JP5252761B2 - ジアセチレン系ポリオルガノシロキサン、その中間体およびその硬化組成物 - Google Patents

ジアセチレン系ポリオルガノシロキサン、その中間体およびその硬化組成物 Download PDF

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Description

この発明は、アセチレン系ポリオルガノシロキサン化合物に関する。さらに詳しくは、ジアセチレン系ポリオルガノシロキサン類およびその硬化に関する。
発明の背景
アセチレン部分を有するポリオルガノシロキサン(以下、「シリコーン」と言うこともある)は、当業界で周知であり、多くの刊行物に開示されている。たとえば、共役ジアセチレン基がケイ素原子に直接結合した化合物が、Son et al., Macromolecules, 28, 399−400(1995)およびParnell et al., J. Poly. Sci., Poly. Chem. Ed., 11,1107−1110(1973)に開示されている。同様のジアセチレン基がアミドまたはエステル基およびシリコーン部分と組み合わさって存在する化合物類が、欧州特許出願第210,058号およびLai et al., Mol. Cryst. Liq. Cryst., 188, 25−39(1990)で検討されている。側鎖にフェニルジエチニルフェニルオキシアルキル基を有するシリコーンが、Hsu et al., Poly. Prep., 33, 214−215(1992)に開示されている。Si−O−C結合を含むジアセチレン系シリコーンが、ドイツ特許出願公開第4,302,993号および第4,303,080号に開示されている。
このような材料は、熱または放射線により硬化され、たとえば剥離コーティングまたはコンフォーマルコーティングとして有用な材料を生成する可能性を持っている。しかし、製造コストが高く、化学的に不安定であるなど種々の欠点も有し、特に化学的不安定性はSi−O−C結合を持つ化合物で顕著である。
フランス特許出願96/11,999号および96/12,000号には、ジアセチレン部分と組合わせてエーテル基を含むポリマー組成物が開示されている。しかし、シリコーン部分は存在しない。
したがって、比較的安価で、安定で、容易に硬化するジアセチレン系シリコーン化合物の開発が望まれている。
本発明は、一連の化学的に安定なジアセチレン系シリコーン類および一連のそのアセチレン系シリコーン中間体を提供する。これらの中間体は、カップリング反応により容易にジアセチレン化合物に転化する。また本発明は、ジアセチレン系シリコーン類から製造した硬化物、ならびに促進剤、増感剤または他の添加剤の存在を必要とせずに、紫外線を使用してジアセチレン系シリコーンを硬化する方法も提供する。
本明細書中の式では、ポリオルガノシロキサンに関する慣例の命名法を用いる。慣例の命名法では、一般式R3SiO1/2、R2SiO2/2、RSiO3/2およびSiO4/2について、「mono」、「di」、「tri」および「quaternary」の略字として記号M、D、TおよびQを使用して、酸素原子が他のケイ素原子に結合しているSi−O部分の数を表わす。なお、分数の下付き文字は酸素原子がそれぞれ2つのケイ素原子に結合していることを示す。したがって、本明細書で使用される記号DおよびTは、それぞれジュウテリウムおよびトリチウムという一般的な意味を持たない。
本発明は、第1の実施態様において、次式で表わされるエチニルオルガノポリオルガノシロキサンを含む中間体組成物を提供する。
(M1a(M2b(D1c(D2d(T1e(T2fg (I)
上式中、M1は(R23SiO1/2
1は(R22SiO2/2
1はR2SiO3/2
QはSiO4/2
2
Figure 0005252761
、D2
Figure 0005252761
、T2はHC≡C−R1−SiO3/2であり、
a、b、c、d、e、fおよびgはそれぞれ0以上、ただしb+d+fは1以上であり、
1はそれぞれ独立して、Si−O−C部分を持たず、Siに直接結合していない酸素原子1つ以上またはSiに直接結合したCH=CH部分1つ以上を含む二価の有機基であり、
2はそれぞれ独立して、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アリール基、アリールオキシ基、アルキル置換アリール基およびアラルキル基であり、これらの基はハロゲン置換されていてもよい。
本発明の別の実施態様は、上述したエチニルオルガノポリオルガノシロキサンのカップリングにより形成したポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサンを含む組成物を提供する。
本発明のさらに他の実施態様は、ポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサン組成物を熱または放射線に曝す工程を含む、ポリオルガノシロキサン硬化物の製造方法である。さらに他の実施態様は、このように製造したポリオルガノシロキサン硬化物である。
好適な実施態様
式Iのエチニルオルガノシリコーンにおいて、下付き文字a〜gはそれぞれ0以上、ただしb+d+fは1以上である。好ましくは、cは約1〜約500、e、fおよびgはそれぞれ0である。すなわち、好ましいシリコーンはトリオルガノシロキシ終端ポリオルガノシロキサンである。cは、より好ましくは約5〜約50、特に好ましくは約5〜約25である。
b+d+fの和、すなわち1分子当りのエチニル基数の合計は1(換言すればモノ)以上であり、好ましくは2以上、より好ましくは2である。特に好ましいエチニルオルガノシリコーンにおいて、bは2、dとfはそれぞれ0である。すなわち、好ましい化合物はエチニル終端ポリオルガノシロキサンである。
特に好ましいエチニル終端シリコーン類は、次式で表わされるものである。
Figure 0005252761
上式中、nは約1〜約500であり、好ましくは約5〜約50、特に好ましくは約5〜約25であり、pは約1〜約100であり、好ましくは約1〜約10、特に好ましくは1または2であり、R1は前記定義の通り、R2はそれぞれ独立して、C1-22のアルキル、C1-22のアルコキシ、C2-22のアルケニル、C6-20のアリール、C6-20のアリールオキシ、C6-22のアルキル置換アリールおよびC6-22のアラルキル基であり、これらの基はハロゲン置換されていてもよく、たとえばC1-22のフルオロアルキルのようなフルオロカーボンを含むようにフッ素置換されていてもよい。本発明の種々の実施態様で用いる用語「アルキル」は、直鎖アルキル、枝分れアルキル、アラルキルおよびシクロアルキル基を意味する。直鎖および枝分れアルキル基は、1〜約12の炭素原子を含むものが好ましく、具体的な例として、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチルおよびヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。シクロアルキル基は4〜約12の環炭素原子を含むものが好ましい。このシクロアルキル基の具体例として、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシルおよびシクロヘプチルが挙げられるが、これらに限定されない。好ましいアラルキル基は7〜約14の炭素原子を含むものであり、たとえばベンジル、フェニルブチル、フェニルプロピルおよびフェニルエチルが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の種々の実施態様で用いるアリール基は、6〜14の環炭素原子を含むものが好ましい。このアリール基の具体的な例として、フェニル、ビフェニルおよびナフチルが挙げられるが、これらに限定されない。R2基として適当なハロゲン化部分の具体的な例はトリフルオロプロピルであるが、これに限定されない。多くの場合、全てのR2基がメチルである。
式IおよびIIにおけるR1基は、安定性を低下させるSi−O−C部分を含まない二価の基である。本発明の好適な実施例において、前記R1基はSiに直接結合していない酸素原子を1つ以上含む。このようなR1基は、多くの場合次式IIIまたはIVで表わされる。
Figure 0005252761
上式中、R3はそれぞれ独立して水素またはC1-4のアルキル基で、mは約0〜約100で、yは約3〜約10で、(CH2yはケイ素に結合している。多くの場合、各R3は水素、mは1、yは3である。
Figure 0005252761
上式中、yは前記定義の通り、(CH2yはケイ素に結合し、xは約1〜約100であり、好ましくは約1〜約50、特に好ましくは約1〜約10である。
別の好適な実施態様において、R1はSiに直接結合したオレフィン部分を1つ以上含み、より好ましくはSiに直接結合したオレフィン部分を1つだけ含む。このタイプの基には次式VおよびVIのものがある。
―R4―CH=CH― (V)
―CH=CH―R4―CH=CH― (VI)
上式中、R4は二価の有機基であり、具体的には脂肪族、芳香族もしくは脂肪族−芳香族混合炭化水素基であり、またはヘテロ原子を含んでいてもよく、オレフィン炭素原子はSiに結合している。好ましくは、R4はアルキレンまたは二価の芳香族炭化水素もしくは芳香族エーテル基である。R4として用いられるアルキレン基は、多くの場合約2〜約10の炭素原子を含み、4炭素原子アルキレン(すなわちテトラメチレン)がしばしば好ましい。芳香族基としてはp−フェニレンおよび次式の基が好ましい。
Figure 0005252761
式IおよびIIの基において、R2は前記定義の通り。
式IIのエチニル終端シリコーン中間体の1種は、2段階の反応手順により製造することができ、その第一工程では水素化物含有シリコーンを次式のオレフィン系ヒドロキシ化合物でヒドロシリル化する。
Figure 0005252761
上式中、R3、mおよびyは前記定義の通り。この構造を有するオレフィン系ヒドロキシ化合物の少なくとも1つ、2−(2−プロペニルオキシ)エタノール(エチレングリコールアリルエーテル)は、市販されている。
本発明のポリオルガノシロキサンは、通常、次式
hH ijH klH mn
で表わされる水素化物含有シリコーンのヒドロシリル化により製造する。上式中、下付き文字h、i、j、k、l、mおよびnは0または正の整数、ただし下付き文字i、kおよびmの和は1以上であり、
Mは式R2 3SiO1/2
Hは式R2 3-ooSiO1/2
Dは式R2 2SiO2/2
Hは式H2-p2 pSiO2/2
Tは式R2SiO3/2
Hは式HSiO3/2
Qは式SiO4/2であり、
oは約1〜約3、好ましくは1であり、pは0または1、好ましくは1であり、R2はそれぞれ独立して前記定義の通りである。
本発明の化合物の前駆物質である水素化物含有シリコーン化合物は、米国特許第5,698,654号に開示された方法により製造できる。この米国特許に、塩基触媒を用いた環状オルガノシロキサンの開環重合を行い、つぎに再分配・縮合触媒、たとえばルイス酸触媒、好ましくはホスホニトリル化合物で前記塩基触媒を中和できる逐次触媒作用が開示され、これにより官能化および多官能化シリコーンコポリマーの迅速な合成が可能になる。
なお、純粋な化合物として考えるとき、本発明の水素化物含有シリコーン前駆物質およびヒドロシリル化付加物を表わす下付き文字は、化学量論の諸規則に規定されるとおりの整数である。これらの式で表される化合物の混合物として考えるとき、下付き文字は、混合物については整数でない値をとる。これらの化合物の化学量論表示の下付き文字について上述した下付き文字の限定は、純粋な化合物についてのものであり混合物についてのものではない。
この反応には通常のヒドロシリル化条件を用いればよい。このような反応条件としては、約0℃〜約150℃の温度で、トルエンのような比較的に非極性な溶剤を任意に存在させ、化学量論または化学量論に近い試薬の比率で、ヒドロシリル化触媒を、多くの場合約1ppm〜約500ppm(重量)の量用いる。触媒は通常、白金族金属、すなわちルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金の化合物である。適切なヒドロシリル化触媒の例が、米国特許第3,159,601号、第3,159,662号、第3,220,970号、第3,516,946号、第3,775,452号および第4,029,629号に開示されている。
ヒドロシリル化触媒としては白金化合物が好ましい。前記米国特許第3,775,452号に開示されているように、重炭酸ナトリウムの存在下での塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキサンとの反応生成物を、トルエンまたはキシレンのような溶剤を加えて白金約5重量%のレベルに希釈したものが多くの場合好ましく、これを以下「Karsted触媒」と称する。他の白金含有触媒として、オクタノール約90.9重量%および塩化白金酸約9.1重量%を含む白金−オクタノール錯体も適当である。
ヒドロシリル化反応により次式のジヒドロキシ化合物が生成する。
Figure 0005252761
上式中、R2、R3、m、nおよびyはそれぞれ前記定義の通り。
第二工程で、通常はアルカリ性条件下で、第四アンモニウム、第四ホスホニウムもしくはヘキサアルキルグアニジニウム塩またはクラウンエーテルなどの相間移動触媒の存在下で、前記ジヒドロキシ化合物を臭化プロパルギルのようなハロゲン化プロパルギルと反応させる。たいていの場合、約0℃〜約50℃の反応温度を用いる。
pが典型的には約1〜約10の範囲にある、式IIのエチニル終端シリコーン中間体の別種は、水素化物終端シリコーンと次式のジエチニル化合物とのヒドロシリル化反応により製造できる。
HC≡C−R4−C≡CH
上式中、R4は前記定義の通り。このジエチニル化合物としては、1,7−オクタジインならびにp−ジエチニルベンゼンおよびp−ジプロパルギルオキシベンゼン化合物が適当である。後者は、たとえばWhitlock et al., J. Am. Chem. Soc., 105, 838−844(1983)に記載されているように、ヒドロキノンと臭化プロパルギルをアルカリ性条件下で反応させることにより製造できる。水素化物終端シリコーンとビス(エチニル)化合物との反応には、前述したような典型的なヒドロシリル化条件を使用することができる。
オレフィン系ヒドロキシ化合物またはジエチニル化合物対水素化物終端シリコーンのモル比は広い範囲で変動し、最適なモル比は簡単な実験により決定することができる。この関連因子として、試薬の反応性、末端アセチレン結合を有する化合物を生成する要求およびアセチレン結合の最適利用を図るように内部オレフィン結合を有するオリゴマー(すなわち、pが1より大きい化合物)の形成をできるだけ避ける要求などが挙げられる。通常、オレフィン系ヒドロキシ化合物またはジエチニル化合物対水素化物終端シリコーンのモル比は、約1:1〜約4:1の範囲とするのが好都合である。
エチニルオルガノシリコーンを含有する組成物は、本発明のポリ(共役ジアセチレン)シリコーン組成物を製造する中間体として有用である。このポリ(共役ジアセチレン)シリコーン組成物は、たとえば、前記のビス(エチニルオルガノ)終端シリコーンをグラーゼル(Glaser)カップリング反応させることにより製造できる。この反応では、銅化合物、テトラメチルエチレンジアミンのようなアミンならびにピリジン、ジメチルホルムアミド、2−プロパノールおよびこれらの混合物などの他の触媒/溶剤成分を含む触媒系中で、約10℃〜約40℃の温度で、ビス(エチニルオルガノ)終端シリコーンを酸素と接触させる。
本発明のポリ(共役ジアセチレン)シリコーン組成物は、熱または放射線、代表的には紫外領域の放射線の作用により硬化、すなわち架橋させることができる。紫外線硬化は、増感剤または活性剤を使用せず、単にポリ(共役ジアセチレン)シリコーン組成物を紫外領域の放射線にさらすことにより、容易に達成できることを確かめたが、当業界で周知の増感剤を使用することも本発明の範囲内である。前記硬化反応は、機構や生成物の分子構造に関して完全には理解されていないが、アセチレン部分の相互作用を伴うと考えられている。こうして得られた本発明の硬化組成物は、剥離コーティングまたはコンフォーマルコーティングとして有用である。
硬化反応は、アセトフェノンまたはベンゾフェノンのような芳香族ケトンの存在下で行うことができる。このような化合物を存在させることで硬化速度が早くなることが報告されている。たとえば、Hay et al., Polymer Letters, 8, 97−99(1970)参照。
分子構造は1H、13Cおよび29Si−NMR分光法により、ポリマー分子量は1H−NMR分光法および/またはゲル浸透クロマトグラフィーGPC(サイズ排除クロマトグラフィーともいう)により確認した。
当業者が本発明を適切に実施できるように、以下に実施例を例示のために示すが、これらは本発明を限定するものではない。
実施例1
窒素中、冷却器およびマグネッチクスターラを備えた二口フラスコに、重合度が約8である水素化物終端ポリジメチルシロキサン6.16g(Si−H基準で19.3mmol)を入れた。これをトルエン4.6mlで希釈し、2−(2−プロペニルオキシ)エタノール2.69g(26.3mmol)を加えた。この溶液を攪拌し、46μlのKarstedt触媒(2.25%トルエン溶液、0.24mmolPt/molSi−H)を加えた。約2分の誘導期の後、発熱反応が起こり、溶液は黄色になった。75分後に測定した赤外スペクトルで、2126cm-1のSi−Hバンドが存在しないことがわかった。室温でさらに4時間攪拌を続けた。次に、この反応混合物をエチルエーテル100mlで希釈し、水で3回洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発性物質をロータリーエバポレータで除去した。次に、残留物を減圧下で6時間乾燥し、目的のビス[3−(2−ヒドロキシエトキシプロピル)終端シリコーン8.0g(理論量の98%)を得た。
窒素中、二口フラスコに、ビス[3−(2−ヒドロキシエトキシプロピル)終端シリコーン8.26g(ヒドロキシ基13.5mmol)、臭化プロパルギル4.81g(40mmol)(80%トルエン溶液)および水酸化ナトリウム1.124g(28.1mmol)を入れた。次に、マグネッチクスターラで攪拌した混合物に、テトラブチルアンモニウムブロミド219mg(0.68mmol)を加えた。プロトンNMR分光法により測定したところ、反応は室温で24時間後に完結した。重合生成物を含むトルエン溶液を、pHが中性になるまで水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発性物質を減圧下で除去し、目的のビス{3−[2−(2−プロピニルオキシエトキシ)]プロピル}終端シリコーン7.2g(理論量の82%)を得た。そのMnは900、Mw/Mnは1.3であった。
フラスコ内で、塩化第一銅34.3mg(0.35mmol)、ピリジン0.2ml、ジメチルホルムアミド(DMF)0.2ml、2−プロパノール3.0mlおよびテトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)53μl(0.35mmol)からなる混合物を室温で1時間攪拌した。攪拌中、触媒混合物を室内照明から遮光しなかったが、これは触媒活性に全く影響しなかった。1時間後、この触媒混合物をビス{3−[2−(2−プロピニルオキシエトキシ)]プロピル}終端シリコーン2.58g(末端アセチレン基5.54mmol)に加えた。酸素(19ml/min)を混合物にバブリングしながら、反応混合物を16.5時間攪拌した。次にこの反応混合物を塩化メチレン100mlで希釈し、水層に青色が観察されなくなるまで水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで一晩乾燥した後、揮発性物質をロータリーエバポレータで除去した。生成物を減圧下で8時間乾燥した。目的のポリ(ジアセチレン)シリコーンを収率82%(2.12g)で単離した。そのMnは3600、Mw/Mnは3.4であった。
このカップリング反応を、ピリジン/DMF(50/50)中でも、またピリジン/DMF(50/50)とトルエンまたはイソプロパノールとの混合物中でも行った。
実施例2、3
2−(2−プロペニルオキシ)エタノールの代わりに、3−ヒドロキシ−1−プロペンおよび6−ヒドロキシ−1−ヘキセンをそれぞれ当モル量用いて、実施例1の手順を繰り返した。同様の生成物が得られた。
実施例4
窒素中、冷却器およびマグネッチクスターラを備えた二口フラスコに、実施例1で用いた水素化物終端ポリジメチルシロキサン1.2g(Si−H基準で3.76mmol)および1,7−オクタジイン1.0ml(7.54mmol)を入れた。この混合物を攪拌し、10μlのKarstedt触媒(2.25%キシレン溶液、0.24mmolPt/molSi−H)を加えた。混合物を50℃に加熱し、反応経過を赤外分光法で追跡した。50℃で22時間反応した後、Si−Hは残存しなかった。次に反応混合物を減圧下で5時間乾燥し、過剰な1,7−オクタジインを除去した。目的のビス(オクト−1−エン−7−イニル)終端シリコーンを収率60%(1.2g)で単離した。そのMnは1,400、Mw/Mnは1.5であった。
塩化第一銅19.7mg(0.20mmol)、TMEDA30μl(0.20mmol)、ピリジン1.2mlおよびDMF1.2mlから調製した触媒溶液を、ビス(オクト−1−エン−7−イニル)終端シリコーン1.79g(末端アセチレン基3.2mmol)の入った反応チューブに加えた。撹拌しながら、70℃で反応混合物に酸素(19ml/min)をバブリングした。140時間後、鎖末端の転化率は65%に達した。さらに70時間攪拌しても転化率は上がらなかった。この反応混合物を塩化メチレン100mlで希釈し、水層に青色が観察されなくなるまで水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで一晩乾燥した。次に、揮発性物質をロータリーエバポレータで除去し、生成物を減圧下で14時間さらに乾燥した。目的のポリ(ジアセチレン)シリコーンを収率69%(1.23g)で単離した。そのMnは3,400、Mw/Mnは2.3であった。
実施例5
フラスコ内で、トルエン46mlに溶解したp−ジプロパルギルオキシベンゼン5.204g(28mmol)の溶液を、実施例1で用いた水素化物終端ポリジメチルシロキサン8.924g(Si−H基準で28mmol)に加えた。この反応混合物を攪拌しながら、70μlのKarstedt触媒(2.25%キシレン溶液、0.24mmolPt/molSi−H)を加えた。反応混合物を60℃で19時間攪拌した。室温に冷却後、揮発性物質をロータリーエバポレータで除去した。生成物を減圧下で20時間さらに乾燥した。目的のビス{3−[p−(2−プロピニルオキシフェノキシ)]プロペニル}終端シリコーンを13.92g(収率99%)、オレンジ色の液体として単離した。
塩化第一銅22.5mg(0.23mmol)、TMEDA26mg(0.23mmol)、ピリジン1.2mlおよびDMF1.2mlから調製した触媒溶液を、ビス{3−[p−(2−プロピニルオキシフェノキシ)]プロペニル}終端シリコーン1.84g(末端アセチレン基3.6mmol)に加えた。酸素(19ml/min)をバブリングしながら、反応混合物を室温で攪拌した。20分後、この混合物を塩化メチレンで50mlに希釈し、この溶液を水層が無色になるまで水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過した後、溶剤をロータリーエバポレータで除去し、生成物を減圧下で14時間乾燥した。目的のポリ(ジアセチレン)シリコーンを茶色がかったペーストとして単離した(1.57g、理論量の86%)。鎖末端の転化率は40%であることが分かった。反応時間を長くすれば、もっと高い転化率が得られる。
実施例6
実施例1で用いた水素化物終端ポリジメチルシロキサン0.998g(Si−H基準で3.13mmol)を、p−ジエチニルベンゼン394.3mg(3.13mmol)、トルエン6mlおよびKarstedt触媒8μl(2.25%キシレン溶液、0.24mmolPt/molSi−H)と混合した。反応混合物を室温で29時間攪拌し、この時点でSi−Hが残存しないことを確認した。溶剤をロータリーエバポレータで除去し、この試料を減圧下で12時間乾燥して未反応のp−ジエチニルベンゼンを除去した。目的のビス[2−(p−エチニルフェニル)エテニル]終端シリコーンを、収率90%(1.25g)で黄色液体として単離した。そのMnをプロトンNMR分光法により測定した結果、2,270であった。
ビス[20−(p−エチニルフェニル)エテニル]終端シリコーン192mg(末端アセチレン基0.20mmol)を反応チューブに入れ、塩化第一銅1.2mg(0.012mmol)、TMEDA14mg(0.012mmol)、ピリジン0.13mlおよびDMF0.13mlを含む触媒溶液を加えた。酸素(16ml/min)を室温で21時間バブリングした。この反応混合物を塩化メチレンで30mlに希釈し、実施例5で述べたように精製した。目的のポリ(ジアセチレン)シリコーン0.149g(理論量の78%)を粘稠な黄色液体として単離した。そのMnは7,000、鎖末端の転化率は70%であった。
実施例7
塗布棒を用いて、実施例1のポリ(ジアセチレン)シリコーンを石英板(2.5cm×7.5cm)上に塗布し、厚さ約5μmのフィルムを得た。このフィルムを、Primarc Minicureランプ(中圧水銀灯、120W/cm2)を有するUV処理装置で、ライン速度6m/分で硬化した。フィルムを触って固体と感じられるようにするのに、1回の照射で十分であった。架橋したフィルムは透明、平滑、そしてわずかに黄色であった。紫外分光法を用いて、3回の照射後に架橋度が最高に達したことを確認した。実施例2の生成物についても同様の観察がされた。
硬化した材料の試料30mgをガラス板から削り落とし、トルエンに24時間入れた。ゲル浸透クロマトグラフィーを用いて、硬化後に残った可溶性の未架橋の材料を分析した。UV処理装置を通過した回数にかかわらず、可溶部分のMnは約880〜1280であることが分かった。硬化後に残った可溶性の材料の量は、各試料の不溶性部分をトルエン2mlで3回洗浄し、次いで減圧下で4時間乾燥することにより算定した。硬化後の不溶性の(架橋した)材料の量は、2回の硬化操作後に板から削り落とした材料の98%までを占めた。
実施例8
実施例1の生成物の試料500mgを塩化メチレン5mlに溶解し、2,4−ジプロパルギルオキシアセトフェノン12.8mgを添加し、アセチレン官能基合計の10%がこのアセトフェノンから由来される混合物を生成した。この混合物を室温で30分攪拌した。溶剤をロータリーエバポレータで除去し、試料を減圧下で14時間乾燥した。
混合物のフィルム(5μm)を調製し、実施例7に記載したとおりに硬化した。UV/可視分光法により定性分析したところ、これらのフィルムは実施例7のフィルムよりも迅速に硬化した。
シリコーン材料の構造に2,4−ジプロパルギルオキシアセトフェノンを組み入れるのに、実施例1の水素化物終端シリコーン反応物質を2,4−ジプロパルギルオキシアセトフェノンとヒドロシリル化した後、グラーゼルカップリングを行うことにより官能化する方法、または2,4−ジプロパルギルオキシアセトフェノンと実施例1のビス{3−[2−(2−プロピニルオキシエトキシ)]プロピル}終端シリコーンとの同時グラーゼルカップリングによる方法、いずれの方法を用いた場合も同様の硬化結果を得た。
ジプロパルギルオキシアセトフェノンを、アセトフェノン自体またはベンゾフェノン類、チオキサントン類などの当技術でよく知られている他の光増感剤に代えても、同様の硬化結果が得られると予測される。
実施例9
塗布棒およびブレードを用いて、実施例5のポリ(ジアセチレン)シリコーンのトルエン溶液(30重量%)を石英板上にキャストし、厚さ10μm以下のフィルムを形成した。実施例7に記載の通りにこのフィルムを処理装置の1回通過で照射し、得られた硬化生成物は不粘着性であった。
実施例10
塗布棒およびブレードを用いて、実施例6のポリ(ジアセチレン)シリコーンのトルエン溶液(10重量%)を石英板上にキャストし、厚さ10μm以下のフィルムを形成した。実施例7に記載の通りにこのフィルムを処理装置の1回通過で照射し、得られた硬化生成物は不粘着性であった。
以上、具体的な説明を目的として代表的な実施例を示したが、上述の説明および実施例は本発明の範囲を限定するものではない。したがって、本発明の要旨から逸脱することなく、種々の変更、改変、代替が当業者に想起できるであろう。

Claims (20)

  1. 次式:
    (M(M(D(D(T(T (I)
    (式中、Mは(RSiO1/2
    は(RSiO2/2
    はRSiO3/2
    QはSiO4/2

    【化1】
    Figure 0005252761
    、D
    【化2】
    Figure 0005252761
    、TはHC≡C−R−SiO3/2
    a、b、c、d、e、fおよびgはそれぞれ0以上、ただしb+d+fは1以上、
    は次式:
    【化3】
    Figure 0005252761
    (式中、各R は水素またはC 1−4 アルキル基、mは0〜100の範囲、yは3〜10の範囲であり、(CH はケイ素に結合している)
    で表わされ、または
    はそれぞれ独立して、次式:
    (V) ―R ―CH=CH―
    もしくは
    (VI) ―CH=CH―R ―CH=CH―
    (式中、R は2〜10個の範囲の炭素原子を有するアルキレン基であるか、p−フェニレンであるか、次式:
    【化4】
    Figure 0005252761
    で表わされ、オレフィン基はケイ素に結合している)
    で表わされ
    はそれぞれ独立して、非ハロゲン化またはハロゲン化アルキル、アリール、アルコキシまたはアリールオキシ基である)
    で表わされるエチニルオルガノポリオルガノシロキサン。
  2. e、fおよびgがそれぞれ0である、請求項1に記載のエチニルオルガノポリオルガノシロキサン
  3. bが2、dが0である、請求項2に記載のエチニルオルガノポリオルガノシロキサン
  4. 次式:
    【化5】
    Figure 0005252761
    (式中、 は次式:
    【化6】
    Figure 0005252761
    (式中、各R は水素またはC 1−4 アルキル基、mは0〜100の範囲、yは3〜10の範囲であり、(CH はケイ素に結合している)
    で表わされ、または
    はそれぞれ独立して、次式:
    (V) ―R ―CH=CH―
    もしくは
    (VI) ―CH=CH―R ―CH=CH―
    (式中、R は2〜10個の範囲の炭素原子を有するアルキレン基であるか、p−フェニレンであるか、次式:
    【化7】
    Figure 0005252761
    で表わされ、オレフィン基はケイ素に結合している)
    で表わされ
    はそれぞれ独立して、非ハロゲン化またはハロゲン化アルキル、アリール、アルコキシまたはアリールオキシ基であり、
    は1〜500の範囲、
    は1〜100の範囲である)
    で表わされるジエチニル終端ポリオルガノシロキサン。
  5. 各Rがメチルである、請求項4に記載のポリオルガノシロキサン。
  6. 各Rが水素である、請求項に記載のポリオルガノシロキサン。
  7. mが1、yが3である、請求項に記載のポリオルガノシロキサン。
  8. がテトラメチレンである、請求項に記載のポリオルガノシロキサン。
  9. 次式:
    【化8】
    Figure 0005252761
    (式中、Rは式―CHO(CHO(CH―で表わされ、(CHはケイ素に結合し、nは5〜25の範囲、pは1または2である)
    で表わされるジエチニル終端ポリオルガノシロキサン。
  10. 次式:
    【化9】
    Figure 0005252761
    (式中、Rは式:
    ―(CHCH=CH―
    または
    ―HC=CH(CHCH=CH―
    で表わされ、オレフィン基はケイ素に結合し、nは5〜25の範囲、pは1または2である)
    で表わされるジエチニル終端ポリオルガノシロキサン。
  11. 請求項1に記載のエチニルオルガノポリオルガノシロキサンのカップリングにより形成した、ポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサンを含む組成物。
  12. 請求項4に記載のジエチニル終端ポリオルガノシロキサンのカップリングにより形成した、ポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサンを含む組成物。
  13. 各Rがメチルである、請求項12に記載の組成物。
  14. 各Rが水素である、請求項12に記載の組成物。
  15. mが1、yが3である、請求項14に記載の組成物。
  16. がテトラメチレンである、請求項12に記載の組成物。
  17. 請求項11に記載のポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサンを熱または放射線にさらす工程を含む、ポリオルガノシロキサン硬化物の製造方法。
  18. 前記ポリ(共役ジアセチレン)ポリオルガノシロキサンを増感剤および活性剤なしで紫外線にさらす、請求項17に記載の方法。
  19. 請求項17に記載の方法により製造したポリオルガノシロキサン硬化物。
  20. 請求項18に記載の方法により製造したポリオルガノシロキサン硬化物。
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