14の厚さ依存を、ビーム伝播法による光伝播シミュレーションで求めた結果を、図5に示す。図5に示すように、サブミクロン厚(0.3〜0.8μm)の上部クラッド層14で高効率の光結合が実現できる。
これにより、上部クラッド層14を十分厚くして光を入射し導波させる方式においては困難であった、光配線の入出力部分の平坦化が可能となり、他の光デバイスや電子回路との大規模な集積化及び、これに基づく光配線LSIの量産化を可能とする光結合デバイスが実現できる。
上記の結果から、第1の実施例として、上部クラッド層14に屈折率1.7のSiONを用いた場合、その厚さは250nm、幅は4μmとすればよい。また、第2の実施例として、上部クラッド層14に屈折率1.525のポリイミド系ポリマー樹脂を用いた場合、その厚さは700nm、幅は4μmとすればよい。
また、本実施形態の光結合デバイスにおいて、下部クラッド層12に対する入射スポット光の中心位置と結合効率との関係を調べた結果を、図6に示す。なお、ここでは光結合効率のスポット位置依存を、ビーム伝播法による光伝播シミュレーションにより求めた。このとき、下部クラッド層12の厚さは3μm、Si細線光導波路13の厚さは250nm、幅は450nm、テーパ長200μm、先端幅80nm、上部クラッド層14の厚さは250nm、幅は4μmとした。
図6に示すように、入射スポット光の中心位置を下部クラッド層12の厚さ方向の中心付近、より正確には下部クラッド層12の厚さ方向の中心より僅かに上に設定することにより、十分に高い結合効率が得られることが分かる。即ち、上部クラッド層14の上端と下部クラッド層12の下端との間のほぼ中間点で、結合効率は最大(95%以上)となり、この点を中心として±0.5μm以内では80%以上の結合効率(1dB以下の結合損失)が得られる。
なお、スポットの中心位置が上下方向に大幅に(1μm以上)ずれると、空気中或いは基板への光の漏出が顕著となる。
このように本実施形態によれば、上部クラッド層14を薄膜化すると共に、下部クラッド層12へ光を入射するスポットサイズ変換構造を採用することにより、光配線の光入出力部の薄層化/平坦化を可能とすることができる。即ち、光ファイバーや空間中を伝播する光信号の、微細な光導波路への高効率の光結合と、光配線入力部の平坦化による集積化の容易さとを兼ね備えた光結合デバイスを実現することができる。これにより、他の光デバイスや電子回路との大規模な集積化及び、これに基づく光配線LSIの量産化が可能となる。
即ち、光ファイバーや空間中を伝播する光信号の、微細な光導波路への高効率の光結合と、光配線入力部の平坦化による集積化の容易さの両方を実現することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係わる光結合デバイスの概略構成を示す斜視図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態は、第1の実施形態のような光結合デバイスに光ファイバーを接続したものである。
光ファイバー支持用基板21上の一部に下部クラッド層12が形成され、この下部クラッド層12上に第1の実施形態と同様にSi細線光導波路13及び上部クラッド層14が形成されている。支持用基板21には、光ファイバー26を位置決め固定するための断面V字型の溝が、下部クラッド層12の端面と直交する方向に沿って形成されている。
ここで、支持用基板21には、SOI基板の下地Si基板を用いることができる。即ち、光ファイバー26の支持部でSOI基板の埋め込み絶縁膜12を除去することにより、SOI基板の下地Si基板11をそのまま光ファイバー支持用基板21として用いることができる。
先の第1の実施形態と同様に、下部クラッド層12の厚さは3μm、Si細線光導波路13の厚さは250nm、幅は450nm、テーパ長200μm、先端幅80nm、上部クラッド層14はSiONでその厚さは250nm、幅は4μmとした。このような光結合デバイスに、高屈折率光ファイバーの出力光(波長1.55μm、スポット径4μm)を入射したところ、90%以上の光結合効率(結合損失0.5dB以下)が得られた。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では光入力部のみについて述べたが、光出力部に同じ構造を形成することにより、Si細線導波路からの出力を光ファイバーに結合させる場合においても、効率良く光を結合させることが可能である。
さらに、図8に示すように、結合効率は1.3μmから1.7μmの範囲で殆ど波長に依存しない、高効率の光結合が得られた。従って、第1の実施形態のような光結合デバイスの構成を光回路の入出力部に適用することで、光通信波長帯の全域をカバーする波長多重光配線が実現できる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係わる光結合デバイスの波長多重光配線への応用例を示す平面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
下部クラッド層12の一方の端部近傍に第1の上部クラッド層14が形成され、他方の端部近傍に第2の上部クラッド層34が形成されている。下部クラッド層12と第1の上部クラッド層14との間には、入力導波路として機能するSi細線光導波路13が形成され、下部クラッド層12と第2の上部クラッド層34との間には出力導波路として機能する複数本のSi細線光導波路34が形成されている。そして、入力導波路13と出力導波路33との間には、入力導波路13から入力した光を波長毎に異なる出力導波路33に分岐させるための波長多重分岐部30が形成されている。
Si細線光導波路13,33の厚さや幅等の条件は、第1の実施形態と同様である。上部クラッド層14,34の材料や厚さ等の条件は第1の実施形態と同様であるが、上部クラッド層34は複数本の光導波路33を跨いで連続して設けられている。
このような構成により、光通信波長帯の全域をカバーする波長多重光配線を実現することができる。また、出力導波路33の代わりに、光検出器を設けることにより、波長毎に分岐された光出力を電気信号として取り出すことも可能である。
(変形例)
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。実施形態ではSOI基板を用いたが、必ずしもSOI基板を用いる必要はない。下部クラッド層上の一部に光導波路が配置され、その上に上部クラッド層を有する構成であればよい。更に、上部クラッド層,下部クラッド層,及び光導波路の材料は実施形態に何ら限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能である。上部クラッド層の屈折率n1 、下部クラッド層の屈折率n2 、光導波路の屈折率n0 とした時に、
2 <n1 <n0
の関係であればよい。
また、上部クラッド層の厚さや幅、下部クラッド層の厚さ、光導波路の厚さや幅等の条件も仕様に応じて適宜変更可能であり、特にこれらは(1)〜(4)式で示した範囲にするのが望ましい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
第1の実施形態に係わる光結合デバイスの概略構成を示す斜視図と平面図。 第1の実施形態における光結合デバイスの下部クラッド層に入射されるスポット光の各部における強度分布を示す図。 第1の実施形態における光結合デバイス内における光伝搬の様子を示す図。 第1の実施形態の光結合デバイスにおける結合効率の屈折率依存を示す図。 第1の実施形態の光結合デバイスにおける結合効率のクラッド層厚依存を示す図。 下部クラッド層に対する入射スポット光の中心位置と結合効率との関係を示す図。 第2の実施形態に係わる光結合デバイスの概略構成を示す斜視図。 第1の実施形態における光結合デバイスの結合効率の波長依存を示す図。 第3の実施形態を説明するためのもので、光結合デバイスの光結合デバイスの波長多重光配線への応用例を示す平面図。
符号の説明
10…SOI基板
11…Si基板
12…下部クラッド層
13…Si細線光導波路
13a…テーパ部
14…上部クラッド層
15…入射光のスポット
21…光ファイバー支持用基板
26…光ファイバー
30…波長多重分岐部
33…Si細線光導波路
34…上部クラッド層

Claims (10)

  1. 基板上に形成された下部クラッド層と、
    前記下部クラッド層上に、先端を前記下部クラッド層の端部に向けて形成され、該先端部がテーパ状に絞られた光導波路と、
    前記下部クラッド層上及び前記光導波路の先端部上に、前記下部クラッド層の端部から前記光導波路の先端部まで連続して形成された、前記下部クラッド層よりも屈折率の大きな上部クラッド層と、
    を具備し、
    前記下部クラッド層の端部に入射された光を、前記上部クラッド層により該上部クラッド層側に引き付け、前記光導波路の先端部に結合させることを特徴とする光結合デバイス。
  2. 前記上部クラッド層の厚さd1 は、前記光導波路の厚さをd0 、前記入射する光の波長をλ、前記上部クラッド層の屈折率をn1 としたとき、
    0 ≦d1 ≦λ/n1
    の関係にあることを特徴とする請求項1記載の光結合デバイス。
  3. 前記下部クラッド層の厚さd2 は、前記入射する光の波長をλ、前記下部クラッド層の屈折率をn2 としたとき、
    2 ≧λ/n2
    の関係にあることを特徴とする請求項1又は2記載の光結合デバイス。
  4. 前記上部クラッド層の幅W1 は、前記入射する光のスポット径をrとしたとき、
    1 ≧r
    の関係にあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光結合デバイス。
  5. 前記上部クラッド層の厚さd1 と前記下部クラッド層の厚さd2 は、前記入射する光のスポット径をrとしたとき、
    1 +d2 ≧r
    の関係にあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光結合デバイス。
  6. 前記光導波路は、細線光導波路であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の光結合デバイス。
  7. 前記細線光導波路はSi、前記下部クラッド層はSiO2からなることを特徴とする請求項6記載の光結合デバイス。
  8. 前記下部クラッド層は、Si基板上に埋め込み絶縁膜を介してSi層を形成したSOI基板の埋め込み絶縁膜であり、
    前記光導波路は、前記SOI基板のSi層を線状に加工したものであることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の光結合デバイス。
  9. 基板上に光導波部材を固定するための固定部と該光導波部材に光結合される光結合部とを設けた光結合デバイスであって、
    前記光結合部は、前記固定部に対向する端面を有し、前記基板上に形成された下部クラッド層と、この下部クラッド層上に先端を前記下部クラッド層の端部に向けて形成され、該先端部がテーパ状に絞られた光導波路と、前記下部クラッド層上及び前記光導波路の先端部上に、前記下部クラッド層の端部から前記光導波路の先端部まで連続して形成された、前記下部クラッド層よりも屈折率の大きな上部クラッド層とから構成され、
    前記下部クラッド層の端部に入射された光を、前記上部クラッド層により該クラッド層側に引き付け、前記光導波路の先端部に結合させることを特徴とする光結合デバイス。
  10. Si基板上に埋め込み絶縁膜を介してSi層を形成したSOI基板を用い、このSOI基板に光ファイバー固定部と光結合部を設けた光結合デバイスであって、
    前記光ファイバー固定部は、前記SOI基板のSi層及び埋め込み絶縁膜を除去し、露出したSi基板の表面に断面がV字型の溝を形成して構成され、
    前記光結合部は、前記光ファイバー固定部に対向する端面を有し、前記埋め込み絶縁膜からなる下部クラッド層と、この下部クラッド層上に先端を前記下部クラッド層の端部に向けて形成され、該先端部がテーパ状に絞られたSi細線光導波路と、前記下部クラッド層上及び前記光導波路の先端部上に、前記下部クラッド層の端部から前記光導波路の先端部まで連続して形成された、前記下部クラッド層よりも屈折率の大きな上部クラッド層とから構成され、
    前記下部クラッド層の端部に入射された光を、前記上部クラッド層により該クラッド層側に引き付け、前記光導波路の先端部に結合させることを特徴とする光結合デバイス。
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