JP4625829B2 - オフセット補償回路 - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ信号処理回路における出力信号のDCオフセットを補償するオフセット補償回路に関するもので、例えばCDプレーヤやDVDプレーヤ用のアナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等において、出力のDCオフセットが動作や性能に影響を与える回路に好適なものである。
一般に、オペアンプ単体でのDC入力オフセットは、入力の差動段を構成しているトランジスタの特性のマッチングのずれによって生じる。トランジスタ同士の特性のずれは、トランジスタの製造プロセスに起因し、特にMOSトランジスタの場合には、製造プロセスのみで改善する事は困難である。
そこで、回路的な工夫でDC入力オフセットを補償する方法が開発され、例えばICL7650(INTERSIL社)、MAX430,432(Maxim社)、TSC911,913,914(TSC社)等により製品化されている。
図9は、オペアンプ単体でのDC入力オフセットを補償する従来のオフセット補償回路を示している。この回路は、PMOS(Pチャネル型MOS)トランジスタMP1,MP2、NMOS(Nチャネル型MOS)トランジスタMN1,MN2,MN4で構成されるオペアンプ10のDC入力オフセットを補償するものである。上記オペアンプ10には、正転入力信号VPin、反転入力信号VMin及びバイアス電圧VBIASが入力され、出力信号VOUTを出力する。このような回路構成のオペアンプ10では、PMOSトランジスタMP1とMP2の特性と、NMOSトランジスタMN1とMN2の特性のずれが、DC入力オフセットを生じる原因となる。
オフセット補償回路は、PMOSトランジスタMP3、NMOSトランジスタMN3、スイッチSW1,SW2、アンプ11、基準電圧生成回路12及び容量素子(キャパシタ)C1,C2等から構成されている。
上記図9に示した回路方式は、チョッパ・スタビライザ型アンプと呼ばれている。チョッパ・スタビライザ型アンプは、トランジスタMP1,MP2とトランジスタMN1,MN2で構成されている通常の差動段に、DC入力オフセットを検出するためのトランジスタMP3とMN3で構成されたオフセット検出段13を付加した構成となっている。
そのオフセット補償動作は、チョッピング・クロックによって、2つのスイッチSW1,SW2をswA側とswB側に交互に接続する事により実現される。すなわち、スイッチSW1,SW2がswA側に接続された場合には、トランジスタMN1とMN3には同一の反転入力信号VMinが入力される。そして、トランジスタMP3とMN3の出力レベルが、基準電圧生成回路12から出力される基準電圧Vrと同レベルになるように、アンプ11によってトランジスタMP1のバックゲートが制御される。制御が完了すると、トランジスタMP1とMN1の出力レベルは、トランジスタMP3とMN3の出力レベルと同一の基準電圧Vrになる。
一方、スイッチSW1,SW2がswB側に接続された場合には、トランジスタMN2とMN3には同一の正転入力信号VPinが入力される。そして、トランジスタMP3とMN3の出力レベルが、基準電圧Vrと同レベルになるようにアンプ11によってトランジスタMP2のバックゲートが制御される。制御が完了すると、トランジスタMP2とMN2の出力レベルは、トランジスタMP3とMN3の出力レベルと同一の基準電圧Vrになる。
この2つの動作を交互に繰り返す事により、トランジスタMP1とMN1の出力レベルとトランジスタMP2とMN2の出力レベルは、同一の基準電圧Vrになる様に制御される。これにより、それぞれのDC入力オフセットによる誤差電圧は、トランジスタMP1とMP2のバックゲート端子を制御する制御電圧の差として吸収され、それぞれのDC入力オフセットが補償される事となる。
なお、容量素子C1とC2は、トランジスタMP1,MP2のバックゲート端子が制御されていない場合には、それぞれのバックゲート端子が高インピーダンス状態となるため、制御電圧を保持するために設けられている。
しかしながら、上述したチョッパ・スタビライザ型アンプでは、DC入力オフセットを検出するための検出段(トランジスタMP3,MN3)13、バックゲート制御用のアンプ11、基準電圧生成回路12、制御電圧を保持するための容量素子C1,C2及びチョッピング・クロックを生成するクロック生成回路等が付加回路として必要となる。また、チョッピング・クロックは、スイッチングノイズを生ずるため、高い周波数では使用できず、必然的に制御電圧を保持するための容量素子C1とC2の容量値を大きくする必要が有る。この結果、LSIにおけるチップサイズの増大を招くという問題がある。
ところで、アンプの応用回路としては、CDプレーヤやDVDプレーヤ用のアナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等が有り、例えば図10に示すようなアナログ信号処理回路に用いられている。この回路は、オペアンプ14〜17、抵抗素子R1〜R9、可変抵抗素子RV、及び容量素子C3〜C7等から構成されている。
この様な応用回路において、前述したチョッパ・スタビライザ型アンプを適用しようとすると、チョッピング・クロックを生成するクロック生成回路は共通で使用できるものの、応用回路に用いられるアンプの数分だけオフセット補償回路が必要になってくる。この様な応用分野においては、LSI全体で数10個のアンプを使用する事も珍しくなく、このためチョッパ・スタビライザ型アンプを用いた場合の回路規模の増大は避けられず、特にMOSトランジスタを用いて上記アナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等を実現する上で大きな問題となっている。
また、上記チップサイズの増大のみならず、チョッピング・クロックによるスイッチングノイズを考慮しなければならないため、チョッピング・クロックの周波数を選択する等の設計上の煩雑さは免れられない。しかも、そのスイッチングノイズに関しては、影響を減らす事は可能であるが、無くす事は不可能である。
更に、入力信号の周波数とチョッピング・クロックの周波数が近づいた場合には、入力信号がチョッピング・クロックの周波数によって変調される相互変調の問題がある。この事は、製品応用上において入力信号の使用周波数の範囲を制限する事を意味し、応用範囲を狭めるという問題がある。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回路規模の増大を抑制でき、低コスト化が図れるオフセット補償回路を提供する事にある。
また、この発明の他の目的は、チョッピング・クロックに関係するノイズの問題や相互変調等の問題点を回避できるオフセット補償回路を提供する事にある。
この発明の更に他の目的は、入力信号がチョッピング・クロックの周波数によって変調される相互変調の問題を回避でき、製品応用上において入力信号の使用周波数の範囲を制限する必要がなく、応用範囲を広げる事ができるオフセット補償回路を提供する事にある。
本発明のオフセット補償回路は、アナログ信号処理回路における反転極性のアナログ出力バッファのDC出力オフセットレベルをデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、オフセット補償を行うためのデジタルデータを保持するレジスタと、上記レジスタを介して上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、このデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、上記デジタル/アナログ変換器から出力されるアナログ信号が入力され、その振幅レベルを減衰させる減衰器と、上記減衰器の出力信号と上記アナログ信号処理回路の出力信号が入力され、これらの信号を加算して、上記反転極性のアナログ出力バッファの入力信号として供給するアナログ加算器と、上記アナログ加算器の出力信号と内部回路からの信号とを切り替えて上記アナログ/デジタル変換器に供給するスイッチとを具備し、上記デジタル/アナログ変換器はR−2Rタイプであり、上記減衰器は、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子と基準電圧源との間に接続された第1の抵抗素子を備え、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子が上記アナログ加算器の一方の入力端子に接続される。
本発明のオフセット補償回路は、アナログ信号処理回路における正転極性のアナログ出力バッファのDC出力オフセットレベルをデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、オフセット補償を行うためのデジタルデータを保持するレジスタと、上記レジスタを介して上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、このデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、上記デジタル/アナログ変換器から出力されるアナログ信号が入力され、その振幅レベルを減衰させる減衰器と、上記減衰器の出力信号と上記アナログ信号処理回路の出力信号が入力され、上記アナログ信号処理回路の出力信号から上記減衰器の出力信号を減算して、上記正転極性のアナログ出力バッファの入力信号として供給するアナログ減算器と、上記アナログ減算器の出力信号と内部回路からの信号とを切り替えて上記アナログ/デジタル変換器に供給するスイッチとを具備し、上記デジタル/アナログ変換器はR−2Rタイプであり、上記減衰器は、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子と基準電圧源との間に接続された第1の抵抗素子を備え、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子が上記アナログ減算器の一方の入力端子に接続される。
上記のような構成では、アナログ/デジタル変換器とデジタル/アナログ変換器を用い、アナログ/デジタル変換器でDC出力オフセットを検出し、検出したDC出力オフセットレベルをデジタル/アナログ変換器でアナログ信号レベルに変換し、アナログ信号処理回路内へ帰還してDCオフセットレベル分だけ引き去る事によって、DC出力オフセットを補償する。
これによって、回路規模の増大を抑制でき、低コスト化が図れる。
また、チョッピング・クロックを用いないので、チョッピング・クロックに関係するノイズの問題や相互変調等の問題点を回避できる。
更に、入力信号がチョッピング・クロックの周波数によって変調されることはなく、相互変調の問題が発生することもないので、製品応用上において入力信号の使用周波数の範囲を制限する必要がなく、応用範囲を広げる事ができる。
本発明によれば、回路規模の増大を抑制でき、低コスト化が図れるオフセット補償回路が得られる。
また、チョッピング・クロックに関係するノイズの問題や相互変調等の問題点を回避できるオフセット補償回路が得られる。
更に、入力信号がチョッピング・クロックの周波数によって変調される相互変調の問題を回避でき、製品応用上において入力信号の使用周波数の範囲を制限する必要がなく、応用範囲を広げる事ができるオフセット補償回路が得られる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るオフセット補償回路の概略構成を示すブロック図である。このオフセット補償回路は、アナログ信号処理回路21における出力部(反転極性のアナログ出力バッファ22)に設けられており、アナログ加算器23、アナログ/デジタル(A/D)変換器24、デジタル/アナログ(D/A)変換器25、及びアナログ減衰器(ATT)26等から構成されている。
アナログ信号処理回路21にはアナログ信号が入力され、予め定められた信号処理が行われる。この回路21の出力信号は、アナログ加算器23の一方の入力端に供給される。上記アナログ加算器23の出力信号は、アナログ出力バッファ22に供給される。この出力バッファ22から出力されるアナログ信号は、外部または次段の回路に供給されると共に、出力バッファ22のDCレベルを測定するA/D変換器24に供給されてデジタルデータ(デジタル信号)に変換される。このA/D変換器24の出力信号は、D/A変換器25に供給されてアナログデータ(アナログ信号)に変換された後、アナログ減衰器26により減衰されてアナログ加算器23の他方の入力端に供給される。アナログ加算器23は、上記アナログ信号処理回路21の出力信号とアナログ減衰器26の出力信号を加算して出力バッファ22に供給するようになっている。
すなわち、この図1に示す回路では、アナログ信号処理回路21における出力バッファ22のDC出力オフセットを検出するために、A/D変換器24を用いて、検出したDC出力オフセットレベルをデジタル値に変換する。変換されたデジタル値は、アナログ信号処理回路21に帰還するためにD/A変換器25を用いて、アナログ信号レベルに変換する。上記出力バッファ22のゲインがK倍の場合には、アナログ減衰器26を用いて、その変換されたアナログ信号レベルを出力バッファ22のゲイン分(1/K)だけ減衰する。そして、出力バッファ22の極性が反転の場合には、アナログ加算器23を用いて、その減衰されたアナログ信号とアナログ信号処理回路21の出力信号とを加算する。その減衰されたアナログ信号は、アナログ信号処理回路21のDC出力オフセットレベルが、反転の出力バッファ22でゲイン(−K)倍され、アナログ減衰器26で(1/K)倍に減衰された信号となるため、元のアナログ信号処理回路21のDC出力オフセットレベルと同一のアナログ反転信号レベルとなっている。
従って、両者を加算したアナログ加算器23の出力信号は、元のアナログ信号処理回路21のDC出力オフセットが無い出力信号レベルとなり、その信号を出力する反転の出力バッファ22の出力もDC出力オフセットが無い出力信号レベルとなる。
一方、上記アナログ出力バッファ22の極性が正転の場合には、アナログ減算器を用いて、アナログ信号処理回路21の出力信号から減衰されたアナログ信号を減算すれば良い。その減衰されたアナログ信号は、アナログ信号処理回路21のDC出力オフセットレベルが、正転の出力バッファでゲイン(K)倍され、減衰器26で(1/K)倍減衰された信号となるため、元のアナログ信号処理回路21のDC出力オフセットレベルと同一のアナログ信号レベルとなっている。
従って、両者を減算したアナログ減算器の出力は、元のアナログ信号処理回路21のDC出力オフセットが無い出力信号レベルとなり、その信号を出力する正転の出力バッファの出力もDC出力オフセットが無い出力信号レベルとなる。以上のような動作によりDC出力オフセットを補償する事が可能となる。
なお、上記減衰器26の減衰比は、反転極性または正転極性のアナログ出力バッファ22のゲインをK1、上記アナログ/デジタル変換器24のゲインをK2としたときに、両者を乗算した数値の逆数(1/(K1×K2))と実質的に等しくしても良い。これによって、上記アナログ/デジタル変換器24のゲインも配慮しつつDC出力オフセットを補償できる。
また、図1に示した回路中に用いられているアナログ/デジタル変換器やデジタル/アナログ変換器の分解能に関しては、応用回路上においてDC出力オフセットの許容値のレベルに応じて選び必要性が有るが、数mV程度で良ければ8ビット(bit)程度の分解能があれば良いと考えられる。
更に、DC出力オフセットを補償する信号は、チョッパ・スタビライザ型アンプでは、アナログ値であったため、アナログ値を保持するための容量素子が必要となり、なおかつダイナミックな動作を行うため、アナログ値を一定に保つために検出と補償の動作を繰り返し行う必要が有った。しかし、本実施の形態では、DC出力オフセットを補償する信号は、デジタル値のため保持するのが容易となっている。従って、本発明では、電源投入時の初期設定の段階で、一度だけDC出力オフセットを補償するだけで良く、回路設計上や回路動作上において、オフセット補償に関係する制約が全く必要ない。
また、アナログ/デジタル変換器24は、DC出力オフセットレベルを検出するときに一度だけ動作するだけであるため、時分割動作させる事により兼用する事が可能となる。そして、デジタル/アナログ変換器24等は、アナログ信号処理回路の出力分だけ有れば良いため、回路規模的には、使用するオペアンプ数が少ない場合には、チョッパ・スタビライザ型アンプの方が有利となるが、使用するオペアンプの数が増えるに従って本発明のオフセット補償方式の方が有利となっている。特にDCプレーヤやDVDプレーヤ用のアナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等で用いられているアナログ信号処理回路では、使用するオペアンプの数が多いため本発明の補償方式を使用する事により、回路規模を削減する効果が有り、低コスト化に寄与する事ができる。
また、チョッパ・スタビライザ型アンプで使用されているチョッピング・クロックを用いる必要性が無いため、チョッピング・クロックに関係するノイズ問題や相互変調等の問題点を回避する事が出来る。
更に、チョッパ・スタビライザ型アンプでは、アンプに起因するオフセットのみしか補償する事が出来ないが、本発明の補償方式では、アナログ出力のDCオフセットに影響を与えるアンプ以外の要因に関しても同様に補償されるため、システム全体のオフセット特性の改善にも寄与できる。例えば、外付け部品(CDプレーヤやDVDプレーヤでは、ピックアップヘッド用のレーザーダイオードなど)に起因する出力オフセット等に関してもオフセット補償する事が出来る。
そして、更にアナログ的なオフセット補償動作とデジタル的なオフセット補償動作を組み合わせた回路構成にする事により、高精度のオフセット補償を実現する事ができると共に、アナログ入力信号の大きなオフセット電圧に対しても対応する事ができる。この事は、安価な外付け部品を使用できる事を意味し、システム全体のコスト低減を図る事が可能となる。
また、オフセット補償用のデジタル/アナログ変換器に入力されるデジタルデータを信号処理して与える事により、ソフト的なDCオフセットの調整が可能となり、ハード的なアナログ制御では困難な特殊な制御等にも応用できる可能性がある。
図2は、上記図1に示したオフセット補償回路におけるアナログ信号処理回路21、アナログ加算器23、出力バッファ22、及びアナログ減衰器26の具体的な回路構成例を示す回路図である。
上記アナログ信号処理回路21は、基本的には図10に示した回路と同様であり、オペアンプ14〜16、抵抗素子R1〜R7、可変抵抗素子RV及び容量素子(キャパシタ)C3〜C6等により構成されている。上記抵抗素子R1,R2の一端には、アナログ信号TP1,TN1が供給される。これら抵抗素子R1,R2の他端には、オペアンプ14,15の反転入力端子(−)がそれぞれ接続される。上記オペアンプ14の出力端子と反転入力端子(−)間には抵抗素子R3と容量素子C3が並列接続され、正転入力端子(+)は基準電圧源VREF(通常、電源電圧VDD/2レベル)に接続される。上記オペアンプ15の出力端子と反転入力端子(−)間には可変抵抗素子RVと容量素子C4が並列接続され、正転入力端子(+)は基準電圧源VREFに接続される。上記オペアンプ14,15の出力端子にはそれぞれ抵抗素子R4,R5の一端が接続され、これら抵抗素子R4,R5の他端はそれぞれ、オペアンプ16の正転入力端子(+)と反転入力端子(−)に接続される。上記オペアンプ16の正転入力端子(+)と基準電圧源VREFとの間には、抵抗素子R6と容量素子C5が並列接続されている。また、上記オペアンプ16の出力端子と反転入力端子(−)との間には、抵抗素子R7と容量素子C6が並列接続されている。そして、上記オペアンプ16の出力信号がアナログ加算器及び出力バッファ27に供給されるようになっている。
上記アナログ加算器及び出力バッファ27は、図1に示した回路におけるアナログ加算器23と出力バッファ22に対応するもので、オペアンプ18、抵抗素子R11〜R13及び容量素子C8等を含んで構成されている。上記オペアンプ18の正転入力端子(+)は基準電圧源VREFに接続され、反転入力端子(−)には抵抗素子R11,R13の一端が接続される。上記抵抗素子R13の他端は、上記オペアンプ16の出力端子に接続される。また、上記オペアンプ18の出力端子と反転入力端子(−)間には、抵抗素子R12と容量素子C8が並列接続されている。そして、上記オペアンプ18の出力信号がアナログ出力として外部または他の回路に供給されると共に、A/D変換器24に供給されるようになっている。
また、上記アナログ減衰器26は、抵抗素子RA1,RA2により構成されている。上記抵抗素子RA1の一端はD/A変換器25の出力端子に接続され、この抵抗素子RA1の他端と基準電圧源VREFとの間に抵抗素子RA2が接続される。そして、上記抵抗素子RA1,RA2の接続点が上記抵抗素子R11の他端に接続される。
図2に示す回路においては、アナログ加算器及び出力バッファ27は、極性が反転のバッファとなっている。そのゲインは、抵抗素子R11とR12の抵抗値の比で決まり、ゲインKo=−R12/R11となる。また、アナログ信号処理回路21の出力と減衰器26の出力をそれぞれ抵抗素子R13と抵抗素子R11で接続した構成となっており、アナログ加算器としても働く。
D/A変換器25の出力端子に接続された抵抗素子RA1とRA2で構成された減衰器26の減衰比は、反転極性のアナログ出力バッファにおけるゲインKの逆数(1/K)と実質的に等しく、(1/K)=RA2//R1/(RA1+RA2//R1)となる。よって、出力バッファのゲインKoに応じて抵抗素子RA1及びRA2の抵抗値を選択する必要がある。
なお、アナログ信号処理回路21の出力信号が入力される側の出力バッファのゲインKmは、Km=−R12/R13となっている。オフセット補償側のゲインKoとアナログ信号処理回路21の出力側のゲインKmは、同一である必要は無い。
上記のような構成によれば、使用するオペアンプ数が少ない場合には、チョッパ・スタビライザ型アンプの方が有利となるが、デジタル/アナログ変換器等は、アナログ信号処理回路の出力分だけ有れば良いため、使用するオペアンプの数が増えるに従って回路規模的の増大が少なくて済み、本発明のオフセット補償方式の方が有利となる。特に、DCプレーヤやDVDプレーヤ用のアナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等で用いられているアナログ信号処理回路では、使用するオペアンプの数が多いため、本発明の補償方式を使用する事により、回路規模を削減する効果が有り、低コスト化に寄与する事ができる。
また、チョッパ・スタビライザ型アンプで使用されているチョッピング・クロックを用いる必要性が無いため、チョッピング・クロックに関係するノイズ問題や相互変調等の問題点を回避する事が出来る。
更に、チョッパ・スタビライザ型アンプでは、アンプに起因するオフセットのみしか補償する事が出来ないが、本発明の補償方式では、アナログ出力のDCオフセットに影響を与えるアンプ以外の要因に関しても同様に補償されるため、システム全体のオフセット特性の改善にも寄与できる。例えば、外付け部品(CDプレーヤやDVDプレーヤでは、ピックアップヘッド用のレーザーダイオード等)に起因する出力オフセット等に関してもオフセット補償する事が出来る。
図3は、上記図2に示したオフセット補償回路の変形例を示す回路図である。この回路は、A/D変換器24を時分割動作させる事により他の回路と兼用するように構成したものである。すなわち、アナログ加算器及び出力バッファ27の出力信号を、スイッチ29を介して、例えばCDプレーヤやDVDプレーヤ用の回路28等において用いられているA/D変換器24’に供給してデジタルデータに変換する。そして、このデジタルデータをレジスタ30にラッチし、D/A変換器25に供給するようにしている。上記スイッチ29は、上記アナログ加算器及び出力バッファ27の出力信号を選択するか、内部回路からの信号INTを選択してA/D変換器24’本来の動作をさせるか切り替えるものである。また、上記レジスタ30は、オフセット補償を行うためのデジタルデータ(DC出力オフセットレベル)を保持するものである。
上記のような構成において、電源投入直後には、スイッチ29によりアナログ加算器及び出力バッファ27の出力信号を選択し、A/D変換器24’により得たDC出力オフセットレベルに対応するデジタルデータをレジスタ30に供給して保持する。そして、このレジスタ30に保持されているデジタルデータをD/A変換器25に供給してアナログ信号に変換し、減衰器26で減衰した後、アナログ信号処理回路21の出力信号に加算してオフセット補償を行う。
その後、スイッチ29を切り替え、内部回路からの信号INTを選択してA/D変換器24’本来の動作をさせる。
上記のような構成によれば、アナログ/デジタル変換器24’は、電源投入直後のDC出力オフセットレベルを検出するときに一度だけ動作すれば良いので、時分割動作させる事により他の回路と兼用しても実質的な影響はほとんど与えない。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な回路構成を示す図である。本第2の実施の形態では、D/A変換器25にR−2RタイプのD/A変換器25’を用いるものである。他の回路は図2に示した回路と同様であるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
R−2RタイプのD/A変換器25’では、出力抵抗分で図2中の抵抗素子RA1を兼用可能な事から、減衰器26は抵抗素子RA1を省略して抵抗素子RA2だけで構成可能となる。
図5は、8ビットの分解能をもつR−2RタイプのD/A変換器25’の構成例を示している。この回路は、各々の抵抗値が等しい抵抗素子RA10a〜RA17a,RA10b〜RA17b,RA10c〜RA17c,RA1dとインバータINV0a,INV0b〜INV7a,INV7bとで構成されている。デジタルデータD0〜D7はそれぞれ、インバータINV0a,INV0b〜INV7a,INV7bを介して抵抗素子RA10a〜RA17aの一端に供給される。これら抵抗素子RA10a〜RA17aの他端には、抵抗素子RA10b〜RA17bの一端が接続されている。上記抵抗素子RA10b〜RA17bの他端は、直列接続された抵抗素子RA10c〜RA17cの一端に接続される。上記抵抗素子RA10cの他端と接地点VSS間には、抵抗素子RA1dが接続される。そして、上記抵抗素子RA17bとRA17cとの接続点からD/A変換出力を得る。
上記のような構成において、単位抵抗RをRA1とすると、このデジタル/アナログ変換器の出力抵抗はRA1となる。よって、出力抵抗分で抵抗素子RA1を兼用可能となり、減衰器26の抵抗素子RA1を省略できる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な回路構成を示す図である。本第3の実施の形態では、前述した第1及び第2の実施の形態において、アナログ加算器等の反転バッファで構成された回路部を、アナログ減算器等の正転バッファで構成した回路となっている。すなわち、出力バッファ22は、オペアンプ19、抵抗素子R21,R22及び容量素子C9により構成されている。上記オペアンプ19の正転入力端(+)には基準電圧源VREFが接続され、反転入力端(−)には抵抗素子R21の一端が接続される。また、上記オペアンプ19の出力端子と反転入力端(−)間には、抵抗素子R22及び容量素子C9が並列接続される。そして、このオペアンプ19の出力信号がアナログ信号として出力されると共に、A/D変換器24に供給されるようになっている。
また、アナログ減算器31は、オペアンプ20及び抵抗素子R24〜R27により構成されている。オペアンプ20の正転入力端子(+)と減衰器26の出力端子間には、抵抗素子R24が接続される。また、このオペアンプ20の正転入力端子(+)と基準電圧源VREF間には、抵抗素子R25が接続される。上記オペアンプ20の反転入力端子(−)とアナログ信号処理回路21の出力端子間には、抵抗素子R26が接続される。更に、上記オペアンプ20の出力端子と反転入力端子(−)間には、抵抗素子R27が接続されている。
このような構成であってもアナログ加算器を用いる場合と同様に、オフセット補償動作としては、同等の特性となる。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な回路構成を示す図である。本第4の実施の形態は、上記第3の実施の形態において、減衰器26とアナログ減算器31で構成された回路部を、アナログ減算器31のみで構成したものである。減衰器26の機能は、アナログ減算器31を構成している抵抗素子R25,R24の抵抗比=R25/R24で実現している。
また、出力バッファ22中のオペアンプ19の反転入力端子(−)と正転入力端子(+)間に抵抗素子R23を接続している。
このような構成であっても、オフセット補償動作としては、上述した各実施の形態と同等の特性となる。
図8は、本発明の第5の実施の形態に係るオフセット補償回路について説明するためのブロック図である。本第5の実施の形態では、第1乃至第4の実施の形態で示したアナログ的なオフセット補償動作とデジタル的なオフセット補償動作を組み合わせたものである。このオフセット補償回路は、アナログ信号処理回路32、A/D変換器33、アナログ補償レジスタ34、デジタル補償レジスタ35及びデジタル信号処理回路36等から構成されている。
すなわち、本実施の形態では、まず最初にアナログ信号処理回路32の出力信号をA/D変換器33でデジタルデータに変換する。変換されたデジタルデータは、アナログ補償レジスタ34に保存される。保存されたデジタルデータは、アナログ信号処理回路32の中のデジタル/アナログ変換器に帰還され、第1乃至第4の実施の形態に示した様なアナログ的なオフセット補償動作を行う。次に、アナログ的なオフセット補償をされたアナログ信号処理回路32の出力信号をA/D変換器33で再度デジタルデータに変換し、変換されたデジタルデータを今度はデジタル補償レジスタ35に保存する。デジタル補償レジスタ35に保存されたデジタルデータは、A/D変換器33から出力されるデジタルデータと共に、デジタル信号処理回路36に入力される。そして、A/D変換器33から出力されるデジタルデータは、デジタル信号処理を行う前にデジタル補償レジスタ35に保存されたデジタルデータを減算する事により、デジタル的なオフセット補償が為される。
通常のデジタル信号処理回路の動作では、アナログ的なオフセット補償をした上に、デジタル的なオフセット補償が為されたデジタルデータの信号処理を行っている。しかし、アナログ的なオフセット補償だけでは、アナログ/デジタル変換器の精度的な限界とアナログ信号処理回路内のゲイン及びばらつき等から、オフセットの残留成分が残り、高精度のオフセット補償が必要な場合には充分ではない。また、デジタル的なオフセット補償だけでは、アナログ信号処理回路に入力される最初のアナログ入力信号のオフセット電圧が大きい場合には、アナログ信号処理回路の出力信号のレベルがアナログ/デジタル変換器の入力変換レンジを越えてしまうために入力ダイナミックレンジが狭くなる。
従って、本実施の形態のように、アナログ的なオフセット補償動作とデジタル的なオフセット補償動作を組み合わせた回路構成にする事により、高精度のオフセット補償を実現できると共に、アナログ入力信号の大きなオフセット電圧に対しても対応する事ができる。
本発明の第1の実施の形態に係るオフセット補償回路の概略構成を示すブロック図。 上記図1に示したオフセット補償回路におけるアナログ信号処理回路、アナログ加算器、出力バッファ及びアナログ減衰器の具体的な回路構成例を示す回路図。 上記図2に示したオフセット補償回路の変形例を示す回路図。 本発明の第2の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な回路構成を示す図。 上記図4に示したオフセット補償回路で用いられるR−2RタイプのD/A変換器の具体的な構成例を示す回路図。 本発明の第3の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な回路構成を示す回路図。 本発明の第4の実施の形態に係るオフセット補償回路の具体的な構成例を示す回路図。 本発明の第5の実施の形態に係るオフセット補償回路について説明するためのブロック図。 従来のオフセット補償回路について説明するためのもので、チョッパ・スタビライザ型アンプを示す回路図。 DCプレーヤやDVDプレーヤ用のアナログ・フロント・エンド信号処理用のLSI等で用いられている従来のアナログ信号処理回路を示す回路図。
符号の説明
MP1〜MP3…PMOSトランジスタ、
MN1〜MN4…NMOSトランジスタ、
SW1,SW2…スイッチ素子、
C1〜C9…容量素子、
11,14〜20…オペアンプ、
R1〜R9,R11〜R13,R21〜R27,RA10a〜RA17a,RA10b〜RA17b,RA10c〜RA17c,RA1d…抵抗素子、
INV0a,INV0b〜INV7a,INV7b…インバータ、
RV…可変抵抗素子、
12…基準電圧生成回路、
13…オフセット検出段、
21,32…アナログ信号処理回路、
22…アナログ出力バッファ、
23…アナログ加算器、
24,24’,33…A/D変換器、
25…D/A変換器、
25’…R−2RタイプのD/A変換器、
26…アナログ減衰器、
29…スイッチ、
30…レジスタ、
31…アナログ減算器、
34…アナログ補償レジスタ、
35…デジタル補償レジスタ、
36…デジタル信号処理回路。

Claims (4)

  1. アナログ信号処理回路における反転極性のアナログ出力バッファのDC出力オフセットレベルをデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、オフセット補償を行うためのデジタルデータを保持するレジスタと、
    上記レジスタを介して上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、このデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、
    上記デジタル/アナログ変換器から出力されるアナログ信号が入力され、その振幅レベルを減衰させる減衰器と、
    上記減衰器の出力信号と上記アナログ信号処理回路の出力信号が入力され、これらの信号を加算して、上記反転極性のアナログ出力バッファの入力信号として供給するアナログ加算器と、
    上記アナログ加算器の出力信号と内部回路からの信号とを切り替えて上記アナログ/デジタル変換器に供給するスイッチとを具備し、
    上記デジタル/アナログ変換器はR−2Rタイプであり、上記減衰器は、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子と基準電圧源との間に接続された第1の抵抗素子を備え、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子が上記アナログ加算器の一方の入力端子に接続される事を特徴とするオフセット補償回路。
  2. 前記アナログ加算器及び前記反転極性のアナログ出力バッファは、正転入力端子が基準電圧源に接続されたオペアンプと、このオペアンプの反転入力端子と前記アナログ信号処理回路の出力端子との間に接続された第2の抵抗素子と、上記オペアンプの反転入力端子と前記減衰器の出力端子との間に接続された第3の抵抗素子と、上記オペアンプの反転入力端子と当該オペアンプの出力端子との間に接続された第4の抵抗素子とを備える事を特徴とする請求項1に記載のオフセット補償回路。
  3. アナログ信号処理回路における正転極性のアナログ出力バッファのDC出力オフセットレベルをデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、オフセット補償を行うためのデジタルデータを保持するレジスタと、
    上記レジスタを介して上記アナログ/デジタル変換器から出力されるデジタル信号が入力され、このデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、
    上記デジタル/アナログ変換器から出力されるアナログ信号が入力され、その振幅レベルを減衰させる減衰器と、
    上記減衰器の出力信号と上記アナログ信号処理回路の出力信号が入力され、上記アナログ信号処理回路の出力信号から上記減衰器の出力信号を減算して、上記正転極性のアナログ出力バッファの入力信号として供給するアナログ減算器と、
    上記アナログ減算器の出力信号と内部回路からの信号とを切り替えて上記アナログ/デジタル変換器に供給するスイッチとを具備し、
    上記デジタル/アナログ変換器はR−2Rタイプであり、上記減衰器は、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子と基準電圧源との間に接続された第1の抵抗素子を備え、上記R−2Rタイプのデジタル/アナログ変換器の出力端子が上記アナログ減算器の一方の入力端子に接続される事を特徴とするオフセット補償回路。
  4. 前記アナログ減算器は、第1のオペアンプと、この第1のオペアンプの正転入力端子と基準電圧源間に接続された第2の抵抗素子と、上記第1のオペアンプの正転入力端子と前記減衰器の出力端子間に接続された第3の抵抗素子と、上記第1のオペアンプの反転入力端子と前記アナログ信号処理回路の出力端子との間に接続された第4の抵抗素子と、上記第1のオペアンプの反転入力端子と上記第1のオペアンプの出力端子との間に接続された第5の抵抗素子とを備え、
    前記正転極性のアナログ出力バッファは、正転入力端子が基準電圧源に接続された第2のオペアンプと、この第2のオペアンプの反転入力端子とアナログ減算器の出力端子との間に接続された第6の抵抗素子と、上記第2のオペアンプの反転入力端子と上記第2のオペアンプの出力端子との間に接続された第7の抵抗素子とを備える事を特徴とする請求項3に記載のオフセット補償回路。
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