JP5251285B2 - 半導体集積回路装置及びオフセットキャンセル設定システム - Google Patents
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Description
前記オフセットキャンセル回路は、
電圧を発生して可変出力する前記可変定電圧回路(16)と、
高電位側を前記第1の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を前記可変定電圧回路の出力端子に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の一方の入力端子に接続された第1の分圧回路(R7,R8)とを有し、
前記第2の演算増幅器は、
高電位側を前記第2の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を基準電圧に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の他方の入力端子に接続され、前記第2の演算増幅器の利得を可変して調整するための第2の分圧回路(R5,R6)を有し、
前記第1の分圧回路及び前記第2の分圧回路は、前記第2の演算増幅器の利得変化によらず、前記第2の演算増幅器の出力のオフセット電圧を前記可変定電圧回路の出力電圧と略同一幅で可変するように、連動して分圧比を調整され前記第2の演算増幅器の利得調整を行う。
前記オフセットキャンセル回路は、
電圧を発生して可変出力する前記可変定電圧回路(16)と、
前記第1の演算増幅器の出力端子と前記第2の演算増幅器の非反転入力端子間を接続する第1の抵抗(R7)と、前記第2の演算増幅器の非反転入力端子に一端を接続されて前記可変定電圧回路の出力する電圧を前記第2の演算増幅器の非反転入力端子に供給する第2の抵抗(R8)とを具備し、高電位側を前記第1の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を前記可変定電圧回路の出力端子に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の一方の入力端子に接続され、前記第1の演算増幅器の出力電圧と前記可変定電圧回路の出力する電圧とを合成する第1の分圧回路(R7,R8)を有し、
前記第2の演算増幅器は、
前記第2の演算増幅器の出力端子と反転入力端子間を接続する第3の抵抗(R6)と、前記第2の演算増幅器の反転入力端子に一端を接続されて他端に基準電圧を供給される第4の抵抗(R5)とを具備し、高電位側を前記第2の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を基準電圧に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の他方の入力端子に接続され、前記第2の演算増幅器の利得を可変設定する第2の分圧回路(R5,R6)を有し、
前記第1の抵抗と前記第4抵抗の組と、前記第2の抵抗と前記第3抵抗の組は、いずれの組も組内の2つの抵抗の抵抗値が同一であり、少なくともいずれか一方の組は互いに連動する可変抵抗である。
前記スイッチ(30)を接続させて前記可変定電圧回路(16)の出力する電圧の調整を行う。
前記スイッチ(30)を接続させる手段(S1)と、
前記第2の演算増幅器の出力電圧を計測する手段(S4)と、
計測した前記第2の演算増幅器の出力電圧と前記基準電圧との差電圧が閾値を超えると前記可変定電圧回路の出力する電圧を可変する手段(S8)と、
前記差電圧が前記閾値以下となると前記スイッチ(30)を遮断させる手段(S9)とを有する。
図1は、本発明の半導体集積回路装置の第1実施形態の回路構成図を示す。同図中、半導体集積回路装置10は、縦続接続された非反転増幅回路11,12,13と、オフセットキャンセル回路14を有している。
また、増幅回路13の入力電圧をVin3、抵抗R7,R8を流れる電流をI1,I2とすると、I1=I2であるから、(2)式が得られる。
Vout2=R7/R8・Vin3−R7/R8・Vcl+Vin3
={(R7+R8)/R8}・Vin3−{R7/R8}・Vcl …(2)
また、増幅回路12の出力電圧Vout2に含まれるオフセット電圧Vof2は(3)式で表される。
ここで、オフセット電圧Vof2をキャンセルするには(2)式において、Vin3=Vrefとすれば良く、この条件で(2),(3)式から(4)式が得られる。
また、(4)式を(1)式に代入して(5)式が得られる。
ここで、R5=R7,R6=R8であるため、(6)式が得られる。
すなわち、オフセットキャンセル回路14で用いた抵抗比R7/R8を増幅回路13の利得を決定する抵抗比R6/R5の逆数とすることにより、キャンセル電圧Vclのみをパラメータとして調整すれば、増幅回路13の利得の変化に拘わらず、増幅回路13の出力電圧のオフセット電圧Vof3をキャンセルすることができる。
ところで、半導体集積回路装置10の外部端子20,22には、抵抗(数100kΩ)及びカップリングコンデンサが接続され、カップリングコンデンサを介して信号源に接続される。信号源から外部端子20,22までの配線や抵抗及びカップリングコンデンサのアンテナ効果で拾った外来ノイズが外部端子20に入来する。
11,12,13 増幅回路
14 オフセットキャンセル回路
15 定電圧回路
16 可変定電圧回路
20〜22 外部端子
30 開閉スイッチ
31 選択スイッチ
40 制御ロジック部
C0 カップリングコンデンサ
OPA1〜OPA4 演算増幅器
R0〜R8 抵抗
Claims (5)
- 第1の演算増幅器と、利得調整可能な第2の演算増幅器とが、オフセットキャンセル回路を間に挟んで縦続接続され、前記オフセットキャンセル回路の可変定電圧回路の出力電圧を可変して前記第1の演算増幅器の出力のオフセット電圧を前記第2の演算増幅器の出力端で調整してキャンセルし、また、前記第2の演算増幅器の利得調整を行う半導体集積回路装置であって、
前記オフセットキャンセル回路は、
電圧を発生して可変出力する前記可変定電圧回路と、
高電位側を前記第1の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を前記可変定電圧回路の出力端子に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の一方の入力端子に接続された第1の分圧回路とを有し、
前記第2の演算増幅器は、
高電位側を前記第2の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を基準電圧に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の他方の入力端子に接続され、前記第2の演算増幅器の利得を可変して調整するための第2の分圧回路を有し、
前記第1の分圧回路及び前記第2の分圧回路は、前記第2の演算増幅器の利得変化によらず、前記第2の演算増幅器の出力のオフセット電圧を前記可変定電圧回路の出力電圧と略同一幅で可変するように、連動して分圧比を調整され前記第2の演算増幅器の利得調整を行う
ことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
前記第1の分圧回路及び前記第2の分圧回路それぞれは、複数の抵抗により分圧を行い前記複数の抵抗に少なくとも1つの可変抵抗を含む分圧回路である
ことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 第1の演算増幅器と、利得調整可能な第2の演算増幅器とが、オフセットキャンセル回路を間に挟んで縦続接続され、前記オフセットキャンセル回路の可変定電圧回路の出力電圧を可変して前記第1の演算増幅器の出力のオフセット電圧を前記第2の演算増幅器の出力端で調整してキャンセルし、また、前記第2の演算増幅器の利得調整を行う半導体集積回路装置であって、
前記オフセットキャンセル回路は、
電圧を発生して可変出力する前記可変定電圧回路と、
前記第1の演算増幅器の出力端子と前記第2の演算増幅器の非反転入力端子間を接続する第1の抵抗と、前記第2の演算増幅器の非反転入力端子に一端を接続されて前記可変定電圧回路の出力する電圧を前記第2の演算増幅器の非反転入力端子に供給する第2の抵抗とを具備し、高電位側を前記第1の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を前記可変定電圧回路の出力端子に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の一方の入力端子に接続され、前記第1の演算増幅器の出力電圧と前記可変定電圧回路の出力する電圧とを合成する第1の分圧回路を有し、
前記第2の演算増幅器は、
前記第2の演算増幅器の出力端子と反転入力端子間を接続する第3の抵抗と、前記第2の演算増幅器の反転入力端子に一端を接続されて他端に基準電圧を供給される第4の抵抗とを具備し、高電位側を前記第2の演算増幅器の出力端子に接続され、低電位側を基準電圧に接続され、分圧電圧の出力端子を前記第2の演算増幅器の他方の入力端子に接続され、前記第2の演算増幅器の利得を可変設定する第2の分圧回路を有し、
前記第1の抵抗と前記第4抵抗の組と、前記第2の抵抗と前記第3抵抗の組は、いずれの組も組内の2つの抵抗の抵抗値が同一であり、少なくともいずれか一方の組は互いに連動する可変抵抗である
ことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項3記載の半導体集積回路装置において、
前記第1の演算増幅器に信号を供給する入力端子と前記基準電圧を供給する定電圧回路との間を接続又は遮断するスイッチを有し、
前記スイッチを接続させて前記可変定電圧回路の出力する電圧の調整を行うことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項4記載の半導体集積回路装置の前記可変定電圧回路の出力する電圧を調整するオフセットキャンセル設定システムにおいて、
前記スイッチを接続させる手段と、
前記第2の演算増幅器の出力電圧を計測する手段と、
計測した前記第2の演算増幅器の出力電圧と前記基準電圧との差電圧が閾値を超えると前記可変定電圧回路の出力する電圧を可変する手段と、
前記差電圧が前記閾値以下となると前記スイッチを遮断させる手段と
を有することを特徴とするオフセットキャンセル設定システム。
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JP2008159885A JP5251285B2 (ja) | 2008-06-19 | 2008-06-19 | 半導体集積回路装置及びオフセットキャンセル設定システム |
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