JP4735876B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に柱状半導体層を有し、その側壁をチャネル領域とし、ゲート電極がチャネル領域を取り囲むように形成された縦型MOSトランジスタであるSGT(Surrounding Gate Transistor)の構造およびその製造方法に関する。
半導体装置の高集積化や高性能化を実現するため、半導体基板の表面に柱状半導体層を形成し、その側壁に柱状半導体層を取り囲むように形成されたゲートを有する縦型ゲートトランジスタであるSGT(Surrounding Gate Transistor)が提案された(例えば、特許文献1:特開平2−188966)。SGTではドレイン、ゲート、ソースが垂直方向に配置されるため、従来のプレーナー型トランジスタに比べて占有面積を大幅に縮小することができる。
特許文献1のSGTを用いて構成されたCMOSインバーターの平面図を図22(a)に、図22(a)の平面図におけるA−A’のカットラインの断面構造を図22(b)に示す。
図22(a)、(b)より、Si基板301上にNウェル302およびPウェル303が形成され、Si基板表面にはNウェル領域にPMOSを形成する柱状シリコン層305が形成され、Pウェル領域にNMOSを形成する柱状シリコン層306が形成され、それぞれの柱状シリコン層を取り囲むようにゲート308が形成される。PMOSを形成する柱状半導体の下部に形成されるP+ドレイン拡散層310およびNMOSを形成する柱状半導体の下部に形成されるN+ドレイン拡散層312は出力端子Voutに接続され、PMOSを形成する柱状シリコン層上部に形成されるソース拡散層309は電源電位Vccに接続され、NMOSを形成する柱状シリコン層上部に形成されるソース拡散層311は接地電位Vssに接続され、PMOSとNMOSの共通のゲート308は入力端子Vinに接続されることによりCMOSインバーターを形成する。
SGTの製造方法の一例として非特許文献1にプロセスフローが示されている。非特許文献1のSGTの柱状シリコン層およびゲート電極形成プロセスフローの概要を図23に示す。以下にこのプロセスフローについて説明する。図23(a)に示したシリコン基板を用いて、図23(b)に示すように、シリコン基板402をエッチングすることにより、柱状シリコン層403を形成する。図23(c)に示すように、ゲート絶縁膜404を成膜する。図23(d)に示すように、ゲート導電膜405を成膜する。図23(e)に示すように、ゲート導電膜405および柱状シリコン層上部のゲート絶縁膜404をCMPにて研磨する。図23(f)に示すように、ゲート導電膜405をエッチバックして、所望のゲート長になるように柱状シリコン層を囲むゲート導電膜405を加工する。図23(g)に示すように、リソグラフィーによりゲート配線パターンのレジスト406を形成する。図23(h)に示すように、ゲート導電膜405をエッチングして、ゲート電極およびゲート配線を形成する。
特開平2−188966号公報
Ruigang Li et al.、"50nm Vertical Surrounding Gate MOSFET with S−factor of 75mv/dec"、Device Reserch Conference、2001年、p.63
しかしながら、図21に示したSGTの製造方法においては、以下のような問題がある。
上記プロセスフローにおいては、ゲート電極のドライエッチングにおいてプラズマ発光強度の変動をモニターすることによる終点検出方法を用いることができないため時間指定のエッチングを用いないといけない。この場合、ゲート長は作業時の装置のエッチングレートのロット毎、ウェハー毎の変動の影響をそのまま受けることになるのでゲート長のばらつきは非常に大きくなる。ゲート長のばらつきが大きくなれば、当然トランジスタ特性のばらつきも大きくなってしまう。
したがって、SGTの特性ばらつきを小さくするためには、ゲート長のエッチングにおいてロット毎、ウェハー毎のエッチングレートの変動を吸収することができる終点検出を用いることが必須である。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたもので、ゲート長の決めるためのドライエッチングにおいてプラズマ発光をモニターすることによる終点検出方法を用いることにより、ゲート長を安定して製造することを目的とする。
本発明の一つの特徴によれば、ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板の表面に柱状半導体層が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されており、
前記方法は、
前記柱状半導体層上に形成されたハードマスク及び前記柱状半導体層の表面を覆うように第1のゲート導電膜を成膜する工程と、
前記ハードマスクをストッパーとして用いて前記第1のゲート導電膜の上部を平坦化する工程と、
平坦化された前記第1のゲート導電膜の表面上に第2のゲート導電膜を成膜する工程と、
前記第2のゲート導電膜を異方的にエッチングする工程と、
前記エッチング時に第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記プラズマ発光強度の変化から前記第2のゲート導電膜のエッチングの終点を検出する工程と、
前記第1のゲート導電膜を異方的にエッチングする工程とを含み、
前記第2のゲート導電膜のエッチングの開始から終了までに要した時間と第2のゲート導電膜の膜厚とから算出される第2のゲート導電膜のエッチングレートと、前記第1のゲート導電膜と前記第2のゲート導電膜とのエッチングレートの相対比とを用いて、前記第1のゲート導電膜のエッチングレートを特定することにより、前記第1のゲート導電膜のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が共にポリシリコンである。また、本発明の別の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が同一の金属膜である。また、本発明のさらに別の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が異なる金属膜である。
本発明の別の特徴によれば、ソース拡散層、ドレイン拡散層及び柱状半導体層が基板上に垂直方向に階層的に配置され、前記柱状半導体層の側壁にゲートが配置される半導体装置を製造する方法であって、
半導体基板の表面に柱状半導体層が配置されており、
前記方法は、
前記柱状半導体層上に形成されたハードマスク及び前記柱状半導体層の表面を覆うように第1の絶縁膜を成膜する工程と、
前記ハードマスクをストッパーとして用いて前記第1の絶縁膜の上部を平坦化する工程と、
平坦化された前記第1の絶縁膜の表面上に第2の絶縁膜を成膜する工程と、
前記第2の絶縁膜を異方的にエッチングする工程と、
前記エッチング時に第2の絶縁膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記プラズマ発光強度の変化から前記第2の絶縁膜のエッチングの終点を検出する工程と、
前記第1の絶縁膜を異方的にエッチングする工程とを含み、
前記第2の絶縁膜のエッチングの開始から終了までに要した時間と第2の絶縁膜の膜厚とから算出される第2の絶縁膜のエッチングレートと、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とのエッチングレートの相対比とを用いて、第1の絶縁膜のエッチングレートを特定することにより、第1の絶縁膜のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の好ましい態様では、前記半導体装置の製造方法において、前記第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜が共にシリコン酸化膜である。
本発明のSGTの平面図及び断面図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明を用いた場合のプラズマ発光特性を示す図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明のSGTの平面図及び断面図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 本発明の製造方法を工程順に示す工程図である。 従来のSGTの平面図及び断面図である。 従来のSGTの製造方法を示す図である。
以下に、ゲート電極のドライエッチングにおいてプラズマ発光強度をモニターすることによって、終点検出が可能なSGTの製造方法を示す。
本発明の実施例1においては、ゲート電極をドライエッチングにて形成するときに、プラズマ発光強度モニターによる終点検出方法を用いて正確にゲート電極のエッチング量を制御する方法を提供する。
図1に本発明が対象とするSGTの平面図(a)及びA−A’における断面図(b)を示す。以下に図1を参照して、本実施例に用いたNMOS SGTについて説明する。
シリコン基板101上に柱状シリコン層102が形成され、柱状シリコン層102の周囲にゲート絶縁膜105およびゲート電極106aが形成されている。柱状シリコン層102の下部にはN+ドレイン拡散層103が形成され、柱状シリコン層102の上部にはN+ソース拡散層104が形成されている。N+ドレイン拡散層103上にはコンタクト107が形成され、N+ソース拡散層104上にはコンタクト108が形成され、ゲート電極106aより延在するゲート配線106b上にはコンタクト109が形成されている。
N+ソース拡散層104をGND電位に接続し、N+ドレイン拡散層103をVcc電位に接続し、ゲート電極106aに0〜Vccの電位を与えることにより上記SGTはトランジスタ動作を行う。なお、実際には上記のソース拡散層とドレイン拡散層は入れ替った状態で動作することもある。
図2から図14に上記の正確な柱状シリコン層のエッチングを可能にする製造方法の一例を示す。各図において(a)は平面図、(b)はA−A’の断面図を示している。
図2に示されるように、シリコン基板101上に、シリコン基板とハードマスクとの応力を緩和するためパッド酸化膜112を成膜し、続いてハードマスクであるシリコン窒化膜110を成膜する。
図3に示されるように、柱状シリコン層のマスクを用いてリソグラフィーによりレジストをパターニングし、ドライエッチングによりパッド酸化膜112及びハードマスク110をパターニングする。
図4に示されるように、ハードマスク110を用いてシリコン層をエッチングし、柱状シリコン層102を形成する。
図5に示されるように、柱状シリコン層下部の拡散層に不純物注入等によりN+拡散層103を形成する。
図6に示されるように、ゲート絶縁膜105を成膜する。続いて、柱状シリコン層102を埋め込むように、第1のゲート導電膜106として例えばポリシリコンを成膜する。
図7に示されるように、CMPにより柱状シリコン層上部の第1のゲート導電膜106およびゲート絶縁膜105を研磨し、第1のゲート導電膜106の上面を平坦化する。第1のゲート導電膜106の上部をCMPによって平坦化することにより、後述するように、ゲート長の制御が容易になる。CMPにおいては、柱状シリコン層上部の第1のハードマスク110をCMPのストッパーとして使用する。ハードマスクとして、例えばシリコン窒化膜を用いることにより、ゲート導電膜との選択比を大きく取れるため、再現性よくCMP研磨量を制御することができる。
図8に示されるように、第2のゲート導電膜111としてポリシリコンを成膜する。
図9に示されるように、第2のゲート導電膜111をエッチバックする。図においては、ハードマスクが露出して、終点が検出される時点における構造が示されている。
図10(a)のエッチバック時のプラズマ発光特性に示されるように、エッチングが開始されると(A1点)急激に発光強度が強くなる。ハードマスクが露出し始めると、エッチングされるポリシリコンの量が減少するため、発光強度が減少し始める(B1点)。この発光強度の減少をモニターすることによって、エッチングの終点検出を行うことができる。
ハードマスクが露出するまでの第2のゲート導電膜の膜厚は成膜量により決まるので、エッチングの開始から終点までの時間を用いると、第2のゲート導電膜111のエッチングレートを算出することができる。この点、上述の通り、事前に第1のゲート導電膜106の上部を研磨して平坦化しておいたことにより、エッチングされた第2のゲート導電膜の量とエッチング時間とを精度良く特定できるため、第2のゲート導電膜のエッチングレートを精度良く算出することができる。このレートを用いるとエッチング時のエッチングレートを考慮した所望の膜厚分のオーバーエッチ量を算出することができるので、ゲート長を安定して形成することができる。すなわち、実際に第2のゲート導電膜をエッチングしたときに算出される第2のゲート導電膜のエッチングレートと、第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜のエッチングレートの相対比とから、実際に第1のゲート導電膜をエッチングするときのエッチングレートを算出することができる。そして、第1のゲート導電膜のそのエッチングレートから、第1のゲート導電膜を所望の膜厚にするまでのエッチング時間を精度良く求めることができる。
また、このときに柱状シリコン層上部の第1のハードマスク110により柱状シリコン層がエッチングから保護される。
上述の説明においては、第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜がともにポリシリコンの場合であるが、第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜が同一の金属膜でもよい。
また、第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜が異なる金属膜でもよいが、この場合には第2のゲート導電膜からのプラズマ発光特性は図10(b)のようになる。エッチングが開始されると(A2点)急激に発光強度が強くなる。ハードマスクが露出すると、第2のゲート導電膜がなくなるため、発光強度が減少し始める(B2点)。この発光強度の減少をモニターすることによって、エッチングの終点検出を行うことができる。
第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜のエッチングレートの相対比がわかれば、第1のゲート導電膜と第2のゲート導電膜が同一の材質でも異なる材質でも、同様に第1のゲート導電膜のエッチング量を制御することができる。
上述のように精度の良い第1の導電膜のエッチングレートからエッチング時間を特定しておくことにより、図11に示されるように、ドライエッチング後においては、所望のゲート長を持つゲート電極が形成される。
図12に示されるように、パッド酸化膜112及びハードマスク110をドライエッチまたはウェットエッチにより除去する。続いて、ゲート電極をパターニングすることにより、柱状シリコン層を囲むゲート電極106aとコンタクト等を形成するゲート配線106bを形成する。
図13に示されるように、不純物注入等により柱状シリコン層上部の拡散層104を形成する。
図14に示されるように、層間膜を成膜して、コンタクト(107、108、109)を形成することによりトランジスタが形成される。
本発明の実施例2においては、ゲート容量を低減するために、柱状シリコン層下部とゲート電極の間に挿入するシリコン酸化膜をドライエッチングにて形成するときに、プラズマ発光強度モニターによる終点検出方法を用いて正確にシリコン酸化膜のエッチング量を制御する方法を提供する。
図15に本発明が対象とするSGTの平面図(a)及びA−A’における断面図(b)を示す。以下に図15を参照して、本実施例に用いたNMOS SGTについて説明する。
シリコン基板201上に柱状シリコン層202が形成され、柱状シリコン層202の周囲にゲート絶縁膜205およびゲート電極206aが形成されている。柱状シリコン層202の下部にはN+ドレイン拡散層203が形成され、柱状シリコン層202の上部にはN+ソース拡散層204が形成されている。N+ドレイン拡散層203とゲート電極(206a、206b)の間にはゲート容量を低減するためにシリコン酸化膜213が形成されている。N+ドレイン拡散層203上にはコンタクト207が形成され、N+ソース拡散層204上にはコンタクト208が形成され、ゲート電極206aより延在するゲート配線206b上にはコンタクト209が形成されている。上述のシリコン酸化膜213は数十nmと薄いので、正確に膜厚を制御する必要がある。
N+ソース拡散層204をGND電位に接続し、N+ドレイン拡散層203をVcc電位に接続し、ゲート電極206aに0〜Vccの電位を与えることにより上記SGTはトランジスタ動作を行う。なお、実際には上記のソース拡散層とドレイン拡散層は入れ替った状態で動作することもある。
図16から図21に上記のSGTの製造方法の一例を示す。各図において(a)は平面図、(b)はA−A’の断面図を示している。図5のN+拡散層の形成までは実施例1の場合と同一であるので、これ以降の工程について示す。
図16に示されるように、柱状シリコン層202を埋め込むように、シリコン酸化膜213を成膜する。
図17に示されるように、CMPにより柱状シリコン層上部のシリコン酸化膜213を研磨し、シリコン酸化膜の上面を平坦化する。CMPにおいては、柱状シリコン層上部のハードマスク210をCMPのストッパーとして使用する。ハードマスクとして、例えばシリコン窒化膜を用いることにより、シリコン酸化膜との選択比を大きく取れるため、再現性よくCMP研磨量を制御することができる。
図18に示されるように、柱状シリコン層202を埋め込むようにシリコン酸化膜213を成膜する。
図19に示されるように、シリコン酸化膜をエッチバックする。図においては、ハードマスクであるシリコン窒化膜が露出して、終点が検出される時点における構造が示されている。終点検出に用いられるアルゴリズムは実施例1の場合(図6)と同様である。
シリコン酸化膜をエッチバックする際には、実施例1と同様に、シリコン酸化膜213のエッチングレートを算出し、そのエッチングレートから所望の膜厚となるまでのエッチング時間を特定しておく。これにより、図20に示されるように、ドライエッチング後においては、ゲート容量を低減するために、シリコン酸化膜213を所望の膜厚だけ、N+拡散層203上に形成する。
図21に示されるように、ゲート絶縁膜205及びゲート導電膜206を成膜する。以降の工程については、実施例1と同様であるのでここでは省略する。
本発明は上述の実施例のみではなく、柱状半導体層を埋め込むように第1の絶縁膜もしくは導電膜を成膜する工程と、上記第1の絶縁膜もしくは導電膜を柱状半導体層上部に形成されたストッパーにより終点検出を行い平坦化する工程と、第2の絶縁膜もしくは導電膜を成膜する工程と、第2の絶縁膜もしくは導電膜のエッチングすると共にそのエッチング時のエッチングレートを算出する工程と、上記第2の絶縁膜もしくは導電膜をエッチバックする際の上記第2の絶縁膜もしくは導電膜のエッチングレートを用いて第1の絶縁膜もしくは導電膜のエッチングの終点検出を行うことにより、第1の絶縁膜もしくは導電膜のエッチング量を制御する工程を含む製造方法であれば、上述の実施例に制限されるものではない。
上記のように本発明の製造方法によれば、SGTのゲート電極を形成するためのドライエッチングにおいて終点検出を用いてエッチング量を制御することが可能であるため、柱状半導体層の高さ及びゲート長を安定して製造することができる。この結果、安定した特性を持つSGTを製造することができる。
101、201:シリコン基板
102、202:柱状シリコン層
103、203:下部の拡散層
104、204:上部の拡散層
105、205:ゲート絶縁膜
106:第1のゲート導電膜
106a:ゲート電極
106b:ゲート配線
107、108、109:コンタクト
110、210:ハードマスク
111:第2のゲート導電膜
112、212:パッド酸化膜
213:シリコン酸化膜
301:シリコン基板
302:Nウェル
303:Pウェル
305:PMOS柱状シリコン層
306:NMOS柱状シリコン層
308:ゲート
309:P+ソース拡散層
310:P+ドレイン拡散層
311:N+ソース拡散層
312:N+ドレイン拡散層
402:シリコン基板
403:柱状シリコン層
404:ゲート絶縁膜
405:ゲート導電膜
406:レジスト

Claims (8)

  1. 半導体基板の表面に少なくとも1つの柱状半導体層が配置され、前記半導体基板及び前記柱状半導体層の表面に絶縁膜が配置されている半導体装置の製造方法であって、
    前記少なくとも1つの柱状半導体層上に形成されたハードマスク及び前記少なくとも1つの柱状半導体層の表面を覆うように第1のゲート導電膜を成膜する工程と、
    その後に、前記ハードマスクをストッパーとして用いて前記第1のゲート導電膜の上部を平坦化する工程と、
    その後に、平坦化された前記第1のゲート導電膜の表面上に第2のゲート導電膜を成膜する工程と、
    その後に、前記第2のゲート導電膜を異方的にエッチングする工程と、
    前記エッチング時に第2のゲート導電膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記プラズマ発光強度の変化から前記第2のゲート導電膜のエッチングの終点を検出する工程と、
    その後に、前記第1のゲート導電膜を異方的にエッチングする工程とを含み、
    前記第2のゲート導電膜のエッチングの開始から終了までに要した時間と第2のゲート導電膜の膜厚とから算出される第2のゲート導電膜のエッチングレートと、前記第1のゲート導電膜と前記第2のゲート導電膜とのエッチングレートの相対比とを用いて、前記第1のゲート導電膜のエッチングレートを特定することにより、前記第1のゲート導電膜のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が共にポリシリコンであることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造方法。
  3. 前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が同一の金属膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  4. 前記第1のゲート導電膜及び第2のゲート導電膜が異なる金属膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置。
  5. 前記半導体基板は、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の下部に形成された拡散領域をさらに有し、
    前記第1のゲート導電膜を異方的にエッチングした後に、前記少なくとも1つの柱状半導体層の側壁に前記第1のゲート導電膜をパターニングしてゲート電極を形成する工程をさらに含み、
    ゲート電極を形成した後に、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の上部に、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の下部に形成された拡散領域と同じ導電型の拡散領域を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板の表面に少なくとも1つの柱状半導体層が配置されている半導体装置の製造方法であって、
    前記少なくとも1つの柱状半導体層上に形成されたハードマスク及び前記少なくとも1つの柱状半導体層の表面を覆うように第1の絶縁膜を成膜する工程と、
    その後に、前記ハードマスクをストッパーとして用いて前記第1の絶縁膜の上部を平坦化する工程と、
    その後に、平坦化された前記第1の絶縁膜の表面上に第2の絶縁膜を成膜する工程と、
    その後に、前記第2の絶縁膜を異方的にエッチングする工程と、
    前記エッチング時に第2の絶縁膜から生じるプラズマ発光強度をモニターし、前記プラズマ発光強度の変化から前記第2の絶縁膜のエッチングの終点を検出する工程と、
    その後に、前記第1の絶縁膜を異方的にエッチングする工程と、
    その後に、前記第1の絶縁膜の上部かつ少なくとも1つの柱状半導体層の側壁にゲート電極を形成する工程を含み、
    前記第2の絶縁膜のエッチングの開始から終了までに要した時間と第2の絶縁膜の膜厚とから算出される第2の絶縁膜のエッチングレートと、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とのエッチングレートの相対比とを用いて、第1の絶縁膜のエッチングレートを特定することにより、第1の絶縁膜のエッチングの終点検出を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜が共にシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項6に記載の半導体製造方法。
  8. 前記半導体基板は、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の下部に形成された拡散領域をさらに有し、
    前記第1の絶縁膜の上部かつ少なくとも1つの柱状半導体層の側壁にゲート電極を形成した後に、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の上部に、前記少なくとも1つの柱状半導体層の各々の下部に形成された拡散領域と同じ導電型の拡散領域を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
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