JP5251757B2 - ベースバンド・プレディストーション装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非線形デバイスのプレディストーション線形化技術、より具体的には、電力増幅器の線形化に関する。
電力増幅器(power amplifier;PA)は電子機器の重要部品である。PAは、伝送及び放射の要求を満たすように、弱い電気信号を増幅することができ、増幅のためのエネルギーはDC(直流)電源によって供給される。すなわち、PAは、AC(交流)信号の電力が上記要求を満たすように、DCエネルギーをAC信号に変換する。ここで、DCエネルギーをACエネルギーに変換するPAの性能は、PAの効率と呼ばれている。PAの入力の電力と出力信号の電力との間の関係は、線形領域、非線形領域及び飽和領域に分けることができる。
入力信号の包絡線が線形領域内でのみ変動するとき、入力信号は理想的に増幅される。ところが、入力信号の包絡線が非線形領域まで変動するとき、出力信号は歪むことになる。時間ドメインにおいて、この歪みは、理想的に増幅されたものでない出力信号として現れ、周波数ドメインにおいて、この歪みは、望ましくない出力信号スペクトルのサイドローブの増大及び歪んだメインローブとして現れる。
物理的な理由により、入力信号の包絡線が非線形領域の深くまで変動するとき、PAの効率は、包絡線が線形領域内でのみ変動するときより遙かに高くなる。新たな変調方法の出現に伴い、信号包絡線のダイナミックレンジは一層広くなるため、非線形歪みは不可避となり、いかにして非線形性を克服するかが鍵となる。
ベースバンド・プレディストーション技術はPAの非線形性を克服する有効な手段である。この技術は、PAの出力端で理想的な増幅信号が得られるように、PAの非線形性の反転特性をシミュレーションすることによってベースバンドデジタル信号を予め歪ませるものである。
PAの基本反転特性は、測定によって取得することができ、プレディストーションデータとしてPAのプレディストーションモジュール内に統合される。しかし、PAの反転特性は、例えば温度、湿度、デバイスの経時劣化などの要因によって影響を受けて変化する。プレディストーションデータを実時間で調整するため、古典的な方法(ベクトル法)は、PAの動作中にPAの入力データとフィードバック出力データとを正確に比較することを必要とし、例えば正確な同期化やIQバランス等の問題に関わる。これらの問題を解決するために、通常、回路に多大なコストが掛けられる。
後の研究者たちにより提案されているのは、プレディストーションデータの選択又は更新の基礎としてフィードバックスカラー量情報を用いることのみである。一般的なスカラー量情報は、正確な同期化なしで用いられ得るスペクトルのサイドローブ電力やメインローブとサイドローブとの間の電力比などを含み、IQアンバランスの問題は存在しない。この方法はスカラー法と呼ばれており、鍵となるのはプレディストーションデータの設定である。
プレディストーションデータを設定する従来のスカラー法は事実上、選択型と更新型という2つの型に分類することができる。
選択型:多数のプレディストーションデータ又は特性データ(例えば、多項係数、補間キーポイント等)を記憶し、スカラー量情報に従って適切なプレディストーションデータ又は特性データを選択する。
更新型:スカラー量情報に従って多項係数及び補間キーポイントの値を適応的に更新する。
図1−3は、スカラー法の原理及び従来のスカラー法の概略図である。
図1は、スカラー法に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション法の原理を概略的に示している。基本的な概念は、振幅プレディストーション・データベースユニット101及び位相プレディストーション・データベースユニット102に複数グループのプレディストーションデータを予め格納し、フィードバック信号における歪み量(例えば、サイドローブ電力)に基づいて1つのグループのプレディストーションデータを選択してプレディストーション処理を実行することである。
詳細には、初期信号x(n)が2つの分岐に分割され、一方の分岐はプレディストーションユニット100(プレディストータ)の振幅プレディストーション・データベースユニット101及び位相プレディストーション・データベースユニット102のそれぞれへ送られ、他方の分岐は、プレディストーション信号が得られるように、振幅プレディストーション・データベースユニット101及び位相プレディストーション・データベースユニット102からの出力データを掛け合わされる。得られた信号は電力増幅器103に送られ、電力増幅器103は信号y(n)を出力する。信号y(n)の一部はカップラ104によりフィードバックされ、アッテネータ105によって減衰される。その後、アッテネータ105によって減衰された信号の、帯域外電力、又は帯域外電力と帯域内電力との間の比が電力検出器106によって検出される。電力検出器106の検出結果に基づいて、コントローラ107が制御量を出力する。コントローラ107によって出力された制御量と初期入力信号x(n)とに従って、振幅プレディストーション・データベースユニット101及び位相プレディストーション・データベースユニット102はデータベースから1つのグループのプレディストーションデータを選択し、プレディストーション処理を実行する。
図2は、選択型のスカラー法に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション法を概略的に示している。プレディストーションデータの非常に多数の特性パラメータ(例えば、多項係数、補間キーポイント等)がプレディストーションパラメータデータベース203に格納され、振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202が特性データの補間に基づいて(あるいは、その他の計算法を用いて)プレディストーションデータを生成する。
詳細には、初期信号x(n)が2つの分岐に分割され、一方の分岐は振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202のそれぞれへ送られ、他方の分岐は、プレディストーション信号が得られるように、振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202からの出力データを掛け合わされる。得られた信号はデジタル−アナログ変換器204によって、そしてアップコンバータ204によって変換されて電力増幅器103に送られ、電力増幅器103は信号y(n)を出力する。信号y(n)の一部は、カップラ104によりフィードバックされ、アッテネータ105によって減衰され、そして、ダウンコンバータ206及びアナログ−デジタル変換器207によってベースバンドデジタル信号に変換される。この信号は費用関数計算器208によって費用関数に変換され、費用関数はセレクタ209へ送られる。セレクタ209は、費用関数の値に従って、プレディストーションパラメータデータベース203からプレディストーションデータの適切な特性パラメータを選択し、それらを振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202へと送る。これらのパラメータ及び初期入力信号に基づいて、振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202はプレディストーションデータの計算及び生成を行う。図2において、振幅プレディストータ201、位相プレディストータ202及びプレディストーションパラメータデータベース203は、プレディストーションユニット(プレディストータ)を構成する。
この方法は、プレディストーションパラメータを予め記憶することを必要とするため、多大な記憶容量を要する。
図3は、従来の更新型のスカラー法に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション法を概略的に示している。図3に示すように、この方法は、スカラー量情報に従って、即座に、特性パラメータの更新及び計算を行う(データ更新モジュール301)。図3の構成は、費用関数の値がデータ更新モジュール301へ送られ、データ更新モジュール301がコスト関数の値に基づいて即座にパラメータの更新及び計算を行い、そのパラメータをプレディストーションユニット300の振幅プレディストータ201及び位相プレディストータ202へ送ることを除いて、図2とほぼ同じである。
一般に、特性に基づいてプレディストーションデータを生成することは複雑な計算を必要とし、この方法も多量の計算を要するという欠点を有する。
上述の状況に鑑み、本発明は、従来技術の1つ以上の欠点を解消し、少なくとも1つの有利な選択を提供することを目的とする。本出願は、小さい記憶空間及び計算量で豊富且つ繊細なプレディストーションデータを生成可能とする、プレディストーションデータを生成する方法及び装置を提供する。
上記課題を達成するため、本出願により以下の態様が提供される。
一態様に従って、ベースバンド・プレディストータが提供される。当該ベースバンド・プレディストータは、
入力信号に従って、位相基本ルックアップテーブルのアドレス、及び振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを計算するアドレス生成部と、
フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)、及び振幅屈曲調整量(u)を決定するパラメータ決定部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記位相並進量(j)に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する位相並進部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅並進量(i)に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する振幅並進部と、
前記位相並進部によって変更されたアドレスに従って、前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する位相基本ルックアップテーブル探索部と、
前記振幅並進部によって変更されたアドレスに従って、前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する振幅基本ルックアップテーブル探索部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記位相屈曲調整量(v)に従って、前記位相基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記位相出力を調整する位相屈曲調整部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅屈曲調整量(u)に従って、前記振幅基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記振幅出力を調整する振幅屈曲調整部と、
を有する。
他の一態様に従って、増幅器装置が提供される。当該増幅器装置は、
上述のベースバンド・プレディストータと、
前記ベースバンド・プレディストータによって出力されたプレディストーション信号を入力信号に掛け合わせる乗算器と、
前記乗算器によって出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、
前記デジタル−アナログ変換器の出力にアップコンバージョンを実行するアップコンバータと、
前記アップコンバータの出力信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットの出力の一部すなわちフィードバック信号をフィードバックし、該フィードバック信号のスカラー量情報を取得するフィードバック分岐と、
を有する。
他の一態様に従って、ベースバンド・プレディストーション方法が提供される。当該方法は、
入力信号に従って、振幅基本ルックアップテーブルのアドレス及び位相基本ルックアップテーブルのアドレスを計算する段階と、
フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)、及び振幅屈曲調整量(u)を決定する段階と、
計算された前記位相基本ルックアップテーブルのアドレスを前記位相並進量(j)に従って変更する段階と、
計算された前記振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを前記振幅並進量(i)に従って変更する段階と、
前記位相並進量(j)に従って変更されたアドレスに従って前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する段階と、
前記振幅並進量(i)に従って変更されたアドレスに従って前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する段階と、
前記位相屈曲調整量(v)に従って前記位相出力を調整する段階と、
前記振幅屈曲調整量(u)に従って前記振幅出力を調整する段階と、
を有する。
図面は本発明の好適実施形態を例示するものであり、ここでの説明の一部を構成する。図面は本発明の原理を更に説明するために本明細書とともに用いられる。
スカラープレディストーション法の原理を示す図である。 従来の選択型のスカラー法に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション法を概略的に示す図である。 従来の更新型のスカラー法に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション法を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に従ったベースバンド・デジタル・プレディストーション装置を概略的に示す図である。 本発明の他の一実施形態に従ったベースバンド・デジタル・プレディストーション装置を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に従った振幅プレディストーション装置の一実施例をより詳細に示す図である。 本発明の他の一実施形態に従った振幅プレディストーション装置の一実施例をより詳細に示す図である。 基本LUT及び派生LUTのコンテンツをグラフにて示す図である。 本発明に係る方法及び装置によるスペクトル補正効果を示す図である。 本発明の他の一実施形態に従った位相プレディストーション装置を示す図である。 本発明の他の一実施形態に従った位相プレディストーション装置を示す図である。 本発明の一実施形態に従ったベースバンド・プレディストーション法を示すフローチャートである。
以下、図面に関連付けて、本発明に係るスカラー・ベースバンド・プレディストーション装置及び方法の実施形態を詳細に説明する。
先ず、実施形態を説明する前に、本発明の原理を説明する。
電力増幅器の基本特性(AM−AM、PM−PM)は測定によって前もって取得することが可能である。基本プレディストーション・ルックアップテーブル(LUT)が、基本振幅補償LUT(振幅基本ルックアップテーブル)及び基本位相補償LUT(位相基本ルックアップテーブル)を含め、上述の基本特性に基づいて得られる。電力増幅器の基本特性に基づいて基本プレディストーションLUTを構築することには数多くの一般的手法が存在するので、ここではこれ以上は説明しないこととする。
基本振幅補償LUT: A =[α,α,・・・,αK−1] (1)
基本位相補償LUT: P =[β,β,・・・,βK−1] (2)
ただし、KはLUTの長さである。α及びβは、それぞれ、基本振幅補償LUT及び基本位相補償LUTにおけるk番目の要素を表す。ここで、A 及びP は、上付き添字及び下付き添字を有し、下付き添字は“平行移動(translating;以下、並進)処理”(後述)のパラメータであり、上付き添字は“曲げ(bending)処理”(後述)のパラメータである。
並進処理及び/又は曲げ処理により、基本プレディストーションLUTから数多くのその他のLUTを得ることができる。
並進処理:
並進による派生振幅補償LUT:
(k)=A (k+i) (3)
並進による派生位相補償LUT:
(k)=P (k+j) (4)
ここで、i及びjは並進処理のパラメータであり、kはk番目の要素を表す。
曲げ処理:
曲げによる派生振幅補償LUT:
(k)=u(A (k)−A (0))+A (k)
=(1+u)A (k)−uA (0) (5)
曲げによる派生位相補償LUT:
(k)=v(P (k)−P (0))+P (k)
=(1+v)P (k)−vP (0) (6)
ここで、u及びvは曲げ処理のパラメータである。
すなわち、i、j、u及びvを一緒に調整することによって、様々な派生LUTを得ることができる。
故に、プレディストーションを達成し、電力増幅器の非線形性を改善するという課題は、単に基本LUTを格納し、フィードバック信号のスカラー量情報(サイドローブ電力、又はメインローブとサイドローブとの間の電力比)に従ってi、j、u及びvの調整及び選択を行うことによって実現され得る。
また、LUT特性を更に具体的に記述するため、基本LUTを例えば2つの部分(セグメント)に分割することができる:
基本振幅補償LUT: A =[A1 A2 ] (7)
前方セグメント: A1 =[α,α,・・・,α] (8)
後方セグメント: A2 =[αL+1,αL+2,・・・,αK−1] (9)
基本位相補償LUT: P =[P1 P2 ] (10)
前方セグメント: P1 =[β,β,・・・,β] (11)
後方セグメント: P2 =[βL+1,βL+2,・・・,βK−1] (12)
ただし、L=round(K/2) (13)は、ルックアップテーブルが分割される位置であり、round()は四捨五入関数を表す。
一般に、A1,P1,・・・はAt,Pt(t=1,2)で置換することができるので以下のように表せる。
並進処理に従って:
並進派生振幅補償LUT:
Atit (k)=At (k+i) (14)
並進派生位相補償LUT:
Ptjt (k)=Pt (k+j) (15)
ここで、i及びjはt番目のセグメントの並進パラメータである。
曲げ処理:
曲げ派生振幅補償LUT:
At ut(k)=u(At (k)−At (0))+At (k)
=(1+u)At (k)−uAt (0) (16)
曲げによる派生位相補償LUT:
Pt vt(k)=v(Pt (k)−Pt (0))+Pt (k)
=(1+v)Pt (k)−vPt (0) (17)
ここで、u及びvはt番目のセグメントの曲げパラメータである。
実際の要求に応じて、基本LUTは一層多くのセグメント、すなわち、t=1,2,3,・・・に分割することができ、奇数個のセグメントも可能である。
加えて、一定の条件下においては縦方向の並進処理を行ってもよく、故に、
縦方向並進派生振幅補償LUT:
_m(k)=A (k)+m (18)
縦方向並進派生位相補償LUT:
_n(k)=P (k)+n (19)
ここで、m及びnはそれぞれ並進量を制御するためのパラメータである。
続いて、上述の原理に従った本発明に係るベースバンド・デジタル・プレディストーション装置及び方法の好適実施形態を説明する。
図4は、本発明の一実施形態に従ったベースバンド・デジタル・プレディストーション装置を概略的に示している。
図4のベースバンド・デジタル・プレディストーション装置は、図4のプレディストーションユニット400が、図3のプレディストーションユニット300と異なっている点で、図3の装置と異なる。
図4に示すように、本発明に係るプレディストーションユニット400は、アドレス生成部405、振幅アドレス並進部402A、位相アドレス並進部402P、基本ルックアップテーブル探索部401A、基本ルックアップテーブル探索部401P、振幅屈曲(curvature)調整部403A、位相屈曲調整部403P、及び制御ユニット404(パラメータ決定ユニット)を有する。
初期入力信号x(n)は2つの分岐に分割され、一方の分岐は、ルックアップテーブルアドレス(例えば、図8の横座標により指し示されるインデックス)を生成するためにアドレス生成部405に入力され、他方の分岐は初期プレディストーションデータを掛け合わされる。
第1の分岐はアドレス生成部405によってルックアップテーブルアドレスに変換される。例えば、ルックアップテーブルアドレスは入力信号のモジュール値を計算することによって計算され得る。このアドレスはアドレス並進部402A及び402Pへ送られる。コントローラ404の制御下で、アドレス並進部402A及び402Pは新たなアドレス情報を得るためにアドレスの並進補正を実行する。
並進補正後のアドレス情報に従って、基本ルックアップテーブル探索部401A及び基本ルックアップテーブル探索部401Pはそれぞれ基本振幅補償LUT及び基本位相補償LUTを探索し、それぞれプレディストーション値を出力する。上述のように、基本振幅補償LUT及び基本位相補償LUTは前もって取得することができる。基本ルックアップテーブル探索部401A及び基本ルックアップテーブル探索部401Pによって出力されたプレディストーション値は、それぞれ、振幅屈曲調整部403A及び位相屈曲調整部403Pによって調整される。それらの積に初期入力信号x(n)の他方の分岐が掛け合わされ、プレディストーション信号が得られる。
プレディストーション信号は、デジタル−アナログ(D/A)変換器204によってアナログ信号に変換され、アップコンバータ205によって無線周波数に変換され、そして、電力増幅器103によって増幅される。増幅された信号y(n)の一部は送信され、その他の部分は、カップラ104によってフィードバックされ、アッテネータ105によって減衰され、そして、フィルタ406によってサイドローブ(逸脱部)がフィルタリングされる。この信号は費用関数生成モジュール407へ送られる。このモジュールは入力信号(すなわち、サイドローブ)の電力を検知し、それをデジタル信号に変換して制御ユニット404に送信する。本明細書においては、費用関数生成モジュール407及び後述の費用関数生成モジュール507の出力をともに、フィードバック信号のスカラー量情報と呼ぶ。
制御ユニット404は、費用関数生成モジュール407からの信号に基づいて、アドレス並進部402(アドレス並進部402A及びアドレス並進部402Pを含む)と屈曲調整部403(振幅屈曲調整部403A及び位相屈曲調整部403Pを含む)とに送るべきデータを決定する。アドレス並進部402及び屈曲調整部403は、等式(1)−(6)に従って、対応するプレディストーションデータを得る。
さらに、本発明の一実施形態において、アドレス並進部402はアドレスの妥当性を保護する機能を有する。すなわち、生成されたアドレスが所定の範囲(例えば、0−255)を超える場合、アドレス並進部402はそのアドレスを、それに最も近い妥当アドレスとして補正する。
図5は、本発明の他の一実施形態に従ったベースバンド・プレディストーション装置を概略的に示している。図5の実施形態は、費用関数生成方法において費用関数がデジタルドメインで計算される点で、図4の実施形態と異なる。
図5に示すように、アッテネータ105によって減衰された信号は、フィルタ206によってフィルタリングされ、D/A変換器207によってデジタル信号に変換される。フィードバック信号のスペクトルを得るため、周波数ドメイン情報取得ユニット500がこのデジタル信号のスペクトル評価を実行する。周波数ドメイン情報取得ユニット500は、FFT、DFT等によって実現され得る。スペクトルは、費用関数の計算及び生成を行う費用関数計算器501に入力される。デジタルドメインでの処理により、例えばスペクトルのサイドローブ電力、又はメインローブとサイドローブとの間の電力比などの様々な費用関数を都合良く得ることができる。
なお、フィードバックが弱い場合、アッテネータ105は省略可能である。
図6は、本発明の一実施形態に従った振幅補償に関連する装置(振幅プレディストーション装置)の一実施例を詳細に示している。
図6に示すように、費用関数計算ユニット601(図4の費用関数生成モジュール407、及び図5の費用関数計算器501に対応)からの費用関数がパラメータ選択制御ユニット602に入力され、該ユニット602が、パラメータI集合モジュール603及びパラメータU集合モジュール604から適切なi及びuパラメータを選択するための制御信号を送信する。パラメータ選択制御ユニット602、パラメータI集合モジュール603及びパラメータU集合モジュール604は図4−5の制御ユニット404に対応している。
ここで、パラメータiは、アドレス生成器607(アドレス生成部405に対応)によって生成されたアドレスを足し合わされるように直接的に加算器608(アドレス並進部402Aに対応)へ送られ、新たなアドレス信号が生成される。この信号に基づいて、基本ルックアップテーブル探索部600(基本ルックアップテーブル探索部401Aに対応)が基本ルックアップテーブルを探索し、データの読み取り及び出力を行う。
パラメータuは、データ生成モジュール605及び606のそれぞれへ送られ、そして、乗算器609及び加算器610へと送られる。それにより、これらは等式(5)と基本ルックアップテーブル探索部600からのデータ信号とに従って動作し、最終的にプレディストーションデータが得られる。
詳細には、パラメータ選択制御ユニット602によってパラメータU集合モジュール604から選択されたパラメータをuとして、データ生成モジュール606は1+uを計算する。データ生成モジュール606の計算結果は、乗算器609に出力され、基本ルックアップテーブル探索部600の出力を掛け合わされる。一方、データ生成モジュール605は−uとLUT(0)(ここで、LUT(0)は基本LUT内の第1のデータに対応している)との積を計算し、加算器610がデータ生成モジュール605の出力と乗算器609の出力とを足し合わせることにより、振幅プレディストーションデータが得られる。最終的に、乗算器611がこのプレディストーションデータと初期信号とを掛け合わせることにより、最終的な振幅プレディストーション信号が得られる。ここで、データ生成モジュール605及び606、乗算器609、並びに加算器610は合わさって、図4−5の屈曲調整部403Aに対応する。
位相補償に関連する装置(位相プレディストーション装置)の実施例は、振幅補償に関連する装置の実施例と同様である。異なる等式が用いられるので、用いられるハードウェアは僅かに異なり得る。なお、位相プレディストーション装置は、振幅プレディストーション装置が乗算器611を有するとき如何なるその他の乗算器をも必要とせず、位相プレディストーション装置の出力は乗算器611に入力されることになる。当業者は、振幅補償に関連する装置の実施例に基づいて、位相補償に関連する装置を完全に実施することができるため、ここではこれ以上説明しないこととする。
なお、上述の実施形態は単なる例示であり、本発明に係る図4−5に示したプレディストーションユニットのそれぞれの構成要素を実現するために、その他のデバイスも想到され得る。
図7は、本発明の他の一実施形態に従った振幅プレディストーション装置の一実施例を詳細に示している。
図7は図6と似通っているが、縦方向の並進処理が考慮されているため、パラメータM集合モジュール613等のモジュールが追加されている。この場合、パラメータ選択制御ユニット602は、制御信号の分岐を1つ追加しており、パラメータmを出力するようにパラメータM集合モジュール613を制御する。パラメータmは、新たなプレディストーションデータを得るために、加算器614にて、パラメータi及びuにより処理された信号と足し合わされる。図7の振幅アドレス並進部及び振幅屈曲調整部により、等式(18)−(19)の振幅アドレス並進部及び振幅屈曲調整部を実現することができる。加算器614及びパラメータM集合モジュール613は縦方向並進ユニットを構成する。
縦方向並進処理の位置は順応性を有し、この処理は、横方向の並進処理の後且つ屈曲調整の前に実行することも可能である。
図8は、基本LUT及び派生LUTをグラフにて示している。
図8において、横軸はルックアップテーブルアドレスを表し、縦軸はそのアドレスにおけるコンテンツを表している。ただし、1から255を妥当アドレスとしている。これは単なる例示であり、例えば0から63や、0から127等のその他の範囲も許容される。
図8に示すように、等式(3)−(6)に記述されるようにi、j、u及びvを調整することによって、異なる初期プレディストーションデータA 、P を得ることができる。ただし、i及びjはルックアップアドレス変換を記述し、u及びvは出力データ補正を記述する。A 及びP は基本初期プレディストーションデータである。
図9は、本発明に係る方法及び装置を用いることによって達成されるスペクトル補正効果を示している。
この図において、実線はソース信号のスペクトルを表し、一点破線は電力増幅器から直接出力される信号のスペクトルを表し、破線は補正を介して得られるスペクトルを表す。この図から見て取れるように、適切なプレディストーションデータを生成するように派生パラメータ(i、j、u及びv)を調整することによって電力増幅器を線形化することができる。
派生パラメータ(i、j、u及びv)の選択には、複数のグループの派生パラメータを前もって格納し、様々なパラメータの下で費用関数(例えば、サイドローブ高さ)を計算し、最小の費用関数に対応するグループを選択してプレディストーションを実行するという選択型スカラー法の概念を用いることができる。
加えて、更新型スカラー法の概念に従って、派生パラメータを即座に更新することが可能である:
k+1=i+γ (20)
k+1=j+γ (21)
k+1=u+γ (22)
k+1=v+γ (23)
ただし、kはステップを表し、γ、γ、γ及びγは更新のためのパラメータのステップ長であり、eは、費用関数がk番目のステップで繰り返しているときに得られる値である。
図10及び11はそれぞれ、本発明の他の一実施形態に従った位相プレディストーション装置を示している。
図10−11の位相プレディストーション装置は、図6−7の構成と比較して、I集合モジュール603、U集合モジュール604及びM集合モジュール613を有していない。しかし、この場合、パラメータ計算制御ユニット602が上述の等式に基づいて適切なパラメータを計算する。このような状況下では、図6−7と比較して負荷が増大することになる。
図12は、本発明の一実施形態に従ったベースバンド・プレディストーション方法のフローチャートを示している。
図12に示すように、先ず段階1201にて、入力信号のモジュール値を計算する。第2に段階1202にて、フィードバック信号のスカラー量情報に従って、対応するパラメータ、すなわち、位相並進量j、振幅並進量i、位相屈曲調整量v、及び振幅屈曲調整量uを決定する。
段階1203にて、並進処理を実行する。詳細には、モジュール値計算段階1201にて計算されたモジュール値を、パラメータ決定段階1202にて決定された位相並進量jに基づいて変更し、且つ、モジュール値計算段階1201にて計算されたモジュール値を、パラメータ決定段階1202にて決定された振幅並進量iに基づいて変更する。
次に段階1204にて、基本テーブルを探索する。詳細には、段階1203(位相並進段階)にて平行移動されたモジュール値に基づいて位相基本ルックアップテーブルを探索して、位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定し、且つ、段階1203(振幅並進段階)にて平行移動されたモジュール値に基づいて振幅基本ルックアップテーブルを探索して、振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する。
そして、段階1205にて屈曲を調整する。段階1204(位相基本ルックアップテーブル探索段階)にて決定された位相出力を、パラメータ決定段階1202にて決定された位相屈曲調整量vに基づいて調整し、且つ、段階1204(振幅基本ルックアップテーブル探索段階)にて決定された振幅出力を、パラメータ決定段階1202にて決定された振幅屈曲調整量uに基づいて調整する。
次に、段階1206にて、費用関数が要求を満たすかを判断する。要求が満たされる場合、選択されたパラメータを固定する。費用関数が要求を満たさない場合、段階1202に戻り、パラメータ選択/計算とその後の段階群とを再び実行する。
選択的な一実施形態において、このベースバンド・プレディストーション方法は更に縦方向の並進段階を有する。
なお、本発明の範囲は、上述のプレディストーション方法を実行するために用いられるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能記録媒体をも含む。記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、MO、及びその他の媒体とし得る。
本発明を単に好適実施形態を用いて例示したが、ここでの開示内容に基づいて、当業者は、添付の請求項にて規定される本発明の範囲を逸脱することなく、容易に様々な変形及び変更を行うことができる。以上の実施形態の記載は単なる例示であり、請求項により規定される本発明の範囲及びその均等範囲を限定するものではない。
以上の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 入力信号に従って、位相基本ルックアップテーブルのアドレス、及び振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを計算するアドレス生成部と、
フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)、及び振幅屈曲調整量(u)を決定するパラメータ決定部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記位相並進量(j)に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する位相並進部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅並進量(i)に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する振幅並進部と、
前記位相並進部によって変更されたアドレスに従って、前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する位相基本ルックアップテーブル探索部と、
前記振幅並進部によって変更されたアドレスに従って、前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する振幅基本ルックアップテーブル探索部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記位相屈曲調整量(v)に従って、前記位相基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記位相出力を調整する位相屈曲調整部と、
前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅屈曲調整量(u)に従って、前記振幅基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記振幅出力を調整する振幅屈曲調整部と、
を有するベースバンド・プレディストータ。
(付記2) 前記パラメータ決定部は、好適な位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)及び振幅屈曲調整量(u)を、対応するデータベースから、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って選択するパラメータ選択制御ユニットを有する、付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記3) 前記パラメータ決定部は、好適な位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)及び振幅屈曲調整量(u)を、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って計算するパラメータ計算ユニットを有する、付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記4) 前記位相並進部及び前記振幅並進部は、それぞれ、前記パラメータ決定部によって決定された前記位相並進量(j)及び前記振幅並進量(i)を、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスに足し合わせる加算器である、付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記5) 前記位相屈曲調整部及び前記振幅屈曲調整部の各々は、第1のパラメータ計算ユニット、第2のパラメータ計算ユニット、乗算器及び加算器を有し、
前記第1のパラメータ計算ユニットは第1のパラメータ(1+u又は1+v)を計算し、
前記第2のパラメータ計算ユニットは第2のパラメータ(−uLUT(0)又は−vLUT(0))を計算し、
前記乗算器は、前記振幅基本ルックアップテーブル探索部の出力又は前記位相基本ルックアップテーブル探索部の出力を前記第1のパラメータと掛け合わせ、且つ
前記加算器は、前記乗算器の乗算結果を前記第2のパラメータと足し合わせる、
付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記6) 縦方向の並進部を更に有し、
前記パラメータ決定部は、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って縦方向の並進量(m)を決定し、且つ前記縦方向の並進部は、前記パラメータ決定部によって決定された前記縦方向の並進量(m)に従って、前記位相屈曲調整部及び前記振幅屈曲調整部の出力に、あるいは前記振幅並進部及び前記位相並進部によって並進された信号に、縦方向の平行移動を実行する、
付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記7) 変更されたアドレスが妥当なアドレス範囲を超えるとき、前記位相並進部及び前記振幅並進部は、前記変更されたアドレスを前記変更されたアドレスに最も近い妥当アドレスとして設定する、付記1に記載のベースバンド・プレディストータ。
(付記8) 付記1乃至7の何れか一に記載のベースバンド・プレディストータと、
前記ベースバンド・プレディストータによって出力されたプレディストーション信号を入力信号に掛け合わせる乗算器と、
前記乗算器によって出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、
前記デジタル−アナログ変換器の出力にアップコンバージョンを実行するアップコンバータと、
前記アップコンバータの出力信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットの出力の一部すなわちフィードバック信号をフィードバックし、該フィードバック信号のスカラー量情報を取得するフィードバック分岐と、
を有する増幅器装置。
(付記9) 前記フィードバック分岐は、
前記フィードバック信号をフィルタリングし、前記フィードバック信号の歪み部分を得るフィルタと、
前記フィルタによって得られた前記歪み部分に従って前記フィードバック信号の前記スカラー量情報を決定する費用関数取得部と、
を有する、付記8に記載の増幅器装置。
(付記10) 前記フィードバック分岐は、
前記フィードバック信号にダウンコンバージョンを実行するダウンコンバータと、
前記ダウンコンバータによって前記ダウンコンバージョンを実行された信号にアナログ−デジタル変換を実行するアナログ−デジタル変換ユニットと、
前記アナログ−デジタル変換を実行された信号の周波数ドメイン情報を得る周波数ドメイン情報取得ユニットと、
得られた周波数ドメイン情報に従って前記フィードバック信号の前記スカラー量情報を決定する費用関数取得部と、
を有する、付記8に記載の増幅器装置。
(付記11) 入力信号に従って、振幅基本ルックアップテーブルのアドレス及び位相基本ルックアップテーブルのアドレスを計算する段階と、
フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)、及び振幅屈曲調整量(u)を決定する段階と、
計算された前記位相基本ルックアップテーブルのアドレスを前記位相並進量(j)に従って変更する段階と、
計算された前記振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを前記振幅並進量(i)に従って変更する段階と、
前記位相並進量(j)に従って変更されたアドレスに従って前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する段階と、
前記振幅並進量(i)に従って変更されたアドレスに従って前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する段階と、
前記位相屈曲調整量(v)に従って前記位相出力を調整する段階と、
前記振幅屈曲調整量(u)に従って前記振幅出力を調整する段階と、
を有するベースバンド・プレディストーション方法。
(付記12) 機械読み取り可能なコンピュータプログラムであって、
入力信号に従って、振幅基本ルックアップテーブルのアドレス及び位相基本ルックアップテーブルのアドレスを計算する段階と、
フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量(j)、振幅並進量(i)、位相屈曲調整量(v)、及び振幅屈曲調整量(u)を決定する段階と、
計算された前記位相基本ルックアップテーブルのアドレスを前記位相並進量(j)に従って変更する段階と、
計算された前記振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを前記振幅並進量(i)に従って変更する段階と、
前記位相並進量(j)に従って変更されたアドレスに従って前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する段階と、
前記振幅並進量(i)に従って変更されたアドレスに従って前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する段階と、
前記位相屈曲調整量(v)に従って前記位相出力を調整する段階と、
前記振幅屈曲調整量(u)に従って前記振幅出力を調整する段階と、
を有するベースバンド・プレディストーション方法、を機械が実行することを可能にするよう実行されるコンピュータプログラム。
(付記13) 付記12に記載のコンピュータプログラムを格納した機械読み取り可能記憶媒体。
103 電力増幅器
104 カップラ
105 アッテネータ
204 デジタル−アナログ変換器
205 アップコンバータ
207 アナログ−デジタル変換器
400 プレディストーションユニット
401A 振幅基本ルックアップテーブル探索部
401P 位相基本ルックアップテーブル探索部
402A 振幅並進部
402P 位相並進部
403A 振幅屈曲調整部
403P 位相屈曲調整部
404 制御ユニット
405、607 アドレス生成部
406 フィルタ
407、501、601 費用関数生成/計算部
500 周波数ドメイン情報取得部
600 基本ルックアップテーブル探索部
602 パラメータ選択制御部
605、606 データ生成モジュール(パラメータ計算ユニット)
608、610、614 加算器
609、611 乗算器

Claims (10)

  1. 入力信号に従って、位相基本ルックアップテーブルのアドレス、及び振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを計算するアドレス生成部と、
    フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量、振幅並進量、位相屈曲調整量、及び振幅屈曲調整量を決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部によって決定された前記位相並進量に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する位相並進部と、
    前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅並進量に従って、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスを変更する振幅並進部と、
    前記位相並進部によって変更されたアドレスに従って、前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する位相基本ルックアップテーブル探索部と、
    前記振幅並進部によって変更されたアドレスに従って、前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する振幅基本ルックアップテーブル探索部と、
    前記パラメータ決定部によって決定された前記位相屈曲調整量に従って、前記位相基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記位相出力を調整する位相屈曲調整部と、
    前記パラメータ決定部によって決定された前記振幅屈曲調整量に従って、前記振幅基本ルックアップテーブル探索部によって決定された前記振幅出力を調整する振幅屈曲調整部と、
    を有するベースバンド・プレディストータ。
  2. 前記パラメータ決定部は、好適な位相並進量、振幅並進量、位相屈曲調整量及び振幅屈曲調整量を、対応するデータベースから、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って選択するパラメータ選択制御ユニットを有する、請求項1に記載のベースバンド・プレディストータ。
  3. 前記パラメータ決定部は、好適な位相並進量、振幅並進量、位相屈曲調整量及び振幅屈曲調整量を、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って計算するパラメータ計算ユニットを有する、請求項1に記載のベースバンド・プレディストータ。
  4. 前記位相並進部及び前記振幅並進部は、それぞれ、前記パラメータ決定部によって決定された前記位相並進量及び前記振幅並進量を、前記アドレス生成部によって計算された前記アドレスに足し合わせる加算器である、請求項1に記載のベースバンド・プレディストータ。
  5. 前記位相屈曲調整部及び前記振幅屈曲調整部の各々は、第1のパラメータ計算ユニット、第2のパラメータ計算ユニット、乗算器及び加算器を有し、
    前記第1のパラメータ計算ユニットは第1のパラメータを計算し、
    前記第2のパラメータ計算ユニットは第2のパラメータを計算し、
    前記乗算器は、前記振幅基本ルックアップテーブル探索部の出力又は前記位相基本ルックアップテーブル探索部の出力を前記第1のパラメータと掛け合わせ、且つ
    前記加算器は、前記乗算器の乗算結果を前記第2のパラメータと足し合わせる、
    請求項1に記載のベースバンド・プレディストータ。
  6. 縦方向の並進部を更に有し、
    前記パラメータ決定部は、前記フィードバック信号の前記スカラー量情報に従って縦方向の並進量を決定し、且つ前記縦方向の並進部は、前記パラメータ決定部によって決定された前記縦方向の並進量に従って、前記位相屈曲調整部及び前記振幅屈曲調整部の出力に、あるいは前記振幅並進部及び前記位相並進部によって並進された信号に、縦方向の平行移動を実行する、
    請求項1に記載のベースバンド・プレディストータ。
  7. 請求項1に記載のベースバンド・プレディストータと、
    前記ベースバンド・プレディストータによって出力されたプレディストーション信号を入力信号に掛け合わせる乗算器と、
    前記乗算器によって出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、
    前記デジタル−アナログ変換器の出力にアップコンバージョンを実行するアップコンバータと、
    前記アップコンバータの出力信号を増幅する増幅ユニットと、
    前記増幅ユニットの出力の一部すなわちフィードバック信号をフィードバックし、該フィードバック信号のスカラー量情報を取得するフィードバック分岐と、
    を有する増幅器装置。
  8. 前記フィードバック分岐は、
    前記フィードバック信号をフィルタリングし、前記フィードバック信号の歪み部分を得るフィルタと、
    前記フィルタによって得られた前記歪み部分に従って前記フィードバック信号の前記スカラー量情報を決定する費用関数取得部と、
    を有する、請求項7に記載の増幅器装置。
  9. 前記フィードバック分岐は、
    前記フィードバック信号にダウンコンバージョンを実行するダウンコンバータと、
    前記ダウンコンバータによって前記ダウンコンバージョンを実行された信号にアナログ−デジタル変換を実行するアナログ−デジタル変換ユニットと、
    前記アナログ−デジタル変換を実行された信号の周波数ドメイン情報を得る周波数ドメイン情報取得ユニットと、
    得られた周波数ドメイン情報に従って前記フィードバック信号の前記スカラー量情報を決定する費用関数取得部と、
    を有する、請求項7に記載の増幅器装置。
  10. 入力信号に従って、振幅基本ルックアップテーブルのアドレス及び位相基本ルックアップテーブルのアドレスを計算する段階と、
    フィードバック信号のスカラー量情報に従って、位相並進量、振幅並進量、位相屈曲調整量、及び振幅屈曲調整量を決定する段階と、
    計算された前記位相基本ルックアップテーブルのアドレスを前記位相並進量に従って変更する段階と、
    計算された前記振幅基本ルックアップテーブルのアドレスを前記振幅並進量に従って変更する段階と、
    前記位相並進量に従って変更されたアドレスに従って前記位相基本ルックアップテーブルを探索し、前記位相基本ルックアップテーブルの対応する位相出力を決定する段階と、
    前記振幅並進量に従って変更されたアドレスに従って前記振幅基本ルックアップテーブルを探索し、前記振幅基本ルックアップテーブルの対応する振幅出力を決定する段階と、
    前記位相屈曲調整量に従って前記位相出力を調整する段階と、
    前記振幅屈曲調整量に従って前記振幅出力を調整する段階と、
    を有するベースバンド・プレディストーション方法。
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