JP2021196393A - モード変換素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるモード間の変換効率を高めるために導波路間にスラブ層が設けられた非対称方向性結合器を有するモード変換素子を提供する。【解決手段】モード変換素子2は、非対称方向性結合器8の入力側第1リブ部18aと出力側第1リブ部20aの間に配置された第1スラブ部24aと、出力側第1リブ部に接する出力側第2リブ部20bと、出力側第2リブ部の側面と第1スラブ部とに接する第2スラブ24bと、出力側第2リブ部の別の側面に接する第3スラブ部24cとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、モード変換素子に関する。
非対称方向性結合器を用いて、TEモードの伝搬光(以下、TE光と呼ぶ)をTEモードの伝搬光(以下、TE光と呼ぶ)に変換するモード変換素子が提案されている(例えば、特許文献1〜4、非特許文献1〜2参照)。このモード変換素子と上下非対称なテーパ導波路とにより、TMモードの伝搬光(以下、TM光と呼ぶ)をTE光に変換する偏波回転素子が提案されている(例えば、特許文献1〜4、非特許文献1〜2参照)。
非対称方向性結合器のTE光からTE光への変換効率は、屈折率がクラッドより高い薄層(以下、スラブ層と呼ぶ)を非対称方向性結合器の光導波路の間に設けることで改善できる(例えば、特許文献1〜4参照)。
なお、導波路間に先端がV字型のスラブ層を設けることで、矩形導波路に入力される伝搬光の反射損失を抑制する技術が提案されている(特許文献2〜5参照)。
特開2015−90449号公報 特開2015−197664号公報 米国特許第9,851,504号明細書 国際公開第2014/208601号 特開平3−171119号公報
Daoxin Dai and John E. Bowers, "Novel concept for ultracompact polarization splitter-rotator based on silicon nanowires," Optics Express,Vol. 19, No. 11, pp. 10940 (2011) Daoxin Dai, Yongbo Tang, and John E Bowers, "Mode conversion in tapered submicron silicon ridge optical waveguides," Optics Express, Vol. 20, No.12, pp. 13425-13439 (2012)
しかし、非対称方向性結合器の導波路の間にスラブ層を設けると、チャネル導波路(例えば、矩形導波路)にTE光を出力する際に反射損失が発生する。そこで、本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
上記の問題を解決するために、モード変換素子は、基板と前記基板上のクラッドと前記クラッドにより囲われたコアとを有し、前記コアは前記クラッドより屈折率が高く、第1伝搬光を前記第1伝搬光とはモード次数が異なる第2伝搬光に変換するモード次数変換部と、前記第2伝搬光を外部に出力するリブチャネル変換部とを含み、前記モード次数変換部は、前記第1伝搬光が入力される入力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部に沿って延在し前記入力側第1リブ部と反対側の側面が下端から上端に亘って前記クラッドに覆われた出力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部と前記出力側第1リブ部の間に配置され前記入力側第1リブ部および前記出力側第1リブ部より薄い第1スラブ部とを有し、前記リブチャネル変換部は、前記出力側第1リブ部に接し前記第2伝搬光を出力する出力側第2リブ部と、前記第1スラブ部と前記出力側第2リブ部の側面とに接し前記出力側第2リブ部より薄い第2スラブ部と、前記出力側第2リブ部の別の側面に接し前記出力側第2リブ部より薄い第3スラブ部とを有する。
一つの側面では、本発明によれば、高次モードの伝搬光(例えば、TE光)を低次モードの伝搬光(例えば、TE光)に変換する非対称方向性結合器等を含むモード変換素子とチャネル導波路の境界における反射損失を抑制することが可能となる。
図1は、実施の形態1のモード変換素子2の一例を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図1のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、モード変換素子2の機能を説明する平面図である。 図6は、リブチャネル変換部10の平面図である。 図7は、テーパ部14を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。 図8は、図1のテーパ部14から第6〜7スラブ部24f,24gを取り除いた光導波路を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。 図9は、対称テーパ導波路114の横断面を示す図である。 図10は、非対称方向性結合器42の一例を示す平面図である。 図11は、図10のXI-XI線に沿った断面図である。 図12は、矩形導波路を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。 図13は、リブチャネル変換部10(図5参照)におけるTE光7の電界分布の推移を示す図である。 図14は、片側リブを用いたリブチャネル変換部110の一例を示す平面図である。 図15は、スラブ先端部124eの右側部分Rと出力側第2リブ部20bが形成する片側リブ21を通過中のTE光7の電界分布148Vを示す図である。 図16は、リブチャネル変換部10の出力側第2リブ部20bの先端部分を伝搬するTE光7の電界分布48Vを示す図である。 図17は、モード変換素子2の水平方向のサイズの一例を示すための図である。 図18は、モード変換素子2を適用したデジタルコヒーレント受信機66の一例を示すブロック図である。 図19は変形例1のモード変換素子M1の一例を示す平面図である。 図20は変形例3のモード変換素子M3の一例を示す平面図である。 図21は変形例4のモード変換素子M4の一例を示す平面図である。 図22は、変形例4のモード次数変換部108の動作の一例を説明する図である。 図23は変形例5のモード変換素子M5の一例を示す平面図である。 図24は、実施の形態2のモード変換素子202の一例を示す平面図である。 図25は、実施の形態2のモード変換素子202の動作の一例を説明する図である。 図26は、実施の形態2の変形例のモード変換素子M202の一例を示す平面図である。 図27は、実施の形態3のモード変換素子302の一例を示す平面図である。 図28は、実施の形態3のモード変換素子302の動作の一例を説明する図である。 図29は、モード変換素子302を用いたモード多重送信機366の一例を示すブロック図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。図面が異なっても同じ構造を有する部分等には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態1)
(1)構造
図1は、実施の形態1のモード変換素子2の一例を示す平面図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。図4は、図1のIV-IV線に沿った断面図である。
図2〜4に示すようにモード変換素子2は、基板11と、基板11上のクラッド6と、横断面がクラッド6により囲われたコア4とを有する。コア4の屈折率は、クラッド6の屈折率より高い。クラッド6は例えば、基板11上の下部クラッド6lおよび下部クラッド6l上の上部クラッド6uを有する。基板11は例えば、Si基板である。下部クラッド6lおよび上部クラッド6uは例えば、SiO層である。
図1に示すようにコア4(図1では実線で区画された領域)は、モード次数変換部8、リブチャネル変換部10、および偏波回転部12を有する。図5は、モード変換素子2の機能を説明する平面図である。偏波回転部12は、TMモードの伝搬光3(すなわち、TM光)が入力され、入力されたTM光をTEモードの伝搬光5(すなわち、TE光)に変換して、モード次数変換部8に入力する。伝搬光とは、光導波路を伝搬する光のことである。モード次数変換部8は入力されたTE光5をTEモードの伝搬光7(TE光)に変換して、伝搬光7をリブチャネル変換部10に入力する。
リブチャネル変換部10は、入力されたTE光7をチャネル導波路9に出力する。この際リブチャネル変換部10は、TE光7の電界分布をチャネル導波路9のTEモードの電界分布に整合するように修正する。チャネル導波路9は、モード変換素子2と他の光素子を接続する矩形導波路である。
―モード次数変換部8(図1参照)―
モード次数変換部8は、TE光5(図5参照)が入力される入力側第1リブ部18a(図1参照)、入力側第1リブ部18aに沿って延在する出力側第1リブ部20a、および入力側第1リブ部18aと出力側第1リブ部20aとの間に配置された第1スラブ部24aを有する。
出力側第1リブ部20aの側面のうち入力側第1リブ部18aとは反対側の側面は、下端LE1(図2参照)から上端UE1に亘ってクラッド6に覆われている。同様に、入力側第1リブ部18aの側面のうち出力側第1リブ部20aとは反対側の側面は、下端LE2(図2参照)から上端UE2に亘ってクラッド6に覆われている。第1スラブ部24aは、入力側第1リブ部18aおよび出力側第1リブ部20aより薄い層である。
モード次数変換部8は、入力側第1リブ部18aの幅が出力側第1リブ部20aの幅より広い非対称方向性結合器である。
―リブチャネル変換部10(図1参照)―
リブチャネル変換部10は、出力側第1リブ部20aに接する出力側第2リブ部20b、および出力側第2リブ部20bに沿って延在し入力側第1リブ部18aに接する入力側第2リブ部18bを有する。出力側第2リブ部20bは例えば、コアの横断面が矩形のチャネル導波路9(図5参照)に接続される。この場合、出力側第2リブ部20bは、チャネル導波路9にTE光7を出力する。出力側第2リブ部20bの両端のうちチャネル導波路9に接する一端の幅は好ましくは、チャネル導波路9のコアの幅と同じである。
図6は、リブチャネル変換部10の平面図である。図6に示すように、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの間隔Gは、モード次数変換部8に接する接続領域36では、出力側第2リブ部20bの両端のうち出力側第1リブ部20aと反対側の一端32に向かって増加する。すなわち、接続領域36の両端の間隔G1,G2のうち出力側第2リブ部20bの先端(すなわち、一端32)側の間隔G2は、出力側第1リブ部20a側の間隔G1より広い。接続領域36は、リブチャネル変換部10の領域である。
出力側第2リブ部20b(図1参照)は、出力側第1リブ部20aに接する内側領域20inおよび内側領域20inに接する外側領域20outを有する。リブチャネル変換部10は更に、第1スラブ部24aと(出力側第2リブ部20bの)内側領域20inの側面と入力側第2リブ部18bの側面とに接する第2スラブ部24b、および内側領域20inの別の側面に接する第3スラブ部24cを有する。
リブチャネル変換部10は更に、第2スラブ部24bと(出力側第2リブ部20bの)外側領域20outの側面とに接する第4スラブ部24d、および第3スラブ部24cと外側領域20outの別の側面とに接する第5スラブ部24eを有する。第2スラブ部24b〜第5スラブ部24eは、入力側第2リブ部18bおよび出力側第2リブ部20bより薄い部材である。
第3スラブ部24c(図6参照)の幅は、出力側第2リブ部20bの先端32に向かって幅が増加する。一方、第4スラブ部24dおよび第5スラブ部24eそれぞれの幅は、出力側第2リブ部20bの先端32に向かって減少する。
図1等に示す例では第3スラブ部24cは、出力側第2リブ部20bの先端32に向かって幅が増加するテーパ領域30と幅が一定の矩形領域31とを有する。しかし第3スラブ部24cは、矩形領域31を有さなくても良い。
―偏波回転部12(図1参照)―
偏波回転部12(図1参照)は、テーパ部14および接続部16を有する。テーパ部14は、モード次数変換部8に向かって幅が広がる入力側第3リブ部18c、入力側第3リブ部18cの側面の一方に接する第6スラブ部24f、および入力側第3リブ部18cの側面の他方に接する第7スラブ部24gを有する。
入力側第3リブ部18cは、側面がなす角度(すなわち、テーパ角度)が異なる複数の領域を有する。図1に示す例では、入力側第3リブ部18cは、接続部16側に配置されたテーパ角度が大きい領域、および接続部16と反対側に配置されたテーパ角度が小さい領域を有する。
接続部16は、一端が入力側第3リブ部18cに接し他端が入力側第1リブ部18aに接する入力側第4リブ部18dを有する。入力側第4リブ部18dの幅は、入力側第3リブ部18cの右端の幅W2から入力側第1リブ部18aの幅W3まで徐々に変化する。なお「右端」とは、入力側第3リブ部18c等の図1等における右側の端である(後述する「左端」等についても、同様)。
接続部16は更に、入力側第4リブ部18dの側面のうち出力側第1リブ部20a側の側面に接する第8スラブ部24hを有する。第6〜第8スラブ部24f〜24hは、入力側第3および第4リブ部18c,18dより薄い部材である。
図1に示す例では、入力側第3リブ部18cの右端の幅W2と入力側第1リブ部18aの幅W3は異なっている。しかし、入力側第3リブ部18cの右端の幅W2と入力側第1リブ部18aの幅W3は同じであっても良い。この場合には、偏波回転部12は接続部16を有さなくても良い。
図1に示す例では、テーパ部14はテーパ角度が互いに異なる複数の領域を有している。テーパ角度が互いに異なる複数の領域を有することで、偏波回転の効率が高くなる。しかし、テーパ部14のテーパ角度は一定であっても良い。
入力側第1〜第4リブ部18a〜18dおよび出力側第1〜第2リブ部20a〜20bそれぞれの厚さは、好ましくは互いに同じである。第1スラブ部24a〜第8スラブ部24hそれぞれの厚さも、好ましくは互いに同じである。
後述するようにコア4は極めて薄いので、コア4の伝搬光(TM光、TE光、TE光等)の電界分布のピーク数は、基板11に垂直な軸(例えば、図3等のy軸)上では一つである。
(2)動作
(2−1)偏波回転部12の動作
図7は、テーパ部14を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。縦軸は実効屈折率である。実効屈折率は、例えば有限要素法により算出される。横軸は、テーパ部14の長手方向に沿った座標zである。
座標zの座標軸は、偏波回転部12(図5参照)の中心を貫く軸である。しかし図5では、図面が煩雑にならないように、座標zの座標軸はテーパ部14の外部に図示されている。座標zの原点は、伝搬光(例えば、TM光3)が入射する端面38上の点である。Ltp(図5参照)は、テーパ部14の長さである。
図7の第1曲線40aは、実効屈折率が最も高い固有モードの実効屈折率を示している。第2曲線40bは、実効屈折率が2番目に高い固有モードの実効屈折率を示している。第3曲線40cは、実効屈折率が3番目に高い固有モードの実効屈折率を示している。図7には、第3リブ部18cのテーパ角度が一定の場合が示されている。図8についても同様である。
ところで、基板に垂直な方向のみで光を閉じ込める2次元光導波路(すなわち、スラブ導波路)の固有モードは、TE(Transverse Electric mode)モードまたはTM(Transverse Magnetic mode)モードである。TEモードは光の伝搬方向の電界成分Ezが零の固有モードあり、スラブ導波路のTEモードはHz、Hy、Ex以外の電磁界成分が零の固有モードである。Hzは、光の伝搬方向(例えば、図5のz軸方向)の磁界成分である。Hyは、基板11に垂直な方向(例えば、図4のy軸方向)の磁界成分である。Exは、基板に垂直な方向(例えば、図4のy軸方向)および光の伝搬方向(例えば、図5のz軸方向)に垂直な方向(例えば、図4のx軸方向)の電界成分である。
TMモードはHzが零の伝搬光であり、スラブ導波路のTMモードは、Ez、Ey、Hx以外の電磁界成分が零の固有モードである。Ezは、光の伝搬方向(例えば、図5のz軸方向)の電界成分である。Eyは、基板11に垂直な方向(例えば、図4のy軸方向)の電界成分である。Hxは、基板に垂直な方向(例えば、図4のy軸方向)および光の伝搬方向(例えば、図5のz軸方向)に垂直な方向(例えば、図4のx軸方向)の磁界成分である。
一方、光の伝搬方向に垂直な2方向(例えば、図4のx軸方向およびy軸方向)で光を閉じ込める3次元導波路(例えば、矩形導波路)の固有モードは、EzおよびHzのいずれも零とならない電磁界である。
3次元光導波路の主な固有モードは、TE-likeモードおよびTM-likeモードである。TE-likeモードは、EzおよびEyがExに比べ十分に小さい固有モードである(すなわち、Ez,Ey<<Ex)。すなわちTE-likeモードは、電界方向が基板と平行になるように偏光した固有モードである。TE-likeモードは、スラブ導波路のTEモードで近似できる。以下の説明では慣習に従って、TE-likeモードはTEモードと呼ばれる。
一方、TM-likeモードは、EzおよびExはEyに比べ十分に小さい固有モードである(すなわち、Ez,Ex<<Ey)。すなわちTM-likeモードは、電界の方向が基板と直交するように偏光した固有モードである。TM-likeモードは、スラブ導波路のTMモードで近似できる。以下の説明では慣習に従って、TM-likeモードはTMモードと呼ばれる。
3次元光導波路のTEモードのうち実効屈折率が一番高いTEモード(すなわち、基本モード)はTEモードと呼ばれ、実効屈折率が2番目に高いTEモードはTEモードと呼ばれる。同様に、3次元光導波路のTMモードのうち実効屈折率が一番目に高いTMモード(すなわち、基本モード)はTMモードと呼ばれ、実効屈折率が2番目に高いTMモードはTMモードと呼ばれる。
図8は、図1のテーパ部14から第6〜7スラブ部24f,24gを取り除いた光導波路(以下、対称テーパ導波路と呼ぶ)を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。縦軸は実効屈折率である。横軸は、テーパ部14の長手方向に沿った座標zである。座標zの原点は、伝搬光が入射する端面38(図5参照)上の点である。
図9は、対称テーパ導波路114の横断面を示す図である。図9に示されているように、対称テーパ部114は上下対称な光導波路である。このような3次元導波路の固有モードは、TEモードまたはTMモードである。
第4曲線40d(図8参照)は、TEモードの実効屈折率を示している。第5曲線40eは、TEモードの実効屈折率を示している。第6曲線40fは、TMモードの実効屈折率を示している。実効屈折率neffの座標zに対する変化率(=Δneff/Δz)は、TEモードとTMモードでは大きく異なっている(図8参照)。このため、TEモードの実効屈折率40eとTMモードの実効屈折率40fは交差する。
座標zは、対称テーパ導波路114のコア幅wに対応している。座標zが小さくコア幅wが狭い領域(例えば、z=0の近傍)では、TEモードの実効屈折率40eはTMモードの実効屈折率40fより小さい。しかし座標zが大きくコア幅が広い領域(例えば、z=Ltpの近傍)では、TEモードの実効屈折率40eはTMモードの実効屈折率40fより大きい。従って図8に示すように、TEモードの実効屈折率40eとTMモードの実効屈折率40fはある位置44で交差する。
この位置44で対称テーパ部114のTEモードとTMモードは混じり合わずに、縮退する(すなわち、それぞれの実効屈折率が互いに一致する)。
実施の形態1のテーパ部14は、スラブ部24g,24fを有するので上下非対称である。上下非対称な3次元光導波路の固有モードは、コア幅が狭い領域ではTEモードまたはTMモードである。しかしコア幅がある程度広く実効屈折率が他の固有モードの実効屈折率と略同じ領域(例えば、図7の領域46)では、上下非対称な3次元光導波路の固有モードは、TEモードとTMモードとが混じり合ったハイブリッドモードである。コア幅が更に広い領域では、上下非対称な3次元光導波路の固有モードは再びTEモードまたはTMモードになる。但し、TEモードとTMモードとが入れ替わる(例えば、非特許文献2参照)。
図7に示す例では曲線40aが示す固有モードは、TEモードである。曲線40bが示す固有モードは、座標zが領域46より小さい領域(すなわち、コア幅が狭い領域)ではTMモードであり、座標zが領域46より大きい領域(すなわち、コア幅が広い領域)ではTEモードである。曲線40cが示す固有モードは、座標zが領域46より小さい領域ではTEであり、座標zが領域46より大きい領域ではTMモードである。従って、例えばチャネル導波路19から端面38(図5参照)を介して入力されたTM光3は、テーパ部14によりTE光5に断熱的に変換される。
接続部16はTE光5を、モード次数変換部8の入力側第1リブ部18aとビームサイズが一致するように修正して、入力側第1リブ部18aに入力する。
(2−2)モード次数変換部8の動作
モード次数変換部8は、入力側第1リブ部18aに入力されたTE光5(図5参照)をTE光7に変換して、出力側第1リブ部20aからリブチャネル変換部10の出力側第2リブ部20bに入力する。
図10は、非対称方向性結合器42の一例を示す平面図である。図11は、図10のXI-XI線に沿った断面図である。非対称方向性結合器42は、第1コア44a、第1コア44aより幅が狭い第2コア44b、および第1〜第2コア44a,44bを囲むクラッド6を有する。図10の非対称方向性結合器42は、図1のモード次数変換部8とは、第1スラブ部24aを有さない点で異なる。
図12は、矩形導波路を伝搬する固有モードの実効屈折率の一例を示す図である。縦軸は実効屈折率neffである。横軸は、矩形導波路のコア幅Wである。矩形導波路は、コアの横断面が矩形の光導波路である。第7曲線40gは、TEモードの実効屈折率を示している。第8曲線40hは、TEモードの実効屈折率を示している。
非対称方向性結合器42(図11参照)の第1〜第2コア44a,44bの厚さは、図12に実効屈折率neffが示された矩形導波路の厚さと同じとする。更に第1〜第2コア44a,44bの屈折率は、図12に実効屈折率neffが示された矩形導波路のコアの屈折率と同じとする。クラッド6の屈折率についても同様である。
図12から明らかなように、あるコア幅Wxにおける矩形導波路のTEモードの実効屈折率Neffは、Wxより広いコア幅Wyにおける矩形導波路のTEモードの実効屈折率と同じである。従って、非対称方向性結合器42(図10参照)の第2コア44bのコア幅がWxであって第1コア44aのコア幅がWyの場合、第2コア44bのTEモードと第1コア44aのTEモードとが位相整合する。この様な非対称方向性結合器42の第1コア44aにTE光5が入力されると、第2コア44bからTE光7が出力される。
TEモード5とTEモード7とが位相整合し第1〜第2コア44a,44bの長さが結合長と同じであれば理想的には、第2コア44bから出力されるTE光7の光強度(すなわち、光パワー)は第1コア44aに入力されるTE光5の光強度と同じになる。すなわち、非対称方向性結合器の結合効率(一方の光導波路から他方の光導波路に移行するパワーの割合)は理想的には、第1〜第2コア44a,44bそれぞれの幅が互いに等しい方向性結合器(すなわち、対称方向方向性結合器)と同じである。
しかし非対称方向性結合器42では、TE光5の波長が最適値からずれると、TE光5とTE光7の結合効率が低下する。その結果、TE光7がTE光5より弱くなる。
TE光5の波長を最適値に一致させることは容易ではない。更にTE光5が波長多重されている場合には、複数のTE光5の波長を最適値に一致させることは困難である。従って、非対称方向性結合器42によるモード変換では殆どの場合、光損失(以下、変換損失と呼ぶ)が発生する。この問題は第1コア44aと第2コア44bとの間に、スラブ層(例えば、図1の第1スラブ部24a参照)を設けることで抑制できる(例えば、特許文献1参照)。
第1コア44aと第2コア44bの間にスラブ層を設けると、第1コア44aと第2コア44bの間へTE光5およびTE光7が大きく浸み出す。するとTE光5の電界分布とTE光7の電界分布の重なりが増加し、非対称方向性結合器の結合係数が増加する。すると、TE光5とTE光7の結合効率が波長ずれに影響され難くなる。その結果、TE光7が強くなる(例えば、特許文献1参照)。
実施の形態1のモード次数変換部8の入力側第1リブ部18aと出力側第1リブ部20aの間には第1スラブ部24aが配置されるので、実施の形態1によれば変換損失を抑制しつつ、TE光5をTE光7に変換することができる。
(2−3)リブチャネル変換部10の動作
図13は、リブチャネル変換部10(図5参照)におけるTE光7の電界分布の推移を示す図である。図13には、x軸方向(図3参照)に沿ったTE光の電界分布48I〜48IVが示されている。
モード次数変換部8では、出力側第1リブ部20aの両側面の一方のみにスラブ層(すなわち、第1スラブ部24a)が接続されている。このため、モード次数変換部8から入力されるTE光7の電界分布48I(図13参照)は、左右非対称である。リブチャネル変換部10は、この左右非対称な電界分布を対称な電界分布に修正して出力側第2リブ部20bから出力する。
TE光7は先ず、モード次数変換部8に接する接続領域36の出力側第2リブ部20bを伝搬する。この接続領域36では、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの間隔G(図6参照)は、モード次数変換部8から遠ざかるに従い徐々に広がる。このため、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの結合係数が徐々に減少し、接続領域36の終端50では無視できるまで小さくなる。従って、出力側第2リブ部20bを伝搬するTE光7が、入力側第2リブ部18bの伝搬光に逆戻りすることはない。
接続領域36では、出力側第2リブ部20bの両側面の一方のみにスラブ層(すなわち、第2スラブ部24b)が接続されている。従って、接続領域36の終端50におけるTE光7の電界分布48IIは左右非対称のままである。
接続領域36に続く領域(内側領域20inのうち接続領域36に含まれない部分)では、出力側第2リブ部20bの両側面にスラブ層(すなわち、第2スラブ部24bおよび第3スラブ部24c)が接続されている。このためTE光7の電界分布は、左右対称な電界分布48IIIに修正される。
出力側第2リブ部20bの内側領域20inの終端52におけるTE光7の電界分布48IIIは左右非対称ではあるが、スラブ層(すなわち、第2〜第3スラブ部24b,24c)へ大きく浸み出している。従って電界分布48IIIは、チャネル導波路9(すなわち、矩形導波路)における電界分布48IVとは大きく異なっている。
出力側第2リブ部20bの外側領域20outの両側面には、徐々に幅が狭まるスラブ層(すなわち、第4〜第5スラブ部24d,24e)が接続されている。従って外側領域20outでは、TE光7の電界分布はチャネル導波路9に向かって徐々に狭まり、出力側第2リブ部20bに集中する。最終的には、外側領域20outの終端54の電界分布48IVは、チャネル導波路9のTEモードの電界分布と略一致する。従って、TE光7はモード変換素子2とチャネル導波路の境界(すなわち、終端54)では殆ど反射されずに、チャネル導波路9にそのまま入射する。
リブチャネル変換部10を介さずに直接、出力側第1リブ部20aにチャネル導波路9を接続すると、電界分布の不整合(電界分布48Iおよび電界分布48IV参照)によりTE光7が反射され反射損失が発生する。しかし実施の形態1のモード変換素子2は、リブチャネル変換部10を有するので、TE光7は殆ど反射されない。すなわち実施の形態1によれば、モード変換素子2からTE光7が出力される際の反射損失が抑制される。なお図13等に示された例では、第3スラブ部24cは接続領域36の外側に配置されているが、第3スラブ部24cの先端は接続領域36の内部まで伸びていても良い。
ところで、モード次数変換部8に入力されるTE光5のうちTE光7に変換されない部分(以下、非変換部分と呼ぶ)は、入力側第2リブ部18bに入力される。図1に示すように入力側第2リブ部18bの先端部37は、非変換部分のビーム径を拡大するため狭窄化されている。先端部37における非変換部分のビーム径が拡大すると、先端部37の実効屈折率とクラッド6の屈折率の差が縮小する。すると先端部37における非変換部分の反射率が低下し、非変換部分は殆ど反射されずにそのままクラッド6に排出される。
(3)片側リブを用いたリブチャネル変換部
出力側第2リブ部20b(図13参照)と第2〜第3スラブ部24b,24cは、スラブ層がスラブ層より厚いリブ部の両側面に接続された両側リブを形成している。この両側リブにより、入力側第2リブ部18b側に偏った電界分布48IIの重心が出力側第2リブ部20b側に移動し、左右対称な電界分布48IIIが形成される。
しかし左右対称な電界分布の形成は、片側リブによっても可能である。図14は、片側リブを用いたリブチャネル変換部110の一例を示す平面図である。
図14のリブチャネル変換部110は、入力側第2リブ部118b、出力側第2リブ部20b、およびV字型の先端部分124e(以下、スラブ先端部と呼ぶ)を備えたスラブ層124を有する。
図14に示すように、出力側第2リブ部20bとスラブ層124とは、スラブ層がリブ部の片側面のみに接続された片側リブを形成している。スラブ先端部124eに達する前のTE光7の電界分布148I,148II,148IIIは、片側リブを伝搬するので左右非対称である。
図14に示すように、スラブ先端部124eの右側部分Rの幅は、出力側第2リブ部20bの先端に向かって徐々に狭くなる。このため、TE光7のスラブ層124への浸み出しは徐々に縮小し、最終的にはTE光7の電界分布は左右対称になる(電界分布148IV参照)。しかし、片側リブを用いたリブチャネル変換部110には、TE光7の散乱損失が大きいという問題がある。
図15は、スラブ先端部124eの右側部分Rと出力側第2リブ部20bが形成する片側リブ21を通過中のTE光7の電界分布148Vを示す図である。図15に示すように、片側リブ21を通過するTE光7の電界分布148Vは、スラブ先端部124eに浸み出している。このため、スラブ先端部124eの側面(特に、右側部分Rの側面)における電界強度56は十分に減衰していない。
このため、スラブ先端部124eの側壁荒れによってTE光7が散乱され、TE光7に大きな散乱損失が発生する。「側壁荒れ」とは、ドライエッチングによりSi層等の側面に発生する不均一な凹凸のことである。
一方このような問題は、図1等を参照して説明した実施の形態1のリブチャネル変換部10には生じない。図16は、リブチャネル変換部10の出力側第2リブ部20bの先端部分(すなわち、外側領域20out)を伝搬するTE光7の電界分布48Vを示す図である。
図16に示すように電界分布48Vは左右対称であり、第4〜第5スラブ部24d,24eそれぞれの側面における電界強度58,60は十分に減衰している。このため、第4〜第5スラブ部24d,24eの側壁荒れによるTE光の散乱は限定的であり、出力側第2リブ部20bを伝搬するTE光7に散乱損失は殆ど発生しない。
なお、内側領域20inにおけるTE光7は第2スラブ部24bに大量に浸み出し、第3スラブ部24cにはあまり浸み出さない(図13の電界分布48II参照)。従って、第3スラブ部24cの側壁荒れによるTE光7の散乱損失は限定的である。
(4)製造方法および寸法
モード変換素子2は例えば、SOI(Silicon on Insulator)ウエハから形成される。先ず、埋め込み酸化膜(Buried Oxide)上のSi層の表面にフォトリソグラフィ技術により、平面視においてコア4と略同形・同サイズのフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトレジスト膜により覆われていない領域のSi層をドライエッチングにより除去しその後、フォトレジスト膜を除去する。
フォトレジスト膜の除去により露出したSi層の上に再度、入力側第1〜第4リブ部18a〜18dおよび出力側第1〜第2リブ部20a,20bと平面視において略同形・同サイズのフォトレジスト膜を再度フォトリソグラフィ技術により形成する。
次に、再形成されたフォトレジスト膜により覆われていない領域のSi層の上層部を、ドライエッチングにより除去する。このドライエッチングにより、第1〜第8スラブ部24a〜24hが形成される。更にフォトレジスト膜で覆われた領域には、入力側第1〜第4リブ部18a〜18dおよび出力側第1〜第2リブ部20a,20bが形成される。ここまでの工程により、コア4が形成される。
その後、埋め込み酸化膜(Buried Oxide)およびコア4の上にSiO膜を堆積して、上部クラッド6uを形成する。埋め込み酸化膜(例えば、SiO膜)は、下部クラッド層6lとして利用される。
入力側第1〜第4リブ部18a〜18dおよび出力側第1〜第2リブ部20a〜20bの厚さは好ましくは、0.1〜0.5μm(例えば、0.22μm)である。第1〜第8スラブ部24a〜24hの厚さは好ましくは、0.05μm〜0.2μm(例えば、0.1μm)である。
図17は、モード変換素子2の水平方向のサイズの一例を示すための図である。入力側第3リブ部18cの左端の幅W1は好ましくは、0.2μm〜0,8μm(例えば、0.4μm)である。入力側第3リブ部18cの長さL1は好ましくは、30μm〜120μm(例えば、60μm)である。
入力側第3リブ部18cは一定のテーパ角度で、幅W2まで広がる。幅W2は、好ましくは幅0.3μm〜1.3μm(例えば、0.65μm)である。入力側第3リブ部18cは上記テーパ角度より大きいテーパ角度で、入力側第4リブ部18dの左端の幅W3まで広がる。幅W3は、好ましくは幅0.8μm〜3.2μm(例えば、1.6μm)である。
入力側第4リブ部18dの幅は、入力側第1リブ部18aの幅W4まで一定のテーパ角度で変化する。幅W4は好ましくは、0.5μm〜2.3μm(例えば、1.11μm)である。入力側第4リブ部18dの長さL2は好ましくは、2m〜8μm(例えば、4μm)である。入力側第1リブ部18aの長さL3は好ましくは、4μm〜16μm(例えば、8μm)である。
入力側第2リブ部18bの幅は、一定のテーパ角度で入力側第1リブ部18aの幅W4から幅W5まで減少する。幅W5は好ましくは、0.1μm〜0.6μm(例えば、0.3μm)である。幅W5まで減少した入力側第2リブ部18bの幅は、入力側第2リブ部18bの右端まで一定に保たれる。
出力側第1リブ部20aの幅W6は好ましくは、0.2μm〜1.0μm(例えば、0.46μm)である。出力側第1リブ部20aの長さL4は好ましくは、4μm〜16μm(例えば、8μm)である。
出力側第2リブ部20bの幅は好ましくは、一定のテーパ角度で出力側第1リブ部20aの幅W6から一定の幅W7まで僅かに増加する。幅W7は好ましくは、0.2μm〜1.0μm(例えば、0.48μm)である。幅W7まで増加した出力側第2リブ部20bの幅は、出力側第2リブ部20bの右端まで一定に保たれる。幅W7は好ましくは、チャネル導波路9(図5参照)の幅である。接続領域36(図6参照)の長さL5は好ましくは、2μm〜8μm(例えば、4μm)である。
入力側第1リブ部18aと出力側第1リブ部20aの間隔は一定であり、好ましくは、0.08μm〜0.32μm(例えば、0.16μm)である。
第3スラブ部24cの左端の幅は好ましくは、0μm〜0.1μm(例えば、0.05μm)である。第3スラブ部24cの右端の幅W8は、好ましくは、0.15μm〜0.6μm(例えば、0.3μm)である。
第5スラブ部24eの左端の幅は好ましくは、0.15μm〜0.6μm(例えば、0.3μm)である。第5スラブ部24eの右端の幅は好ましくは、0μm〜0.1μm(例えば、0.05μm)である。第4スラブ部24dの幅は、好ましくは第5スラブ部24eの幅と同じである。
(5)応用例
図18は、モード変換素子2を適用したデジタルコヒーレント受信機66の一例を示すブロック図である。デジタルコヒーレント受信機66は例えば、SOI基板上に光素子が集積されたシリコンフォトニクスデバイスの素子間通信(すなわち、インターコネクション)に用いることができる。
デジタルコヒーレント受信機66は、偏波多重位相変調された信号光67を、方向性結合器72によりTM光3とTE68光とに分波する。デジタルコヒーレント受信機66は更に、半導体レーザ76から出力されるレーザ光77を、光スプリッタ80により第1局発光78aと第2局発光78bに分割する。
方向性結合器72により分波されたTE68と第1局発光78aとは第1の90°光ハイブリッド74aにより合波されて、位相が互いに180°異なる干渉光82に変換される。干渉光82はバランス検出器84により、電気信号86に光電変換される。非図示の集積回路により電気信号86から、TE光68の変調信号が復調される。
なお第1の90°光ハイブリッド74aからは、位相が互いに180°異なる干渉光82が2組出力されるが、図面を簡単にするため図18には1組だけ示されている。第2の90°光ハイブリッド74bから出力される干渉光についても同様である。
方向性結合器72により分波されたTM光3は、モード変換素子2によりTE光7に変換される。TE光7と第2局発光78bとは第2の90°光ハイブリッド74bにより合波されて、位相が180°異なる干渉光182に変換される。干渉光182はバランス検出器184により、電気信号186に光電変換される。非図示の集積回路により電気信号186から、TM光3の変調信号が復調される。デジタルコヒーレント受信機66は以上の処理により、偏波多重位相変調された信号光67を復調する。
モード変換素子2は方向性結合器72等と一緒にSOI基板上に集積化可能なので、実施の形態1のモード変換素子2によれば、シリコンフォトニクスデバイス間の素子間通信のためのデジタルコヒーレント受信機66を実現できる。
(6)変形例
(6−1)変形例1
図19は変形例1のモード変換素子M1の一例を示す平面図である。モード変換素子M1の構造は、第4〜第5スラブ部24d,24eを有さないこと以外は図1を参照して説明したモード変換素子2と略同じである。
モード変換素子M1は第4〜第5スラブ部24d,24eを有さないので、出力側第2リブ部20bを伝搬するTE光7は、第2スラブ部24bの内側領域20inから出射される際に反射される。しかし、素子構造(例えば、コア4の各領域の幅や厚さ)を最適化することで、内側領域20inから出射されるTE光7の反射を抑制できる。例えば「(4)製造方法および寸法」で括弧内に例示した寸法(例えば、出力側第1〜第2リブ部20a〜20bの厚さ0.22μm等)によれば、反射損失を-30dBに抑制できる。
ところで、出力側第2リブ部20bの外側領域20outおよびチャネル導波路9(図5参照)それぞれの構造(すなわち、幅および厚さ等)が互いに一致する場合には、外側領域20out自体を設けなくても良い。この場合、変形例M1のモード変換素子とチャネル導波路9とを接続した導波路構造は、外側領域20outが設けられるか否かに拘わらず実質的に同じある。従って外側領域20outを設けずに、出力側第2リブ部20bの内側領域20inにチャネル導波路9を直接接続しても良い。
変形例1によれば素子構造を単純化できるので、製造工程を簡素化できる。
(6−2)変形例2
図1を参照して説明した第3スラブ部24cの幅は、出力側第2リブ部20bの先端32に向かって徐々に増加する。しかし、第3スラブ部24cの幅は徐々に増加しなくても良い。例えば第3スラブ部24cの幅は、階段状に増加しても良い。或いは第3スラブ部24cは、幅が一定の矩形のスラブ層であっても良い。この様な構造であっても、出力側第2リブ部20bを伝搬するTE光7の電界分布を左右対称にすることは可能である。
変形例2によれば素子構造を単純化できるので、製造工程を簡素化できる。
(6−3)変形例3
図20は変形例3のモード変換素子M3の一例を示す平面図である。図20に示すように、出力側第2リブ部20bの外側領域20outは、出力側第1リブ部20aより細い。この点以外は、変形例3のモード変換素子M3の構造は、図1を参照して説明したモード変換素子2の構造と略同じである。
出力側第2リブ部20bの先端の幅は好ましくはチャネル導波路9(図5参照)の幅なので、チャネル導波路9が出力側第1リブ部20aより細い場合には、外側領域20outは出力側第1リブ部20aより細くても良い。図20に示す例では、出力側第2リブ部20bの幅は、内側領域20inでチャネル導波路9の幅まで細くなっている。
変形例3によれば、チャネル導波路9が出力側第1リブ部20aより細い場合にも、モード変換素子M3とチャネル導波路の境界における反射損失を抑制できる。
(6−4)変形例4
図21は変形例4のモード変換素子M4の一例を示す平面図である。図1を参照して説明したモード変換素子2のモード次数変換部8は、互いに幅が異なる2つのリブ部(すなわち、入力側第1リブ部18aおよび出力側第1リブ部20a)を有する方向性結合器である。一方、変形例4の方向性結合器では、入力側第1リブ部118aの幅Win(z)が入力側第2リブ部118bに向かって減少し、出力側第1リブ部120aの幅Wout(z)が出力側第2リブ部120bに向かって増加する(相違点1)。zは、入力側第1リブ部118aおよび出力側第1リブ部120aに沿った座標である。図22に示す例では、Win(z)およびWout(z)はzの1次関数である。入力側第1リブ部118aと出力側第1リブ部120aの間隔は一定である。
図1を参照して説明したモード変換素子2のリブチャネル変換部10は、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの間隔G(図6参照)が出力側第2リブ部20bの先端に向かって増加する接続領域36を有する。一方、変形例4のリブチャネル変換部110は、その様な領域を有さない。すなわち、入力側第2リブ部118bと出力側第2リブ部120bの間隔GM4は一定である(相違点2)。
−動作―
図22は、変形例4のモード次数変換部108の動作の一例を説明する図である。変形例4のモード次数変換部108は、入力側第1リブ部118aを伝搬するTE光5の実効屈折率と出力側第1リブ部120aを伝搬するTE光7の実効屈折率が中央で一致するように構成されている。
入力側第1リブ部118aを伝搬するTE光5および出力側第1リブ部120aを伝搬するTE光7それぞれの実効屈折率が互いに一致する位置(以下、整合位置と呼ぶ)の座標をzcとする。整合位置zcおける入力側第1リブ部118aの幅Win(zc)は、図12を参照して説明したWyである。整合位置zcおける出力側第1リブ部120aの幅Wout(zc)は、図12を参照して説明したWxである。
整合位置zcを含む特定の領域64(以下、整合領域と呼ぶ)では、TE光5の実効屈折率とTE光7の実効屈折率は略一致し、TE光5はTE光7に変換される。
一方、整合領域64の左側の領域では、TE光5とTE光7の実効屈折率の差異が大きく、TE光5はTE光7に殆ど変換されない。変型例4では、Win(z)の変化率(=dWin(z)/dz<0)の符号とWout(z)の変化率(=dWout(z)/dz>0)の符号が逆なので、この様な整合領域64が形成される。
整合領域64の右側の領域でも、TE光5とTE光7の実効屈折率の差異が大きいので、TE光7が入力側第1リブ部118aのTE光5に逆戻りすることはない。従ってリブチャネル変換部110で入力側第2リブ部118bと出力側第2リブ部120bの間隔が広がらなくても、TE光7が出力側第2リブ部118bのTE光に逆戻りすることはない。このため変形例4では、入力側第2リブ部118bと出力側第2リブ部120bの間隔GM4は一定となっている(相違点2参照)。
入力側第1リブ部118aおよび出力側第1リブ部120aの長さは、好ましくは25μm〜100μm(例えば、50μm)である。入力側第1リブ部118aと出力側第1リブ部120aの間隔は、好ましくは0.08μm〜0.32μm(例えば、0.16μm)である。入力側第1リブ部118aの左端の幅は好ましくは、0.7μm〜3μm(例えば、1.5μm)である。入力側第1リブ部118aの右端の幅は好ましくは、0.15μm〜0.6μm(例えば、0.3μm)である。
出力側第1リブ部120aの左端の幅は好ましくは、0.1μm〜0.4μm(例えば、0.2μm)である。出力側第1リブ部120aの右端の幅は好ましくは、0.2μm〜1.0μm(例えば、0.48μm)である。
これらのサイズを除き、変形例4のモード変換素子M4の各部分のサイズは好ましくは、図1を参照して説明したモード変換素子2の各部分のサイズと同じである。
−モード変換効率劣化の抑制―
製造誤差δにより、入力側第1リブ部118aおよび出力側第1リブ部120aの幅が設計値から変化した場合を考える。ここでは説明を簡単にするために、入力側第1リブ部118aの幅Win(z)および出力側第1リブ部120aの幅Wout(z)がzの1次関数の場合を考える。
製造誤差δにより変化した入力側第1リブ部118aの幅をW’in(z)とする。同様に、製造誤差δにより変化した出力側第1リブ部120aの幅をW’out(z)とする。W’in(z)および幅W’out(z)は、式(1)〜(2)で表される。
W’in(z)=Win(z)+δ
=Win(zc)-k(z-zc)+δ
=Win(zc)-k{(z-δ/k)-zc}
=Win(z-δ/k) ・・・・・ (1)
W’out(z)=Wout(z)+δ
=Wout(zc)-k(z-zc)+δ
=Wout(zc)-k{(z-δ/k)-zc}
=Wout(z-δ/k) ・・・・・ (2)
ここでkは、正の係数である。
式(1)〜(2)によれば、W’in(z)=Win(z-δ/k)およびW’out(z)=Wout(z-δ/k)である。従って、入力側第1リブ部118aおよび出力側第1リブ部120aの幅が製造誤差δにより変化すると、整合領域64(TE光5とTE光7の実効屈折率は略一致する領域)がz軸に沿ってδ/kだけ平行移動する。
整合領域64がこの平行移動によりモード次数変換部108から食み出さなければ、TE光5からTE光7へのモード変換効率は劣化しない。
整合領域64のモード次数変換部108からの食み出しは、モード次数変換部108を長くすることで容易に実現できる。従って変形例4によれば、製造誤差によるモード変換効率の劣化を抑制することができる。
(6−5)変形例5
図23は変形例5のモード変換素子M5の一例を示す平面図である。図1及び6を参照して説明したモード変換素子2のリブチャネル変換部10は、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの間隔G(図6参照)が増加する接続領域36を有する。一方、変形例5のモード変換素子M5は、この様な領域を有さない。
図23に示すように、変形例5の入力側第2リブ部418bは、上辺が傾斜し底辺が出力側第2リブ部20bに平行な四角形である。このため、入力側第2リブ部418bと出力側第2リブ部20b側の間隔GM5は、略一定である。
図23に示すように入力側第2リブ部418bの幅は、入力側第1リブ部18aから遠ざかるに従い減少する。このため、入力側第2リブ部418bのTE光の実効屈折率は入力側第1リブ部18aから遠ざかるに従い、出力側第2リブ部20bのTE光の実効屈折率から乖離する。従って、出力側第2リブ部20bを伝搬するTE光7が、入力側第2リブ部418bのTE光に逆戻りすることはない。
(6−6)変形例6
図1〜23を参照して説明した例では、モード次数変換部8は、TE光5をTE光7に変換する。しかしモード次数変換部8は、TE光よりモード次数が高い伝搬光をTE光7よりモード次数が高い伝搬光に変換しても良い。例えばモード次数変換部8は、TEモードの伝搬光をTEモードの伝搬光に変換しても良い。この場合、偏波回転部12は例えば、TMモードの伝搬光をTEモードの伝搬光に変換する。
すなわちモード次数変換部8は、電界方向が基板11と平行になるように偏光し実効屈折率が基本モードより高い高次TE光を、電界方向が基板11と平行になるように偏光し実効屈折率が上記高次TE光より低い低次TE光に変換して良い。実施の形態2〜3についても同様である。
この場合、高次TE光は入力側第1リブ部18aを伝搬する伝搬光(第1伝搬光)である。低次TE光は、出力側第1リブ部20aを伝搬する伝搬光(第2伝搬光)である。偏波回転部12には、電界方向が基板11と直交するように偏光したTM光が入力され、入力されたTM光を上記高次TE光に変換してモード次数変換部8に入力する。
変形例5によれば、TE光よりモード次数の高いTE偏波をモード次数が低い別のTE偏波に変換することができる。
以上の例では、リブチャネル変換部10,110,410は、入力側第2リブ部18b,118b,418bを有している。しかし非変換TE光(「(2−3)リブチャネル変換部10の動作」参照)が十分に弱い場合には、リブチャネル変換部10,110,410は入力側第2リブ部18b,118b,418bを有さなくても良い。
この場合、非変換TE光は入力側第1リブ部18aの端面で部分的に反射される。しかし十分に弱い非変換TE光が反射されても、入力側第1リブ部18aを逆行する反射光は更に弱いので、反射光による障害は起き難い。
以上の例では、偏波回転部12は第6〜第7スラブ部24f,24gを有する。しかし、上部クラッド6u(図4参照)および下部クラッド6lそれぞれの屈折率が互いに異なる場合には、偏波回転部12は第6〜第7スラブ部24f,24gを有さなくても良い。クラッドの屈折率が上下非対称な場合にも、TM光はTE光に変換される(例えば、非特許文献1〜2参照)。
以上の例では、入力側第2リブ部18bの幅は変形例4を除き、入力側第1リブ部18aから遠ざかるに従って減少する。しかし、入力側第2リブ部18bの幅は減少しなくても良い。例えば、入力側第2リブ部18bと出力側第2リブ部20bの間隔が広がるように、入力側第2リブ部18bが上方に曲がる場合には、入力側第2リブ部18bの幅は減少しなくても良い。この場合も、入力側第2リブ部18bのTEモードと出力側第2リブ部20bのTEモードの結合係数が小さくなるので、出力側第2リブ部20bのTE光7が入力側第2リブ部18bのTE光に逆戻りすることはない。
実施の形態1のモード変換素子2は、偏波回転部12を有することで光偏波回転素子として機能する。しかしモード変換素子2は、偏波回転部12を有さなくても良い。偏波回転部12を有さない場合、モード変換素子2は光偏波回転素子以外の光素子として用いることができる(例えば、実施の形態3参照)。
実施の形態1によれば、出力側第1リブ部20aとチャネル導波路9の間に両側面にスラブ層が接する出力側第2リブ部20bが設けられるので、入力側第2リブ部18b側に偏ったTE光の電界分布が左右対称に修正される。この修正により、モード変換素子2とチャネル導波路9の境界におけるTE光の電界分布の不整合が緩和され、モード変換素子2とチャネル導波路9の境界における反射損失が抑制される。
(実施の形態2)
実施の形態2のモード変換素子は、実施の形態1のモード変換素子2に類似している。従って、実施の形態1と同じ構成等については、説明を省略または簡単にする。
(1)構造および動作
図24は、実施の形態2のモード変換素子202の一例を示す平面図である。図25は、実施の形態2のモード変換素子202の動作の一例を説明する図である。
実施の形態1のモード変換素子2(図1参照)の出力側第2リブ部20bの幅は、出力側第1リブ部20aに接する接続領域36(図6参照)を除き一定である。一方、実施の形態2の出力側第2リブ部220bの中央(例えば、内側領域220inと外側領域220outの境界Bの近傍)の幅は、出力側第2リブ部220bの両端の幅より広い。
実施の形態1及び2いずれのモード変換素子2,202でも、出力側第2リブ部20b,220bの先端32,232の幅は好ましくは、チャネル導波路9(図5参照)の幅である。従って、実施の形態2の出力側第2リブ部220bの幅は、中央(すなわち、境界Bの近傍)を含む広い領域で実施の形態1の出力側第2リブ部20bの幅より広い。
このため、実施の形態2の出力側第2リブ部220bは、実施の形態1の出力側第2リブ部20bより強力にTE光7を閉じ込めることができる。従って実施の形態2によれば、第3〜第5スラブ部24c〜24e等の側壁による散乱損失を、実施の形態1のモード変換素子2より小さくできる。
図24に示す例では、出力側第2リブ部220bは、出力側第1リブ部20aに向かって幅が減少する内側テーパ部Tinと先端232に向かって幅が減少する外側テーパToutとを有する。内側テーパ部Tinと外側テーパToutの境界Bにおける出力側第2リブ部220bの幅は好ましくは、0.3μm〜1.3μm(例えば、0.65μm)である。なお図24〜25には、内側テーパ部Tinと外側テーパToutの境界Bが出力側第2リブ部220bの内側領域220inと外側領域220outの境界Bと一致する場合が示されている。しかし、境界Bと境界Bは一致しなくても良い。
内側テーパ部Tinの両端のうち境界Bと反対側の一端の幅は好ましくは、0.2μm〜1.0μm(例えば、0.46μm)である。外側テーパ部Toutの両端のうち境界Bと反対側の一端(すなわち、出力側第2リブ部220bの先端232)の幅は好ましくは、0.2μm〜1.0μm(例えば、0.48μm)である。以上のサイズを除き、モード変換素子202の各部分のサイズは、図17を参照して説明した実施の形態1のモード変換素子2の各部分のサイズと同じである。
(2)変形例
図26は、変形例のモード変換素子M202の一例を示す平面図である。モード変換素子M202の構造は、第4〜第5スラブ部24d,24eを有さないこと以外は図24を参照して説明したモード変換素子202の構造と略同じである。
モード変換素子M202は第4〜第5スラブ部24d,24eを有さないので、出力側第2リブ部220bを伝搬するTE光7は、内側領域220inから外側領域220outに入射する際に反射される。しかし、素子構造(例えば、コア4の幅や厚さ)を最適化することで、この反射を抑制することは容易である(実施の形態1の「(6−1)変形例1」参照)。
変形例によれば素子構造を単純化できるので、製造工程を簡素化できる。
実施の形態2によれば、実施の形態1のモード変換素子2と同様チャネルリブ変換部210により、モード変換素子202とチャネル導波路9の境界における反射損失を抑制できる。更に実施の形態2によれば、幅広の出力側第2リブ部220bにTE光7を確実に閉じ込めることができるので、第3〜第5スラブ部24c〜24d等の側壁による散乱損失を抑制できる。
(実施の形態3)
図27は、実施の形態3のモード変換素子302の一例を示す平面図である。図28は、実施の形態3のモード変換素子302の動作の一例を説明する図である。実施の形態3のモード変換素子302は、実施の形態1のモード変換素子2に類似している。従って、実施の形態1と同じ構成等については、説明を省略または簡単にする。
(1)構造
図27に示すように、実施の形態3のモード変換素子302は、偏波回転部12を有さない。更にモード変換素子302のモード次数変換部308は、出力側第1リブ部320aのTEモードの実効屈折率が、入力側第1リブ部18aのいずれのTEモード(例えば、TEモード)の実効屈折率とも一致しないように構成されている。これらの点を除き、実施の形態3のモード変換素子302の構造は、実施の形態1のモード変換素子2の構造と略同じである。
(2)動作
実施の形態3のモード変換素子302には、TE光5(図28参照)およびTE光5とは異なるTE光305が入力されて、TE光5が変換されたTE光7とTE光305とが多重化される。TE光5およびTE光305は、TEモードの伝搬光である。TE光7は、TEモードの伝搬光である。
TE光5はチャネル導波路309を介して、入力側第1リブ部18aに入力される。実施の形態1と同様、入力側第1リブ部18aおけるTE光5の実効屈折率は、出力側第1リブ部20aにおけるTE光7の実効屈折率と略同じである。従ってTE光5は、TE7光に変換され出力側第2リブ部20bからチャネル導波路9に出力される。
TE光305はチャネル導波路409を介して、出力側第1スラブ部320aに入力される。上述したように、出力側第1リブ部320aのTEモードの実効屈折率は、入力側第1リブ部318aのいずれのTEモードの実効屈折率とも異なる。従ってTE光305は、出力側第1リブ部320aをそのまま通過して、出力側第2リブ部20bからチャネル導波路9に出力される。
その結果、TE光5が変換されたTE光7とTE光305とが多重化され、出力側第2リブ部20bから一緒に出力される。なお図28示す例では、入力側のチャネル導波路309,409とモード次数変換部308との境界における反射損失を抑制するため、チャネル導波路309,409の間に先端がV字形のスラブ層324(実施の形態1参照)が設けられている。
以上のように実施の形態3のモード変換素子302によれば、モード次数の異なるTE偏波を多重化することができる。
(3)応用例
図29は、モード変換素子302を用いたモード多重送信機366の一例を示すブロック図である。モード多重送信機366は例えば、SOI基板上に光素子が集積されたシリコンフォトニクスデバイスの素子間通信(すなわち、インターコネクション)に用いることができる。
TE光368(すなわち、TEモードの光)はモード多重送信機366に入力されると、光スプリッタ80によりTE光5とTE光305とに分割される。TE光5およびTE光305はそれぞれ、光変調器374a,374bにより変調される。
変調されたTE光5は、モード変換素子302の入力側第1リブ部18aに入力されTE光7に変換される。一方、変調されたTE光305は、モード変換素子302の出力側第1リブ部320aに入力され、そのまま出力される。従ってモード変換素子302からは、モード多重化された信号光(すなわち、変調されたTE光7および変調されたTE光305)が出力される。
モード変換素子302は、モード多重送信機366以外の装置に適用されても良い。例えばモード変換素子302は、TEモードの伝搬光をTEモードの光に変換するモード次数変換素子に適用されても良い。
実施の形態3によれば、実施の形態1のモード変換素子2と同様チャネルリブ変換部10によりモード変換素子302とチャネル導波路9の境界における反射損失を抑制しつつ、伝搬光のモード次数を変換できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、実施の形態1〜3は、例示であって制限的なものではない。例えば、以上の例ではモード次数変換部は、高次TE光を低次TE光に変換している。しかしモード次数変換部は、低次TE光を高次TE光に変換しても良い。
以上の例ではモード次数変換部は、TEモードの伝搬光のモード次数を変換している。しかしモード次数変換部は、TMモードの伝搬光のモード次数を変換しても良い。
以上の例では、コア4の材料はSiである。しかしコア4の材料は、Si以外の材料であっても良い。コア4の材料は例えば、InGaAs等の化合物半導体であってもよい。
以上の例では、クラッド6の材料はSiOである。しかしクラッド6の材料は、SiO以外の材料であっても良い。クラッド6の材料は例えば、InP等の化合物半導体であっても良い。
以上の例では、基板11の材料はSiである。しかし基板11の材料は、Si以外の材料であっても良い。基板11の材料は例えば、InP等の化合物半導体であっても良い。
以上の実施の形態1〜3に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基板と、前記基板上のクラッドと、前記クラッドにより囲われたコアとを有し、
前記コアは前記クラッドより屈折率が高く、第1伝搬光を前記第1伝搬光とはモード次数が異なる第2伝搬光に変換するモード次数変換部と、前記第2伝搬光を外部に出力するリブチャネル変換部とを含み、
前記モード次数変換部は、前記第1伝搬光が入力される入力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部に沿って延在し前記入力側第1リブ部と反対側の側面が下端から上端に亘って前記クラッドに覆われた出力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部と前記出力側第1リブ部の間に配置され前記入力側第1リブ部および前記出力側第1リブ部より薄い第1スラブ部とを有し、
前記リブチャネル変換部は、前記出力側第1リブ部に接し前記第2伝搬光を出力する出力側第2リブ部と、前記第1スラブ部と前記出力側第2リブ部の側面とに接し前記出力側第2リブ部より薄い第2スラブ部と、前記出力側第2リブ部の別の側面に接し前記出力側第2リブ部より薄い第3スラブ部とを有する
モード変換素子。
(付記2)
前記第3スラブ部は、前記出力側第2リブ部の両端のうち前記出力側第1リブ部と反対側の一端に向かって幅が増加することを
特徴とする付記1に記載のモード変換素子。
(付記3)
前記出力側第2リブ部は、前記出力側第1リブ部に接する内側領域と前記内側領域に接する外側領域とを有し、
前記第2スラブ部および前記第3スラブ部は、前記内側領域に接することを
特徴とする付記1または2に記載のモード変換素子。
(付記4)
前記リブチャネル変換部は更に、前記第2スラブ部と前記外側領域の側面とに接し前記出力側第2リブ部より薄い第4スラブ部と、前記第3スラブ部および前記外側領域の別の側面に接し前記出力側第2リブ部より薄い第5スラブ部とを有し、
前記第4スラブ部および前記第5スラブ部それぞれの幅は、前記出力側第2リブ部の両端のうち前記出力側第1リブ部と反対側の一端に向かって減少することを
特徴とする付記3に記載のモード変換素子。
(付記5)
前記出力側第2リブ部の中央の幅は、前記出力側第2リブ部の両端の幅より広いことを
特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記6)
前記第1伝搬光は、電界方向が前記基板と平行になるように偏光し実効屈折率が基本モードより高い高次TE光であり、
前記第2伝搬光は、電界方向が前記基板と平行になるように偏光し実効屈折率が前記高次TE光より低い低次TE光であり、
更に、電界方向が前記基板と直交するように偏光したTM光が入力され、入力された前記TM光を前記高次TE光に変換する偏波回転部を有することを
特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記7)
前記入力側第1リブ部は、前記第1伝搬光が入力され
前記出力側第1リブ部は、前記第2伝搬光を前記出力側第2リブ部に入力することを
特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記8)
前記出力側第2リブ部は、コアの横断面が矩形のチャネル導波路に接続されることを
特徴とする付記1〜7のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記9)
前記出力側第2リブ部に沿って延在し前記入力側第1リブ部に接する入力側第2リブ部を有し、
前記入力側第2リブ部と前記出力側第2リブ部の間隔は、前記モード次数変換部に接する領域で、前記出力側第2リブ部の両端のうち前記出力側第1リブ部と反対側の一端に向かって増加することを
特徴とする付記1〜8のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記10)
前記モード次数変換部は、前記入力側第1リブ部の幅が前記出力側第1リブ部の幅とは異なる非対称方向性結合器であることを
特徴とする付記1〜9のいずれか1項に記載のモード変換素子。
(付記11)
前記モード次数変換部は、前記入力側第1リブ部の幅が前記入力側第2リブ部に向かって減少し、前記出力側第1リブ部の幅が前記出力側第2リブ部に向かって増加する方向性結合器であることを
特徴とする付記9に記載のモード変換素子。
2 :モード変換素子
4 :コア
6 :クラッド
8 :モード次数変換部
10 :リブチャネル変換部
11 :基板
12 :偏波回転部
18a :入力側第1リブ部
18b :入力側第2リブ部
20a :出力側第1リブ部
20b :出力側第2リブ部
24a :第1スラブ部
24b :第2スラブ部
24c :第3スラブ部
24d :第4スラブ部
24e :第5スラブ部

Claims (6)

  1. 基板と、前記基板上のクラッドと、前記クラッドにより囲われたコアとを有し、
    前記コアは前記クラッドより屈折率が高く、第1伝搬光を前記第1伝搬光とはモード次数が異なる第2伝搬光に変換するモード次数変換部と、前記第2伝搬光を外部に出力するリブチャネル変換部とを含み、
    前記モード次数変換部は、前記第1伝搬光が入力される入力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部に沿って延在し前記入力側第1リブ部と反対側の側面が下端から上端に亘って前記クラッドに覆われた出力側第1リブ部と、前記入力側第1リブ部と前記出力側第1リブ部の間に配置され前記入力側第1リブ部および前記出力側第1リブ部より薄い第1スラブ部とを有し、
    前記リブチャネル変換部は、前記出力側第1リブ部に接し前記第2伝搬光を出力する出力側第2リブ部と、前記第1スラブ部と前記出力側第2リブ部の側面とに接し前記出力側第2リブ部より薄い第2スラブ部と、前記出力側第2リブ部の別の側面に接し前記出力側第2リブ部より薄い第3スラブ部とを有する
    モード変換素子。
  2. 前記第3スラブ部は、前記出力側第2リブ部の両端のうち前記出力側第1リブ部と反対側の一端に向かって幅が増加することを
    特徴とする請求項1に記載のモード変換素子。
  3. 前記出力側第2リブ部は、前記出力側第1リブ部に接する内側領域と前記内側領域に接する外側領域とを有し、
    前記第2スラブ部および前記第3スラブ部は、前記内側領域に接することを
    特徴とする請求項1または2に記載のモード変換素子。
  4. 前記リブチャネル変換部は更に、前記第2スラブ部と前記外側領域の側面とに接し前記出力側第2リブ部より薄い第4スラブ部と、前記第3スラブ部および前記外側領域の別の側面に接し前記出力側第2リブ部より薄い第5スラブ部とを有し、
    前記第4スラブ部および前記第5スラブ部それぞれの幅は、前記出力側第2リブ部の両端のうち前記出力側第1リブ部と反対側の一端に向かって減少することを
    特徴とする請求項3に記載のモード変換素子。
  5. 前記出力側第2リブ部の中央の幅は、前記出力側第2リブ部の両端の幅より広いことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモード変換素子。
  6. 前記第1伝搬光は、電界方向が前記基板と平行になるように偏光し実効屈折率が基本モードより高い高次TE光であり、
    前記第2伝搬光は、電界方向が前記基板と平行になるように偏光し実効屈折率が前記高次TE光より低い低次TE光であり、
    更に、電界方向が前記基板と直交するように偏光したTM光が入力され、入力された前記TM光を前記高次TE光に変換する偏波回転部を有することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のモード変換素子。
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