JP6247824B2 - 光導波路、光インターポーザ及び光源 - Google Patents

光導波路、光インターポーザ及び光源 Download PDF

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Description

本発明は、光導波路、光インターポーザ及び光源に関する。
データ処理の大容量化、高速化への需要が高まるなか、より高密度の光信号処理回路が必要になってきている。
従来、石英系材料を用いた平面光回路(PLC;Planar Lightwave Circuit)が用いられているが、近年、シリコン(Si)細線導波路加工技術を応用して、SOI(Silicon on Insulator)基板上に光回路を形成する技術の研究開発が進められている。
このSOI基板上に光回路を形成する技術では、SiコアをSiOクラッド層で覆って光導波路とすることが多く、SiとSiOの屈折率差が大きいため、より強くSiコア内に光を閉じ込めることが可能である。このため、狭い間隔の光導波路アレイや、低い光学損失を有する曲げ光導波路を形成することができ、高密度での光回路の形成が可能である。
また、平面内での光導波路の交差を回避して損失を低減するために、ある平面上に先細テーパ領域を持つ一のコアを設け、これと基板からの距離が異なる他の平面上に先端が対向するように先細テーパ領域を持つ他のコアを設けて、高さ方向に伝搬光を移行させることで、立体的な交差を実現した三次元交差導波路も提案されている。
特開2008−261952号公報
しかしながら、上述の三次元交差導波路では、導波損失(伝搬損失)を低減するためには、一のコアと他のコアのそれぞれの先細テーパ領域のコア幅を高い精度で制御する必要があり、このコア幅が広すぎたり、狭すぎたりすると、導波損失が増大してしまう。このため、導波損失を低減しながら、製造歩留まりを向上させるのは難しい。
そこで、伝搬光を立体的に伝搬させるのに、導波損失(伝搬損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させたい。
本光導波路は、基板と、基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、基板の上方で且つ第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、基板及び第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、第1テーパ領域と複数の第2コアのそれぞれの第2コアとは、第1コア及び第2コアの延在方向において、オーバラップする部分を有することを要件とする。
また、本光導波路は、基板と、基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、基板の上方で且つ第1コアの上方に第1クラッド層を挟んで設けられ、基板及び第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、さらに、基板の上方に設けられ、他方の側から一方の側へ向けて延び、且つ、一方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域を有する第3コアを備え、第3コアは、複数の第2コアの下方に第1クラッド層を挟んで設けられているか又は複数の第2コアの上方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを要件とする。
また、本光導波路は、基板と、基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、基板の上方で且つ第1コアの下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、基板及び第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、さらに、基板の上方に設けられ、他方の側から一方の側へ向けて延び、且つ、一方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域を有する第3コアを備え、第3コアは、複数の第2コアの上方に第1クラッド層を挟んで設けられているか又は複数の第2コアの下方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを要件とする。
また、本光導波路は、基板と、基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、基板の上方で且つ第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、基板及び第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、第2コアの下方に、第2コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを要件とする。
また、本光導波路は、基板と、基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、基板の上方で且つ第1コアの上方に第1クラッド層を挟んで設けられ、基板及び第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、複数の第2コアとして、他方の側に他方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域と、第3テーパ領域の一方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域とを有する2つの第2コアを備え、さらに、2つの第2コアの間に設けられ、2つの第2コアと平行に延び、一方の側に他方の側へ向けて断面積が大きくなる第4テーパ領域と、第4テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第3断面積一定領域とを有する第3コアを備えることを要件とする。
本光インターポーザは、基板と、基板上に設けられた光導波路と、基板上に設けられた光変調器と、基板上に設けられた光検出器とを備え、光導波路は、上述のように構成されることを要件とする。
本光源は、基板と、基板上に設けられた光導波路と、基板上に設けられた発光体とを備え、光導波路は、上述のように構成されることを要件とする。
したがって、本光導波路、光インターポーザ及び光源によれば、伝搬光を立体的に伝搬させるのに、伝搬損失(導波損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させることができるという利点がある。
本実施形態にかかる光導波路の構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる光導波路の具体的な構成例及び各箇所における光強度分布を示す模式的斜視図である。 (A)は、本実施形態にかかる光導波路の具体的な構成例の変形例の構成を示す模式的断面図であり、(B)は、本実施形態にかかる光導波路の具体的な構成例の変形例の構成及び各箇所における光強度分布を示す模式的斜視図である。 (A)〜(D)は、本実施形態にかかる光導波路の変形例の構成を示す模式的平面図である。 (A)〜(D)は、本実施形態にかかる光導波路の変形例の構成を示す模式的平面図である。 本実施形態にかかる光導波路の第1変形例の構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる光導波路の第2変形例の構成を示す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる光インターポーザの構成を示す模式的平面図である。 (A)、(B)は、本実施形態にかかる光源の構成を示す模式図であって、(A)は側方から見た図であり、(B)はその平面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる光導波路、光インターポーザ及び光源について、図1〜図9を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる光導波路は、例えば、ボード間、チップ間、チップ内などのSi基板上の光配線を用いる光インターコネクトのほか、光ファイバ通信などの分野において用いられる。
本光導波路は、図1に示すように、基板1と、下部クラッド層2と、下部クラッド層2上に設けられた下部コア3と、下部クラッド層2及び下部コア3上に設けられた中間クラッド層4と、中間クラッド層4上に設けられた複数の上部コア5と、中間クラッド層4及び上部コア5上に設けられた上部クラッド層6とを備える。なお、図1では、複数の上部コア5として3つの上部コア5を設ける場合を示している。
なお、下部コア3を第1コアともいう。また、上部コア5を第2コアともいう。また、下部クラッド層2を第1クラッド層ともいう。また、中間クラッド層4を第2クラッド層ともいう。また、上部クラッド層6を第3クラッド層ともいう。
ここでは、基板1は、シリコン(Si)基板(半導体基板)である。また、下部クラッド層2、中間クラッド層4及び上部クラッド層6は、SiOクラッド層である。また、下部コア3は、Siコアである。また、上部コア5は、SiNコアである。本実施形態では、Si基板1上にSiO層であるBOX(Buried Oxide)層とSi層であるSOI層とを備えるSOI基板を用い、SOI層をエッチングし、エッチングによって残されたSOI層によって、下部クラッド層2としてのSiO層(BOX層)上に、下部コア3としてのSiコアを形成している。また、下部クラッド層2としてのSiO層(BOX層)及び下部コア3としてのSiコアを、中間クラッド層4としてのSiO層で覆い、中間クラッド層4としてのSiO層上に、上部コア5としての複数のSiNコアを、上方から見た場合にこれらのSiNコア5の間に、即ち、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5の間にSiコア3が位置するように形成している。そして、中間クラッド層4としてのSiO層及び上部コア5としての複数のSiNコアを、上部クラッド層6としてのSiO層で覆っている。なお、SiNは、Siよりも屈折率が低く、SiOに近い。このため、中間クラッド層4、上部コア5及び上部クラッド層6によって構成される上部光導波路は、下部クラッド層2、下部コア3及び中間クラッド層4によって構成される下部光導波路よりも低屈折率差の光導波路になっていることになる。
また、下部コア3であるSiコアは、一方の側(図1中、手前側)から延び、終端部3Xと、終端部3Xへ向けて断面積が小さくなるテーパ領域3Aと、このテーパ領域3Aの一方の側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域3Bとを備える。つまり、下部コア3であるSiコアは、基板1の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、他方の側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域3Aを有する。なお、終端部3Xを第1終端部ともいう。また、テーパ領域3Aを第1テーパ領域ともいう。また、断面積一定領域3Bを第1断面積一定領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。ここでは、テーパ領域3Aは、終端部3Xへ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域である。また、断面積一定領域3Bは、一定の幅を有し、かつ、一定の高さ(厚さ)を有する領域(幅一定領域;高さ(厚さ)一定領域)である。なお、ここでは、Siコア3は、終端部3Xから離れる方向へ向けて、断面積が大きくなった後、断面積が一定になっているため、断面積一定領域3Bの断面積の大きさは、テーパ領域3Aにおいて断面積が最大になっている部分の断面積の大きさと同じになっている。
なお、一方の側(図1中、手前側)から光が入力される場合には、一方の側の反対側(図1中、奥側;他方の側)から光が出力され、一方の側から光が出力される場合には、一方の側の反対側から光が入力される。
また、複数の上部コアとしての複数のSiNコア5は、Siコア3の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられ、Siコア3のテーパ領域3Aに対応する領域を含んで一方の側から一方の側の反対側へ向けて互いに平行に延びている。つまり、複数の上部コアとしての複数のSiNコア5は、基板1の上方で且つSiコア3の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられ、基板1及びSiコア3と平行に延びている。この場合、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5は、Siコア3に対して左右両側に位置する。そして、これらの複数のSiNコア5を含む領域(光導波路)を伝搬する光は単一の光モード(基本モード)を形成するようになっている。つまり、複数のSiNコア5の寸法及びこれらの間隔は、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する光が単一の光モードを形成するように設定されている。
また、複数のSiNコア5は、それぞれ、一方の側に一方の側の反対側へ向けて断面積が大きくなるテーパ領域5Aと、このテーパ領域5Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域5Bとを備えるものとするのが好ましい。なお、テーパ領域5Aを第2テーパ領域ともいう。また、断面積一定領域5Bを第2断面積一定領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。ここでは、テーパ領域5Aは、一方の側の反対側へ向けて幅が広くなる幅テーパ領域である。また、断面積一定領域5Bは、一定の幅を有し、かつ、一定の高さ(厚さ)を有する領域(幅一定領域;高さ(厚さ)一定領域)である。なお、ここでは、SiNコア5は、一方の側の反対側へ向けて、断面積が大きくなった後、断面積が一定になっているため、断面積一定領域5Bの断面積の大きさは、テーパ領域5Aにおいて断面積が最大になっている部分の断面積の大きさと同じになっている。
ここでは、複数のSiNコア5は、それぞれ、Siコア3のテーパ領域3Aの一方の側、即ち、テーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置に対応する位置から一方の側の反対側へ向けて延びている。
このように、Siコア3は、その幅が、一方の側で一定になっており、その後、光の伝搬方向(光の導波方向)に沿って緩やかにテーパ状に狭くなり、最も狭くなった箇所で終端された構造になっている。また、複数のSiNコア5は、その幅が、Siコア3の幅が一定になっている領域に対応する位置の先端(終端)で最も狭くなり、光の伝搬方向に沿って緩やかにテーパ状に広くなり、Siコア3が途切れた箇所で最も広くなり、その後、一定の幅を持つ構造となっている。
このように構成される光導波路では、以下のようにして光が伝搬(導波)する。
なお、ここでは、一方の側(図1中、手前側)、即ち、Siコア3を含む領域(導波路)の側から、一方の側の反対側(図1中、奥側)、即ち、SiNコア5を含む領域(導波路)の側へ光が伝搬する場合を例に挙げて説明する。
伝搬光は、Siコア3を含む領域を単一モードの光として伝搬してくる。ここでは、伝搬光の単一モードを保つために、Siコア3の寸法は例えば約450nm程度の幅を有するものとなっている。この伝搬光は、Siコア3のテーパ領域3Aを含む領域(導波路)と複数のSiNコア5を含む領域(導波路)とがオーバーラップしている領域に入ると、Siコア3のテーパ領域3Aで光の伝搬方向に沿ってコア幅が狭くなっていくため、光が染み出してスポットサイズが大きくなり、Siコア3のテーパ領域3Aを含む領域で光のモードが広がる。そして、スポットサイズが大きくなった光、即ち、モードが広がった光は、Siコア3の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられている複数のSiNコア5、即ち、1層のクラッド層4の厚さ分だけ上方に位置する複数のSiNコア5の影響を受け、断熱的に複数のSiNコア5へ結合していく。つまり、Siコア3から複数のSiNコア5へ断熱的に光強度が結合していくことで、Siコア3を含む領域を伝搬してきた光は、このオーバーラップ領域で複数のSiNコア5を含む領域に乗り移って伝搬していく。このように、伝搬光は、下部クラッド層2上に設けられたSiコア3を含む領域から、Siコア3の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられた複数のSiNコア5を含む領域へ、高さ(厚さ)方向へシフトして、三次元的(立体的)に伝搬していく。つまり、伝搬光は、一の高さ方向位置にあるSiコア3から、Si基板1からの距離が異なる他の高さ方向位置にある複数のSiNコア5へ、高さ方向へシフトして、三次元的(立体的)に伝搬していく。この場合、Siコア3と複数のSiNコア5とを光が伝搬する際に伝搬光は高さ方向(上下方向)にずれて伝搬することになる。この際、Siコア3のテーパ領域3Aの断面積が小さくなるにつれて、伝搬光は複数のSiNコア5を含む領域に強く閉じ込められていく。つまり、このオーバーラップ領域にSiコア3のテーパ領域3Aが設けられているため、複数のSiNコア5を含む領域に伝搬光を確実に閉じ込めることが可能となる。そして、複数のSiNコア5の断面積一定領域5Bを単一モードの光として伝搬していく。このため、本光導波路を立体光導波路、あるいは、立体導波機構ともいう。このような立体光導波路を用いることで、一の層上のコアから別の層のコアへ(即ち、一の光配線層から他の光配線層へ)低損失で立体的に光を伝搬させることができるため、光配線層の多層化による高密度化を実現することが可能である。
このようにして、本光導波路では、伝搬光の単一モードを保ったまま、伝搬光を三次元的に伝搬することができる。
ここでは、上述のように、複数のSiNコア5の寸法及びこれらの間隔は、伝搬光が単一の光モードを形成するように設定されている。つまり、複数のSiNコア5によって光を閉じ込め、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する伝搬光が単一の光モードを形成するように、複数のSiNコア5の寸法及びこれらの間隔を設定すれば良い。例えば、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5の間隔を約1μm程度とし、Siコア3が設けられている側の終端における複数のSiNコア5のそれぞれの寸法を、約300nmの幅を有し、約300nmの高さ(厚さ)を有するものとすれば良い。これにより、伝搬光は複数のSiNコア5を含む領域を単一モードの光として伝搬する。なお、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5の間隔が約1μm程度であれば、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する伝搬光は単一の光モードを形成する。この場合、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5の間隔を広くしすぎると、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5を含む領域に、それぞれ独立した2つの導波路が形成されてしまうことになり、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する伝搬光が単一の光モードを形成しなくなってしまう。また、複数のSiNコア5のそれぞれの寸法を大きくしすぎると、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する伝搬光が単一の光モードを形成しなくなってしまう。
このように、水平方向に離間した複数のSiNコア5を用いることで、伝搬光が三次元的に伝搬する領域(即ち、層間で光が移動する領域)におけるコア幅に対する精度の製造許容範囲を拡げることができる。つまり、複数のSiNコア5を用いる場合、複数のSiNコア5の寸法及び間隔によって伝搬光が単一の光モードを形成するようにしている。この場合、SiNコア5のそれぞれのコア幅の加工精度が結合損失に及ぼす影響は、SiNコア5の間隔の加工精度が結合損失に及ぼす影響よりも小さい。このため、たとえ複数のSiNコア5のコア幅に製造誤差が生じても、複数のSiNコア5の全体で形成されるモード形状に対する影響は小さい。SiNコア5は、例えば、プラズマCVDによってSiN膜を成膜した後、このSiN膜をEBリソグラフィーによって加工して得られる。このEBリソグラフィーによる加工精度は±10nm程度である。例えば、複数のSiNコア5のうち左右方向で最も外側に位置する2つのSiNコア5の間隔を上述のように約1μm程度とする場合、約1μmの間隔に対して±10nm程度の製造誤差は小さい。また、約300nmの幅及び高さを有するSiNコア5の寸法に多少の製造誤差が生じても、複数のSiNコア5の全体で形成されるモード形状に対する影響は小さい。したがって、伝搬光が三次元的に伝搬する領域におけるコア幅に対する精度の製造許容範囲を拡げることができる。つまり、伝搬損失(導波損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させ、コストを低減することが可能となる。
なお、Siコア3は、SOI基板表面のSi層を、例えばEBリソグラフィーによって加工することにより形成される。ここで、EBリソグラフィーによる加工精度は±10nm程度である。中間クラッド層4及び上部クラッド層6としてのSiO層は、例えば、プラズマCVDによって形成される。SiNコア5は、例えば、プラズマCVDによって成膜後、EBリソグラフィーによって形成される。ここで、EBリソグラフィーによる加工精度は±10nm程度である。
このように、上述のように構成される光導波路によって、Si微細加工による光導波路(光回路)に適用可能で、低導波損失、かつ、低コストで制御性良く製造可能な光導波路を提供することが可能となる。
以下、具体的な構成例について説明する。
まず、具体的な構成例について、図2を参照しながら説明する。
具体的な構成例の光導波路では、図2に示すように、上述の実施形態の3つSiNコア5のうち真ん中の1つのSiNコア5をSiコア3から離れる方向へずらし、また、左右両側の2つのSiNコア5を、断面積一定領域5Bの一方の側の反対側に連なるように、一方の側の反対側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域5Cを備えるものとしている。なお、テーパ領域5Cを第3テーパ領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。
この場合、上述の実施形態における複数のSiNコア5として、左右両側の2つのSiNコア5を備え、これらの2つのSiNコア5を含む領域を伝搬する光は単一の光モードを形成することになる。つまり、これらの2つのSiNコア5の寸法及びこれらの間隔は、2つのSiNコア5を含む領域を伝搬する光が単一の光モードを形成するように設定されていることになる。
また、2つのSiNコア5の間に、これらと平行に延び、Siコア3から伝搬光が三次元的に伝搬しない1つのSiNコア50をさらに別に備えるものとなる。この別のSiNコア50は、これを間に挟んで両側に設けられた2つのSiNコア5の一方の側の反対側に設けられたテーパ領域5Cに対応する領域を含んで一方の側から一方の側の反対側へ向けて延びている。そして、この別のSiNコア50は、一方の側に一方の側の反対側へ向けて断面積が大きくなるテーパ領域50Aと、このテーパ領域50Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域50Bとを備える。つまり、この別のSiNコア50は、基板1の上方に設けられ、他方の側から一方の側へ向けて延び、且つ、一方の側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域50Aを有する。なお、この別のSiNコア50を第3コアともいう。また、テーパ領域50Aを第4テーパ領域ともいう。また、断面積一定領域50Bを第3断面積一定領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。ここでは、テーパ領域50Aは、一方の側の反対側へ向けて幅が広くなる幅テーパ領域である。また、断面積一定領域50Bは、一定の幅を有し、かつ、一定の高さ(厚さ)を有する領域(幅一定領域;高さ(厚さ)一定領域)である。なお、ここでは、別のSiNコア50は、一方の側の反対側へ向けて、断面積が大きくなった後、断面積が一定になっているため、断面積一定領域50Bの断面積の大きさは、テーパ領域50Aにおいて断面積が最大になっている部分の断面積の大きさと同じになっている。
ここでは、左右両側の2つのSiNコア5は、それぞれ、別の1つのSiNコア50のテーパ領域50Aの一方の側の反対側、即ち、テーパ領域50Aと断面積一定領域50Bとの境界位置に対応する位置まで、あるいは、それよりも一方の側の反対側まで延びて、終端されている。この場合、左右両側の2つのSiNコア5は、それぞれ、別の1つのSiNコア50の断面積一定領域50Bに対応する位置から一方の側へ向けて延びていることになる。また、別の1つのSiNコア50は、一方の側の反対側の他方の側から、左右両側の2つのSiNコア5のテーパ領域5Cの一方の側、即ち、テーパ領域5Cと断面積一定領域5Bとの境界位置に対応する位置まで、あるいは、それよりも一方の側まで延びて、終端されている。この場合、別の1つのSiNコア50は、左右両側の2つのSiNコア5の断面積一定領域5Bに対応する位置から一方の側の反対側へ向けて延びていることになる。なお、2つのSiNコア5のテーパ領域5C(一方の側から他方の側へ向けて断面積が狭くなっていく領域)に対応する位置に、別の1つのSiNコア50のテーパ領域50A(一方の側から他方の側へ向けて断面積が広くなっていく領域)が設けられるようにするのが好ましい。
このため、具体的な構成例の光導波路は、一方の側から延び、第1終端部3Xと、第1終端部3Xへ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域3Aとを有する第1コア3と、第1コア3の上方又は下方に第1クラッド層4を挟んで設けられ、第1テーパ領域3Aに対応する領域を含んで一方の側から一方の側の反対側へ向けて互いに平行に延びる複数の第2コア5とを備え、複数の第2コア5を含む領域を伝搬する光が単一の光モードを形成する光導波路において、複数の第2コア5として、一方の側の反対側に反対側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域5Aと、第3テーパ領域5Aの一方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域5Bとを有する2つの第2コアを備え、さらに、2つの第2コア5の間に設けられ、一方の側に一方の側の反対側へ向けて断面積が大きくなる第4テーパ領域50Aと、第4テーパ領域50Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する第3断面積一定領域50Bとを有する第3コア50を備える。
このように構成される光導波路では、上述の実施形態の場合と同様に、伝搬光は、下部クラッド層2上に設けられたSiコア3を含む領域から、Siコア3の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられた2つのSiNコア5を含む領域へ、高さ(厚さ)方向へシフトして、三次元的(立体的)に伝搬していく。その後、中間クラッド層4上に設けられた2つのSiNコア5を含む領域を単一の光モードとして伝搬してきた光は、面内方向へシフトして、2つのSiNコア5を含む領域から、中間クラッド層4上でこれらの間に設けられた別の1つのSiNコア50を含む領域へ、二次元的(平面的)に伝搬していき、別の1つのSiNコア50の断面積一定領域50Bを単一モードの光として伝搬していく。
このようにして、具体的な構成例の光導波路では、伝搬光の単一モードを保ったまま、伝搬光を三次元的に伝搬することができ、さらに、2つのSiNコア5を含む領域から別の1つのSiNコア50を含む領域へ二次元的に伝搬することができる。このように、2つのSiNコア5を含む領域から別の1つのSiNコア50を含む領域へ二次元的に伝搬することで、このようにせずに2つのSiNコア5を含む領域で単一の光モードの光として伝搬する場合よりも、伝搬損失(導波損失)を低減することが可能となる。
なお、別の1つのSiNコア50は、一方向に延びるものであってもよいが、部分的に曲げられた部分を含んでいてもよい。
ここでは、上述のように、2つのSiNコア5の間隔(中心間隔)を、約1μm程度とし、Siコア3が設けられている側の終端における2つのSiNコア5のそれぞれの寸法を、約300nmの幅を有し、約300nmの高さ(厚さ)を有するものとすれば良い。これにより、伝搬光は2つのSiNコア5を含む領域を単一モードの光として伝搬する。また、2つのSiNコア5を、それぞれ、別の1つのSiNコア50が設けられている側の終端の最小幅が約300nm、最大幅が約400nm、長さが約80μmのテーパ領域5Cを有するものとし、また、別の1つのSiNコア50を、2つのSiNコア5が設けられている側の終端の最小幅が約300nm、最大幅が約400nm、長さが約80μmのテーパ領域50Aを有するものすれば良い。これにより、2つのSiNコア5を含む領域を伝搬してきた光は、面内方向へシフトし、別の1つのSiNコア50を含む領域を単一モードの光として伝搬していく。
具体的な構成例の光導波路の寸法は、更に以下のように設定すれば良い。
Si基板1上に、厚さ約2μmのBOX層(SiO層)と、厚さ約220nmのSOI層(Si層)とを有するSOI基板を用いる。このため、下部クラッド層2としてのSiO層の厚さは約2μmであり、下部コア3としてのSiコアの厚さは約220nmである。また、下部コア3としてのSiコアは、終端(先端)の最小幅が約100nm、最大幅が約450nm、長さが約80μmのテーパ領域3Aと、幅が約450nmの断面積一定領域3Bとを有するものとする。また、中間クラッド層4としてのSiO層は、厚さを約1μmとする。また、2つのSiNコア5は、上述のテーパ領域5Cに加え、いずれも、Siコア3が設けられている側の終端の最小幅が約300nm、最大幅が約400nm、長さが約80μmのテーパ領域5Aと、幅が約400nmの断面積一定領域5Bとを有するものとする。また、別の1つのSiNコア50は、上述のテーパ領域50Aに加え、幅が約400nmの断面積一定領域50Bを有するものとする。なお、2つのSiNコア5及び別の1つのSiNコア50は、高さ(厚さ)はその全長にわたって一定であり、約300nmである。また、上部クラッド層6としてのSiO層は、厚さを約1μmとする。なお、テーパ領域を先細テーパ領域ともいう。
このように、Siコア3は、その幅が、一方の側で最も広く、一定の幅を持ち、その後、光の伝搬方向(導波方向)に沿って緩やかにテーパ状に狭くなり、2つのSiNコア5の幅が最も広くなる領域に対応する位置で最も狭くなり、終端されている。また、2つのSiNコア5は、その幅が、Siコア3の幅が最も広くなる領域に対応する位置の先端で最も狭くなり、光の伝搬方向に向かって緩やかにテーパ状に広くなってSiコア3が途切れた後に最も広くなり、その後、一定の幅となった後、光の伝搬方向に向かって緩やかにテーパ状に狭くなり、別の1つのSiNコア50の幅が最も広くなる領域に対応する位置で最も狭くなり、終端されている。また、別の1つのSiNコア50は、2つのSiNコア5の間の中央の位置に設けられており、その幅が、2つのSiNコア5の幅が最も広くなる領域に対応する位置の先端で最も狭くなり、光の伝搬方向に向かって緩やかにテーパ状に広くなって2つのSiNコア5が途切れた後に最も広くなり、その後、一定の幅となっている。
そして、このように構成される光導波路では、伝搬光は、Siコア3を含む領域から2つのSiNコア5を含む領域へモード形状を緩やかに変えながら立体的に伝搬(導波)し、さらに、2つのSiNコア5を含む領域から別の1つのSiNコア50を含む領域へモード形状を緩やかに変えながら平面的に伝搬(導波)することになる。
ここで、図2には、このような光導波路の各箇所における光強度分布(モードプロファイル)の計算結果を等高線で示してある。なお、図2に示される光強度分布において、光強度は、外側の等高線上よりも内側の等高線上のほうが強い。また、光導波路が延びる方向に垂直な断面における光強度分布が示されている。
Siコア3を含む領域を単一モードの光として伝搬してきた光は、Siコア3と2つのSiNコア5とがオーバーラップしている領域で、Siコア3から2つのSiNコア5へ光結合していき、図2中、符号Aの矢印で示した箇所の単峰形状の光強度分布から、図2中、符号Bの矢印で示した箇所におけるSiコア3を伝搬する光のピークと複数のSiNコア5を伝搬する多峰形状(又は三峰形状)の光のピークとを有する光強度分布に変換される。その後、2つのSiNコア5を含む領域を単一モードの光として伝搬してきた光は、2つのSiNコア5の間に別の1つのSiNコア50が設けられている領域で、2つのSiNコア5から別の1つのSiNコア50へ光結合していき、別の1つのSiNコア50に閉じ込められていき、図2中、符号Cの矢印で示した箇所の双峰形状の光強度分布から、図2中、符号Dの矢印で示した箇所の単峰形状の光強度分布に変換される。なお、図2中、符号Cの矢印で示した箇所は、2つのSiNコア5の断面積が最も広くなっている箇所、即ち、断面積一定領域5Bである。
なお、図2中、符号Bで示した箇所における光モードプロファイルのように、複数のピークを示す等高線を有し、これらを囲むように等高線を有する光モードプロファイルになっている場合、複数のSiNコア5とSiコア3とを含む領域を伝搬する光は単一の光モードを形成していることになる。また、図2中、符号Cで示した箇所における光モードプロファイルのように、複数のピークを示す等高線を有し、これらを囲むように等高線を有する光モードプロファイルになっている場合、複数のSiN5コアを含む領域を伝搬する光は単一の光モードを形成していることになる。つまり、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬する光は、複数のSiNコア5に強度ピークを有する単一の光モードを形成することになる。
なお、このような光導波路では、コアが出現したり、途切れたりする不連続点が生じるが、上述のような構成とし、上述のような寸法に設定することで、この不連続点でのモードミスマッチによる過剰損失を約0.01dB以下に抑えることができ、導波損失の小さい光導波路を実現することが可能である。
ところで、上述の実施形態及び具体的な構成例では、2つのSiNコア5がSiコア3に対して左右両側に位置するようにしているが、これに限られるものではなく、Siコア3の直上又は直下に2つのSiNコア5のいずれか一方が位置するようにしても良い。つまり、上方から見た場合にSiコア3が2つのSiNコア5の間に挟まれているか、又は、Siコア3の直上又は直下に一方のSiNコア5が位置し、これに対して水平方向(左右方向)に離間して他方のSiNコア5が位置していれば良い。
例えば、上述の具体的な構成例では、Siコア3が2つのSiNコア5の間の中央位置の下方に配置される場合を例に挙げ、伝搬光がモード形状を緩やかに変えながら立体的に伝搬(導波)し、単一モードの光として伝搬していくことを説明しているが、例えば図3(A)に示すように、Siコア3に対する2つのSiNコア5の位置が左右方向(横方向)へ約0.5μmずれて、Siコア3が一方のSiNコア5の下方に位置するようになった場合であっても、図3(B)に示すように、伝搬光がモード形状を緩やかに変えながら立体的に伝搬(導波)し、単一モードの光として伝搬していくことになる。つまり、図3(B)中、符号Aの矢印で示した箇所の単峰形状の光強度分布が、図3(B)中、符号B〜Dで示した箇所において多峰形状(又は三峰形状)の光強度分布に変換され、図3(B)中、符号Eで示した箇所の双峰形状の光強度分布となる。なお、図3(B)に示される光強度分布(モードプロファイル)において、光強度は、外側の等高線上よりも内側の等高線上のほうが強い。また、光導波路が延びる方向に垂直な断面における光強度分布が示されている。図3(A)は、図3(B)のA−A′線に沿う断面図である。但し、余計なモードが励振しにくいという点では、上述の具体的な構成例のように、2つのSiNコア5がSiコア3に対して左右両側に位置するようにするのが好ましく、上方から見た場合に2つのSiNコア5の間の中央位置にSiコア3が位置するようにするのがより好ましい。
したがって、本実施形態にかかるスポットサイズ変換器によれば、伝搬光を立体的に伝搬させるのに、伝搬損失(導波損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させることができるという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施形態、具体的な構成例及びその変形例に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上述の実施形態(具体的な構成例を含む)及びその変形例では、上下コア間の遷移の際の損失を少なくするために、例えば図4(A)に示すように、複数のSiNコア5の終端位置が、それぞれ、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置に一致するようにし、かつ、Siコア3の終端位置が、複数のSiNコア5のテーパ領域5Aと断面積一定領域5Bとの境界位置に一致するようにしているが、これに限られるものではない。つまり、複数のSiNコア5は、それぞれ、Siコア3の断面積一定領域3Bに対応する位置から他方の側へ向けて延びており、また、Siコア3は、SiNコア5の断面積一定領域5Bに対応する位置から一方の側へ向けて延びているが、これに限られるものではない。例えば図4(B)に示すように、複数のSiNコア5の終端位置が、それぞれ、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置に対してずれて、その終端部5XがSiコア3のテーパ領域3Aに対応する領域に位置し、かつ、Siコア3の終端位置が、複数のSiNコア5のテーパ領域5Aと断面積一定領域5Bとの境界位置に対してずれて、その終端部3Xが複数のSiNコア5のテーパ領域5Aに対応する領域に位置するようにしても良い。また、例えば図4(C)に示すように、複数のSiNコア5の終端位置が、それぞれ、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置に対してずれて、その終端部5XがSiコア3の断面積一定領域3Bに対応する領域に位置し、かつ、Siコア3の終端位置が、複数のSiNコア5のテーパ領域5Aと断面積一定領域5Bとの境界位置に対してずれて、その終端部3Xが複数のSiNコア5の断面積一定領域5Bに対応する領域に位置するようにしても良い。但し、上述の実施形態(具体的な構成例を含む)及びその変形例のものと比較すると、上下コア間の遷移の際の損失は大きくなる。
また、上述の実施形態(具体的な構成例を含む)及びその変形例では、複数のSiNコア5を含む領域とSiコア3を含む領域とがオーバーラップするようにしているが、これに限られるものではなく、例えば図4(D)に示すように、複数のSiNコア5を含む領域とSiコア3を含む領域とがオーバーラップしないように、複数のSiNコア5を含む領域とSiコア3を含む領域とを光伝搬方向に沿ってずらし、即ち、複数のSiNコア5とSiコア3とを光伝搬方向に沿ってずらし、複数のSiNコア5を含む領域からSiコア3を含む領域へ光が伝搬するようにしても良い。この場合、複数のSiNコア5からSiコア3へ光結合するように、複数のSiNコア5とSiコア3とを設けることになる。但し、上述の実施形態(具体的な構成例を含む)及びその変形例のものと比較すると、上下コア間の遷移の際の損失は大きくなる。
また、上述の実施形態では、上下コア間の遷移の際の損失を少なくするために、複数のSiNコア5は、一方の側、即ち、Siコア3が設けられている側に、テーパ領域5Aを備えるものとしているが、これに限られるものではなく、テーパ領域を備えず、全長にわたって断面積が一定になっていても良い。同様に、上述の実施形態の具体的な構成例及びその変形例では、上下コア間の遷移の際の損失を少なくするために、2つのSiNコア5は、一方の側、即ち、Siコア3が設けられている側に、テーパ領域5Aを備えるものとしているが、これに限られるものではなく、一方の側にテーパ領域を備えないものとしても良い。これは、SiNコア5の屈折率は、Siコア3の屈折率と比べると小さく、クラッド層(SiO)の屈折率に近いため、SiNコア5中の光はコア外に染み出しやすく、Siコア3に遷移しやすいからである。但し、上述の実施形態(具体的な構成例を含む)及びその変形例のものと比較すると、上下コア間の遷移の際の損失は大きくなる。この場合、例えば図5(A)に示すように、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置がSiNコア5の終端位置に一致するようにするのが好ましい。但し、これと比べて損失が出やすくなるものの、例えば図5(B)〜図5(D)に示すように、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置がSiNコア5の終端位置に一致しないようにしても良い。つまり、例えば図5(B)に示すように、Siコア3のテーパ領域3Aに対応する位置でSiNコア5が終端されるようにしても良いし、例えば図5(C)に示すように、Siコア3の断面積一定領域3Bに対応する位置でSiNコア5が終端されるようにしても良い。つまり、例えば図5(B)に示すように、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置がSiNコア5にオーバーラップしないようにしても良いし、例えば図5(C)に示すように、Siコア3のテーパ領域3Aと断面積一定領域3Bとの境界位置がSiNコア5にオーバーラップするようにしても良い。また、例えば図5(A)〜図5(C)では、Siコア3とSiNコア5とがオーバーラップするようにしているが、例えば図5(D)に示すように、Siコア3とSiNコア5とがオーバーラップしないように、Siコア3とSiNコア5とを光伝搬方向に沿ってずらしても良い。
また、上述の実施形態、具体的な構成例及びその変形例では、1つの下部コアとしてのSiコア3の上方にクラッド層4を挟んで複数の上部コアとしてのSiNコア5を設けているが、これに限られるものではなく、例えば、複数の下部コアとしてのSiNコア5の上方にクラッド層を挟んで1つの上部コアとしてのSiコアを設けるようにしても良い。つまり、上述の実施形態では、複数のSiNコア5を、Siコア3の上方にクラッド層4を挟んで設けているが、これに限られるものではなく、複数のSiNコア5を、Siコアの下方にクラッド層を挟んで設けるようにしても良い。
また、例えば、上述の実施形態(図1参照)では、下層のSiコア3を含む導波路から上層の複数のSiNコア5を含む導波路へ立体的に伝搬させた後は、上層の複数のSiNコア5を含む導波路を単一モードの光として伝搬していくようにしているが、これに限られるものではない。
例えば図6に示すように、下層のSiコア3を含む導波路から上層の複数(ここでは2つ)のSiNコア5を含む導波路へ立体的に伝搬させた後、さらに、上層の複数のSiNコア5を含む導波路から下層の他のSiコア30を含む導波路へ立体的に伝搬させるようにしても良い。つまり、伝搬光を立体的に伝搬させる立体光導波路を、一方の側とこれの反対側の他方の側の2箇所に設けても良い。
この場合、他のSiコア30は、一方の側の反対側(他方の側)から延び、終端部30Xと、終端部30Xへ向けて断面積が小さくなるテーパ領域30Aと、このテーパ領域30Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域30Bとを有するものとする。なお、他のSiコア30を第3コアともいう。また、他のSiコア30の終端部30Xを第2終端部ともいう。また、他のSiコア30のテーパ領域30Aを第3テーパ領域ともいう。また、他のSiコア30の断面積一定領域30Bを第3断面積一定領域という。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。そして、複数のSiNコア5が、他のSiコア30の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられ、他のSiコア30のテーパ領域30Aに対応する領域を含んで延びるようにする。なお、中間クラッド層4を第2クラッド層ともいう。ここでは、複数のSiNコア5は、それぞれ、他のSiコア30の断面積一定領域30Bに対応する位置から一方の側へ向けて延びるようにする。この場合、Siコア3と他のSiコア30とは、いずれも下部クラッド層2上に設けられることになる。また、この場合、複数のSiNコア5(具体的にはその断面積一定領域5B)の下方に、複数のSiNコア5に対して交差する方向へ延びる立体交差コア300(例えばSiコア)を備えるものとしても良い。この場合、立体交差コアとしてのSiコア300は、下部クラッド層2上にSiコア3とは別体として設けられる。なお、この光導波路を立体交差光導波路ともいう。また、複数のSiNコア5は、それぞれ、一方の側の反対側に、即ち、断面積一定領域5Bの一方の側の反対側に連なるように、一方の側の反対側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域5Cを備えるものとするのが好ましい。この場合、断面積一定領域5Bは、テーパ領域5Cの一方の側に連なることになる。つまり、複数のSiNコア5は、それぞれ、断面積一定領域5Bを挟んで、一方の側から一方の側の反対側へ向かう方向(長手方向)の両側にテーパ領域5A、5Cを備えるものとするのが好ましい。そして、他のSiコア30の終端部30Xは、これらの複数のSiNコア5の断面積一定領域5Bに対応する領域に位置することになる。なお、複数のSiNコア5のテーパ領域5Cを第4テーパ領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。これを第1変形例という。
この第1変形例の光導波路では、Siコア3を含む領域を伝搬してきた光は、複数のSiNコア5を含む領域へ立体的に伝搬し、複数のSiNコア5を含む領域を単一モードの光として伝搬する。そして、複数のSiNコア5を含む領域を伝搬してきた光は、他のSiコア30を含む領域へ立体的に伝搬し、他のSiコア30を含む領域を伝搬していく。一方、Siコア3及び他のSiコア30と同一平面上に設けられている立体交差コアとしてのSiコア300を含む領域を伝搬してきた光は、Siコア3から他のSiコア30へ向けて伝搬する光と干渉せずに、独立に伝搬することになる。なお、他のSiコア30からSiコア3へ向けて光を伝搬させる場合も同様である。このように、同一の下部クラッド層2上に設けられているSiコア3、30、300を含む領域を伝搬する2方向の光を干渉させずに交差させることができ、低損失の立体交差光導波路を実現することができる。
なお、この第1変形例では、他のSiコア30の上方に中間クラッド層4を挟んで複数のSiNコア5が設けられるようにしているが、これに限られるものではなく、他のSiコアの下方に他のクラッド層を挟んで複数のSiNコアが設けられるようにしても良い。なお、他のクラッド層を第2クラッド層ともいう。例えば、他のSiコア30を上部クラッド層6上に設けることで、他のSiコア30の下方に他のクラッド層としての上部クラッド層6を挟んで複数のSiNコア5が設けられることになる。この場合、他のSiコア30及び上部クラッド層6を覆うようにさらに別のクラッド層を設ければ良い。
また、この第1変形例の場合と同様に、上述の実施形態のもの(図1参照)において、複数のSiNコア5(具体的にはその断面積一定領域5B)の下方に、複数のSiNコア5に対して交差する方向へ延びる立体交差コア300(例えばSiコア)を備えるようにしても良い。この場合、立体交差コアとしてのSiコア300は、下部クラッド層2上にSiコア3とは別体として設けられる。
同様に、例えば、上述の実施形態の具体的な構成例及びその変形例(図2及び図3参照)では、下層のSiコア3を含む導波路から上層の2つのSiNコア5を含む導波路へ立体的に伝搬させ、上層の2つのSiNコア5を含む導波路から同一面内の別の1つのSiNコア50を含む導波路へ平面的に伝搬させた後、別の1つのSiNコア50を含む導波路を単一モードの光として伝搬していくようにしているが、これに限られるものではない。
例えば図7に示すように、下層のSiコア3を含む導波路から上層の2つのSiNコア5を含む導波路へ立体的に伝搬させ、上層の2つのSiNコア5を含む導波路から同一面内の別の1つのSiNコア50を含む導波路へ平面的に伝搬させた後、さらに、別の1つのSiNコア50を含む導波路から同一面内の他の2つのSiNコア500を含む導波路へ平面的に伝搬させ、さらに、他の2つのSiNコア500を含む導波路から下層の他のSiコア30を含む導波路へ立体的に伝搬させるようにしても良い。つまり、伝搬光を立体的に伝搬させる第1立体光導波路10と、伝搬光を立体的に伝搬させる第2立体光導波路11と、これらの間で伝搬光を伝搬させる伝搬部12とを備えるものとしても良い。
なお、これは、上述の実施形態の具体的な構成例(又はその変形例;図2又は図3参照)のものを2つ用意し、これらのそれぞれに含まれる別の1つのSiNコア50を、これらを互いに向き合わせた状態で、これらが連なるように接続することによって構成することもできる。この場合、一方の2つのSiNコア5と他方の2つのSiNコア5は、別の1つのSiNコア50によって光学的に接続されることになる。
つまり、上述の実施形態の具体的な構成例(又はその変形例;図2又は図3参照)のものにおいて、別の1つのSiNコア50を、その断面積一定領域50B(第3断面積一定領域)の一方の側の反対側に連なり、一方の側の反対側へ向けて断面積が小さくなる他のテーパ領域50Cを備えるものとする。なお、他のテーパ領域50Cを第5テーパ領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。そして、別の1つのSiNコア50に対して両側に設けられ、これと平行に延び、別の1つのSiNコア50の他のテーパ領域50Cに対応する領域を含んで一方の側から一方の側の反対側へ向けて互いに平行に延び、一方の側に一方の側の反対側へ向けて断面積が大きくなるテーパ領域500Aと、テーパ領域500Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域500Bとを有する他の2つのSiNコア500を備えるものとし、他の2つのSiNコア500を含む領域を伝搬する光が単一の光モードを形成するようにする。なお、他の2つのSiNコア500を第4コアという。また、他の2つのSiNコア500のテーパ領域500Aを第6テーパ領域ともいう。また、他の2つのSiNコア500の断面積一定領域500Bを第4断面積一定領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。さらに、一方の側の反対側から延び、終端部30Xと、終端部30Xへ向けて断面積が小さくなるテーパ領域30Aとを有する他のSiコア30を備えるものとする。つまり、他のSiコア30は、基板1の上方に設けられ、他方の側から一方の側へ向けて延び、且つ、一方の側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域30Aを有する。なお、他のSiコア30を第5コアともいう。また、他のSiコア30の終端部30Xを第2終端部ともいう。また、他のSiコア30のテーパ領域30Aを第7テーパ領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。さらに、他の2つのSiNコア500は、それぞれ、他のSiコア30の上方に中間クラッド層4を挟んで設けられ、他のSiコア30のテーパ領域30Aに対応する領域を含んで一方の側から一方の側の反対側へ向けて互いに平行に延びるようにする。なお、中間クラッド層4を第2クラッド層ともいう。さらに、他のSiコア30は、そのテーパ領域30Aの一方の側の反対側に連なり、一定の断面積を有する断面積一定領域30Bを有するものとするのが好ましい。なお、この断面積一定領域30Bを第5断面積一定領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。ここでは、他の2つのSiNコア500は、それぞれ、他のSiコア30の断面積一定領域30Bに対応する位置から一方の側へ向けて延びるようにする。この場合、Siコア3と他のSiコア30とは、いずれも下部クラッド層2上に設けられることになる。また、この場合、別の1つのSiNコア50(具体的にはその断面積一定領域50B)の下方に、別の1つのSiNコア50に対して交差する方向へ延びる立体交差コア300(例えばSiコア)を備えるものとしても良い。この場合、立体交差コアとしてのSiコア300は、下部クラッド層2上にSiコア3、30とは別体として設けられる。なお、この光導波路を立体交差光導波路ともいう。また、他の2つのSiNコア500は、それぞれ、一方の側の反対側に、即ち、断面積一定領域500Bの一方の側の反対側に連なるように、一方の側の反対側へ向けて断面積が小さくなるテーパ領域500Cを備えるものとするのが好ましい。この場合、断面積一定領域500Bは、テーパ領域500Cの一方の側に連なることになる。つまり、他の2つのSiNコア500は、それぞれ、断面積一定領域500Bを挟んで、一方の側から一方の側の反対側へ向かう方向(長手方向)の両側にテーパ領域500A、500Cを備えるものとするのが好ましい。そして、他のSiコア30の終端部30Xは、これらの他の2つのSiNコア500の断面積一定領域500Bに対応する領域に位置することになる。なお、他の2つのSiNコア500のテーパ領域500Cを第8テーパ領域ともいう。また、断面積は、一方の側から他方の側(一方の側の反対側)へ延びる方向と垂直な断面の断面積である。これを第2変形例という。
この第2変形例の光導波路では、Siコア3を含む領域を伝搬してきた光は、2つのSiNコア5を含む領域へ立体的に伝搬し、同一面内の別の1つのSiNコア50を含む領域へ平面的に伝搬する。そして、伝搬光は、別の1つのSiNコア50を含む領域を伝搬した後、同一面内の他の2つのSiNコア500を含む領域へ平面的に伝搬し、他のSiコア30を含む領域へ立体的に伝搬し、他のSiコア30を含む領域を伝搬していく。一方、Siコア3及び他のSiコア30と同一平面上に設けられている立体交差コアとしてのSiコア300を含む領域を伝搬してきた光は、Siコア3から他のSiコア30へ向けて伝搬する光と干渉せずに、独立に伝搬することになる。なお、他のSiコア30からSiコア3へ向けて光を伝搬させる場合も同様である。このように、同一の下部クラッド層2上に設けられているSiコア3、30、300を含む領域を伝搬する2方向の光を干渉させずに交差させることができ、低損失の立体交差光導波路を実現することができる。また、この第2変形例の光導波路では、単一の光モードを形成する2つのSiNコア5を含む領域の長さや単一の光モードを形成する他の2つのSiNコア500を含む領域の長さを長くすると伝搬損失が増大してしまうため、2つのSiNコア5を含む領域及び他の2つのSiNコア500を含む領域の間に別の1つのSiNコア50を含む領域を介在させ、2つのSiNコア5を含む領域や他の2つのSiNコア500を含む領域の長さを短くすることで、伝搬損失を低減するようにしている。このように、2つのSiNコア5を含む領域と他の2つのSiNコア500を含む領域との間の光の伝搬に別の1つのSiNコア50を含む領域を用いているため、この第2変形例の光導波路によれば、上述の第1変形例(図6参照)のものよりも、伝搬損失を低減することが可能となる。この第2変形例の光導波路では、別の1つのSiNコア50を含む領域の長さを長くすることができる。つまり、伝搬損失を低減できるため、長距離の光配線が可能となる。例えば、Siコア3と他のSiコア30とが離れており、別の1つのSiNコア50の長さを例えば数mmから数cm程度に長く設定しても、低損失の立体交差光導波路を実現することが可能である。なお、Siコア3と他のSiコア30との間の距離がそれほど長くない場合(例えば立体交差コアとしてのSiコア300をまたぐだけの場合;例えば数100nm程度)には、上述の第1変形例の光導波路(図6参照)であっても、低損失の立体交差光導波路を実現することが可能である。
なお、別の1つのSiNコア50は、曲げ部分を有していても良い。つまり、Siコア3を含む領域から2つのSiNコア5を含む領域へ三次元的に伝搬し、2つのSiNコア5を含む領域から別の1つのSiNコア50を含む領域へ二次元的に伝搬した後、別の1つのSiNコア50を含む領域を伝搬していくことになるが、この場合に、別の1つのSiNコア50を含む領域を、曲げ導波路領域を含むものとしても良い。
なお、この第2変形例では、他のSiコア30の上方に中間クラッド層4を挟んで他の2つのSiNコア500が設けられるようにしているが、これに限られるものではなく、他のSiコア30の下方に他のクラッド層を挟んで他の2つのSiNコアが設けられるようにしても良い。なお、他のクラッド層を第2クラッド層ともいう。例えば、他のSiコア30を上部クラッド層6上に設けることで、他のSiコア30の下方に他のクラッド層としての上部クラッド層6を挟んで他の2つのSiNコア500が設けられることになる。この場合、他のSiコア30及び上部クラッド層6を覆うようにさらに別のクラッド層を設ければ良い。
また、この第2変形例の場合と同様に、上述の実施形態の具体的な構成例(又はその変形例;図2又は図3参照)のものにおいて、別の1つのSiNコア50(具体的にはその断面積一定領域50B)の下方に、別の1つのSiNコア50に対して交差する方向へ延びる立体交差コア(例えばSiコア)を備えるようにしても良い。この場合、立体交差コアとしてのSiコアは、下部クラッド層2上にSiコア3や他のSiコア30とは別体として設けられる。
なお、上述の実施形態及び各変形例では、下方に設けられるコアをSiコアとし、上方に設けられるコアをSiNコアとしているが、これに限られるものではなく、全てをSiコアとしても良い。この場合、例えば、Siコアの最も広くなる部分の幅は約450nm程度にすれば良い。また、上述の第2変形例の光導波路(図7参照)において、伝搬部12を構成する別の1つのSiNコア50に代えて別の1つのSiコアを用いる場合、その断面積一定領域に、より幅が広いSiコアを介在させるようにしても良い。例えば、伝搬部12を構成する別の1つのコアとして約450nm程度の幅を有するSiコアを用いる場合、その断面積一定領域に、約2μm程度の幅を有するSiコアを介在させるようにしても良い。つまり、伝搬部12を構成する別の1つのSiコアを、約450nm程度の幅を有する第1幅狭部分と、約2μm程度の幅を有する幅広部分と、約450nm程度の幅を有する第2幅狭部分と、第1幅狭部分と幅広部分とを接続し、第1幅狭部分から幅広部分へ向けて幅が広くなる第1テーパ部分と、幅広部分と第2幅狭部分とを接続し、幅広部分から第2幅狭部分へ向けて幅が狭くなる第2テーパ部分とを備えるものとしても良い。この場合、伝搬部12を構成する別の1つのSiコアは、伝搬光のモード形状(スポットサイズ)を変換するスポットサイズ変換器を備えることになる。つまり、伝搬部12を構成する別の1つのSiコアを、スポットサイズ変換器を備えるものとしても良い。これにより、伝搬損失をより低減することができ、より長距離の光配線を実現することが可能となる。
また、上述の実施形態(具体的な構成例やその変形例を含む)及び各変形例において、何層分上層又は下層へ三次元的に伝搬させるかは任意である。例えば、1層分上層へ三次元的に伝搬させ、さらに、1層分上層へ三次元的に伝搬させるようにしても良いし、1層分下層へ三次元的に伝搬させ、さらに、1層分下層へ三次元的に伝搬させるようにしても良い。
ところで、上述の実施形態(具体的な構成例やその変形例を含む)及び各変形例の光導波路を用いて、図8に示すような光インターポーザ20を構成することもできる。この場合、光インターポーザ20は、基板21と、基板21上に設けられ、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路(立体光導波路;立体交差光導波路)22と、基板上21上に設けられた発光体23と、基板21上に設けられた光変調器24と、基板21上に設けられた光検出器25とを備えるものとすれば良い。ここで、発光体23としては、例えば半導体レーザなどを用いれば良い。また、光変調器24としては、例えばマッハツェンダ型光変調器などを用いれば良い。なお、光検出器25を受光器ともいう。例えば、Si基板21(SOI基板)上に、光変調器24及び受光器25を含む送受信部26と発光体23とを実装し、光変調器24及び受光器25のそれぞれに上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22の下部光導波路(Siコア3を含む導波路)を接続し、発光体23に上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22の上部光導波路(SiNコア5、50を含む導波路)を接続し、この上部光導波路の下方に、これに対して交差する方向へ延びる、信号処理用の光配線としての下部光導波路(立体交差コアとしてのSiコア300を含む導波路)を設け、さらに、光変調器24及び受光器25のそれぞれに、信号処理用の光配線としての下部光導波路27(Siコア300Xを含む導波路)を接続することで、光インターポーザを実現することができる。この場合、光変調器24は、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22を介して入力された光を変調することになる。また、受光器25は、信号処理用の光配線としての下部光導波路27を介して導かれた光を受光して、光を検出することになる。また、発光体23のかわりに外部から入力光を入力する場合は、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22の上部光導波路の端部が、外部からの入力光を入力するための入力端となる。また、送受信部26の近傍では、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22の上部光導波路と、信号処理用の光配線としての下部光導波路27とが、立体交差することになる。つまり、送受信部26の近傍に上述の実施形態及び各変形例における立体交差光導波路を備える。このため、配線密度及び信号密度を向上させることができる。また、送受信部26の上部には集積回路28が配置される。この場合、発光体23としては、アレイレーザダイオード(LD)を用いれば良い。このような光インターポーザ20では、上述の実施形態及び各変形例における光導波路22を介して接続された発光体23と送受信部26との間で、発光体23から出力された光は、上述の実施形態及び各変形例における光導波路22の上部光導波路の端面から入力され、上部光導波路から下部光導波路へ立体的に伝搬し、下部光導波路から送受信部26へ導かれることになる。また、送受信部26に信号処理用の光配線として接続された下部光導波路27を介して、送受信部26による光信号の送受信が行われることになる。そして、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路22の上部光導波路と、信号処理用の光配線としての下部光導波路27とは、立体交差するようになっているため、発光体23からの光強度の強い光が伝搬する上部光導波路(送信光配線)と、信号処理用の光配線としての下部光導波路27とを分離することができ、配線間のクロストークを低減することができる。このような光インターポーザ20は、上述の実施形態及び各変形例の光導波路22を備えるため、伝搬光を立体的に伝搬させるのに、伝搬損失(導波損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させることができるという利点がある。
また、上述の実施形態(具体的な構成例及びその変形例を含む)及び各変形例の光導波路を用いて、図9に示すような光源40を構成することもできる。この場合、光源40は、基板41と、基板41上に設けられ、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路42(立体光導波路;立体交差光導波路)と、基板41上に設けられた発光体43とを備えるものとすれば良い。ここで、発光体43としては、例えば半導体レーザ(レーザダイオード;LD)などを用いれば良い。例えば、Si基板41(SOI基板)上に、3つの出力端を有するLD43を実装し、このLD43の3つの出力端に、それぞれ、第1光導波路44、第2光導波路45、第3光導波路46を接続する。例えば、LD43の3つの出力端の間隔は約30μmである。これらの第1〜第3光導波路44〜46を構成する各コアは、LD43に接続される側の部分44A、45A、46Aと、光源40の出力端の近傍の部分44C、45C、46Cと、これらの間の中間部44B、45B、46Bとを有するものとする。そして、これらの第1〜第3光導波路44〜46を構成する各コアのLD43に接続される側の部分44A〜46A及び光源40の出力端の近傍の部分44C〜46Cは、同一平面上に位置するようにする。一方、これらの第1〜第3光導波路44〜46を構成する各コアの中間部44B〜46Bは、それぞれ、異なる平面上に位置するようにする。ここでは、これらの第1〜第3光導波路44〜46を構成する各コアのLD43に接続される側の部分44A〜46A及び光源40の出力端の近傍の部分44C〜46Cは、第1中間クラッド層48A上に位置するようにし、第1光導波路44を構成するコアの中間部44Bは、下部クラッド層(BOX層)47上に位置するようにし、第2光導波路45を構成するコアの中間部45Bは、第1中間クラッド層48A上に位置するようにし、第3光導波路46を構成するコアの中間部46Bは、第2中間クラッド層48B上に位置するようにしている。なお、第2中間クラッド層48B上に位置する第3光導波路46を構成するコアの中間部46Bは、上部クラッド層49によって覆われている。そして、第1光導波路44を構成するコアのLD43に接続される側の部分44Aと中間部44Bとの間、及び、中間部44Bと光源40の出力端の近傍の部分44Cとの間に、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路(立体光導波路)42を適用するようにする。また、第3光導波路46を構成するコアのLD43に接続される側の部分46Aと中間部46Bとの間、及び、中間部46Bと光源40の出力端の近傍の部分46Cとの間に、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路(立体光導波路)42Aを適用するようにする。また、これらの第1〜第3光導波路44〜46は、それぞれ、中間部44B〜46Bにおいて、これらを構成するコアを分岐して、光源40の出力端において、4つの出力端を有するものとする。つまり、12個の出力端を有する光源40とする。例えば、ここでは12個の出力端の相互間の間隔は約5μmとしている。この場合、第1〜第3光導波路44〜46のそれぞれの中間部44B〜46Bのコアは、異なる平面上に設けられており、立体交差することになる。このような立体交差する部分に、上述の実施形態及び各変形例の立体交差光導波路42Bを適用するようにする。このようにして、光源40(高密度光源)を実現することができる。
このような光源40では、LD43の3つの出力端からの光は、それぞれ、第1〜第3光導波路44〜46に入力される。そして、第1光導波路44に入力された光は、第1光導波路44を構成するコアのLD43に接続される側の部分44Aと中間部44Bとの間で、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路42A(42)の上部光導波路から下部光導波路へ立体的に伝搬(導波)し、下部光導波路を分岐されながら伝搬し、中間部44Bと光源40の出力端の近傍の部分44Cとの間で、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路42A(42)の下部光導波路から上部光導波路へ立体的に伝搬し、上部光導波路を伝搬して、出力端から出力される。また、第2光導波路45に入力された光は、同一平面内で伝搬し、即ち、第2光導波路45を構成するコアのLD43に接続される側の部分45A、中間部45B、光源40の出力端の近傍の部分45Cを経て伝搬し、出力端から出力される。また、第3光導波路46に入力された光は、第3光導波路46を構成するコアのLD43に接続される側の部分46Aと中間部46Bとの間で、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路42A(42)の下部光導波路から上部光導波路へ立体的に伝搬し、上部光導波路を分岐されながら伝搬し、中間部46Bと光源40の出力端の近傍の部分46Cとの間で、上述の実施形態及び各変形例のように構成された光導波路42A(42)の上部光導波路から下部光導波路へ立体的に伝搬し、下部光導波路を伝搬して、出力端から出力される。このように、LD43の3つの出力端からの光は、第1〜第3光導波路44〜46によって3層に分けられて立体的に伝搬し、それぞれの層で分岐された後、光源40の出力端近傍で同一平面上を伝搬して、出力されることになる。このような光源40では、層を変えて立体的に光を伝搬させ、それぞれの層で光を分岐させ、互いに立体交差するようにしているため、同じ層で光を分岐させる場合と比較して、コンパクトにすることができる。つまり、コンパクトで高密度な光源40を実現することができる。また、このような光源40は、上述の実施形態及び各変形例の光導波路42を備えるため、伝搬光を立体的に伝搬させるのに、伝搬損失(導波損失)を低減しながら、製造歩留まりを向上させることができるという利点がある。
なお、ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
以下、上述の実施形態及び各変形例に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
基板と、
前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備えることを特徴とする光導波路。
(付記2)
前記第1テーパ領域は、前記他方の側へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域であることを特徴とする、付記1に記載の光導波路。
(付記3)
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第2テーパ領域を有することを特徴とする、付記1又は2に記載の光導波路。
(付記4)
前記第2テーパ領域は、前記他方の側へ向けて幅が広くなる幅テーパ領域であることを特徴とする、付記3に記載の光導波路。
(付記5)
前記第1コアは、前記第1テーパ領域の前記一方の側に連なり、一定の断面積を有する第1断面積一定領域を有し、
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記第1断面積一定領域に対応する位置から前記他方の側へ向けて延びていることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記6)
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記第2テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域を有し、
前記第1コアは、前記第2断面積一定領域に対応する位置で終端されていることを特徴とする、付記3〜5のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記7)
さらに、前記基板の上方に設けられ、前記他方の側から前記一方の側へ向けて延び、且つ、前記一方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域を有する第3コアを備え、
前記複数の第2コアは、前記第3コアの上方又は下方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記8)
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記他方の側に前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第4テーパ領域を有することを特徴とする、付記7に記載の光導波路。
(付記9)
前記第3コアは、前記第3テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第3断面積一定領域を有し、
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記第3断面積一定領域に対応する位置から前記一方の側へ向けて延びていることを特徴とする、付記7又は8に記載の光導波路。
(付記10)
前記複数の第2コアは、それぞれ、前記第4テーパ領域の前記一方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域を有し、
前記第3コアは、前記第2断面積一定領域に対応する位置で終端されていることを特徴とする、付記8又は9に記載の光導波路。
(付記11)
前記第2コアの下方に、前記第2コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする、付記1〜10のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記12)
前記複数の第2コアとして、前記他方の側に前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域と、前記第3テーパ領域の前記一方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域とを有する2つの第2コアを備え、
さらに、前記2つの第2コアの間に設けられ、前記2つの第2コアと平行に延び、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第4テーパ領域と、前記第4テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第3断面積一定領域とを有する第3コアを備えることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記13)
前記第3コアは、前記第3断面積一定領域の前記他方の側に連なり、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第5テーパ領域を備え、
さらに、前記第3コアに対して両側に設けられ、前記第3コアと平行に延び、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第6テーパ領域と、前記第6テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第4断面積一定領域とを有する2つの第4コアと、
前記基板の上方に設けられ、前記他方の側から前記一方の側へ向けて延び、且つ、前記一方の側へ向けて断面積が小さくなる第7テーパ領域を有する第5コアとを備え、
前記2つの第4コアは、それぞれ、前記第5コアの上方又は下方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを特徴とする、付記12に記載の光導波路。
(付記14)
前記2つの第4コアは、それぞれ、前記第4断面積一定領域の前記他方の側に連なり、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第8テーパ領域を有することを特徴とする、付記13に記載の光導波路。
(付記15)
前記第5コアは、前記第7テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第5断面積一定領域を有し、
前記2つの第4コアは、それぞれ、前記第5断面積一定領域に対応する位置から前記一方の側へ向けて延びていることを特徴とする、付記13又は14に記載の光導波路。
(付記16)
前記第5コアは、前記第4断面積一定領域に対応する位置で終端されていることを特徴とする、付記13〜15のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記17)
前記第3コアの下方に、前記第3コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする、付記12〜16のいずれか1項に記載の光導波路。
(付記18)
基板と、
前記基板上に設けられた光導波路と、
前記基板上に設けられた光変調器と、
前記基板上に設けられた光検出器とを備え、
前記光導波路は、
前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備えることを特徴とする光インターポーザ。
(付記19)
前記第2コアの下方に、前記第2コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする、付記18に記載の光インターポーザ。
(付記20)
基板と、
前記基板上に設けられた光導波路と、
前記基板上に設けられた発光体とを備え、
前記光導波路は、
前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備えることを特徴とする光源。
1 基板
2 下部クラッド層
3 Siコア(下部コア;上部コア;第1コア)
3A テーパ領域(第1テーパ領域)
3B 断面積一定領域(第1断面積一定領域)
3X 終端部(第1終端部)
4 中間クラッド層(第2クラッド層)
5 複数のSiNコア(上部コア;下部コア;第2コア)
5A テーパ領域(第2テーパ領域)
5B 断面積一定領域(第2断面積一定領域)
5C テーパ領域(第3テーパ領域)
5X 終端部
6 上部クラッド層
10 第1立体光導波路
11 第2立体光導波路
12 伝搬部
20 光インターポーザ
21 基板
22 光導波路(立体光導波路;立体交差光導波路)
23 発光体
24 光変調器
25 光検出器
26 送受信部
27 信号処理用の光配線としての下部光導波路
28 集積回路
30 他のSiコア(第3コア;第5コア)
30A テーパ領域(第3テーパ領域;第7テーパ領域)
30B 断面積一定領域(第3断面積一定領域;第5断面積一定領域)
30X 終端部(第2終端部)
40 光源
41 基板
42 光導波路(立体光導波路;立体交差光導波路)
43 発光体(LD)
44 第1光導波路
45 第2光導波路
46 第3光導波路
44A、45A、46A コアのLDに接続される側の部分
44B、45B、46B コアの中間部
44C、45C、46C コアの光源の出力端の近傍の部分
47 下部クラッド層(BOX層)
48A 第1中間クラッド層
48B 第2中間クラッド層
49 上部クラッド層
50 別の1つのSiNコア(第3コア)
50A テーパ領域(第4テーパ領域)
50B 断面積一定領域(第3断面積一定領域)
50C テーパ領域(第5テーパ領域)
300 立体交差コア(Siコア)
500 他の2つのSiNコア(第4コア)
500A テーパ領域(第6テーパ領域)
500B 断面積一定領域(第4断面積一定領域)
500C テーパ領域(第8テーパ領域)

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記第1テーパ領域と前記複数の第2コアのそれぞれの第2コアとは、前記第1コア及び前記第2コアの延在方向において、オーバラップする部分を有することを特徴とする光導波路。
  2. 前記複数の第2コアは、それぞれ、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第2テーパ領域を有することを特徴とする、請求項1に記載の光導波路。
  3. 前記第1テーパ領域と前記第2テーパ領域とは、前記第1コア及び前記第2コアの延在方向において、オーバラップする部分を有することを特徴とする、請求項2に記載の光導波路。
  4. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    さらに、前記基板の上方に設けられ、前記他方の側から前記一方の側へ向けて延び、且つ、前記一方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域を有する第3コアを備え、
    前記第3コアは、前記複数の第2コアの下方に前記第1クラッド層を挟んで設けられているか又は前記複数の第2コアの上方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを特徴とする光導波路。
  5. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    さらに、前記基板の上方に設けられ、前記他方の側から前記一方の側へ向けて延び、且つ、前記一方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域を有する第3コアを備え、
    前記第3コアは、前記複数の第2コアの上方に前記第1クラッド層を挟んで設けられているか又は前記複数の第2コアの下方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを特徴とする光導波路。
  6. 前記複数の第2コアは、それぞれ、前記他方の側に前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第4テーパ領域を有することを特徴とする、請求項4又は5に記載の光導波路。
  7. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記第2コアの下方に、前記第2コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする光導波路。
  8. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記複数の第2コアとして、前記他方の側に前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第3テーパ領域と、前記第3テーパ領域の前記一方の側に連なり、一定の断面積を有する第2断面積一定領域とを有する2つの第2コアを備え、
    さらに、前記2つの第2コアの間に設けられ、前記2つの第2コアと平行に延び、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第4テーパ領域と、前記第4テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第3断面積一定領域とを有する第3コアを備えることを特徴とする光導波路。
  9. 前記第3コアは、前記第3断面積一定領域の前記他方の側に連なり、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第5テーパ領域を備え、
    さらに、前記第3コアに対して両側に設けられ、前記第3コアと平行に延び、前記一方の側に前記他方の側へ向けて断面積が大きくなる第6テーパ領域と、前記第6テーパ領域の前記他方の側に連なり、一定の断面積を有する第4断面積一定領域とを有する2つの第4コアと、
    前記基板の上方に設けられ、前記他方の側から前記一方の側へ向けて延び、且つ、前記一方の側へ向けて断面積が小さくなる第7テーパ領域を有する第5コアとを備え、
    前記2つの第4コアは、それぞれ、前記第5コアの上方に前記第1クラッド層を挟んで設けられているか又は前記第5コアの下方に第2クラッド層を挟んで設けられていることを特徴とする、請求項に記載の光導波路。
  10. 前記2つの第4コアは、それぞれ、前記第4断面積一定領域の前記他方の側に連なり、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第8テーパ領域を有することを特徴とする、請求項に記載の光導波路。
  11. 前記第3コアの下方に、前記第3コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載の光導波路。
  12. 基板と、
    前記基板上に設けられた光導波路と、
    前記基板上に設けられた光変調器と、
    前記基板上に設けられた光検出器とを備え、
    前記光導波路は、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記第1テーパ領域と前記複数の第2コアのそれぞれの第2コアとは、前記第1コア及び前記第2コアの延在方向において、オーバラップする部分を有することを特徴とする光インターポーザ。
  13. 基板と、
    前記基板上に設けられた光導波路と、
    前記基板上に設けられた光変調器と、
    前記基板上に設けられた光検出器とを備え、
    前記光導波路は、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記第2コアの下方に、前記第2コアに対して交差する方向へ延びる立体交差コアを備えることを特徴とする光インターポーザ。
  14. 基板と、
    前記基板上に設けられた光導波路と、
    前記基板上に設けられた発光体とを備え、
    前記光導波路は、
    前記基板の上方に設けられ、一方の側から他方の側へ向けて延び、且つ、前記他方の側へ向けて断面積が小さくなる第1テーパ領域を有する第1コアと、
    前記基板の上方で且つ前記第1コアの上方又は下方に第1クラッド層を挟んで設けられ、前記基板及び前記第1コアと平行に延びる複数の第2コアとを備え、
    前記第1テーパ領域と前記複数の第2コアのそれぞれの第2コアとは、前記第1コア及び前記第2コアの延在方向において、オーバラップする部分を有することを特徴とする光源。
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