JP2000033690A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

Info

Publication number
JP2000033690A
JP2000033690A JP20338998A JP20338998A JP2000033690A JP 2000033690 A JP2000033690 A JP 2000033690A JP 20338998 A JP20338998 A JP 20338998A JP 20338998 A JP20338998 A JP 20338998A JP 2000033690 A JP2000033690 A JP 2000033690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
recording material
scanning direction
jet printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20338998A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Tamura
明彦 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP20338998A priority Critical patent/JP2000033690A/ja
Publication of JP2000033690A publication Critical patent/JP2000033690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタの着弾乱れによる、
画質の悪化を防止すること。 【解決手段】 インクを加圧してノズルから噴出するイ
ンク噴出機構部と、記録材を記録領域に搬送する搬送機
構とを備え、前記ノズルから記録に必要なインクを選択
的に噴出して、噴出したインクを前記記録領域の前記記
録材に付着させて画像を記録するインクジェットプリン
タにおいて、噴出されたインクの飛翔経路を規制する電
界を生成する規制電極を備え、前記規制された前記飛翔
経路を飛翔するインクが前記記録領域に到達することを
特徴とするインクジェットプリンタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特に、噴出したインク滴が記録材に付着
する際の着弾精度を高めたインクジェットプリンタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは紙、布地など
の記録材料の表面にインク滴を付着させて画像を記録す
る。このとき、インク滴が所定の弾道を飛翔しないと、
記録材表面に付着する位置が定まらずに、出力した画像
が乱れてしまう。記録に必要なインクを選択的にノズル
から噴出するオンデマンド方式のインクジェットプリン
タでは、噴出したインク滴が何らかの理由で所定の弾道
からはずれてしまい、記録材表面での着弾乱れが発生す
ることがある。
【0003】たとえば、ノズルからインク滴を噴出する
際に、ノズルの噴出口にバリが残っていたり、ノズル内
壁面の角度にバラツキがあるなど、ノズル形状に不揃い
があるノズルから噴出されるインク滴の弾道は、ノズル
形状が揃ったノズルから噴出されるインク滴の弾道に対
して異なった向きの弾道で噴出されてしまい、これによ
り着弾乱れが発生する。また、ノズルにはほこりなどが
付着し、または付着したインクが乾いて固まり、汚れと
なることがある。周辺が汚れたノズルから噴出されるイ
ンク滴の弾道は、汚れていないノズルから噴出されるイ
ンク滴の弾道に対して異なった向きの弾道により噴出さ
れてしまい、これにより着弾乱れが発生する。また、ノ
ズルを備えるヘッドの走査(移動)により引き起こされ
る気流の影響により、噴出されたインクの弾道が途中か
ら曲がってしまい、これにより着弾乱れが発生する。
【0004】また、噴出されたインク滴は尾を引いて飛
翔することから、飛翔中に表面張力等の影響でインク的
が変形し、尾がちぎれて微少なインク滴が分離する。分
離したインク滴は、サテライトと呼ばれ、サテライト
は、肉眼では観察できない程度のサイズなので、記録紙
に付着しても出力する画像にはさして影響はないのだ
が、ノズル周辺に付着すると汚れの原因となるから、ひ
いては着弾乱れの原因となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オンデマンド方式のイ
ンクジェットプリンタでは、着弾乱れを解決するのに、
ノズルを精度よく加工したり、ノズル開口部を備えるノ
ズルプレートの材料、またはノズルプレートのコーティ
ングを工夫して、汚れが付着しにくいようにして、着弾
精度を高める技術が知られている。しかしながら、これ
らの技術を併用しても、ヘッド部の走査により引き起こ
される気流が原因の着弾乱れを解決できないし、何らか
の理由でインク滴が曲がった弾道で噴出された場合に
は、結局、弾道乱れが発生してしまう。従って、本発明
は、インクジェットプリンタの着弾乱れによる、画質の
悪化を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、請求項
1に記載のインクジェットプリンタで解決できる。すな
わち請求項1に記載のインクジェットプリンタは、イン
クを加圧してノズルから噴出するインク噴出機構部と、
記録材を記録領域に搬送する搬送機構とを備え、前記ノ
ズルから記録に必要なインクを選択的に噴出し、噴出し
たインクを前記記録領域の前記記録材に付着させて画像
を記録するインクジェットプリンタにおいて、噴出され
たインクの飛翔経路を規制する電界を生成する規制電極
を備え、前記ノズルから噴出したインクの飛翔経路を前
記電界により規制して、前記記録材に到達させることを
特徴とする。
【0007】このインクジェットプリンタによれば、規
制電極が生成する電界によりインクの飛翔経路を規制し
て、インクを正確に着弾させることができるので、イン
クジェットプリンタの着弾乱れによる画質の悪化を防止
することができる。
【0008】また、本発明の課題は、請求項7に記載の
インクジェットプリンタで解決できる。すなわち請求項
1に記載のインクジェットプリンタは、インクを加圧し
てノズルから噴出するインク噴出機構部と、記録材を記
録領域に搬送する搬送機構とを備え、前記ノズルから記
録に必要なインクを選択的に噴出し、噴出したインクを
前記記録領域の前記記録材に付着させて画像を記録する
インクジェットプリンタにおいて、前記搬送機構で搬送
される記録材を帯電させる記録材帯電電極を備えること
を特徴とする。
【0009】このインクジェットプリンタによれば、帯
電した記録材が生成する電界によりインクの飛翔経路を
規制して、インクを正確に着弾させることができるの
で、インクジェットプリンタの着弾乱れによる、画質の
悪化を防止することができる。
【0010】また、本発明の課題は、請求項13に記載
のインクジェットプリンタで解決できる。すなわち請求
項13に記載のインクジェットプリンタは、インクを加
圧してノズルから噴出するインク噴出機構部と、記録材
を定置する定置部とを備え、前記ノズルから記録に必要
なインクを選択的に噴出し、噴出したインクを前記定置
部に定置された前記記録材に付着させて画像を記録する
インクジェットプリンタにおいて、噴出されたインクの
飛翔経路を規制する電界を生成する規制電極を備え、前
記ノズルから噴出したインクの飛翔経路を前記電界によ
り規制して、前記記録材に到達させることを特徴とす
る。
【0011】このインクジェットプリンタによれば、規
制電極が生成する電界によりインクの飛翔経路を規制し
て、インクを正確に着弾させることができるので、イン
クジェットプリンタの着弾乱れによる画質の悪化を防止
することができる。
【0012】また、本発明の課題は、請求項17に記載
のインクジェットプリンタで解決できる。すなわち請求
項17に記載のインクジェットプリンタは、インクを加
圧してノズルから噴出するインク噴出機構部と、記録材
を定置する定置部とを備え、前記ノズルから記録に必要
なインクを選択的に噴出し、噴出したインクを前記定置
部に定置された前記記録材に付着させて画像を記録する
インクジェットプリンタにおいて、前記記録材を帯電さ
せる記録材帯電電極を備えることを特徴とする。
【0013】このインクジェットプリンタによれば、帯
電した記録材が生成する電界によりインクの飛翔経路を
規制して、インクを正確に着弾させることができるの
で、インクジェットプリンタの着弾乱れによる、画質の
悪化を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
から図7により、インクジェットプリンタを例に説明す
る。
【0015】図1はインクジェットプリンタ1の主要部
を示す斜視図である。
【0016】キャリッジ2はヘッドドライバーIC1
6、ヘッド17等を納めた樹脂性のケースである。ヘッ
ド17はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)各色128個のノズルNOZn
を備える。図中(図3)、ノズルNOZnはnに0から
127の番号を付して個々を区別して表示することがあ
る。キャリッジ2に納めたヘッドドライバーIC16
は、キャリッジ2から引き出されたフレキシブルケーブ
ル5で制御基板9と接続されている。
【0017】キャリッジ2はキャリッジ駆動機構6によ
って図中矢印Xで示した主走査方向に往復移動される。
キャリッジ駆動機構6は、モータ6a、プーリ6b、歯
付きベルト6c、ガイドレール6dを含んで構成されて
いて、キャリッジ2は歯付きベルト6cに固着されてい
る。
【0018】モータ6aによりプーリ6bが回転する
と、歯付きベルト6cに固着されたキャリッジ2は図中
矢印Xの方向に沿って移動させられる。ガイドレール6
dは互いに平行な2本の丸棒で、かつキャリッジ2の挿
通穴を貫通していてキャリッジ2が滑走するようにし
た。このため歯付きベルト6cはキャリッジ2の自重で
は撓まないし、キャリッジ2の往復移動の方向は一直線
上となる。モータ6aの回転方向を逆転すればキャリッ
ジ2が移動する向きを変更できるし、回転数を変更すれ
ばキャリッジ2の移動速度を変更することもできる。
【0019】インクカートリッジ4C、Kは内部にイン
クタンクを有している。インクタンクのインク供給口は
インクカートリッジ4C、Kをキャリッジ2にセットし
てインク供給パイプと接続されると開口し、接続が解除
されると閉鎖され、ヘッド17にインクが供給される。
キャリッジ2にはインクカートリッジ4C、Kの取り付
け部が設けてあり、噴出用のY、M、C、Kの各色のイ
ンクを納めたインクカートリッジを着脱できるようにな
っている。インクジェットプリンタ1では4色のうちK
(黒)のインクタンクだけを別のカートリッジ4Kに納
め、他の3色のインクタンクは一つのカートリッジ4C
に納めた。
【0020】フレキシブルケーブル5は、可撓性を有す
る樹脂製のフィルムに、データ信号線、電源線等を含む
配線パターンをプリントしたもので、キャリッジ2と制
御基板9との間で画像データ、制御信号などを転送し、
キャリッジ2の移動に追従する。
【0021】エンコーダ7は透明な樹脂フィルムに所定
の間隔で目盛りをつけたもので、この目盛りをキャリッ
ジ2に設けた光センサにより検出して、キャリッジ2の
移動速度を検知する。
【0022】紙搬送機構8は図中矢印Yで示した副走査
方向に記録紙Pを搬送させる機構で、搬送モータ8a、
搬送ローラー対8b、8cを含んで構成される。搬送ロ
ーラー対8bと搬送ローラー対8cは搬送モータ8aに
より駆動される。記録紙Pは給紙機構(図示せず)から
送り出されてから一定速度で回転させられている搬送ロ
ーラー対8bに挟持され、給紙ガイド(図示せず)によ
って副走査方向に搬送の向きを修正させられたうえで搬
送ローラー対8cに挟持されて搬送される。従って、記
録紙Pは副走査方向に一定速度で搬送される。
【0023】搬送ローラー対8cの周速は、搬送ローラ
ー対8bよりもわずかに速いので、記録紙Pは弛みなく
挟持される。搬送ローラー対8bと搬送ローラー対8c
の間は記録領域であり、この記録領域において、飛翔し
たインク滴が記録紙Pに付着する。記録領域では記録紙
Pは弛みなく挟持されており、加えて、キャリッジ2は
記録領域では記録紙Pの表面とノズルNOZnとのギャ
ップが一定に保たれるように走査する。
【0024】規制電極25は金属製のプレートで、記録
紙Pの主走査方向(矢印X)の幅に対して、これよりも
広い幅としてある。また、規制電極25は、副走査方向
に対して、各色128色のノズルNOZnを配置した幅
よりも広い幅としてある。
【0025】紙搬送機構8はキャリッジ2に配置された
ノズルNOZnから所定のギャップを保って記録紙Pを
搬送する。ノズルNOZnは搬送される記録紙Pと対向
していて、ノズルNOZnから噴出されたインク滴の飛
翔経路(弾道ともいう)は、ほぼ直線状となり、インク
滴は記録紙Pに達して付着する。紙搬送機構8による記
録紙Pの搬送経路は、キャリッジ2のノズルNOZnと
規制電極25との間を通過する。
【0026】規制電極25は、直流電源26に接続され
ていて、インクの帯電電位とは逆極性の電位に一様に帯
電し、規制電界を生成する。詳しくは後述するが、イン
ク滴の飛翔経路は規制電界により規制されて、万一、ノ
ズルNOZnから曲がった弾道で噴出されたインク滴
も、記録紙Pに付着する前に飛翔経路が修正されるか
ら、着弾乱れが発生しなくなる。
【0027】このようにして記録紙Pを副走査方向に一
定速度で移動させつつ、キャリッジ2を主走査方向に一
定速度で移動させ、ヘッド17から噴出したインクを記
録紙Pの片面の所定範囲に付着させて画像を記録する。
【0028】図2はインクジェットプリンタ1の回路ブ
ロック図である。
【0029】制御基板9はインクジェットプリンタ1全
体の制御を行うCPU11が実装され、先に説明したと
おりフレキシブルケーブル5によってキャリッジ2のヘ
ッドドライバーIC16と接続されている。
【0030】ページメモリ12は、インクジェットプリ
ンタ1自体を周辺機器として利用するパーソナルコンピ
ュータ等から受け取った画像データを記憶する。ページ
メモリ12の記憶容量は、パーソナルコンピュータ等の
扱う階調画像データのビット数、ドット数、信号の転送
速度、CPUの処理速度等によって決めればよい。
【0031】インクジェットプリンタ1は、インターフ
ェースとして、パラレルインターフェースのSCSI
(14a)とIEEE1284(14b)を備える。
【0032】ラインメモリ13a、bは、記録紙Pに記
録する際に主走査方向に一列に並べて記録される各画素
の画像データを記憶する。ページメモリ12からのデー
タ信号線は16ビットで、各ラインメモリ13に8ビッ
トずつ分岐している。ラインメモリ13a、bの画像デ
ータはフレキシブルケーブル5を介してヘッドドライバ
ーIC16にシリアル転送される。
【0033】ヘッドドライバーIC16a〜dは、各色
毎に1個設けられている。各色のヘッド17Y、M、
C、Kは、それぞれが128個のノズルNOZnを持
ち、各ヘッドを構成するノズルNOZnは複数のライン
を同時に記録できるように副走査方向に並べて配置され
ている。
【0034】イエローの画像データはラインメモリ13
aからヘッドドライバーIC16aへ転送される。そし
てヘッドドライバーIC16aに転送された、128個
のイエローの画像データは並列的に処理されて、ヘッド
17Yによる記録が実行される。以下同様にマゼンタの
画像データはラインメモリ13aからヘッドドライバー
IC16bへ転送されヘッド17Mで記録が実行され
る。シアンはラインメモリ13bからヘッドドライバー
IC16cに転送されてヘッド17Cによる記録が実行
され、ブラックはラインメモリ13bからヘッドドライ
バーIC16dに転送されてヘッド17Kによる記録が
実行される。
【0035】シリアルROM20は、温度条件に応じた
波形をディジタルデータとして記憶させてある。このシ
リアルROM20は、EPRROM等を用いて構成でき
る。
【0036】CPU11は、サーミスタ19で検出した
温度条件に最適の波形データをシリアルROM20から
読み出して駆動波形発生回路15へ送る。駆動波形発生
回路15では、最適の波形データをD/A変換によりア
ナログの波形に復調、増幅して駆動信号を得て、ヘッド
ドライバーIC16へ出力する。
【0037】ANDゲート22は、エンコーダ7の検出
した情報を基にキャリッジ2が一往復移動を開始して往
路上で所定の位置に達した時点で、インク噴出を開始さ
せるためのTRGIN信号を、制御回路23を経てヘッ
ドドライバーIC16に出力する。ヘッドドライバーI
C16はこのTRGIN信号を受けてヘッド17の各ノ
ズルNOZnに駆動信号を送出する。
【0038】ヘッドドライバーIC16は128ビット
のデータ信号線によってヘッド17の各ノズルNOZn
に設けられたピエゾ素子に駆動信号を送出する。この駆
動信号を受けてピエゾ素子が変形してインクを加圧し
て、ヘッド内のインクが噴出される。
【0039】次に図3のヘッドドライバーICのブロッ
ク図によって説明する。ヘッドドライバーIC16は、
シフトレジスタ31、ラッチ32、スイッチング素子3
3を含んで構成される。インクジェットプリンタ1はヘ
ッドあたりのノズル数が128ノズルであり、ヘッドド
ライバーIC16は128ノズルのヘッド17を駆動す
るように構成してある。
【0040】ラインメモリ13からは、画像データが画
素単位でシリアルにヘッドドライバーIC16へ転送さ
れてくる。図3では、第一番目の画素データから、順に
DATA0、DATA1、DATA2、・・・DATA
127を示した。
【0041】シフトレジスタ31はヘッド17での1回
の噴出に相当する数の画素の画像データを記憶できる容
量を持っていて、副走査方向に並んだ128画素分の画
像データをいったん蓄積する。キャリッジ2が記録に適
した位置に達すると、制御回路23(図2参照)はLO
AD信号を出力し、ラッチ32はこのLOAD信号を受
けるとシフトレジスタ31から並列に出力された画像デ
ータをラッチする。LOAD信号は前述のTRGIN信
号と同期している。LOAD信号は、キャリッジ2が主
走査方向(図1のX方向)に一画素分移動する毎に出力
される。
【0042】スイッチング素子33はピエゾの駆動に必
要な電圧の駆動信号を出力する。駆動信号はラッチ32
にラッチされた画像データに応じて状態遷移する。スイ
ッチング素子33としてはトランジスタを用いていて、
一つのノズルNOZnに対して一つのトランジスタが対
応し、スイッチング素子33の出力は、ヘッド17の対
応した各ノズルNOZnのピエゾ素子PZT0〜127
に接続されている。ピエゾ素子PZT0〜127は、ス
イッチング素子33から駆動信号を与えられると変形し
て、インクを加圧し、この圧によりインクがノズルNO
Znから噴出される。駆動信号が与えられないノズルN
OZnからはインクの噴出は行われない。
【0043】図4は規制電極25の配置を説明する概念
図であり、図4(A)は図1の矢印Aの向きから見た状
態を表し、図4(B)は図1の矢印Bの向きから見た状
態を表す。
【0044】インクジェットプリンタ1は記録動作を開
始すると、キャリッジ2を主走査方向(矢印Xで示し
た)に沿って往復移動(走査)させる。点線100は、
ノズルNOZnからインクの噴出を開始する位置を示
し、点線101はインクの噴出を停止する位置を示す。
点線100から点線101までが主走査方向の記録幅で
ある。キャリッジ2は主走査方向へ移動しながらノズル
NOZnからインクを記録紙Pに向けて噴出する。ノズ
ルNOZnから噴出される弾道の向きは、主走査方向、
副走査方向のいずれに対しても略直行する向きにした。
ノズルNOZnから噴出されたインクはインク滴となっ
てほぼ一直線に記録紙Pに向かって飛翔し、記録紙Pに
付着する。インク滴は、ノズルNOZnから噴出するま
でに、ノズルNOZnの内壁面との摩擦などにより帯電
して、正電荷をおびている。
【0045】各色128個のノズルNOZnは、副走査
方向(矢印Y)に並べて配置されていて、キャリッジ2
の走査に従って記録に必要なインク滴が、各ノズルNO
Znのうちで対応するノズルNOZnから噴出される。
点線102から点線103までが副走査方向(矢印Y)
の記録幅である。規制電極25は、主走査方向、副走査
方向のいずれについても、一回の走査でインクの付着す
る範囲よりも大きい。
【0046】以上のように、キャリッジ2の1回の走査
により、主走査方向の記録幅と副走査方向の記録幅の範
囲で、選択的にインク滴が記録紙Pに付着する。
【0047】記録動作の開始とともに、直流電源26は
インク滴と逆の電位(負)に規制電極25を帯電させ
て、規制電界を生成する。電気力線LEFは、飛翔中の
各インク滴と規制電極25との間の最短距離を結ぶ電気
力線を示してある。インク滴は噴出する際にノズルNO
Znの内壁面との摩擦などにより帯電している。従っ
て、飛翔中のインク滴は規制電界による電気力を受け、
電気力線LEFの向きに加速する。曲がった弾道で噴出
されたインク滴の運動を、理想的な弾道の向きのベクト
ル成分V1(不図示)とこれに直行する向きのベクトル
成分V2(不図示)に分解したとき、電気力線LEFに
よるインク滴の加速は、ベクトル成分V1の向きの加速
である。つまり、規制電界を生成すると、飛翔するイン
ク滴の運動(飛翔)は、ベクトル成分V1が相対的に大
きく、ベクトル成分V2が相対的に小さくなる。ところ
で、電気力線LEFはインク滴と規制電極25の最短距
離を結ぶから、電気力線LEFと平行な経路がノズルN
OZnと記録紙Pの間を飛翔するインク滴の理想的な弾
道となる。
【0048】以上のように、インクジェットプリンタ1
は規制電界を生成することにより、万一、インク滴が曲
がった弾道で噴出されることがあっても、ベクトル成分
V1を相対的に大きく、ベクトル成分V2を相対的に小
さくするのだから、弾道の曲がりの影響が小さくなるよ
うに弾道を修正し、インク滴の着弾精度を向上させるの
で、着弾乱れの影響がほとんどなくなる。
【0049】記録領域の周辺では、飛翔する液滴から分
離したサテライトが、インク滴と同電位に帯電した状態
で浮遊している。インクジェットプリンタ1は、生成し
た規制電界により、サテライトを記録紙Pに向けて飛翔
させて、記録紙Pに付着させることができる。従って、
サテライトがノズルNOZnに付着して、開口部および
その周辺を汚してしまうことを防ぐことができ、ひいて
は、ノズルの汚れを防止することで、インク滴が曲がっ
た弾道で噴出されることを減少させている。従って、着
弾乱れの影響を減らすことができる。
【0050】次に、上述の構成のインクジェットプリン
タ1での着弾乱れを、図5と表1とを用いて説明する。
図5は、ノズルNOZnと規制電極25の条件を説明す
る模式図である。インク滴の理想的な飛翔経路を飛翔経
路L1(実線で示した)とし、ノズルNOZnの開口部
からインク的が実際に飛翔する飛翔経路を飛翔経路L2
(破線で示した)とし、この間の角度をθ1とすると、
着弾乱れが発生した場合には、θ1が大きくなる。つま
り、ノズルNOZnの形状の不揃いや汚れの影響で、液
滴が曲がった弾道によって飛翔した場合も、キャリッジ
2の走査(移動)により引き起こされる気流の影響によ
り、噴出されたインクの弾道が途中から曲がった場合
も、θ1が大きくなる。そして、複数のインク滴を記録
紙Pに付着させて、それぞれのθ1を標本としたとき、
θ1の標準偏差が小さければ、着弾乱れの影響が小さい
といえる。
【0051】以下の条件で、θ1の標準偏差を実測し
た。図5で、ノズルNOZnの噴出側開口直径R1=2
5μm、ノズルNOZnのインク室側直径R2=30μ
m、ノズルプレート172の厚みα=50μm、ノズル
プレート172と規制電極25との互いに対向する面同
士の距離D=1.5mmとなる。ノズルプレート172
は、インクの噴出口である128個のノズル開口部17
1を備えている。インクは矢印Zで示した方向に飛翔す
る。インクの物性として、表面張力は40dyn/c
m、粘度は5cpの黒色のインクで評価した。インクの
付着位置は、記録紙Pに付着して広がったインクの中心
とした。
【0052】表1はこれらの条件を満たしたうえで、規
制電極25に印加する電圧(以下、電極電圧と呼ぶ)を
種々変更して、各電圧毎に64個のインク滴を噴出し
て、それぞれのθ1の標準偏差を示してある。
【0053】
【表1】
【0054】電極電圧0(V)のときは、θ1の標準偏
差は0.35度である。電極電圧500(V)のとき
は、θ1の標準偏差は0.30度である。電極電圧10
00(V)のときは、θ1の標準偏差は0.23度であ
る。電極電圧1500(V)のときは、θ1の標準偏差
は0.20度である。電極電圧2000(V)にする
と、記録紙Pと規制電極25の間に放電が発生したの
で、評価しなかった。
【0055】表1に示すように、規制電極25で規制電
界を生成すると、規制電界のない状態に比較して、θ1
の標準偏差が小さくなっているから、着弾乱れの発生が
減少していることがわかる。また、電極電圧を上げ過ぎ
て記録紙Pと規制電極25の間で放電が発生するまでの
範囲では、電極電圧を上げるほどにθ1が減少している
から、着弾乱れが減少していることがわかる。
【0056】次に、規制電極の他の例を説明する概念図
である図6によって説明する。図6(A)で、規制電極
251は、主走査方向と副走査方向とのいずれについて
も、記録紙Pの寸法を上回っている。インクジェットプ
リンタ1の記録動作中は、記録紙Pの記録面が規制電極
251を底面とする直方体の空間へと収まる位置へ定置
されて、規制電極251と記録紙Pの間隔は一定の間隔
に保たれる。そして、記録紙Pを停止した状態でキャリ
ッジ2を走査して、インク滴を噴出し、画像の記録を行
う。すなわち、図6(A)の例では、記録領域の全面に
わたって、規制電界が生成され、規制電極251が生成
する電気力線LEFは、規制電極251の周縁部付近で
も正確に規制電極251と直交する。これにより、イン
ク滴はきわめて正確に記録面の所期位置に付着するか
ら、着弾乱れの発生を押さえることができる。
【0057】また、飛翔するインク滴から分離したサテ
ライトは、インク滴と比較して質量が小さいから、キャ
リッジ2の走査に伴って発生する気流などの影響を受け
て、広く拡散することがある。規制電極251は記録範
囲の全面にわたる規制電界を生成するので、万一、サテ
ライトが拡散した場合も、記録紙Pに向けて飛翔させて
記録紙Pに付着させることができる。従って、サテライ
トがノズルNOZnに戻って、開口部およびその周辺を
汚してしまうことを防ぐことができる。なお、サテライ
トが記録紙Pに付着したとしても、インクが少量なの
で、記録された画像には肉眼で観察できるような悪影響
は顕れない。
【0058】なお、図6(A)ではキャリッジおよびノ
ズルは図示を省略してあるが、図6(A)の規制電極2
51は、たとえば次のようなインクジェットプリンタに
適用できる。まず図1で説明したように、主走査方向に
キャリッジを移動しつつ副走査方向に記録紙を移動して
画像を記録するインクジェットプリンタに適用できる。
また、主走査方向の幅にわたってノズルをライン状に並
べたラインヘッドを、副走査方向に移動(走査)しつつ
画像を記録するインクジェットプリンタに適用できる。
【0059】本例では、各画素を2次元の面に記録する
のに、隣り合った画素同士の記録速度が早いほうを主走
査方向、記録速度が遅いほうを副走査方向と呼んでい
る。つまり、キャリッジを移動すれば、キャリッジの移
動の向きに隣り合って記録される画素の記録速度のほう
が、記録紙の移動の向きに隣り合って記録される画素の
記録速度よりも速く、従ってキャリッジの移動方向が主
走査方向となり、記録紙の移動方向が副走査方向とな
る。また、ラインヘッドからは各インク滴がほぼ同時に
噴出されるから、ラインヘッドでのノズルの並びの向き
に隣り合って記録される画素の記録速度のほうが、ライ
ンヘッドの移動の向きに隣り合って記録される画素の記
録速度よりも速く、従ってラインヘッドのノズルの並び
方向が主走査方向となり、ラインヘッドの移動方向が副
走査方向となる。
【0060】図6(B)の例では、規制電極252は主
走査方向(矢印X)にキャリッジ2と等しい速度で移動
する。これにより、ノズルNOZnから飛翔するインク
滴の飛翔経路に関しては、確実に規制電界を生成するこ
とができる。
【0061】たとえば、モータ6aにプーリ6bと同軸
に同型のプーリを取り付け、これに歯付きベルト6cと
平行に新たな歯付きベルトを掛け回し、規制電極252
を固定すれば、規制電極252はキャリッジ2の走査速
度と等速で主走査方向に移動するし、加速も等しくな
る。なお、この例では図1の例と同様に、記録領域は、
搬送ローラー対8bと搬送ローラー対8cの間である。
【0062】次に、記録紙Pを帯電せしめて規制電界を
生成するインクジェットプリンタの主要部を示す図7を
用いて説明する。
【0063】図7で示したインクジェットプリンタ10
0は、インクジェットプリンタ1と比較すると、規制電
極25にかえて紙帯電極40とアース電極35を備える
点が異なり、他の点は同様であるので、重複する部分の
説明は省略する。
【0064】紙帯電極40はスコロトロン帯電極で、記
録紙Pの主走査方向(矢印Xで示した。)の幅に対し
て、これよりも広い幅としてある。紙搬送機構8は紙帯
電極40の放電グリッド41から所定のギャップを保っ
て記録紙Pを搬送する。紙帯電極40は、直流電源26
に接続されていて、コロナ放電により紙搬送機構8によ
り搬送される記録紙Pの表面を帯電させる。紙搬送機構
8の搬送ローラー対8b、搬送ローラー対8cの表面は
絶縁加工を施してある。紙帯電極40は記録紙Pの表面
をインクの帯電電位とは逆極性の電位に一様に帯電させ
る。アース電極35は、図1と図4を用いて説明した規
制電極25と同じサイズの金属板を、規制電極25と同
じ位置に配置したもので、アース電位に保たれている。
紙搬送機構8により、記録紙PはノズルNOZnとアー
ス電極35との間を通過する。通過の際には、記録紙P
とアース電極35の間に電界を生成する。インクはノズ
ルNOZnの内壁面との摩擦などにより帯電しているの
で、この電界(規制電界)により電気力を受け、電気力
線LEFの向きに加速する。この加速により、弾道の曲
がりの影響が小さくなるように弾道を修正し、インク滴
の着弾精度を向上させるので、着弾乱れの影響がほとん
どなくなる点は、規制電極25を用いたインクジェット
プリンタ1と同様である。また、サテライトによるノズ
ルNOZnの汚れを防止するのも同様であり、従って、
着弾乱れの影響を減らすことができる。
【0065】また、アース電極35は規制電極25(図
4参照)と同様に配置してあるので、規制電界の電気力
線LEFが、記録領域では平行となる。
【0066】紙帯電極40として、スコロトロン帯電器
の例を説明したが、コロトロン帯電器、ローラー帯電
器、フィルム帯電器、鋸歯状電極を備えた帯電器などい
ずれの帯電器を用いてもよい。
【0067】アース電極35は、規制電極25と同様
に、記録紙Pよりも大きいサイズにしてもよいし、キャ
リッジ2の走査に追従するようにしてもよい。
【0068】インクジェットプリンタ1、インクジェッ
トプリンタ100ともに、ノズルNOZnの内壁面との
摩擦などによりインクが帯電する例を示したが、インク
を積極的に帯電させる帯電器を備えてもよい。
【0069】また、いずれの例でも、ノズルプレートの
表面をアース電位とするとよい。これにより、電気力線
LEFが、さらに正確に規制電極もしくはアース電極と
直交し、電気力線LEFの曲がりが発生しないので、さ
らに着弾精度が向上し、着弾乱れを減少させることがで
きる。
【0070】また、ピエゾ素子PZT0〜127でイン
クを加圧してノズルNOZnから噴出する例によって説
明したが、発熱素子でインクを加熱し、インク自体の蒸
気圧でインクを加圧するサーマルタイプのインクジェッ
トプリンタにも、本発明を適用することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、着弾乱れが減少するので、着弾乱れによる画質の悪
化を防止できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの主要部を示す斜視図
である。
【図2】インクジェットプリンタの回路ブロック図であ
る。
【図3】ヘッドドライバーICのブロック図である。
【図4】規制電極の配置を説明する概念図である。
【図5】ノズルと規制電極の条件を説明する模式図であ
る。
【図6】規制電極の他の例を説明する概念図である。
【図7】記録紙を帯電せしめて規制電界を生成するイン
クジェットプリンタの主要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、100 インクジェットプリンタ 2 キャリッジ 8 紙搬送機構 16 ヘッドドライバーIC 17 ヘッド 171 ノズル開口部 172 ノズルプレート 25 規制電極 26 直流電源 35 アース電極 40 紙帯電極 LEF 電気力線 NOZn ノズル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを加圧してノズルから噴出するイ
    ンク噴出機構部と、記録材を記録領域に搬送する搬送機
    構とを備え、前記ノズルから記録に必要なインクを選択
    的に噴出し、噴出したインクを前記記録領域の前記記録
    材に付着させて画像を記録するインクジェットプリンタ
    において、噴出されたインクの飛翔経路を規制する電界
    を生成する規制電極を備え、前記ノズルから噴出したイ
    ンクの飛翔経路を前記電界により規制して、前記記録材
    に到達させることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記搬送機構は前記ノズルと対向する位
    置を通る経路を経て前記記録材を搬送し、前記規制電極
    と前記ノズルとは前記経路を通過する前記記録材を挟ん
    で対向するように配置されることを特徴とする請求項1
    に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの開口部を備えるノズル表面
    をアース電位としたことを特徴とする請求項1または2
    に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク噴出機構部を複数並べたヘッ
    ド部を支持し、略直線上を往復移動するキャリッジを備
    え、前記キャリッジを主走査方向に移動し、前記搬送機
    構により前記記録材を副走査方向に移動しつつ前記ノズ
    ルからインクを噴出させて画像を記録することを特徴と
    する請求項1、2または3に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 前記規制電極の主走査方向の幅は、前記
    記録材の主走査方向の幅に及ぶことを特徴とする請求項
    1、2、3または4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記規制電極の副走査方向の幅は、前記
    記録材の副走査方向の幅に及ぶことを特徴とする請求項
    5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 インクを加圧してノズルから噴出するイ
    ンク噴出機構部と、記録材を記録領域に搬送する搬送機
    構とを備え、前記ノズルから記録に必要なインクを選択
    的に噴出し、噴出したインクを前記記録領域の前記記録
    材に付着させて画像を記録するインクジェットプリンタ
    において、前記搬送機構で搬送される記録材を帯電させ
    る記録材帯電電極を備えることを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  8. 【請求項8】 アース電位の第2電極を備え、前記搬送
    機構は前記ノズルと対向する位置を通る経路を経て前記
    記録材を搬送し、前記第2電極と前記ノズルとは前記経
    路を通過する前記記録材を挟んで対向するように配置さ
    れることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット
    プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記ノズルの開口部を備えるノズル表面
    をアース電位としたことを特徴とする請求項7または8
    に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記インク噴出機構部を複数並べたヘ
    ッド部を支持し、略直線上を往復移動するキャリッジを
    備え、前記キャリッジを主走査方向に移動し、前記搬送
    機構により前記記録材を副走査方向に移動しつつ前記ノ
    ズルからインクを噴出させて画像を記録することを特徴
    とする請求項7、8または9に記載のインクジェットプ
    リンタ。
  11. 【請求項11】 前記第2電極の主走査方向の幅は、前
    記記録材の主走査方向の幅に及ぶことを特徴とする請求
    項7、8、9または10に記載のインクジェットプリン
    タ。
  12. 【請求項12】 前記第2電極の副走査方向の幅は、前
    記記録材の副走査方向の幅に及ぶことを特徴とする請求
    項11に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】 インクを加圧してノズルから噴出する
    インク噴出機構部と、記録材を定置する定置部とを備
    え、前記ノズルから記録に必要なインクを選択的に噴出
    し、噴出したインクを前記定置部に定置された前記記録
    材に付着させて画像を記録するインクジェットプリンタ
    において、噴出されたインクの飛翔経路を規制する電界
    を生成する規制電極を備え、前記ノズルから噴出したイ
    ンクの飛翔経路を前記電界により規制して、前記記録材
    に到達させることを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  14. 【請求項14】 前記定置部に定置された前記記録材は
    前記ノズルと対向する位置に定置され、前記規制電極と
    前記ノズルとは前記定置された前記記録材を挟んで対向
    するように配置されることを特徴とする請求項13に記
    載のインクジェットプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記ノズルの開口部を備えるノズル表
    面をアース電位としたことを特徴とする請求項13また
    は14に記載のインクジェットプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記規制電極の主走査方向の幅は、前
    記記録材の主走査方向の幅に及び、かつ前記規制電極の
    副走査方向の幅は、前記記録材の副走査方向の幅に及ぶ
    ことを特徴とする請求項13、14または15に記載の
    インクジェットプリンタ。
  17. 【請求項17】 インクを加圧してノズルから噴出する
    インク噴出機構部と、記録材を定置する定置部とを備
    え、前記ノズルから記録に必要なインクを選択的に噴出
    し、噴出したインクを前記定置部に定置された前記記録
    材に付着させて画像を記録するインクジェットプリンタ
    において、前記記録材を帯電させる記録材帯電電極を備
    えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  18. 【請求項18】 アース電位の第2電極を備え、前記定
    置部に定置された前記記録材は前記ノズルと対向する位
    置に定置され、前記第2電極と前記ノズルとは前記定置
    された前記記録材を挟んで対向するように配置されるこ
    とを特徴とする請求項17に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  19. 【請求項19】 前記ノズルの開口部を備えるノズル表
    面をアース電位としたことを特徴とする請求項17また
    は18に記載のインクジェットプリンタ。
  20. 【請求項20】 前記第2電極の主走査方向の幅は、前
    記記録材の主走査方向の幅に及び、かつ前記第2電極の
    副走査方向の幅は、前記記録材の副走査方向の幅に及ぶ
    ことを特徴とする請求項17、18または19に記載の
    インクジェットプリンタ。
JP20338998A 1998-07-17 1998-07-17 インクジェットプリンタ Pending JP2000033690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20338998A JP2000033690A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20338998A JP2000033690A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 インクジェットプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000033690A true JP2000033690A (ja) 2000-02-02

Family

ID=16473243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20338998A Pending JP2000033690A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000033690A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218340A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012218342A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012218340A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012218342A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6092892A (en) Ink jet recording apparatus
JP5625332B2 (ja) 画像形成方法、画像形成装置、及びプログラム
US8777346B2 (en) Ink-jet printing method and apparatus
US20070091135A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, and computer-readable recording medium
JP2009160854A (ja) 画像形成装置
JP5927035B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH10166567A (ja) インクジェット記録装置
US20120287208A1 (en) Liquid ejecting apparatus
JP2000033690A (ja) インクジェットプリンタ
JP2008036947A (ja) 液体吐出装置および液体吐出方法
US11312133B2 (en) Jetting head drive unit, jetting head unit, liquid jetting apparatus, jetting head drive method, and program
JP2014104621A (ja) 液滴吐出装置
US20050128236A1 (en) Ink-jet recording apparatus and ink-jet recording method therefor
JP2010099902A (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法
JP2016210048A (ja) 液体を吐出する装置
JP4679478B2 (ja) 画像形成装置、プログラム、記憶媒体、画像形成方法
JPH0725083A (ja) インクジェット記録装置
JP4408769B2 (ja) 画像形成装置
JP2013240933A (ja) インクジェット記録装置
JP4104512B2 (ja) 画像形成装置
JP7073878B2 (ja) 液体吐出装置の制御方法
JP2016165818A (ja) データ処理方法、プログラム、データ処理装置、装置
JP2006082254A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5488340B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2006082376A (ja) 液体吐出ヘッドの駆動装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040705

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Effective date: 20051220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060120

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060126

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080630