JP2668471B2 - 硬化性樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物及びその硬化物

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JP2668471B2
JP2668471B2 JP3276965A JP27696591A JP2668471B2 JP 2668471 B2 JP2668471 B2 JP 2668471B2 JP 3276965 A JP3276965 A JP 3276965A JP 27696591 A JP27696591 A JP 27696591A JP 2668471 B2 JP2668471 B2 JP 2668471B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は硬化性樹脂組成物に関し、特
に、耐酸性及び物理的諸特性に優れた硬化性樹脂組成物
に関する。
【0002】
【発明の背景】従来、硬化性樹脂組成物としてはアクリ
ル樹脂やポリエステル樹脂に代表される水酸基含有樹脂
にメラミン樹脂や多官能イソシアネート化合物を硬化剤
として配合したものが知られているが、メラミン硬化系
では硬化に150〜230℃という高温を必要とするの
で作業性及び経済性が悪いのみならず、低級アルコール
を脱離して体積減少する上トリアジン骨格に起因して耐
候性に劣るという欠点があり、又イソシアネート硬化系
では毒性や耐候性低下の問題があった。
【0003】耐候性向上方法として、分子内にアルコキ
シシリル基を導入したアクリル樹脂を常温で縮合架橋さ
せる方法(例えば特開昭57−36109号、特開昭5
8−155666号公報等)が報告されているが、硬化
時の反応速度が遅い上、残存アルコキシシリル基の加水
分解による汚染が発生し、更に防錆性にも劣るという欠
点があった。又、アルコキシシリル基と有機樹脂の水酸
基との反応性を利用した硬化系(例えば特公昭63−3
3512号公報)も報告されているが、熱硬化時の反応
速度が遅い上耐塩水性に乏しいという欠点があった。
【0004】一方、ビニルポリシロキサンとオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンを白金触媒存在下で硬化さ
せる技術は古くから知られているが、この硬化物は溶剤
で膨潤するので耐溶剤性に乏しい上耐アルカリ性にも乏
しく、更に重ね塗り性が劣っているため塗料分野での展
開は殆どなされていない。
【0005】そこで、プロピル基含有アルコキシシロキ
サン変性ポリエステルによる重ね塗り性の向上(例え
ば、特開昭62−263265号公報)やアルコキシシ
リルアルキル基含有ポリシロキサンによる架橋方法(例
えば、特開昭57−139123号、特開昭61−12
7733号公報)が提案されている。しかしながら、こ
れらの方法によっても機械的な強度や他の樹脂との相溶
性、重ね塗り性等において十分満足できるものは未だ知
られていない。
【0006】更に、有機溶剤を使用する塗料について
は、近年、大気汚染の原因となることが指摘されてい
る。
【0007】本発明者等は従来の係る欠点を解決すべく
鋭意検討した結果、不飽和基含有有機樹脂をオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンの付加反応を用いて架橋さ
せることにより、得られる皮膜の耐候性はもとより、耐
溶剤性、耐アルカリ性、耐酸性、耐水性、耐塩水性、防
錆性及び耐汚染性等の物理的諸特性を改善することがで
きると共に、重ね塗り性も良好となること、及び、塗料
としての使用に際しては有機溶剤を必ずしも使用する必
要がないことを見い出し本発明に到達した。
【0008】
【発明の概要】従って本発明の第1の目的は、耐酸性に
優れた硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、低温で硬化する上
硬化後の体積減少が生ぜず、成型用樹脂としても使用す
ることのできる硬化性樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0010】本発明の第3の目的は、耐湿性、耐水性、
耐塩水性等に優れた硬化性樹脂組成物を提供することに
ある。
【0011】本発明の第4の目的は、耐溶剤性、耐アル
カリ性、耐酸性及び塗り重ね性に優れた硬化性樹脂組成
物を提供することにある。
【0012】更に、本発明の第5の目的は、有機溶剤に
よる大気汚染を引き起こすことのない無溶剤、若しく
は、ハイソリッド型の硬化性樹脂組成物を提供すること
にある。
【0013】本発明の上記の諸目的は(イ)アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂及びポリエーテル
樹脂の中から選択される少なくとも1種の樹脂であっ
て、アルキニル基含有有機基を1分子中に少なくとも2
ケ有し、数平均分子量が200〜100,000の珪素
−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン及び(ハ)VIII族遷移金属触媒とからなることを特
徴とする硬化性樹脂組成物によって達成された。
【0014】本発明の組成物の硬化反応は低温で進行
し、硬化後の体積減少も殆どない。又、硬化はSi−C
=C−結合を形成する架橋反応によるので、硬化物の耐
酸性及び耐水性はもとより耐溶剤性も十分であり、塗り
重ね性が良好である上、耐候性にも優れている。
【0015】
【詳細な議論】本発明の(イ)成分に用いられる樹脂に
含まれるアルキニル基としては、エチニル基、プロパル
キル基を挙げることができる。
【0016】アルキニル基含有アクリル樹脂は、(メ
タ)アクリル酸プロパルギル、(メタ)アクロイルカル
バミン酸プロパルギル、2−プロパルギルオキシカルポ
ニルオキシエチル(メタ)アクリレート等のアルキニル
基含有アクリル系モノマーとその他の重合性モノマーと
の共重合により得られる。
【0017】アルキニル基含有アクリル系モノマーは、
例えばメタクリル酸クロライドとクロバルギルアルコー
ル、アセチレンアルコール類との脱塩酸反応、(メタ)
アクリル酸の低級エステルとプロバルギルアルコール、
アセチレンアルコール類とのエステル交換反応或いはイ
ソシアネート含有アクリル系モノマーとプロパルギルア
ルコール、アセチレンアルコール類との付加反応、プロ
パルギルクロロホルメートと(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルとの反応等により得られる。
【0018】その他の重合性モノマーの中では特にアク
リル系モノマーが好ましい。アクリル系モノマーとして
は、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸フェニル、
(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
プロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルとε−カプロ
ラクトンとの付加物(例えばダイセル化学工業(株)製
プラフセルFM1(商品名))、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸3−トリメトキシシリル
プロピル、(メタ)アクリル酸3−トリエトキシシリル
プロピル、(メタ)アクリル酸3−ジメトキシメチルシ
リルプロピル、(メタ)アクリル酸2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸、アシッドホスホキシ
プロピルメタクリレート、(メタ)アクリル酸トリブチ
ル錫、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイル
イソシアネート、(メタ)アクリル酸2−イソシアネー
トエチル等が例示される。
【0019】本発明においては、前記のその他の重合性
モノマーとしてスチレン、α−メチルスチレン、イタコ
ン酸、マレイン酸、酢酸ビニル、酢酸アリル、ビニルト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
メチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラ
ン等で例示されるアクリル系モノマー以外のモノマーを
共重合することもできる。しかしながら上記モノマーの
使用量は50重量%以下とすることが好ましい。
【0020】更に他のアルキニル基含有アクリル系樹脂
の合成方法として、水酸基含有アクリル系樹脂とアルキ
ニル基含有クロロホルメートまたはアルキニル基含有カ
ルボン酸との反応、イソシアネート含有アクリル系樹脂
とプロパギルアルコール、アセチレンアルコール類との
付加反応、カルボキシル基含有アクリル系樹脂とアルキ
ニル基含有エポキシ化合物との付加反応、エポキシ基含
有アクリル樹脂とアルキニル基含有カルボン酸類との付
加反応等を挙げることができる。
【0021】水酸基含有アクリル系樹脂は(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキ
シブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルと
ε−カプロラクトンとの付加物(例えばプラクセルFM
シリーズ)等の水酸基含有アクリル系モノマーとそれ以
外のアクリル系モノマー及び50重量%以内の範囲でア
クリル系以外のモノマーとを共重合するか、若しくは、
水酸基含有アクリル系モノマー単独で重合する事によっ
て得られる。
【0023】アルキニル基含有カルボン酸としては、プ
ロパルギル酸等が挙げられる。
【0024】イソシアネート含有アクリル樹脂は(メ
タ)アクリロイルイソシアネート、(メタ)アクリル酸
2−イソシアネートエチル等のイソシアネート含有アク
リル系モノマーとそれ以外のアクリル系モノマー及び5
0重量%以内の範囲でアクリル系以外のモノマーとを共
重合するか若しくはイソシアネート含有アクリル系モノ
マー単独で重合する事によって得られる。
【0025】カルボキシル基含有アクリル系樹脂は(メ
タ)アクリル酸等のカルボキシル基含有アクリル系モノ
マー及び/又は50重量%以内の範囲でイタコン酸、マ
レイン酸等の如きカルボキシル基含有非アクリル系モノ
マーとそれ以外のアクリル系モノマー及び/又は50重
量%以内の範囲でアクリル系以外のモノマーとを共重合
するか、若しくはカルボキシル基含有アクリル系モノマ
ーを単独で重合することによって得られる。
【0026】アルキニル基含有エポキシ化合物として
は、例えばプロパルギルグリシジルエーテル等が挙げら
れる。
【0027】エポキシ基含有アクリル系樹脂としては、
例えば(メタ)アクリル酸グリシジル等エポキシ基含有
アクリル系モノマーとそれ以外のアクリル系モノマー及
び50重量%以内の範囲でアクリル系以外のモノマーと
を共重合するか若しくはエポキシ基含有アクリル系モノ
マー単独で重合することにより得られる。
【0028】アルキニル基含有カルボン酸類としては、
プロパルギル酸等が挙げられる。
【0029】又、アルキニル基含有有機基を1分子中に
2ケ以上含有するポリエステル樹脂は、前述のアルキニ
ルアルコール類及び多価アルコールと多塩基酸との重縮
合反応によって容易に製造される。
【0030】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステ
ル、トリメチロールプロパン、両末端アルコール性水酸
基含有ジメチルシロキサン等が例示される。多塩基酸と
しては、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
アジピン酸、アゼライン酸、トリメリット酸等が例示さ
れる。又、必要により一価のアルコール或いは一塩基酸
を一部用いても良い。
【0031】更に他のアルキニル基含有ポリエステル樹
脂の合成方法として、例えば前述の多価アルコール類と
多塩基酸との重縮合反応により得られたポリエステル樹
脂のカルボキシル基と前述のアルキニル基含有エポキシ
化合物との付加反応、及び/又は、多価アルコール類と
多塩基酸との重縮合反応により得られたポリエステル樹
脂の水酸基と前述のアルキニル基含有カルボン酸の付加
反応等を挙げることができる。
【0032】アルキニル基含有有機基を1分子中に2ケ
以上含有するエポキシ樹脂は、前述のエポキシ基含有ア
クリル系樹脂を除けば、例えばビスフェノールAジグリ
シジルエーテルと前述のアルキニル基含有カルボン酸類
との付加反応、エピービス型エポキシ樹脂中の水酸基と
アルキニルクロロホルメート及び/又はアルキニル基含
有カルボン酸のアセチレンアルコール等との付加反応等
により容易に製造する事ができる。
【0033】これらのアクリル樹脂、ポリエステル樹脂
又はエポキシ樹脂の分子量は200〜100,000で
あることが好ましく、特に500〜50,000である
ことが好ましい。
【0034】これは、アルキニル基含有有機樹脂の分子
量が200以下であると造膜性に乏しく皮膜強度が弱く
なる一方、分子量が100,000以上になると高粘度
になり作業性に乏しくなる上、ハイソリッド型樹脂組成
物としては不向きとなるからである。
【0035】本発明で使用される(ロ)成分は、1分子
中に少なくとも2ケの珪素−水素結合を有するオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンであり、ヒドロシリル化
して(イ)成分のアルキニル基に(イ)成分を架橋させ
るものである。
【0036】(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンとしては次の一般式(1)〜(3)で示され
るものを例示することができる。 一般式(1):
【化4】 式中、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基又はフ
ェニル基、aは0≦a≦100、bは2≦b≦100の
整数である。
【0037】一般式(2):
【化5】 式中、R2 及びR3 は炭素数1〜6のアルキル基又はフ
ェニル基、cは0≦c≦8、dは2≦d≦10、且つ3
≦c+d≦10の整数である。
【0038】一般式(3):
【化6】 式中、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基又はフ
ェニル基、eは2≦e≦100、fは0≦f≦100の
整数である。
【0039】R1 、R2 及びR3 における炭素数1〜6
のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等が使用されるが、工業的観点から特にメ
チル基及びプロピル基が好ましい。又、重合度はa〜f
によって規定されるが、この範囲より大きな重合度を有
するシロキサンは粘度が高くなって作業性に乏しくなる
上、(イ)成分との相溶性も悪くなる。相溶性を向上さ
せる上からは有機基としてフェニル基を含有するものが
好ましい。
【0040】従って、特に好ましい(ロ)成分として、
メチルフェニルハイドロジェンポリシロキサン及びメチ
ルプロピルハイドロジェンポリシロキサンを挙げること
ができる。
【0041】(ロ)成分の具体例を以下に示すが、本発
明はこれによって限定されるものではない。
【0042】
【化7】
【0043】
【化8】
【0044】
【化9】
【0045】
【化10】
【0046】
【化11】
【0047】
【化12】
【0048】
【化13】
【0049】
【化14】
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】
【化17】
【0053】
【化18】
【0054】
【化19】
【0055】
【化20】
【0056】
【化21】
【0057】
【化22】
【0058】
【化23】
【0059】(ロ)成分の添加量は、(イ)成分のアル
キニル基1ケに対して珪素原子に結合した水素原子が
0.5〜4ケ分に相当する量であることが好ましく、特
に、0.8〜1.5ケに相当する量が好ましい。このよ
うに(ロ)成分の添加量を調節することにより、耐酸
性、光沢度及び可撓性に優れた硬化物を得ることが可能
となる。水素原子が0.5ケ未満であっても4ケを越え
ても、充分な塗膜性能を得ることができない。
【0060】本発明で使用する(ハ)成分は(イ)成分
と(ロ)成分を硬化させるための触媒であり、VIII
族金属触媒、典型的には0価若しくは4価の白金触媒が
使用されるが、工業的観点からは塩化白金酸が好まし
い。これにより硬化反応は低温で進行し、硬化後の体積
減少も殆どない。
【0061】上記触媒の添加量は、(イ)成分と(ロ)
成分の混合物100重量部に対して5〜1,000pp
mが好ましく、特に10〜500ppmが好ましい。5
ppm未満では硬化性に乏しく、1,000ppmを越
えると塗布或いは成形前に硬化し易くなり、作業上好ま
しくない。
【0062】(イ)、(ロ)及び(ハ)成分の混合物
は、無溶剤或いは加熱することにより硬化させる。
【0063】硬化反応により形成される架橋結合は、シ
ラノールとアルコール或いはアルコキシ基の縮合による
硬化反応の場合と異なり−Si=C−結合であるので、
硬化物の耐湿性、耐水性及び耐塩水性等が極めて良好で
ある。又、架橋硬化させるので耐溶剤性、耐アルカリ
性、塗り重ね性も十分である。
【0064】尚、本発明の樹脂組成物には所望により顔
料、添加剤等を加えることができるが、ヒドロシリル化
反応を阻害する物質や化合物、例えば窒素、リン、ヒ素
等の元素を含むものを添加することは好ましくない。
【0065】本発明の組成物を塗布して、硬化させるこ
とにより、耐久性、耐酸性、耐水性の塗膜が得られ、
又、成形してそれを硬化させることにより機械的物性に
優れた、可撓性のある硬化物になる。従って、塗料用外
装材料、保護用被覆材料、電気絶縁材料、防汚用トップ
コート剤、成形用樹脂等として有用である、更に、本発
明の組成物を用いることにより低粘度のハイソリッド塗
料も可能となる。
【0066】
【実施例】以下本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、部とあるのは、全く重量部を示す。
【0067】製造例AおよびB 攪拌機、還流冷却器および窒素導入管を備えた容器にエ
ピクロルヒドリンとビスフェノールAより合成したビス
フェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量=190)
475部にプロパルギルアルコール280部、テトラブ
チルアンモニウムクロライド3.075部を秤りとり、
120℃に昇温し反応させた。反応は塩酸−ジオキサン
法によるエポキシ当量測定によりエポキシ当量が150
00以上になるまで継続した。反応終了後、未反応プロ
パルギルアルコールを減圧留去した。得られた樹脂Aの
分子量は、GPC分析の結果、数平均分子量が500で
あり、赤外分光分析では、プロパルギル基に基づいて3
300cm-1,2100cm-1に吸収が認められた。ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂の代わりに、ノボラック
型エポキシ樹脂(YDCN−704 東都化成)を用
い、樹脂−Aと同様な操作により、プロパルギルアルコ
ールと反応させ樹脂Bを得た。赤外分光分析により、3
300,2100cm-1にプロパルギル基に基づく吸収
を確認した。
【0068】製造例C 攪拌機、還流冷却器および窒素導入管を備えた容器に
2,2’−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロ
パン170部、プロパルギルアルコール224.0部、
テトラメチルアンモニウムクロライド1.0部を加え、
115℃に昇温し反応させた。塩酸−ジオキサン法によ
るエポキシ当量測定においてエポキシ基が消失するまで
反応を継続した。その後、過剰のプロパルギルアルコー
ルをエバポレーターにより完全に減圧留去した。その
後、エピクロルヒドリン740部、テトラメチルアンモ
ニウムクロライド4.0部を加え、50℃に昇温し、5
0%水酸化ナトリウム水溶液86.0部を2時間かけて
滴下し、部分減圧下、水をエピクロルヒドリンとの共沸
混合物により連続的に除去しながらさらに反応を4時間
継続した。過剰のエピクロルヒドリンを減圧留去し、反
応物にトルエンを加え、反応により形成した塩化ナトリ
ウムを水/トルエンにより分液した。トルエンをエバポ
レーターにより減圧留去し、エポキシ当量290の2,
2−ビス〔p−(3−プロパルギルオキシ−2−グリシ
ジルオキシプロピルオキシ)フェニル〕プロパンを得
た。さらに、該化合物232部とビスフェノールA69
部を加え、120℃で反応させ、エポキシ当量が150
0になるまで反応させた。さらにプロパルギルアミンを
0.2モル加え、エポキシ基が完全に消失するまで反応
させ、樹脂Cを得た。GPCによる分子量は、3000
であり、赤外分光分析により、3300,2100cm
-1にプロパルギルに起因する吸収を確認した。
【0069】製造例D 攪拌機、還流冷却器および窒素導入管を備えた容器にキ
シレン70.0部を仕込み100℃に昇温し、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート10.0部、
スチレン20.0部、アクリロニトリル10.0部、2
−プロパルギルオキシカルボニルオキシエチルメタクリ
レート40.0部、メチルメタクリレート30.0部の
混合液を2時間かけて滴下した。窒素気流下、攪拌しな
がら100℃に保持したまま6時間反応を行い、室温ま
で冷却して樹脂Dを得た。GPC分析によれば、数平均
分子量4000であり、IR分析によりプロパルギル基
およびニトリル基を確認した。
【0070】製造例E 反応容器にキシレン70部及びブタノール20部を仕込
み、窒素ガスを導入しながら110℃に昇温した後、ス
チレン10部、メタクリル酸10.7部、メタクリル酸
2−エチルヘキシル16.7部、メタクリル酸メチル4
0.1部、アクリル酸エチル22.5部及びt−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート1.2部の混合
溶液を3時間かけて滴下した。滴下終了後、105℃で
1時間熟成した後、次いでキシレン10部及びt−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート0.2部を3
0分かけて滴下し105℃で2時間熟成した。その後、
反応温度を120℃にしてプロパルギルグリシジルエー
テル14部とジメチルベンジルアミン0.2部をそれぞ
れ30分かけて滴下した。カルボキシル基とグリシジル
基との付加反応の反応率の測定は酸価滴定で行い、2時
間後の反応率86%のアクリル樹脂溶液Eを得た。
【0071】製造例F 反応容器にキシレン80部を仕込み、窒素ガスを導入し
た後、メタクロイルイソシアネート13.9部、メタク
リル酸2−エチルヘキシル28.4部、メタクリル酸3
4.6部、アクリル酸エチル23.2部及びt−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート1.2部の混合
液を3時間かけて滴下した。滴下終了後105℃で1時
間熟成した後キシレン20部及びt−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート0.5部を30分かけて滴
下し105℃で2時間熟成した。その後、酢酸ブチル2
0部を加え、50℃迄冷却した後プロパルギルアルコー
ル8.0部を30分かけて滴下した。滴下終了後30分
後、IR測定によりイソシアネートとアルコールの反応
率を測定したところ、2,230cm-1のイソシアネー
トの吸収は完全に消滅した。得られた溶液をアクリル樹
脂溶液Fとする。
【0072】製造例G デカンターを備えた反応容器にイソフタル酸53.4
部、ネオペンチルグリコール26.7部、ヒドロキシピ
パリン酸ネオペンチルグリコールエステル17.8部、
トリメチロールプロパン1.6部及びジブチル錫オキサ
イド0.05部を仕込み、150℃に昇温した後210
℃迄10時間かけて昇温し、酸価が5.0になる迄脱水
縮合反応を行った。その後反応温度を120℃迄下げ、
無水トリメリット酸17.1部を徐々に仕込み、1時間
熟成した。次いでプロパルギルグリシジルエーテル1
1.0部、キシロール31部及びジメチルベンジルアミ
ン0.2部を仕込んで反応を行い、2時間後に固形分酸
価が5.0になったところで反応を終了した。反応生成
物にキシロール54部を仕込みポリエステル樹脂溶液G
を得た。
【0073】製造例H 攪拌機、温度計、窒素導入管および還流冷却管を取付け
たフラスコに、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン19.06部、脱イオン水2.39部、N
aOH7.18部、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド0.162部およびジオキサン78.65部を加え溶
解した。次いでプロパルギルブロマイド21.36部を
滴下し、80℃で4時間反応させた。反応終了後エバポ
レーターでジオキサンを留去し、内容物をエーテル/水
および1N−NaOH水溶液で処理し、エーテル層を分
別し、その後硫酸マグネシウムを加え、一昼夜放置、脱
水した。硫酸マグネシウムを濾別後、エバポレーターで
エーテルを留去した。再結晶操作を行い、2,2−ビス
(4−プロパルギルオキシフェニル)プロパンを得た。
これを樹脂Hとする。
【0074】製造例I 製造例Hと同様に、ネオペンチルグリコールとプロパル
ギルブロマイドからネオペンチルグリコールビスプロパ
ルギルエーテルを合成した。これを樹脂Iとする。
【0075】製造例J 製造例Hと同様に、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタンとプロパルギルクロロホルメートから2,
2−ビス(4−プロパルギルオキシカルボニルフェニ
ル)メタンを合成した。これを樹脂Jとする。
【0076】製造例K 反応容器にキシレン40部及びブタノール20部を仕込
み、窒素ガスを導入しながら110℃に昇温した後、ス
チレン15部、メタクリル酸3.1部、メタクリル酸2
−エチルヘキシル34.1部、メタクリル酸メチル3
1.6部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル16.2
部及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト1.2部の混合溶液を3時間かけて滴下した。滴下終
了後105℃で1時間熟成した後、次いでキシレン6.
7部及びt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート0.2部を30分かけて滴下し105℃で2時間熟
成しアクリル樹脂溶液Kを得た。
【0077】製造例L デカンターを備えた反応容器にイソフタル酸53.4
部、ネオペンチルグリコール26.7部、ヒドロキシピ
バリン酸ネオペンチルグリコールエステル17.8部、
トリメチロールプロパン1.6部及びジブチル錫オキサ
イド0.05部を仕込み、150℃に昇温した後210
℃迄10時間かけて昇温し、酸価が5.0になる迄脱水
縮合反応を行った。反応生成物にキシロール55部を加
えポリエステル樹脂溶液Lを得た。
【0078】実施例1 製造例Aで得た樹脂A70部、
【化24】 20部及び塩化白金酸の2%エタノール溶液0.1部を
良く混合し、鉄板に乾燥膜厚が20μになるように塗布
し、180℃で20分間焼き付けた。硬化塗膜の物性を
表1に示した。
【0079】実施例2 製造例Bで得た樹脂溶液B80部、1,3,5,7−テ
トラメチル−1−プロピルシクロテトラシロキサン20
部及び塩化白金酸の2%エタノール溶液0.1部を良く
混合し、鉄板に乾燥膜厚が20μになるように塗布し、
180℃、20分間焼き付けた。硬化塗膜の物性を表1
に示した。
【0080】実施例3〜10 以下表1に示した樹脂および硬化剤を用いて表に示す配
合により、実施例1と同様な評価を行った。その結果を
表1に示す。
【0081】比較例1 製造例Kで得たアクリル樹脂K100部及びスーパーベ
ッカミンL−127(大日本インキ化学工業(株)製メ
ラミン樹脂)43部を良く混合し、実施例1と同様に硬
化させた後測定した物性を表2に示した。
【0082】比較例2 製造例Kで得たアクリル樹脂K100部及びバーノック
D−950(大日本インキ化学工業(株)製、ポリイソ
シアネート)25部及びジブチル錫ジラウレート0.1
部を良く混合し鉄板に塗布した後25℃で1週間硬化さ
せた。塗膜の物性を表2に示した。
【0083】比較例3 製造例Lで得たポリエステル樹脂L100部及びスーパ
ーベッカミンL−127(大日本インキ化学工業(株)
製メラミン樹脂)43部を良く混合し、実施例1と同様
に硬化させた後測定した物性を表2に示した。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】表1、表2の結果から、本発明の硬化性樹
脂組成物は、光沢性および耐候性に特に優れた硬化膜を
形成することができることが実証された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−13754(JP,A) 特開 平4−145129(JP,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)1分子中に少なくとも2ケのアルキ
    ニル基を有し、数平均分子量が500〜100,000
    のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂また
    はポリエーテル樹脂、(ロ)1分子中に少なくとも2ケ
    の珪素−水素結合を有するオルガノハイドロジエンポリ
    シロキサン、及び(ハ)VIII族遷移金属触媒とを含
    むことを特徴とする硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(イ)成分におけるアルキニル基含有アク
    リル樹脂が、アルキニル基含有アクリル系モノマーとそ
    の他の重合性モノマーとの共重合体、水酸基含有アクリ
    ル樹脂と、アルキニルクロロホルメート化合物及び/又
    はアルキニル基含有カルボン酸との反応生成物、イソシ
    アネート基含有アクリル樹脂と、アルキニルアルコール
    類との付加反応生成物、カルボキシル基含有アクリル系
    樹脂とアルキニル基含有エポキシ化合物との付加反応生
    成物及びエポキシ基含有アクリル樹脂とアルキニル基含
    有カルボン酸類との付加反応生成物から成る群の中から
    選択される少なくとも1種である請求項1に記載の硬化
    性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】アルキニル基含有アクリル系モノマーと共
    重合するその他の重合性モノマーがα,β−不飽和ビニ
    ルモノマーである請求項2に記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】α,β−不飽和ビニルモノマーの50重量
    %以上がアクリル系モノマーである請求項3に記載の硬
    化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】水酸基含有アクリル系樹脂が、水酸基含有
    アクリル系モノマーとα,β−不飽和ビニルモノマーと
    の共重合体である請求項2に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】α,β−不飽和ビニルモノマーの50重量
    %以上が、水酸基を有しないアクリル系モノマーである
    請求項5に記載の硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】イソシアネート基含有アクリル樹脂が、イ
    ソシアネート基含有アクリル系モノマーとα,β−不飽
    和ビニルモノマーとの共重合体である請求項2に記載の
    硬化性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】α,β−不飽和ビニルモノマーの50重量
    %以上がイソシアネート基を含有しないアクリル系モノ
    マーである請求項7に記載の硬化性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】カルボキシル基含有アクリル系樹脂が、カ
    ルボキシル基含有アクリル系モノマーとα,β−不飽和
    ビニルモノマーとの共重合体又はカルボキシル基含有ア
    クリル系モノマーの単独重合体である請求項2に記載の
    硬化性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】α,β−不飽和ビニルモノマーの50重
    量%以上が、カルボキシル基を有しないアクリル系モノ
    マーである請求項9に記載の硬化性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】エポキシ基含有アクリル樹脂が、エポキ
    シ基含有アクリル系モノマーとα,β−不飽和ビニルモ
    ノマーとの共重合体又はエポキシ基含有アクリル系モノ
    マーの単独重合体である請求項2に記載の硬化性樹脂組
    成物。
  12. 【請求項12】α,β−不飽和ビニルモノマーの50重
    量%以上がエポキシ基を含有しないアクリル系モノマー
    である請求項11に記載の硬化性樹脂組成物。
  13. 【請求項13】(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポ
    リシロキサンが、式 【化1】 (但し、式中R及びRは炭素数1〜6のアルキル基
    又はフェニル基、aは0≦a≦100、bは2≦b≦1
    00の整数を示す)で表される請求項1に記載の硬化性
    樹脂組成物。
  14. 【請求項14】(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポ
    リシロキサンが、式 【化2】 (但し、式中R及びRは炭素数1〜6のアルキル基
    又はフェニル基、cは0≦c≦8、dは2≦d≦10の
    整数を示し、且つ3≦c+d≦10である)で表される
    請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
  15. 【請求項15】(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポ
    リシロキサンが、式 【化3】 (但し、式中R及びRは炭素数1〜6のアルキル基
    又はフェニル基、eは2≦e≦100、fは0≦f≦1
    00の整数を示す)で表される請求項1に記載の硬化性
    樹脂組成物。
  16. 【請求項16】(ロ)成分の添加量が、(イ)成分のア
    ルケニル基1ケに対し珪素原子に結合した水素原子が
    0.5〜4ケ分となる量である請求項1に記載の硬化性
    樹脂組成物。
  17. 【請求項17】触媒(ハ)の添加量が、(イ)成分と
    (ロ)成分の混合物100重量部に対して5〜1,00
    0ppmである請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
  18. 【請求項18】請求項1の組成物を硬化してなる硬化
    物。
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