JP5258121B2 - 半導体の製造方法 - Google Patents

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本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に柱状半導体層を有し、その側壁をチャネル領域とし、ゲート電極がチャネル領域を取り囲むように形成された縦型MOSトランジスタであるSGT(Surrounding Gate Transistor)の製造方法に関する。
半導体装置の高集積化や高性能化を実現するため、半導体基板の表面に柱状半導体層を形成し、その側壁に柱状半導体層を取り囲むように形成されたゲートを有する縦型ゲートトランジスタであるSGT(Surrounding Gate Transistor)が提案された(例えば、特許文献1:特開平2−188966)。SGTではドレイン、ゲート、ソースが垂直方向に配置されるため、従来のプレーナー型トランジスタに比べて占有面積を大幅に縮小することができる。
特許文献1のSGTを用いて構成されたCMOSインバーターの平面図を図20(a)に、図20(a)の平面図におけるA−A’のカットラインの断面構造を図20(b)に示す。
図20(a)、(b)より、Si基板301上にNウェル302およびPウェル303が形成され、Si基板表面にはNウェル領域にPMOSを形成する柱状シリコン層305が形成され、Pウェル領域にNMOSを形成する柱状シリコン層306が形成され、それぞれの柱状シリコン層を取り囲むようにゲート308が形成される。PMOSを形成する柱状半導体の下部に形成されるP+ドレイン拡散層310およびNMOSを形成する柱状半導体の下部に形成されるN+ドレイン拡散層312は出力端子Voutに接続され、PMOSを形成する柱状シリコン層上部に形成されるソース拡散層309は電源電位Vccに接続され、NMOSを形成する柱状シリコン層上部に形成されるソース拡散層311は接地電位Vssに接続され、PMOSとNMOSの共通のゲート308は入力端子Vinに接続されることによりCMOSインバーターを形成する。
SGTの製造方法の一例として非特許文献1にプロセスフローが示されている。非特許文献1のSGTの柱状シリコン層およびゲート電極形成プロセスフローの概要を図21に示す。以下にこのプロセスフローについて説明する。図21(a)に示したシリコン基板を用いて、図21(b)に示すように、シリコン基板402をエッチングすることにより、柱状シリコン層403を形成する。図21(c)に示すように、ゲート絶縁膜404を成膜する。図21(d)に示すように、ゲート導電膜405を成膜する。図21(e)に示すように、ゲート導電膜405および柱状シリコン層上部のゲート絶縁膜404をCMPにて研磨する。図21(f)に示すように、ゲート導電膜405をエッチバックして、所望のゲート長になるように柱状シリコン層を囲むゲート導電膜405を加工する。図21(g)に示すように、リソグラフィーによりゲート配線パターンのレジスト405を形成する。図21(h)に示すように、ゲート導電膜405をエッチングして、ゲート電極およびゲート配線を形成する。
しかしながら、図21に示したSGTの製造方法においては、以下のような問題がある。
第1に、上記プロセスフローにおいては、柱状シリコン層のドライエッチングはプラズマ発光強度の変動をモニターすることによる終点検出方法を用いることができないため時間指定のエッチング条件を用いないといけない。この場合、柱状シリコン層の高さは作業時の装置のエッチングレートの影響をそのまま受けることになるので非常に大きく変動することになる。SGTにおいては、柱状シリコン層の高さの変動はそのままチャネル長の変動に影響するため、トランジスタ特性の変動が非常に大きくなってしまう。
第2に、上記プロセスフローにおいては、ゲート電極のドライエッチングについてもプラズマ発光強度の変動をモニターすることによる終点検出方法を用いることができないため時間指定のエッチング条件を用いないといけない。この場合、ゲート長は作業時の装置のエッチングレートの影響をそのまま受けることになるので非常に大きく変動することになる。ゲート長が変動すれば、当然トランジスタ特性の変動が非常に大きくなってしまう。
したがって、上記のSGTの製造方法においては、柱状半導体層の高さやゲート長は作業時のエッチングレートの影響を大きく受けるため、ウェハー毎、ロット毎のトランジスタ特性の変動を小さく抑えることは非常に困難である。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので、柱状半導体層を形成するためのドライエッチング及びゲート長の決めるためのドライエッチングにおいてプラズマ発光をモニターすることによる終点検出方法を用いることにより、柱状半導体層の高さ及びゲート長を安定して製造することを目的とする。
特開平2−188966号公報 Ruigang Li et al.、"50nm Vertical Surrounding Gate MOSFET with S−factor of 75mv/dec"、Device Reserch Conference、2001年、p.63
柱状半導体層の高さを安定させて半導体装置を製造するために、本発明によれば、ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板上に第1の保護膜が配置され、前記第1の保護膜の上に第1の保護膜とは異なるプラズマ発光特性を有する第2の保護膜が配置され、前記第1の保護膜及び前記第2の保護膜は半導体基板上に柱状にパターニングされており、
前記第1の保護膜及び前記第2の保護膜をマスクとして、前記半導体基板をエッチングし、前記半導体基板の一部を柱状半導体層として形成し、
前記エッチング時に、前記第2の保護膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記第2の保護膜のエッチングが終了するときのプラズマ発光強度の変化を検出することにより、前記柱状半導体層のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、本発明の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第2の保護膜はポリシリコンまたはアモルファスシリコンである。
また、ゲート長を安定させて半導体装置を製造するために、本発明によれば、ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板の表面に柱状半導体層が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されており、
前記方法は、
前記絶縁膜の表面を覆うように第1のゲート導電体を成膜する工程と、
前記第1のゲート導電体の表面に前記第1のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第2のゲート導電体を成膜する工程と、
前記第1のゲート導電体及び前記第2のゲート導電体の上部を平坦化する工程と、
第1のゲート導電体及び第2のゲート導電体を異方的にエッチングする工程を含み、
前記エッチング時に第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記第2のゲート導電体のエッチングが終了するときのプラズマ発光強度の変化を検出することにより、ゲート導電体のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、ゲート長を安定させて半導体装置を製造するために、本発明の別の方法によれば、ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板の表面に柱状半導体層が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されており、
前記方法は、
前記絶縁膜の表面を覆うように第1のゲート導電体を成膜する工程と、
前記第1のゲート導電体の表面に前記第1のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第2のゲート導電体を成膜する工程と、
前記第2のゲート導電体の表面に前記第2のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第3のゲート導電体を成膜する工程と、
前記第1のゲート導電体、前記第2のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体の上部を平坦化する工程と、
前記第1のゲート導電体、前記第2のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体を異方的にエッチングする工程とを含み、
前記第2のゲート導電体は、前記第1のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体より薄く成膜されており、前記エッチング時に前記第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターして、前記第2のゲート導電膜のエッチングが終了するときのプラズマ発光強度の変化を検出することにより、ゲート導電体のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、本発明の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第1のゲート導電膜と第3のゲート導電膜が同一の膜で形成される。
また、本発明の別の好ましい態様では、前記柱状半導体層の上部には第3の保護膜が形成される。
〔発明の実施の形態〕
以下に、柱状シリコン層及びゲート電極のドライエッチングにおいてプラズマ発光強度をモニターすることによって、終点検出が可能なSGTの製造方法を示す。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態においては、柱状シリコン層をドライエッチングにて形成するときに、プラズマ発光強度モニターによる終点検出方法を用いて正確に柱状シリコン層のエッチング量を制御する方法を提供する。
図1に本発明が対象とするSGTの平面図(a)及びA−A’における断面図(b)を示す。以下に図1を参照して、本実施例に用いたNMOS SGTについて説明する。
シリコン基板101上に柱状シリコン層102が形成され、柱状シリコン層102の周囲にゲート絶縁膜105およびゲート電極106aが形成されている。柱状シリコン層102の下部にはN+ドレイン拡散層103が形成され、柱状シリコン層102の上部にはN+ソース拡散層104が形成されている。N+ドレイン拡散層103上にはコンタクト107が形成され、N+ソース拡散層104上にはコンタクト108が形成され、ゲート電極106aより延在するゲート配線106b上にはコンタクト109が形成されている。
N+ソース拡散層104をGND電位に接続し、N+ドレイン拡散層103をVcc電位に接続し、ゲート電極106aに0〜Vccの電位を与えることにより上記SGTはトランジスタ動作を行う。なお、実際には上記のソース拡散層とドレイン拡散層は入れ替った状態で動作することもある。
図2から図5に上記の正確な柱状シリコン層のエッチングを可能にする製造方法の一例を示す。各図において(a)は平面図、(b)はA−A’の断面図を示している。
図2に示されるように、シリコン基板101上に、シリコン基板とハードマスクとの応力を緩和するためパッド酸化膜115を成膜し、続いて第1のハードマスクであるシリコン窒化膜110を成膜し、続いて第2のハードマスクであるシリコンゲルマニウム111を成膜する。
図3に示されるように、柱状シリコン層のマスクを用いてリソグラフィーによりレジストをパターニングし、ドライエッチングによりパッド酸化膜115、第1のハードマスク110及び第2のハードマスク111をパターニングする。
図4に示されるように、第1のハードマスク110及び第2のハードマスク111をマスクとして、柱状シリコン層102をドライエッチングにより形成する。図はエッチング中における構造を示している。エッチング中においては、シリコン基板をエッチングすることにより、柱状シリコン層が形成されるが、同時に、第2のハードマスク111であるシリコンゲルマニウムもほぼ同一のエッチングレートでエッチングされる。エッチングを進めていき、第2のハードマスクの一部がすべてエッチングされ始めると、ゲルマニウムからのプラズマ発光強度が減少するため、終点を検出することができる。図6(a)にゲルマニウムからのプラズマ発光特性の模式図を示す。図のStartにおいて、エッチングが開始されると、ゲルマニウムからの発光強度が急激に強くなる。図のA1において、第2のハードマスクであるシリコンゲルマニウムがエッチングされ、残りが僅かとなると、ゲルマニウムからのプラズマ発光強度が減少し始める。この発光強度の減少をモニターすることによって、終点検出を行うことができる。また、柱状シリコン層と第2のハードマスクのエッチングレートが異なる場合においても、柱状シリコン層が所望の高さにエッチングされる前に第2のハードマスクにより終点が検出されれば問題ない。
第2のハードマスクがシリコンゲルマニウムではなく、ポリシリコンである場合にも同様の終点検出を行うことが可能である。この場合には、シリコンのプラズマ発光強度をモニターすることによって、終点検出することができる。このときのプラズマ発光特性の模式図を図6(b)に示す。図のStartにおいて、エッチングが開始されると、シリコンからの発光強度が急激に強くなる。図のA2において、第2のハードマスクのポリシリコンがエッチングされ、残りが僅かになると、エッチングされるシリコンの量が第2のハードマスクの分だけ減少するため、シリコンからのプラズマ発光強度もその分減少する。このシリコンからの発光強度の減少をモニターすることによって、終点検出を行うことができる。
図5に示されるように、ドライエッチング後においては、第2のハードマスクはすべてエッチングされており、柱状シリコン層102が形成される。また、柱状シリコン層102の上部は第1のハードマスク110によりエッチングから保護される。所望の高さの柱状シリコン層を得るためには、終点検出されてから作業時のエッチングレートを考慮して算出された特定の時間だけエッチングを続ければよい。
第2のハードマスクとしてシリコンゲルマニウム及びポリシリコンの場合を示したが、これ以外にも、上記の方法で終点検出が可能であれば、アモルファスシリコンなど他の膜でもよい。また、第1のハードマスクとしてシリコン窒化膜の場合を示したが、これ以外にも、エッチングから柱状シリコン層上部を保護できる膜であれば、他の膜でもよい。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態においては、ゲート電極をドライエッチングにて形成するときに、プラズマ発光強度モニターによる終点検出方法を用いて正確にゲート電極のエッチング量を制御する方法を提供する。本実施例においても、図1に示したSGTの構造を用いる。
図7から図14に上記の正確なゲート電極のエッチングを用いてSGTを製造する方法の一例を示す。各図において(a)は平面図、(b)はA−A’の断面図を示している。
図7は、ゲート導電膜成膜前の形状を示す。柱状シリコン層下部の拡散層に不純物注入等によりN+拡散層103を形成する。
図8に示されるように、ゲート絶縁膜105を成膜する。続いて、ゲート絶縁膜105を覆うように、第1のゲート導電膜106として例えばポリシリコンを所望のゲート長より厚い膜厚分だけ成膜する。続いて、第2のゲート導電膜112として例えばシリコンゲルマニウムを第1のゲート導電膜106を覆うように成膜する。このようにゲート絶縁膜105、第1のゲート導電膜106及び第2のゲート導電膜112を、柱状シリコン層102を埋め込むように順に成膜する。
図9に示されるように、CMPにより柱状シリコン層上部のゲート導電膜(106、112)およびゲート絶縁膜105を研磨し、ゲート導電膜の上面を平坦化する。ゲート導電膜の上部をCMPによって平坦化することにより、ゲート導電膜の上部が平坦化されるためゲート長の制御が容易になる。CMPにおいては、柱状シリコン層上部の第1のハードマスク110をCMPのストッパーとして使用する。第1のハードマスクとして、例えばシリコン窒化膜を用いることにより、ゲート導電膜との選択比を大きく取れるため、再現性よくCMP研磨量を制御することができる。
図10に示されるように、ゲート導電膜(106、112)をエッチバックすることによりゲート長を決める。図はエッチング中における構造を示している。エッチング中においては、第1のゲート導電膜106であるポリシリコン及び第2のゲート導電膜112であるシリコンゲルマニウムは同一のレートでエッチングされることが望ましい。
エッチングを進めていき、第1のゲート導電膜106と第2のゲート導電膜112の垂直方向の境界部付近までエッチングが進行し、第2の導電膜112であるシリコンゲルマニウムが残り僅かとなってくると、ゲルマニウムからのプラズマ発光強度が減少し始めるため、終点を検出することができる。この場合も、図6(a)と同様のプラズマ発光特性を示す。上述のように、本発明に係るエッチングの終点検出は、第1のゲート導電膜106と第2の導電膜112の垂直方向の境界位置を検出するものである。
また、このときに柱状シリコン層上部の第1のハードマスク110により柱状シリコン層がエッチングから保護される。
なお、柱状シリコン層下部の拡散層と素子分離との間に段差が生じる場合には、第1のゲート導電膜106と第2の導電膜112の垂直方向の境界位置は複数個所存在することもある。この場合には、エンドポイント検出のアルゴリズムの設定を調整することにより、初めに露出する境界位置においてエンドポイントを検出することもできるし、その後に露出する境界位置においてエンドポイントを検出することもできる。
ゲート導電体が金属の場合には、第1の導電体として例えば窒化タンタルを用い、第2の導電体として例えば窒化チタンを用いることによって同様の終点検出を行うことができる。また、第2の導電体の代わりにシリコン酸化膜などの絶縁膜でも使用することも可能である。これ以外にも第1と第2の導電体のプラズマ発光特性が異なるように各々の導電体の材料を選定することにより、上記の方法で終点検出が可能であれば、他の膜でもよい。
図11に示されるように、ドライエッチング後においては、柱状シリコン層を囲むゲート電極部の第2のゲート導電膜112はすべてエッチングされており、第1のゲート導電膜106によりゲート電極が形成される。したがって、ゲート導電膜106は最終的なゲート長より厚く成膜しておく必要がある。
図12に示されるように、パッド酸化膜115及び第1のハードマスクをドライエッチまたはウェットエッチにより除去する。続いて、ゲート電極をパターニングすることにより、柱状シリコン層を囲むゲート電極とコンタクト等を形成するゲート配線を形成する。
図13に示されるように、不純物注入等により柱状シリコン層上部の拡散層104を形成する。
図14に示されるように、層間膜を成膜して、コンタクト(107、108、109)を形成することによりトランジスタが形成される。
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態においては、ゲート電極をドライエッチングにて形成するときに、プラズマ発光強度モニターによる終点検出方法を用いて正確にゲート電極のエッチング量を制御する別の方法を提供する。本実施例においても、図1に示したSGTの構造を用いる。
図15にゲート導電膜成膜後の断面構造を示す。本実施例においては、ゲート導電膜は第1のゲート導電膜、第2のゲート導電膜及び第3のゲート導電膜よりなる。第1のゲート導電膜206として例えばポリシリコンを所望のゲート長より厚い膜厚分だけ成膜し、第2のゲート導電膜212として例えばシリコンゲルマニウムを第1のゲート導電膜206を覆うように薄く成膜し、第2のゲート導電膜より厚い第3のゲート導電膜213として例えばポリシリコンを第2のゲート導電膜212を覆うように成膜する。このように、第1のゲート導電膜206、第2のゲート導電膜212及び第3のゲート導電膜213を、柱状シリコン層202を埋め込むように順に成膜する。
図16に示されるように、CMPにより柱状シリコン層上部のゲート導電膜およびゲート絶縁膜を研磨し、ゲート導電膜の上面を平坦化する。ゲート導電膜の上部をCMPによって平坦化することにより、ゲート導電膜の上部が平坦化されるためゲート長の制御が容易になる。CMPにおいては、柱状シリコン層上部の第1のハードマスク210をCMPのストッパーとして使用する。第1のハードマスク210として、例えばシリコン窒化膜を用いることにより、ゲート導電膜との選択比を大きく取れるため、再現性よくCMP研磨量を制御することができる。
図17に示されるように、ゲート導電膜をエッチバックすることによりゲート長を決める。図はエッチング中における構造を示している。エッチング中においては、第1のゲート導電膜206であるポリシリコン、第2のゲート導電膜212であるシリコンゲルマニウム及び第3のゲート導電膜213であるポリシリコンは同一のレートでエッチングされることが望ましい。
エッチングを進めていき、第2の導電膜212であるシリコンゲルマニウムの少なくとも一部が表面に露出する時点で、ゲルマニウムからのプラズマ発光強度が増加し始めるため、終点を検出することができる。この場合のプラズマ発光特性の模式図を図19に示す。図のStartにおいて、エッチングが開始直後には第2のゲート導電膜212であるシリコンゲルマニウムからの発光は非常に弱い。シリコンゲルマニウムが表面に露出し始めると、発光強度が増加し始める。シリコンゲルマニウムがエッチングされ、残りが僅かとなると、プラズマ発光強度が再び減少する。図のA3における発光強度の増加をモニターすることによって、終点検出を行うことができる。
なお、柱状シリコン層下部の拡散層と素子分離との間に段差が生じる場合には、第1のゲート導電膜106と第2の導電膜112の垂直方向の境界位置は複数個所存在することもある。この場合には、エンドポイント検出のアルゴリズムを設定を変更することにより、初めに露出する境界位置においてエンドポイントを検出することもできるし、その後に露出する境界位置においてエンドポイントを検出することもできる。
図18に示されるように、ドライエッチング後においては、柱状シリコン層を囲むゲート電極部の第2のゲート導電膜及び第3のゲート導電膜はすべてエッチングされており、第1のゲート導電膜によりゲート電極が形成される。このとき、ゲート導電膜206は最終的なゲート長より厚く成膜しておく必要がある。
第2のゲート導電膜としてシリコンゲルマニウムの場合を示したが、第2の導電膜の代わりにシリコン酸化膜などの絶縁膜でも使用することができる。また、ゲート導電体が金属の場合には、第1のゲート導電膜として例えば窒化タンタルを用い、第2のゲート導電膜として例えば窒化チタンを用い、第3のゲート導電膜として窒化タンタルを用いることによって同様の終点検出を行うことができる。これ以外にも上記の方法でプラズマ発光特性を用いた終点検出が可能であれば、他の膜でもよい。
上記のように本発明の製造方法によれば、SGTにおける柱状半導体層及びゲート電極を形成するためのドライエッチングにおいて終点検出を用いてエッチング量を制御することが可能であるため、柱状半導体層の高さ及びゲート長を安定して製造することができる。この結果、安定した特性を持つSGTを製造することができる。
本発明のSGTの平面図及び断面図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明を用いた場合のプラズマ発光特性を示す図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明を用いた場合のプラズマ発光特性を示す図である。 従来のSGTの平面図及び断面図である。 従来のSGTの製造方法を示す図である。
符号の説明
101、201:シリコン基板
102、202:柱状シリコン層
103、203:下部の拡散層
104、204:上部の拡散層
105、205:ゲート絶縁膜
106、206:第1のゲート導電膜
106a:ゲート電極
106b:ゲート配線
107、108、109:コンタクト
110、210:第1のハードマスク
111:第2のハードマスク
112、212:第2のゲート導電膜
115、215:パッド酸化膜
213:第3のゲート導電膜
301:シリコン基板
302:Nウェル
303:Pウェル
305:PMOS柱状シリコン層
306:NMOS柱状シリコン層
308:ゲート
309:P+ソース拡散層
310:P+ドレイン拡散層
311:N+ソース拡散層
312:N+ドレイン拡散層
402:シリコン基板
403:柱状シリコン層
404:ゲート絶縁膜
405:ゲート導電膜
406:レジスト

Claims (3)

  1. ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
    半導体基板の表面に柱状半導体層が配置され、前記柱状半導体層上部に第3の保護膜が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されており、
    前記方法は、
    前記絶縁膜の表面を覆うように第1のゲート導電体を成膜する工程と、
    前記第1のゲート導電体の表面に前記第1のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第2のゲート導電体を成膜する工程と、
    前記第1のゲート導電体及び前記第2のゲート導電体の上部をCMPにより平坦化し、第3の保護膜をCMPのストッパーとして使用する工程と、
    第1のゲート導電体及び第2のゲート導電体を異方的にエッチングする工程を含み、
    前記エッチング時に第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記第2のゲート導電体のエッチングが終了するときのプラズマ発光強度の変化を検出することにより、ゲート導電体のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
    半導体基板の表面に柱状半導体層が配置され、前記柱状半導体層上部に第3の保護膜が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されており、
    前記方法は、
    前記絶縁膜の表面を覆うように第1のゲート導電体を成膜する工程と、
    前記第1のゲート導電体の表面に前記第1のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第2のゲート導電体を成膜する工程と、
    前記第2のゲート導電体の表面に前記第2のゲート導電体とは異なるプラズマ発光特性を有する第3のゲート導電体を成膜する工程と、
    前記第1のゲート導電体、前記第2のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体の上部をCMPにより平坦化し、第3の保護膜をCMPのストッパーとして使用する工程と、
    前記第1のゲート導電体、前記第2のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体を異方的にエッチングする工程とを含み、
    前記第2のゲート導電体は、前記第1のゲート導電体及び前記第3のゲート導電体より薄く成膜されており、前記エッチング時に前記第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターして、前記第2のゲート導電膜のエッチングが終了するときのプラズマ発光強度の変化を検出することにより、ゲート導電体のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1のゲート導電膜と第3のゲート導電膜が同一の膜で形成されていることを特徴する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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