JPH0633352B2 - 硬化性シリコーン組成物 - Google Patents
硬化性シリコーン組成物Info
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- JPH0633352B2 JPH0633352B2 JP63299279A JP29927988A JPH0633352B2 JP H0633352 B2 JPH0633352 B2 JP H0633352B2 JP 63299279 A JP63299279 A JP 63299279A JP 29927988 A JP29927988 A JP 29927988A JP H0633352 B2 JPH0633352 B2 JP H0633352B2
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- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/14—Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬化性シリコーン組成物に関し、特に常温に
おける安定性が高く、保存性、作業性にすぐれる硬化性
シリコーン組成物に関する。
おける安定性が高く、保存性、作業性にすぐれる硬化性
シリコーン組成物に関する。
従来、硬化性シリコーン組成物として、ビニル基 を含有するシロキサンと、 を含有するシロキサンとを含み、この とビニル基とを白金族金属系基触媒の存在下に付加反応
させて硬化させるものが知られている。
させて硬化させるものが知られている。
しかし、上記従来の付加反応により硬化させる硬化性シ
リコーン組成物は、特に加熱して高速で硬化させる場合
には、多量の触媒を添加する必要があるため、常温等の
比較的低い温度においても十分な安定性を有せず、保存
性、作業性に劣る。そのため反応抑制剤が添加される
が、それでも十分な安定性を得ることができなかった。
リコーン組成物は、特に加熱して高速で硬化させる場合
には、多量の触媒を添加する必要があるため、常温等の
比較的低い温度においても十分な安定性を有せず、保存
性、作業性に劣る。そのため反応抑制剤が添加される
が、それでも十分な安定性を得ることができなかった。
そこで本発明の目的は、従来の のビニル基への付加反応を利用する硬化性シリコーン組
成物と同等の性能を有し、かつ常温における安定性が高
い硬化性シリコーン組成物を提供することにある。
成物と同等の性能を有し、かつ常温における安定性が高
い硬化性シリコーン組成物を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するものとして、 (A) 下記平均組成式(I): 〔式中、R1は水素原子又は置換もしくは非置換の、脂
肪族不飽和基を除く1価の炭化水素基、R2は脂肪族不
飽和基を除く置換又は非置換の1価の炭化水素基を示
し、a及びbは0<a≦4、0≦b<4、かつ0<a+
b≦4である数である〕 で表され、1分子中に少なくとも2個のアルキニル基を
有する有機ケイ素化合物、 (B) 平均組成式(II): 〔式中、複数のR3は同一でも異なってもよく、低級ア
ルキル基であり、R4は脂肪族不飽和基を除く置換もし
くは非置換の1価の炭化水素基であり、Zは式: −0−又は (ここで、nは1〜4の整数である) で表される基であり、c及びdは0<c≦4、0≦d<
4、かつ0<c+d≦4である数である〕 で表され、1分子中に式: (R3及びZは前記と同じ) で表される基を少なくとも2個有する有機ケイ素化合
物、及び (C) 白金族金属系触媒 を含む硬化性シリコーン組成物を提供するものである。
肪族不飽和基を除く1価の炭化水素基、R2は脂肪族不
飽和基を除く置換又は非置換の1価の炭化水素基を示
し、a及びbは0<a≦4、0≦b<4、かつ0<a+
b≦4である数である〕 で表され、1分子中に少なくとも2個のアルキニル基を
有する有機ケイ素化合物、 (B) 平均組成式(II): 〔式中、複数のR3は同一でも異なってもよく、低級ア
ルキル基であり、R4は脂肪族不飽和基を除く置換もし
くは非置換の1価の炭化水素基であり、Zは式: −0−又は (ここで、nは1〜4の整数である) で表される基であり、c及びdは0<c≦4、0≦d<
4、かつ0<c+d≦4である数である〕 で表され、1分子中に式: (R3及びZは前記と同じ) で表される基を少なくとも2個有する有機ケイ素化合
物、及び (C) 白金族金属系触媒 を含む硬化性シリコーン組成物を提供するものである。
本発明の組成物の(A)は、前記のとおり、平均組成式
(I)で表されるものである。この平均組成式(I)に
おいて、R1は水素原子又は置換もしくは非置換の1価
の炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基等の、不飽和基を除く脂肪族単価水
素基;シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基等の脂環式炭化水素基;フェニル基、ト
リル基、キシリル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素
基;またはこれらの炭化水素基の水素原子の一部もしく
は全部が、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原
子、アルコキシ基、シリル基、シロキシ基等により置換
されているものなどを挙げることができる。R2は脂肪
族不飽和基を除く置換もしくは非置換の1価の炭化水素
基であり、例えば、前記R1について例示したものと同
様のものを挙げることができる。a及びbは0<a≦
4、0≦b<4であり、かつ0<a+b≦4である数で
ある。また、(A)成分の有機ケイ素化合物は、1分子中
にアルキニル基を少なくとも2個有するものである。ア
ルキニル基が2個未満であると得られる組成物の硬化が
進行しない。
(I)で表されるものである。この平均組成式(I)に
おいて、R1は水素原子又は置換もしくは非置換の1価
の炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基等の、不飽和基を除く脂肪族単価水
素基;シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基等の脂環式炭化水素基;フェニル基、ト
リル基、キシリル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素
基;またはこれらの炭化水素基の水素原子の一部もしく
は全部が、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原
子、アルコキシ基、シリル基、シロキシ基等により置換
されているものなどを挙げることができる。R2は脂肪
族不飽和基を除く置換もしくは非置換の1価の炭化水素
基であり、例えば、前記R1について例示したものと同
様のものを挙げることができる。a及びbは0<a≦
4、0≦b<4であり、かつ0<a+b≦4である数で
ある。また、(A)成分の有機ケイ素化合物は、1分子中
にアルキニル基を少なくとも2個有するものである。ア
ルキニル基が2個未満であると得られる組成物の硬化が
進行しない。
本発明の組成物の(A)成分である上記平均組成式(I)
で表される有機ケイ素化合物の製造は、慣用の方法にし
たがって行うことができる。例えば、シクロテトラジア
ルキルシロキサン等の環式シロキサンを分子末端にアル
キニル基を有するジアルキルシロキサンを停止剤として
酸を用いて平衡化反応させることにより製造することが
できる。
で表される有機ケイ素化合物の製造は、慣用の方法にし
たがって行うことができる。例えば、シクロテトラジア
ルキルシロキサン等の環式シロキサンを分子末端にアル
キニル基を有するジアルキルシロキサンを停止剤として
酸を用いて平衡化反応させることにより製造することが
できる。
本発明の組成物の(B)成分である有機ケイ素化合物は、
前記平均組成式(II)で表されるものである。式(II)にお
いて、複数のR3は同一でも異なってもよく、低級アル
キル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等を挙げることができ、好ましくはメチル
基である。R4は置換又は非置換の1価の炭化水素基で
あり、例えば、前記式(I)でR1について例示したも
のと同じものを挙げることができる。Zは式: −o−又は (ここで、nは1〜4の整数である) で表され、c及びdは0<c≦4、0≦d<4、かつ0
<c+d≦4である数である。また、(B)成分である有
機ケイ素化合物は、1分子中に式(III): (R3及びZは前記と同じ) で表される基を少なくとも2個有するものである。
前記平均組成式(II)で表されるものである。式(II)にお
いて、複数のR3は同一でも異なってもよく、低級アル
キル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等を挙げることができ、好ましくはメチル
基である。R4は置換又は非置換の1価の炭化水素基で
あり、例えば、前記式(I)でR1について例示したも
のと同じものを挙げることができる。Zは式: −o−又は (ここで、nは1〜4の整数である) で表され、c及びdは0<c≦4、0≦d<4、かつ0
<c+d≦4である数である。また、(B)成分である有
機ケイ素化合物は、1分子中に式(III): (R3及びZは前記と同じ) で表される基を少なくとも2個有するものである。
(B)成分の有機ケイ素化合物の1分子中に含まれる、式
(III)で表される基が2個未満であると、架橋が進行
しない。
(III)で表される基が2個未満であると、架橋が進行
しない。
この(B)成分である有機ケイ素化合物の製造は、慣用の
方法にしたがって行うことができる。例えば、分子両末
端に水酸基を有するジシロキサンと1−ビニル−2−ク
ロロ−テトラアルキルジシランを、ビリジンの存在下に
反応させ、分子両末端がビニルテトラアルキルジシラニ
ル基で停止されたテトラシロキサンを製造する方法;ま
たこのテトラシロキサンをシクロテトラジアルキシロキ
サン等の環式シロキサンと平衡化反応させ、分子鎖を延
長したポリシロキサンを得る方法;1,2−ジビニルジ
シランの有する1個のビニル基に適当なヒドロシロキサ
ンを付加させる方法などによって製造することができ
る。
方法にしたがって行うことができる。例えば、分子両末
端に水酸基を有するジシロキサンと1−ビニル−2−ク
ロロ−テトラアルキルジシランを、ビリジンの存在下に
反応させ、分子両末端がビニルテトラアルキルジシラニ
ル基で停止されたテトラシロキサンを製造する方法;ま
たこのテトラシロキサンをシクロテトラジアルキシロキ
サン等の環式シロキサンと平衡化反応させ、分子鎖を延
長したポリシロキサンを得る方法;1,2−ジビニルジ
シランの有する1個のビニル基に適当なヒドロシロキサ
ンを付加させる方法などによって製造することができ
る。
本発明の組成物中における(B)成分の配合量は、通常、
前記(A)成分100重量部当たり1重量部以上、好まし
くは1〜100重量部である。(A)成分100重量部当
たりの(B)成分の配合量が少なすぎると効果的に硬化が
起こらない。また、多すぎても良好な硬化物が得られな
い。
前記(A)成分100重量部当たり1重量部以上、好まし
くは1〜100重量部である。(A)成分100重量部当
たりの(B)成分の配合量が少なすぎると効果的に硬化が
起こらない。また、多すぎても良好な硬化物が得られな
い。
本発明の組成物の(C)成分である白金族金属系触媒は特
に限定されないが、好ましくは白金系触媒であり、例え
ば、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、白金−ビ
ニルシロキサン錯体、白金黒、塩化白金酸とオレフィン
もしくはアルデヒドとの錯体を挙げることができる。特
に塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸及び白金−ビ
ニルシロキサン錯体が高活性である点で好ましい。これ
らの白金族金属系触媒の配合量は、通常、組成物中、白
金分として1〜100ppm、好ましくは5〜50ppmとな
る量である。白金族金属系触媒の配合量が少なすぎると
組成物の硬化反応が遅く能率的でなく、多すぎてもそれ
以上の効果が期待できず経済的でない。
に限定されないが、好ましくは白金系触媒であり、例え
ば、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、白金−ビ
ニルシロキサン錯体、白金黒、塩化白金酸とオレフィン
もしくはアルデヒドとの錯体を挙げることができる。特
に塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸及び白金−ビ
ニルシロキサン錯体が高活性である点で好ましい。これ
らの白金族金属系触媒の配合量は、通常、組成物中、白
金分として1〜100ppm、好ましくは5〜50ppmとな
る量である。白金族金属系触媒の配合量が少なすぎると
組成物の硬化反応が遅く能率的でなく、多すぎてもそれ
以上の効果が期待できず経済的でない。
本発明の組成物には、各種シリカ、アルミナ、炭酸カル
シウム等の無機充填剤;顔料又は染料;酸化防止剤;反
応抑制剤等を必要に応じて適宜添加することができる。
反応抑制剤は、通常は使用する必要はないが、多量の触
媒を使用する場合には有効である。また本発明の組成物
を硬化させた後、硬化物の柔軟性を調節するために非反
応性ポリシロキサン油を必要に応じて配合することもで
きる。
シウム等の無機充填剤;顔料又は染料;酸化防止剤;反
応抑制剤等を必要に応じて適宜添加することができる。
反応抑制剤は、通常は使用する必要はないが、多量の触
媒を使用する場合には有効である。また本発明の組成物
を硬化させた後、硬化物の柔軟性を調節するために非反
応性ポリシロキサン油を必要に応じて配合することもで
きる。
本発明の組成物は、通常、溶媒を使用しないで上記の各
成分を混合することにより調製することができるが、必
要に応じて適当な有機溶媒で希釈した形で調製すること
もできる。この場合、希釈に好適な有機溶媒としては、
例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等
の脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
ブチルエーテル等のエーテル類などを挙げることができ
る。
成分を混合することにより調製することができるが、必
要に応じて適当な有機溶媒で希釈した形で調製すること
もできる。この場合、希釈に好適な有機溶媒としては、
例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等
の脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
ブチルエーテル等のエーテル類などを挙げることができ
る。
本発明の組成物は、上記の諸成分の種類及び配合割合に
より、ゲル、ゴム、樹脂等の種々のタイプの硬化物を得
ることができる。
より、ゲル、ゴム、樹脂等の種々のタイプの硬化物を得
ることができる。
本発明の組成物は、通常70〜200℃に加熱すること
により硬化させることができる。加熱の方法は特に限定
されず、通常用いられているいずれの方法も使用するこ
とができる。
により硬化させることができる。加熱の方法は特に限定
されず、通常用いられているいずれの方法も使用するこ
とができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本
発明の範囲をこれら実施例に限定するものではない。特
記しない限り、「部」は「重量部」を意味する。
発明の範囲をこれら実施例に限定するものではない。特
記しない限り、「部」は「重量部」を意味する。
実施例1 両末端をエチニルジメチルシロキシ基で封鎖された粘度
3000cStのポリジメチルシロキサン100部、式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2n−BuSi〕2O で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン5部
及び塩化白金酸の2−エチルヘキシルアルコール溶液
(白金分2%)0.05部からなる組成物を調製した(以
下、「組成物A」という)。
3000cStのポリジメチルシロキサン100部、式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2n−BuSi〕2O で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン5部
及び塩化白金酸の2−エチルヘキシルアルコール溶液
(白金分2%)0.05部からなる組成物を調製した(以
下、「組成物A」という)。
比較例としてエチニルジメチルシロキシ基で末端を封鎖
されたポリジメチルシロキサンの代わりに両末端にビニ
ルジメチルシロキシ基を有するポリジメチルシロキサン
(粘度3000cSt)を用いた以外は、組成物Aと同じ組成
の組成物を調製した(以下、「組成物B」という)。
されたポリジメチルシロキサンの代わりに両末端にビニ
ルジメチルシロキシ基を有するポリジメチルシロキサン
(粘度3000cSt)を用いた以外は、組成物Aと同じ組成
の組成物を調製した(以下、「組成物B」という)。
以上の組成物A及びBの硬化性、並びに両組成物を室温
にて1ケ月間放置した後の粘度の変化を測定したとこ
ろ、次に示す結果が得られた。
にて1ケ月間放置した後の粘度の変化を測定したとこ
ろ、次に示す結果が得られた。
組成物A 組成物B ゲル化時間(150℃) 10分 >120分 硬化状態(150℃,30分後) ゴム状 油状 室温放置後の粘度の変化 増粘なし 増粘なし (1ケ月) 以上の結果から、本発明の実施例である組成物Aは室温
における安定性が高く、それでいて硬化性が優れている
ことがわかる。
における安定性が高く、それでいて硬化性が優れている
ことがわかる。
実施例2 両末端をエチニルジメチルシロキシ基で封鎖された粘度
3000cStのポリジメチルシロキサン100部、式: ViMe2SiMe2SiO(SiMe2O)150SiMe2SiMe2Vi、 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2n−BuSi〕2O で表される2種のシロキサンのそれぞれ50部、10部と、
塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変性物(白
金分1%)0.2部)とを混合して2種の組成物を調製し
た。この組成物を150℃で60分加熱したところ、ゴム状
を呈した。また、これらの2種の組成物において、触媒
として使用した塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキ
サン変性物の代わりに、実施例1で使用した塩化白金酸
の2−エチルヘキシルアルコール溶液を用いた場合で
も、組成物の硬化性に変化はなかった。
3000cStのポリジメチルシロキサン100部、式: ViMe2SiMe2SiO(SiMe2O)150SiMe2SiMe2Vi、 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2n−BuSi〕2O で表される2種のシロキサンのそれぞれ50部、10部と、
塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変性物(白
金分1%)0.2部)とを混合して2種の組成物を調製し
た。この組成物を150℃で60分加熱したところ、ゴム状
を呈した。また、これらの2種の組成物において、触媒
として使用した塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキ
サン変性物の代わりに、実施例1で使用した塩化白金酸
の2−エチルヘキシルアルコール溶液を用いた場合で
も、組成物の硬化性に変化はなかった。
実施例3 実施例1で得られた組成物Aにヒュームドシリカ10部を
さらに添加した。
さらに添加した。
得られた組成物の硬化性を測定したところ、組成物Aと
同等であり、また機械的強度が向上したゴムが得られ
た。
同等であり、また機械的強度が向上したゴムが得られ
た。
実施例4 両末端をβ−フェニルエチルジメチルシロキシ基で封鎖
された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン100部、
式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2PhSi〕2O で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン5
部、及び塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変
性物(白金分1%)0.2部を混合して組成物を調製し
た。
された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン100部、
式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiMe2O)2PhSi〕2O で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン5
部、及び塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変
性物(白金分1%)0.2部を混合して組成物を調製し
た。
得られた組成物を150℃で2時間加熱したところ、ゴム
となった。
となった。
実施例5 実施例1で使用した両末端をエチニルジメチルシロキシ
基で封鎖された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン1
00部、両末端を2−ビニルテトラメチルジシラノキシ基
で封鎖された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン100
部、及び式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiO)3Si・n-Bu で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン0.2
部及び塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変性
物(白金分1%)0.2部を混合し、組成物を調製した。
基で封鎖された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン1
00部、両末端を2−ビニルテトラメチルジシラノキシ基
で封鎖された粘度3000cStのポリジメチルシロキサン100
部、及び式: 〔(ViMe2SiMe2SiCH2CH2SiO)3Si・n-Bu で表されるビニルジシラニル基を有するシロキサン0.2
部及び塩化白金酸のビニルジメチルポリシロキサン変性
物(白金分1%)0.2部を混合し、組成物を調製した。
得られた組成物を150℃で2時間加熱したところ、ジェ
リー状の硬化物が得られた。
リー状の硬化物が得られた。
本発明の硬化性シリコーン組成物は、 のビニル基への付加反応を利用する従来の硬化性シリコ
ーン組成物と同等の性能を有し、かつ常温における安定
性が高いため保存性、作業性が優れているものである。
ーン組成物と同等の性能を有し、かつ常温における安定
性が高いため保存性、作業性が優れているものである。
Claims (1)
- 【請求項1】(A) 下記平均組成式(I): 〔式中、R1は水素原子又は置換もしくは非置換の、脂
肪族不飽和基を除く1価の炭化水素基、R2は脂肪族不
飽和基を除く置換又は非置換の1価の炭化水素基を示
し、a及びbは0<a≦4、0≦b<4、かつ0<a+
b≦4である数である〕 で表され、1分子中に少なくとも2個のアルキニル基を
有する有機ケイ素化合物、 (B) 平均組成式(II): 〔式中、複数のR3は同一でも異なってもよく、低級ア
ルキル基であり、R4は脂肪族不飽和基を除く置換もし
くは非置換の1価の炭化水素基であり、Zは式: −0−又は (ここで、nは1〜4の整数である) で表される基であり、c及びdは0<c≦4、0≦d<
4、かつ0<c+d≦4である数である〕 で表され、1分子中に式: (R3及びZは前記と同じ) で表される基を少なくとも2個有する有機ケイ素化合
物、及び (C) 白金族金属系触媒 を含む硬化性シリコーン組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299279A JPH0633352B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-11-26 | 硬化性シリコーン組成物 |
US07/441,046 US5081199A (en) | 1988-11-26 | 1989-11-24 | Curable silicone composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63299279A JPH0633352B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-11-26 | 硬化性シリコーン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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