JP6348804B2 - 振動特性推定装置及び振動特性推定方法 - Google Patents

振動特性推定装置及び振動特性推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、床スラブの振動特性を推定する技術に関する。
従来、床スラブの床衝撃音や設備固体音といった振動特性を推定するために、床スラブの平均的なインピーダンスを用いることが行われている。非特許文献1には、床スラブの1次の固有周波数を算出するとともに、1次の固有周波数に基づいて床スラブ上の複数の点を駆動したときの平均的なインピーダンスを推定する技術が記載されている。
社団法人日本建築学会編、「建物の床衝撃音防止設計」、技法堂出版、2009年11月30日、p.11−29
非特許文献1に記載の技術では、床スラブの1次の固有周波数しか算出しないため、2次以上の固有周波数の振動の影響が大きい場合には、床スラブの振動特性を正確に推定することができない。
本発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであり、床スラブの振動特性を好適に推定することが可能な振動特性推定装置及び振動特性推定方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の振動特性推定装置は、床スラブの曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの基本インピーダンスレベルを算出する基本インピーダンスレベル算出部と、前記床スラブの長辺の長さ、短辺の長さ、ポアソン比、曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの固有周波数を算出する固有周波数算出部と、前記床スラブの長辺の長さ及び短辺の長さに基づいて、前記床スラブの振動モードを表すモード関数を設定するとともに、前記基本インピーダンスレベル、前記固有周波数及び前記モード関数に基づいて、前記床スラブ上の点を加振したときの当該点のインピーダンスレベルを表す駆動点インピーダンスレベルを算出する駆動点インピーダンスレベル算出部と、を備え、前記固有周波数算出部は、前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をnとしたときに、(m,n)=(1,1)の前記固有周波数を算出するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記固有周波数を算出し、前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、(m,n)=(1,1)の前記モード関数を設定するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記モード関数を設定し、算出された前記基本インピーダンスレベル、算出された複数の前記固有周波数及び設定された複数の前記モード関数に基づいて、前記駆動点インピーダンスレベルを算出することを特徴とする。
かかる構成によると、床スラブの振動特性として、(m,n)=(1,1)以外の固有周波数及びモード関数も考慮して駆動点インピーダンスレベルを算出するので、振動特性を簡易な手法で好適に推定することができる。
前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をn、長辺の長さをa,短辺の長さをb、ポアソン比をν、曲げ剛性をB、面密度をm’、前記床スラブの振動の周波数をfとしたとき、前記基本インピーダンスレベル算出部は、
によって基本インピーダンスレベルLZbを算出し、前記固有周波数算出部は、
によって補正前の固有周波数f(m,n)fixを算出するとともに、
(ここで、wは、予め決められた補正係数)によって固有周波数f(m,n)を算出し、前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、
(ここで、Cは、予め決められた定数)によってモード関数G(x,y,m,n)を設定するとともに、
(ここで、Mは、f(m,n)を小さい順に並べたときの前記床スラブの固有周波数の次数、C,D,D,Dは、予め決められた定数、ηは、予め決められた係数)によってM次モードにおける当該モードの駆動点インピーダンスの前記基本インピーダンスレベルからの偏差ΔL(M)を算出し、前記基本インピーダンスレベルLZbから各モードの前記偏差ΔL(M)の算術平均を減じることによって、駆動点インピーダンスレベルLZdを算出することが望ましい。
前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに前記駆動点インピーダンスレベルを算出することが望ましい。
かかる構成によると、人間の感覚に合わせたA特性音圧レベルにおける振動特性を好適に推定することができる。
前記振動特性推定装置は、前記駆動点インピーダンスレベルに基づいて、前記床スラブ上の加振点を加振したときに受振点へ伝達される振動のインピーダンスレベルを表す伝達インピーダンスレベルを算出する伝達インピーダンスレベル算出部を備えることが望ましい。
かかる構成によると、床スラブの振動特性として、(m,n)=(1,1)以外の固有周波数及びモード関数も考慮した伝達インピーダンスレベルを算出するので、他の位置で加振された振動を考慮した振動特性を好適に推定することができる。
前記振動特性推定装置は、前記床スラブ上の複数の点に関して、一の点を前記加振点としたときの当該加振点の前記駆動点インピーダンスレベルと残りの点を前記受振点とした前記伝達インピーダンスレベルとのエネルギー平均値を算出するとともに、全ての点に関する前記エネルギー平均値を算術平均することによって平均インピーダンスレベルを算出する平均インピーダンスレベル算出部を備えることが望ましい。
かかる構成によると、床スラブの振動特性として、(m,n)=(1,1)以外の固有周波数及びモード関数も考慮した平均インピーダンスレベルを算出するので、床スラブの推定対象居室範囲の全体的な振動特性を好適に推定することができる。
また、本発明の振動特性推定方法は、床スラブの曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの基本インピーダンスレベルを算出する基本インピーダンスレベル算出ステップと、前記床スラブの長辺の長さ、短辺の長さ、ポアソン比、曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの固有周波数を算出する固有周波数算出ステップと、前記床スラブの長辺の長さ及び短辺の長さに基づいて、前記床スラブの振動モードを表すモード関数を設定するとともに、前記基本インピーダンスレベル、前記固有周波数及び前記モード関数に基づいて、前記床スラブ上の点を加振したときの当該点のインピーダンスレベルを表す駆動点インピーダンスレベルを算出する駆動点インピーダンスレベルステップと、を含み、前記固有周波数算出ステップにおいて、前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をnとしたときに、(m,n)=(1,1)の前記固有周波数を算出するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記固有周波数を算出し、前記駆動点インピーダンスレベル算出ステップにおいて、(m,n)=(1,1)の前記モード関数を設定するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記モード関数を設定し、算出された前記基本インピーダンスレベル、算出された複数の前記固有周波数及び設定された複数の前記モード関数に基づいて、前記駆動点インピーダンスレベルを算出することを特徴とする。
本発明によれば、(m,n)=(1,1)の固有周波数及びモード関数に加えて、(m,n)=(1,1)以外の固有周波数及びモード関数も考慮して駆動点インピーダンスレベルを算出するので、床スラブの一部の居室の振動特性を推定する場合等において、当該振動特性を簡易な手法で好適に推定することができる。
床スラブと推定対象居室範囲との関係を示す図である。 床スラブの振動モードを模式的に示す図であり、(a)は(m,n)=(1,1)の振動モード、(b)は(m,n)=(2,1)の振動モード、(c)は(m,n)=(3,1)の振動モード、(d)は(m,n)=(2,2)の振動モードを示す。 本発明の実施形態に係る振動特性推定装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る振動特性推定方法を説明するためのフローチャートである。 周波数と駆動点インピーダンスレベルとの関係を示すグラフである。 床スラブの一例を示す図である。 駆動点インピーダンスレベルの算出例を示す表である。 駆動点インピーダンスレベルの算出値及び実測値を示すグラフである。 床スラブにおける加振点及び受振点を模式的に示す図である。 平均インピーダンスレベルの算出値及び実測値を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明の実施形態に係る振動特性推定装置は、建物の所定の階に設けられた床スラブ2の一部である推定対象居室範囲3の振動特性を推定する。床スラブ2は、複数の居室等に区画されている。振動特性推定装置は、一つの居室の床(すなわち、推定対象居室範囲3)ごとに振動特性を推定することができる。
図2に示すように、床スラブ2は、x軸方向に延びる長辺の長さがa[m]、y軸方向に延びる短辺の長さがb[m]の長方形である。また、床スラブ2は、当該床スラブ2を囲む大梁によって支持されている。すなわち、床スラブ2は、その周縁が完全に固定されており、当該床スラブ2の周縁を節として振動する。
かかる床スラブ2は、長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をnとした場合、例えば図2(a)〜(d)に示すような振動モードで振動する。図2(a)〜(d)は、後記するモード関数G(x,y,m,n)をデシベル換算した算出例であり、低デシベルになるほどドットの密度が大きくなるように示されている。
図2(a)は、(m,n)=(1,1)の振動モードを示しており、長辺方向及び短辺方向のそれぞれに1つの腹が生じている。
図2(b)は、(m,n)=(2,1)の振動モードを示しており、長辺方向に2つの腹が生じ、短辺方向に1つの腹が生じている。また、長辺方向において、隣り合う2つの腹の間に、1つの節が生じている。すなわち、かかる振動モードでは、y軸方向に延びる1つの節が床スラブ2に生じている。
図2(c)は、(m,n)=(3,1)の振動モードを示しており、長辺方向に3つの腹が生じており、短辺方向に1つの腹が生じている。また、長辺方向において、隣り合う2つの腹の間に、1つの節が生じている。すなわち、かかる振動モードでは、y軸方向に延びる2つの節が床スラブ2に生じている。
図2(d)は、(m,n)=(2,2)の振動モードを示しており、長辺方向及び短辺方向のそれぞれに2つの腹が生じている。また、長辺方向及び短辺方向のそれぞれにおいて、隣り合う2つの腹の間に、1つの節が生じている。すなわち、かかる振動モードでは、x軸方向に延びる1つの節とy軸方向に延びる1つの節が床スラブ2に生じている。
このように、床スラブ2は、振動モードごとに振動しやすい場所(すなわち、腹)の位置が異なる。したがって、床スラブ2の一部である推定対象居室範囲3の振動特性を推定する場合には、(m,n)=(1,1)の振動モード以外の振動モードが重要となる場合がある。
なお、以下の説明において、床スラブ2全体の振動モードの次数をMとし、後記する床スラブ2の固有周波数f(m,n)を小さい順に並べ、固有周波数f(m,n)が最も小さい振動モードをM=1、f(m,n)が2番目に小さい振動モードをM=2、というように次数Mを決定する。
一般的には、図2(a)に示す(m,n)=(1,1)の場合に、M=1となり、図2(b)に示す(m,n)=(2,1)の場合に、M=2となる。また、図2(c)に示す(m,n)=(3,1)の場合に、M=3となり、図2(d)に示す(m,n)=(2,2)の場合に、M=4となる。
図3に示すように、本発明の実施形態に係る振動特性推定装置1は、入力部10と、通知部20と、制御部30と、を備える。
入力部10は、キーボード、マウス等によって構成されており、ユーザによる入力部10の操作に応じて、入力結果を制御部30へ出力する。
通知部20は、スピーカ、プリンタ、モニタ等によって構成されており、制御部30によって推定された振動特性を、音声、印刷物、画像等によってユーザへ通知する。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、入出力回路等によって構成されている。制御部30は、機能部として、基本インピーダンスレベル算出部31と、固有周波数算出部32と、駆動点インピーダンスレベル算出部33と、伝達インピーダンスレベル算出部34と、平均インピーダンスレベル算出部35と、を備える。
<基本インピーダンスレベル算出部>
基本インピーダンスレベル算出部31は、入力部の入力結果である床スラブ2の曲げ剛性B[N・m]及び面密度m’[kg/m]に基づいて、床スラブ2の基本インピーダンスレベルLZb[dB]を算出する(図4の基本インピーダンスレベル算出ステップS1)。
基本インピーダンスレベルLZbは、無限大の床スラブ2(すなわち、a=∞、b=∞)における、床スラブ2上の任意の点(加振点)を加振したときの当該加振点の駆動点インピーダンスレベルである。
本実施形態では、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、下記式(1)に基づいて、基本インピーダンスレベルLZb[dB]を算出する。
<固有周波数算出部>
固有周波数算出部32は、入力部10の入力結果である床スラブ2の長辺の長さa[m]、短辺の長さb[m]、ポアソン比ν、曲げ剛性B[N・m]及び面密度m’[kg/m]に基づいて、床スラブ2の固有周波数f(m,n)[Hz]を算出する(図4の固有周波数算出ステップS2)。
固有周波数f(m,n)は、床スラブ2の長辺方向の振動モードの次数がm、短辺方向の振動モードの次数がnのときの、周縁完全固定板である床スラブ2に固有の周波数である。
より詳細には、まず、固有周波数算出部31は、ブレビンス(Blevins)によって導出された下記式(2)に基づいて、周縁完全固定板である床スラブ2の補正前の固有周波数f(m,n)fix[Hz]を算出する。
なお、式(1)によって算出された固有周波数f(m,n)fixは、床スラブ2の実際の固有周波数f(m,n)とは一致しない。
そのため、固有周波数算出部31は、下記式(3)に基づいてf(m,n)fixを補正することによって、補正後の固有周波数f(m,n)[Hz]を算出する。
ここで、補正係数wは、実験等によって予め決定された値である。本実施形態において、補正係数wは、全ての次数において0.8に設定される。
また、f(m,n)を値の小さい順に並べたときの、M次の床スラブの固有周波数をf(M)とする。前記したように、一般的には、f(1)=f(1,1)、f(2)=f(2,1)、f(3)=f(3,1)、f(4)=f(2,2)となる。
<駆動点インピーダンスレベル算出部>
駆動点インピーダンスレベル算出部33は、入力部10の入力結果である床スラブ2の長辺の長さa[m]及び短辺の長さb[m]に基づいて、床スラブ2のモード関数G(x,y,m,n)を設定するとともに、基本インピーダンスレベルLZb、固有周波数f(M)及びモード関数G(x,y,m,n)に基づいて、駆動点インピーダンスレベルLZdを算出する(図4の駆動点インピーダンスレベル算出ステップS3)。
モード関数G(x,y,m,n)は、周縁完全固定の長方形板である床スラブ2が自由振動したときの振幅形状を表す関数、すなわち、床スラブ2の(m,n)次における点(x,y)の振動モードを算出するための関数である。
また、駆動点インピーダンスレベルLZdは、床スラブ2上の点(x,y)を加振したときの当該点のインピーダンスレベルである。
より詳細には、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、下記式(4)に基づいて、モード関数G(x,y,m,n)を設定する。
ここで、
xは、床スラブ2上の点のx座標の値[m]
yは、床スラブ2上の点のy座標の値[m]
である。
なお、定数C(C,C,C)は、理論的に予め決定された値である。本実施形態では、C=4.370、C=7.853、C=10.996に設定される。
続いて、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、下記式(5)に基づいて、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに、当該周波数帯域の中心周波数f[Hz]における駆動点インピーダンスレベルLZdの偏差ΔL(M)[dB]を算出する。偏差ΔL(M)は、M次モードにおける当該モードの駆動点インピーダンスの基本インピーダンスレベルからの偏差である。
ここで、定数Cは、複数の実験によって得られた実測値と前記式による算出値とが一致するように予め決定された値である。本実施形態では、C=7.0に設定される。なお、定数Cは、オクターブバンドの帯域幅等に応じて、5.0〜10.0程度の範囲の値に設定可能である。
また、係数ηは、複数の実験によって得られた実測値と前記式による算出値とが一致するように予め決定された値である。本実施形態では、η=0.3に設定される。なお、ηは、オクターブバンドの帯域幅等に応じて、0.1〜0.5程度の範囲の値に設定可能である。
また、ΔLMIN[dB]は、複数の実験によって得られた実測値と前記式による算出値とが一致するように予め決定された値である。なお、ΔLMINは、モード次数等に応じて、3〜15程度の範囲の値に設定可能である。
また、定数D、D,Dは、複数の実験によって得られた実測値と前記式による算出値とが一致するように予め決定された値である。本実施形態では、D=9.7、D=5.5、D=30.6に設定される。なお、定数D,D,Dは、モード次数等に応じて、1〜100程度の範囲の値にそれぞれ設定可能である。
図5に示すように、式(5)の第1項は、床スラブ2の振動の周波数f[Hz]が固有周波数f(M)からずれたときに、駆動点インピーダンスレベルΔLZdがどの程度上昇するかを示している。
また、式(5)の第2項及び第3項は、周波数fが固有周波数f(M)に等しいときに、床スラブ2上の点(x,y)における駆動点インピーダンスレベルLZdの基本インピーダンスレベルLZbからの偏差を示している。
これら第1項、第2項及び第3項の合計値が、M次モードの周波数fにおける駆動点インピーダンスレベルLZdの基本インピーダンスレベルLZbからの偏差ΔL(M)になる。
ここで、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、M=1の1次モードに関しては、中心周波数f=25[Hz]から、固有周波数f(M)が存在する周波数帯域(図7の中心周波数31.5[Hz])よりも1つ上の周波数帯域までに関して、偏差ΔL(M)を算出する。
また、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、M=2〜4の2〜4次モードに関しては、固有周波数f(M)が存在する周波数帯域(M=2では、中心周波数50[Hz]、M=3では、中心周波数63[Hz]、M=4では、中心周波数80[Hz])とその上下1つずつの周波数帯域に関して、偏差ΔL(M)を算出する。
続いて、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに、偏差ΔL(M)の算術平均ΔL[dB]を算出する。
続いて、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、基本インピーダンスレベルLZbから偏差の算術平均ΔLを減じる(LZd=LZb−ΔL)ことによって、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに、駆動点インピーダンスレベルLZd[dB]を算出する。
本実施形態では、床スラブ2の推定対象居室領域3の対角線上に5つの点P1〜P5が設定されており、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、設定された点P1〜P5のそれぞれに関して、駆動点インピーダンスレベルLZdを算出する。
本実施形態では、図6に示すように、a=5.400[m]、b=5.100[m]の床スラブ2において、点P1〜P5の座標を、P1(1.410,1,250)、P2(3.990,1.250)、P3(2.540,2.550)、P4(1,410,3.850)、P5(3.990,3.850)とする。
また、点P1における駆動点インピーダンスレべルLZdの算出結果の表を図7に示す。例えば、中心周波数63[Hz]の周波数帯域では、駆動点インピーダンスレベル算出部33は、2次モードの偏差ΔL(2)=7.5[dB]、3次モードの偏差ΔL(3)=9.4[dB]及び4次モードの偏差ΔL(4)=6.9[dB]の算術平均ΔL=7.9[dB]を算出するとともに、LZd=LZb−ΔLという式に基づいて、駆動点インピーダンスレベルLZd=115.4−7.9=107.5[dB]を得ることができる。
なお、図7において、偏差ΔL(M,i)は、i番目の点の偏差ΔL(M)を示し、算術平均ΔL(i)は、i番目の点の算術平均ΔLを示し、駆動点インピーダンスレベルΔLZd(i)は、i番目の点の駆動点インピーダンスレベルΔLZdを示す。
また、点P1における駆動点インピーダンスレベルLZdの算出値と実測値とを比較するグラフを図8に示す。図8から分かるように、算出された駆動点インピーダンスレベルLZdは、実測値の傾向をよく反映している。
<伝達インピーダンスレベル算出部>
伝達インピーダンスレベル算出部34は、駆動点インピーダンスレベルLZd[dB]に基づいて、伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)[dB]を算出する。
伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)は、図8に示すように、床スラブ2上の加振点(x,y)を加振したときに受振点(x,y)に伝達される振動のインピーダンスレベルである(i≠j)。
より詳細には、伝達インピーダンスレベル算出部34は、下記式(6)に基づいて、伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)を算出する。
ここで、
ΔLZ,iは、加振点(x,y)における駆動点インピーダンスレベルLZdと基本インピーダンスレベルLZbとの偏差[dB]であり、図7のΔLに相当する
ΔLZ,jは、受振点(x,y)における駆動点インピーダンスレベルLZdと基本インピーダンスレベルLZbとの偏差[dB]であり、図7のΔLに相当する
rは、加振点と受振点との距離[m]
は、加振点(x,y)と受振点(x,y)との距離の基準[m]であり、本実施形態では、1[m]
である。
式(6)における1番目の式は、ΔLZ,i及びΔLZ,jがともにプラスの場合であり、加振点及び受振点の両方が振動しやすい状態に対応している。
また、式(6)における2番目の式は、ΔLZ,i及びΔLZ,jがともにマイナスの場合であり、加振点及び受振点の両方が振動しにくい状態に対応している。
また、式(6)における3番目の式は、それら以外の状態に対応している。
本実施形態では、伝達インピーダンスレベル算出部34は、5つの点P1〜P5に関して、1つの点を加振点としたときの残りの4つの点の伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)を算出することを、5つの点P1〜P5の全てに関して実行する。
すなわち、伝達インピーダンスレベル算出部34は、点P1を加振点としたときの受振点P2〜P5の伝達インピーダンスレベルLZt(1,2),LZt(1,3),LZt(1,4),LZt(1,5)を算出する。
また、伝達インピーダンスレベル算出部34は、点P2を加振点としたときの受振点P1,P3〜P5の伝達インピーダンスレベルLZt(2,1),LZt(2,3),LZt(2,4),LZt(2,5)を算出する。
また、伝達インピーダンスレベル算出部34は、点P3を加振点としたときの受振点P1,P2,P4,P5の伝達インピーダンスレベルLZt(3,1),LZt(3,2),LZt(3,4),LZt(3,5)を算出する。
また、伝達インピーダンスレベル算出部34は、点P4を加振点としたときの受振点P1〜P3,P5の伝達インピーダンスレベルLZt(4,1),LZt(4,2),LZt(4,3),LZt(4,5)を算出する。
また、伝達インピーダンスレベル算出部34は、点P5を加振点としたときの受振点P1〜P4の伝達インピーダンスレベルLZt(5,1),LZt(5,2),LZt(5,3),LZt(5,4)を算出する。
<平均インピーダンスレベル算出部>
平均インピーダンスレベル算出部35は、駆動点インピーダンスLZd[dB]及び伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)[dB]に基づいて、平均インピーダンスレベルL[dB]を算出する。
平均インピーダンスレベルLは、一の点を加振点としたときの当該加振点の駆動点インピーダンスレベルLZdと残りの点を受振点とした伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)とのエネルギー平均値を算出するとともに、全ての点に関するエネルギー平均値を算術平均したインピーダンスレベルである。
より詳細には、平均インピーダンスレベル算出部35は、下記式(7)に基づいて、平均インピーダンスレベルLを算出する。
ここで、Nは、床スラブ2上で加振点及び受振点として用いられる点の個数であり、本実施形態では、N=5である(図1参照)。また、LZd(i)は、i番目の点の駆動点インピーダンス[Hz]であり、LZt(i,j)は、i番目の点を加振したときのj番目の点(i≠j)の伝達インピーダンスレベル[Hz]である。
点P1〜P5の平均インピーダンスレベルLの算出値と実測値とを比較するグラフを図10に示す。図10から分かるように、算出された平均インピーダンスレベルLは、実測値とよく一致している。
振動特性推定装置1の制御部30は、床スラブ2の振動特性として、駆動点インピーダンスレベルLZd、伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)及び平均インピーダンスレベルLの少なくとも一つを通知部20へ出力する。
本発明の実施形態に係る振動特性推定装置1は、床スラブ2の振動特性として、M=1の固有周波数f(1)及びモード関数G(x,y,1,1)に加えてM=2以上の固有周波数f(M)及びモード関数G(x,y,m,n)に基づいて駆動点インピーダンスレベルLZdを算出するので、振動特性を簡易な手法で好適に推定することができる。
また、振動特性推定装置1は、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに駆動点インピーダンスレベルLZdを算出するので、人間の感覚に合わせたA特性音圧レベルにおける振動特性を好適に推定することができる。
また、振動特性推定装置1は、床スラブ2の振動特性として、M=2以上の固有周波数f(M)及びモード関数G(x,y,m,n)を考慮した伝達インピーダンスレベルLZt(i,j)を算出するので、他の位置で加振された振動を考慮した振動特性を好適に推定することができる。
また、振動特性推定装置1は、床スラブ2の振動特性として、M=2以上の固有周波数f(M)及びモード関数G(x,y,m,n)を考慮した平均インピーダンスレベルLを算出するので、床スラブ2の推定対象居室範囲3の全体的な振動特性を好適に推定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、各種定数及び係数の値は、適宜変更可能である。また、制御部30は、入力部10以外に、外部端末装置や外部記憶装置から、算出に必要な各種パラメータの値を取得する構成であってもよい。また、駆動点インピーダンスレベルの算出は、1/3オクターブバンド以外のオクターブバンドで行われてもよい。また、前記実施形態では、M=1以外にM=2〜4の振動モードも考慮して振動特性を推定したが、M=1以外に考慮するモードの次数は、これに限定されない。また、平均インピーダンスレベルLZdを算出するのに用いられる床スラブ2上の点の個数及び位置も、前記したものに限定されない。また、床スラブ2が正方形である場合には、一方を長辺、他方を短辺に設定することができる。また、振動特性推定方法において、基本インピーダンスレベル算出ステップS1と固有周波数算出ステップS2とは、順序を入れ替えてもよく、同時に行われてもよい。また、振動特性推定装置1の各機能部は、曲げ剛性B及び面密度m’を算出するためのパラメータ(床スラブ2の等価厚h[m]等)を取得し、取得されたパラメータに基づいて曲げ剛性B及び面密度m’を算出する構成であってもよい。
1 振動特性推定装置
2 床スラブ
3 推定対象居室範囲
31 基本インピーダンスレベル算出部
32 固有周波数算出部
33 駆動点インピーダンスレベル算出部
34 伝達インピーダンスレベル算出部
35 平均インピーダンスレベル算出部

Claims (6)

  1. 床スラブの曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの基本インピーダンスレベルを算出する基本インピーダンスレベル算出部と、
    前記床スラブの長辺の長さ、短辺の長さ、ポアソン比、曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの固有周波数を算出する固有周波数算出部と、
    前記床スラブの長辺の長さ及び短辺の長さに基づいて、前記床スラブの振動モードを表すモード関数を設定するとともに、前記基本インピーダンスレベル、前記固有周波数及び前記モード関数に基づいて、前記床スラブ上の点を加振したときの当該点のインピーダンスレベルを表す駆動点インピーダンスレベルを算出する駆動点インピーダンスレベル算出部と、
    を備え、
    前記固有周波数算出部は、前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をnとしたときに、(m,n)=(1,1)の前記固有周波数を算出するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記固有周波数を算出し、
    前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、(m,n)=(1,1)の前記モード関数を設定するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記モード関数を設定し、算出された前記基本インピーダンスレベル、算出された複数の前記固有周波数及び設定された複数の前記モード関数に基づいて、前記駆動点インピーダンスレベルを算出する
    ことを特徴とする振動特性推定装置。
  2. 前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をn、長辺の長さをa,短辺の長さをb、ポアソン比をν、曲げ剛性をB、面密度をm’、前記床スラブの振動の周波数をfとしたとき、
    前記基本インピーダンスレベル算出部は、
    によって基本インピーダンスレベルLZbを算出し、
    前記固有周波数算出部は、
    によって補正前の固有周波数f(m,n)fixを算出するとともに、
    (ここで、wは、予め決められた補正係数)
    によって固有周波数f(m,n)を算出し、
    前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、
    (ここで、Cは、予め決められた定数)
    によってモード関数G(x,y,m,n)を設定するとともに、
    (ここで、Mは、f(m,n)を小さい順に並べたときの前記床スラブの固有周波数の次数、C,D,D,Dは、予め決められた定数、ηは、予め決められた係数)
    によってM次モードにおける当該モードの駆動点インピーダンスの前記基本インピーダンスレベルからの偏差ΔL(M)を算出し、
    前記基本インピーダンスレベルLZbから各モードの前記偏差ΔL(M)の算術平均を減じることによって、駆動点インピーダンスレベルLZdを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動特性推定装置。
  3. 前記駆動点インピーダンスレベル算出部は、1/3オクターブバンドの周波数帯域ごとに前記駆動点インピーダンスレベルを算出する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の振動特性推定装置。
  4. 前記駆動点インピーダンスレベルに基づいて、前記床スラブ上の加振点を加振したときに受振点へ伝達される振動のインピーダンスレベルを表す伝達インピーダンスレベルを算出する伝達インピーダンスレベル算出部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の振動特性推定装置。
  5. 前記床スラブ上の複数の点に関して、一の点を前記加振点としたときの当該加振点の前記駆動点インピーダンスレベルと残りの点を前記受振点とした前記伝達インピーダンスレベルとのエネルギー平均値を算出するとともに、全ての点に関する前記エネルギー平均値を算術平均することによって平均インピーダンスレベルを算出する平均インピーダンスレベル算出部を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の振動特性推定装置。
  6. 床スラブの曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの基本インピーダンスレベルを算出する基本インピーダンスレベル算出ステップと、
    前記床スラブの長辺の長さ、短辺の長さ、ポアソン比、曲げ剛性及び面密度に基づいて、前記床スラブの固有周波数を算出する固有周波数算出ステップと、
    前記床スラブの長辺の長さ及び短辺の長さに基づいて、前記床スラブの振動モードを表すモード関数を設定するとともに、前記基本インピーダンスレベル、前記固有周波数及び前記モード関数に基づいて、前記床スラブ上の点を加振したときの当該点のインピーダンスレベルを表す駆動点インピーダンスレベルを算出する駆動点インピーダンスレベルステップと、
    を含み、
    前記固有周波数算出ステップにおいて、前記床スラブの長辺方向の振動モードの次数をm、短辺方向の振動モードの次数をnとしたときに、(m,n)=(1,1)の前記固有周波数を算出するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記固有周波数を算出し、
    前記駆動点インピーダンスレベル算出ステップにおいて、(m,n)=(1,1)の前記モード関数を設定するとともに、(m,n)=(1,1)以外の前記モード関数を設定し、算出された前記基本インピーダンスレベル、算出された複数の前記固有周波数及び設定された複数の前記モード関数に基づいて、前記駆動点インピーダンスレベルを算出する
    ことを特徴とする振動特性推定方法。
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