JP5258898B2 - 舗装体、舗装体の施工方法 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、多孔質混合物を使用して保水性、透水性を高めた舗装体、舗装体の施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
保水性、吸水性を有する舗装として特許文献1に示すものが知られている。同文献に記載されている舗装は、少なくとも上から順に表層、路盤、路床とで構成され、表層を、開粒度アスファルトによって所定の厚さに作られた舗装層の空隙内に水を保水する保水性セメントミルクを充填して保水性表層とする。次に位置する路盤を、水を保水する無数の小さい孔を備えた骨材を用いて前記表層より層の厚い保水性路盤層とし、保水性表層と保水性路盤層の組合せによって大量の水を保水する。
【0003】
また、例えば、舗装面温度の低減効果を発揮することができる舗装体として特許文献2に示すものが知られている。
【0004】
同文献に記載されている舗装は、道路の舗装部として、内部に空隙を有する透水性舗装部材が敷設された道路舗装構造体に関する。道路舗装構造体の舗装部が、透水性舗装部材からなる透水層と、透水性舗装部材に保水性部材が含浸した保水層とからなり、該透水層もしくは該保水層が、道路表面の平面方向に分散してなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008-156944号公報
【特許文献2】特開2002-250001号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、かかる特許文献1の構成だと、保水量を超えた場合、過水分の水が路面にあふれ出てくるという問題がある。また、保水分の水が蒸発してしまうと表層に蓄熱された人口熱や太陽熱が放出し、外気温を上昇させてしまうヒートアイランド現象の原因にもなる。
【0007】
一方、特許文献2の構成だと、路盤部の上に透水性舗装部材を敷設し、その後、透水性舗装部の表面から平面方向に分散させて保水性スラリ材を含浸させるため、舗装作業がきわめて面倒である。
【0008】
また、従来のような、道路幅方向の傾斜が中央から両端方向に一定距離に同じ傾斜で施され、さらに残りの距離の傾斜が前記の傾斜より急になっているような表面排水性舗装の構造の場合では、たとえ、表層部分に保水性を有する舗装を施し、また、透水性舗装を施しても、保水及び透水の範囲を超えた過水分の水は一気に下水道本管に流れ込み、下水道本管の排水能力を超え、逆流する可能性があるという問題や、路側帯を自転車や二輪車が通行する際の通行障害が生じるという問題等がある。
【0009】
本発明は、舗装体に用いる素材や舗装体の構造を見直すことで、上記の課題を抜本的に解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0011】
すなわち、本発明の舗装体は、多孔質材とセメント系固化材とを混合した多孔質骨材混合物を敷設した上に、透水機能を有した表層材を敷設した少なくともこの2層から構成されることを特徴としている。
【0012】
このように構成すれば、舗装体が保水性、透水性を有していて、路床の上部に水を貯留するとともに、路床にも適度に水を染み込ませることができる。したがって、降雨時に水はけを良くし、舗装体に水を蓄えることで路床への過度の水の回り込みを低減するとともに、日照りなどが続いた場合には舗装体に貯留されている水の吸い上げ、さらには路床から舗装体を介して水の吸い上げがなされるので、表層の温度上昇を有効に抑制することができる。
【0013】
しかも、路床土への透水を過不足ない量に調整するためには、多孔質骨材混合物とその下の路床との境界に、透水機能と遮断機能を併せ持つ半遮水膜を形成しているので、路床への行き過ぎた覆水や、逆に路盤上の水はけの悪さを適度に調整し、路床土への透水を過不足ない量に調整することができる。
【0014】
過水分の水を排水施設等に適切に導くためには、その半遮水膜を排水管の方向に傾斜させておくことが効果的である。
【0018】
また、本発明の舗装体は、多孔質材にセメント系固化材等を混合した多孔質骨材混合物を敷設した上に、透水機能を有した表層材を敷設し、前記多孔質骨材混合物の下部に砕石路盤を敷設し、更にその下に固化材等の混合物の含まれない多孔質材を配設していることを特徴とする。
このように構成すれば、舗装体が保水性、透水性を有していて、路床の上部に水を貯留するとともに、路床にも適度に水を染み込ませることができる。したがって、降雨時に水はけを良くし、舗装体に水を蓄えることで路床への過度の水の回り込みを低減するとともに、日照りなどが続いた場合には舗装体に貯留されている水の吸い上げ、さらには路床から舗装体を介して水の吸い上げがなされるので、表層の温度上昇を有効に抑制することができる。しかも、最深部まで浸透した雨水等が、路床に浸入して、表層面からの振動により泥濘化することで懸念される「練り返し」現象を緩和させることができる。
【0021】
新規施工によって効果的な舗装体を施工するためには、固化材等の混合物の含まれない多孔質材からなる基層部、砕石路盤からなる第2中層部、多孔質材にセメント系固化材等を混合した多孔質骨材混合物からなる中層部、透水機能を有した表層材からなる表層部を順次下から上に施工して舗装体を施工することが好ましい。
【0024】
さらに、本発明の上記以外の舗装体は、基礎部に対してオーバーハングしたコンクリート床版上に多孔質材とセメント系固化材とを混合した多孔質混合物を敷設して中層部を形成し、その上に、表層材を敷設して表層部を形成し、これらにより電車のホームに吸水性および透水性を有する路盤を構成することを特徴とする。
【0025】
電車のホーム上は外気温、列車本体の外気温、蓄熱等の影響により、夏季においては直射熱を遮る場所にも係らず、温度が上昇するが、保水性、透水性を有するこのような舗装体を敷設すれば、周辺の温度上昇を抑制することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、以上説明したように、舗装体が保水性、透水性を持ち合わせた材料で形成されており、保水とともに路床にも適切に水が染込むことができるため、乾燥時には保水し水を吸い上げ、さらに日照りなどで長期にわたり路盤に水分の供給が無い場合においても、路床から水分を吸い上げ、表層の温度上昇を抑制することができる。また表層のアスファルトの何れの場所からも水分を吸収することが出来、また何れの場所でも保水することが出来るため、水はけがよく、水溜り等を生じさせない構造にできるとともに、集中降雨時などには排水溝に一気に大量の水が流れ込むことが無くなり、配水管への大量の水の回り込みを防ぐことが可能になる舗装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1実施形態に係る舗装体を示す断面図。
【図2】同舗装体による道路への展開例を示す断面図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る舗装体を示す断面図。
【図4】本発明の舗装体の他の適用例を示す図。
【図5】本発明の舗装体の更に他の適用例を示す図。
【図6】本発明の多孔質骨材混合物の他の適用例を示す断面図
【図7】従来の舗装体の構造を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
【0029】
図1は、いわゆるL交通{100未満(台/日・方向)}の道路、ひいてはB交通{250以上1000未満(台/日・方向)}程度の道路にも適用が可能な本実施形態に係る舗装体1の舗装断面を示すもので、多孔質材であるクリンカアッシュ(CA)とセメント系固化材を混合した多孔質骨材混合物aから成る中層部12を敷設した上に、透水機能を有した素材bからなる表層部11を敷設して、これら2層により路盤1aを構成したものである。
【0030】
クリンカアッシュは、火力発電所や製鉄所等で細かく粉砕した石炭を高温燃焼(1300℃)させた後に発生する石炭灰に15%程度の割合で含まれ、燃焼した粒子がボイラ内で相互に凝集し、ボイラ底部の水槽に落下堆積したものであって、残りはフライアッシュと称される。ともに従前は、産業廃棄物として廃棄処分されていたものである。クリンカアッシュには微細孔が多数存在し、表面積が大きいため、非常に軽量で透水性に優れる上に、体積の40%程度の水を貯留できる保水性に富んでいる。そこで、本実施形態では道路に水はけの機能や水の吸い上げ機能を付与するために、資源の再利用を兼ねてクリンカアッシュを舗装体1に採用しているものである。このクリンカアッシュは、組成の大半がシリカやアルミナなどで構成されるため、骨材強度が強く、使用後(添加後)に強度の不安が無い。本実施形態では、このように排出される石炭灰のうち、特定粒径のクリンカアッシュにセメント系固化材を少なくとも混練した多孔質骨材混合物aを締め固めて使用している。混合比は、例えば1:0.14〜0.15である。混合にあたり、クリンカアッシュは高温燃焼されることから、材料中に有機物(植物の根や雑菌等)が存在せず、使用時(加工時)に混合する固化材等の反応を容易にする利点がある。
【0031】
フライアッシュもシリカやアルミナを含んでいるが、ボイラの壁面に付着するような粉状のものであり、目が細か過ぎて、セメント系固化材を混練すると目が詰まった状態で凝固し、所望の透水性や保水性が期待できないため、それよりも粒径の大きいクリンカアッシュを採用しているものである。
【0032】
クリンカアッシュは保水性や吸水性に優れる特性があるため、放置しておいても水分を含む。しかし、水分を含むとセメント系固化材と混練するときに固まって目が塞がった状態になり、水分が少ないと固化が不十分となって強度不足になる。そこで、必要な水分(清水)と混和材を投入しつつ、目を詰まらせずにセメント系固化材の反応を進行させて多孔質骨材混合物aを固化させる必要がある。
【0033】
この場合の好適な実施例として、主材であるクリンカアッシュの粒度は20mm以下(但し、0.074mm以下が全体の5%以内となるようにする)、多孔質骨材混合物aの配合比(乾燥土重量比)は、主材であるクリンカアッシュ:セメント系固化材=1:0.07〜0.2とし、この多孔質骨材混合物aに清水0.18〜0.25と、混和剤(150〜200/1希釈)とを加えて使用することが極めて効果的であることを試験により確認している。
【0034】
これにより、保水性や透水性を保ちつつ必要な強度の多孔質骨材混合物aの凝固物を得ることができる。
【0035】
ただし、上記の多孔質骨材混合物aは、強度があるとはいえ、B交通などのように積載量の多い、重量の大きいトラック等が通る舗装道路に直接表層材として適用するには十分とはいい難い。すなわち、擦り減り抵抗等の強度に課題が残されており、材料の粒形状からも、これを克服するためには多量の固化材の投入、高価な混和剤による混練が必要になり、メンテナンスにも問題が多いためである。そこで、本実施形態では、表層部11に表層材としてアスファルト混合物bを敷設し、その表層直下にクリンカアッシュを用いた多孔質骨材混合物aによる中層部12を採用するという全く新たな発想に基づいて路盤1aを構成している。
【0036】
アスファルト混合物bは、水に対する透過性の高いいわゆる透水性アスファルトの一部に骨材を混合して強度を向上させた透水性アスファルト混合物を採用している。
【0037】
舗装厚に関しては、この実施形態の場合、クリンカアッシュ混合物による中層部12は100〜300mm、アスファルト混合物による表層部11は40〜50mmである。全層の舗装厚は、通常のアスファルト混合物の施工厚とほぼ同一に設定される。したがって、現状舗装(アスファルト)を撤去して路床Aを露出させ、そこに中層部12および表層部11を順次施工するだけで施工が完了し、掘削による一般土砂の排出を伴わず、掘削時に路床面を乱すことも回避して施工を行うことができる。勿論、新規に道路を施工する場合には厚みは透水性等を考慮して最適値に設定できるし、現状道路の路床を掘削せずに敷設することを常に要件とするものではない。新規施工を行う場合には後述する図3の構造等も有効である。
【0038】
また、この実施形態では、多孔質骨材混合物aからなる中層部12とその下の路床Aとの境界に半遮水膜13を配置している。この半透水膜13は、路床A上に常温で散布や混合できるアスファルト乳剤を用いたので、路床A上に上記中層部12を施工する前段階において形成され、路床Aへ向かう水を完全に遮水するのではなく、ある程度の水を透水させるように設計する。アスファルト乳剤は、常温で散布や混合が出来るため、従来の工法と比較して省エネルギー及びCO2の抑制など環境に配慮し、火災等も発生しにくいので安全性がきわめて高いものである。そして、敷設の際に、かかる半遮水膜13を、道路脇に埋設されている排水管Bの方向に2〜3°程度傾斜させるように施工し、透水しない余水分を排水管Bから排水施設Cに送り込むようにしている。
【0039】
このように構成される本実施形態の舗装体1は、多孔質材とセメント系固化材等を混合した多孔質骨材混合物aを敷設して中層部12を構成した上に、透水機能を有するアスファルト混合物bを敷設して表層部11を形成して路盤1aとしたものである。このように、表層部11に透水性機能を有したコンクリート混合物bを使用しその直下の中層部12に多孔質骨材混合物aを使用しているので、これらからなる路盤1aは保水性、透水性を有しており、上記2層11、12の下にある路床Aにも適切に水が染込むことができる。このため、乾燥時には中層部12に保水された水が表層部11を介して吸い上げられ、更に日照りが続き両層部11,12から成る路盤1aに水分の供給が無い場合においても、路床Aから水分を吸い上げ、表層部11の温度上昇を抑制することができる。それゆえ、路床Aへの水の回り込みを完全に遮断する従来の舗装体構造に比して、ヒートアイランド現象を有効に防ぐことができ、ひいてはCO2削減にも大きく寄与するものとなる。
【0040】
また、雨量が増大した場合においても、吸水性、透水性にすぐれているので表層部11の何れの場所からも水分を吸収することが出来、また何れの場所でも保水することが出来て、排水溝Bに一気に大量の水が流れ込むことが無いために、排水施設Cへの大量の水の回り込みを防ぎ、都市型水害や法面崩壊による土砂崩れ等の災害対策として極めて有効となる。本舗装体1においては、時間当たりの降水量が70mm程度であれば、表面排水の必要がなく、舗装体1の内部、更には路床Aへ透水するとともに、クリンカアッシュは体積の40%以上を保水することが可能であり、一定の雨量を超えた過水分は、余水吐の排水溝B等を一定の間隔で設置しておくことで排水することができるため、水溜りなどのように水分が表層部11に残る可能性も効果的に低減することができる。
【0041】
加えて、本実施形態の舗装体1は、多孔質骨材混合物aによる中層部12とその下の路床Aとの境界に、透水機能と遮断機能を併せ持つ半遮水膜13を形成しているので、路床Aへの行き過ぎた覆水や、逆に路盤1a上の水はけの悪さを適度に調整することができる。
【0042】
特に、半遮水膜13を排水管Bの方向に傾斜させているので、過水分の水を排水施設C等に流すように構成すると、水分を適切な量だけ路床Aに浸透させた後の余水分が傾斜に沿って排水管B方向に円滑に流れることになり、水分が表層部11に残ることもなく、一部の水は路床Aに染込み、さらに過水分の水は適切に排水されるようになる。
【0043】
このように、水はけの悪さが解消されることから、図2に示すように、道路の幅方向の中心11aから各々の両端11bまで横断勾配をつけず、表層部11に表層材であるアスファルト混合物bをフラットに敷設して道路の舗装表面を構成することができる。すなわち、図7に示す従来の道路の舗装体31では、路床Aへの水の回り込みが許されないと考えられていたため、舗装体31と路床Aとの間に油性の膜を形成して透水を遮断する構成に加え、道路の幅方向の中心31aから端部31b近くの領域mに2%程度の右下がりの横断勾配を設けるとともに、路側帯部分nに更に角度の大きい5%程度の右下がりの横断勾配をつけ、その路側帯部分nを側溝等を有するコンクリート製の街渠Dで構成して、排水施設Eから下水管Fに排水するようにしていた。中心31aから反対側では逆勾配である。このため、路側帯n付近に雨水が集中するほか、排水能力がオーバーして、路側帯nを通行する自転車や二輪車にとって危険な状態を余儀なくされるという問題があった。これに対して、図2の構成では、路盤1aが透水性に優れており、表層部11の何れの場所からも水分を吸収し、なおかつ何れの箇所においても透水するので、表層部11の路側帯n部分に図7のような勾配の街渠Dを設けなくても、排水能力をオーバーせずにポーラス管14や排水ドレーンで排水することができる。このため、路側帯n付近に雨水が集中することがなく、また路側帯nを通行する自転車や二輪車等の危険性を有効に回避することができる。これらの図において、符号101で示すものはアスファルト混合物で舗装された歩道であり、符号102で示すものは歩道101の縁部を画するコンクリート仕切体である。
【0044】
そして、上記の舗装体1は、多孔質材にクリンカアッシュを用いているので、材料を無償もしくは安価に入手して構築することができ、産業廃棄物の再利用を通じてエコロジーにも大きく貢献するものとなる。
【0045】
なお、図2の場合において、透水機能を有する表層部11を幅方向に向かって中心11aから一方の端部11bまでの間と中心11aから他方の端部11bまでの間とにそれぞれ一定の横断勾配(例えば2%程度)をつけて道路の舗装表面を構成してもよい。このように、傾斜が一定であり、且つなだらかな傾斜であると、路側帯n部分への雨水の集中が緩和され、また、路側帯nを通行する自転車や二輪車の通行障害も効果的に解消できる上に、表層部11の表面における排水を無理のない範囲でより効果的に行うことが可能となる。
【0046】
このような構造が適用される道路は、車が往来する車道のみならず、歩道にも適用することができる。
【0047】
(第2実施形態)
図3に示す舗装体2は、多孔質骨材混合物aを敷設して中層部22を形成した上に、透水機能を有した表層材である透水性アスファルト混合物bを敷設して表層部21を形成した点で、上記実施形態の路盤1aと基本的に同様の吸水機能および透水機能を有するものである。そして、この実施形態では更に、前記多孔質骨材混合物aからなる中層部22の下部に砕石路盤cを配設して第2中層部23を形成し、更にその下に混合物の含まれない多孔質材dを配設して基層部24を形成し、これらによって路盤2aを構成している。多孔質骨材混合物aはクリンカッシュにセメント系固化材を少なくとも混練したものを締め固めて使用するものであり、表装材bは透水性アスファルト混合物である。砕石路盤cには、セメントコンクリートと砕石を1:1で混合したものを用いている。混合物の含まれない多孔質材dとは、クリンカッシュの粒体そのものである。
【0048】
図3の構成例における施工厚さは、多孔質骨材混合物から成る中層部22の施工厚を100mm〜300mmの範囲で図1に示す中層部12より薄く設計し、表層部21は40mm〜50mm程度の範囲で厚く設計するなど、状況に応じた設計を行い、トータルで図1の路盤1aとほぼ同等となるようにする。混合物の含まれない多孔質材dからなる基層部24は上記の何れの層よりも厚く、例えば300mm程度に設定する。この基層部24は、予め路床Aをこれに見合う程度の深さ(300mm程度)に掘削して敷設する。このため、新規道路を施工する場合等に有効である。
【0049】
この場合も、好適な実施例として、主材であるクリンカアッシュの粒度は20mm以下(但し、0.074mm以下が全体の5%以内となるようにする)、多孔質骨材混合物aの配合比(乾燥土重量比)は、主材であるクリンカアッシュ:セメント系固化材=1:0.07〜0.2とし、この多孔質骨材混合物aに清水0.18〜0.25と、混和剤(150〜200/1希釈)とを加えて使用することが極めて効果的であることを試験により確認している。
【0050】
このように構成すると、基層部24が路床土の含水比を調整するので、路床Aが多量の水分を急激に吸水することを防止し、最深部まで浸透した雨水等が路床Aに浸入した状態で表層部21からの振動により泥濘化することで懸念される「練り返し」現象を有効に緩和させることができる。路盤2aは砕石路盤cに支持されるので、透水性および強度を保った上で上記の最深部の多孔質材dからなる基層部24を有効に形成することが可能である。
【0051】
(本発明の舗装体の他の適用例1)
図4に示す舗装体4は、駐車場の路盤を構成するために本発明を適用した例であり、多孔質材であるクリンカアッシュとセメント系固化材とを少なくとも混合した多孔質骨材混合物aを敷設して中層部42を形成した上に、透水機能を有した表層材bからなる表層部41を形成するとともに、前記多孔質骨材混合物aからなる中層部42の下部に砕石路盤cからなる基層部43を形成して、これらにより吸水性および透水性を有する路盤4aを構成し、この路盤4aとその下の路床Aとの間に存する排水路44に余水を透水させ、その水を貯水槽Gに導くようにしたものである。
【0052】
通常の駐車場において、降雨は表面排水により場内の排水路等を経緯して外部(公共下水道)に処理されている。このような駐車場に舗装体4を使用すると、透水性、保水性に優れているので、過水分を下水道に流さずに、駐車場の下に上記のような貯水槽Gを設け、その貯水槽Gに貯水させれば、この貯水槽Gに溜められた水を店舗内のトイレや植え込みの散水用として再利用することができる。直設置する貯水槽Gの規模は、少なくとも現行の下水道への直接処理分のうち80%以上を貯水できる能力が必要である。設備としては、駐車場内の適切な場所に散水栓を設け、夏季等に気温が高く、水分の蒸散が激しい場合には同貯水槽Gに溜められた水を舗装体4に散水できるようにするとよい。大型レジャー施設やショッピングモールなどの駐車場であれば、広い面積を有する表層41の表面温度を低下させることで、ヒートアイランド現象を緩和させることができ、また貯水槽Gを通じて雨水を再利用することで資源の節約になる一方で、大雨時の災害を防ぐことも可能となる。
【0053】
(本発明の舗装体の他の適用例2)
図5に示す舗装体5は、電車のプラットホームに本発明を適用した例を示すもので、既設コンクリート床版A´上にクリンカアッシュを用いた多孔質混合物aを敷設して中層部52を形成し、その上に、表層材として透水性平板ブロックb´を敷設して表層部51を形成し、これらにより吸水性および透水性を有する路盤5aとしたものである。既設コンクリート床版A´はその下の基礎部Zに対してオーバーハングしているため、路盤5aを透水した余水はそのオーバーハング部分から下方に吐水される。
【0054】
電車のホーム上は外気温、列車本体の蓄熱等の影響により、夏季においては直射熱を遮る場所にも係らず、温度が上昇するが、保水性、透水性を有するこの舗装体5にすることで周辺の温度上昇を抑制することができる。
【0055】
電車ホームは屋外で屋根が設置され、直射日光を浴びたり直接降雨にさらされる等は少ないが、夏季において太陽光を浴びた屋根が蓄熱することや、電車本体が熱を帯びていることで、ホーム上の温度の上昇を抑えることは難しい。そこで、足元であるホームに図示のような優れた保水性、透水性を有した舗装体5を構築することで、表層部51の熱が本舗装体5に保水した水分を蒸散させる際に気化熱が周辺温度を奪う特性を利用して、ホーム全体の温度の上昇を抑止することができる。
【0056】
この場合、好適な実施例として、主材であるクリンカアッシュの粒度は20mm以下(但し、0.074mm以下が全体の5%以内となるようにする)、多孔質骨材混合物aの配合比(乾燥土重量比)は、主材であるクリンカアッシュ:セメント系固化材=1:0.10〜0.20とし、この多孔質骨材混合物aに清水0.18〜0.25と、混和剤(150〜200/1希釈)とを加えて使用することが極めて効果的である。
【0057】
(本発明に使用する多孔質骨材混合物の他の適用例)
なお、上記の排水施設C、Eや貯水槽Gのような大型のコンクリート構造物Xを構築する際には、図6に示すように、多孔質骨材混合物aを用いて型枠200を構成することが有効である。
【0058】
すなわち、コンクリート構造物Xなどの躯体作成時において、コンクリート構造物を作る際には、通常、生コンクリートのスランプ値を図るなど手間がかかる。また、スランプ値が大きければコンクリート構造物Xの十分な強度が保たれない。さらに通常は型枠が木であることからその木屑がコンクリート構造物Xの中に混ざりこみ、強度に影響をおよぼすことになる。そこで、上記と同様に多孔質材であるクリンカアッシュにセメント系固化材を混練して多孔質骨材混合物aを生成し、これに混和剤、清水等を混練して、厚さ30〜50mmの板状に成形する。これを、コンクリート構造物Xの型枠200に使用し、内側にコンクリートを打設後に、支保工300のみを取り外し、型枠200ごと埋め戻す。
【0059】
この場合の好適な実施例として、クリンカアッシュの粒度は0.074mm〜25mm、多孔質骨材混合物aの配合比(乾燥土重量比)は、主材であるクリンカアッシュ:セメント系固化材=1:0.15〜0.25とし、この多孔質骨材混合物aに清水0.18〜0.25と、混和剤(150〜200/1希釈)とを加え、荷重(1000kg以上)を掛けて成形することが極めて効果的であることを試験により確認している。
【0060】
同型枠200は、優れた透水性と同時に吸水性も有しており、生コンクリート打設中に発生する余水を外部に吐き出すとともに、保水機能により、硬化に必要な水分を型枠200の内部に止めておき、コンクリートの硬化時の反応熱に応じて、徐々に内部に供給することで、コンクリート構造物Xの硬度を確かなものにすることができる。また、強アルカリ水であるブリーディング水は、生コンクリート打設時には、その処理に硫酸で中和する等、困窮するが、その大半を型枠200の内部にとどめてしまう事で、その懸念は解消される。
【0061】
木製パネルを型枠に使用した場合は、ゴミの発生や、コンクリート打設時に構造物内部に発生したゴミが混ざることがあり、構造物の強度等に影響を及ぼすおそれがあるが、上記の型枠を使用すればこれを抑止することができる。
【0062】
また、強度を持ちながらも、加工が容易であるために、作業効率も向上する。
【0063】
生コンクリートのスランプも、通常の8程度のものが、12以上の粘度に設定でき、流動性が良くなることで、打設の作業効率も大幅に向上し、パネルにブリーディング水が充填されるので、高粘度の生コンクリートを打設した際にみられる、ジャンカ(豆板)の発生もなくなる。
【0064】
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、例えば多孔質材はクリンカアッシュ以外にも透水性と保水性、強度を備えるものがあればこれに代替することができるなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0065】
以上に詳述した本発明によれば、舗装体が保水性、透水性を持ち合わせた材料で形成されており、保水とともに路床にも適切に水が染込むことができるため、乾燥時には保水し水を吸い上げ、さらに日照りなどで長期にわたり路盤に水分の供給が無い場合においても、路床から水分を吸い上げ、表層の温度上昇を抑制することが可能となる。また表層のアスファルトの何れの場所からも水分を吸収することが出来、また何れの場所でも保水することが出来るため、水はけがよく、水溜り等を生じさせない構造にできるとともに、集中降雨時などには排水溝に一気に大量の水が流れ込むことが無くなり、配水管への大量の水の回り込みを防ぐことが可能になる舗装体を提供することが可能となる。
Claims (5)
- 多孔質材とセメント系固化材とを混合した多孔質骨材混合物を敷設した上に、透水機能を有した表層材を敷設し、前記多孔質骨材混合物とその下の路床との境界に、透水機能と遮断機能を併せ持つ半遮水膜を形成したことを特徴とする舗装体。
- 排水管の方向に半遮水膜を傾斜させた請求項1記載の舗装体。
- 多孔質材にセメント系固化材等を混合した多孔質骨材混合物を敷設した上に、透水機能を有した表層材を敷設し、前記多孔質骨材混合物の下部に砕石路盤を敷設し、更にその下に固化材等の混合物の含まれない多孔質材を配設していることを特徴とする舗装体。
- 請求項3記載の舗装体の施工方法であって、固化材等の混合物の含まれない多孔質材からなる基層部、砕石路盤からなる第2中層部、多孔質骨材混合物からなる中層部、透水機能を有した表層材からなる表層部を順次下から上に施工することを特徴とする舗装体の施工方法。
- 基礎部に対してオーバーハングしたコンクリート床版上に多孔質材とセメント系固化材とを混合した多孔質混合物を敷設して中層部を形成し、その上に、表層材を敷設して表層部を形成し、これらにより電車のホームに吸水性および透水性を有する路盤を構成することを特徴とする舗装体。
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