JP5251152B2 - 流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法 - Google Patents

流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、流体噴射装置に関する。より詳細には、ドラムに支持された媒体に向けて流体を噴射する流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法に関する。
紫外線硬化型インクを用いて媒体に画像またはパターンを形成する記録装置が知られている。
紫外線硬化型インクは、紫外線を照射するまでは硬化が非常に遅く、紫外線を照射すると急速に硬化するという、印刷インクとして好ましい特性を有する。また、硬化にあたって溶剤を揮発させることがないので環境負荷が小さいという利点もある。
更に、紫外線硬化型インクは、ビヒクルの組成により種々の媒体に高い付着性を発揮すると共に、硬化した後は化学的に安定しており、接着性、耐薬剤性、耐候性、耐摩擦性等が高く、屋外環境にも耐える等の優れた特性を有する。
このため、紙、樹脂フィルム、金属箔等の薄いシート状の媒体の他、光記録媒体のレーベル面、テキスタイル製品など、ある程度立体的な表面形状を有するものに対しても画像を形成できる。
紫外線硬化型インクを媒体に付着させる方法としては、塗布、印刷等もあり得るが、刷版なしに任意の画像またはパターンを精度よく形成できるインクジェット式記録装置の利用が期待されている。また、インクを吐出する記録ヘッドを移動させる主走査と、主走査方向に対して交差する方向に媒体を移動させる副走査とを組み合わせる構造により、限られた寸法のノズルを用いて、長尺あるいは面積の広い媒体に対しても任意の領域に画像が記録できる。
下記特許文献1には、インクジェット記録装置において、インクに紫外線硬化剤を含有させて、記録直後の記録面に紫外線を照射することにより、記録面の速乾性を向上させることが記載されている。より具体的には、インクジェットプリンタにおいて、インクとして紫外線硬化型インクを使用して、記録ヘッドの主走査方向の両端に設置された紫外線ランプにより媒体に付着させたインクを即座に硬化させて定着させることが記載されている。
また、特許文献2には、ドラム型(円筒状)の支持部材に記録媒体を支持して、支持部材を回転させながら記録を行うドラム型のインクジェット記録装置が記載されている。このようなドラム型のインクジェット記録装置において活性エネルギー線硬化型インクを用いて記録を行う場合には、支持部材の円周上であって記録ヘッドよりも回転方向の下流側に照射装置を配置する。
ドラム型のインクジェット記録装置の様に、複数の記録ヘッドを備えてこれらの記録ヘッドの各々からインクを吐出するインクジェット記録装置では、キャリッジに対する記録ヘッドの各々の取付精度が記録媒体に形成される画像等の品質に大きく影響を及ぼしてしまう。特に、ドラム式の場合には、複数のヘッドのノズル列を一直線上に配置する必要がある。
このため、特許文献3に開示されるように、複数の記録ヘッドを備える場合には、キャリッジに対して記録ヘッドを取り付ける際に記録ヘッド位置ずれ量のCCDカメラで検出して記録ヘッドの位置調整を容易になし得るようにした技術が提案されている。
特開2004−155046号公報 特開2007−144773号公報 特開2007−223196号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、複数の記録ヘッドに対してCCDカメラを移動させつつ記録ヘッドを撮像しているので、キャリッジの移動に伴う誤差を解消することはできないという問題がある。すなわち、キャリッジの移動量は均一となるように設定されるが、実際には、キャリッジ駆動部等の形状誤差や組立誤差等により、装置毎にキャリッジの移動量に差が生じている。更には、インククジェット記録装置の使用中における熱変形等により、キャリッジに対する各記録ヘッドの取付位置が変化する可能性もある。
このため、上述したように、キャリッジに対する各記録ヘッドを高精度に取り付けたとしても、キャリッジを移動させずにカメラを移動させている場合には、キャリッジの移動に伴う誤差を解消することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、キャリッジに対して記録ヘッドを高精度に取り付け可能であると共に、キャリッジの移動に伴う誤差も解消可能な流体噴射装置及び噴射ヘッド取付調整方法を提案することを目的としている。
本発明に係る流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明は、支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、前記支持ドラムの回転軸方向と平行に延在するガイド軸と、前記ガイド軸に案内されて前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、前記キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された媒体に向かって流体を噴射する噴射ヘッドと、を備え、前記支持ドラムを回転させつつ前記キャリッジを前記ガイド軸に沿って移動させて前記噴射ヘッドから前記媒体に向けて流体を噴射する流体噴射装置であって、前記支持ドラムの回転軸方向側方に配設されて前記噴射ヘッドに形成されたノズル列を検出する検出部と、前記回転軸方向に対する前記ノズル列の傾きを調整するヘッド調整部と、を備えることを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付角度を、容易かつ確実に、キャリッジの移動方向に平行に位置合わせすることができる。したがって、媒体に対して、歪みのない高品質の画像等を形成することができる。
また、前記回転軸方向を示す指標を有し、前記検出部によりされるように前記キャリッジに配設される基準部を備えることを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付角度を、高精度に、キャリッジの移動方向に平行に位置合わせすることができる。
また、前記調整部は、前記指標に対する前記噴射ヘッドの相対位置を調整することを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付位置を高精度に位置合わせすることができる。
また、前記キャリッジに前記噴射ヘッドを複数搭載すると共に、前記噴射ヘッド毎に前記ヘッド調整部を備えることを特徴とする。
これにより、複数の噴射ヘッドの相互間の位置姿勢を、高精度に位置合わせすることができる。
また、前記検出部は、ラインセンサ又はエリアセンサであることを特徴とする。
これにより、容易かつ確実に噴射ヘッドに形成されたノズルを検出することができる。
第2の発明は、支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、前記支持ドラムの回転軸方向と平行に延在するガイド軸と、前記ガイド軸に案内されて前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、前記キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された媒体に向かって流体を噴射する噴射ヘッドと、を備え、前記支持ドラムを回転させつつ前記キャリッジを前記ガイド軸に沿って移動させて前記噴射ヘッドから前記媒体に向けて流体を噴射する流体噴射装置における噴射ヘッド取付調整方法であって、前記キャリッジを移動させつつ前記支持ドラムの回転軸方向側方に配設された検出部により前記噴射ヘッドに形成されたノズル列を検出する検出工程と、前記検出部の検出結果に基づいて前記回転軸方向に対する前記ノズル列の傾きを調整する調整工程と、を有することを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付角度を、容易かつ確実に、キャリッジの移動方向に平行に位置合わせすることができる。したがって、媒体に対して、歪みのない高品質の画像等を形成することができる。
また、前記検出工程は、前記キャリッジに配設された前記回転軸方向を示す指標を検出する工程を含むことを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付位置を高精度に位置合わせすることができる。
また、前記調整工程は、前記指標に対する前記噴射ヘッドの相対位置を調整する工程を含むことを特徴とする。
これにより、キャリッジに対する噴射ヘッドの取付位置を高精度に位置合わせすることができる。
また、前記キャリッジに前記噴射ヘッドを複数搭載する場合には、前記調整工程は、前記指標に対する相対位置と隣接する他の噴射ヘッドの調整結果に基づいて前記噴射ヘッドの位置を調整することを特徴とする。
これにより、複数の噴射ヘッドの相互間の位置姿勢を、高精度に位置合わせすることができる。
以下、本発明に係る流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法の実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット式記録装置100の概略構造を模式的に示す斜視図である。
インクジェット式記録装置(流体噴射装置)100は、主に、互いに平行となるように直立した一対のフレーム130の間に配設された記録部120と、給紙部112および排紙部114を含む給排紙部110と、から構成される。
記録部120は、一対のフレーム130の間に支持された支持ドラム140およびガイド軸132、134、136、138を有する。
支持ドラム140は、その水平な回転軸142をフレーム130から軸支され、記録用紙(媒体)150を支持面144に保持した状態で、図中に示す矢印Rの方向に回転する。なお、支持ドラム140は、不図示のドラム駆動部により回転駆動される。
互いに平行なガイド軸132、134、136、138のうち、ガイド軸132、134は、記録部キャリッジ170に挿通して、記録部キャリッジ170を往復移動可能に支持する。なお、記録部キャリッジ(キャリッジ)170は、記録ヘッド180を搭載して搬送する。
ガイド軸136、138は、照射部キャリッジ160に挿通して、照射部キャリッジ160を往復移動可能に支持する。なお、照射部キャリッジ160は、後述する紫外線照射部162を搭載して搬送する。
そして、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170は、それぞれ不図示の駆動機構により駆動されてガイド軸132、134、136、138に沿って移動するようになっている。
給紙部112は、複数枚積層されたシート状の記録用紙150を収納すると共に記録用紙150を1枚ずつ支持ドラム140に向けて供給する。支持ドラム140に向けて供給された記録用紙150は、支持ドラム140の支持面144に巻き付けられ、支持ドラム140と共に回転する。
支持ドラム140に支持された状態で回転する記録用紙150に対して、記録部キャリッジ170に搭載された記録ヘッド180は、紫外線硬化型インクを吐出して付着させる。そして、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに対して紫外線照射部162から紫外線が照射される。
こうして、記録用紙150の表面に、紫外線硬化型インクにより形成された画像が固定される。
更に、支持ドラム140が1回転以上して、支持ドラム140の長手方向の一部領域において記録用紙150に画像が記録されると、記録部キャリッジ170はガイド軸132、134に沿って移動して、上記領域に隣接した領域に対して同様の記録動作を実行する。
その後、記録ヘッド180が記録動作をしながら支持ドラム140が1回転以上する毎に記録部キャリッジ170が移動するという動作を繰り返すことにより、記録用紙150表面全体に画像が形成される。
換言すれば、インクジェット式記録装置100においては、支持ドラム140の回転方向が主走査方向であり、記録部キャリッジ170の移動方向が副走査方向となる。つまり、キャリッジの移動方向が主走査方向となり、記録用紙150の搬送方向がキャリッジの副走査方向と一致する多くの記録装置と異なっている。
なお、紫外線照射部162を搬送する照射部キャリッジ160は、記録部キャリッジ170の移動に従って移動して、記録ヘッド180から記録用紙150上に吐出された直後の紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射する。
好ましくは、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動開始のタイミングを僅かにずらすことにより、インクジェット式記録装置100の電源部に対する負荷のピークを軽減する。
即ち、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を一体とした場合には、キャリッジの移動を開始する場合に加速の対象となる慣性質量が著しく大きくなるので、駆動機構への負荷が著しく大きくなる。また、大きな質量を安定に加速・減速させる場合には、強度が高く、重量の大きなフレーム130が求められる。従って、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を分離する構造により、電源装置の容量を低減して、装置規模の縮小、コストダウン等を図っている。
こうして画像を記録された記録用紙150は、支持ドラム140から剥離されて、排紙部114に送り込まれて蓄積される。
図2は、記録部120の構造を示す断面図である。
記録部120において、記録部キャリッジ170は、一対のガイド軸132、134に支持されると共に、インクタンク174を備えて、記録ヘッド180を支持する。
インクタンク174は、不図示のインクカートリッジから補給されるインクを所定量保持して、記録ヘッド180に一定量のインクを安定的に供給する。
記録ヘッド180は、支持ドラム140の支持面144に保持された記録用紙150に対向して配置され、記録用紙150に向かってインクを吐出する。
紫外線照射部162は、支持ドラム140の回転方向に沿って整列された複数のランプユニット161を含む。これにより、支持ドラム140の回転に従って移動する記録用紙150の回転移動方向に沿って複数のランプユニット161が配される。従って、個々のランプユニット161の出力が小さい場合であっても、記録用紙150が回転する間に十分な紫外線照射量が得られる。
このような記録部120において、記録ヘッド180から吐出されたインクが付着した記録用紙150は、支持ドラム140の回転に従って、図中に矢印Rにより示す方向に回転移動する。
照射部キャリッジ160に支持された紫外線照射部162は、回転方向において記録ヘッド180の下流側に配置される。従って、記録ヘッド180から吐出されて記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクは、即座に紫外線を照射されて硬化する。
図3は、記録ヘッド180を搭載した記録部キャリッジ170を示す斜視図である。
記録部キャリッジ170は、ガイド軸132、134が挿通される一対の水平な貫通穴176と、インクタンク174とを備えたキャリッジ本体172を有する。記録ヘッド180は、キャリッジ本体172の上面に搭載される。
また後述するように、記録ヘッド180は、5個のヘッドユニット181、182、183、184、185を備える。
なお、ヘッドユニット181〜185の各々は、互いに種類の異なるインクを吐出するようになっている。具体的には、例えば、ホワイトW、マゼンタM、イエローY、シアンC、クリアCRの各インクが、ヘッドユニット181〜185のいずれかから吐出される。
図4は、記録ヘッド180を、図3に矢印Fで示す方向から見た様子を示す正面図である。
記録ヘッド180は、5個のヘッドユニット181〜185を備えている。また、ヘッドユニット181〜185の各々は、支持ドラム140に対向する面に、ノズルプレート191〜195が配されている。ノズルプレート191〜195の各々には、紫外線硬化型インクを吐出するノズル孔(ノズルN)が列状に形成される。具体的には、各ノズルプレート191〜195には、2つのノズル列L1,L2が形成され、各ノズル列L1,L2は、例えば、180個のノズルN(#1〜#180)から形成される。
なお、ヘッドユニット181〜185からインクを吐出させる駆動構造としては、静電力等によりインクの液滴を吸引する方式、水晶振動子、圧電素子等を用いてインクを打ち出す方式など、種々の方法が既に知られており、用途に応じて適宜選択できる。
記録部キャリッジ170の縁部であって、ヘッドユニット181の側方には、基準ブロック300が配設される。基準ブロック300は、5つのヘッドユニット181〜185のノズルプレート191〜195の各々と略同一面上に配設される平面302を有し、その平面302には垂直基準線311及び水平基準線312が描かれている。なお、垂直基準線311と水平基準線312とは十字形に描かれている。
基準ブロック300は、水平基準線312が記録部キャリッジ170の移動方向に対して高精度に平行となるように、記録部キャリッジ170に対して配設されている。すなわち、水平基準線312は、ガイド軸134に対して高精度に平行となっている。
そして、5つのヘッドユニット181〜185のノズルプレート191〜195の各々に形成された複数のノズルからなるノズル列L1,L2は、基準ブロック300の水平基準線312に対して平行となるように位置決めされている。
つまり、5つのヘッドユニット181〜185のノズルプレート191〜195の各々に形成されたノズル列L1,L2は、基準ブロック300を介して、記録部キャリッジ170の移動方向に対して、平行となるように位置決めされている。また、ヘッドユニット181〜185は、相互に平行となるように位置決めされている。
なお、5つのヘッドユニット181〜185の取付間隔も、設計値通りとなるように位置決めされている。
また、5つのヘッドユニット181〜185の各々は、記録部キャリッジ170に対する位置姿勢を調整するための位置調整機構500を備えている(図8参照)。
位置調整機構500は、ノズルプレート191〜195側から見て、ヘッドユニット181〜185の長手方向側面の一方(上面又は底面)を2つの精密ネジS1,S2により押し付ける機構と、短手方向の一方(側面)を1つの精密ネジS3により押し付ける機構と、から構成される。
具体的には、ヘッドユニット181の長手方向側面である上面の両端側を2つの精密ネジS1,S2により押し付ける量を調整することにより、ヘッドユニット181等を垂直方向に移動させたり、ヘッドユニット181等の記録部キャリッジ170(ガイド軸134)に対する傾きを変化させたりすることができる。また、短手方向の一方の側面を1つの精密ネジS3により押し付ける量を調整することにより、ヘッドユニット181を基準ブロック300に向けて水平移動させることができる。
なお、精密ネジS1は、ノズル列L1,L2のノズルN#1に対応する位置に、精密ネジS2は、ノズルN#180に対応する位置に、配置される。また、精密ネジS3は、ノズル列L1に対応する位置に配置される。したがって、ヘッドユニット181〜185を、ノズル列L1,L2のノズルN#1または#180を中心として回転させることができる。
図5は、照射部キャリッジ160に搭載された紫外線照射部162を示す斜視図である。
紫外線照射部162は、共通の照射部フレーム164に装着された複数のランプユニット161、163、165、167、169を備える。ランプユニット161〜169は、その長手方向に複数のランプユニット161〜169が整列されると共に、記録ヘッド180のヘッドユニット181〜185に対応して5列に配列される。
なお、ランプユニット161〜169の個々の照射範囲の幅は、ヘッドユニット181〜185の個々の記録幅よりも広くすることが好ましい。これにより、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動のタイミングがずれる場合にも、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに十分な照射量の紫外線を照射できる。
また、ランプユニット161〜169としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等をいずれも例示できる。より具体的には、Fusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いることができる。
更に、紫外帯域で発光するLEDを用いてランプユニットを形成することもできる。また、ランプユニット161〜169は、不可避に熱を発生するので、ランプユニット161〜169に放熱部を設ける他、強制的に冷却する設備を設けることも好ましい。
なお、紫外線硬化型インクとしては、ビヒクル、光重合開始剤および顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。従って、インクを硬化させ目的で溶媒を揮発させることはない。
ビヒクルとしては、単官能あるいは多官能の重合性化合物が使用できる。より具体的には、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のオリゴマー(プレポリマー)を例示でき、インクとしての粘度を調整する反応性希釈剤もこれらの材料を用いることができる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキサントン系が広く用いられる。より具体的には、4−benzoyl−N,N,N−trimethyl benzene methaneannmonium chloride、2−hydroxy 3−(4−benzoyl−phenoxy)−N,N,N−trimethyl 1−propane annmonium chloride、4−benzoyl−N,N−dimethyl N−[2−(1−oxo−2−propenyloxy) ethyl] benzene methammonium bromide等、第4級アンモニウム塩型の水溶性有機物等を用いることができる。
この種の光重合開始剤は、その組成に応じて、紫外線吸収特性、反応開始効率、黄変性等が異なるので、インクとしての色等に応じて使い分けられる。
重合禁止剤としては、ラジカル捕捉能力を有してラジカル重合を阻害する化合物であれば何れも使用できる。ただし、インクジェット式記録装置における吐出適性等を配慮すると、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチアジン類、縮合芳香族環のキノン類から選択された少なくとも1種類以上の化合物が好ましい。
ハイドロキノン類としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、1−o−2,3,5−トリメチルハイドロキノン、2−tert−ブチルハイドロキノン等を例示できる。カテコール類としては、カテコール、4−メチルカテコール、4−tert−ブチルカテコール等を例示できる。ヒンダードアミン類としては、テトラメチルピペリジニル基を有する化合物等を例示できる。
また、フェノール類としては、フェノール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸アルキルエステル等を例示できる。フェノチアジン類としては、フェノチアジン等を例示できる。前記縮合芳香族環のキノン類としては、ナフトキノン等を例示できる。
更に、重合禁止剤は、カーボンブラックまたは表面に重合防止官能基を導入した無機・有機微粒子であってもよい。重合防止官能基としては、例えば、ヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、テトラメチルピペリジニル基、縮合芳香族環等を例示できる。
図6は、記録ヘッド180のメンテナンスエリアに配設されたCCDカメラ200を示す図である。
CCDカメラ200は、支持ドラム140の一方の回転軸142付近において、水平方向に向けて配設されている。CCDカメラ200は、例えば、1/3インチ、40万画素のCCD及びさらに8倍のテレセントリックマクロレンズを備える。
そして、記録部キャリッジ170がガイド軸134に沿って移動すると、記録部キャリッジ170に搭載された基準ブロック300の平面302及び5つのヘッドユニット181〜185のノズルプレート191〜195を順々に撮像することが可能となっている。
なお、CCDカメラ200により取得した画像には、その中心位置を原点としたクロスゲージ210が描かれる。クロスゲージ210の垂直ライン211は取得画像の垂直方向に常に一致し、クロスゲージ210の水平ライン212は取得画像の水平方向に常に一致する。
そして、CCDカメラ200は、基準ブロック300に形成された垂直基準線311及び水平基準線312と、ノズルプレート191〜195の各々に形成されたノズル列L1,L2とを撮像する。特に、ノズル列L1,L2については、少なくともいずれか一方(例えば、ノズル列L1)を複数のノズルN(例えば、2〜3個)を認識可能な倍率で撮像する。
CCDカメラ200により、約0.5mm×0.5mmの程度の画像を取得できる。ノズル列L1,L2の列間距離は、約2.5mmなので、例えばノズル列L1のみを撮像する。
なお、CCDカメラ200の取得画像からノズルNを検出する手法としては、テンプレートマッチング法を用いることができる。円形のノズルNが規則的に配列しているので、テンプレートマッチング法により良好に検出できるからである。
次に、5つのヘッドユニット181〜185の取付位置姿勢を調整する方法について説明する。
図7は、CCDカメラ200により撮像された画像の一例を示す図である。
図8は、基準ブロック300に対するノズルプレート191〜195の位置姿勢の一例を模式的に示す図である。
まず、CCDカメラ200の取付位置を調整する。すなわち、記録部キャリッジ170をガイド軸134に沿って移動させて、基準ブロック300をCCDカメラ200に対向させた状態で停止させる。そして、CCDカメラ200の位置姿勢を不図示の位置調整機構により微少移動させてして、CCDカメラ200の取得画像上のクロスゲージ210の垂直ライン211が基準ブロック300の垂直基準線311と一致する(重なる)ように調整する。当然に、CCDカメラ200の取得画像上のクロスゲージ210の水平ライン212と基準ブロック300の水平基準線312とが平行となる。
更に、水平ライン212と水平基準線312を一致するように調整することが好ましい。
次に、記録部キャリッジ170を移動させて、ヘッドユニット181のノズルプレート191に形成されたノズル列L1のノズルN#1をCCDカメラ200により撮像する。具体的には、基準ブロック300の垂直基準線311とノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1までの設計(理論)上の距離だけ記録部キャリッジ170を移動させる。
仮に、ヘッドユニット181が記録部キャリッジ170に対する設計上の位置に正確に配置されていたならば、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置する画像がCCDカメラ200により取得されるはずである。
しかし、実際には、取付誤差等により、図7に示すような画像が取得される。つまり、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置せずに微少距離だけずれた場所に位置する画像が取得される。
そこで、記録部キャリッジ170を停止させた状態でCCDカメラ200による撮像を行いつつ、上述した位置調整機構500によりヘッドユニット181の取付位置を調整する。具体的には、位置調整機構500によりヘッドユニット181を上下方向(支持ドラムの回転方向)及び水平方向(記録部キャリッジ170の移動方向)に微少移動させて、ノズル列L1のノズルN#1がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置するように調整する。更に垂直ライン211と水平ライン212の交差する点上に位置するように調整することが好ましい。
このような調整により、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1は、設計上の位置に高精度に配置される。
次に、記録部キャリッジ170をノズルN#1からノズルN#180の設計(理論)上の距離だけ移動させる。
仮に、ヘッドユニット181が記録部キャリッジ170に対する設計上の姿勢、つまり、ガイド軸134に対して平行となるように配置されていたならば、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#180がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置する画像が取得されるはずである。
しかし、実際には、取付誤差等により、ヘッドユニット181(ノズルプレート191)のノズル列L1のノズルN#180がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置することはない。
そこで、記録部キャリッジ170を停止させた状態でCCDカメラ200による撮像を行いつつ、上述した位置調整機構500によりヘッドユニット181の取付姿勢を調整する。つまり、位置調整機構500によりヘッドユニット181をノズルN#1を中心として回転させて、ノズル列L1のノズルN#180をクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置させる。
このような調整により、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1は、設計上の位置に高精度に配置される。更に、ノズルプレート191のノズル列L1は、設計(理論)上の姿勢、すなわちガイド軸134に対して高精度に平行に配置されることとなる。
なお、ヘッドユニット181をノズルN#1を中心として回転させたとしても、ノズル列L1のノズルN#180をクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置させことができない場合があり得る。ノズルプレート191の多数のノズルNの配置ピッチ自体が設計値通りに形成されていない場合(つまりノズルプレートの個体差)や、ノズルプレート191が熱膨張等により変形している場合がある。
そこで、ノズルN#180と垂直ライン211との水平方向のずれ量を計測し、このずれ量を179等分した値を、ノズルN#2から#180の位置として記憶する。つまり、ノズルN#2〜#180の水平方向(X方向)の位置の補正値として不図示の制御部に記憶する。
なお、水平方向のずれ量は、記録部キャリッジ170を徐々に微少移動させてノズルN#180をクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置させて、この際の記録部キャリッジ170の移動量として計測する。CCDカメラ200により取得される画像から正確なずれ量を計測する場合であってもよい。
次に、記録部キャリッジ170を移動させて、ヘッドユニット182のノズルプレート192に形成されたノズル列L1のノズルN#1をCCDカメラ200により撮像する。具体的には、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#180とノズルプレート192のノズル列L1のノズルN#1までの設計(理論)上の距離だけ記録部キャリッジ170を移動させる。
ヘッドユニット181の場合と同様に、ノズルプレート192のノズル列L1のノズルN#1がクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置する画像が取得されることはないので、記録部キャリッジ170を停止させた状態でCCDカメラ200による撮像を行いつつ、上述した位置調整機構500によりヘッドユニット182の取付位置を調整する。
この際、ノズルプレート192のノズル列L1のノズルN#1の垂直方向の位置は、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1が撮像された位置と同一の位置となるように調整する。
このような調整により、ノズルプレート192のノズル列L1のノズルN#1は、設計上の位置に高精度に配置される。しかも、ノズルプレート191のノズル列L1のノズルN#1とノズルプレート192のノズル列L1のノズルN#1の相対位置も設計値通りとなる。
更に、ヘッドユニット181の場合と同様に、記録部キャリッジ170をノズルN#1からノズルN#180の設計(理論)上の距離だけ移動させた後に、記録部キャリッジ170を停止させた状態でCCDカメラ200による撮像を行いつつ、位置調整機構500によりノズル列L1のノズルN#180をクロスゲージ210の垂直ライン211上に位置させるように調整する。
このような調整により、ノズルプレート192に形成されたノズル列L1(L2)は、ガイド軸134に平行となる。しかも、ノズルプレート191とノズルプレート192に各々形成されたノズル列L1(L2)は、互いに平行かつ同一直線上に位置するようになる。
そして、ヘッドユニット183〜185についても、順々に同様な作業・調整を行う。これにより、ヘッドユニット183〜185に形成されたノズル列L1(L2)は、全て、ガイド軸134に平行となり、かつ、ヘッドユニット183〜185の各々形成されたノズル列L1(L2)は、相互に平行で同一直線上に位置するようになる。
以上、説明したように、本実施形態に係るインクジェット式記録装置100及びヘッドユニット183〜185の取付調整方法によれば、CCDカメラ200の取得画像から、ヘッドユニット181〜185の各々のノズル列L1,L2が基準ブロック300の水平基準線312、つまり、ガイド軸134(回転軸142)に対して平行であるか否かを間接的に検出可能となる。そして、ヘッドユニット183〜185に形成されたノズル列L1(L2)の全てを、ガイド軸134に平行、かつ、ヘッドユニット183〜185の各々形成されたノズル列L1(L2)を相互に平行で同一直線上に位置するように調整することができる。
しかも、記録部キャリッジ170をガイド軸134に沿って移動させながら、上述した調整を行うので、記録部キャリッジ170の移動に起因する誤差をも調整・補正することが可能となる。つまり、インクジェット式記録装置100固有の誤差(形状誤差、組立誤差)を確実に調整・補正することができる。
なお、上記実施形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明はこれに限定されるものではない。特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態においては、位置調整機構500として、複数の精密ネジS1〜S3(調整ネジ)を用いる場合について説明したが、これに限らない。ヘッドユニット181〜185の各々を記録部キャリッジ170に対して微少に相対移動させるアクチュエータを備える場合であってもよい。例えば複数の圧電アクチュエータを組み合わせるものであってもよい。つまり、ヘッドユニット181〜185の各々を、上下方向(記録用紙150の送り方向)、水平方向(記録部キャリッジ170の移動方向)、回転方向(上下方向と水平方向からなる面内での回転)に微少移動可能な機構であればよい。
また、ヘッドユニット181〜185の各々をCCDカメラ200の取得画像に基づいて、二次元平面内で調整する場合について説明したが、これに限らない。CCDカメラ200の取得画像における奥行き方向にも調整するようにしてもよい。なお、ヘッドユニット181〜185が奥行き方向に位置ずれしていたとしても、ノズルプレート191〜195から支持ドラム140までの距離が微少にずれているだけなので、記録用紙150に形成される画像等の品質への(悪)影響は殆どない。
また、基準ブロック300の垂直基準線311及び水平基準線312と、ノズルプレート191〜195の各々のノズル列L1(ノズルN)を撮像・検出する手段として、CCDカメラ200を用いる場合について説明したが、これに限らない。
例えば、ラインセンサを用いてもよい。この場合には、記録部キャリッジ170を移動させつつ、基準ブロック300やノズルプレート191〜195を撮像する。
また、上記実施形態では、CCDカメラ200の取得画像を観察しつつ、ヘッドユニット181〜185の各々の位置姿勢を調整する場合について説明したが、これに限らない。
つまり、記録部キャリッジ170をガイド軸134に沿って移動させて、基準ブロック300及びノズルプレート191〜195の各々の画像を一度に全て取得して、ヘッドユニット181〜185の各々の設計上の位置姿勢からのずれを取得した画像から求めた後に、ヘッドユニット181〜185の各々の位置姿勢を調整するようにしてもよい。
上述したヘッドユニット181〜185の取付位置姿勢を調整する方法は、インクジェット式記録装置100の工場出荷前や、ヘッドユニット181〜185の交換後、更には、インクジェット式記録装置100を連続使用によりヘッドユニット181〜185の取付位置に熱変形等により変化が発生した際等のメンテナンス時に行う。
このため、インクジェット式記録装置100は、CCDカメラ200を常備する必要はなく、上述したメンテンナンス時にCCDカメラ200を取り付けるようにしてもよい。
上記実施形態では、流体噴射装置として、インクジェット式記録装置に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。
例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する流体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる流体を噴射する流体噴射装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。
また、流体としては液体の他に固体であってもよく、例えば、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。
そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット式記録装置100の概略構成を模式的に示す図である。 記録部120の断面構造を示す図である。 記録部キャリッジ170を示す斜視図である。 記録ヘッド180の正面図(図3の矢視F)である。 紫外線照射部162を示す斜視図である。 記録ヘッド180のメンテナンスエリアに配設されたCCDカメラ200を示す図である。 CCDカメラ200により撮像された画像の一例を示す図である。 基準ブロック300に対するノズルプレート191〜195の位置姿勢の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
100…インクジェット式記録装置(流体噴射装置)、 132、134、136、138…ガイド軸、 140…支持ドラム、 142…回転軸、
144…支持面、 150…記録用紙(媒体)、 162…紫外線照射部、
170…記録部キャリッジ(キャリッジ)、 173…ヘッド取付孔(取付機構)、
180…記録ヘッド、 181〜185…ヘッドユニット(噴射ヘッド)、 191〜195…ノズルプレート、 200…CCDカメラ(検出部、エリアセンサ)、 210…クロスゲージ、 300…基準ブロック、 311…垂直基準線(指標)、
312…水平基準線(指標)、 500…位置調整機構(ヘッド調整部)、 L1,L2…ノズル列、 N…ノズル

Claims (9)

  1. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    前記支持ドラムの回転軸方向と平行に延在するガイド軸と、
    前記ガイド軸に案内されて前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された媒体に向かって流体を噴射する噴射ヘッドと、
    を備え、前記支持ドラムを回転させつつ前記キャリッジを前記ガイド軸に沿って移動させて前記噴射ヘッドから前記媒体に向けて流体を噴射する流体噴射装置であって、前記支持ドラムの回転軸方向側方に配設されて前記噴射ヘッドに形成されたノズル列の各ノズルを検出する検出部と、前記回転軸方向に対する前記ノズル列の傾きを調整するヘッド調整部と、
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記回転軸方向を示す指標を有し、前記検出部により検出されるように前記キャリッジに配設される基準部を備えることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記調整部は、前記指標に対する前記噴射ヘッドの相対位置を調整することを特徴とする請求項2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記キャリッジに前記噴射ヘッドを複数搭載すると共に、前記噴射ヘッド毎に前記ヘッド調整部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  5. 前記検出部は、ラインセンサ又はエリアセンサであることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    前記支持ドラムの回転軸方向と平行に延在するガイド軸と、
    前記ガイド軸に案内されて前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された媒体に向かって流体を噴射する噴射ヘッドと、
    を備え、前記支持ドラムを回転させつつ前記キャリッジを前記ガイド軸に沿って移動させて前記噴射ヘッドから前記媒体に向けて流体を噴射する流体噴射装置における噴射ヘッド取付調整方法であって、
    前記キャリッジを移動させつつ前記支持ドラムの回転軸方向側方に配設された検出部により前記噴射ヘッドに形成されたノズル列の各ノズルを検出する検出工程と、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記回転軸方向に対する前記ノズル列の傾きを調整する調整工程と、
    を有することを特徴とする噴射ヘッド取付調整方法。
  7. 前記検出工程は、前記キャリッジに配設された前記回転軸方向を示す指標を検出する工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の噴射ヘッド取付調整方法。
  8. 前記調整工程は、前記指標に対する前記噴射ヘッドの相対位置を調整する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の噴射ヘッド取付調整方法。
  9. 前記キャリッジに前記噴射ヘッドを複数搭載する場合には、
    前記調整工程は、前記指標に対する相対位置と隣接する他の噴射ヘッドの調整結果に基づいて前記噴射ヘッドの位置を調整することを特徴とする請求項8に記載の噴射ヘッド取付調整方法。
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