JP5254585B2 - スラブの振動同定方法、及び制振装置配置方法 - Google Patents

スラブの振動同定方法、及び制振装置配置方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築構造体のスラブの振動同定方法、建築構造体の振動を制御する制振装置、制振装置配置方法、建築床構造、及び振動測定装置に関する。
集合住宅等の建築構造体のスラブには、ある固有の振動数で振動しやすい振動モードが存在する。振動モードの次数が高いほど、固有振動数も高くなる。このような建築構造体の上階で物を床に落としたり、人が運動するなどしてスラブが振動すると、下階で床衝撃音が発生して問題となる。重量床衝撃音では特に63Hz帯域の振動数が問題となることが多い。このため、スラブの振動を低減させる必要がある。
スラブの振動を低減させる方法の一つとして、TMD(Tuned Mass Damper)をスラブ上に設置する方法がある。TMDは、振動を制御したいスラブに対して、バネ材を介して錘としての質量を設置したものである。また、TMDは、固有振動数を、スラブの振動モードの固有振動数に合せて調整することによって、スラブの振動時に質量が同調して揺れて、振動を低減するようになっている。このため、TMDをスラブの振動モードの腹部(振幅が最も大きい領域)の近傍に設置するほど、大きな制振効果が得られる(例えば、特許文献1参照)。
ここで、スラブの振動モードを特定する方法として、解析による方法、実測による方法の2つが挙げられる。
解析による方法では、有限要素法を用いた解析ツールが利用されており、スラブの条件を設定して解析することにより、振動モード毎の形状と振動数を推定可能となっている。しかし、1次、2次といった低次の振動モードでは、実測に近い解析ができるものの、高次の振動モードでは、仕上げなどの影響もあり、解析と実測で各振動モードの振動数がずれることが多い。前述のTMDは、各モードの振動数に合わせて固有振動数を調整するため、解析による振動数がずれると、制振効果が低減する。
一方、実測による方法では、構造スラブを500mm〜1000mmメッシュ分割した位置に、振動センサ(加速度センサ)を設置し、振動センサの近傍を、加振力が測定可能なインパルスハンマーなどで打撃する。そして、床の揺れにくさ=インピーダンス(加振力/振動速度)や床の揺れやすさ=アクセレランス(振動加速度/加振力)などを求め、その大小関係から振動モード形状と振動数を特定する方法が用いられている。この実測による方法では、解析による方法と比較して、正確な振動数およびモード形状を把握することが可能である。しかし、このような実測方法では、一つのスラブにおける測定点が非常に多くなるため、測定及び分析にかかる時間が莫大となる。このため、竣工直前に床衝撃音による騒音問題が発覚したような建築構造体のように、早急な制振対策が必要なものに対しては適切な方法ではない。
特公平4−19344
本発明は、スラブの振動モード及び振動数の同定時間を短縮できるスラブの振動同定方法、制振装置、制振装置配置方法、建築床構造、及び振動測定装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係るスラブの振動同定方法は、建築構造体の測定対象スラブを16分割した交点のうち、測定対象スラブの横の長さをX、縦の長さをYとして、前記測定対象スラブの角を基準とする座標A(X/2、Y/2)、座標B(X/4、Y/2)、座標C(X/2、Y/4)、座標D(X/4、Y/4)の4点を測定位置とし、前記測定位置を加振源で加振するとともに、振動測定手段で該測定位置の応答波形を測定して、前記測定対象スラブの振動数が63Hz帯域以下における振動モードを同定することを特徴としている。
上記構成によれば、建築構造体の測定対象スラブを16分割した交点が測定位置として設定される。続いて、測定位置を加振源で加振するとともに、振動測定手段で該測定位置の応答波形を測定して、測定対象スラブの振動数が63Hz帯域以下における、該測定対象スラブの振動モードが同定される。このように、測定対象スラブの振動の測定位置を決定することにより、測定対象スラブ上で多数の位置の振動を測定しなくても振動の腹位置を特定することができるので、スラブの振動モードの同定時間を短縮できる。なお、応答波形として、加速度波形、速度波形、変位波形のいずれか1つが用いられる。
また、上記構成において、測定対象スラブの横の長さをX、縦の長さをYとして、振動の測定位置を、測定対象スラブの角を基準とする座標A(X/2、Y/2)、座標B(X/4、Y/2)、座標C(X/2、Y/4)、座標D(X/4、Y/4)の4点を測定すれば、測定対象スラブの振動モードを同定でき、該スラブの高次までの振動モードと、各次の振動モードにおける該スラブの振動の振幅が最も大きい腹位置を測定できることを見出した。このように、4点の測定位置で測定された波形をFFT解析し、それによって得た振動スペクトルから、測定対象スラブの振動モード及び振動数が同定されるので、従来のような、多数の測定位置で振動モードを同定するものと比較して、同定時間を短縮できる。
本発明の請求項2に係るスラブの振動同定方法は、各測定位置における応答波形のデータを比較し、63Hz帯域にピークを有する振動モードを6つの振動モードから同定することを特徴としている。
本発明の請求項3に係る制振装置は、請求項1又は請求項2に記載のスラブの振動同定方法で振動モードが同定された測定位置のうち最も加速度が大きい位置に、測定対象スラブの固有振動数と略等しい固有振動数となるように錘部材の質量及び粘弾性部材のバネ定数が選定された制振装置を配置することを特徴としている。上記構成によれば、測定対象スラブの固有振動数と略等しい固有振動数となるように、質量及びバネ定数が選定されるので、測定対象スラブの振動を抑えることができる。
本発明は、上記構成としたので、スラブの振動モード及び振動数の同定時間を短縮できる。
本発明のスラブの振動同定方法、及び制振装置配置方法の第1実施形態を図面に基づき説明する。
図1(a)及び図1(b)は、建築構造体としての建物10の断面図及び平面図を示している。建物10は、複数の柱12と複数の梁14で架構が構築されている。ここで、梁14の間に構築された上階24の床スラブ16に設置される制振装置について説明する。
図1(a)及び図2(a)に示すように、床スラブ16上には、乾式二重床18が設けられている。乾式二重床18は、パーチクルボード及びフローリングからなる床部20と、支柱の一端に受け部が形成され他端にゴム足が取付けられて、床部20を支持する支持部22とで構成されている。床スラブ16の上面で、乾式二重床18の下側には、制振装置としてのTMD(Tuned Mass Damper)100が設けられている。なお、図1(b)に示すTMD100の取付け位置は、例として、床スラブ16が一次モードの振動をするときの腹位置としているが、実際には、床スラブ16の振動モードを解析して、該振動モードの腹位置に取付けることになる。また、床スラブ16とTMD100により、建物10の床構造50が形成されている。
図2(b)及び図2(c)に示すように、TMD100は、錘部材としての鉄板102と粘弾性体104で構成されている。鉄板102は、一例として、平面視における一辺の長さL1=L2=300mmの正方形状で、厚さt=25mm、質量m=18kgのものを用いている。粘弾性体104は、平面視における一辺の長さが60mmの略正方形状で、厚さが8mmの天然ゴムで構成されており、鉄板102の平面視における面積よりも小さい面積としている。また、粘弾性体104は、TMD100の固有振動数が、床スラブ16の振動数の63Hz帯域(45〜90Hz)に合うように、予め軸方向のバネ定数K(剛性)が調整されている。なお、上記の数値は一例であり、鉄板102の質量m、及び粘弾性体104のバネ定数Kは、床スラブ16の固有振動数に合わせて、適宜決定される。
次に、床スラブ16の振動モードの同定方法について説明する。なお、本実施形態においては、応答波形として加速度応答波形を用いた場合について説明するが、速度波形、変位波形を用いても同様に振動モードの同定が可能である。まず、床スラブ16の振動モード(及び固有振動数)を測定するため、図3(a)に示すように、床スラブ16上に等間隔(一部を除く)に97ヶ所の測定位置(P)を設定した。
続いて、各測定位置Pに加速度センサ(図示せず)を配置して、各加速度センサの近傍をインパクトハンマーで打撃して加振し、加速度センサの出力およびインパクトハンマーの加振力の出力を測定した。そして、加速度センサの出力およびインパクトハンマーの加振力の出力をFFTアナライザ等を用いて周波数分析し、各測定位置Pでの床の揺れやすさ=アクセレランス(振動加速度/加振力)を得た。
ここで、床スラブ16は、固有の振動モードを有しているが、前述のように、重量床衝撃音では特に63Hz帯域の振動数が問題となることが多い。このため、振動数が63Hz帯域近傍の床スラブ16の振動モードに着目して、各測定位置Pの振動スペクトルについて振動数毎にアクセレランス分布をまとめた。その結果、図3(b)〜図3(e)に示すように、複数種類の振動モード(形状)を示す分布図が得られた。各振動モード形状は、床スラブ16の長辺を1〜3分割、短辺を1〜3分割する範囲で決定されることが大半であることが分かった。
図3(b)は、床スラブ16の長辺L1、短辺L2とも分割無しの振動モードを示しており、固有振動数は27.5Hzである。図3(c)は、床スラブ16の長辺L1を2分割、短辺L2を分割無しの振動モードを示しており、固有振動数は34.0Hzである。図3(d)は、床スラブ16の長辺L1を3分割、短辺L2を分割無しの振動モードを示しており、固有振動数は50.0Hzである。図3(e)は、床スラブ16の長辺L1を2分割、短辺L2を2分割の振動モードを示しており、固有振動数は64.5Hzである。なお、図3(b)〜図3(e)における領域S1〜S4は、それぞれの振動モードにおけるアクセレランスが最も大きい位置(腹位置)を示している。
同様の方法にて、複数の建物における床スラブの振動モードを測定したところ、床スラブの振動モードは、図6(a)〜図6(f)に示す6つの振動モード(A〜F)に分類できることが分かった。
図6(a)の振動モードAは、床スラブ16の長辺L1、短辺L2とも分割無しの振動モード形状を示している。図6(b)の振動モードBは、床スラブ16の長辺L1を2分割、短辺L2を分割無しの振動モード形状を示している。図6(c)の振動モードCは、床スラブ16の長辺L1を分割無し、短辺L2を2分割の振動モード形状を示している。図6(d)の振動モードDは、床スラブ16の長辺L1を3分割、短辺L2を分割無しの振動モード形状を示している。図6(e)の振動モードEは、床スラブ16の長辺L1を2分割、短辺L2を2分割の振動モード形状を示している。図6(f)の振動モードFは、床スラブ16の長辺L1を3分割、短辺L2を2分割の振動モード形状を示している。なお、振動モードDと振動モードFは、振動モードDが、床スラブ16の短辺L2の2分線上に前述の腹位置が存在するのに対し、振動モードFは、床スラブ16の短辺L2の2分線上に腹位置が存在しないことで区別される。
図6(a)〜図6(f)において、黒丸がアクセレランスが大きい状態、白丸がアクセレランスが小さい状態をそれぞれ示しており、黒丸の大きさが大きいほど、アクセレランスが大きいことを示している。ここで、図6(a)〜図6(f)に示すように、床スラブ16の長辺L1を4分割、短辺L2を4分割して、全体で16分割し、分割線の交点(9箇所)のうち、測定位置P1、P2、P3、P4の4箇所で応答波形の測定を行い、各測定位置における振動のアクセレランス(加速度)を比較することで、振動モードA〜Fを区別できることが分かる。
図4(a)に示すように、測定位置P1〜P4は、床スラブ16の長辺(横)の長さをX、短辺(縦)の長さをYとし、床スラブ16の角(四隅の一つ)を原点Qとしたとき、原点Qからの座標で表すことができる。これによると、測定位置P1が座標A(X/2、Y/2)、測定位置P2が座標B(X/4、Y/2)、測定位置P3が座標C(X/2、Y/4)、測定位置P4が座標D(X/4、Y/4)となる。また、図4(b)に示すように、測定位置P1〜P4の振動測定は、振動モード測定器60によって行われる。
振動モード測定器60は、加振源としてのインパクトハンマー80によって床スラブ16が加振されたとき、測定位置P1〜P4(座標A〜D)における振動数及び加速度を測定する測定部62と、測定部62から送出された各座標A〜Dの振動数と加速度のデータを比較して、各振動モードの形状及び腹位置を同定する測定器本体64と、で構成されている。測定部62は、座標A〜座標Dにそれぞれ設置される加速度センサ66、68、70、72を有している。各加速度センサは、ケーブル及びコネクタにより、測定器本体64に電気的に接続されている。
測定器本体64は、加速度センサ66、68、70、72で測定された加速度波形データ(振動数データ含む)を受信して、周波数分析し、振動スペクトルのデータに変換するようになっている。また、測定器本体64は、加速度、振動数等の測定データが一時的に記憶されるデータ記憶部(図示せず)と、各データを表示する表示パネル65を有している。なお、加速度の他に、速度又は変位を測定して周波数分析してもよい。
次に、振動モード測定器60及びインパクトハンマー80を用いた振動モードの判別方法について説明する。
まず、図4(b)に示すように、インパクトハンマー80で床スラブ16の測定位置(P1〜P4)の近傍を1ヵ所ずつ打撃し、加速度センサ66、68、70、72で測定する。振動モード測定器60では、図5(a)〜図5(d)に示すように、測定位置P1〜P4のそれぞれについて周波数解析され、横軸を振動数、縦軸を加速度とする振動スペクトルが表示される。なお、0<f1、f2、f3、f4、f5、f6≦90Hzである。
続いて、各振動数における測定位置P1〜P4の加速度の大きさを比較する。振動数f1では、測定位置P1の加速度が最も大きく、次いで測定位置P2、P3の加速度が同程度の大きさで、測定位置P4の加速度が最も小さくなっている。このとき、振動数f1における振動モードは、図6(a)に示す振動モードAであることが分かる。なお、振動数f1が、振動モードAの固有振動数である。
振動数f2では、測定位置P1、P3の加速度がほとんど無く、測定位置P2の加速度が最も大きく、測定位置P4の加速度が測定位置P1に次ぐ大きさとなっている。このとき、振動数f2における振動モードは、図6(b)に示す振動モードBであることが分かる。なお、振動数f2が、振動モードBの固有振動数である。
振動数f3では、測定位置P1、P2の加速度がほとんど無く、測定位置P3の加速度が最も大きく、測定位置P4の加速度が測定位置P3に次ぐ大きさとなっている。このとき、振動数f3における振動モードは、図6(c)に示す振動モードCであることが分かる。なお、振動数f3が、振動モードCの固有振動数である。
振動数f4では、測定位置P1の加速度が最も大きく、次いで測定位置P2、P3の加速度が同程度の大きさで、測定位置P4の加速度が最も小さくなっている。ここで、測定位置P1の振動スペクトルを見て、振動数f4よりも低域側(ここでは振動数f1に相当)に、加速度が最大となるピークが存在するとき、振動数f4における振動モードは、図6(d)に示す振動モードDであることが分かる。なお、振動数f4が、振動モードDの固有振動数である。
振動数f5では、測定位置P1、P2、P3の加速度がほとんど無く、測定位置P4の加速度のみが大きくなっている。このとき、振動数f5における振動モードは、図6(e)に示す振動モードEであることが分かる。なお、振動数f5が、振動モードEの固有振動数である。
振動数f6では、測定位置P1、P2の加速度がほとんど無く、測定位置P3の加速度が最も大きく、測定位置P4の加速度が測定位置P3に次ぐ大きさとなっている。ここで、測定位置P3の振動スペクトルを見て、振動数f6よりも低域側(ここでは振動数f3に相当)に、加速度が最大となるピークが存在するとき、振動数f6における振動モードは、図6(f)に示す振動モードFであることが分かる。なお、振動数f6が、振動モードFの固有振動数である。このようにして、各振動モードが判別され、固有振動数が判明する。なお、振動モードA〜F以外に、長辺L1を2分割、短辺L2を3分割についても、同様の方法で振動モードの固有振動数を特定することができる。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、床スラブ16上に、仕切壁等により居室30が設けられている。ここで、居室30を上階24として、下階26において発生する63Hz帯域の床衝撃音を低減する方法について説明する。まず、床スラブ16で発生する63Hz帯域の振動モードを同定する。居室30において、図4(b)に示した方法と同様の方法で、測定位置P1〜P4に加速度センサを設置し、インパクトハンマー80でそれぞれの加速度センサの近傍を打撃して加振する。加速度センサで検出された加速度は、振動モード測定器60で振動スペクトルとして表示される。
続いて、得られた振動スペクトルにおいて、63Hz帯域の振動数に加速度のピークを有する振動モードを同定する。そして、同定された振動モードにおける加速度が最も大きい測定位置に、前述のTMD100(図1参照)を設置する。これにより、上階24における床スラブ16の63Hz帯域の振動モードの振動を効率良く抑えることができる。なお、本実施形態では、63Hz帯域に振動モードE(図6(e)参照)の加速度ピークが同定されたので、図8に示すように、TMD100を、床スラブ16上の測定位置P4に設置した。
続いて、上階24に設置したTMD100の振動低減効果を確認するため、下階26(図1(a)参照)において床衝撃音の測定を行う。床衝撃音の測定は、日本建築学会推奨測定基準「建築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法」あるいは、JIS−A−1418−1:2000「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法−第1部:標準軽量衝撃源による方法」、及びJIS−A−1418−2:2000「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法−第2部:標準重量衝撃源による方法」に準拠して行われるが、本実施形態では、重量衝撃源(バングマシン)を用いた測定を行った。
図7(a)及び図7(b)に示すように、居室30の床の対角線の交点位置を加振位置S1とし、対角線上で且つ居室30の四隅と測定位置S1を結んだ線分を2等分する位置を、それぞれ測定位置S2、S4、S3、S5として、上階24の床スラブ16上に加振位置S1〜S5を設定した。また、加振位置S1の真下の位置を測定位置S6として、同様に(S2、S7)、(S3、S8)、(S4、S9)、及び(S5、S10)の組合せで、下階26の床スラブ17上に測定位置S6〜S10を設定した。
床衝撃音測定は、測定位置S6〜S10に受音用のマイク82、84、86、88、90を設置して、加振位置S1〜S5をバングマシンで加振したときの、マイク82〜90で受音された床衝撃音レベル(dB)を測定することにより行った。
測定位置S6のマイク82の高さは120cm、測定位置S7のマイク84の高さは180cm、測定位置S8のマイク86の高さは90cm、測定位置S9のマイク88の高さは60cm、測定位置S10のマイク90の高さは150cmとした。なお、床衝撃音レベルの測定データは、1つの加振位置に対して5つのマイクで測定された床衝撃音レベルをパワー平均した値を加振位置ごとに求め、さらに、5つの加振位置のパワー平均値を算術平均した値を床衝撃レベルの測定結果とした。
図9は、床衝撃音レベルの測定結果を示したグラフである。グラフAは、前述の床スラブ16(図1参照)のみでTMD100を設置していない裸スラブの状態での測定結果であり、グラフBは、TMD100を設置した状態での測定結果である。また、グラフCは、前述の乾式二重床18(図1参照)を床スラブ16上に設置してTMD100を設置していない状態での測定結果であり、グラフDは、乾式二重床18を床スラブ16上に設置して、TMD100を設置した状態での測定結果である。
図9に示すように、床衝撃音で最も不快に感じる63Hz帯域において、乾式二重床18の有無に関わらず、TMD100を設置した状態では床衝撃音レベルが低減して遮音等級が下がっている。これにより、本発明の振動モードの同定方法が有効であることが分かった。
ここで、床スラブ16の振動モードを同定するのに要する測定時間について、従来と本発明を比較してみる。従来の方法では、6m×10mのスラブの場合、500mmメッシュで測定すると、13×21=273箇所で測定することになり、ランダム加振機で測定すると、4〜5時間程度必要となる。一方、本発明では、4箇所の測定位置で振動モードを測定するので、30〜40分程度で済む。このように、本発明を用いることにより、測定時間を短縮でき、振動モードの同定時間を短縮することができる。
なお、振動低減対象である床スラブ16の質量の1〜5%を目安に、TMD100の質量を決定することで、振動の低減効果を得ることができる。大きく振動を低減することはできないが、1%以下でも効果は得られる。また、5%以上では、質量の増加分ほど効果が得られなくなってくるため、費用に対する効果の貢献度が低下するが、効果の絶対値は大きくすることができる。
ここで、一例として、図7(a)の床スラブ16が、長辺12m、短辺9m、厚さ0.3mであり、測定位置P4の振動を低減する場合の必要TMD数の算定方法を説明する。
まず、床スラブ16は、全面積の1/4の床が振動するモード(図6(e)の振動モードE参照)なので、振動するエリアのコンクリート質量は、12m×9m×0.3m/4×2.4トン/m3=19.5トンとなる。このうち、振動に寄与する有効質量は、16〜22%程度であるので、有効質量は3.1〜4.3トン程度となり、これが振動低減対象の質量となる。TMD100は、この1〜5%程度の質量なので、仮に3%だとすると、93kg〜129kg程度のTMD100が必要になる。
仮に、TMD100の質量が1台20kgだとすると、振動モードの固有振動数に調整したTMD100を5〜6台、振動モードの腹位置に設置すればよいことになる。すなわち、振動モードの形状と固有振動数を特定すれば、あとは床スラブ16のスパン長と厚さの基本情報をもとに、必要なTMD100の台数、設置箇所、固有振動数を簡単に求めることが可能となる。
次に、本発明のスラブの振動同定方法、制振装置、制振装置配置方法、建築床構造、及び振動測定装置の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図10(a)に示すように、建物10の床スラブ16上に、居室30が設けられている。居室30の振動モードは、図示しないインパクトハンマー及び加速度センサを用いた測定によって同定されており、測定位置P4に制振装置としてのTMD110が設置されている。TMD110は、鉄板102(図2(b)参照)の1/3の質量(m/3)の鉄板112を、測定位置P4を中心として近接させて3つ並べた構成となっており、各鉄板112と床スラブ16の間には、それぞれ1つずつ天然ゴムからなる粘弾性体(図示せず)が接着されている。
TMD110の3つの粘弾性体は、図11(b)に示すように、振動数fA、fD、fE、fG、fHにおいてピークを有するように、僅かに固有振動数を変えて、それぞれのバネ定数K(剛性)が調整されている。なお、鉄板112の質量がm/3となっているため、元の固有振動数に調整する場合は、各粘弾性体のバネ定数を略K/3とすればよい。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
まず、第2実施形態との比較例として、TMD110が、一つのTMDで構成されたときの床スラブ16の振動数と加速度の関係を説明する。
図11(a)は、床スラブ16の振動モードの腹位置にTMDを設置しない場合、又は1ヵ所TMDを設置した場合における、床スラブ16の振動数と加速度のグラフを示したものである。図11(a)において、グラフC1は、TMDを設置していない状態を示しており、振動数fAにおいて、加速度のピークを有している。ここで、1つのTMDを床スラブ16の振動モードの腹位置に設置したとき、そのTMDの質量m及び粘弾性体のバネ定数Kで決められる固有振動数f’を、床スラブ16(質量Mとする)の固有振動数fに対して最適同調(f’=f×{1/(1+m/M)}とする)となるように設定すると、グラフC2のように、振動数fAを中心とした対称形で、振動数fB、fCにグラフC1のピークよりもΔH1(=6dB)低いピークを有するグラフが測定される。また、振動数fAにおける加速度は、振動数fB、fCの加速度よりもさらに低減される。
しかし、実際には、床スラブ16上に仕上げ段階で設置される物(外乱)の影響によって、床スラブ16の固有振動数がfAからずれることになる。ここで、床スラブ16の固有振動数がfAよりも高い側にずれると、グラフC3のように、振動数fCの加速度が振動数fBの加速度よりも高い、非対称形のグラフとなる。グラフC3の状態では、床スラブ16が固有振動数fCで振動すると、グラフC1に対して、加速度ピークの低減幅はΔH2(=1dB)となり、理想状態のΔH1よりも低く、低減効果が小さくなってしまう。このように、TMDを1つ設置するのみでは、外乱に対して、振動低減の効果が得られる余裕度が小さいことになる。
一方、本発明の第2実施形態について、床スラブ16の振動数と加速度の関係を説明する。
図11(b)は、床スラブ16の振動モードの腹位置(測定位置P4)にTMD110を設置しない場合、又は3ヵ所にTMD110を設置した場合における、床スラブ16の振動数と加速度のグラフを示したものである。図11(b)において、グラフC1は、TMD110を設置していない状態を示しており、振動数fAにおいて、加速度のピークを有している。ここで、3つのTMD110を床スラブ16の振動モードの腹位置(測定位置P4)に設置したとき、各TMD110において、TMD110の質量(m/3)、及び粘弾性体のバネ定数(略K/3)で定められる固有振動数が、床スラブ16の固有振動数fAに対して僅かに異なっている。このため、グラフC4のように、振動数fAを中心とした対称形で、振動数fD、fE、fG、fHにグラフC1のピークよりもΔH3(=7dB)低いピークを有するグラフが測定される。また、振動数fAにおける加速度は、振動数fD、fE、fG、fHの加速度よりもさらに低減される。
しかし、前述のように、実際には、床スラブ16上に仕上げ段階で設置される物(外乱)の影響によって、床スラブ16の固有振動数がfAからずれることになる。ここで、床スラブ16の固有振動数がfAよりも高い側にずれると、グラフC5のように、振動数fG、fHの加速度が振動数fD、fEの加速度よりも高い、非対称形のグラフとなる。
グラフC5の状態では、床スラブ16が固有振動数fG又はfHで振動すると、グラフC1に対して加速度ピークの低減幅はΔH4(=4dB)となり、理想状態のΔH3よりも低くなる。しかし、TMDを1ヵ所設けた場合の加速度の低減量ΔH2(図11(a)参照)と比較すると、TMD110を3つに分割して、さらに固有振動数を僅かにずらした本実施形態の低減量ΔH4の方が、低減量が大きいことが分かる。
このように、TMD110の鉄板112のトータル質量が同じでも、TMD110を分割して僅かに固有振動数をずらした方が、振動低減効果が大きいことが分かる。また、床スラブ16の固有振動数が高低側にシフトした場合のロバスト性(外乱に対する余裕度)も、TMD110を分割した方が大きいことが分かる。
なお、床スラブ16に複数の振動モードが存在する場合がある。図10(b)に示すように、建物120は、複数の柱122及び複数の梁(図示せず)で架構が構築され、床スラブ124が形成されている。ここで、床スラブ124上に設けられた居室121が、2つの振動モードを有する場合(振動モードの腹位置は、測定位置P1、P4とする)、測定位置P1、P4にそれぞれ異なる固有振動数のTMDを設置することになる。
測定位置P1には、鉄板127及び粘弾性体(図示せず)を有するTMD126が6台設置されており、測定位置P4には、鉄板129及び粘弾性体(図示せず)を有するTMD128が3台設置されている。ここで、TMD126によって測定位置P1の振動が低減され、TMD128によって測定位置P4の振動が低減される。このように、床スラブ16(124)上に複数の振動モードがある場合は、各振動モードの腹位置に合わせて複数箇所にTMDを配置することにより、全体の加速度を低減し、外乱に対する余裕度を上げることができる。
次に、本発明のスラブの振動同定方法、制振装置、制振装置配置方法、建築床構造、及び振動測定装置の第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図12(a)に示すように、建物130は、複数の柱132及び複数の梁(図示せず)で架構が構築され、床スラブ134が形成されている。また、床スラブ134上には、コンクリート製の戸境壁137、139で区切られた住居136、138が設けられている。戸境壁137、139は、振動モードを拘束する力があるため、住居136、138のそれぞれにおいて、床スラブ134の振動モードの測定が必要となる。住居136、138の各振動モードを測定するため、住居136に測定位置P1、P2、P3、P4の4箇所を設定し、住居138に測定位置P5、P6、P7、P8を設定する。
ここで、インパクトハンマー、加速度センサ、マイク(図示せず)を用いて振動モード及び重量床衝撃音を測定した結果、住居136は、50Hzの振動モード(腹位置が測定位置P4)で衝撃音が大きくなっており、住居138は、60Hzの振動モード(腹位置が測定位置P5)で衝撃音が大きくなっていることが分かった。このため、振動モード及び重量床衝撃音の測定結果に基づいて、住居136の測定位置P4に、鉄板141の質量及び粘弾性体のバネ定数を調整して固有振動数が50Hz前後となったTMD140を3台設置した。
また、住居138の測定位置P5に、鉄板143の質量及び粘弾性体のバネ定数を調整して固有振動数が60Hz前後となったTMD142を3台設置した。なお、床スラブ134及びTMD140で、建物130の床構造145が形成されており、床スラブ134及びTMD142で、建物130の床構造146が形成されている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
住居136では、50Hz帯域の振動が発生しようとするときに、TMD140によって制振されるため、下階における重量床衝撃音が低減される。また、住居138では、60Hz帯域の振動が発生しようとするときに、TMD142によって制振されるため、下階における重量床衝撃音が低減される。このように、1つの階における床スラブ134が、戸境壁137、139によって住居136、138というように複数区分されるときは、住居136、138のそれぞれの床について加速度の測定位置を4箇所設定することにより、各住居の振動モードが特定でき、重量床衝撃音を低減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
鉄板102、正方形だけでなく、多角形状であってもよい。粘弾性体は、クロロプレン系ゴムといった防振ゴムや、シリコーンゲルなどの高分子ゲル、又は、ポリウレタン等の発泡材を用いてもよい。振動モードの測定では、インパクトハンマー以外に、ランダム加振機やバングマシンを用いてもよい。
(a)本発明の第1実施形態に係る建物の断面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る床スラブの平面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係るTMDの配置図である。(b)本発明の第1実施形態に係るTMDの断面図である。(c)本発明の第1実施形態に係るTMDの平面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る床スラブの従来の方法による振動モードの測定位置を示した模式図である。(b)〜(e)本発明の第1実施形態に係る床スラブの振動加速度の分布を示した模式図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る床スラブの振動モードの測定位置を示した模式図である。(b)本発明の第1実施形態に係る振動モード測定器の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る振動モード測定器で測定された振動スペクトルの模式図である。 (a)〜(f)本発明の第1実施形態に係る振動モードA〜振動モードFを示す模式図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る居室の測定位置を示した模式図である。(b)本発明の第1実施形態に係る建物における加振位置及び受音位置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るTMDを設置した床スラブの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る床スラブにおける重量床衝撃音の測定グラフである。 (a)本発明の第2実施形態に係るTMDを設置した床スラブの平面図である。(b)本発明の第2実施形態の他の実施例としてのTMDを設置した床スラブの平面図である。 (a)本発明の第2実施形態に係るTMDを1ヵ所設置したときの振動数と加速度のグラフである。(b)本発明の第2実施形態に係るTMDを3ヵ所分割設置したときの振動数と加速度のグラフである。 (a)本発明の第3実施形態に係る床スラブの平面図である。(b)本発明の第3実施形態に係るTMDを設置した床スラブの平面図である。
符号の説明
10 建物(建築構造体)
14 梁(梁)
16 床スラブ(スラブ、測定対象スラブ)
50 床構造(建築床構造)
60 振動モード測定器(振動測定装置)
62 測定部(測定手段)
64 測定器本体(振動モード同定手段)
66 加速度センサ(振動測定手段)
68 加速度センサ(振動測定手段)
70 加速度センサ(振動測定手段)
72 加速度センサ(振動測定手段)
80 インパクトハンマー(加振源)
100 TMD(制振装置)
102 鉄板(錘部材)
104 粘弾性体(粘弾性部材)
110 TMD(分割制振装置)
120 建物(建築構造体)
130 建物(建築構造体)
134 床スラブ(測定対象スラブ)
137 戸境壁(戸境壁)
139 戸境壁(戸境壁)
140 TMD(分割制振装置)
142 TMD(分割制振装置)
145 床構造(建築床構造)
146 床構造(建築床構造)
P1 測定位置(測定位置)
P2 測定位置(測定位置)
P3 測定位置(測定位置)
P4 測定位置(測定位置)

Claims (3)

  1. 建築構造体の測定対象スラブを16分割した交点のうち、測定対象スラブの横の長さをX、縦の長さをYとして、前記測定対象スラブの角を基準とする座標A(X/2、Y/2)、座標B(X/4、Y/2)、座標C(X/2、Y/4)、座標D(X/4、Y/4)の4点を測定位置とし、
    前記測定位置を加振源で加振するとともに、振動測定手段で該測定位置の応答波形を測定して、前記測定対象スラブの振動数が63Hz帯域以下における振動モードを同定することを特徴とするスラブの振動同定方法。
  2. 各測定位置における応答波形のデータを比較し、63Hz帯域にピークを有する振動モードを6つの振動モードから同定することを特徴とする請求項1に記載のスラブの振動同定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスラブの振動同定方法で振動モードが同定された測定位置のうち最も加速度が大きい位置に、測定対象スラブの固有振動数と略等しい固有振動数となるように錘部材の質量及び粘弾性部材のバネ定数が選定された制振装置を配置することを特徴とする制振装置配置方法。
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