JP2002252349A - パターンの形成方法 - Google Patents

パターンの形成方法

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JP2002252349A
JP2002252349A JP2001050814A JP2001050814A JP2002252349A JP 2002252349 A JP2002252349 A JP 2002252349A JP 2001050814 A JP2001050814 A JP 2001050814A JP 2001050814 A JP2001050814 A JP 2001050814A JP 2002252349 A JP2002252349 A JP 2002252349A
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Masatoshi Nagase
正俊 永瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の製造工程において、MOSトラン
ジスタのゲート電極のような微細な加工パターンの寸法
を高精度に制御する。 【解決手段】トレンチ素子分離絶縁膜5bの段差すなわ
ち下地段差値D4を算出する。シリコン基板1表面にゲ
ート絶縁膜6、ポリシリ膜7、有機平坦化膜8、レジス
ト膜を積層して形成する。そして、フォトリソグラフィ
の露光・現像で第2レジストマスク9を形成し、スリミ
ングエッチングで有機平坦化膜8を加工し第1レジスト
マスク10を形成する。第1レジストマスク10のΔC
D量とD4の変化量との関係を調整用曲線として予め求
めておき、調整用曲線に基づいて有機平坦化膜8のスリ
ミング量を決める。そして、これをエッチングマスクに
しRIEで加工パターンであるゲート電極11を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、半導体装置の製造に用いるパターン
の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MO
Sトランジスタという)等の半導体素子の構造の微細化
及び高密度化は依然として精力的に推し進められてい
る。微細化については、現在では〜0.15μm寸法で
形成される半導体素子が用いられ、この寸法を設計基準
にしたメモリデバイスあるいはロジックデバイス等の半
導体装置が開発検討されてきている。
【0003】このような微細化は、半導体装置の高集積
化、高速化等による高性能化あるいは多機能化にとって
最も効果的な手法であり、今後の半導体装置の製造にと
って必須となっている。そして、このような半導体素子
の微細化に伴い、半導体素子間を電気的に分離する素子
分離領域は、トレンチ(溝)に絶縁物が埋め込まれて形
成されるようになってきている。すなわち、STI(S
hallow Trench Isolation)構
造が用いられるようになってきた。
【0004】上記のような微細化において、MOSトラ
ンジスタのゲート電極のチャネル方向の寸法加工におけ
る制御が非常に重要になる。以下、MOSトランジスタ
のゲート電極の加工について従来の技術を図6に基づい
て説明する。
【0005】図6は、素子分離領域をLOCOS(Lo
cal Oxidation ofSilicon)法
あるいはその変形した方法で形成し、MOSトランジス
タを作製する場合の工程順の略断面図である。
【0006】図6(a)に示すように、シリコン基板1
01表面に素子分離領域102を公知のLOCOS法で
形成する。そして、素子活性領域のシリコン基板101
表面にゲート絶縁膜103を形成する。
【0007】次に、全面に不純物含有の多結晶シリコン
層であるポリシリ膜104を形成する。そして、公知の
フォトリソグラフィ技術で、ポリシリ膜104表面にレ
ジスト膜105を塗布形成する。
【0008】次に、公知のフォトリソグラフィ技術でも
って、レジスト膜105にゲート電極パターンを転写す
る。このようにして、図6(b)に示すように、ポリシ
リ膜104上にレジストマスク106を形成する。
【0009】次に、公知のドライエッチング技術におい
て、レジストマスク106をエッチングマスクにしてポ
リシリ膜104をRIE(反応性イオンエッチング)で
加工する。このようにして、図6(c)に示すようなゲ
ート電極107をシリコン基板101上にゲート絶縁膜
103を介して形成する。
【0010】以後は図示しないが、レジストマスク10
6aをアッシングで除去し、ソース・ドレイン用の拡散
層を形成しサリサイド構造にしてMOSトランジスタの
基本構造が完成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、微細なM
OSトランジスタの作製について種々の検討を行ってき
た。その結果、MOSトランジスタのゲート電極の幅が
微細になり、その寸法が100nm以下になると、ゲー
ト電極の出来上がり寸法が下地の段差に大きく依存する
ことを突き止めた。
【0012】特に、素子分離領域がSTI構造である
と、ゲート電極の出来上がり寸法のバラツキが増大す
る。このバラツキは、半導体装置の製造におけるロット
間あるいはウェーハ間で顕在化し、製造歩留まりが大幅
に低下するようになる。このゲート電極の寸法バラツキ
による歩留まり低下は、ゲート電極の幅寸法が100n
m以下になるとより顕著になる。
【0013】本発明の目的は、半導体装置の製造工程に
おいて、MOSトランジスタの微細なゲート電極のよう
な加工パターン寸法を高精度に制御する方法を提供する
ことにある。そして、本発明の他の目的は、このように
微細なMOSトランジスタを簡便に形成する方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このために本発明のパタ
ーンの形成方法では、半導体基板上に形成した被エッチ
ング膜をレジストマスクを用いてエッチング加工する半
導体装置の製造において、前記被エッチング膜の下層の
段差(以下、下地段差という)を計測し、前記下地段差
値に基づいてフォトリソグラフィの露光・現像後のレジ
ストマスクをドライエッチング(スリミングエッチン
グ)調節する工程と、前記スリミングエッチング調整後
のレジストマスクを用いて、前記被エッチング膜をエッ
チング加工する工程とを含む。ここで、前記下地段差値
と前記フォトリソグラフィの露光・現像後のレジストマ
スクの幅寸法との関係を予め調整用曲線として求めてお
く。
【0015】あるいは、本発明のパターンの形成方法で
は、前記レジストマスクを積層する第1のレジストマス
クと第2のレジストマスクとで構成する。ここで、前記
フォトリソグラフィにおいて、反射防止膜の機能を有す
る第1の有機膜と感光性を有する第2の有機膜とを、こ
の順に前記被エッチング膜表面に形成し、前記第1の有
機膜、前記第2の有機膜から前記第1のレジストマス
ク、第2のレジストマスクをそれぞれ形成する。また、
前記フォトリソグラフィにおいて、前記第1の有機膜は
下地段差の平坦材の機能を有する。
【0016】そして、本発明のパターンの形成方法で
は、前記スリミングエッチングでのエッチングガスとし
て塩素(Cl2 )と酸素(O2 )の混合ガスを用いる。
【0017】あるいは、本発明のパターンの形成方法
は、半導体基板上に形成した被エッチング膜をレジスト
マスクを用いてエッチング加工する半導体装置の製造に
おいて、前記被エッチング膜の下地段差を計測し、前記
下地段差値に基づいて前記被エッチング膜をエッチング
調整し加工する。ここで、前記下地段差値と前記被エッ
チング膜のエッチング後の加工パターンの幅寸法との関
係を予め調整用曲線として求めておき、前記調整用曲線
により前記エッチング調整する。
【0018】そして、本発明のパターンの形成方法で
は、前記被エッチング膜は導電体膜であり、前記被エッ
チング膜をエッチング加工して絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタのゲート電極を形成する。
【0019】本発明であると、下地段差がある半導体装
置の製造において、その上部に、微細寸法の加工パター
ンを安定して高精度に形成できる。例えば、微細なゲー
ト電極を有するMOSトランジスタを高い再現性のもと
に簡便に形成できる。このようにして、半導体装置の高
集積化あるいは高密度化が促進される。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図4に基づいて説明する。図1と図2は、本
発明を説明するためのMOSトランジスタのゲート電極
の製造工程順の断面図である。そして、図3と図4は、
後述するように、ゲート電極の加工を制御するのに用い
る基礎データである。
【0021】図1(a)に示すように、公知のフォトリ
ソグラフィ技術とドライエッチング技術とで、シリコン
基板1表面の所定の領域にパット酸化膜2とマスク窒化
膜3を形成する。そして、マスク窒化膜3をエッチング
マスクにしてシリコン基板1表面をドライエッチングし
トレンチ4を形成する。ここで、トレンチ4の深さは
0.5μm程度である。
【0022】このトレンチ4の形成後に、図1(a)に
示すようにトレンチ底部段差値D1を計測する。ここ
で、トレンチ底部段差値D1の計測は針接触式段差測定
法で行う。更に、残存するマスク窒化膜3の膜厚とパッ
ト酸化膜2の膜厚との和の値(以下、窒化膜残膜値とい
う)D2を公知の光学式膜厚測定法で計測する。
【0023】次に、化学気相成長(CVD)法でトレン
チ4内を埋め込むようにシリコン酸化膜を堆積させる。
そして、図1(b)に示すように、マスク窒化膜3を研
磨ストッパとした化学機械研磨(CMP)法で上記シリ
コン酸化膜を平坦化し、トレンチ4内にトレンチ素子分
離絶縁膜5を形成する。
【0024】次に、公知のホット燐酸溶液によりマスク
窒化膜3を除去し、更に、希フッ酸溶液でパット酸化膜
2をエッチング除去する。このようにして、図1(c)
に示すように、シリコン基板1表面の所定の領域にトレ
ンチ4に充填したトレンチ素子分離絶縁膜5aを形成す
る。ここで、トレンチ素子分離絶縁膜5aの断面形状
は、上記希フッ酸溶液での処理工程でエッチングを受け
るために、トレンチ素子分離絶縁膜5のそれとは異な
る。
【0025】半導体装置の製造工程では、図示しないが
更にシリコン基板の酸化およびイオン注入等が施され、
ウェル層のような拡散層が形成される。そして、ゲート
絶縁膜を形成する前工程では、図2(a)に示すよう
に、シリコン基板1表面の酸化膜はフッ酸処理を受けて
全て除去される。このために、トレンチ素子分離絶縁膜
5aはエッチングされ、トレンチ素子分離絶縁膜5bに
変わる。
【0026】この図2(a)に示す工程で、トレンチ素
子分離絶縁膜5bの膜厚すなわちトレンチ分離の絶縁膜
厚値D3を計測する。この計測は光学式膜厚測定法で行
う。そして、図2(a)に示すトレンチ上部段差値D4
を算出する。ここで、D4=D3−(D1−D2)とな
る。
【0027】次に、図2(b)に示すように、膜厚が1
nm程度の酸窒化膜でもってシリコン基板1表面にゲー
ト絶縁膜6を形成する。そして、膜厚が100nmの多
結晶シリコン膜を堆積し導電体膜であるポリシリ膜7を
全面に形成する。
【0028】次に、図2(b)に示しているように、ポ
リシリ膜7表面に、膜厚が100nmの有機平坦化膜8
を形成する。ここで、有機平坦化膜8はフォトリソグラ
フィの露光工程で反射防止膜としても機能し、第1の有
機膜となる。
【0029】そして、公知のフォトリソグラフィ工程に
おいて、上記の有機平坦化膜8上に膜厚300nmのフ
ォトレジスト膜を塗布し、このレジスト膜にゲート電極
パターンを転写する。このフォトレジスト膜が第2の有
機膜となる。このようにして図2(b)に示しているよ
うな第2レジストマスク9を形成する。ここで、第2レ
ジストマスク9の幅寸法は100nmとする。
【0030】次に、第2レジストマスク9をエッチング
マスクにして有機平坦化膜8をドライエッチングしスリ
ミング加工(スリミングエッチング)する。ここで、エ
ッチング装置は、ICP(Inductive Cou
pled Plasma)エッチング装置である。そし
て、エッチングガスは塩素(Cl2 )と酸素(O2 )の
混合ガスである。このスリミング加工で、図2(c)に
示すように、幅寸法が60nmの第1レジストマスク1
0を形成する。このスリミング加工の工程で第2レジス
トマスク9の側面もエッチングされ、ポリシリ膜7表面
に積層する第2レジストマスク9aと第1レジストマス
ク10が形成される。
【0031】ここで、本発明では、図3に示しているよ
うに上述したトレンチ上部段差値D4が変化したとき
の、上記第1レジストマスク10の幅寸法の変化すなわ
ちCD(Critical Dimennsion)シ
フト量を予め計測しておく。そして、このCDシフト量
とD4変化量の関係を調整用曲線として用いる。図3
は、横軸に上述した値D4の変化量を示す。そして、縦
軸に所定の設計値(例えば、上記の100nm)からの
CDシフト量(ΔCDともいう)を示す。図3に示すよ
うに、D4とΔCDの関係は比例関係にある。ここで、
第2の有機膜である有機平坦化膜8が下地段差を完全に
平坦化すると、上記のD4とΔCDの関係が非常に高精
度に決定できるようになる。
【0032】そして、上記のスリミング加工の工程に入
る前にD4を評価する。そして、図3に示す調整用曲線
に基づいてΔCDを見積もり有機平坦化膜8のスリミン
グ量を決める。ここで、上記スリミング量の調整は、I
CP装置のエッチングパワーを変化させることで容易に
行える。通常、スリミングエッチングにおいて、図4に
示すように、エッチングパワーを増加させるとスリミン
グ量は反比例して減少する。図4では、横軸に上記エッ
チングパワー変化量とCDシフト量(スリミング量に相
当)の関係として示している。
【0033】次に、60nmの幅寸法の第1レジストマ
スク10を形成する場合の具体的な上記一連の方法につ
いて説明する。上記のD4が20nmとする。この場合
には図3の調整用曲線よりΔCDは3nmとなる。そこ
で、スリミングエッチング工程では、図4に従ってエッ
チングパワーを基準のエッチングパワー値より25W減
少させる。このようにすると、図4に示すように、スリ
ミングエッチング後のΔCDは−3nmとなる。このよ
うな調整で、出来上がりの第2レジストマスク9aおよ
び第1レジストマスク10の幅寸法は、上述したような
下地段差に関係なく60nmに制御することが可能にな
る。
【0034】次に、上記の第2レジストマスク9aと第
1レジストマスク10をエッチングマスクにして、ポリ
シリ膜7をRIEで加工する。このようにして、図2
(d)に示しているように、シリコン基板1上にゲート
絶縁膜6を介してゲート電極11を形成する。この加工
では、マルチチャンバー構成のICP装置において、上
記スリミングエッチングに用いたのとは別のチャンバー
内での2ステップエッチングで行う。この時、第1ステ
ップのエッチングガスとしては、Cl2 、HBr、O2
の混合ガスを用いる。そして、第2ステップのエッチン
グガスとしては、HBr、O2 の混合ガスを用いる。以
後の工程で、従来の技術で触れたようにサリサイド構造
のゲート電極とする。
【0035】上述したΔCDの調整では、エッチングパ
ワーを調整制御した。ここで、エッチングパワーの調整
の代わりに、エッチング時間の調整あるいはエッチング
ガス流量を調整制御してもよい。
【0036】本発明により、下地段差が微小であれ変化
する半導体装置の製造において、その上部に、微細寸法
のゲート電極を有するMOSトランジスタを高い精度の
下に安定して形成できる。
【0037】上述した実施の形態では、下地段差を予め
評価し、その評価値に合わせてレジストマスクの幅寸法
を制御した。この他、上述した下地段差を評価した後、
上述したポリシリ膜加工の工程で、加工寸法を制御して
もよい。このような場合を次に第2の実施の形態として
図5に基づいて説明する。図5は、上述したトレンチ上
部段差値D4が変化したときの、出来上がりのゲート電
極の模式的な断面図である。ここで、図5(a)は、D
4が−2nm、0nm、+2nmの時の各条件での出来
上がりのゲート電極の断面図である。そして、図5
(b)は、ポリシリ膜をRIEで加工するプラズマパワ
ーを基準パワー値から−150W、0W、+150Wと
し、D4を−2nm、0nm、+2nmとした時の、各
条件で形成される出来上がりのゲート電極の断面のマッ
プ図である。なお、ポリシリ膜のRIEによる加工は、
第1の実施の形態で説明したものと同じである。
【0038】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
で説明した図2(c)の工程まではほぼ同一である。こ
こで、第1の実施の形態と異なるのは、図3を用いた第
1レジストマスク10の幅寸法調整が施されていない点
である。
【0039】D4が−2nm、0nm、+2nmと変化
すると、出来上がりのゲート電極の断面形状は、図5
(a)に示すように変化し、その幅寸法は増加する。ま
た、図5(b)に示すように、プラズマパワーが増加す
ると、ゲート電極の幅寸法は減少する。そこで、図5
(b)において、ゲート電極の断面に斜線を施している
ところの条件が調整条件となる。
【0040】上述したゲート電極の幅寸法の調整では、
プラズマパワーを調整制御した。ここで、プラズマパワ
ーの調整の代わりに、エッチング時間の調整あるいはエ
ッチングガス流量を調整制御してもよい。
【0041】この第2の実施の形態でも、第1の実施の
形態と同様に、下地段差がある半導体装置の製造におい
て、その上部に、微細寸法のゲート電極を有するMOS
トランジスタを高い精度の下に安定して形成できる。
【0042】以上の実施の形態では、MOSトランジス
タのゲート電極を形成する場合について説明した。本発
明の適用はこれに限定されるものでない。本発明は、そ
の他にコンタクト孔の形成、配線層の形成においても同
様に適用できる。
【0043】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形
態が適宜変更され得る。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の特徴と
なるパターンの形成方法の要部では、半導体基板上に形
成した被エッチング膜をレジストマスクを用いてエッチ
ング加工する半導体装置の製造において、被エッチング
膜の下地段差を計測し、この下地段差値に基づいてフォ
トリソグラフィの露光・現像後のレジストマスクをスリ
ミングエッチング調節する。そして、このスリミングエ
ッチング調整後のレジストマスクを用いて、被エッチン
グ膜をエッチング加工する。ここで、下地段差値とフォ
トリソグラフィの露光・現像後のレジストマスクの幅寸
法との関係を予め調整用曲線として求めておく。
【0045】本発明により、下地段差がある被エッチン
グ膜の加工において、被エッチング膜からなる微細寸法
の加工パターンを安定して高精度に形成できる。例え
ば、微細なゲート電極を有するMOSトランジスタを高
い再現性のもとに簡便に形成できる。
【0046】このようにして、半導体装置の製造工程に
おいて、高集積化あるいは高密度化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのM
OSトランジスタのゲート電極の形成工程順の断面図で
ある。
【図2】上記工程の続きを説明するためのゲート電極の
形成工程順の断面図である。
【図3】本発明で用いる調整用曲線であるレジストマス
ク寸法変化量の下地段差変化量依存性のグラフである。
【図4】本発明で用いるレジストマスク寸法変化量のエ
ッチングパワー変化量依存性のグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するためのゲ
ート電極の断面図である。
【図6】従来の技術を説明するためのMOSトランジス
タのゲート電極の形成工程順の断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 パット酸化膜 3 マスク窒化膜 4 トレンチ 5,5a,5b トレンチ素子分離絶縁膜 6 ゲート絶縁膜 7 ポリシリ膜 8 有機平坦化膜 9,9a 第2レジストマスク 10 第1レジストマスク 11 ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 CC05 DD65 DD71 GG09 GG10 GG14 HH14 5F004 BA01 DA04 DA26 DB02 DB26 EA02 EB02 5F033 HH04 QQ02 QQ08 QQ13 QQ15 QQ29 VV06 XX03 5F140 AA39 BD09 BF01 BF04 BG38 BG39 CB04 CE11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成した被エッチング膜
    をレジストマスクを用いてエッチング加工する半導体装
    置の製造において、前記被エッチング膜の下層の段差
    (以下、下地段差という)を計測し、前記下地段差値に
    基づいてフォトリソグラフィの露光・現像後のレジスト
    マスクをドライエッチング(以下、スリミングエッチン
    グという)調節する工程と、 前記スリミングエッチング調整後のレジストマスクを用
    いて、前記被エッチング膜をエッチング加工する工程
    と、を含むことを特徴とするパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記下地段差値と前記フォトリソグラフ
    ィの露光・現像後のレジストマスクの寸法との関係を予
    め調整用曲線として求めておき、前記調整用曲線により
    前記スリミングエッチング調整を行うことを特徴とする
    請求項1記載のパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 積層する第1のレジストマスクと第2の
    レジストマスクとで前記レジストマスクを構成すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のパターンの
    形成方法。
  4. 【請求項4】 前記フォトリソグラフィにおいて、反射
    防止膜の機能を有する第1の有機膜と感光性を有する第
    2の有機膜とを、この順に前記被エッチング膜表面に形
    成し、前記第1の有機膜、前記第2の有機膜から前記第
    1のレジストマスク、第2のレジストマスクをそれぞれ
    形成することを特徴とする請求項3記載のパターンの形
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記フォトリソグラフィにおいて、前記
    第1の有機膜が下地段差の平坦材の機能を有することを
    特徴とする請求項4記載のパターンの形成方法。
  6. 【請求項6】 前記スリミングエッチングでのエッチン
    グガスとして塩素(Cl2 )と酸素(O2 )の混合ガス
    を用いることを特徴とする請求項1から請求項5のうち
    1つの請求項に記載のパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に形成した被エッチング膜
    をレジストマスクを用いてエッチング加工する半導体装
    置の製造において、前記被エッチング膜の下地段差を計
    測し、前記下地段差値に基づいて前記被エッチング膜を
    エッチング調整し加工することを特徴とするパターンの
    形成方法。
  8. 【請求項8】 前記下地段差値と前記被エッチング膜の
    エッチング後の加工パターンの寸法との関係を予め調整
    用曲線として求めておき、前記調整用曲線により前記エ
    ッチング調整することを特徴とする請求項7記載のパタ
    ーンの形成方法。
  9. 【請求項9】 前記被エッチング膜は導電体膜であり、
    前記被エッチング膜をエッチング加工して絶縁ゲート電
    界効果トランジスタのゲート電極を形成することを特徴
    とする請求項1から請求項8のうち1つの請求項に記載
    のパターンの形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1319121C (zh) * 2003-11-28 2007-05-30 海力士半导体有限公司 半导体器件的校准图形形成方法
JP2007281248A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
CN102339733A (zh) * 2010-07-16 2012-02-01 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 控制不平坦硅片表面上的图形的关键尺寸的方法
CN107783377A (zh) * 2016-08-29 2018-03-09 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 曝光方法、光刻方法及半导体制造方法

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