JP6360911B2 - 懸架リッジ酸化物導波路 - Google Patents

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Description

本出願は、2014年4月11日に出願された“Suspended Ridge Oxide Waveguide”というタイトルの米国仮特許出願第61/978,361号の優先権を主張するものであり、あたかもその全体が再現されるかのように、それをここに援用する。
シリコン(Si)フォトニックデバイスとは、チップ内の光媒体としてシリコンを使用するフォトニックデバイスのことを指し得る。シリコンフォトニックデバイスは、光ファイバ遠隔通信システムによって採用される赤外波長で動作し得る。シリコンは、二酸化シリコン(SiO)すなわちシリカ(silica)の層の上に位置して、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)として機能し得る。シリコンフォトニックデバイスは、産業標準の半導体製造技術を使用することによって製造され得る。
シリコンは、集積回路用の基板として一般的に使用されているので、光コンポーネント及び電子コンポーネントの双方を有するハイブリッドデバイスが、単一のチップ上に集積され得る。そのようなハイブリッドデバイスは、電気的データ演算を提供し得るが、チップ間及びチップ内でのいっそう高速なデータ伝送を可能にし得る光インターコネクトをも提供し得る。結果として、シリコンフォトニクスへの関心が高まっている。
一実施形態において、本開示は、逆テーパ状導波路と光ファイバとの間で光信号を運ぶように構成されたシングルモード光学コアであって、逆テーパ状導波路と光ファイバとの間の光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在したコアと、光信号伝播の軸に沿ってコアに隣接して配置された空気クラッドと、を有する導波路を含む。
他の一実施形態において、本開示は、逆テーパ状Si導波路に光信号を導入することと、逆テーパ状Si導波路から、コアと該コアを取り囲む空気クラッドとを有するシングルモード導波路に、光信号を渡すことと、シングルモード導波路から光ファイバに向けて光信号を送ることと、を有する方法であって、シングルモード導波路が、逆テーパ状Si導波路よりも大きい光モードを有し、且つシングルモード導波路の光モードが、光ファイバの光モードと適合する方法を含む。
更なる他の一実施形態において、本開示は、基体と、該基体上に配置されたシングルモード導波路であり、当該シングルモード導波路は、コアと該コアを取り囲む空気クラッドとを有し、当該シングルモード導波路は、光信号伝播の軸に沿って、第1端部と、該第1端部とは反対側の第2端部とを有し、第1端部は、シングルモードファイバ(SMF)に結合するように構成されている、シングルモード導波路と、シングルモード導波路のコアの一部内に配置された逆テーパ状導波路であり、当該逆テーパ状導波路は、上記第2端部から上記第1端部に向けて減少する幅を持って延在しており、当該逆テーパ状導波路は、当該逆テーパ状導波路と光ファイバとの間の光路を提供するよう、光信号伝播の軸に沿ってシングルモード導波路とアライメントされている、逆テーパ状導波路と、を有する光デバイスを含む。
これら及びその他の特徴が、添付の図面及び請求項とともに用いられる以下の詳細な説明から、より明瞭に理解されることになる。
本開示の、より完全なる理解のため、同様の部分を同様の参照符号が表す添付図面及び詳細説明に関連して、以下の簡単な説明を参照しておく。
マルチモード懸架チャネル導波路の上面図である。 マルチモード懸架チャネル導波路の光場分布を例示するグラフである。 シングルモード懸架リッジ導波路の一実施形態を例示している。 シングルモード懸架リッジ導波路の一実施形態を例示している。 シングルモード懸架リッジ導波路の一実施形態を例示している。 シングルモード懸架リッジ導波路の一実施形態を例示している。 シングルモード懸架リッジ導波路の光場分布の一実施形態を例示する模式図である。 トランスバースエレクトリック(transverse electric;TE)モードにおけるシングルモードリッジ導波路の電場(E場)分布の断面図の一実施形態を例示するグラフである。 TEモードにおけるシングルモードリッジ導波路のE場分布の上面図の一実施形態を例示するグラフである。 トランスバースマグネティック(transverse magnetic;TM)モードにおけるシングルモードリッジ導波路のE場分布の断面図の一実施形態を例示するグラフである。 TMモードにおけるシングルモードリッジ導波路のE場分布の上面図の一実施形態を例示するグラフである。 シングルモード懸架リッジ導波路を有する光デバイスの一実施形態の断面図である。 光エッジカップリング方法の一実施形態のフローチャートである。
最初に理解されるべきことには、1つ以上の実施形態の例示的な実装が以下にて提示されるが、開示されるシステム及び/又は方法は、現に知られていようとなかろうと、あるいは現に存在していようとなかろうと、幾つもの技術を用いて実装され得る。本開示は決して、ここに図示して記述される代表的な設計及び実装を含めて、以下に例示される例示的な実装、図面及び技術に限定されるべきものでなく、添付の請求項の範囲及びそれらの完全なる均等範囲の中で変更され得るものである。
シリコンフォトニクスへの及びそれからの効率的なカップリングは、高度に閉じ込められるSi導波路モードと光ファイバモード又は自由空間ビーム(例えば、ガウスビーム)モードとの間の大きな不整合のために難題である。例えば、高閉じ込めSi導波路が、1マイクロメートル(μm)よりも小さいサブミクロンのサイズ域の断面を有し得る一方で、SMFは何十μmという断面を有し得る。このように、Si導波路は、光ファイバモードよりも大きさで約一桁小さい光モードを有する。幾つかの光モード変換技術は、オーバーレイを持つ逆テーパの使用に基づいている。逆テーパは、光路に沿った方向に有意に縮小する幅を有する導波路である。例えば、ここに援用するVilson R.Almeida他の“Nanotaper for compact mode conversion”、Optics Letters、第28巻、第15号、2003年8月1日は、より低い屈折率のクラッドによって取り囲まれたシリコン導波路コア又は窒化シリコン導波路コアを有する逆テーパを採用している。そのクラッド材料は、より大きいモードサイズを持つ光モードを閉じ込めるように逆テーパを包囲するマルチモード導波路の別の層を形成する。その他に、ここに援用するQing Fang他の“Suspended optical fiber-to-waveguide mode size converter for Silicon photonics”、OPTICS EXPRESS、第18巻、第8号、2010年及びLong Chen他の“Low-Loss and Broadband Cantilever Couplers Between Standard Cleaved Fibers and High-Index-Contrast Si3N4 or Si Waveguides”、IEEE Photonics Technology Letters、第22巻、第23号、1744-46頁、2010年は、空気によって取り囲まれて光モード変換を提供する懸架型のマルチモードシリカチャネル導波路を採用している。しかしながら、これらの技術のうちの一部の性能は、より高次のモード干渉によって制限されてしまう。
ここに、逆テーパ導波路を包囲し且つ光ファイバに結合するシングルモード懸架リッジ導波路を使用することによって、シリコンフォトニクスプラットフォーム上の高閉じ込め逆テーパ導波路と光ファイバとの間の光エッジカップリングを提供する様々な実施形態を開示する。シングルモード導波路とは、各偏光において或る動作波長の基本モード(例えば、TEモード及びTMモード)の光信号のみをガイドする導波路のことを指す。導波路は、SiOコアと該コアを取り囲む空気クラッドとを有する。コアは、光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在するリッジ構造を有する。例えば、リッジ構造は、スラブ上に配置されたリッジによって形成される。リッジ及びスラブの寸法は、リッジに沿ってシングルモード光信号伝播を供するように設計される。マルチモードに代えてシングルモードであるように導波路を設計することにより、より高次のモードからの干渉及び/又はカップリングが回避あるいは抑制され得る。故に、マルチモードチャネル導波路と比較して、カップリング効率が向上され得る。一実施形態において、リッジが置かれるところでのリッジの高さとスラブの高さとの間の上下方向の高さ比が、シングルモード光信号伝播を維持するために、約(例えば、±10パーセント)1.5から約5の間の範囲であるように設定される。一実施形態において、スラブは、長手方向に延在する2つの段上がり部の間に位置する基部を有する。リッジが基部のほぼ中央部分に置かれ、各段上がり部がリッジのエッジから或る距離だけ離して位置付けられて、リッジと段上がり部との間に空隙を形成する。この空隙が空気クラッドに相当する。この離隔距離は、リッジに沿って伝播する光信号にスラブの段上がり部が光学干渉することがないように、少なくとも約1μmであるように設定される。一実施形態において、導波路を空気中に懸架するために、スラブの段上がり部及び/又は基部に沿って、アンダーカットによって空気孔又は空気キャビティが形成される。他の一実施形態において、導波路を空気中に懸架するために、導波路が基体上に置かれ、導波路に隣接する基体の部分が取り除かれ、あるいはエッチング除去される。低い屈折率を有するものである空気の中に導波路を懸架することにより、導波路は更に高いカップリング効率を提供し得る。光カップリングを実現するために、開示される実施形態は、SiOコアの中に配置されたSi逆テーパを使用する。例えば、SiOコアは、Si逆テーパよりも大きい光モードサイズを有する。従って、逆テーパに光信号が導入されるとき、Si逆テーパの幅が狭まるにつれて、光信号の光モードがSi逆テーパからSiOコアへと徐々に移され、故に、光モード変換を提供し得る。
図1は、マルチモード懸架チャネル導波路100の上面図である。導波路100は、コア110、クラッド120、逆テーパ130、及び複数の狭いサイドバー140を有している。コア110は、光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在している。クラッド120は、コア110に隣接して長手方向に延在している。逆テーパ130は、コア110内に包囲されている。コア110は、SiO材料から構築される。コア110は、複数のモード(例えば、高次モードを含む)の光信号伝播をサポートする寸法を有する。クラッド120は、空気を有し、導波路100内にトレンチをエッチングすることによって形成され得る。導波路100は、複数の狭いサイドバー140によって支持されて、空気中に吊るされる。逆テーパ130は、Si導波路又は窒化シリコン(SiN)導波路である。導波路100は更に、第1端部101と、第1端部101の反対側の第2端部102とを有している。逆テーパ130は、第1端部101から、導波路100の一部に関して、第2端部102に向かって延在している。逆テーパ130は、第1端部131と、第1端部131の反対側の第2端部132と、第1端部131から第2端部132まで先細る又は狭まる幅とを有している。導波路100は、光モード変換器として使用され得る。例えば、逆テーパ130が、第1端部131で高閉じ込めSi導波路に結合するように構成され得るとともに、導波路100が、第2端部102で光ファイバ(例えば、SMF又はマルチモードファイバ(MMF))に結合するように構成され得る。逆テーパ130が第1端部131で光信号を受け取るとき、逆テーパ130は、光信号が導波路100に沿って伝播するにつれて、光信号の光モードを断熱的にリシェイプする。光信号が逆テーパ130の第2端部132に到達すると、光信号は、より大きい光モードで光信号を閉じ込めるものであるコア110によってガイドされる。従って、光信号がコア110に沿って伝播するとき、光信号の光モードが拡大する。故に、光ファイバが結合された第2端部102に光信号が到達するときに、光信号の光モードが光ファイバモードに整合する。逆に、例えば光ファイバから、第2端部102で光信号が受け取られてもよく、導波路100は、光信号がコア110を伝播して逆テーパ130へと移るときに、光信号の光モードを縮小する。導波路100をモード変換器又はカプラとして使用することの1つの利点は、導波路100が、産業標準の相補型金属酸化膜半導体(CMOS)集積回路(IC)製造技術及び半導体材料を用いて製造され得ることである。
図2は、マルチモード懸架チャネル導波路の光場分布を例示するグラフ200である。この導波路は、導波路100と同様のものである。例えば、導波路は、逆テーパ130と同様の埋め込まれた逆テーパを有するとともに、導波路は、サイドバー140と同様のサイドバー140によって空気中に懸架される。グラフ200において、x軸は、光信号伝播の軸に沿った導波路の長手方向長さをμm単位で表し、y軸は、導波路の幅をμm単位で表し、そして、グラフ200の指標は、約0.1から約1.3の間で光場強度を示している。グラフ200は、矢印240によって示すようにグラフ200の右側から導波路に投入された光信号について、その光場分布を例示している。例えば、グラフ200の右側は、光ファイバに結合される導波路100の第2端部102に相当し、グラフ200の左側は、高閉じ込めSiワイヤ又は導波路に結合される導波路100の第1端部101に相当する。図示のように、光信号が導波路に沿って右側から左側へと走るにつれて、光信号の光モードが収縮又は縮小する。しかしながら、光場分布は、リップル210の量が、(例えば、光信号が導波路に沿って走るにつれて)グラフ200の右側から左側へと振幅が増大して、増えていくことを示している。リップル210は、導波路の並進対称性を途切れさせるサイドバーと、導波路によるマルチモード光信号伝播のサポートとによって発生される。例えば、光信号がサイドバーの傍を通り過ぎるときに、サイドバーが高次モードを励起する。しかしながら、異なるモードは異なる速さで伝播し、故に、互いに干渉する。結果として、サイドバーの位置付近でリップル210が形成される。干渉及び/又はリップル210は、導波路の性能を低下させる。
図3A−Dは、シングルモード懸架リッジ導波路300の一実施形態を例示している。図3Aは、シングルモードリッジ導波路300の上面図である。導波路300は、コア310、空気クラッド320、及び逆テーパ330を有している。例えば、コア310は、空気クラッド320よりも高い屈折率を有する材料(例えば、SiO)から構築されることができ、逆テーパ330は、コア310よりも高い屈折率を有する材料(例えば、Si)から構築され得る。コア310は、直線305によって示すように、光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在するリッジ311及びスラブ312を有する。リッジ311は、第1長手方向側面361と、第1長手方向側面361とは反対側の第2長手方向側面362とを有している。空気クラッド320は、リッジ311の第1長手方向側面361及び第2長手方向側面362に隣接して長手方向に延在している。リッジ311の屈折率(例えば、SiOで約1.45)の方が空気クラッド320の屈折率(例えば、約1)よりも高いので、導波路300に沿って伝播する光信号はリッジ311に閉じ込められ得る。リッジ311及びスラブ312の寸法及び構造は、更に十分に後述するように、シングルモード光信号伝播を供するように設計される。逆テーパ330は、コア310のリッジ311の中に配置され且つ/或いは埋め込まれる。逆テーパ330は、第1端部331と、光信号伝播の軸に沿って第1端部331とは反対側の第2端部332と、第1端部331から第2端部332まで先細る又は狭まる幅とを有している。例えば、逆テーパ330は、逆にテーパーしたSi導波路である。逆テーパ330は、導波路300の第1端部301から、リッジ311の少なくとも一部に関して、導波路300の第2端部302に向かって延在している。逆テーパ330は、光信号伝播の軸に沿って、リッジ311及び/又はコア310とアライメントされる。導波路300は更に、導波路300が空気中に懸架され得るように、複数の空気孔340を有している。例えば、空気孔340は、化学的処理によりスラブ312の幾つもの部分をエッチング除去することによって生成され得る。なお、空気孔340は、導波路300に沿って伝播する光信号に空気孔340が干渉することがないように、空気クラッド320から或る距離だけ離して、スラブ312内に位置付けられる。
一実施形態において、導波路300は、高閉じ込めSi導波路(例えば、Siナノワイヤ)と光ファイバ(例えば、SMF)との間を結合するように構成される。例えば、高閉じ込めSi導波路が、逆テーパ330の第1端部331に結合され、光ファイバが、導波路300の第2端部302に結合される。逆テーパ330が第1端部331で光信号を受け取るとき、逆テーパ330は、光信号が逆テーパ330に沿って伝播するにつれて、光信号の光モードを断熱的にリシェイプするとともに、逆テーパ330の幅が狭まるにつれて、逆テーパ330から、より大きい光モードを有するものであるリッジ311へと、光信号を徐々に伝達する。光信号が導波路300の第2端部302に到達するとき、光信号は、光ファイバモードと適合する光モードを有する。従って、導波路300は光モード変換器として動作し得る。一部の実施形態において、導波路300は、光ファイバとシリコンフォトニクスチップとの間でカップリングする光入力及び/又は出力を提供するよう、シリコンフォトニクスチップのエッジ近くの位置でシリコンフォトニクスチップ上に配置され得る。
図3Bは、図3Aの直線303に沿って取られた、矢印によって指し示す向きに見たときの、シングルモードリッジ導波路300の断面図である。図示のように、コア310は、スラブ312の表面上に配置されたリッジ311を有している。スラブ312は、基部351と、第1の段上がり部352と、第2の段上がり部353とを有している。リッジ311、基部351、及び段上がり部352、353は、光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在している。リッジ311は、基部351のほぼ中央部分に配置されている。第の段上がり部35は、wとして表記する距離384だけリッジ311の第側面36から離して、基部351から立ち上げられている。同様に、第の段上がり部352は、或る距離(例えば、距離384と同等)だけリッジ311の第側面36から離して、基部351から立ち上げられている。空気孔340は、光信号伝播の軸に沿って、スラブ312の第1の段上がり部352及び第2の段上がり部353の中に位置付けられる。
図示のように、リッジ311は、wとして表記する約6.5μmの幅381と、hとして表記する約4.4μmの高さ382とを有している。スラブ312の基部351は、hs1として表記する約2μmの高さ383を有している。スラブ312の第2の段上がり部353は、hs2として表記する約6.4μmに至るまで上げ返された高さ385を有している。リッジ311の第2側面362と第2の段上がり部353との間の離隔距離384は約3μmである。第1の段上がり部352は、第2の段上がり部353と同様の寸法を有し、リッジ311に対して第2の段上がり部353と同様に位置付けられる。なお、コア310の構造の寸法は、導波路300の光伝播特性を決めるものである。例えば、上述の寸法は、約1μmから約2μmの波長でのシングルモード光信号伝播を供するように選択されている。例えば、導波路300のような導波路は、水平方向のTEモードと垂直方向のTMモードとの、2つの偏光をサポートし得る。光信号がシングルモード導波路によってガイドされるとき、シングルTEモード及びシングルTMモードの光信号が導波路中を伝播し得る。従って、導波路300がシングルモード光信号伝播を供するように設計されるとき、高次モード励起が起こらないようにすることができ、それにより、光干渉が抑制され得るとともにカップリング効率が増大され得る。加えて、リッジ311及びスラブ312の第1の段上がり部352は、スラブ312からの光カップリング及び/又は干渉を回避するために、十分な量の距離だけ(例えば、約1μmよりも大きく)離隔されるように設計される。
以上では具体的な値を提示したが、動作時の光信号の波長に従って如何なる好適値が使用されてもよい。例えば、動作時の波長が少なくとも約1μmから約2.5μmであるとき、高さ382は2μmから15μmの範囲とすることができ、高さ383は0.5μmから10μmの範囲とすることができ、幅31は2μmから15μmの範囲とすることができ、そして、距離384は1μmよりも大きいとし得る。なお、記載した寸法の様々な組み合わせが、リッジ311及びスラブ312に使用され得る。しかしながら、TE及びTMの双方の偏光に対してシングルモードを維持するために、リッジ311及びスラブ312は、約1.5から約5の間の範囲内の上下方向の高さ比を有し得る。
図3Cは、図3Aの直線305に沿って取られた、リッジ311を横切って矢印によって指し示す向きに見たときの、シングルモードリッジ導波路300の一実施形態の断面図である。図示のように、逆テーパ330は、リッジ311内に埋め込まれて、リッジ311の少なくとも一部に関して延在している。リッジ311は、第1の空気層371と第2の空気層372との間に位置している。第1の空気層371は、空気に露出されたリッジ311の頂面(例えば、図3Aに示した上面図に対応する)に対応し得る。第2の空気層372は、更に十分に後述するように、スラブ312内のアンダーカットに対応し得る。
図3Dは、図3Aの直線304に沿って取られた、スラブ312を横切って矢印によって指し示す向きに見たときの、シングルモードリッジ導波路300の一実施形態の断面図である。図示のように、スラブ312は、第1の空気層371と第2の空気層372との間に位置している。また、スラブ312は、上述のように空気孔340を有している。
図4は、シングルモードリッジ導波路400の光場分布470を例示する一実施形態の断面図である。導波路400は導波路300と同様である。この断面図は、図3Aの直線303に沿って取られた、矢印によって指し示す向きに見たときの断面図に相当している。この断面図は、図3Bに示した断面図と同様であり、さらに、導波路400に光信号を投入されたときの光場分布470を例示している。例えば、導波路400は、コア410と、コア410の一部と係合する空気クラッド420とを有する。コア410はコア310と同様であり、空気クラッド420は空気クラッド320と同様である。コア410は、スラブ412上に配置されたリッジ411を有し、リッジ411はリッジ311と同様であり、スラブ412はスラブ312と同様である。さらに、リッジ411及びスラブ412は、リッジ311及びスラブ312と同様の設計パラメータ又は寸法で構成される。例えば、リッジ411は、約6.5μmの高さと約6.5μmの幅とを有する。スラブ412は、約2μmの高さを持つ基部351と同様の基部451と、各々が約6.4μmの高さを持つ段上がり部352及び353と同様の段上がり部452及び453とを有する。段上がり部452及び453の各々は、リッジ411のエッジから約3μmの距離だけ離して基部451から立ち上げられる。故に、導波路400はシングルモード伝播をサポートする。図示のように、光場分布470は、ほぼリッジ411を中心とし、その強度は中心471で最も高く、非常に小量の光場(472として示す)のみがスラブ412中に漏れている。導波路100とは対照的に、導波路400は、マルチモード光信号伝播に代えてシングルモード光信号伝播をサポートし、故に、導波路400は、導波路100においてのような高次モードの影響及び/又は干渉を有しないものとし得る。また、リッジ411がスラブ412上に位置しているので、導波路400は、導波路100においてのようなサイドバーの機械的支持を必要としないものとし得る。従って、導波路400は、導波路100においてのようにサイドバーによって発生される光モード擾乱を有しないものとし得る。故に、導波路400は、導波路100よりも効率的なカップリングと高い性能とを提供し得る。
図5は、TEモードにおける、例えば導波路300及び400などのシングルモード懸架リッジ導波路のE場分布510の断面図の一実施形態を例示するグラフ500である。グラフ500において、x軸は、導波路の幅を表し、y軸は、導波路の高さをμm単位で表し、そして、グラフ500の指標は、約0.2から約0.8の間で光場強度を示している。E場分布510は、例えば、図3B及び図4に示した断面図と同様とし得る図3Aの直線303に沿って取られた導波路の断面について、そこでのE場分布を表している。図示のように、TEモードにおけるE場分布510は、導波路のほぼリッジ部分(511として示す)を中心とし、導波路のスラブ部分(512として示す)への漏れは最小限である。
図6は、TEモードにおける、例えば導波路300及び400などのシングルモード懸架リッジ導波路のE場分布610の上面図の一実施形態を例示するグラフ600である。グラフ600において、x軸は、導波路の長手方向長さをμm単位で表し、y軸は、導波路の幅をμm単位で表し、そして、グラフ600の指標は、約0.0から約3.6の間で光場強度を示している。E場分布610は、例えば、図3Aに示した導波路300の上面図と同様の導波路の頂面について、TEモードにおける該頂面にわたるE場分布を表している。例えば、E場分布610は、矢印640によって示すようにグラフ600の右側から導波路に結合された光信号に対応するものである。図示のように、TEモードでのE場分布610は、光信号がグラフ600の右側から左側へと導波路に沿って走るにつれて、光信号の光モードを滑らかに移行させる。グラフ600とグラフ200とを比較すると、E場分布610は、光場分布210に示されるようなリップル又は干渉の効果を有していない。リップル効果の不存在は、マルチモード導波路に代えてシングルモード導波路を使用することと、導波路を支持するために例えばサイドバー140などのサイドバーを使用することに代えて、例えば導波路300内に空気孔340を含むように、アンダーカットによって導波路を懸架することとの結果である。故に、この導波路はTEモードを効率的に結合し得る。
図7は、TMモードにおける、例えば導波路300及び400などのシングルモード懸架リッジ導波路のE場分布710の断面図の一実施形態を例示するグラフ700である。グラフ700において、x軸は、導波路の幅を表し、y軸は、導波路の高さをμm単位で表し、そして、グラフ700の指標は、約0.2から約0.8の間で光場強度を示している。E場分布710は、例えば、図3B及び図4に示した断面図と同様とし得る図3Aの直線303に沿って取られた導波路の断面について、そのE場分布を表している。例えば、E場分布710は、E場分布510に対応するが、E場分布510においてのようなTEモードに代えてTMモードにおけるものである。図示のように、TMモードにおけるE場分布710は、導波路のほぼリッジ部分(711として示す)を中心とし、導波路のスラブ部分(712として示す)への漏れは最小限である。
図8は、TMモードにおける、例えば導波路300及び400などのシングルモード懸架リッジ導波路のE場分布810の上面図の一実施形態を例示するグラフ800である。グラフ800において、x軸は、導波路の長手方向長さをμm単位で表し、y軸は、導波路の幅をμm単位で表し、そして、グラフ800の指標は、約0.0から約2.4の間で光場強度を示している。E場分布810は、例えば、図3Aに示した導波路300の上面図と同様の導波路の頂面について、TMモードにおける該頂面にわたるE場分布を表している。例えば、E場分布810は、矢印840によって示すようにグラフ800の右側から導波路に結合された光信号に対応するものである。例えば、E場分布810は、E場分布610に対応するが、E場分布610においてのようなTEモードに代えてTMモードにおけるものである。図示のように、TMモードでのE場分布810は、光信号がグラフ800の右側から左側へと導波路に沿って走るにつれて、光信号の光モードを滑らかに移行させる。グラフ800とグラフ200とを比較すると、E場分布810は、光場分布210に示されるようなリップル効果又は干渉効果を有していない。リップル効果は、シングルモード導波路を使用するとともに例えばサイドバー140などのサイドバーの使用なしに導波路を懸架することによって除去される。故に、この導波路はTMモードを効率的に結合し得る。
図5−8にて上で示したように、例えば導波路300及び400などの、開示されるシングルモード懸架リッジ導波路は、例えば導波路100などのマルチモード懸架チャネルモード導波路と比較したときに、より効率的なカップリングで、より高い性能を提供する。例えば、開示されるシングルモード懸架リッジ導波路は、TEモード及びTMモードの双方について、約3デシベル(dB)よりも低いカップリング損失を提供し得る。これらの改善は、上述のように適切な設計パラメータを通じてシングルモード光信号伝播を採用するとともに、例えばリッジ311及び411などのリッジから遠ざけて、例えばスラブ312及び412などのスラブ内に、例えば空気孔340などの空気キャビティを作り出すエッチングによって、導波路を懸架することの結果である。
図9は、基体プラットフォーム902上に配置されたシングルモード懸架リッジ導波路901を有する光デバイス900の一実施形態の断面図である。導波路901は導波路300及び400と同様である。基体プラットフォーム902は、Si材料から構築される。導波路901は、導波路300及び400と同様にSiO材料から構築される。導波路901は、スラブ312及び412と同様のスラブ912の上に配置された、リッジ311及び411と同様のリッジ911を有している。この断面図は、基体プラットフォーム902と同様の基体上に導波路300が配置されたときの、図3Aの直線303に沿って取られた断面領域に対応するものである。デバイス900において、導波路901は、導波路901の下の基体プラットフォーム902の部分903をエッチング除去することによって、空気中に懸架されている。例えば、このエッチングは、基体プラットフォーム902の裏側から行われ得る。従って、導波路901は、スラブ912に沿って例えば孔340のような孔を有していなくてもよい。また、導波路901は、導波路300及び400の懸架部分よりも狭い懸架部分915を有し得る。
図10は、光エッジカップリング方法1000の一実施形態のフローチャートである。方法1000は、例えば導波路300、400、及び901などのシングルモード懸架リッジ導波路によって実行される。方法1000は、導波路が光モード変換器として使用されるときに実行される。例えば、光モード変換器は、デバイス900に示したように、シリコンフォトニクスチップ上に配置され得る。ステップ1010にて、例えば逆テーパ330などの逆テーパ状Si導波路に光信号が導入される。例えば、逆テーパ状Si導波路は、シングルモード導波路の例えばコア310及び410などのコア内に配置され、コアは、例えば空気クラッド320及び420などの空気クラッドによって取り囲まれる。ステップ1020にて、例えばコアに沿って、逆テーパ状Si導波路からシングルモード導波路に光信号が渡される。例えば、逆テーパ状Si導波路の例えば第2端部332などの先端から、より大きいモードのシングルモード導波路中に光信号が渡されるときに、光モード変換が達成され得るように、シングルモード導波路のコアは、逆テーパ状Si導波路よりも大きい光モードサイズを有する。ステップ1030にて、シングルモード導波路から例えばSMFなどの光ファイバに向けて光信号が送られる。光信号が光ファイバに到達するとき、光信号の光モードが光ファイバの光モードサイズと適合する。
本開示にて幾つかの実施形態を提示したが、理解されるべきことには、開示されたシステム及び方法は、本開示の精神又は範囲を逸脱することなく、数多くのその他の具体的形態でも具現化され得るものである。ここでの例は、限定的なものではなく、例示的なものと見なされるべきであり、意図することは、ここに与えられた詳細事項に限定されるべきでないということである。例えば、これらの様々な要素又はコンポーネントは、他のシステムにおいて結合あるいは統合されてもよく、あるいは、特定の機構が省略されたり、実装されなかったりしてもよい。
また、様々な実施形態において個別あるいは別個であるように記載・図示された技術、システム、サブシステム及び方法が、本開示の範囲を逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技術又は方法と結合あるいは統合され得る。互いに結合され、直接的に結合され、あるいは通信するように図示あるいは説明されたその他の品目が、電気的、機械的、あるいはその他であろうと、何らかのインタフェース、装置又は中間コンポーネントを介して間接的に結合され、あるいは通信してもよい。変形、代用及び改変のその他の例が、当業者によって解明可能であり、ここに開示された精神及び範囲を逸脱することなく為され得る。

Claims (10)

  1. シングルモード導波路であって、
    逆テーパ状導波路と光ファイバとの間で光をカップリングするように構成された光学コアであり、当該コアは、前記逆テーパ状導波路と前記光ファイバとの間の光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在し、当該コアは、スラブと、該スラブ上に配置されたリッジとを有し、前記リッジは、約2マイクロメートル(μm)から約15μmの高さを有し、前記リッジは、約2μmから約15μmの幅を有し、前記スラブは、約0.5μmから約10μmの高さを有し、前記スラブは、基部と、該基部に隣接して位置付けられた段上がり部とを有し、前記基部は第1の高さを有し、前記段上がり部は、前記第1の高さよりも大きい第2の高さを有し、前記スラブは更に、前記光信号伝播の軸に沿って前記段上がり部の中に位置するアンダーカット空気孔を有し、前記アンダーカット空気孔は、前記スラブの前記段上がり部を貫いて上下方向に延在している、コアと、
    前記光信号伝播の軸に沿って前記コアに隣接して配置された空気クラッドと、
    を有する導波路。
  2. 前記リッジは、前記基部の略中央部分に配置され、前記リッジは、前記段上がり部の前記第2の高さと略等しい第3の高さを有し、前記基部は、前記空気クラッドの一部が前記リッジと前記段上がり部との間に配置されるように、前記リッジの幅よりも大きい幅を有し、且つ前記空気クラッドの前記一部は、1マイクロメートル(μm)よりも大きい幅を有する、請求項に記載の導波路。
  3. 前記リッジの前記第3の高さと、前記スラブの前記基部の前記第1の高さとの間の比が、約1.5から約5である、請求項に記載の導波路。
  4. 前記スラブは、前記光信号伝播の軸に沿って前記基部の中に位置するアンダーカット空気孔を有する、請求項乃至の何れか一項に記載の導波路。
  5. 前記逆テーパ状導波路は、前記コアの少なくとも一部内で前記光信号伝播の軸に沿って長手方向に延在しており、前記逆テーパ状導波路は、シリコン(Si)材料を有する、請求項1乃至の何れか一項に記載の導波路。
  6. 逆テーパ状シリコン(Si)導波路に光信号を導入することと
    前記逆テーパ状Si導波路から、コアと該コアを取り囲む空気クラッドとを有するシングルモード導波路に、前記光信号を渡すことであり、前記コアは、スラブと、該スラブ上に配置されたリッジとを有し、前記光信号は前記リッジに沿って伝播し、前記リッジは前記空気クラッドによって取り囲まれており、前記リッジは、約2マイクロメートル(μm)から約15μmの高さを有し、前記リッジは、約2μmから約15μmの幅を有し、前記スラブは、約0.5μmから約10μmの高さを有し、前記スラブは、基部と、該基部に隣接して位置付けられた段上がり部とを有し、前記基部は第1の高さを有し、前記段上がり部は、前記第1の高さよりも大きい第2の高さを有し、前記スラブは更に、光信号伝播の軸に沿って前記段上がり部の中に位置するアンダーカット空気孔を有し、前記アンダーカット空気孔は、前記スラブの前記段上がり部を貫いて上下方向に延在している、渡すことと、
    前記シングルモード導波路から光ファイバに向けて前記光信号を送ることと
    有し、
    前記シングルモード導波路は、前記逆テーパ状Si導波路よりも大きい光モードを有し、且つ
    前記シングルモード導波路の前記光モードが、前記光ファイバの光モードと適合する、
    方法。
  7. 基体と、
    前記基体上に配置されたシングルモード導波路であり、当該シングルモード導波路は、コアと該コアを取り囲む空気クラッドとを有し、当該シングルモード導波路は、光信号伝播の軸に沿って、第1端部と、該第1端部とは反対側の第2端部とを有し、前記第1端部は、シングルモードファイバ(SMF)に結合するように構成され、前記コアは、スラブと、該スラブ上に配置されたリッジとを有し、前記光信号は前記リッジに沿って伝播し、前記リッジは前記空気クラッドによって取り囲まれており、前記リッジは、約2マイクロメートル(μm)から約15μmの高さを有し、前記リッジは、約2μmから約15μmの幅を有し、前記スラブは、約0.5μmから約10μmの高さを有し、前記スラブは、基部と、該基部に隣接して位置付けられた段上がり部とを有し、前記基部は第1の高さを有し、前記段上がり部は、前記第1の高さよりも大きい第2の高さを有し、前記スラブは更に、前記光信号伝播の軸に沿って前記段上がり部の中に位置するアンダーカット空気孔を有し、前記アンダーカット空気孔は、前記スラブの前記段上がり部を貫いて上下方向に延在している、シングルモード導波路と、
    前記シングルモード導波路の前記コアの一部内に配置された逆テーパ状導波路であり、当該逆テーパ状導波路は、前記第2端部から前記第1端部に向けて減少する幅を持って延在しており、当該逆テーパ状導波路は、当該逆テーパ状導波路と前記SMFとの間の光路を提供するよう、前記光信号伝播の軸に沿って前記シングルモード導波路とアライメントされている、逆テーパ状導波路と、
    を有する光デバイス。
  8. 前記シングルモード導波路に隣接する前記基体の少なくとも一部が、前記シングルモード導波路を空気中に懸架するようにエッチング除去されている、請求項に記載の光デバイス。
  9. 前記基体はシリコン(Si)材料を有し、前記シングルモード導波路は二酸化シリコン(SiO)材料を有し、且つ前記逆テーパ状導波路はシリコン(Si)材料を有する、請求項7又は8に記載の光デバイス。
  10. 前記コアは、前記逆テーパ状導波路よりも大きい光モードサイズを有し、前記コアの前記光モードサイズは、前記SMFの光モードと適合する、請求項乃至の何れか一項に記載の光デバイス。
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