JP2012218342A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012218342A
JP2012218342A JP2011087985A JP2011087985A JP2012218342A JP 2012218342 A JP2012218342 A JP 2012218342A JP 2011087985 A JP2011087985 A JP 2011087985A JP 2011087985 A JP2011087985 A JP 2011087985A JP 2012218342 A JP2012218342 A JP 2012218342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
irradiation
irradiation amount
medium
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011087985A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Otake
政久 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011087985A priority Critical patent/JP2012218342A/ja
Publication of JP2012218342A publication Critical patent/JP2012218342A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】印刷品質の高解像度化を低コストで実現することが可能な印刷装置を提供すること。
【解決手段】所定の搬送方向に媒体を搬送する媒体搬送部と、前記搬送方向に交差する走査方向に走査し、光を受けて硬化する液体を前記媒体の搬送経路へ向けて吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドと一体的に走査し、前記搬送方向について複数の領域に分割され、前記搬送方向の下流側へ向けて照射量が大きくなるように複数の前記領域のそれぞれから前記搬送経路に一定の照射量の前記光を照射する光照射部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に関するものである。
現在、UV硬化型インクを使用した印刷方法が注目を浴びている。中でも、インクジェ
ット方を用いた印刷技術は、多品種・小ロットへの対応が可能であり、印刷コストも削減
できる等のメリットを有するため、技術開発が盛んに行われている。従来、プラテン上に
配置した印刷媒体に対してプラテンと対抗して配置された印刷ヘッドを左右に往復移動さ
せながらインクを吐出させて、印刷媒体に印刷を施すインクジェットプリンタが知られて
いる。
このようなインクジェットプリンタには、紫外線が照射されることにより硬化する性質
を有した紫外線硬化型インク(以下、UVインクとする)を、印刷ヘッドから吐出させて
印刷媒体に印刷を施すものがある。このUVインクは、耐光性・耐水性に優れているため
、印刷が施された印刷物を例えば屋外広告宣伝ポスター等に用いることが可能となり、水
溶性インクを用いた場合と比較して印刷物の使用用途が格段に広がるという利点がある。
ところで、UVインクを吐出させて印刷を行うインクジェットプリンタには、印刷媒体
に付着したUVインクを硬化させるための紫外線照射装置が設けられている。この紫外線
照射装置における紫外線を発する光源として、例えば水銀ランプ、メタルハライドランプ
等を紫外線照射装置に対して脱着可能に設けた構成が知られている。また、近年において
は、紫外線発光ダイオードを紫外線光源として用いたものもある。
現在、求められる印字品質の高解像度化に伴い、印字パスを増やし、所望の解像度にて
画像を形成することが一般的となっている。これに対して、使用する光源の面内照度が一
定であると、先行パスにて印字されたインクドットには後行パスで印字されるインクドッ
トが吐出されるまでに、複数回のUV光の過照射が行われることになる。これにより、各
パスで吐出されたインクドット間での硬化状態・ドット形状に差異が生じてしまい、結果
として印刷面のザラツキ等による画質品位への弊害が生じてしまっていた。
これに対しては、一般的に画像形成層を描画した後に透明インクでオーバーコート層を
形成し、表面形状を平滑にする方法が取られ得る。また、特許文献1に示す構成では、画
像を完成させるために必要とする複数パス内において、照射量を電流制御により行い、パ
ス間での照射量の差を軽減している。
特開2010−167677号公報
しかしながら、上記構成においては、電流制御を行うためには高精度の制御ドライバが
必要となり、かつ分割するエリアの増大に伴い制御基板も増大することからコストの面で
問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明は、印刷品質の高解像度化を低コストで実現すること
が可能な印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る印刷装置は、所定の搬送方向に媒体を搬送する媒体搬送部と、前記搬送方
向に交差する走査方向に走査し、光を受けて硬化する液体を前記媒体の搬送経路へ向けて
吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドと一体的に走査し
、前記搬送方向について複数の領域に分割され、前記搬送方向の下流側へ向けて照射量が
大きくなるように複数の前記領域のそれぞれから前記搬送経路に一定の照射量の前記光を
照射する光照射部とを備える。
本発明によれば、液体吐出ヘッドと一体的に移動可能に設けられ、搬送方向において複
数の領域に分割され、複数の領域のうち搬送方向の下流側へ向けて照射量が大きくなるよ
うに複数の領域のそれぞれから搬送経路に光を照射する光照射部を備えるので、光の過照
射を回避することができ、液体の硬化状態に差異が生じるのを防ぐことができる。また、
当該光照射部は、複数の領域ごとに一定の照射量の光を照射する構成であるため、電流制
御などを行う必要が無い。これにより、印刷品質の高解像度化を低コストで実現すること
が可能となる。
上記の印刷装置は、前記媒体搬送部は、所定距離ずつ前記媒体をステップ移動させ、前
記光照射部の複数の前記領域は、前記所定距離ごとに分割されていることが好ましい。
本発明によれば、媒体搬送部が所定距離ずつ媒体をステップ移動させ、光照射部の複数
の領域が所定距離ごとに分割されているので、媒体の移動ごとに照射量を調整することが
できる。
上記の印刷装置は、複数の前記領域のうち前記搬送方向の最も下流側の領域の前記照射
量が吐出された前記液体の全体の硬化に必要な照射量にほぼ一致するように前記光を照射
することが好ましい。
本発明によれば、複数の領域のうち搬送方向の最も下流側の領域の照射量が吐出された
液体の全体の硬化に必要な照射量にほぼ一致するように光を照射するので、吐出された液
体の全部を確実に硬化することができる。
上記の印刷装置は、複数の前記領域のうち前記搬送方向の最も下流側の領域とは異なる
前記領域同士の前記照射量は、互いに等しい値であることが好ましい。
本発明によれば、複数の領域のうち搬送方向の最も下流側の領域とは異なる領域同士の
照射量がほぼ等しい値であることとしたので、媒体に対してバランス良く光を照射するこ
とができる。
上記の印刷装置は、前記搬送方向の最も下流側の領域とは異なる前記領域同士の前記照
射量は、前記液体の一部を硬化させるための最小限の照射量よりも大きい値であることが
好ましい。
本発明によれば、搬送方向の最も下流側の領域とは異なる領域同士の照射量が液体の一
部を硬化させるための最小限の照射量よりも大きい値であるため、一領域の光の照射にお
いて確実に液体の一部を硬化させることができる。これにより、光の無駄な照射を回避す
ることができる。
上記の印刷装置は、前記光照射部は、前記領域ごとに設けられ前記照射量を所定量減少
させるフィルターを有することが好ましい。
本発明によれば、光照射部が領域ごとに設けられ照射量を所定量減少させるフィルター
を有することとしたので、電流制御などを行う場合に比べて低コストで照射量の調整を行
うことができる。
上記の印刷装置は、前記光照射部は、前記光を射出する複数の光源を有し、複数の前記
光源は、前記搬送方向の下流側へ向けて個数が多くなるように配置されていることが好ま
しい。
本発明によれば、光照射部が光を射出する複数の光源を有し、複数の光源が搬送方向の
下流側へ向けて個数が多くなるように配置されていることとしたので、電流制御などを行
う場合に比べて低コストで照射量の調整を行うことができる。
本実施形態に係る印刷装置の概略構成を示す模式図である。(a)は印刷装置の平面図、(b)は印刷装置の側面図である。 (a)〜(c)は噴射ヘッドの概略構成を示す図である。 ヘッドの噴射面(下面)を示す平面図である。 ヘッドユニットの概略構成を示す底面図である。 照射装置における紫外線の照射量を示すグラフ。 検査部を含む模式図。
以下、図面を参照して、本発明に係る印刷装置及び液滴噴射方法の一実施形態について
説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材
の縮尺を適宜変更している。
図1(a)、(b)は、本発明における印刷装置の第1の実施形態の概略構成を示す模
式図であって、(a)は印刷装置の平面図、(b)は印刷装置の側面図である。なお、図
1(a)、(b)では、本発明の印刷装置を、連続した長尺な記録媒体10(被噴射物)
に対して印刷を行う、印刷装置に適用した場合について示している。図1(a)、(b)
において符号1は印刷装置であり、この印刷装置1は、インクとして紫外線硬化型のイン
クを液滴噴射するヘッド20と、このヘッド20から噴射された紫外線硬化型インクS(
図6等参照)に紫外線を照射する照射装置80(図4参照)とを備えている。
本実施形態の印刷装置1は、ヘッド20を有するヘッド機構部2と、供給排出機構部3
と、インク供給部(図示せず)と、メンテナンス部5と、検査部6と、制御部CONTと
、を備えて構成されている。
ヘッド20は、インクジェット方式の噴射ヘッドであって、紫外線硬化性を有する成分
を含むインク、すなわち紫外線硬化型インクSを液滴として、連続した長尺な帯状の記録
媒体10の被記録箇所となる表面に向けて噴射するものである。ここで、記録媒体10と
しては、本実施形態では紫外線硬化型インクSによる記録が可能な媒体が用いられ、具体
的には、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレン(PE)、ポリカーボネ
イト(PC)などのフレキシブルフィルムが用いられる。
供給排出機構部3は、記録媒体10をヘッド20による記録位置に供給し、また、この
記録位置から排出するものである。インク供給部は、貯留タンク(図示せず)に貯留した
インクをヘッド20に供給するためのものである。メンテナンス部5は、ヘッド20の保
守を行うものであり、本実施形態においてはヘッド20のクリーニング等を行うことによ
ってノズル噴射状態を回復させる。
供給排出機構部3は、供給リール31と、巻取リール32と、吸着ユニット33と、ア
イドラローラー37と、アイドラローラー38と、Y軸走査機構42と、を備えて構成さ
れている。
Y軸走査機構42は、Y軸ガイドレール42aとY軸スライダー42bとを、それぞれ
二組ずつ備えて構成されている。吸着ユニット33は、吸着テーブル33aと、テーブル
台43と、テーブル昇降機構44と、供給ローラー34と、従動ローラー34aと、媒体
送りローラー36と、従動ローラー36aと、を備えて構成されている。各リール、及び
各ローラーは、それぞれ回転軸まわりに回転可能になっており、それぞれの回転軸は互い
に略平行になっている。
記録媒体10が送られる方向は、互いに略平行な各リール、及び各ローラーの回転軸に
略直交する方向となっている。なお、各リール、及び各ローラーの回転軸の軸方向に平行
な方向をX軸方向と表記し、記録媒体10の送り方向をY軸方向と表記している。
Y軸走査機構42のY軸ガイドレール42aは、吸着テーブル33aを挟んでX軸方向
の両側にそれぞれ1つずつ配設されており、Y軸方向に延在している。Y軸スライダー4
2bは、テーブル台43の底面に設けられ、その状態でY軸ガイドレール42a上に配設
されたもので、Y軸駆動モーター(図示せず)によってY軸ガイドレール42a上をその
延在方向に摺動するように構成されたものである。
吸着ユニット33の吸着テーブル33aは、テーブル台43上に固定されたテーブル昇
降機構44に固定されたものである。この吸着テーブル33aは、その上面上に記録媒体
10を保持するようになっており、したがってその上面は、記録媒体10を保持する側の
面、すなわち保持面となっている。このような構成のもとに、保持面上に記録媒体10が
保持された状態で、上記ヘッド20から紫外線硬化型インクSが噴射され、このインクの
液滴が記録媒体10上に着弾するようになっている。
この吸着テーブル33aには、図示しない負圧源に接続する吸着用孔又は吸着用溝から
なる吸着用凹部(図示せず)が設けられ、該吸着用凹部は上記保持面上に開口している。
これにより、記録媒体10はその所定部位が保持面上に位置決めされた状態で、上記負圧
源に接続する吸着用凹部によって吸引・吸着されることにより、保持面上に保持固定され
るようになっている。
上記テーブル昇降機構44は、吸着テーブル33aをZ軸方向に昇降させるもので、吸
着テーブル33aの保持面(吸着面)をZ軸方向における所定の位置となる吸着位置、及
びこの吸着位置よりテーブル台43に近い退避位置との間で昇降させ、かつ、各位置にて
保持固定するようになっている。吸着位置にあるときの吸着テーブル33aの保持面の位
置は、後述する供給ローラー34の外周、及び媒体送りローラー36の外周のそれぞれの
上端の位置に、略一致している。
吸着テーブル33aのY軸方向における両側には、供給ローラー34及び従動ローラー
34aと、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aとが配設されている。これら供
給ローラー34及び従動ローラー34aと、媒体送りローラー36及び従動ローラー36
aとは、支持部材(図示せず)を介してテーブル台43に固定され、その状態で吸着テー
ブル33aを挟んでその両側に配設されている。供給ローラー34及び従動ローラー34
aは、吸着テーブル33aの上流側、すなわち供給リール31側に配設されており、媒体
送りローラー36及び従動ローラー36aは、吸着テーブル33aの下流側、すなわち巻
取リール32側に配設されている。
テーブル台43は、Y軸走査機構42によってY軸方向に移動可能になっており、かつ
、Y軸方向における任意の位置に保持可能になっている。また、このテーブル台43上に
配置された吸着テーブル33a、供給ローラー34及び従動ローラー34a、媒体送りロ
ーラー36及び従動ローラー36aも、Y軸走査機構42によってY軸方向に移動可能に
なっており、かつ、Y軸方向における任意の位置に保持可能になっている。
供給排出機構部3が備える供給リール31と、アイドラローラー37と、吸着ユニット
33と、アイドラローラー38と、巻取リール32とは、記録媒体10の供給方向である
Y軸方向においてこの順に配置されており、供給リール31側が記録媒体10の供給方向
における上流側、巻取リール32側が下流側になっている。
また、吸着ユニット33において、供給ローラー34及び従動ローラー34aと、吸着
テーブル33aと、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aとは、Y軸方向におい
てこの順に配置されている。したがって、供給排出機構部3において、供給リール31と
、アイドラローラー37と、供給ローラー34及び従動ローラー34aと、吸着テーブル
33aと、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aと、アイドラローラー38と、
巻取リール32とは、Y軸方向においてこの順に配置されている。
供給リール31には、帯状の記録媒体10が巻かれており、供給モーター(図示せず)
によって供給リール31が回転させられることにより、記録媒体10が繰り出されるよう
になっている。従動ローラー34aは、その外周が供給ローラー34の外周に接して配置
されており、付勢装置(図示せず)によって供給ローラー34に押し付けられている。供
給ローラー34は、供給モーター(図示せず)によって回転させられるようになっており
、この供給ローラー34に直接又は間接的に接する従動ローラー34aは、供給ローラー
34の回転に従動して回転するようになっている。このような構成のもとに、これら供給
ローラー34と従動ローラー34aとの間に挟持される記録媒体10は、供給ローラー3
4の回転によって送られるようになっている。
アイドラローラー37は、その回転軸がZ軸方向に揺動可能になっており、かつ、揺動
方向の一方(本実施形態では下方)に付勢されている。また、このアイドラローラー37
は、記録媒体10における、供給リール31と、供給ローラー34及び従動ローラー34
aとの間の部分に、上記付勢力によって当接させられている。このような構成のもとに記
録媒体10は、アイドラローラー37によって付勢されることにより、供給リール31と
アイドラローラー37との間、及びアイドラローラー37と供給ローラー34及び従動ロ
ーラー34aとの間の部分が、弛み無く張られた状態になっている。
したがって、記録媒体10は、供給ローラー34と従動ローラー34aとの間に供給さ
れて挟持される際の状態が、略平坦に維持され易くなっている。なお、供給ローラー34
における記録媒体10の供給速度と、供給リール31における記録媒体10の繰り出し速
度との差によって、供給リール31と供給ローラー34及び従動ローラー34aとの間の
部分の弛み量が変動する。しかし、弛み量の変動に追従してアイドラローラー37の位置
が変わることにより、弛み無く張られた状態に維持されるようになっている。また、吸着
ユニット33の移動による、供給リール31と供給ローラー34及び従動ローラー34a
との間における記録媒体10の弛み量の変動についても、同様にして、弛み無く張られた
状態に維持されるようになっている。
従動ローラー36aは、その外周が供給ローラー34の外周に接して配置されており、
付勢装置(図示せず)によって媒体送りローラー36に押し付けられている。媒体送りロ
ーラー36は、媒体送りモーター(図示せず)によって回転させられるようになっており
、この媒体送りローラー36に直接又は間接的に接する従動ローラー36aは、媒体送り
ローラー36の回転に従動して回転するようになっている。このような構成のもとに、こ
れら媒体送りローラー36と従動ローラー36aとの間に挟持される記録媒体10は、媒
体送りローラー36の回転によって送られるようになっている。
ここで、媒体送りローラー36による送り量は、供給ローラー34による送り量より多
く設定されている。また、媒体送りモーターから媒体送りローラー36への動力伝達機構
には、トルク制御機構(図示せず)が組み込まれている。このような構成のもとに、媒体
送りローラー36において供給ローラー34より速く送られる記録媒体10は、供給ロー
ラー34と媒体送りローラー36との間の部分が、上記トルク制御機構で制御されたトル
クに応じた張力で張られるようになっている。
この張られた部分には、吸着テーブル33aの保持面が対向している。すなわち、記録
媒体10における、吸着テーブル33aの保持面上に位置する部分は、上記トルク制御機
構で制御されたトルクに応じた張力で張られている。ここで、前述した吸着位置に位置す
る吸着テーブル33aの保持面の位置は、媒体送りローラー36の外周上端と供給ローラ
ー34の外周上端とがなす面の位置に略一致している。したがって、吸着位置に位置する
吸着テーブル33aの保持面は、供給ローラー34と媒体送りローラー36との間に張ら
れた記録媒体10に接してこれを保持するようになっている。
吸着テーブル33aは、その保持面上に記録媒体10を保持するようになっている。保
持面は平坦な面であり、したがって記録媒体10における被保持面、すなわち被記録面と
反対の側の面は、保持面によって平坦な状態に保持されるようなっている。また、この保
持面には、図示しないものの、吸着用孔又は吸着用溝からなる吸着用凹部が設けられてお
り、該吸着用凹部によって記録媒体10はその被保持面が吸着され、吸着テーブル33a
の保持面上に吸着・保持されるようになっている。すなわち、吸着用凹部には、吸引ポン
プ等の図示しない負圧源が配管等を介して接続されており、これによって吸着用凹部はそ
の開口部上に位置する記録媒体10を吸着するようになっている。
巻取リール32は、巻取モーター(図示せず)によって回転させられるようになってお
り、これにより、媒体送りローラー36から送り出された記録媒体10は、巻取リール3
2に巻き取られるようになっている。
アイドラローラー38は、その回転軸がZ軸方向に揺動可能になっており、かつ、揺動
方向の一方に付勢されている。また、このアイドラローラー38は、記録媒体10におけ
る、媒体送りローラー36及び従動ローラー36aと、巻取リール32との間の部分に、
上記付勢力によって当接させられている。このような構成のもとに記録媒体10は、アイ
ドラローラー38によって付勢されることにより、媒体送りローラー36及び従動ローラ
ー36aと巻取リール32との間、及びアイドラローラー38と巻取リール32との間の
部分が、弛み無く張られた状態になっている。
したがって、記録媒体10は、巻取リール32に巻き取られる際の状態が、略平坦に維
持され易くなっている。なお、媒体送りローラー36における記録媒体10の送り速度と
、巻取リール32における記録媒体10の巻き取り速度との差によって、媒体送りローラ
ー36と巻取リール32との間の部分の弛み量が変動する。しかし、弛み量の変動に追従
してアイドラローラー38の位置が変わることにより、弛み無く張られた状態に維持され
るようになっている。また、吸着ユニット33の移動による、媒体送りローラー36と巻
取リール32との間における記録媒体10の弛み量の変動についても、同様にして、弛み
無く張られた状態に維持されるようになっている。
このような状態のもとで、記録媒体10は供給リール31から巻取リール32まで送ら
れ、途中の吸着テーブル(媒体保持部)33aの保持面上に保持された部位に、記録(印
刷)がなされるようになっている。
ヘッド機構部2は、ヘッドキャリッジ22と、X軸走査機構11とを備えている。
X軸走査機構11は、X軸ガイドレール11aとX軸スライダー11bと支持台11d
とをそれぞれ二組備え、さらにガイドレール支持柱11cを4本備えて構成されている。
X軸ガイドレール11a上には、ヘッド20のθZ方向についての位置情報を検出するた
めに用いられるスケール部SCがそれぞれ設けられている。
支持台11dは、吸着テーブル33aのX軸方向に、該吸着テーブル33aを挟んでそ
の両側にそれぞれ一つずつ配設されており、前述した一対のY軸ガイドレール42a、4
2aを間に挟む位置に配設されている。一方のY軸ガイドレール42aと支持台11dと
の間には、メンテナンス部5が配設されている。
二つの支持台11d、11dのそれぞれの上には、そのY軸方向おける両端部に、ガイ
ドレール支持柱11cがそれぞれ1本ずつ、計2本立設されている。二つのX軸ガイドレ
ール11aのうちの一方は、支持台11dの供給リール31の側の端部にそれぞれ立設さ
れたガイドレール支持柱11c間に架け渡されて、吸着テーブル33aの上方にてX軸方
向に延在した状態で配設されている。また、一対のX軸ガイドレール11aのうちの他方
は、支持台11dの巻取リール32の側の端部にそれぞれ立設されたガイドレール支持柱
11c間に架け渡されて、吸着テーブル33aの上方にてX軸方向に延在した状態で配設
されている。
X軸スライダー11bは、X軸ガイドレール11a上に配設されたもので、X軸駆動モ
ーター(図示せず)によってX軸ガイドレール11a上をその延在方向に摺動するように
構成されたものである。2本のX軸ガイドレール11aのそれぞれに支持されたX軸スラ
イダー11bには、ヘッドキャリッジ22のブリッジプレート27の両端部がそれぞれ固
定されている。両端部がそれぞれX軸スライダー11bに固定されたブリッジプレート2
7は、X軸スライダー11bに支持された状態で、2本のX軸ガイドレール11aの間に
懸架されている。このような構成のもとに、ブリッジプレート27は、X軸駆動モーター
によってX軸ガイドレール11a上をその延在方向に摺動するようになっており、また、
X軸方向における任意の位置に保持されるようになっている。
ヘッドキャリッジ22は、ブリッジプレート27と、サブキャリッジ28と、ヘッドユ
ニット21とを備えて構成されている。サブキャリッジ28は、ブリッジプレート27の
下面略中央部に設けられたもので、このサブキャリッジ28の下面側には、ヘッドユニッ
ト21が固定されている。ヘッドユニット21の下面側にはヘッド20が備えられており
、このヘッド20の底部側には、図2(a)に示すようにノズル24を形成したノズル基
板25が配設されている。このような構成のもとにヘッド20は、上記の吸着テーブル3
3aの保持面上に位置させられるようになっており、その際、ノズル基板25を保持面に
対向させるようになっている。ヘッドキャリッジ22のうち−Z側の面には上記のスケー
ル部SCを検出する第一検出部D1及び第二検出部D2が設けられている。
ここで、吸着ユニット33はY軸走査機構42によってY軸方向に移動可能になってお
り、したがって吸着テーブル33aの保持面はY軸方向に移動可能になっている。すなわ
ち、記録媒体10における吸着テーブル33aの保持面に吸着保持された部位を、Y軸方
向に走査させることが可能になっている。
一方、サブキャリッジ28に固定されたヘッドユニット21のヘッド20は、X軸走査
機構11によってサブキャリッジ28が設けられたブリッジプレート27がX軸方向に移
動させられることにより、X軸方向に走査させられるようになっている。
なお、本実施形態においては、吸着テーブル33aの−X方向側に検査部6が設置され
ている。X軸走査機構11は、ヘッド20が後述する検査部6の検査用噴射部61に到達
可能なようにX軸ガイドレール11aの長さが設定されている。
このような構成のもとに、X軸走査機構11によってヘッドユニット21のヘッド20
をX軸方向に走査させ、Y軸走査機構42によって記録媒体10における吸着テーブル3
3aの保持面に吸着保持された部位をY軸方向に走査させることができる。すなわち、記
録媒体10における吸着テーブル33aの保持面に吸着保持された部位のほぼ全面に対し
て、ヘッド20のノズル24を対向させることができるようになっている。
よって、吸着テーブル33aの保持面上に吸着保持された記録媒体10の被記録部分を
、Y軸方向の噴射位置まで移動させて停止させ、ヘッドユニット21のX軸方向の移動に
同調させて、ヘッド20から紫外線硬化型インクSを液滴として噴射させることで、記録
媒体10上の所望位置に紫外線硬化型インクSの液滴(ドット)を配することができる。
したがって、ヘッドユニット21をX軸方向に移動させる主走査と、吸着テーブル33
aの保持面に吸着保持された記録媒体10をY軸方向に移動させる副走査(改行)とを、
後述するように制御部CONTで制御することにより、吸着テーブル33aの保持面に保
持された記録媒体10上の任意の位置にヘッドユニット21のヘッド20を対向させ、そ
の状態で紫外線硬化型インクSを液滴として噴射させることができる。これにより、記録
媒体10に所望の画像を形成(記録)することが可能になる。つまり、本実施形態におい
ては、ヘッド20を主走査方向(X方向)に繰り返し往復移動させながら記録媒体10に
対して紫外線硬化型インクSを噴射させ、さらにヘッド20の片道移動(往移動あるいは
復移動)ごとに記録媒体10を副走査方向に改行し、これにより、記録媒体10に所望の
画像を形成する。
次に、ヘッド20について、図2(a)〜(c)、図3を参照して説明する。図2(a
)〜(c)はヘッド20の概略構成を示す図であり、図2(a)はヘッド20の概略構成
を示す外観斜視図、(b)はヘッド20の内部構造を説明するための要部斜視図、(c)
はヘッド20のノズル部分を示す要部側断面図である。また、図3はヘッド20の噴射面
(下面)を示す平面図であって、ノズル列の概略構成を説明するための図である。なお、
図2(a)、図3に示したX軸、Y軸、(Z軸)は、ヘッド20が印刷装置1に組み込ま
れた状態を示す図1(a)、(b)における、X軸、Y軸、(Z軸)に一致している。
図2(a)に示すようにヘッド20は、ノズル基板25を備えて形成されたもので、ノ
ズル基板25には、多数のノズル24がY軸方向に沿って直線状に配列されてなるノズル
列70が、X軸方向に複数列形成されている。本実施形態では、図3に示すようにノズル
列70が8列形成されている。これらノズル列70は、本実施形態では色材を有する画像
形成用のインク、すなわちカラーインクを噴射するノズルを配列した第1のノズル列71
と、アンダーコート用又はオーバーコート用のインク、すなわち色材を有さないクリアイ
ンクや白色インク等を噴射するノズルを配列した第2のノズル列72と、からなっている
具体的には、図3中において左側から順に、第1のノズル列71として、カラーンクと
してのC(シアン)を噴射する第1のノズル列71C、M(マゼンタ)を噴射する第1の
ノズル列71M、Y(イエロー)を噴射する第1のノズル列71Y、黒(K)を噴射する
第1のノズル列71Kが、それぞれ1列ずつ配置されている。さらに、第2のノズル列7
2として、アンダーコート用のクリアインクを噴射する第2のノズル列72CR、オーバ
ーコート用の白色インクを噴射する第2のノズル列72Wが、それぞれ2列ずつ配置され
ている。すなわち、本実施形態では、第2のノズル列72CR、72Wの数が、カラーイ
ンクを噴射する第1のノズル列71C、71M、71Y、71Kのそれぞれの数より、多
く配置されている。
ここで、図3中において左側から奇数番目のノズル列、すなわち1番目の第1のノズル
列71C、3番目の第1のノズル列71Y、5番目の第2のノズル列72CR、7番目の
第2のノズル列72Wは、Y軸方向において対応するノズル24どうしの位置が各ノズル
列間において同じに配置され、かつ、Y軸方向沿うノズル24間の間隔が全て同じに形成
配置されている。したがって、各ノズル列の各ノズル24は等ピッチに配置されている。
同様に、図3中において左側から偶数番目のノズル列、すなわち2番目の第1のノズル列
71M、4番目の第1のノズル列71K、6番目の第2のノズル列72CR、8番目の第
2のノズル列72Wも、Y軸方向において対応するノズル24どうしの位置が各ノズル列
間において同じに配置され、かつ、Y軸方向沿うノズル24間の間隔が全て同じに形成配
置されている。したがって、各ノズル列の各ノズル24は等ピッチに配置されている。
ただし、X軸方向において隣り合う二つのノズル列間、例えば第1のノズル列71Cと
第1のノズル列71Mとの間、第1のノズル列71Yと第1のノズル列71Kの間、二つ
の第2のノズル列72CR間、二つの第2のノズル列72W間では、それぞれ、ノズル2
4の位置がY軸方向において半ピッチずれた千鳥状になっている。なお、各ノズル列71
、72は、本実施形態では全てノズル24を180個配列して形成されている。
このようなノズル24から紫外線硬化型インクSを液滴として噴射し、対向する記録媒
体10の面上に着弾させることで、ヘッド20は記録媒体10上の所望位置に紫外線硬化
型インクSを配することができるようになっている。
図2(b)、(c)に示すようにヘッド20は、ノズル基板25上に圧力室プレート5
1を積層し、さらに圧力室プレート51上に振動板52を積層したものである。圧力室プ
レート51には、ヘッド20に供給される紫外線硬化型インクSが常に充填される液たま
り55が形成されており、液たまり55は、振動板52とノズル基板25と、壁部(図示
せず)とに囲まれた空間からなっている。紫外線硬化型インクSは、振動板52の液供給
孔53を経由して液たまり55に供給されるようになっている。また、圧力室プレート5
1には、複数のヘッド隔壁57によって区画された圧力室58が形成されている。
圧力室58はノズル24のそれぞれに対応して設けられており、圧力室58の数とノズ
ル24の数とは同じになっている。圧力室58には、2つのヘッド隔壁57の間に位置す
る供給口56を介して、液たまり55から機能液が供給されるようになっている。ヘッド
隔壁57の圧力室58とノズル24と供給口56との組は、液たまり55に沿って1列に
並んでおり、1列に並んだノズル24がノズル列24Aを形成している。図2(b)では
図示を省略しているが、ノズル24を含むノズル列24Aに対して、その側方にもう1列
のノズル列24Aが形成されている。
図2(c)に示すように振動板52上には、それぞれの圧力室58に対応して、すなわ
ち個々のノズル24に対応して圧電素子59が配置されている。圧電素子59は、下部電
極と上部電極との間に圧電層を挟持したもので、電極間に駆動波形(駆動電圧)が印加さ
れることで、対応するノズル24から紫外線硬化型インクSを噴射させるようになってい
る。ここで、圧電素子59は、図1(a)、(b)に示した制御部CONTによって制御
されるようになっている。
次に、ヘッド機構部2が備えるヘッドユニット21の概略構成について、図4を参照し
て説明する。図4は、ヘッドユニットの概略構成を示す底面図である。なお、図4に示し
たX軸及びY軸は、図1に示したX軸及びY軸に一致している。
図4に示すようにヘッドユニット21は、サブキャリッジ28の下面に取り付けられた
ユニットプレート23と、ユニットプレート23の下面側に搭載された9個のヘッド20
とを有し、さらにこれら9個のヘッド20のX軸方向における両側に、紫外線を照射する
照射装置80をそれぞれ配設したものである。なお、図4ではヘッド20を9個配設して
いるが、ヘッド20の数についてはこれに限定されることなく、例えば15個配設した構
成であってもよい。
ヘッド20は、ノズル基板25を下方に向けた状態で、保持部材(図示せず)によって
ユニットプレート23に固定されている。また、9個のヘッド20は、Y軸方向に分かれ
て、それぞれ3個ずつのヘッド20からなるヘッド組20Aを、3つ形成している。なお
、各ヘッド20のノズル列24Aは、ヘッドユニット21が印刷装置1に取り付けられた
状態で、Y軸方向に沿って配列させられている。
一つのヘッド組20Aを構成する3個のヘッド20は、Y軸方向において、互いに隣り
合うヘッド20の、一方のヘッド20の端のノズル24に対して、もう一方のヘッド20
の端のノズル24が、1ノズルピッチずれて配置されている。このような構成のもとにヘ
ッド組20Aが有する3個のヘッド20は、全てのノズル24のX軸方向の位置を同じに
すると、全てのノズル24がY軸方向に等ピッチで並ぶようになる。すなわち、X軸方向
の同じ位置において、それぞれのヘッド20が有するそれぞれのノズル列24Aを構成す
るノズル24から噴射される液滴は、設計上では、Y軸方向に等間隔に並んで一直線に着
弾するようになる。
また、ヘッドユニット21が有する3つのヘッド組20Aは、全てのノズル24のX軸
方向の位置を同じにすると、全てのノズル24がY軸方向に等ピッチで並ぶようになって
いる。すなわち、X軸方向の同じ位置において、それぞれのヘッド20が有するそれぞれ
のノズル列24Aを構成するノズル24から噴射される液滴は、設計上では、Y軸方向に
等間隔に並んで一直線に着弾するようになっている。したがって、ヘッドユニット21が
備える三つのヘッド組20Aにおける9個のヘッド20が有する18列のノズル列24A
は、1本のノズル列として扱うことができる。
照射装置80は、紫外線光源(図示せず)を備えて構成されたもので、紫外線光源を下
方に向けた状態でサブキャリッジ28又はユニットプレート23に固定されている。照射
装置80は、上記したようにヘッド20のX軸方向における両側にそれぞれ配設されたも
のであり、これによってヘッド20から記録媒体10に向けて紫外線硬化型インクSが噴
射された直後に、記録媒体10に着弾した紫外線硬化型インクSに対して紫外線を照射で
きるようになっている。すなわち、ヘッド20はX軸方向に走査(主走査)されつつ、紫
外線硬化型インクSを噴射する。したがって、ユニットプレート23がX軸方向に走査さ
れた際、走査方向に対して後側に位置する照射装置80から記録媒体10に向けて紫外線
を照射することにより、記録媒体10上に着弾している紫外線硬化型インクSに対して紫
外線を照射することができるようになっている。
ここで、紫外線光源としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアー
ク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等を用いることができる。また
、紫外帯域で発光するLEDを用いることもできる。
このような紫外線光源から照射される紫外線によって硬化する紫外線硬化型インクSと
しては、ビヒクル、光重合開始剤および顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤
を添加して調合されたものが挙げられる。ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー
、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。したがって、インクを硬
化させる目的で溶媒を揮発させることはない。
ビヒクルとしては、単官能あるいは多官能の重合性化合物が使用できる。より具体的に
は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のオリ
ゴマー(プレポリマー)を例示でき、インクとしての粘度を調整する反応性希釈剤もこれ
らの材料を用いることができる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキ
サントン系が広く用いられる。より具体的には、4−benzoyl−N,N,N−tr
imethyl benzene methaneannmonium chlorid
e、2−hydroxy 3−(4−benzoyl−phenoxy)−N,N,N−
trimethyl 1−propane annmonium chloride、
4−benzoyl−N,N−dimethyl N−[2− (1−oxo−2−pr
openyloxy) ethyl] benzene methammonium b
romide等、第4級アンモニウム塩型の水溶性有機物等を用いることができる。この
種の光重合開始剤は、その組成に応じて、紫外線吸収特性、反応開始効率、黄変性等が異
なるので、インクとしての色等に応じて使い分けられる。
重合禁止剤としては、ラジカル捕捉能力を有してラジカル重合を阻害する化合物であれ
ば何れも使用できる。ただし、インクジェット式記録装置における噴射適性等を配慮する
と、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチア
ジン類、縮合芳香族環のキノン類から選択された少なくとも1種類以上の化合物が好まし
い。
ハイドロキノン類としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、1
−o−2,3,5−トリメチルハイドロキノン、2−tert−ブチルハイドロキノン等
を例示できる。カテコール類としては、カテコール、4−メチルカテコール、4−ter
t−ブチルカテコール等を例示できる。ヒンダードアミン類としては、テトラメチルピペ
リジニル基を有する化合物等を例示できる。
また、フェノール類としては、フェノール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロ
キシアニソール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸アルキルエステル等を例示できる。
フェノチアジン類としては、フェノチアジン等を例示できる。上記縮合芳香族環のキノン
類としては、ナフトキノン等を例示できる。
さらに、重合禁止剤は、カーボンブラックまたは表面に重合防止官能基を導入した無機
・有機微粒子であってもよい。重合防止官能基としては、例えば、ヒドロキシフェニル基
、ジヒドロキシフェニル基、テトラメチルピペリジニル基、縮合芳香族環等を例示できる
なお、このような紫外線硬化型インクSとしては、顔料や染料等の色材(色成分)を含
むカラーインクが挙げられるが、アンダーコート、オーバーコートを行うためのクリアイ
ンクを挙げることもできる。また、色材を含むものの、オーバーコートを行うために用い
られる白色インクや、黒色インクも挙げることができる。
照射装置80は、Y方向に均一な照射量で紫外線を照射する。このため、照射装置80
による紫外線の照射動作においては、電流制御等、複雑な制御を行う必要が無い。照射装
置80は、記録媒体10の搬送方向(Y方向)に4つの領域に分割されている。すなわち
、照射装置80は、+Y方向に向けて第一領域80A、第二領域80B、第三領域80C
及び第四領域80Dに分割されている。当該4つの領域は、Y方向の寸法が等しくなって
いる。各領域のY方向の寸法は、記録媒体10の一回の搬送距離に一致している。記録媒
体10は、一回の搬送で4つの領域のうち一つ分だけ移動することになる。
照射装置80のうち、第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cには、照射
量調整フィルター81が設けられている。照射量調整フィルター81は、照射装置80か
ら射出される紫外線の照射量の一部を遮光する。照射量調整フィルター81を介すること
により、照射装置80から照射される紫外線の照射量は減少する。
図5は、照射装置における紫外線の照射量を示すグラフである。グラフの縦軸が紫外線
の照射量(相対値)を示している。
図5に示すように、照射量調整フィルター81は、第一領域80A、第二領域80B及
び第三領域80Cからの照射量が、第四領域80Dにおける照射量の4分の1となるよう
に調整する。第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cは、それぞれ等しい照
射量となる。
第四領域80Dの照射量は、紫外線硬化型インクSの液滴を全部硬化するために必要な
照射量(以下、必要照射量、と表記する)に略等しい。また、第一領域80A、第二領域
80B及び第三領域80Cの照射量は、当該必要照射量を記録媒体10の搬送回数(4回
)で割った値に等しい。この第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cの照射
量は、紫外線硬化型インクSの液滴の少なくとも一部を硬化させるための最小限の照射量
(最小照射量)よりも大きい値である。
続いて、図6を参照して、検査部6について説明する。図6は、検査部6を含む模式図
であり、図1の+Y方向から見た側面図である。
検査部6は、ノズル24のインク噴射状態を検査するものであり、具体的には、ノズル
24からインクが噴射されないことによって発生するドット抜けを主として検出するもの
である。
図6に示すように検査部6は、検査用噴射部61と、検査用スキャナ62とを備えてい
る。検査用噴射部61は、ヘッド20のノズル24から検査用にインクを噴射するための
ものであり、吸着テーブル33aの−X方向側に配置されている。
なお、検査用噴射部61は、例えば、ヘッド20側に向けて露出される表面全域が紫外
線硬化型インクが噴射可能な被噴射領域として使用可能なフレキシブルフィルム61a(
検査メディア)と、インクが噴射されたフレキシブルフィルム61aの領域を巻き取る巻
取り装置と、インクが噴射されてないフレキシブルフィルム61aの領域を送り出す送出
し装置とを備えている。
このフレキシブルフィルム61aは、露出領域(インクが噴射可能な領域)の幅がヘッ
ド20の幅の数倍程度に設定され、露出領域の長さがヘッドユニット21と同程度に設定
されている。
つまり、検査用噴射部61では、Y方向にずらされて配置されたヘッド20の各々から
噴射されるインクをノズル列24Aごとに直線状に配列することができ、さらに検査用噴
射部61をX方向に変位させることで、全てのノズル24からインクを噴射する動作を複
数回繰り返すことが可能に構成されている。
なお、フレキシブルフィルム61aとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(
PET)やポリエチレン(PE)、ポリカーボネイト(PC)などからなるフレキシブル
フィルム61aを用いることができる。
また、検査用噴射部61は、図6に示すように、X方向に移動可能なスライド装置63
によって、水平方向に移動可能とされている。本実施形態においてスライド装置63は、
ヘッド20の下方位置から検査用スキャナ62の下方位置まで検査用噴射部61を移動可
能に構成されている。
検査用スキャナ62は、検査用噴射部61よりもさらに吸着テーブル33aから−X方
向に離間して配置されており、ヘッド20(ヘッドユニット21)の移動可能範囲の外部
領域に固定配置されている。
検査用スキャナ62は、ヘッド20の移動可能範囲の外部領域にて検査用噴射部62に
噴射されたインクを撮像する。このように、本実施形態の印刷装置1においては、検査用
噴射部61が水平移動可能とされ、検査用スキャナ62が固定されている。
ヘッド20の下方に配置された検査用噴射部61に対してヘッド20からインクが噴射
され、その後、ヘッド20を検査用スキャナ62に移動させて噴射されたインクが撮像さ
れる。
図1に戻り、制御部CONTは、本実施形態の印刷装置1の動作全体を制御するもので
ある。例えば、制御部CONTは、X軸走査機構11を制御することでX軸方向の主走査
をなさせるとともに、Y軸走査機構42を制御することでY軸方向の副走査をなさせるよ
うになっている。さらに、このようなX軸走査機構11及びY軸走査機構42の制御によ
る走査制御とともに、各走査時でのノズル24(ノズル列70)からの噴射制御をなすよ
うになっている。つまり、各走査に対応して噴射を制御する、噴射制御部としての機能も
有している。
次に、上記のように構成された印刷装置1を用いた印刷動作を説明する。
まず、外部からの画像データが入力された場合、制御部CONTは、Y軸走査機構42
におけるY軸駆動モーターを作動させ、記録媒体10を+Y方向に移動させる。制御部C
ONTは、記録媒体10の印刷予定領域がヘッドユニット21に到達した場合、ヘッドユ
ニット21に対して一定距離ずつ記録媒体10をステップ移動させる。このときの記録媒
体10の移動距離は、照射装置80の各領域(第一領域80A〜第四領域80D)のY方
向の寸法に等しい。
例えば、記録媒体10に対して一回目のステップ移動を行った場合、記録媒体10は、
印刷予定領域の+Y側端部が第一領域80Aに重なった状態となる。この状態で、制御部
CONTは、照射装置80に紫外線の照射を開始させると共に、X軸走査機構11を作動
させ、ヘッドユニット21をX方向に走査させる。また、制御部CONTは、ヘッドユニ
ット21を走査させつつ、噴射ヘッド20の圧電素子59に駆動波形(駆動電圧)を印加
して駆動させて噴射ヘッド20のうち当該印刷予定領域に重なる部分のノズル列70から
紫外線硬化型インクを記録媒体10に向けて噴射させる。
この動作により、噴射された紫外線硬化型インクSは、記録媒体10に着弾される。着
弾された紫外線硬化型インクSは、照射装置80の第一領域80Aから紫外線を受ける。
このときの紫外線の照射量は、必要照射量の4分の1であるため、紫外線硬化型インクS
の一部分が硬化する。
次に、記録媒体10に対して二回目のステップ移動を行った場合、記録媒体10は、印
刷予定領域の+Y側端部が第一領域80A及び第二領域80Bに重なった状態となる。こ
の状態で、制御部CONTは、照射装置80に紫外線の照射を開始させると共に、ヘッド
ユニット21をX方向に走査させつつ、印刷予定領域に重なる部分のノズル列70から紫
外線硬化型インクを記録媒体10に向けて噴射させる。
この動作により、噴射された紫外線硬化型インクSは、記録媒体10に着弾される。着
弾された紫外線硬化型インクSは、照射装置80の第一領域80A及び第二領域80Bか
らの紫外線を受ける。このときに印刷予定領域に照射される紫外線の照射量は、第一領域
80A及び第二領域80Bのそれぞれについて必要照射量の4分の1ずつである。また、
印刷予定領域のうち第二領域80Bに重なる部分では、一部の紫外線硬化型インクSの積
算照射量が必要照射量の4分の2となる。
次に、記録媒体10に対して三回目のステップ移動を行った場合、記録媒体10は、印
刷予定領域の+Y側端部が第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cに重なっ
た状態となる。この状態で、制御部CONTは、照射装置80に紫外線の照射を開始させ
ると共に、ヘッドユニット21をX方向に走査させつつ、印刷予定領域に重なる部分のノ
ズル列70から紫外線硬化型インクを記録媒体10に向けて噴射させる。
この動作により、噴射された紫外線硬化型インクSは、記録媒体10に着弾される。着
弾された紫外線硬化型インクSは、照射装置80の第一領域80A、第二領域80B及び
第三領域80Cからの紫外線を受ける。このときに印刷予定領域に照射される紫外線の照
射量は、第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cのそれぞれについて必要照
射量の4分の1ずつである。印刷予定領域のうち第二領域80Bに重なる部分では、一部
の紫外線硬化型インクSの積算照射量が必要照射量の4分の2となる。また、印刷予定領
域のうち第三領域80Cに重なる部分では、一部の紫外線硬化型インクSの積算照射量が
必要照射量の4分の3となる。
次に、記録媒体10に対して四回目のステップ移動を行った場合、記録媒体10は、印
刷予定領域の+Y側端部が第一領域80A、第二領域80B、第三領域80C及び第四領
域80Dに重なった状態となる。この状態で、制御部CONTは、照射装置80に紫外線
の照射を開始させると共に、ヘッドユニット21をX方向に走査させつつ、印刷予定領域
に重なる部分のノズル列70から紫外線硬化型インクを記録媒体10に向けて噴射させる
この動作により、噴射された紫外線硬化型インクSは、記録媒体10に着弾される。着
弾された紫外線硬化型インクSは、照射装置80の第一領域80A、第二領域80B、第
三領域80C及び第四領域80Dからの紫外線を受ける。このときに印刷予定領域に照射
される紫外線の照射量は、第一領域80A、第二領域80B及び第三領域80Cのそれぞ
れについて必要照射量の4分の1ずつである。また、第四領域80Dについては必要照射
量と等しい値である。
印刷予定領域のうち第二領域80Bに重なる部分では、一部の紫外線硬化型インクSの
積算照射量が必要照射量の4分の2となる。また、印刷予定領域のうち第三領域80Cに
重なる部分では、一部の紫外線硬化型インクSの積算照射量が必要照射量の4分の3とな
る。更に、印刷予定領域のうち第四領域80Dに重なる部分では、紫外線硬化型インクの
積算照射量が必要照射量に一致するため、あるいは、必要照射量を超えるため、紫外線硬
化型インクが硬化する。
このように、第一領域80Aから第四領域80Dにかけて印刷予定領域に着弾された紫
外線硬化型インクに対して、段階的に紫外線を照射する。このため、第四領域80Dに配
置される前は、紫外線硬化型インクの紫外線の照射量は必要照射量に達しない状態となる
。この状態で、必要照射量の紫外線を紫外線硬化型インクに照射することにより、硬化さ
れた状態の紫外線硬化型インクに紫外線が照射される事態を回避することができ、当該紫
外線照射型インクに過照射するのを回避することができる。
以上のように、本実施形態では、噴射ヘッド20と一体的に移動可能に設けられ、Y方
向において複数の領域に分割され、複数の領域のうち搬送方向の下流側へ向けて照射量が
大きくなるように複数の領域のそれぞれから搬送経路に紫外線を照射する照射装置を備え
るので、紫外線の過照射を回避することができ、紫外線硬化型インクの硬化状態に差異が
生じるのを防ぐことができる。また、当該照射装置80は、複数の領域ごとに一定の照射
量の紫外線を照射する構成であるため、電流制御などを行う必要が無い。これにより、印
刷品質の高解像度化を低コストで実現することが可能となる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更を加えることができる。
上記構成においては、照射装置80の照射量を第一領域80A、第二領域80B、第三
領域80C及び第四領域80Dのそれぞれについて異ならせるため、照射量調整フィルタ
ー81を用いた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、照射
装置80に設けられる紫外線の光源の数を、第一領域80A、第二領域80B及び第三領
域80Cのそれぞれに対して、第四領域80Dを4倍になるように照射装置80が形成さ
れた構成であっても構わない。この場合であっても、第四領域80Dの照射量を他の領域
の照射量の4倍に設定することができる。
例えば、上記実施形態では、本発明の印刷装置を、連続した長尺な記録媒体に対して印
刷を行う印刷装置に適用したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば対象とする
被噴射物としては長尺なものでなく矩形状の基板とすることもできる。また、このような
基板としては、前述した樹脂以外に、ガラス基板を対象とすることもできる。
また、上記実施形態では、照射装置80は、サブキャリッジ28又はユニットプレート
23に固定され、X軸走査機構11によってヘッドユニット21をX軸方向に走査させる
シリアル型の印刷装置に適用したが、本発明はこれに限定されることなく、ヘッドキャリ
ッジの長さが記録媒体10の印刷領域の幅方向の長さ以上であるヘッドキャリッジ、いわ
ゆるラインヘッドを採用してもよい。また、記録媒体10の印刷領域の幅方向の長さ以上
の長さを有する照射装置、いわゆる、ライン状の照射装置を採用してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を主に工業的な用途の印刷装置に適用した場合につい
て説明したが、民生用途のプリンターに本発明を適用することもできる。
S…紫外線硬化型インク CONT…制御部 1…印刷装置 10…記録媒体 11…
X軸走査機構 20…噴射ヘッド 21…ヘッドユニット 22…ヘッドキャリッジ 2
3…ユニットプレート 24…ノズル 36…媒体送りローラー(媒体駆動部) 80A
…第一領域 80B…第二領域 80C…第三領域 80D…第四領域 81…照射量調
整フィルター

Claims (7)

  1. 所定の搬送方向に媒体を搬送する媒体搬送部と、
    前記搬送方向に交差する走査方向に走査し、光を受けて硬化する液体を前記媒体の搬送
    経路へ向けて吐出する複数のノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドと一体的に走査し、前記搬送方向について複数の領域に分割され、
    前記搬送方向の下流側へ向けて照射量が大きくなるように複数の前記領域のそれぞれから
    前記搬送経路に一定の照射量の前記光を照射する光照射部と
    を備える印刷装置。
  2. 前記媒体搬送部は、所定距離ずつ前記媒体をステップ移動させ、
    前記光照射部の複数の前記領域は、前記所定距離ごとに分割されている
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記光照射部は、複数の前記領域のうち前記搬送方向の最も下流側の領域の前記照射量
    が吐出された前記液体の全体の硬化に必要な照射量にほぼ一致するように前記光を照射す

    請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 複数の前記領域のうち前記搬送方向の最も下流側の領域とは異なる前記領域同士の前記
    照射量は、互いに等しい値である
    請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記搬送方向の最も下流側の領域とは異なる前記領域同士の前記照射量は、前記液体の
    一部を硬化させるための最小限の照射量よりも大きい値である
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記光照射部は、前記領域ごとに設けられ前記照射量を所定量減少させるフィルターを
    有する
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記光照射部は、前記光を射出する複数の光源を有し、
    複数の前記光源は、前記搬送方向の下流側へ向けて個数が多くなるように配置されてい

    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の印刷装置。
JP2011087985A 2011-04-12 2011-04-12 印刷装置 Pending JP2012218342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011087985A JP2012218342A (ja) 2011-04-12 2011-04-12 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011087985A JP2012218342A (ja) 2011-04-12 2011-04-12 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012218342A true JP2012218342A (ja) 2012-11-12

Family

ID=47270376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011087985A Pending JP2012218342A (ja) 2011-04-12 2011-04-12 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012218342A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021132130A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08282009A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2000033690A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP2005007727A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、印刷システム
JP2010083059A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタおよびそれを用いた印刷方法
JP2010167677A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び液体吐出方法
JP2010260203A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Canon Inc 画像形成方法およびこれを用いた画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08282009A (ja) * 1995-04-10 1996-10-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2000033690A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Konica Corp インクジェットプリンタ
JP2005007727A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、印刷システム
JP2010083059A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタおよびそれを用いた印刷方法
JP2010167677A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び液体吐出方法
JP2010260203A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Canon Inc 画像形成方法およびこれを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021132130A1 (ja) * 2019-12-25 2021-07-01
JP7274610B2 (ja) 2019-12-25 2023-05-16 武藤工業株式会社 インクジェットプリンタ用ledランプの照射制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729105B2 (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
US7735992B2 (en) Recording apparatus and liquid ejecting apparatus
US20120298036A1 (en) Liquid droplet discharging device
KR20120132360A (ko) 액적 토출 장치
JP2012213951A (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
JP5262494B2 (ja) 流体噴射装置
JP5707744B2 (ja) 印刷装置、及び印刷方法
JP2014030904A (ja) 液体吐出装置
JP2012218342A (ja) 印刷装置
JP2012218340A (ja) 印刷方法
JP6065038B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2012061784A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出方法
JP5803241B2 (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
JP5861265B2 (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
JP6028901B2 (ja) 液体噴射装置
JP5782809B2 (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
JP2012224049A (ja) 液滴噴射装置及び液滴噴射方法
JP5707796B2 (ja) 液滴吐出装置
JP5707743B2 (ja) 印刷装置、及び印刷方法
JP2012218414A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2010260294A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出方法
JP2013202508A (ja) 液滴吐出装置
JP2012000904A (ja) 液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドの検査方法
JP2012050953A (ja) 液滴吐出装置
JP2009184264A (ja) 流体噴射装置、噴射ヘッド取付調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140326

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150901