JP5061959B2 - 記録装置および流体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置および流体噴射装置に関するものである。
紫外線硬化型インク(流体)を用いて被記録媒体に画像またはパターンを形成する記録装置がある。紫外線硬化型インクは、紫外線を照射するまでは硬化が非常に遅く、紫外線を照射すると急速に硬化するという、印刷インクとして好ましい特性を有する。また、硬化にあたって溶剤を揮発させることがないので環境負荷が小さいという利点もある。
更に、紫外線硬化型インクは、ビヒクルの組成により種々の被記録媒体に高い付着性を発揮すると共に、硬化した後は化学的に安定で、接着性、耐薬剤性、耐候性、耐摩擦性等が高く、屋外環境にも耐える等、優れた特性を有する。このため、紙、樹脂フィルム、金属箔等の薄いシート状の被記録媒体の他、光記録媒体のレーベル面、テキスタイル製品など、ある程度立体的な表面形状を有するものに対しても画像を形成できる。
紫外線硬化型インクを被記録媒体に付着させる方法としては、塗布、印刷等もあり得るが、刷版なしに任意の画像またはパターンを精度よく形成できるインクジェット式記録装置の利用も期待される。インクジェット式記録装置では、インクを吐出する記録ヘッドの往復移動と、記録ヘッドの往復移動の方向に対して交差する方向への被記録媒体の移動とを組み合わせる構造により、限られた寸法のノズルを用いて、長尺あるいは面積の広い被記録媒体に対しても任意の領域に画像が記録できる。
例えば、引用文献1には、紫外線照射により硬化するインクを吐出するヘッドと、その記録装置に連結された紫外線照射部とを有して、画像支持体、記録ヘッドおよび紫外線照射部が相対的に移動する画像形成装置に関する記載がある。
特開2005−125513号公報
ところで、このような画像形成装置においては、紫外線照射部が経時的な劣化により照度の低下をまねくおそれがあり、累積の使用時間を記憶することで規定時間を超えた場合に照度の低下の有無を判断させるための警告を発生させている。また、紫外線硬化型のインクは、使用するインクの色に応じて異なる紫外線を照射する必要がある。そのため、使用するインクに応じて最適な照射器(紫外線照射ユニット)を用意するのが望ましい。
しかしながら、このようにインク毎に複数種の照射器を用いる場合、使用途中で照射器を交換してしまうと、各照射器がどの程度消耗している等の情報が不明になってしまうといった問題がある。また、複数種の照射器を用いる場合、装置本体側に情報を入力する手間が増加することで取り扱いが煩雑化してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、複数種の照射器を用いる場合において、簡便且つ確実な情報管理を可能にするとともに安定的に紫外線を照射することのできる記録装置および流体噴射装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の記録装置は、支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された前記媒体における前記キャリッジの移動方向に沿って異なる種類の紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、該記録ヘッドから吐出されて前記媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射する紫外線照射装置と、を備え、前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記媒体の表面全体に紫外線硬化型インクにより画像を形成する記録装置であって、前記紫外線照射装置は、前記媒体に付着した前記紫外線硬化型インクに対応する紫外線を照射させる複数の紫外線光源部を有し、該各紫外線光源部は、支持フレームに対して着脱可能とされ、紫外線を個別に照射する少なくとも一つの紫外線照射ユニットを有しており、該紫外線照射ユニットには当該紫外線照射ユニットに関する所定情報が記録されるメモリ部が設けられることを特徴とする。
本発明の記録装置によれば、各紫外線光源部における紫外線照射ユニットが組み替え可能とされるので、様々な紫外線硬化型インクに対応する汎用性の高い紫外線照射装置を得ることができる。また、紫外線照射装置は紫外線照射ユニットに設けられたメモリ部にアクセスすることで、例えば印刷条件、駆動条件等のメモリ部に記録された情報に基づいて紫外線光源部を動作させることができ、簡便且つ確実な情報管理が可能となり、種々な紫外線硬化型インクに対して紫外線を安定的に照射することができる。
また、上記記録装置においては、前記紫外線照射装置は、前記支持フレームに対して着脱可能に構成され、紫外線を照射しないダミーユニットを含むのが好ましい。
この構成によれば、ダミーユニットと紫外線照射ユニットとを組み合わせることで紫外線光源部を種々の紫外線硬化型インクに対応させることが可能となる。
また、上記記録装置においては、前記メモリ部には、前記各紫外線照射ユニットにおける駆動条件、紫外線の照射出力、紫外線の発光波長、紫外線照射寿命、および紫外線照射可能上限温度の少なくとも一つが前記所定情報として記録されるのが好ましい。
この構成によれば、紫外線照射装置はメモリ部にアクセスすることで上述の情報を取得できるので、紫外線照射を安定的に行うことが可能となる。
また、上記記録装置においては、前記メモリ部は、前記紫外線照射装置の駆動に伴って、前記所定情報の一部を書き換え可能とする書き換え可能メモリ領域を含むのが好ましい。
この構成によれば、紫外線照射装置の駆動に伴って、メモリ部に記録される情報を更新することができるので、メモリ部にアクセスすることで最新の情報を得ることが可能となり、紫外線照射ユニットを最適な条件に基づいて動作させることができる。
また、上記記録装置においては、前記紫外線照射ユニットが、該紫外線照射ユニットの温度を検出可能とする温度検出手段を含み、前記紫外線照射装置が、前記紫外線照射ユニットを冷却する冷却手段を含み、前記紫外線照射装置が、前記温度検出手段の検出結果と前記メモリ部に記録された情報とを比較することで前記紫外線光源部の動作を制御するのが好ましい。
この構成によれば、紫外線照射装置は、温度検出手段により紫外線照射ユニットの温度を調整可能とされるので、紫外線照射ユニットの温度上昇を防止することができ、これにより紫外線を安定的に照射することができる。
このとき、前記温度検出手段として、サーミスタが用いられるのが好ましい。
この構成によれば、温度検出手段としてサーミスタを用いることで、温度検出手段を紫外線照射ユニットに一体的に形成することができる。また、サーミスタを用いることで簡便且つ確実に紫外線照射ユニット毎の温度を検出することができる。
また、上記記録装置においては、前記複数の紫外線照射ユニットのいずれかとして、発光強度および発光波長の少なくとも一方を異ならせたユニットが用いられるのが好ましい。
この構成によれば、紫外線照射ユニットを組み替えることによる紫外線照射条件の設定範囲を一層拡大することができ、様々なインク種に対して汎用性を備えたものとなる。
本発明の流体噴射装置は、支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された前記媒体における前記キャリッジの移動方向に沿って異なる種類の紫外線硬化型流体を吐出する記録ヘッドと、
該記録ヘッドから吐出されて前記媒体に付着した紫外線硬化型流体に紫外線を照射する紫外線照射装置と、を備え、前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記媒体の表面全体に紫外線硬化型流体により画像を形成する流体噴射装置であって、前記紫外線照射装置は、前記媒体に付着した前記紫外線硬化型流体に対応する紫外線を照射させる複数の紫外線光源部を有し、該各紫外線光源部は、支持フレームに対して着脱可能とされ、紫外線を個別に照射する少なくとも一つの紫外線照射ユニットを有しており、
該紫外線照射ユニットには当該紫外線照射ユニットに関する所定情報が記録されるメモリ部が設けられることを特徴とする。
本発明の流体噴射装置によれば、各紫外線光源部における紫外線照射ユニットが組み替え可能とされるので、様々な紫外線硬化型流体に対応する汎用性の高い紫外線照射装置を得ることができる。また、紫外線照射装置は紫外線照射ユニットに設けられたメモリ部にアクセスすることで、例えば印刷条件、駆動条件等のメモリ部に記録された情報に基づいて紫外線光源部を動作させることができるので、簡便且つ確実な情報管理が可能となり、種々な紫外線硬化型流体に対して紫外線を安定的に照射することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決に必須であるとは限らない。
図1は、ひとつの実施形態に係るインクジェット式記録装置100の構造を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、対面して直立した一対の記録部フレーム130の間に形成された記録部120と、給紙部112および排紙部114を含む給排紙部110とから形成される。
記録部120は、互いに平行な一対の記録部フレーム130の間に支持された、支持ドラム140およびガイド軸132、134、136、138を有する。支持ドラム140は、その水平な回転軸142を記録部フレーム130から軸支され、記録用紙(媒体)150を支持面144に保持した状態で、図中に示す矢印Rの方向に回転する。なお、支持ドラム140を回転駆動する部材の図示は省略した。
一方、互いに平行な2対のガイド軸132、134、136、138のうちの一対であるガイド軸132、134は、記録部キャリッジ170を貫通して、往復移動させることができる状態で記録部キャリッジ170を支持する。記録部キャリッジ170は、記録ヘッド180を搭載する。
他方の一対のガイド軸136、138は、照射部キャリッジ160を、やはり往復移動できる状態で支持する。照射部キャリッジ160は、後述する紫外線照射装置162を搭載する。なお、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を移動させる駆動機構は図示を省略する。
上記のような構造を有する記録部120に対して、給紙部112は、シート状の記録用紙150を1枚ずつ供給する。記録部120に供給された記録用紙150は、支持ドラム140の支持面144に巻き付けられ、支持ドラム140と共に回転する。
支持ドラム140に支持された状態で回転する記録用紙150に対して、記録部キャリッジ170に搭載された記録ヘッド180は、紫外線硬化型インクを吐出して付着させる。更に、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに対して紫外線照射装置162から紫外線が照射される。こうして、記録用紙150の表面に、紫外線硬化型インクにより形成された画像が固定される。
更に、支持ドラム140が1回転以上して、支持ドラム140長手方向の一部領域において記録用紙150に画像が記録されると、記録部キャリッジ170はガイド軸132、134に沿って移動して、上記領域に隣接した領域に対して同様の記録動作を実行する。以下、記録ヘッド180が記録動作をしながら支持ドラム140が1回転以上する毎に記録部キャリッジ170が移動するという動作を繰り返すことにより、記録用紙150表面全体に画像を形成できる。
換言すれば、このインクジェット式記録装置100においては、支持ドラム140の回転方向が主走査方向であり、記録部キャリッジ170の移動方向が副走査方向となる。これは、キャリッジの移動方向が主走査方向となり、記録用紙150の搬送方向がキャリッジの副走査方向と一致する多くの記録装置と異なる。
なお、紫外線照射装置162を搭載する照射部キャリッジ160は、記録部キャリッジ170の移動に略同期して移動して、記録ヘッド180から記録用紙150上に吐出された直後の紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射する。ただし、好ましくは、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動開始のタイミングを僅かにずらすことにより、インクジェット式記録装置100の電源部に対する負荷のピークを軽減できる。
即ち、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を一体とした場合、キャリッジの移動を開始する場合に加速の対象となる慣性質量が著しく大きくなるので、駆動機構への負荷が極端に大きくなる。また、大きな質量を安定に加速・減速させる場合には、強度が高く、重量の大きな記録部フレーム130が求められる。
従って、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を分離して個別に移動させる構造により、電源装置の容量を低減して、記録装置全体の装置規模の縮小、コストダウン等を図ることができる。こうして画像を記録された記録用紙150は、支持ドラム140から取り外されて、排紙部114に取り込まれて蓄積される。
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置100の記録部120の構造を示す断面図である。同図に示すように、記録部120において、記録部キャリッジ170は、一対のガイド軸132、134に支持されると共に、インクタンク174を備えて、記録ヘッド180を支持する。
インクタンク174は、図示されていないインクカートリッジから補給されるインクを所定量保持して、記録ヘッド180にインクを安定的に供給する。記録ヘッド180は、支持ドラム140の支持面144に保持された記録用紙150の直近に配置され、記録用紙150に向かってインクを吐出する。
紫外線照射装置162は、支持ドラム140の回転方向に沿って延在するとともに、支持ドラム140の回転軸142の延在方向に沿って複数配置される紫外線光源部161、163、165、167,169を有する。これにより、個々の紫外線出力が小さな発光素子を用いた場合でも、記録用紙150が回転する間に紫外線を照射し続けることにより照射時間を長くとり、十分な紫外線照射量が得られるようになっている。
上記のような記録部120において、記録ヘッド180から吐出されたインクが付着した記録用紙150は、支持ドラム140の回転に従って、図中に矢印Rにより示す方向に回転移動する。照射部キャリッジ160に支持された紫外線照射装置162は、回転方向について記録ヘッド180の下流側に配置される。従って、記録ヘッド180から吐出されて記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクは、即座に紫外線を照射されて硬化し始める。
図3は、記録ヘッド180を搭載した記録部キャリッジ170を単独で示す斜視図である。同図に示すように、記録部キャリッジ170は、ガイド軸132、134を挿通される一対の水平な貫通穴176と、インクタンク174とを備えたキャリッジ本体172を有する。記録ヘッド180は、キャリッジ本体172の上面に搭載される。なお、後述するように、記録ヘッド180は5個のヘッドユニット181〜185を備える。ヘッドユニット181〜185の各々は、互いに種類の異なるインクを吐出する。具体的に本実施形態では、ヘッドユニット181〜185は、例えばブラック(B)、シアン(B)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ホワイト(W)の各インクを吐出する。
図4は、記録ヘッド180を、図3に矢印Fで示す方向から見た様子を示す正面図である。同図に示すように、記録ヘッド180は、5個のヘッドユニット181〜185を含む。ヘッドユニット181〜185の各々は、支持ドラム140に支持された記録用紙150に対向する面に、ノズルプレート191〜195を備える。ノズルプレート191〜195の各々には、紫外線硬化型インクを吐出するノズルが形成される。なお、ヘッドユニット181〜185からインクを吐出させる駆動構造としては、静電力等によりインクの液滴を吸引する方式、水晶振動子、圧電素子等を用いてインクを打ち出す方式など、種々の方法が既に知られており、用途に応じて適宜選択できる。
図5、6は、照射部キャリッジ160に搭載される紫外線照射装置162を単独で抜き出して示す斜視図であり、図5は支持ドラム140の回転方向に沿って延在するカバー部が閉じられた状態を示し、図6はカバー部を開けた状態を示す図である。
図5、6に示されるように、紫外線照射装置162は、記録ヘッド180のヘッドユニット181〜185に対応して、支持ドラム140の支持面144の形状に倣う5列の円弧状に形成された紫外線光源部161、163、165、167、169を備える。具体的には、紫外線光源部161はヘッドユニット181から吐出されたインクに対して紫外線を照射するものであり、紫外線光源部163はヘッドユニット182から吐出されたインクに対して紫外線を照射するものであり、紫外線光源部165はヘッドユニット183から吐出されたインクに対して紫外線を照射するものであり、紫外線光源部167はヘッドユニット184から吐出されたインクに対して紫外線を照射するものであり、紫外線光源部169はヘッドユニット185から吐出されたインクに対して紫外線を照射するものである。
なお、紫外線光源部161、163、165、167、169個々の照射範囲の幅は、ヘッドユニット181〜185の個々の記録幅よりも広くすることが好ましい。これにより、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動のタイミングをずらした場合においても、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに十分な照射量の紫外線を照射することができる。
また、紫外線照射装置162は、各紫外線光源部161、163、165、167、169に個別に対応して設けられた複数のファンF(冷却手段)を備えている。このファンFは、支持ドラム140の回転方向における上流側に設けられており、下流側に設けられた吸気口220から外気を取り込み、各紫外線光源部161、163、165、167、169を冷却可能に構成されている。
紫外線照射装置162は、支持フレーム310と、この支持フレーム310に対して装着された紫外線照射ユニット320またはダミーユニット330を備えている。紫外線照射装置162は、後述するように支持フレーム310から、紫外線を照射可能な紫外線照射ユニット320、および紫外線を照射しないダミーユニット330を個別に着脱可能に構成されている。紫外線照射ユニット320は紫外線発光素子302を有し(図8参照)、ダミーユニット330は発光素子を有していない(図9参照)。したがって、適切な位置に紫外線照射ユニット320およびダミーユニット330を装着することにより、紫外線照射装置162としての照射開始タイミング、紫外線照射量および紫外線照射時間を設定できるようになっている。
具体的に本実施形態では、紫外線光源部161は、支持ドラム140の回転方向について下流側からニ個の紫外線照射ユニット320、および三個のダミーユニット330が支持フレーム310に装着されており、ヘッドユニット181から吐出されるブラック(B)の紫外線硬化型インクに対応する。
また、紫外線光源部163は、支持ドラム140の回転方向について下流側から一個の紫外線照射ユニット320、および四個のダミーユニット330が支持フレーム310に装着されており、ヘッドユニット182から吐出されるシアン(C)の紫外線硬化型インクに対応する。
また、紫外線光源部165は、支持ドラム140の回転方向について下流側から三個の紫外線照射ユニット320、およびニ個のダミーユニット330が支持フレーム310に装着されており、ヘッドユニット183から吐出されるマゼンダ(M)の紫外線硬化型インクに対応する。
また、紫外線光源部167は、支持ドラム140の回転方向について下流側からニ個の紫外線照射ユニット320、および三個のダミーユニット330が支持フレーム310に装着されており、ヘッドユニット184から吐出されるイエロー(Y)の紫外線硬化型インクに対応する。
また、紫外線光源部169は、支持ドラム140の回転方向について下流側から五個の紫外線照射ユニット320が支持フレーム310に装着されており、ヘッドユニット185から吐出されるホワイト(W)の紫外線硬化型インクに対応する。
図7は、紫外線照射装置162の支持フレーム310の形状を単独で示す斜視図である。同図に示すように、支持フレーム310は、複数の支持リブ317を、一対の連結リブ311、313により連結して構成される。また、支持リブ317の各々には、後述する位置決めピン303(図8、図9参照)と嵌合して紫外線照射ユニット320およびダミーユニット330を位置決めする位置決め溝315を有する。なお、図示は省略したが、位置決め溝315の各々の内部には、紫外線照射ユニット320の紫外線発光素子302に発光電力を供給する電源端子を有する。
図8は、紫外線照射ユニット320を単独で示す斜視図である。同図に示すように、紫外線照射ユニット320も、中空の角柱状の形状を有するユニットブロック309と、ユニットブロック309の側面に形成された位置決めピン303および位置決めリブ305を有する。ユニットブロック309の上面には、放熱フィン308が形成される。
また、ユニットブロック309の下面には、多数の紫外線発光素子302と、紫外線照射ユニット320における温度検出を行う温度検出手段200が装着される。すなわち、本実施形態においては、温度検出手段200が紫外線照射ユニット320に一体に形成されたものとなっている。この構成によれば、温度検出手段200を支持フレーム310に着脱する手間が無くなるので、取り扱い性に優れたものを得ることができる。このような温度検出手段200の一例としては、サーミスタを例示することができる。このようにサーミスタを用いることで簡便且つ確実に紫外線照射ユニット320毎の温度検出が可能とされる。
また、紫外線照射ユニット320には、発光強度および発光波長の少なくとも一方を異ならせた複数種類のものが含まれる。紫外線照射ユニット320は、例えば紫外線発光素子302の種類を異ならせることで発光帯域を異ならせることができる。本実施形態に係る紫外線発光素子302は、紫外線発光素子302として、360nm、385nm、395nmの発光を得る素子を備え、これにより3種類の紫外線照射ユニットが構成される。このような紫外線発光素子302を支持フレーム310に組み替えることにより、紫外線照射装置162は紫外線照射条件の設定範囲を一層拡大することが可能となる。
更に、紫外線照射ユニット320では、ユニットブロック309の内部において、その上面と下面が連結リブ306により結合されると共に、ユニットブロック309の両端を連通する流通孔304が連結リブ306の間隙に形成される。このような構造により、紫外線発光素子302において発生した熱が、放熱フィン308に効率よく伝達されるようになっている。このような構造により、紫外線光源部161、163、165、167、169の各々は、重量を増加することなく高い機械的強度を有すると共に、紫外線発光素子166から発生した熱を効率よく放散することが可能とされる。
また更に、紫外線照射ユニット320においても、位置決めピン303は、位置決め溝315内の電源端子に接する接続端子をその先端に有する。これにより、支持フレーム310に紫外線照射ユニット320を装着した場合に、支持フレーム310並びに他の紫外線照射ユニット320を介して、紫外線発光素子302の発光電力が供給される。
また、紫外線発光素子302としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等をいずれも例示できる。より具体的には、Fusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いることができる。
更に、紫外帯域で発光するLEDを用いることもできる。特に、図8に示すように多数の紫外線発光素子302を配列する場合には、主に素子寸法の観点からLEDの使用が有利になる。具体的に、本実施形態では、紫外線発光素子302として、LEDが用いられる。
また、上記のような紫外線発光素子302が発生する紫外線を照射して硬化させることができる紫外線硬化型インクは、ビヒクル、光重合開始剤および顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。従って、インクを硬化させ目的で溶媒を揮発させることはない。
ビヒクルとしては、単官能あるいは多官能の重合性化合物が使用できる。より具体的には、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のオリゴマー(プレポリマー)を例示でき、インクとしての粘度を調整する反応性希釈剤もこれらの材料を用いることができる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキサントン系が広く用いられる。より具体的には、4−benzoyl−N,N,N−trimethyl benzene methaneannmonium chloride、2−hydroxy 3−(4−benzoyl−phenoxy)−N,N,N−trimethyl 1−propane annmonium chloride、4−benzoyl−N,N−dimethyl N−[2− (1−oxo−2−propenyloxy) ethyl] benzene methammonium bromide等、第4級アンモニウム塩型の水溶性有機物等を用いることができる。この種の光重合開始剤は、その組成に応じて、紫外線吸収特性、反応開始効率、黄変性等が異なるので、インクとしての色等に応じて使い分けられる。
重合禁止剤としては、ラジカル捕捉能力を有してラジカル重合を阻害する化合物であれば何れも使用できる。ただし、インクジェット式記録装置における吐出適性等を配慮すると、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチアジン類、縮合芳香族環のキノン類から選択された少なくとも1種類以上の化合物が好ましい。
ハイドロキノン類としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、1−o−2,3,5−トリメチルハイドロキノン、2−tert−ブチルハイドロキノン等を例示できる。カテコール類としては、カテコール、4−メチルカテコール、4−tert−ブチルカテコール等を例示できる。ヒンダードアミン類としては、テトラメチルピペリジニル基を有する化合物等を例示できる。
また、フェノール類としては、フェノール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸アルキルエステル等を例示できる。フェノチアジン類としては、フェノチアジン等を例示できる。前記縮合芳香族環のキノン類としては、ナフトキノン等を例示できる。
更に、重合禁止剤は、カーボンブラックまたは表面に重合防止官能基を導入した無機・有機微粒子であってもよい。重合防止官能基としては、例えば、ヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、テトラメチルピペリジニル基、縮合芳香族環等を例示できる。
図9は、ダミーユニット330を単独で示す斜視図である。同図に示すように、ダミーユニット330は、中空の角柱状の形状を有するユニットブロック309と、ユニットブロック309の側面にそれぞれ形成された位置決めピン303および位置決めリブ305を有する。また、ユニットブロック309の下面には、紫外線発光素子302に換えて、ダミープレート307が装着される。
上記のようなダミーユニット330を、図7に示した支持フレーム310に装着する場合、位置決めピン303を位置決め溝315に滑り込ませる。やがて、位置決めリブ305が支持リブ317の上面に当接すると、ダミーユニット330は、支持フレーム310に対して所定の高さで位置決めされる。
なお、図示は省略したが、位置決めピン303は、位置決め溝315内の電源端子に接する中継端子をその先端に有する。これにより、支持フレーム310にダミーユニット330を装着した場合に、支持フレーム310並びに紫外線照射ユニット320を介して隣接する装着位置への電気的接続を形成する。換言すれば、支持フレーム310において、全ての装着位置に紫外線照射ユニット320またはダミーユニット330が装着されない限り、電気的な接続が絶たれる。
以上のような構造を有する紫外線照射装置162は、支持フレーム310の任意の位置に紫外線照射ユニット320およびダミーユニット330を装着することで、紫外線の照射開始タイミング、紫外線照射量および照射時間を適宜変更することが可能となる。
次に、ブロック図を用いて紫外線照射装置162の構成について説明する。図10は紫外線照射ユニット320の構成を示すブロック図である。また、図11は紫外線照射装置162の全体構成を示すブロック図である。
紫外線照射ユニット320は、図10に示されるように上記紫外線発光素子302と、上記温度検出手段200と、ICチップ等により構成されるメモリ部55と、後述の所定処理を行う処理部56と、を含む。なお、処理部56には、温度検出手段200によって検出された紫外線照射ユニット320の温度情報が送信されるようになっている。
図11に示されるように、ファンFはファンコントローラ51に接続され、ファンコントローラ51はCPU(中央演算処理装置)50に接続されている。なお、ファンFは、ファンコントローラ51を介して電力が供給されるようになっている。
また、上記各紫外線光源部161、163、165、167、169には、紫外線照射ユニット320およびダミーユニット330が装着される支持フレーム310の端子部に対して電力を供給する電源52と、制御部53とが接続されている。この制御部53は、インクジェット式記録装置100全体の駆動を制御するとともに、支持フレーム310に装着された紫外線照射ユニット320の動作を制御可能となっている。
上記メモリ部55は、紫外線照射ユニット320に関する所定情報が記録されるものである。所定情報としては、各紫外線照射ユニット320における駆動条件(例えば、電圧値、電流値)、紫外線(UV)の照射出力、紫外線の発光波長、紫外線照射寿命、および紫外線照射可能上限温度が記録されている。すなわち、メモリ部55にアクセスすることで支持フレーム310に装着される紫外線照射ユニット320に関する情報が取得可能となる。
上記紫外線の照射出力および紫外線の発光波長は、印刷条件によって適宜決定される。
紫外線照射寿命とは、予め実験などにより算出された、紫外線を良好に照射することのできる発光素子の寿命に相当する。
上記紫外線照射寿命は、紫外線照射ユニット320における累積使用時間、および累積温度面積(所定温度を超えている時間と超えている量との積によって規定)のデータから算出することができる。なお、所定温度とは紫外線を照射した際に発光素子にダメージを与える温度を意味する。
また、本実施形態においては、メモリ部55が紫外線照射装置162の駆動に伴って、上記所定情報の一部を書き換え可能とする書き換えメモリ領域を含んでいる。
ところで、上記の累積使用時間、および累積温度面積は、紫外線照射装置162の駆動に伴って、経時的に変化していく。これら累積使用時間、および累積温度面積は、紫外線照射ユニット320の寿命に影響を及ぼす。累積使用時間は処理部56に搭載されるカウンタにより逐次算出される。累積温度面積は、上記処理部56が温度検出手段200によって検出した温度情報と上述の所定温度とを比較することで逐次算出される。
本実施形態においては、メモリ部55は、上記累積使用時間、および累積温度面積を書き換え可能メモリ領域に記録するようにしている。これにより、メモリ部55にアクセスすることで、累積使用時間、および累積温度面積を得ることが可能となり、これら累積使用時間、および累積温度面積から上記紫外線照射ユニット320を最適な条件に基づいて動作させることができる。
また、メモリ部55には紫外線照射可能上限温度が記録されている。処理部56は、温度検出手段200から送信された温度データと、メモリ部55に記録された上記紫外線照射可能温度上限値と、を比較し、その比較結果を制御部53に送信する。同様のことが、各紫外線光源部161、163、165、167、169における紫外線照射ユニット320と制御部53との間で行われる。なお、ダミーユニット330は温度検出手段200を含まないため、ダミーユニット330に接続される端子部から制御部53に信号が送信されることはない。
制御部53は、各紫外線照射ユニット320の処理部56から送られたデータに基づいて、すべての紫外線照射ユニット320がそれぞれの上限温度(紫外線照射可能温度上限値)を超えないように各紫外線光源部161、163、165、167、169に対応して設けられる冷却ファンFの駆動条件を決定する。そして、制御部53はCPU50を介して上述した条件を満たす駆動条件(例えば、ファンの回転数)をファンコントローラ51に送信する。冷却ファンFはファンコントローラ51の指令に基づいて回転することで吸気口200から外気を取り込むこととなる。このようにファンFが回転することで吸気口200から取り込んだ外気が放熱フィン208に曝されることで、紫外線照射装置162は紫外線照射ユニット320を冷却することができる。
これにより、紫外線発光素子302の長寿命化を実現するとともに、インクに対して安定した紫外線照射を行うことが可能となっている。また、各ファンFは、対応する紫外線光源部161、163、165、167、169における紫外線照射ユニット320に設けられた温度検出手段200による検出結果に基づいて、駆動が制御されるようになっている。
また、メモリ部55には、上述のように印字条件によって適宜決定される紫外線の照射出力および紫外線の発光波長に関する情報が記録されている。したがって、紫外線照射装置162は、メモリ部55にアクセスすることで支持フレーム310に装着されている紫外線照射ユニット320が印字条件に対応したものであるか否かを判定することができる。ここで、印刷条件に対応しない場合、例えば紫外線出力が足りない場合は、紫外線発光素子302の駆動条件を変更(例えば、印加電圧を高くする)、或いは支持フレーム310に装着されている紫外線照射ユニット320の数を増やす旨のメッセージをユーザに通知するようにしてもよい。あるいは、紫外線の発光波長が異なる場合は、紫外線照射ユニット320を発光波長の異なるものに交換する旨のメッセージをユーザに通知するようにしてもよい。
本実施形態に係るインクジェット式記録装置100は、各紫外線光源部161、163、165、167、169において紫外線照射ユニット320又はダミーユニット330が組み替え可能とされるので、紫外線照射装置162が様々な紫外線硬化型インクに対応可能となり、汎用性に優れたものとなる。
紫外線照射ユニット320は、累積使用時間、および累積温度面積をメモリ部55内に書き換え可能としている。そのため、紫外線照射ユニット320の組み換えを行った場合でも、上記累積使用時間、および累積温度面積がユニット内に保持されることとなり、再度紫外線照射ユニット320を用いる場合においても、この紫外線照射ユニット320における紫外線発光素子302がどの程度消耗しているかを瞬時に把握することができる。
また、紫外線照射装置162は、紫外線照射ユニット320内のメモリ部55にアクセスすることで、メモリ部55に記録された情報(紫外線(UV)の照射出力、紫外線の発光波長、紫外線照射寿命、および紫外線照射可能上限温度等)に基づいて各紫外線光源部161、163、165、167、169を動作させることができるので、簡便且つ確実な情報管理が可能とされ、種々な紫外線硬化型インクに対して紫外線を安定的に照射することができる。したがって、インクジェット式記録装置100は、高い印字品位を得ることができる。
なお、インクジェット式記録装置100を例に挙げて発明を説明したが、上記のような記録装置または流体噴射装置の構造は、液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造における色材噴射装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造における電極形成装置またはバイオチップ製造に使用する試料噴射ヘッド等にも適用できる。
インクジェット式記録装置の構造を模式的に示す斜視図である。 インクジェット式記録装置の記録部の構造を示す断面図である。 記録部キャリッジを単独で示す斜視図である。 記録ヘッドを、図3に矢印Fで示す方向から見た様子を示す正面図である。 紫外線照射装置を単独で抜き出して示す斜視図である。 紫外線照射装置の構成を詳細に説明するための図である。 紫外線照射装置の支持フレームの形状を単独で示す斜視図である。 紫外線照射ユニットを単独で示す斜視図である。 ダミーユニットを単独で示す斜視図である。 紫外線照射装置の構成を示すブロック図である。 紫外線照射装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
53…制御部、55…メモリ、56…処理部、100…インクジェット式記録装置(記録装置、流体噴射装置)、140…支持ドラム、144…支持面、150…記録用紙(媒体)、162…紫外線照射装置、170…記録部キャリッジ、161…紫外線光源部、162…紫外線照射装置、163…紫外線光源部、165…紫外線光源部、167…紫外線光源部、180…記録ヘッド、200…温度検出手段、310…支持フレーム、320…紫外線照射ユニット、330…ダミーユニット、F…ファン(冷却手段)

Claims (8)

  1. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された前記媒体における前記キャリッジの移
    動方向に沿って異なる種類の紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、
    該記録ヘッドから吐出されて前記媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射す
    る紫外線照射装置と、を備え、
    前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記媒体の表面全体に紫外線硬化型インク
    により画像を形成する記録装置に用いる紫外線照射装置であって、
    前記紫外線照射装置は、前記媒体に付着した前記紫外線硬化型インクに対応する紫外線
    を照射させる複数の紫外線光源部を有し、
    該各紫外線光源部は、支持フレームに対して着脱可能とされ、紫外線を個別に照射する
    少なくとも一つの紫外線照射ユニットを有しており、
    該紫外線照射ユニットには当該紫外線照射ユニットに関する所定情報が記録されるメモ
    リ部と、該紫外線照射ユニットの温度を検出可能とする温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果と前記メモリ部に記録された紫外線照射可能温度上限値との比較、及び、該各紫外線光源部の累積使用時間、累積温度面積の算出を行う処理部が設けられ、前記処理部の処理結果に基づいて該紫外線照射ユニット単位で動作を制御することを特徴とする記録装置用の紫外線照射装置。
  2. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された前記媒体における前記キャリッジの移
    動方向に沿って異なる種類の紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、
    該記録ヘッドから吐出されて前記媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射す
    る紫外線照射装置と、を備え、
    前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記媒体の表面全体に紫外線硬化型インク
    により画像を形成する記録装置であって、
    前記紫外線照射装置は、前記媒体に付着した前記紫外線硬化型インクに対応する紫外線
    を照射させる複数の紫外線光源部を有し、
    該各紫外線光源部は、支持フレームに対して着脱可能とされ、紫外線を個別に照射する
    少なくとも一つの紫外線照射ユニットを有しており、
    該紫外線照射ユニットには当該紫外線照射ユニットに関する所定情報が記録されるメモ
    リ部と、該紫外線照射ユニットの温度を検出可能とする温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果と前記メモリ部に記録された紫外線照射可能温度上限値との比較、及び、該各紫外線光源部の累積使用時間、累積温度面積の算出を行う処理部が設けられ、前記処理部の処理結果に基づいて該紫外線照射ユニット単位で動作を制御することを特徴とする記録装置。
  3. 前記紫外線照射装置は、紫外線照射開始タイミング、紫外線照射量及び紫外線照射時間を設定できるように前記支持フレームに対して着脱可能に構成され、紫外線を照射しないダミーユニットを含むことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記メモリ部には、前記各紫外線照射ユニットにおける駆動条件、紫外線の照射出力、
    紫外線の発光波長、紫外線照射寿命、および紫外線照射可能上限温度の少なくとも一つが
    前記所定情報として記録されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  5. 前記メモリ部は、前記紫外線照射装置の駆動に伴って、前記所定情報の一部を書き換え可能とする書き換え可能メモリ領域を含むことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記紫外線照射装置が、前記紫外線照射ユニットの放熱フィンを冷却する冷却手段を含み、
    前記紫外線照射装置が、前記温度検出手段の検出結果と前記メモリ部に記録された情報
    とを比較することで、紫外線照射ユニット単位で前記紫外線光源部の動作を制御することを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の記録装置。
  7. 前記複数の紫外線照射ユニットのいずれかとして、発光強度および発光波長の少なくとも一方を異ならせたユニットが用いられることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の記録装置。
  8. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    キャリッジに搭載されて前記支持面に支持された前記媒体における前記キャリッジの移
    動方向に沿って異なる種類の紫外線硬化型流体を吐出する記録ヘッドと、
    該記録ヘッドから吐出されて前記媒体に付着した紫外線硬化型流体に紫外線を照射する
    紫外線照射装置と、を備え、
    前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記媒体の表面全体に紫外線硬化型流体に
    より画像を形成する流体噴射装置であって、
    前記紫外線照射装置は、前記媒体に付着した前記紫外線硬化型流体に対応する紫外線を
    照射させる複数の紫外線光源部を有し、
    該各紫外線光源部は、支持フレームに対して着脱可能とされ、紫外線を個別に照射する
    少なくとも一つの紫外線照射ユニットを有しており、
    該紫外線照射ユニットには当該紫外線照射ユニットに関する所定情報が記録されるメモ
    リ部と、該紫外線照射ユニットの温度を検出可能とする温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果と前記メモリ部に記録された紫外線照射可能温度上限値との比較、及び、該各紫外線光源部の累積使用時間、累積温度面積の算出を行う処理部が設けられ、前記処理部の処理結果に基づいて該紫外線照射ユニット単位で動作を制御することを特徴とする流体噴射装置。
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