JP2001055393A - エチニル基含有シラン類及びその製造方法 - Google Patents

エチニル基含有シラン類及びその製造方法

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JP2001055393A
JP2001055393A JP23197099A JP23197099A JP2001055393A JP 2001055393 A JP2001055393 A JP 2001055393A JP 23197099 A JP23197099 A JP 23197099A JP 23197099 A JP23197099 A JP 23197099A JP 2001055393 A JP2001055393 A JP 2001055393A
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Eiichi Tabei
栄一 田部井
Shigeru Mori
滋 森
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 下記一般式(1)で示される、分子鎖末
端に2個以上のエチニル基を有するエチニル基含有シラ
ン化合物。 【化1】 (式中、Aは、非置換又は置換のパラ、メタ又はオルソ
フェニレン基を示し、R 1,R2はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基又は−C≡C−A−C≡CHで
あり、R1とR2とは互いに同一であっても異なっていて
もよい。nは1〜10の整数を示す。) 【効果】 本発明のエチニル基含有シラン化合物は、一
分子中に少なくとも2個以上のSi−H結合を有するケ
イ素系高分子材料との相溶性に優れ、かつ架橋反応性が
非常に高いことにより溶剤に不溶性であり、強靭なケイ
素系高分子材料を与えることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒドロシリル化反
応性の高い、一分子中の末端に2個以上のエチニル基を
有するエチニル基含有シラン類及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
にヒドロシリル化反応を用いる架橋剤としては、一分子
中に2個以上の炭素−炭素二重結合を有する化合物が用
いられるが、架橋させても成型物の内部は硬化するもの
の、表面は十分に硬化せずに溶媒に可溶な成分がわずか
に残ってしまう。
【0003】ポリシラン類などのケイ素系高分子材料を
用いた硬化性組成物の報告例としては、側鎖置換基に水
素を有するポリシラン類とトリビニルフェニルシランと
を塩化白金酸触媒を用いて硬化させるものがある(ロバ
ート・ウエスト、ジャーナル・オブ・オルガノメタリッ
ク・ケミストリー、300巻、327〜346頁、19
86年)。しかしながら、この方法においては、トリビ
ニルフェニルシランの反応性が低いために十分に架橋反
応が進行せず、このため成型物の耐溶剤性に劣る。
【0004】一方、側鎖置換基に水素原子を有するポリ
シランとポリエチニルベンゼン化合物とを用いて架橋ポ
リシランフィルムを作成する例もある(特開平5−32
899号公報)が、架橋剤が揮発してしまうために、耐
溶剤性に劣る。
【0005】また、末端や側鎖にビニル基を有するシロ
キサンを硬化剤に用いた場合、ポリシラン類などのケイ
素系高分子材料との相溶性が悪く、白濁したり、架橋反
応が不十分である場合があり、適当でない。
【0006】本発明は、ヒドロシリル化反応性が高く、
一分子中に2個以上のSi−H結合を有する高分子物質
等との架橋反応により、溶剤に不溶性でありかつ強靭な
ケイ素系高分子材料を与えることを可能とするエチニル
基含有シラン類及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、下記一般式(2)の化合物と下記エチニル金属化合
物とを反応させて得られる下記一般式(1)のエチニル
基含有化合物、及び下記一般式(6)の化合物と下記エ
チニル金属化合物とを反応させて得られる下記一般式
(5)のエチニル基含有化合物が、架橋剤として非常に
高い反応性を有し、Si−Si結合及び一分子中に2個
以上のSi−H基を含有するケイ素系高分子材料と反応
させることにより、成型物表面まで十分に架橋硬化さ
せ、耐溶剤性に優れ、機械的強度及び耐摩耗性に優れた
架橋膜を与えることを見出し、本発明をなすに至った。
【0008】なお、これまでにエチニレンとシリレンの
繰り返し単位を有する含ケイ素高分子が報告されている
(特開平10−120792号公報)が、炭素−炭素不
飽和結合が分子内であるために、架橋剤として不適当で
ある。
【0009】即ち、本発明は、下記エチニル基含有シラ
ン化合物及びその製造方法を提供する。 (i)下記一般式(1)で示される、分子鎖末端に2個
以上のエチニル基を有するエチニル基含有シラン化合
物。
【0010】
【化4】 (式中、Aは、非置換又は置換のパラ、メタ又はオルソ
フェニレン基を示し、R 1,R2はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基又は−C≡C−A−C≡CHで
あり、R1とR2とは互いに同一であっても異なっていて
もよい。nは1〜10の整数を示す。) (ii)下記一般式(2) R12SiX2 (2) (式中、R1,R2は上記と同様の意味を示し、Xは塩
素、臭素又はヨウ素原子である。)で示されるハロゲノ
シランと、下記一般式(3) HC≡C−A−C≡CH (3) (式中、Aは上記と同様の意味を示す。)で示される化
合物に1.0〜1.5倍モルの下記一般式(4) RM (4) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基又はフェニル基であり、MはLi,MgX又はNaで
ある。)で示される有機金属化合物を反応させることに
よって得られるエチニル金属化合物とを反応させること
を特徴とする式(1)のエチニル基含有シラン化合物の
製造方法。 (iii)下記一般式(5)で示される、分子鎖末端に
2個以上のエチニル基を有するエチニル基含有シラン化
合物。
【化5】 (式中、Yは水素原子又は−[SiR12−(Q)b
SiR12−C≡C−A−C≡C]n−Hを示す。Qは
−O−、−(CH2m−(m=0〜6の整数、nは1〜
10の整数である。)、又は非置換又は置換のパラ、メ
タ又はオルソフェニレン基を示す。R3は水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又
はアルコキシ基であり、R1,R2,Aは上記と同様の意
味を示す。aは0,1又は2、bは0又は1、cは0,
1又は2である。)(iv)下記一般式(6)
【化6】 (式中、Q,R3,a,b,c及びXは上記と同様の意
味を示す。)で示される化合物と、下記一般式(3) HC≡C−A−C≡CH (3) (式中、Aは上記と同様の意味を示す。)で示される化
合物に1.0〜1.5倍モルの下記一般式(4) RM (4) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基又はフェニル基であり、MはLi,MgX又はNaで
ある。)で示される有機金属化合物を反応させることに
よって得られるエチニル金属化合物とを反応させること
を特徴とする式(5)のエチニル基含有シラン化合物の
製造方法。
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る新規エチニル基含有化合物は、下記一般式
(1)及び(5)で示されるものである。
【0012】
【化7】 (式中、Aは、非置換又は置換のパラ、メタ又はオルソ
フェニレン基を示し、R 1,R2はそれぞれ水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、
アルコキシ基、アミノ基又は−C≡C−A−C≡CHで
あり、R1とR2とは互いに同一であっても異なっていて
もよい。nは1〜10の整数を示す。また、Yは水素原
子又は−[SiR12−(Q)b−SiR12−C≡C
−A−C≡C]n−Hを示す。Qは−O−、−(CH2
m−(m=0〜6の整数、nは1〜10の整数であ
る。)、又は非置換又は置換のパラ、メタ又はオルソフ
ェニレン基を示す。R3は水素原子、アルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アリール基又はアルコキシ基
であり、aは0,1又は2、bは0又は1、cは0,1
又は2である。)
【0013】ここで、A及びQの置換フェニレン基とし
ては、その水素原子の一部又は全部がメチル基、エチル
基、イソプロピル基等の炭素数1〜6のアルキル基やメ
トキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基
により置換されたものが挙げられる。また、R1,R2
3のアルキル基としては、炭素数1〜6のもの、例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシ
ル基等が挙げられ、アルケニル基としては、炭素数2〜
6のもの、例えばビニル基、アリル基、プロペニル基、
ブテニル基、ヘキセニル基等が挙げられ、アルキニル基
としては、炭素数2〜6のもの、例えばエチニル基、プ
ロピニル基、ブチニル基、ヘキシニル基等が挙げられ
る。アリール基としては、炭素数6〜12のもの、例え
ばフェニル基、トリル基、エチルフェニル基、ヘキシル
フェニル基等が挙げられる。また、アルコキシ基として
は、炭素数1〜6のもの、例えばメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキサノキシ基等が挙
げられる。
【0014】上記式(1)のエチニル基含有シラン化合
物は、下記一般式(2)のハロゲノシランと、下記一般
式(3)の化合物と下記一般式(4)の有機金属化合物
とを反応させることによって得られるエチニル金属化合
物とを反応させることにより得ることができる。
【0015】 R12SiX2 (2) (式中、R1,R2は上記と同様の意味を示し、Xは塩
素、臭素又はヨウ素原子である。) HC≡C−A−C≡CH (3) RM (4) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基、フェニル基等の有機基であり、MはLi,MgX又
はNaである。)
【0016】上記エチニル金属化合物は、テトラヒドロ
フラン(THF)、ジメチルエーテル等の極性溶媒中、
HC≡C−A−C≡CH(Aは上記と同様)の化合物を
1.0〜1.5倍モルの有機金属化合物(RM)、例え
ばC25MgBr、n−BuLiと反応させることによ
り合成することができる。この場合、反応温度は−78
〜30℃とすることができ、反応時間は通常0.5〜2
時間である。
【0017】次いで、得られたエチニル金属化合物と式
(2)のハロゲノシランとを反応させることにより、式
(1)のエチニル基含有シラン化合物が得られる。この
反応は、上記と同様の極性溶媒を用いて行うことがで
き、反応温度は0〜150℃とすることが好ましい。反
応時間は通常1〜3時間である。
【0018】得られる反応生成物は、式(1)において
nが1以上であるものの混合物であり、これは分取GP
Cなどにより単離精製できる。
【0019】また、式(5)のエチニル基含有化合物
は、下記一般式(6)の化合物と上記エチニル金属化合
物とを反応させることにより合成できる。この場合、反
応方法、反応条件は上記と同様である。
【0020】
【化8】 (式中、Q,R3,a,b,c及びXは上記と同様の意
味を示す。)
【0021】本発明の式(1),(5)で示される一分
子中の分子末端に2個以上のエチニル基を有し、骨格中
にケイ素原子を含有するシラン化合物は、ヒドロシリル
化反応に非常に高い活性を有するものであり、更にSi
−Si結合及び少なくとも一分子中に2個以上のSi−
H基を含有するケイ素系高分子材料との相溶性に優れ、
架橋反応させることによって耐溶剤性に優れ、機械的強
度及び耐摩耗性に優れた架橋膜を与える。従って、本発
明のエチニル基含有シラン化合物は、架橋剤として有用
である。
【0022】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。なお、下記例において、Etはエチル基、Meはメ
チル基、Phはフェニル基を示す。また、特にことわら
ない限り、%は重量%を示す。
【0023】[実施例1]窒素ガス雰囲気下、撹拌機、
ジムロート、滴下ロート、温度計を備えた四つ口フラス
コに、m−ジエチニルベンゼン5.1g(40mmo
l)、THF60mlを収め、氷水浴を用いて冷却し
た。滴下ロートよりEtMgBr/THF溶液(45m
mol)を滴下する。室温撹拌を30分行った後、フェ
ニルジクロロシラン3.54g(20mmol)/TH
F10ml溶液を滴下した。滴下終了後、加熱還流を2
時間行い、次いでトリメチルクロロシラン3gを添加
し、水洗後、60℃のオイルバスを用いて加熱し、減圧
下で溶媒を除いて、目的物である下記式で示される化合
物を褐色粘稠物(7.3g)として得た。
【0024】
【化9】
【0025】GPC分析を行ったところ、n=1の化合
物を49%、n=2の化合物を24%、n=3の化合物
を11%、n=4の化合物を8%含有していることが分
かった。
【0026】分取GPCを用いてそれぞれ単離精製を行
い、IR分析を行ったところ、いずれの化合物もエチニ
ル基のCHの伸縮振動が3,294cm-1に確認され
た。また、エチニレンの−C≡C−に関しては、n=1
の化合物は2,154cm-1、n=2の化合物は2,1
55cm-1、n=3の化合物は2,156cm-1に確認
された。熱分析においてエチニル基の反応性を調べたと
ころ、n=1の化合物は208.5℃、n=2の化合物
は205.6℃、n=3の化合物は202.8℃に発熱
ピークが観察され、反応性が高いことが確認された。
【0027】[実施例2]フェニルジクロロシランの代
わりにジメチルジクロロシラン2.58g(20mmo
l)を用いた他は実施例1と同様に行い、目的物である
下記式で示される化合物を橙色粘稠物(6.2g)とし
て得た。GPC分析を行ったところ、n=1の化合物を
42%、n=2の化合物を27%、n=3の化合物を1
4%、n=4の化合物を6%含有していることが分かっ
た。
【0028】IRスペクトル分析より、エチニル基
(3,296cm-1)、エチニレン(2,155c
-1)を確認し、目的物と同定した。
【0029】
【化10】
【0030】[実施例3]フェニルジクロロシランの代
わりに1,2−ジクロロテトラメチルジシラン2.58
g(20mmol)を用いた他は実施例1と同様に行
い、目的物である下記式で示される化合物を橙色粘稠物
(7.4g)として得た。GPC分析を行ったところ、
n=1の化合物を49%、n=2の化合物を18%、n
=3の化合物を10%、n=4の化合物を5%含有して
いることが分かった。
【0031】IRスペクトル分析より、エチニル基
(3,297cm-1)、エチニレン(2,147c
-1)を確認し、目的物と同定した。
【0032】
【化11】
【0033】[実施例4]m−ジエチニルベンゼンの代
わりにp−ジエチニルベンゼン5.1g(40mmo
l)を用いた他は実施例1と同様に行い、目的物である
下記式で示される化合物を橙色固体(6.7g)として
得た。GPC分析を行ったところ、n=1の化合物を4
6%、n=2の化合物を19%、n=3の化合物を9
%、n=4の化合物を4%含有していることが分かっ
た。
【0034】IRスペクトル分析より、エチニル基
(3,292cm-1)、エチニレン(2,162c
-1)を確認し、目的物と同定した。
【0035】
【化12】
【0036】[実施例5]フェニルジクロロシランの代
わりにフェニルトリクロロシラン2.75g(13mm
ol)を用いた他は実施例1と同様に行い、目的物であ
る下記式で示される化合物を橙色粘稠物(6.5g)と
して得た。
【0037】IRスペクトル分析より、エチニル基
(3,294cm-1)、エチニレン(2,155c
-1)を確認し、目的物と同定した。
【0038】
【化13】
【0039】[参考例][(MePhSi)2(MeH
Si)2(Me2Si)2n(MN2,470、MW5,
330)100重量部と(m−HC≡C−C64−C≡
C−)2SiPhH20重量部とBTTB−25(3,
3’,4,4’−Tetra(t−butyl per
oxy carbonyl benzophenone
25%トルエン溶液、日本油脂製)20重量部とをトル
エン100重量部に溶解し、スピンコーターを用いて製
膜した。製膜後、窒素雰囲気下、190℃のホットプレ
ート上に5分間のせ、架橋を行った。
【0040】得られた膜に関して、鉛筆硬度試験を行っ
たところ、硬度は5Hであった。トルエン溶解性を調べ
たところ不溶であり、密着性が良好であることが分かっ
た。
【0041】[比較参考例] (1)参考例の(m−HC≡C−C64−C≡C−)2
SiPhHの代わりにm−HC≡C−C64−C≡CH
を用いて同様に架橋試験を行ったが、トルエンに対して
完全に溶解した。 (2)参考例の(m−HC≡C−C64−C≡C−)2
SiPhHの代わりに(Ph−C≡C−)2SiPhH
を用いて同様に架橋試験を行ったが、トルエンに対して
わずかに溶解し、跡が残った。
【0042】
【発明の効果】本発明のエチニル基含有シラン化合物
は、一分子中に少なくとも2個以上のSi−H結合を有
するケイ素系高分子材料との相溶性に優れ、かつ架橋反
応性が非常に高いことにより溶剤に不溶性であり、強靭
なケイ素系高分子材料を与えることが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H049 VN01 VP01 VP02 VP03 VP04 VP06 VP08 VQ04 VQ07 VR23 VR24 VS12 VT05 VT30 VU17 4J035 JA04 JB01 JB03 LA05 LB20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される、分子鎖末
    端に2個以上のエチニル基を有するエチニル基含有シラ
    ン化合物。 【化1】 (式中、Aは、非置換又は置換のパラ、メタ又はオルソ
    フェニレン基を示し、R 1,R2はそれぞれ水素原子、ア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、
    アルコキシ基、アミノ基又は−C≡C−A−C≡CHで
    あり、R1とR2とは互いに同一であっても異なっていて
    もよい。nは1〜10の整数を示す。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) R12SiX2 (2) (式中、R1,R2は上記と同様の意味を示し、Xは塩
    素、臭素又はヨウ素原子である。)で示されるハロゲノ
    シランと、下記一般式(3) HC≡C−A−C≡CH (3) (式中、Aは上記と同様の意味を示す。)で示される化
    合物に1.0〜1.5倍モルの下記一般式(4) RM (4) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
    ソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
    基又はフェニル基であり、MはLi,MgX又はNaで
    ある。)で示される有機金属化合物を反応させることに
    よって得られるエチニル金属化合物とを反応させること
    を特徴とする請求項1記載のエチニル基含有シラン化合
    物の製造方法。
  3. 【請求項3】 下記一般式(5)で示される、分子鎖末
    端に2個以上のエチニル基を有するエチニル基含有シラ
    ン化合物。 【化2】 (式中、Yは水素原子又は−[SiR12−(Q)b
    SiR12−C≡C−A−C≡C]n−Hを示す。Qは
    −O−、−(CH2m−(m=0〜6の整数、nは1〜
    10の整数である。)、又は非置換又は置換のパラ、メ
    タ又はオルソフェニレン基を示す。R3は水素原子、ア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又
    はアルコキシ基であり、R1,R2,Aは上記と同様の意
    味を示す。aは0,1又は2、bは0又は1、cは0,
    1又は2である。)
  4. 【請求項4】 下記一般式(6) 【化3】 (式中、Q,R3,a,b,c及びXは上記と同様の意
    味を示す。)で示される化合物と、下記一般式(3) HC≡C−A−C≡CH (3) (式中、Aは上記と同様の意味を示す。)で示される化
    合物に1.0〜1.5倍モルの下記一般式(4) RM (4) (式中、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
    ソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
    基又はフェニル基であり、MはLi,MgX又はNaで
    ある。)で示される有機金属化合物を反応させることに
    よって得られるエチニル金属化合物とを反応させること
    を特徴とする請求項3記載のエチニル基含有シラン化合
    物の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108129508A (zh) * 2017-12-21 2018-06-08 华东理工大学 一种支链型硅烯炔树脂及其制备方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108129508A (zh) * 2017-12-21 2018-06-08 华东理工大学 一种支链型硅烯炔树脂及其制备方法

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