JP5803241B2 - 液滴噴射装置及び液滴噴射方法 - Google Patents
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Description
このような記録媒体の基準面における傾き(以下、ヨーイング角度誤差と称する)が大きいと、噴射ヘッドと記録媒体との相対的に位置関係に誤差が生じ、記録媒体におけるインクの噴射位置が大きな誤差を有することとなり、記録媒体に描画される画質の劣化につながる。特に、近年は、記録媒体の大型化に伴い、ヨーイング角度誤差の影響が大きくなっている。
また、特許文献1及び2に示すように、第2方向と平行にリニアスケールを設け、ヨーイング角度誤差を検出し、この検出結果に基づいてインクの噴射タイミングを調節することで、ヨーイング角度誤差を補正することも提案されている。
また、特許文献1及び2では、第2方向に平行なリニアスケールを用いており、例えば記録媒体を第1方向に移動した場合に発生する記録媒体の傾きに対して補正は行われていない。
また、本発明によれば、記録媒体を回転させるための機構を必要としないため、低価格な液滴噴射装置とすることができる。
したがって、本発明によれば、記録媒体を第1方向に移動した際に記録媒体が傾いた場合であっても高品質な描写が可能であってかつ低価格とすることが可能となる。
このため、演算処理を複雑化することなく、容易に噴射タイミングを設定することが可能となる。
また、本発明によれば、記録媒体を回転させるための機構を必要としないため、低価格で実現可能な液滴噴射方法とすることができる。
したがって、本発明によれば、記録媒体を第1方向に移動した際に記録媒体が傾いた場合であっても高品質な描写が可能であってかつ低価格で描画を可能とすることができる。
そして、本実施形態の液滴噴射装置1は、噴射ヘッド20を有するヘッド機構部2と、供給排出機構部3と、インク供給部(図示せず)と、メンテナンス部5と、制御部60と、を備えて構成されている。
Y軸走査機構42は、Y軸ガイドレール42aとY軸スライダー42bとを、それぞれ二組ずつ備えて構成されている。吸着ユニット33は、吸着テーブル33aと、テーブル台43と、テーブル昇降機構44と、供給ローラー34と、従動ローラー34aと、媒体送りローラー36と、従動ローラー36aと、を備えて構成されている。各リール、及び各ローラーは、それぞれ回転軸まわりに回転可能になっており、それぞれの回転軸は互いに略平行になっている。
記録媒体10が送られる方向は、互いに略平行な各リール、及び各ローラーの回転軸に略直交する方向となっている。なお、各リール、及び各ローラーの回転軸の軸方向に平行な方向をX軸方向と表記し、記録媒体10の送り方向をY軸方向と表記している。
アイドラローラー38は、その回転軸がZ軸方向に揺動可能になっており、かつ、揺動方向の一方に付勢されている。また、このアイドラローラー38は、記録媒体10における、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aと、巻取リール31との間の部分に、上記付勢力によって当接させられている。このような構成のもとに記録媒体10は、アイドラローラー38によって付勢されることにより、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aと巻取リール31との間、及びアイドラローラー38と巻取リール32との間の部分が、弛み無く張られた状態になっている。
X軸走査機構11は、X軸ガイドレール11aとX軸スライダー11bと支持台11dとをそれぞれ二組備え、さらにガイドレール支持柱11cを4本備えて構成されている。支持台11dは、吸着テーブル33aのX軸方向に、該吸着テーブル33aを挟んでその両側にそれぞれ一つずつ配設されており、前述した一対のY軸ガイドレール42a、42aを間に挟む位置に配設されている。一方のY軸ガイドレール42aと支持台11dとの間には、メンテナンス部5が配設されている。
一方、サブキャリッジ28に固定されたヘッドユニット21の噴射ヘッド20は、X軸走査機構11によってサブキャリッジ28が設けられたブリッジプレート27がX軸方向に移動させられることにより、X軸方向に走査させられるようになっている。
なお、各ノズル列71、72は、本実施形態では全てノズル24を180個配列して形成されている。
そして、このようなノズル24から紫外線硬化型インクSを液滴として噴射し、対向する記録媒体10の面上に着弾させることで、噴射ヘッド20は記録媒体10上の所望位置に紫外線硬化型インクSを配することができるようになっている。
図4に示すようにヘッドユニット21は、サブキャリッジ28の下面に取り付けられたユニットプレート23と、ユニットプレート23の下面側に搭載された9個の噴射ヘッド20とを有し、さらにこれら9個の噴射ヘッド20のX軸方向における両側に、紫外線を照射する照射装置80をそれぞれ配設したものである。なお、図4では噴射ヘッド20を9個配設しているが、噴射ヘッド20の数についてはこれに限定されることなく、例えば15個配設した構成であってもよい。
そして、制御部60は、第1エンコーダー61の検出結果(すなわち第1方向から見た記録媒体10の一端側の移動量)と第2エンコーダー62の検出結果(すなわち第1方向から見た記録媒体10の他端側の移動量)との差分から記録媒体10のヨーイング角度を算出する。
さらに、制御部60は、噴射ヘッド20の記録媒体10記録媒体に対する第1方向における相対的な位置(吸着テーブル33aの位置)と、記録媒体10のヨーイング角度と、紫外線硬化型インクの噴射タイミングとが関連付けられたテーブルを予め記憶している。そして、制御部60は、吸着テーブル33aの位置と、記録媒体10のヨーイング角度とをテーブルに当てはめて噴射タイミングを設定する。
なお、上記テーブルに含まれる噴射タイミングは、噴射ヘッド20と記録媒体10との相対的な位置関係の誤差に起因するインク配置位置の誤差が補正されるものである。このため、制御部60は、噴射ヘッド20と記録媒体10との相対的な位置関係の誤差に起因するインク配置位置の誤差が補正されるように紫外線硬化型インクの噴射タイミングを調節することができる。
ここで、記録媒体10が正確に第1方向に移動した場合には、ヨーイング角度は0度となり、図6に示すように、記録媒体10上には、破線で示す丸印S2の位置に紫外線硬化型インクが噴射され、紫外線硬化型インクは、第1方向と平行に配列される。
一方、記録媒体10が第1方向に移動した際に傾いた場合には、図7に示すように、本来、丸印S2で示す位置からずれた位置(太線で示す丸印S3の位置)に紫外線硬化型インクが配列される。なお、図7に記載するように、実際に生じるヨーイング角度は、0.001度程度であり、ごく僅かである。ただし、図7(図8〜図10においても同様)においては、視認性を向上させるために、記録媒体10を大きく傾けて図示している。
ここで、上記誤差が小さい場合には、描画パターンに与える影響が小さいため、小さな誤差は一般的に許容される。このため、図8に示すように、第2方向に移動される噴射ヘッド20からの噴射タイミングをずらし、黒丸印S4の位置に紫外線硬化型インクを配置することにより、第1方向において上記誤差を平均化して絶対値での最大値を小さくして誤差を許容範囲に収めることが可能となる。
そして、本実施形態の液滴噴射装置1における制御部60に記憶されるテーブルに含まれる噴射タイミングは、誤差を許容範囲に収めるのに必要な噴射タイミングの調節量に基づいて予め設定されているものである。
また、本実施形態の液滴噴射装置1(液滴噴射方法)によれば、記録媒体10を回転させるための機構を必要としないため、低価格な液滴噴射装置とすることができる。
したがって、本実施形態の液滴噴射装置1(液滴噴射方法)によれば、記録媒体10を第1方向に移動した際に記録媒体10が傾いた場合であっても高品質な描写が可能であってかつ低価格とすることが可能となる。
これによって、記録媒体10を第1方向に移動させると同時に記録媒体10の一端側の移動量と他端側の移動量とが取得されるため、短時間で噴射タイミングの設定を行うことが可能となる。
ただし、図9に示すように、噴射タイミングを噴射ヘッド20ごとに調節したり、図10に示すように、噴射タイミングを複数(図10では2個)のノズル24ごとに調節したりしても良い。
Claims (6)
- インクを噴射するノズルが第1方向に複数配列された噴射ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させ、かつ、前記インクが噴射される記録媒体を保持する媒体保持部を前記第1方向に移動させることによって前記記録媒体に対して前記インクを配置する液滴噴射装置であって、
前記媒体保持部の前記第1方向への移動時に発生する当該媒体保持部の傾きに基づいて、前記噴射ヘッドと前記記録媒体との相対的な位置関係の誤差に起因するインク配置位置の誤差が補正されるように前記インクの噴射タイミングを調節する制御を行うことを特徴とする液滴噴射装置。 - 前記噴射ヘッドの前記媒体保持部に対する前記第1方向における相対的な位置と、前記媒体保持部の傾き角度と、前記噴射タイミングとが関連付けられたテーブルが予め記憶され、当該テーブルに基づいて前記噴射タイミングを調節する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の液滴噴射装置。
- 前記第1方向から見た前記媒体保持部の一端側の移動量と前記第1方向から見た前記媒体保持部の他端側の移動量との差分から前記媒体保持部の傾き角度を算出する制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の液滴噴射装置。
- 前記記録媒体を移動させながら前記第1方向から見た前記媒体保持部の一端側の移動量と前記第1方向から見た前記媒体保持部の他端側の移動量とを取得することを特徴とする請求項3記載の液滴噴射装置。
- 前記噴射ヘッドを複数備え、
前記噴射タイミングの調節は、単一の噴射ヘッドことあるいは複数の噴射ヘッドからなる噴射ヘッド群ごとに行うことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の液滴噴射装置。 - インクを噴射するノズルが第1方向に複数配列された噴射ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に相対移動させ、かつ、前記インクが噴射される記録媒体を保持する媒体保持部を前記第1方向に移動させることによって前記記録媒体に対して前記インクを配置する液滴噴射方法であって、
前記媒体保持部の前記第1方向への移動時に発生する当該媒体保持部の傾きに基づいて、前記噴射ヘッドと前記媒体保持部との相対的な位置関係の誤差に起因するインク配置位置の誤差が補正されるように前記インクの噴射タイミングを調節することを特徴とする液滴噴射方法。
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