JP5012582B2 - 流体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体噴射装置に関する。
媒体に流体を噴射する流体噴射装置として、例えばインクジェット型の記録装置が知られている。
このようなインクジェット記録装置において記録ヘッドに設けられたノズルから媒体に向けてインクを噴射するようにしている。ノズルのメニスカスが破壊されると、媒体にノズル抜けが発生するため、従来、例えばカメラを搭載してノズルから噴射された飛行中のインク滴を観察したり(例えば特許文献1参照)、記録ヘッドのノズルを撮像したりするようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−206624号公報 特開2005−178298号公報
しかしながら、飛行中のインク滴を撮像することは技術的に難しい。また、記録ヘッドのノズルを撮像するには、記録ヘッドと対向する位置にカメラを搭載する必要があり、そのカメラを置くためのスペースが必要となる。
上述した事情に鑑み、本発明は、記録ヘッドを撮像するためのカメラを、無駄なスペースを設けず、簡易な流体噴射装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る流体噴射装置は、支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、キャリッジに搭載され、前記支持面に支持された媒体に向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、前記支持ドラムに設けられ、前記噴射ヘッドのうち前記流体を噴射する噴射面の像を反射する反射部と、前記支持ドラムとは非接触に設けられ、前記反射された前記像を撮像する撮像機構とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、噴射ヘッドのうち流体を噴射する噴射面の像を反射する反射部が支持ドラムに設けられているので、当該撮像機構によって当該反射された像を撮像することで噴射面の像を得ることができる。撮像機構を支持ドラムに対して非接触に設ける場合であっても、噴射面の様子を観察することができる。これにより、撮像機構用の電子部品を支持ドラムに配置しなくても済むため、回転する支持ドラムに対してスリップリンクなどの構成要素を設ける必要が無い。これにより、支持ドラムの構成が複雑化するのを回避することができる。
上記の流体噴射装置は、前記支持面には、前記媒体を支持する支持領域と、前記媒体を支持しない非支持領域とが設けられており、前記反射部は、前記非支持領域に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、支持面には、媒体を支持する支持領域と、当該媒体を支持しない非支持領域とが設けられており、反射部が非支持領域に設けられていることとしたので、媒体の支持時及び非支持時に関わらず噴射面の様子を観察することができる。
上記の流体噴射装置は、前記支持ドラムには、前記支持面に対する凹部が設けられており、前記反射部は、前記凹部内に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、支持ドラムには、支持面に対する凹部が設けられており、反射部が凹部内に設けられていることとしたので、支持ドラムの回転の妨げとなるのを防ぐことができる。
上記の流体噴射装置は、前記反射部は、前記支持面上の複数の領域に設けられており、複数の前記反射部は前記像を異なる方向へ向けて反射することを特徴とする。
本発明によれば、反射部が支持面上の複数の領域に設けられており、複数の反射部が像を異なる方向へ向けて反射することとしたので、複数の反射部によって像の反射方向を調節することができる。これにより、反射部及び撮像機構の配置の自由度を高めることができる。
上記の流体噴射装置は、前記反射部は、前記支持面上のうち前記支持ドラムの回転方向に沿って配置された複数の領域に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、反射部が支持面上のうち支持ドラムの回転方向に沿って配置された複数の領域に設けられていることとしたので、支持ドラムの回転時には噴射面を複数回撮像することができる。これにより、噴射面を頻繁に観察することができ、噴射状態をより正確に把握することができる。
上記の流体噴射装置は、支持面に媒体を支持する支持領域と、前記媒体を支持しない非支持領域と、を設け、回転する支持ドラムと、キャリッジに搭載され、前記支持面に支持された媒体に向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、前記非支持領域に設けられ、前記噴射ヘッドのうち前記流体を噴射する噴射面の像を撮像する撮像機構と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転する支持ドラムにおける媒体を支持しない領域にヘッドの噴射面を撮像する撮像装置を備えたので、無駄なスペースを必要とすることなく撮像装置を配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット式記録装置100の概略構造を模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、インクジェット式記録装置(流体噴射装置)100は、互いに平行となるよう直立している一対のフレーム130間に設けられた記録部120と、給紙部112および排紙部114を含む給排紙部110とで構成されている。同図に示すように、給排紙部110と記録部120とは近接して設けられている。
記録部120は、一対のフレーム130の間に支持された支持ドラム140と、ガイド軸132、134、136、138と、撮像部145とを有する。
支持ドラム140はフレーム130によって軸支された回転軸142を有している。当該回転軸142を中心として、図1中に示す矢印Rの方向に支持ドラム140が回転するようになっている。支持ドラム140の回転は、不図示のドラム駆動部により制御されるようになっている。支持ドラム140の表面は記録用紙(媒体)150を支持する支持面144になっており、当該支持面144に記録用紙150を保持した状態で回転可能になっている。
撮像部145は例えばCCDカメラなどから構成されている。この撮像部145は支持ドラム140及び記録ヘッド180に対して非接触となるように設けられており、不図示の移動機構によってこれら支持ドラム140及び記録ヘッド180に対して独立して移動することができるようになっている。
撮像部145は支持ドラム140の表面に撮像面145aが向くように配置されており、支持ドラム140の表面に向けて撮像用の光を照射する不図示の光源が設けられている。この撮像部145は不図示の出力部に接続されており、撮像された画像が当該出力部を介して出力されるようになっている。撮像部145による撮像倍率は所定の範囲で変更可能になっており、当該撮像倍率を変更することによって撮像範囲を設定できるようになっている。
記録部キャリッジ170は記録ヘッド180を搭載する筐体であり、支持ドラム140の支持面144に近接するように設けられている。記録部キャリッジ170には、支持ドラム140の回転軸142の方向に沿って2つの貫通孔が設けられている。互いに平行な4本のガイド軸132、134、136、138のうち、2つのガイド軸132、134は、記録部キャリッジ170の当該貫通孔をそれぞれ貫通するように設けられている。記録部キャリッジ170はこの貫通孔においてガイド軸132、134に支持されている。また、記録部キャリッジ170には不図示の駆動機構が設けられており、当該駆動機構によりガイド軸132、134によって支持された状態で当該ガイド軸の軸方向に移動可能になっている。記録部キャリッジ170がガイド軸の軸方向に移動することにより、記録ヘッド180が同方向に搬送されるようになっている。
照射部キャリッジ160は紫外線照射部162を搭載する筐体であり、支持ドラム140の支持面144に沿って設けられている。照射部キャリッジ160には支持ドラム140の回転軸142の方向に沿って2つの貫通孔が設けられている。上記4本のガイド軸のうち残り2つのガイド軸136、138は、照射部キャリッジ160の当該貫通孔をそれぞれ貫通するように設けられている。照射部キャリッジ160はこの貫通孔においてガイド軸136、138にそれぞれ支持されている。また、照射部キャリッジ160には不図示の駆動機構が設けられおり、当該駆動機構によりガイド軸136、138に支持された状態で当該ガイド軸の軸方向に移動可能に設けられている。照射部キャリッジ160がガイド軸の軸方向に移動することにより、紫外線照射部162が同方向に搬送されるようになっている。
給紙部112は、複数枚積層されたシート状の記録用紙150を収納すると共に記録用紙150を1枚ずつ支持ドラム140に向けて供給するようになっている。支持ドラム140に向けて供給された記録用紙150は、支持ドラム140の支持面144に巻き付けられ、支持ドラム140と共に回転するようになっている。
記録部キャリッジ170に搭載された記録ヘッド180は、回転する支持ドラム140に保持された記録用紙150に対して紫外線硬化型インクを吐出して付着させる。照射部キャリッジ160に搭載された紫外線照射部162は、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射し、紫外線硬化型インクを硬化させる。硬化した紫外線硬化型インクは画像として記録用紙150の表面に固定される。
支持ドラム140が1回転すると、記録用紙150について支持ドラム140の長手方向の一部領域において記録用紙150に画像が記録される。記録部キャリッジ170はガイド軸132、134に沿って移動して、上記領域に隣接した領域に対して同様の記録動作を実行する。
その後、記録ヘッド180が記録動作をしながら支持ドラム140が1回転以上する毎に記録部キャリッジ170が移動するという動作を繰り返すことにより、記録用紙150表面全体に画像が形成される。
インクジェット式記録装置100においては、支持ドラム140の回転方向が主走査方向であり、記録部キャリッジ170の移動方向が副走査方向となる。つまり、キャリッジの移動方向が主走査方向となり、記録用紙150の搬送方向がキャリッジの副走査方向と一致する多くの記録装置とは異なっている。
紫外線照射部162を搬送する照射部キャリッジ160は、記録部キャリッジ170の移動に従って移動して、記録ヘッド180から記録用紙150上に吐出された直後の紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射する。
好ましくは、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動開始のタイミングを僅かにずらすことにより、インクジェット式記録装置100の電源部に対する負荷のピークを軽減する。
即ち、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を一体とした場合には、キャリッジの移動を開始する場合に加速の対象となる慣性質量が著しく大きくなるので、駆動機構への負荷が著しく大きくなる。また、大きな質量を安定に加速・減速させる場合には、強度が高く、重量の大きなフレーム130が求められる。従って、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を分離する構造により、電源装置の容量を低減して、装置規模の縮小、コストダウン等を図っている。
こうして画像を記録された記録用紙150は、支持ドラム140から剥離されて、排紙部114に送り込まれて蓄積される。
図2は、記録部120の構造を示す断面図である。
記録部120において、記録部キャリッジ170は、一対のガイド軸132、134に支持されると共に、インクタンク174を備えて、記録ヘッド180を支持する。
インクタンク174は、不図示のインクカートリッジから補給されるインクを所定量保持して、記録ヘッド180に一定量のインクを安定的に供給する。
記録ヘッド180は、支持ドラム140の支持面144に保持された記録用紙150に対向して配置され、記録用紙150に向かってインクを吐出する。
紫外線照射部162は、支持ドラム140の回転方向に沿って整列された複数のランプユニット161を含む。これにより、支持ドラム140の回転に従って移動する記録用紙150の回転移動方向に沿って複数のランプユニット161が配される。従って、個々のランプユニット161の出力が小さい場合であっても、記録用紙150が回転する間に十分な紫外線照射量が得られる。
このような記録部120において、記録ヘッド180から吐出されたインクが付着した記録用紙150は、支持ドラム140の回転に従って、図中に矢印Rにより示す方向に回転移動する。
照射部キャリッジ160に支持された紫外線照射部162は、回転方向において記録ヘッド180の下流側に配置される。従って、記録ヘッド180から吐出されて記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクは、即座に紫外線を照射されて硬化する。
図4は、記録ヘッド180を搭載した記録部キャリッジ170を示す斜視図である。
記録部キャリッジ170は、ガイド軸132、134が挿通される一対の水平な貫通穴176と、インクタンク174とを備えたキャリッジ本体172を有する。記録ヘッド180は、キャリッジ本体172の上面に搭載される。
図5は、記録ヘッド180を、図4に矢印Fで示す方向から見た様子を示す正面図である。
記録ヘッド180は、5個のヘッドユニット(噴射ヘッド)181、182、183、184、185を備える。ヘッドユニット181〜185の各々は、互いに種類の異なるインクを吐出するようになっている。具体的には、例えば、ホワイトW、マゼンタM、イエローY、シアンC、クリアCRの各インクが、ヘッドユニット181〜185のいずれかから吐出される。
ヘッドユニット181〜185の各々には、支持ドラム140に対向する面にノズルプレート190(191〜195)が設けられている。ノズルプレート191〜195の各々には、紫外線硬化型インクを吐出するノズル孔が列状に形成されている。具体的には、各ノズルプレート191〜195には、2つのノズル列L1,L2が形成され、各ノズル列L1,L2は、例えば、180個のノズルN(#1〜#180)から形成される。したがって、ノズルプレート190の表面190aがインクを噴射する噴射面となっている。
なお、ヘッドユニット181〜185からインクを吐出させる駆動構造としては、静電力等によりインクの液滴を吸引する方式、水晶振動子、圧電素子等を用いてインクを打ち出す方式など、種々の方法が既に知られており、用途に応じて適宜選択できる。
図6は、照射部キャリッジ160に搭載された紫外線照射部162を示す斜視図である。
紫外線照射部162は、共通の照射部フレーム164に装着された複数のランプユニット161、163、165、167、169を備える。ランプユニット161〜169は、その長手方向に複数のランプユニット161〜169が整列されると共に、記録ヘッド180のヘッドユニット181〜185に対応して5列に配列される。
なお、ランプユニット161〜169の個々の照射範囲の幅は、ヘッドユニット181〜185の個々の記録幅よりも広くすることが好ましい。これにより、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動のタイミングがずれる場合にも、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに十分な照射量の紫外線を照射できる。
また、ランプユニット161〜169としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等をいずれも例示できる。より具体的には、Fusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いることができる。
更に、紫外帯域で発光するLEDを用いてランプユニットを形成することもできる。また、ランプユニット161〜169は、不可避に熱を発生するので、ランプユニット161〜169に放熱部を設ける他、強制的に冷却する設備を設けることも好ましい。
なお、紫外線硬化型インクとしては、ビヒクル、光重合開始剤および顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合され、有機溶媒に溶解又は分散された状態になっている。ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。従って、インクを硬化させる目的で溶媒を揮発させることはない。
ビヒクルとしては、単官能あるいは多官能の重合性化合物が使用できる。より具体的には、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のオリゴマー(プレポリマー)を例示でき、インクとしての粘度を調整する反応性希釈剤もこれらの材料を用いることができる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキサントン系が広く用いられる。より具体的には、4−benzoyl−N,N,N−trimethyl benzene methaneannmonium chloride、2−hydroxy 3−(4−benzoyl−phenoxy)−N,N,N−trimethyl 1−propane annmonium chloride、4−benzoyl−N,N−dimethyl N−[2−(1−oxo−2−propenyloxy) ethyl] benzene methammonium bromide等、第4級アンモニウム塩型の水溶性有機物等を用いることができる。
この種の光重合開始剤は、その組成に応じて、紫外線吸収特性、反応開始効率、黄変性等が異なるので、インクとしての色等に応じて使い分けられる。
重合禁止剤としては、ラジカル捕捉能力を有してラジカル重合を阻害する化合物であれば何れも使用できる。ただし、インクジェット式記録装置における吐出適性等を配慮すると、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチアジン類、縮合芳香族環のキノン類から選択された少なくとも1種類以上の化合物が好ましい。
ハイドロキノン類としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、1−o−2,3,5−トリメチルハイドロキノン、2−tert−ブチルハイドロキノン等を例示できる。カテコール類としては、カテコール、4−メチルカテコール、4−tert−ブチルカテコール等を例示できる。ヒンダードアミン類としては、テトラメチルピペリジニル基を有する化合物等を例示できる。
また、フェノール類としては、フェノール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸アルキルエステル等を例示できる。フェノチアジン類としては、フェノチアジン等を例示できる。前記縮合芳香族環のキノン類としては、ナフトキノン等を例示できる。
更に、重合禁止剤は、カーボンブラックまたは表面に重合防止官能基を導入した無機・有機微粒子であってもよい。重合防止官能基としては、例えば、ヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、テトラメチルピペリジニル基、縮合芳香族環等を例示できる。
図6は、支持ドラム140の構成を示す斜視図である。図7は、支持ドラム140の構成を示す断面図である。
図6及び図7に示すように、支持ドラム140の支持面144のうち支持領域144aに対して外側に位置する非支持領域144bには、凹部141が設けられている。凹部141は支持ドラム140の中心に向けて徐々に幅が狭くなる2つの斜面を有している。この斜面のうち一方には光を反射する光反射部材143が設けられている。光反射部材143は表面で光を反射することが可能な板状部材である。
次に、上記構成のインクジェット式記録装置100において、記録ヘッド180の噴射面190aを観察する動作を説明する。
噴射面190aの観察を行う際には、噴射面190aが支持ドラム140の支持面144のうち非支持領域144bに対向するように記録ヘッド180を移動させておく。記録ヘッド180の移動後、支持ドラム140の回転により凹部141の位置が回転方向に移動する。凹部141が噴射面190aに対向する位置に到達したら、当該噴射面190aの像が凹部141内の光反射部材143によって反射される。この状態で支持ドラム140が回転すると、図6及び図7に示すように、噴射面190aの像が撮像部145の撮像面145a上に反射されてくる。撮像部145はこの像を取得し、不図示の出力部に取得した像を画像として出力する。この画像を観察することにより、噴射面190aを観察することができる。
噴射面190aの観察の結果、ノズル孔のメニスカスの形成状態が良好である場合、通常の記録処理を行うようにする。また、ノズル孔のメニスカスの形成状態が悪い場合、例えば、メニスカスが形成されていないノズル孔が認められたりした場合にはフラッシング処理を行うようにする。また、噴射面190aに対して突出するようにインクが形成されてしまっている場合などにはクリーニング処理を行うようにする。このように、噴射面190aの観察結果に応じて適切な処理を行うようにする。
このように、本実施形態によれば、記録ヘッド180の噴射面190aの像を反射する光反射部材143が支持ドラム140に設けられているので、撮像部145によって当該反射された像を撮像することで噴射面190aの像を得ることができる。上記構成においては、撮像部145が支持ドラム140に対して非接触に設けられているが、このように撮像部145を支持ドラム140に対して非接触に設けられている場合であっても、噴射面190aの様子を観察することができる。これにより、撮像部145用の電子部品を支持ドラム140に配置しなくても済むため、回転する支持ドラム140に対してスリップリンクなどの構成要素を設ける必要が無い。これにより、支持ドラム140の構成が複雑化するのを回避することができる。
また、本実施形態によれば、支持面144には、記録用紙150を支持する支持領域144aと、当該記録用紙150を支持しない非支持領域144bとが設けられており、光反射領域143が非支持領域144bに設けられていることとしたので、記録用紙150が支持されている時及び支持されていない時に関わらず噴射面190aの様子を観察することができる。
また、本実施形態によれば、支持ドラム140には、支持面144に対する凹部141が設けられており、光反射部材143が凹部141内に設けられていることとしたので、光反射部材143が支持面144上に突出するのを防ぐことができる。これにより、支持ドラム140の回転の妨げとなるのを防ぐことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
上記実施形態では、凹部141内に光反射部材143を1つだけ設ける構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば図8に示すように、凹部141内のうち回転方向に対向するそれぞれの面に光反射部材143a及び143bを設ける構成としても構わない。この構成により、凹部141の寸法を小さくすることができる。
また、上記実施形態では、凹部141を1箇所だけ設ける構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば図9に示すように、支持ドラム140の回転方向に3つの凹部141c、141d、141eを配置し、当該凹部141内にそれぞれ光反射部材143c、143d、143eを設ける構成としても構わない。図9に示す場合、凹部141c、141d及び141eのそれぞれについて、断面視で2つの斜面が形成する角度及び寸法が異なっており、これに伴って光反射部材143c、143d及び143eの光反射角度及び寸法が異なっている。
同図に示すように、凹部141cが記録ヘッド180の噴射面190aに対向する状態において、光反射部材143cは噴射面190aの一方の端部の像を撮像部145の撮像面145aに反射するようになっている。この状態から支持ドラム140が回転し、図10に示すように、凹部141dが噴射面190aに対向する状態になると、光反射部材143dは噴射面190aの中央部の像を撮像面145aに反射するようになっている。また、この状態から更に支持ドラム140が回転し、図11に示すように、凹部141eが噴射面190aに対向する状態になると、光反射部材143eは噴射面190aの他方の端部の像を撮像面145aに反射するようになっている。このように、支持ドラム140の回転によって噴射面190aの像を一部ごとに時差をつけて取得し、観察することも可能である。この構成においては、凹部は3つに限られることは無く、2つ又は4つ以上としても勿論構わない。
また、上記実施形態では、支持面144上に支持領域144a及び非支持領域144bを設ける構成とし、凹部141及び光反射部材143が非支持領域144bのみに設けられた構成としたが、これに限られることは無く、例えば支持面144上の全面に凹部141を形成し、当該凹部141内のそれぞれに光反射部材143を配置する構成であっても構わない。また、上記実施形態では光反射部材143を凹部141内に設ける構成としたが、これに限られることは無く、例えば支持面144上に直接光反射部材143を形成する構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、撮像部145としてCCDカメラを用いた例を説明したが、これに限られることは無く、例えばラインセンサなど他の撮像機構を用いる構成であっても構わない。
また、上記実施形態では、撮像部145が記録ヘッド180に対して非接触に設けられ記録ヘッド180に対して独立して移動することができるように構成された例を説明したが、これに限られることは無く、例えば撮像部145が記録ヘッド180と一体的に設けられ撮像部145と記録ヘッド180とが一体的に移動する構成であっても構わない。
また、上記実施形態においては、撮像部145が記録ヘッド180の噴射面190aの像を撮像する構成としたが、これに限られることは無く、例えば噴射面190aの他にも紫外線照射部162の光照射面を撮像することができるように構成しても構わない。この場合、支持ドラム140には撮像部145に当該光照射面の像を反射するように光反射部材143の位置を調節して配置することになる。
また、上記実施形態においては、支持ドラム140と撮像部145とが別々に設けられた構成を説明したが、これに限られることは無く、例えば支持ドラム140の非支持領域144bに撮像部145を設けた構成としても構わない。この構成により、無駄なスペースを必要とすることなく撮像部145を配置することができる。
また、上記実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式記録装置に具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する粉体噴射式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態に係るインクジェット式記録装置の構成を示す図。 記録部の断面構造を示す図。 記録部キャリッジを示す斜視図。 記録ヘッドの正面図(図3の矢視F)。 紫外線照射部を示す斜視図。 支持ドラムの構成を示す斜視図。 支持ドラムの回転の様子を示す側断面図。 支持ドラムの他の構成を示す側断面図。 支持ドラムの他の構成を示す側断面図。 支持ドラムの他の構成を示す側断面図。 支持ドラムの他の構成を示す側断面図。
符号の説明
100…インクジェット式記録装置(流体噴射装置) 141、141a、141c、141d、141e)…凹部 143、143a〜143e…光反射部材(反射部) 144…支持面 144b…非支持領域 145…撮像部(撮像機構) 145a…撮像面 150…記録用紙(媒体) 180…記録ヘッド(噴射ヘッド) 190a…噴射面

Claims (6)

  1. 支持面に媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    キャリッジに搭載され、前記支持面に支持された媒体に向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、
    前記支持ドラムに設けられ、前記噴射ヘッドのうち前記流体を噴射する噴射面の像を反射する反射部と、
    前記支持ドラムとは非接触に設けられ、前記反射された前記像を撮像する撮像機構と
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記支持面には、前記媒体を支持する支持領域と、前記媒体を支持しない非支持領域とが設けられており、
    前記反射部は、前記非支持領域に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記支持ドラムには、前記支持面に対する凹部が設けられており、
    前記反射部は、前記凹部内に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記反射部は、前記支持面上の複数の領域に設けられており、
    複数の前記反射部は前記像を異なる方向へ向けて反射する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  5. 前記反射部は、前記支持面上のうち前記支持ドラムの回転方向に沿って配置された複数の領域に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 支持面に媒体を支持する支持領域と、前記媒体を支持しない非支持領域と、を設け、回転する支持ドラムと、
    キャリッジに搭載され、前記支持面に支持された媒体に向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、
    前記非支持領域に設けられ、前記噴射ヘッドのうち前記流体を噴射する噴射面の像を撮像する撮像機構と、
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
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