JP7073878B2 - 液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

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本発明は、複数の媒体を並設した状態で印刷ヘッドから液体を吐出して各媒体に画像を印刷することが可能な液体吐出装置の制御方法に関するものである。
液体吐出装置は液体吐出ヘッドを備え、この吐出ヘッドから各種の液体を吐出する装置である。この液体吐出装置としては、例えば、インクを吐出するインクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置が知られている。近年、これらの画像記録装置としては、連続紙等の媒体を複数並設した状態で印刷ヘッドから液体を吐出して各媒体に画像を印刷することが可能なより大型なものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-182335号公報
連続紙等の媒体に対して複数の画像を順次印刷する連続印刷ジョブにおいては、印刷する画像の数が多いほど、より長時間に亘って印刷動作が実行されるので、液体吐出時に発生した微小な液滴がノズル近傍に付着したり、印刷ヘッド内の流路に気泡が滞留したり、非吐出ノズルの内部の液体が次第に増粘したりして液体の吐出に支障を来すおそれがある。このような不具合を防止するため、連続印刷ジョブの実行中において定期的にクリーニング動作等のメンテナンスを行う必要がある。ところが、上記のような複数の媒体のそれぞれに印刷される画像の長さが異なる場合、画像一つ分の印刷ジョブの終了タイミングが各媒体でそれぞれ異なることになる。このため、印刷ジョブの終了タイミングが揃うまでメンテナンスが行われないと、ノズル抜けやノズル詰りによる吐出不良が発生する可能性が高まるおそれがあった。また、複数の媒体のうちの一の媒体に対する所定の画像についての印刷ジョブが終了した時点で他の媒体で実行中の連続印刷ジョブを中断してメンテナンスを行った場合、印刷が中断・再開された画像において、中断前に印刷された部分と、印刷動作が再開された後に印刷された部分とで濃さや色合いが異なってムラが生じてしまうおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の媒体に対して並行して連続印刷ジョブを実行する場合においてより適切なタイミングでメンテナンスを行うことが可能な液体吐出装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、複数の媒体を並設した状態で搬送する搬送機構と、前記媒体の搬送方向に交差する方向に前記各媒体に液体をそれぞれ吐出して画像を印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドをメンテナンスするメンテナンス機構と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、前記複数の媒体に印刷される複数の画像のうちの少なくとも一つは、他の画像とは前記搬送方向における長さが異なり、前記複数の媒体のうちの一の媒体に複数の画像を順次印刷する連続印刷ジョブにおける一の画像を印刷する印刷ジョブが終了した後、次の画像の印刷ジョブが開始される前に前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、前記一の媒体と並行して行われる他の媒体への連続印刷ジョブにおいて、前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断された時点で実行中の印刷ジョブが終了した後、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断され、前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、且つ、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断された状態で、前記メンテナンス機構により前記印刷ヘッドのメンテナンスが実行されることを特徴とする。
この制御方法によれば、複数の媒体についての各連続印刷ジョブのそれぞれの印刷ジョブが終了したタイミングでメンテナンスが行われるので、メンテナンスの前後で画像にムラが生じる不具合を抑制しつつ、吐出不良を抑制することが可能となる。
上記制御方法において、前記複数の媒体にそれぞれ対応する印刷ジョブデータに基づき、前記一の媒体への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の媒体への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が算出され、前記時間差が予め定められた設定範囲内となる中断条件で前記複数の媒体の各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることが望ましい。
この制御方法によれば、各連続印刷ジョブ内の印刷ジョブの終了タイミングの時間差が設定範囲内となるような中断条件で印刷ジョブが中断されてメンテナンスが実行されるので、各連続印刷ジョブが中断されてからメンテナンス後に各連続印刷ジョブが再開されるまでの待機時間が長くなることが抑制される。
また、上記制御方法において、前記複数の媒体にそれぞれ対応する印刷ジョブデータに基づき、前記一の媒体への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の媒体への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が算出され、前記時間差が最小となる中断条件で前記複数の媒体の各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることが望ましい。
この制御方法によれば、各連続印刷ジョブが中断されてからメンテナンス後に各連続印刷ジョブが再開されるまでの待機時間をより短くすることが可能となる。
さらに、上記制御方法において、前記メンテナンスを実行することなく印刷を継続可能な期間の許容範囲である許容期間内における前記各連続印刷ジョブに含まれる印刷ジョブの終了タイミングに基づき前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることが望ましい。
この制御方法によれば、許容期間内でメンテナンスが行われるので、吐出不良をより確実に防止することが可能となる。
また、上記制御方法において、前記印刷ヘッドの吐出不良を検知する検知機構を備え、前記検知機構により前記印刷ヘッドの吐出不良が検知された場合に前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行される方法を採用することもできる。
この制御方法によれば、検知機構によりノズルからの液体の吐出について異常が検知された場合にメンテナンスが実行されるので、不必要なメンテナンスが行われることが抑制される。このため、印刷動作のスループットが向上する。
また、上記制御方法において、前記検知機構により前記印刷ヘッドの吐出不良が検知されてから予め定められた期間内で前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることが望ましい。
この制御方法によれば、各媒体の連続印刷ジョブの待機時間を抑えつつ、吐出不良が検知された時点からできるだけ早い段階でメンテナンスが行うことができる。
また、上記制御方法において、前記メンテナンスが実施された後、前記一の媒体への連続印刷ジョブ及び前記他の媒体への連続印刷ジョブのうち少なくとも一方が再開されることが望ましい。
さらに、本発明の液体吐出装置の制御方法は、複数の媒体を並設した状態で搬送する搬送機構と、前記媒体の搬送方向に交差する方向に前記各媒体に液体をそれぞれ吐出して画像を印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドをメンテナンスするメンテナンス機構と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、前記複数の媒体に印刷される複数の画像のうちの少なくとも一つは、他の画像とは前記搬送方向における長さが異なり、前記複数の媒体のうちの一の媒体に複数の画像を順次印刷する連続印刷ジョブにおける第1の画像を印刷する印刷ジョブが終了した後、次の画像の印刷ジョブが開始される前に前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、前記一の媒体と並行して行われる他の媒体への連続印刷ジョブにおいて、前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断された第1の時点で印刷ジョブが実行されている印刷中画像に前記第1の画像の印刷解像度以上の第2の画像が含まれる場合、当該第2の画像の印刷ジョブが終了した第2の時点で、当該印刷ジョブを含む連続印刷ジョブが中断され、前記印刷中画像に、前記第1の画像の印刷解像度よりも印刷解像度が低い第3の画像が含まれる場合であって、前記印刷中画像に前記第1の画像および前記第2の画像が含まれないとき、前記第3の画像の印刷ジョブの途中で、当該印刷ジョブを含む連続印刷ジョブが中断され、前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、且つ、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断された状態で、前記メンテナンス機構により前記印刷ヘッドのメンテナンスが実行されることを特徴とする。
この制御方法によれば、メンテナンスの実行タイミングが到来した場合において、印刷中画像に印刷解像度が比較的高い画像が含まれる場合には、当該画像についての印刷ジョブが終了してから各連続印刷ジョブが中断されてメンテナンスが行われるので、より高い画質が求められる画像にムラが生じる不具合を抑制しつつ、吐出不良を抑制することが可能となる。
液体吐出装置(プリンター)の一形態の構成を説明する側面図である。 液体吐出装置の一形態の構成を説明する平面図である。 液体吐出装置の電気的な構成を説明するブロック図である。 印刷ヘッドの一形態の構成を説明する断面図である。 印刷媒体に対して行われる連続印刷ジョブのタイミングチャートである。 印刷媒体に対して行われる連続印刷ジョブのタイミングチャートである。 液体吐出装置の印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明では、本発明の液体吐出装置として、液体吐出ヘッドの一種であるインクジェット式印刷ヘッド(以下、印刷ヘッド)を搭載したインクェット式プリンター1(以下、プリンター)を例に挙げる。
図1及び図2は、本発明に係るプリンター1の一態様の構成を説明する図であり、図1はプリンター1の内部構成の側面図、図2はプリンター1の内部構成の平面図である。本実施形態におけるプリンター1は、印刷媒体2(本発明における媒体の一種)の表面に対して液体状のインク(本発明における液体の一種)を吐出して画像等の印刷(記録)を行う装置である。このプリンター1は、印刷ヘッド3、この印刷ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4、キャリッジ4を軸支するガイドロッド5、印刷媒体2を副走査方向(搬送方向:図1及び図2における矢印の方向)に搬送する搬送機構6、キャリッジ4を印刷媒体2の幅方向(副走査方向に交差する主走査方向)に移動させるキャリッジ移動機構11(図3参照)等を備えている。本実施形態の印刷媒体2は、記録用紙(連続紙)、布、あるいは樹脂フィルム等からなる媒体の一種であり、操出軸8に対してロール状に巻きつけられた状態で保持されている。そして、この印刷媒体2は、搬送機構6の駆動によって、印刷ヘッド3の下面(ノズル面)に対して間隔を空けて配設されたプラテン9の上を移動し、印刷ヘッド3により画像が印刷された後、巻取軸10に巻き取られるように構成されている。本発明に係るプリンター1は、複数(本実施形態においては3つ)の印刷媒体2(2a~2c)を印刷ヘッド3の移動方向(主走査方向)に横並びに配置した状態で搬送しつつ、印刷ヘッド3により各印刷媒体2にそれぞれ画像を印刷することが可能に構成されている。
ガイドロッド5は、プリンター1の内部に、副走査方向に直交する方向に沿って架設されている。キャリッジ4は、このガイドロッド5に案内されながらDCモーター等のパルスモーター(図示せず)によって主走査方向(各印刷媒体2の幅方向)に往復移動する。搬送機構6は、給紙ローラー12と搬送ローラー13とを備えている。給紙ローラー12は、印刷媒体2を狭持した状態で互いに反対方向に同期回転可能な上下一対のローラー12a、12bにより構成されている。この給紙ローラー12は、給紙モーター(図示せず)からの動力で駆動され、印刷媒体2を印刷ヘッド3側に供給する。本実施形態における給紙ローラー12は、複数の印刷媒体2をそれぞれ個別に搬送することが可能に構成されている。搬送ローラー13は、給紙ローラー12とはプラテン9を間に挟んで反対側に配置され、印刷後の印刷媒体2を巻取軸10側に案内する。
上記インクとしては、水系インク、溶剤系インク等種々のものを用いることができる。このようなインクは、液体供給源としてのインクカートリッジ7の内部に貯留されている。そして、インクカートリッジ7は、キャリッジ4(印刷ヘッド3)に対して着脱可能に装着されている。なお、インクカートリッジ7がプリンター1の本体側に配置され、当該インクカートリッジ7からインク供給チューブを通じて印刷ヘッド3に供給される構成を採用することもできる。
図2に示されるように、プラテン9に対して主走査方向の一端側(図2右側)に外れた位置には、印刷ヘッド3の待機位置であるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、一端側から順にキャッピング機構15及びワイピング機構16が設けられている。また、ホームポジションとはプラテン9を挟んで主走査方向の他端部(図2左側)には、フラッシング領域としてフラッシングボックス17が設けられている。キャッピング機構15は、例えば、エラストマー等の弾性部材からなるキャップ18を有しており、当該キャップ18を印刷ヘッド3のノズル面(ノズルプレート30)に対して当接させて封止した状態(キャッピング状態)あるいは当該ノズル面から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。そして、ノズル面をキャッピングした状態でキャップ内の空間を図示しない吸引ポンプ等の負圧機構により負圧化(吸引)することで、印刷ヘッド3のノズル34からインクと共に増粘したインクや気泡等をキャップ内に排出させるメンテナンスの一種であるクリーニング動作を行う。
ワイピング機構16は、ワイパー19によって印刷ヘッド3のノズル面を払拭するメンテナンスの一種であるワイピング動作を行うものである。本実施形態におけるワイピング機構16は、ワイパー19をノズル面に当接した状態あるいは当該ノズル面から離隔した待避状態に変換可能に構成されている。ワイパー19は、種々の構成のものを採用することができるが、例えば、弾性を有するブレード本体の表面が布で被覆されたものからなる。本実施形態においては、ワイパー19がノズル面に当接した状態で、印刷ヘッド3が主走査方向に移動することで、ワイパー19がノズル面を摺動して払拭(ワイピング)する。なお、印刷ヘッド3が移動を停止した状態でワイパー19が自走することでノズル面を払拭する構成を採用することもできる。要するに、印刷ヘッド3とワイパー19が相対的に移動してノズル面が払拭される構成であればよい。これらのキャッピング機構15及びワイピング機構16は、メンテナンス機構20として機能する。上記フラッシングボックス17は、印刷媒体2に対する印刷とは別に印刷ヘッド3のノズル34からインクを強制的に吐出させるフラッシング動作の際に吐出されたインクを受けるトレイ状のインク受部21を有する。このインク受部21の位置は固定されている。
図3は、プリンター1の電気的な構成を説明するブロック図である。本実施形態におけるプリンター1は、搬送機構6、キャリッジ移動機構11、リニアエンコーダー22、印刷ヘッド3、ノズル異常検知部23(本発明における検知機構の一種)、及び、これらを制御するプリンターコントローラー24を有する。
本実施形態におけるプリンターコントローラー24は、制御回路25及び駆動信号発生回路26等を備えている。制御回路25は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置であり、図示しないCPUや記憶装置等から構成されている。制御回路25は、記憶装置に記憶されているプログラム等に従って、各ユニットを制御する。また、本実施形態における制御回路25は、外部機器等から受信した印刷データ(印刷ジョブデータ)に基づき、印刷動作の際、印刷ヘッド3のノズル34(図3参照)からどのタイミングで(どの印刷媒体2に対して)どの大きさのインク滴(液滴)を吐出させるかを示す吐出データを生成し、当該吐出データを印刷ヘッド3のヘッドコントローラー27に送信する。
また、制御回路25は、後述するようにキャリッジ4の移動(主走査)に伴ってリニアエンコーダー22から出力されるエンコーダー信号(エンコーダーパルス)からタイミング信号(タイミングパルス)を生成する。駆動信号発生回路26は、このタイミング信号を受信する毎に駆動信号COMを出力する。この駆動信号発生回路26は、駆動信号の波形に関する波形データに基づいて、アナログの電圧信号を生成し、これを図示しない増幅回路により増幅して駆動信号COMを生成する。駆動信号発生回路26により発生された駆動信号COMは、印刷ヘッド3のヘッドコントローラー27に送信される。
キャリッジ移動機構11は、タイミングベルト等を介して走行させる駆動モーター(例えば、DCモーター)等を備え(図示せず)、キャリッジ4に搭載された印刷ヘッド3をガイドロッド5に沿って主走査方向に移動させる。搬送機構6は、上述したように印刷媒体2(2a~2c)をプラテン9上に順次送り出して副走査を行う。また、リニアエンコーダー22は、キャリッジ4に搭載された印刷ヘッド3の走査位置に応じたエンコーダー信号を、主走査方向における位置情報としてプリンターコントローラー24の制御回路25に出力する。制御回路25は、リニアエンコーダー22側から受信したエンコーダー信号に基づいて印刷ヘッド3の走査位置(現在位置)を把握することができる。
ノズル異常検知部23は、印刷ヘッド3の各ノズル34の吐出不良を検知する機構である。このノズル異常検知部23により、印刷動作中にノズル34について正常にインクの吐出が行われているか否かの検査が行われる。本実施形態におけるノズル異常検知部23は、インクの吐出時に圧電素子32(後述)が駆動された際の圧力室35内のインクに生じる振動に基づく当該圧電素子32の起電力信号(検知信号)を制御回路25に出力するように構成されている。制御回路25は、ノズル異常検知部23から出力される起電力信号に基づき当該ノズル34からのインクの吐出について異常の有無を判定する。ノズル34からインクが吐出されないノズル抜けの場合や、ノズル34からインクが吐出されるとしても正常なノズル34と比較してインクの量や飛翔速度(初速)が極端に低下している場合などの異常時には、上記の検知信号の周期成分や振幅成分が、予め取得されている正常時の振動周期(リファレンス振動周期)や振幅と比較して異なる。この起電力信号に基づく吐出異常の検知は周知であるため詳細な説明は省略するが、この検知方法によりインクの増粘や気泡による吐出異常(ノズル抜け)を検知することが可能である。なお、ノズル抜けの検知方法としては、例示した逆起電力によるものには限られず、例えば、ノズル34から吐出されるインク滴を光学的に検知することによる方法等、周知の種々の方法を採用することができる。
このように構成されたプリンター1は、搬送機構6によって印刷媒体2を順次搬送すると共に、印刷媒体2に対して印刷ヘッド3を主走査方向に相対移動させながら、当該印刷ヘッド3のノズル34(図3参照)から液体の一種であるインク(インク滴)を吐出させて、印刷媒体2上に当該インクを着弾させることにより画像等を印刷する。
図4は、印刷ヘッド3の内部構成を説明する要部断面図である。
本実施形態における印刷ヘッド3は、ノズルプレート30、流路基板31、圧電素子32、及びケース33等を積層して構成されている。ノズルプレート30は、ドット形成密度に対応したピッチで複数のノズル34が列状に開設された板状の部材であり、例えば、シリコン単結晶基板あるいはステンレス等の金属板により作製される。本実施形態では、複数のノズル34から構成されるノズル列(ノズル群)がノズルプレート30に2列並設されている。本実施形態におけるノズル列は、例えば合計400個のノズル34により構成されている。
流路基板31には、複数の圧力室35が、上記ノズルプレート30の各ノズル34に対応して複数形成されている。この流路基板31における圧力室35の列の外側には、共通液室36が形成されている。この共通液室36は、供給口38を介して各圧力室35と個々に連通している。また、共通液室36には、インクカートリッジ7側からのインクがケース33の導入流路37を通じて導入される。流路基板31のノズルプレート30側とは反対側の上面には、弾性膜39を介して圧電素子32(圧力発生部の一種)が形成されている。
圧電素子32は、金属製の下電極膜と、例えばチタン酸ジルコン酸鉛等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜(何れも図示せず)とを順次積層することで形成されている。この圧電素子32は、所謂撓みモードの圧電素子であり、圧力室35の上部を覆うように形成されている。本実施形態において、2列のノズル列に対応して2列の圧電素子列が、並設されている。各圧電素子32の端子部には、信号経路の一部を構成し配線部材の一種であるCOF(Chip On Film)等の配線基板40が電気的に接続されている。この配線基板40は、駆動信号発生回路26から送られてくる駆動信号COMを圧電素子32に印加する。本実施形態においてはこの配線基板40にヘッドコントローラー27(図3参照)が設けられているが、これには限られず、ヘッドコントローラー27がインターポーザーとして機能する別途の基板に配置される構成を採用することもできる。駆動信号発生回路26側から配線基板40を通じて送られてきた駆動信号COMは、制御回路25から送られてきた吐出データに基づきヘッドコントローラー27によって選択的に圧電素子32に印加される。駆動信号COMに含まれる駆動パルスが圧電素子32に印加されると、当該圧電素子32は、当該駆動パルスの電圧波形に応じて変形する。これにより、当該圧電素子32に対応する圧力室35内のインクに圧力変動が生じ、このインクの圧力変動によりノズル34からインクが吐出される。なお、印刷ヘッド3の構成は例示したものには限られず、周期の種々の構成の印刷ヘッドを採用することができる。
次に、本発明に係るプリンター1の動作について説明する。以下においては、図2に示されるように、3つの印刷媒体2a~2cを主走査方向に並べた状態で順次搬送しつつ、各印刷媒体2a~2cに対して印刷ヘッド3によりそれぞれ異なる画像等を印刷する場合について説明する。制御回路25は、印刷ジョブデータを受信すると、当該印刷ジョブデータを解析して、各印刷媒体2a~2cに対する一走査毎の吐出データを生成し、ヘッドコントローラー27に出力する。そして、印刷ヘッド3では、制御回路25から受信した吐出データに基づき、駆動信号発生回路26から生成される駆動信号COMを圧電素子32に印加する制御が行われ、これに応じてノズル34からインクが吐出される。このようにして、各印刷媒体2a~2cのそれぞれに画像等を印刷する印刷動作が行われる。以下において、1つの画像を印刷する動作を印刷ジョブと称する。また、印刷ジョブデータに基づき複数の画像の印刷が順次連続して行われる場合、これらの複数の画像に対応する一連の印刷動作を連続印刷ジョブと称する。
ここで、印刷媒体2に対して複数の画像を印刷する連続印刷ジョブにおいては、印刷する画像の数が多いほど、より長時間に亘って印刷動作が実行されるので、インク吐出時に発生した微小なインク滴がノズルプレート30のノズル34近傍に付着したり、印刷ヘッド3内の流路に気泡が滞留したり、インク滴が吐出されない非吐出ノズル34の内部のインクが次第に増粘したりして、インクの吐出に支障を来すおそれがある。このような不具合を防止するため、連続印刷ジョブの実行中において定期的にクリーニング動作等のメンテナンスを行う必要がある。ところが、複数の印刷媒体2に対して並行して印刷動作を行う場合において、印刷する複数の画像のうちの少なくとも一つの副走査方向の長さが他の画像の副走査方向の長さと異なるときには、印刷ジョブの終了タイミングが各印刷媒体2でそれぞれ異なることになる。このため、印刷ジョブの終了タイミングが揃うまでメンテナンスが行われないと、ノズル抜けやノズル詰りの発生し、吐出不良となる可能性が高まるおそれがあった。また、複数の印刷媒体2のうちの一の印刷媒体2に対する所定の画像についての印刷ジョブが終了した時点で他の印刷媒体2で実行中の連続印刷ジョブの印刷中の画像の印刷を中断してメンテナンスを行った場合、印刷が中断・再開された画像において、中断前に印刷された部分と、印刷動作が再開された後に印刷された部分とで濃さや色合いが異なってしまうおそれがあった。本発明に係るプリンター1では、このような不具合を防止するべく、より適切なタイミングで連続印刷ジョブを中断してメンテナンスを実行するように構成されている。
図5及び図6は、印刷媒体2a~2cに対して行われる連続印刷ジョブのタイミングチャートを示す図であり、図5はメンテナンスが行われる前(連続印刷ジョブの中断前)、図6はメンテナンスが行われた後(連続印刷ジョブの再開後)をそれぞれ示している。また、図7は、プリンター1の印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。なお、図5及び図6において、各印刷ジョブの所要時間の長短が矢印の長短によって表されている。また、図5及び図6において、Ctで示される範囲は、メンテナンスを実行することなく印刷を継続可能な期間の許容範囲である許容期間を示すものである。すなわち、この許容期間Ctを超えて印刷を継続した場合、不具合(吐出不良)が生じやすくなるため、許容期間Ct内で少なくとも1回メンテナンスが行われることが望ましい。ここで各画像の解像度は、画像の搬送方向における所定の長さに対するパス数(印刷ヘッド3の走査数)が多いほど高い。図5及び図6に示される(pass)とは、所定の範囲の画像を印刷する際の、印刷ヘッド3の走査数を示す。例えば、本実施例の各画像のうち、所定の範囲の画像を印刷する際の印刷ヘッド3の走査単位であるパスの数が12(Pass)であるものは、この例において印刷解像度が最も高い高解像度の画像である。同様に、各画像のうち、所定の範囲の画像を印刷する際のパスの数が8(Pass)であるものは、この例において印刷解像度が中程度の解像度の画像であり、所定の範囲の画像を印刷する際のパスの数が4(Pass)であるものは、この例において印刷解像度が最も低い低解像度の画像である。なお、各解像度のパス数については例示した数には限られず、プリンター(液体吐出装置)の仕様等に応じて設定される。図5及び図6に示されるように、印刷媒体2a~2cに印刷される各画像の印刷解像度や、副走査方向における長さがそれぞれ異なっている。このため、それぞれの連続印刷ジョブにおいて、印刷ジョブの終了タイミングもそれぞれ異なっている。このような場合に、本発明に係るプリンター1では、以下のように印刷動作中(連続印刷ジョブ中)においてメンテナンスが行われる。
図7に示されるように、外部機器等から印刷ジョブデータを受信すると(ステップS1)、制御回路25は、当該印刷ジョブデータに基づき、連続印刷ジョブ内でメンテナンスを行うための連続印刷ジョブの中断条件を設定する(ステップS2)。より具体的には、各印刷媒体2a~2cのうちの一の印刷媒体2への一の印刷ジョブの終了時点(終了タイミング)から他の印刷媒体2への印刷ジョブの終了時点までの時間差が算出され、当該時間差が予め定められた設定範囲内となるような中断条件が設定される。また、本実施形態においては、上記の許容期間Ct内でメンテナンスが少なくとも一回行われるように、当該許容期間Ctに対応する範囲の印刷ジョブデータに基づき、すなわち、この許容期間Ctに対応する範囲の連続印刷ジョブに含まれる各印刷ジョブの終了タイミングに基づき、上記の時間差が計算される。例えば、図5に示されるように、各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブのうち、第1の印刷媒体2a(Media1)の連続印刷ジョブが印刷ジョブJ1aの終了時点で最初に中断されると仮定して、この印刷ジョブJ1aの終了時点t1と、この時点t1で実行中(継続中)の第3の印刷媒体2c(Media3)の印刷ジョブJ1cの終了時点t2と、同じく時点t1で実行中の第2の印刷媒体2b(Media2)の印刷ジョブJ1bの終了時点t3との時間差が求められる。
ここで、上記の各印刷ジョブの終了時点のうち、最初に第1の印刷媒体2aの印刷ジョブJ1aが中断される時点t1から最後に第2の印刷媒体2bの印刷ジョブJ1bが中断される時点t3までの時間は(t3-t1)で求められる。また、次に第3の印刷媒体2cの印刷ジョブJ1cが中断される時点t2から最後に第2の印刷媒体2bの印刷ジョブJ1bが中断される時点t3までの時間は(t3-t2)で求められる。本実施形態のように、3つ以上並行して行われる印刷媒体2の連続印刷ジョブが中断される場合、それぞれの連続印刷ジョブの待ち時間がより短いほうが望ましい。このため、中断条件を設定する際には、時間差Δtとして、最後の中断時点と、それ以外の各中断時点との差の合計、すなわち、図5の例の場合、Δt=(t3-t1)+(t3-t2)が計算され、この値が予め定められた設定範囲内であるか否かが判定される。これにより、例えば、(t3-t1)の値が同じであったとしても(t3-t2)の値がより小さいほうが、時間差Δtの値が小さくなる。そして、算出された時間差Δtが設定範囲内であれば、これらの各時点t1~t3で連続印刷ジョブがそれぞれ中断される中断条件が設定される。本実施形態においては、この時間差Δtが許容期間Ct内で最小となる中断条件が設定される。このような中断条件に設定されることにより、各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブが中断されてからメンテナンス後に再開されるまでの待ち時間が可及的に低減される。
なお、図6に示されるように、メンテナンスが終了して各連続印刷ジョブが再開された時点(CLEND)から各連続印刷ジョブがさらに許容期間Ctよりも長く行われる場合、当該時点から許容期間Ctの範囲内の印刷ジョブデータに基づいて時間差が再度計算され、中断条件が設定される。図6の例では、第1の印刷媒体2aの印刷ジョブJ3aが中断される時点t4、第2の印刷媒体2bの印刷ジョブJ3bが中断される時点t5、第3の印刷媒体2cの印刷ジョブJ4cが中断される時点t6で時間差Δtが許容期間Ct内で最小となり、これらの各時点t4~t6で連続印刷ジョブがそれぞれ中断される中断条件が設定される。なお、全ての印刷媒体2に対する連続印刷ジョブが終了する前に、一部の印刷媒体2の連続印刷ジョブが終了する場合、その後の残りの印刷媒体2に対応する印刷ジョブデータに基づき時間差が計算されて中断条件が設定される。また、単一の印刷媒体2のみに対して連続印刷ジョブが行われる場合には、許容期間Ct内の何れかの印刷ジョブが終了した時点で当該連続印刷ジョブが中断されてメンテナンスが実行されることになる。
以上のようにして、印刷ジョブデータに基づき中断条件が設定されたならば、各印刷媒体2a~2cに対する印刷動作、すなわち、連続印刷ジョブが開始される(ステップS3)。続いて、各印刷媒体2a~2cに対する全ての連続印刷ジョブが終了したか否かが判定される(ステップS4)。ここで、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了した(Yes)と判定された場合、一連の印刷動作は終了する。一方、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了していない(No)と判定された場合、続いて、設定された中断条件の最初の中断タイミングが到来したか否かが判定される(ステップS5)。すなわち、図5の例では、中断条件において連続印刷ジョブが最初に中断される時点である第1の印刷媒体2aの印刷ジョブJ1aの終了時点t1が到来したか否かが判定される。そして、中断条件の最初の中断タイミングはまだ到来していない(No)と判定された場合、ステップS3に戻り、印刷動作、すなわち、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが継続される。一方、中断条件の最初の中断タイミングが到来した(Yes)と判定された場合、設定された中断条件で各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブが順次中断される(ステップS6)。すなわち、図5の例では、第1の印刷媒体2a(一の媒体に相当)の印刷ジョブJ1aが終了して次の印刷ジョブJ2aが開始される前(時点t1)に当該第1の印刷媒体2aの連続印刷ジョブが中断される。同様に、第3の印刷媒体2c(他の媒体に相当)の印刷ジョブJ1cが終了して次の印刷ジョブJ2cが開始される前(時点t2)で当該第3の印刷媒体2cの連続印刷ジョブが中断され、最後に、第2の印刷媒体2b(他の媒体に相当)の印刷ジョブJ1bが終了して次の印刷ジョブJ2bが開始される前(時点t3)で当該第2の印刷媒体2bの連続印刷ジョブが中断される。
設定された中断条件で全ての印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブが中断されたならば、この状態でメンテナンス(例えば、クリーニング動作)が実行される(ステップS7)。すなわち、キャリッジ移動機構11によりキャリッジ4がホームポジションに移動されると共に、印刷ヘッド3のノズル面がキャッピング機構15によってキャッピングされた状態でキャップ18内の空間が負圧化(吸引)されることで、印刷ヘッド3のノズル34からインクと共に増粘したインクや気泡等をキャップ内に排出させるメンテナンスの一種であるクリーニング動作が行われる。そして、メンテナンスが実施された後、ステップS3に戻り、各印刷媒体2の連続印刷ジョブがそれぞれ再開される。すなわち、図6の例では、第1の印刷媒体2aに対する印刷ジョブJ2a、第2の印刷媒体2bに対する印刷ジョブJ2b、及び、第3の印刷媒体2cに対する印刷ジョブJ2cから、各連続印刷ジョブがそれぞれ再開される。
このように、複数の印刷媒体2に対して並行して連続印刷ジョブが実行される場合において、一の画像の印刷ジョブが終了した後、次の画像の印刷ジョブが開始される前に一の印刷媒体2への連続印刷ジョブが中断され、一の印刷媒体2と並行して行われる他の印刷媒体2への連続印刷ジョブにおいて、一の印刷媒体2への連続印刷ジョブが中断された時点で実行中の印刷ジョブが終了した後、他の印刷媒体2への連続印刷ジョブが中断され、これらの連続印刷ジョブが中断された状態で、メンテナンス機構により印刷ヘッド3のメンテナンスが実行され、メンテナンスが実施された後、印刷媒体2への連続印刷ジョブがともに再開されるので、すなわち、複数の印刷媒体2についての各連続印刷ジョブのそれぞれの印刷ジョブが終了したタイミングでメンテナンスが行われるので、メンテナンスの前後で画像にムラが生じる不具合を抑制しつつ、吐出不良の発生を抑制することが可能となる。
また、本実施形態においては、許容期間Ctでメンテナンスが行われるので、吐出不良をより確実に防止することが可能となる。さらに、各印刷媒体2a~2cのうちの一の印刷媒体2への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の印刷媒体2への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が予め定められた設定範囲内となるような中断条件が設定されることにより、各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブが中断されてからメンテナンス後に各連続印刷ジョブが再開されるまでの待機時間が長くなることが抑制される。そして、上記時間差が最小となるような中断条件が設定されることにより、待機時間をより短くすることが可能となる。
なお、上記第1の実施形態においては、許容期間Ctに対応する範囲の印刷ジョブデータに基づいて時間差が算出されて、中断条件が設定される構成を例示したが、これには限られず、例えば、全ての印刷媒体2の連続印刷ジョブが許容期間Ct内で終了する場合には、各連続印刷ジョブの全期間に対応する印刷ジョブデータに基づいて時間差が算出され、中断条件が設定されるようにしても良い。
図8は、本発明の第2の実施形態におけるプリンター1の印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態においては、ノズル異常検知部23によりノズル34からのインクの吐出について異常が検知された場合に、その時点からの印刷ジョブデータに基づき上記時間差が算出されて中断条件が設定される点が上記第1の実施形態と異なっている。すなわち、外部機器等から印刷ジョブデータが受信されると(ステップS10)、各印刷媒体2a~2cに対する印刷動作、すなわち、連続印刷ジョブが開始される(ステップS11)。印刷動作が実行されている間、制御回路25は、ノズル異常検知部23を監視し、当該ノズル異常検知部23からの検知信号に基づき、ノズル異常が検知されたか否かを判定する(ステップS12)。ノズル異常は検知されていない(No)と判定された場合、続いて、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了したか否かが判定される(ステップS13)。各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了した(Yes)と判定された場合、一連の印刷動作は終了する。一方、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了していない(No)と判定された場合、ステップS11に戻り、印刷動作が継続される。
ステップS12において、ノズル異常が検知された(Yes)と判定された場合、連続印刷ジョブの中断条件が設定される(ステップS14)。すなわち、第1の実施形態と同様に、各印刷媒体2a~2cのうちの一の印刷媒体2への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の印刷媒体2への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が算出され、当該時間差が予め定められた設定範囲内となるような中断条件が設定される。このとき、ノズル異常が検知された時点から予め定められた期間に対応する印刷ジョブデータに基づき時間差が算出され、中断条件が設定されることが望ましい。これにより、各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブの待機時間を抑えつつ、ノズル異常が検知された時点からできるだけ早い段階でメンテナンスが行うことができる。そして、設定された中断条件で各印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブが順次中断され(ステップS15)、続いてメンテナンスが実行される(ステップS16)。メンテナンスが実施された後、ステップS11に戻り、各印刷媒体2の連続印刷ジョブがそれぞれ再開される。本実施形態においては、ノズル異常検知部23によりノズル34からのインクの吐出について異常が検知された場合に、その時点からの印刷ジョブデータに基づき上記時間差が算出されて中断条件が設定された上でメンテナンスが実行されるので、不必要なメンテナンスが行われることが抑制される。このため、印刷動作のスループットが向上する。
図9は、本発明の第3の実施形態におけるプリンター1の印刷動作における処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態においては、印刷される画像の印刷解像度に応じて連続印刷ジョブの中断条件が変わる点が上記各実施形態と異なっている。すなわち、外部機器等から印刷ジョブデータが受信されると(ステップS20)、各印刷媒体2a~2cに対する印刷動作、すなわち、連続印刷ジョブが開始される(ステップS21)。続いて、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了したか否かが判定される(ステップS22)。各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了した(Yes)と判定された場合、一連の印刷動作は終了する。一方、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブが終了していない(No)と判定された場合、続いて、予め定められたメンテナンスタイミングが到来したか否かが判定される(ステップS23)。まだメンテナンスタイミングではない(No)と判定された場合、ステップS21に戻り、印刷動作が継続される。ステップS23において、メンテナンスタイミングが到来した(Yes)と判定された場合、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブにおいて、現在印刷中の画像に第1の解像度以上の印刷解像度の画像があるか否かが判定される(ステップS24)。現在印刷中の画像に第1の解像度以上の印刷解像度の画像がない場合、印刷中の第1の解像度に満たない画像の印刷ジョブは途中でも中断され、すなわち、第1の解像度に満たない第2の解像度の印刷ジョブを印刷中の連続印刷ジョブ(第3の連続印刷ジョブ)が中断され(ステップS25)、続いてメンテナンスが実行される(ステップS26)。一方、ステップS24において、各印刷媒体2a~2cに対する連続印刷ジョブにおいて、現在印刷中の画像に第1の解像度以上の印刷解像度の画像があると判定された場合、第1の解像度以上の印刷解像度の画像のうち、その判定時点から最初に印刷ジョブが終了する連続印刷ジョブ(第1の連続印刷ジョブ)が、印刷中の画像の印刷ジョブが終了した時点(第1の時点)で中断される(ステップS27)。この間も、他の印刷媒体2にし、第1の解像度以上の印刷解像度の画像のうちの他の画像の印刷ジョブが行われている場合、その連続印刷ジョブ(第2の連続印刷ジョブ)は継続される。
次に、第1の連続印刷ジョブが中断された第1の時点で、他の印刷媒体2に対して印刷ジョブが実行されている画像(印刷中画像)があるか否かが判定される(ステップS28)。第1の時点で他の印刷媒体2に対して印刷ジョブが実行されている画像(印刷中画像)が無い場合は、メンテナンスが実行される(ステップS26)。一方、第1の時点で他の印刷媒体2に対して印刷ジョブが実行されている画像(印刷中画像)がある場合は、ステップS24、ステップS25、ステップS27、及びステップ28が繰り返される。
ここで、第1の解像度以上の解像度の画像であって、ステップS23でメンテナンスタイミングが到来したと判定された後、最初に中断された連続印刷ジョブが中断直前に印刷していた画像は、第1の画像と称し、本発明における一の画像に相当する。また、それ以降ステップS24~ステップ28の繰り返し中に中断された連続印刷ジョブが中断直前に印刷していた画像は、第2の画像と称し、本発明における他の画像に相当する。また、ステップS23でメンテナンスタイミングが到来したと判定された後、第1の解像度を印刷中の連続印刷ジョブのうち、最初に中断された連続印刷ジョブを、第1の連続印刷ジョブと称し、それ以降ステップS24~ステップ28の繰り返し中に中断された連続印刷ジョブを、第2の連続印刷ジョブと称する。さらに、第1の連続印刷ジョブに対応する印刷媒体2が、本発明における一の媒体に相当し、第2の連続印刷ジョブに対応する印刷媒体2が、本発明における他の媒体に相当する。また、第2の連続印刷ジョブが中断された時点は、第2の時点と称す。また、第1の解像度未満の解像度の画像を、第3の画像と称し、ステップS25で中断される連続印刷ジョブを、第3の連続印刷ジョブと称し、第3の連続印刷ジョブに対応する印刷媒体2を、第3の媒体と称する。なお、第1の解像度は、中程度の解像度に限らず、適宜所定の解像度を選択することができる。
上述のフローチャートによる印刷動作を、図5に示される連続印刷ジョブに当てはめた例について説明する。第1の印刷媒体2aの連続印刷ジョブが印刷ジョブJ1aの終了時点t1の若干前にメンテナンスタイミングが到来した場合、第1の解像度(例えば、所定の範囲の画像を印刷ヘッドの走査数が8(pass)で印刷する解像度、すなわち、中程度の解像度)以上の解像度の画像のうち、最初に印刷ジョブが終了する画像である印刷ジョブJ1aの画像(第1の画像、一の画像)の印刷終了時点t1(第1の時点)で、印刷媒体2a(一の媒体)の連続印刷ジョブ(第1の連続印刷ジョブ)が中断される。なお、印刷ジョブJ1aの画像の印刷終了時点t1まで、印刷媒体2b及び2cの連続印刷ジョブが継続して実行されている。次に、印刷ジョブJ1aの画像の印刷終了時点t1において印刷中であって第1の解像度以上の画像である印刷ジョブJ1bの画像(第2の画像、他の画像)の印刷終了時点t3(第2の時点)で、印刷媒体2b(他の媒体)の連続印刷ジョブ(第2の連続印刷ジョブ)が中断される。この印刷媒体2bの印刷ジョブJ1bの画像の印刷終了時点t3で、印刷中である印刷媒体2cの印刷ジョブJ2cの画像は、第1の解像度未満の解像度(所定の範囲の画像を印刷ヘッドの走査数が4(pass)で印刷する解像度、すなわち、低解像度)であるから、印刷ジョブJ2cの画像(第3の画像)の印刷途中である時点t3で、印刷媒体2cの連続印刷ジョブ(第3の連続印刷ジョブ)が中断される。このように、印刷媒体2a~2cの連続印刷ジョブの全てが中断された時点で、メンテナンスが実行される。
このように、本実施形態においては、メンテナンスの実行タイミングが到来した場合において、印刷中画像に印刷解像度が比較的高い第1の解像度以上の解像度の第1の画像が含まれる場合には、当該第1の画像についての印刷ジョブが終了してから各連続印刷ジョブが中断されてメンテナンスが行われるので、より高い画質が求められる画像にムラが生じる不具合を抑制しつつ、低い画質の画像に対しては生産性を向上させながら、吐出不良を抑制することが可能となる。
なお、上記各実施形態においては、3つの印刷媒体2に対して画像を印刷する構成を例示したが、これには限られず、2つ又は4つ以上の印刷媒体2に対して画像を印刷する構成にも本発明を適用することができる。
また、上記各実施形態においては、メンテナンスが実施された後、印刷媒体2への連続印刷ジョブがともに再開される構成を例示したが、これに限られない。メンテナンスが実施された後、印刷媒体2への連続印刷ジョブを再開しない構成も本発明に適用することができる。また、メンテナンスが実施された後、少なくともひとつの印刷媒体2への連続印刷ジョブのみ再開する構成も本発明に適用することができる。つまり、複数の媒体についての各連続印刷ジョブのそれぞれの印刷ジョブが終了したタイミングでメンテナンスを行えれば、メンテナンスの前後で画像にムラが生じる不具合を抑制しつつ、吐出不良を抑制することが可能となる。
1…プリンター,2…印刷媒体,3…印刷ヘッド,4…キャリッジ,5…ガイドロッド,6…搬送機構,7…インクカートリッジ,8…操出軸,9…プラテン,10…巻取軸,11…キャリッジ移動機構,12…給紙ローラー,13…搬送ローラー,15…キャッピング機構,16…ワイピング機構,17…フラッシングボックス,18…キャップ,19…ワイパー,20…メンテナンス機構,21…インク受部,22…リニアエンコーダー,23…ノズル異常検知部,24…プリンターコントローラー,25…制御回路,26…駆動信号発生回路,27…ヘッドコントローラー,30…ノズルプレート,31…流路基板,32…圧電素子,33…ケース,34…ノズル,35…圧力室,36…共通液室,37…導入流路,38…供給口,39…弾性膜,40…配線基板

Claims (8)

  1. 複数の媒体を並設した状態で搬送する搬送機構と、前記媒体の搬送方向に交差する方向に前記各媒体に液体をそれぞれ吐出して画像を印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドをメンテナンスするメンテナンス機構と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記複数の媒体に印刷される複数の画像のうちの少なくとも一つは、他の画像とは前記搬送方向における長さが異なり、
    前記複数の媒体のうちの一の媒体に複数の画像を順次印刷する連続印刷ジョブにおける一の画像を印刷する印刷ジョブが終了した後、次の画像の印刷ジョブが開始される前に前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、
    前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断された時点で、前記一の媒体と並行して行われる他の媒体への連続印刷ジョブにおける実行中の印刷ジョブが終了した後、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断され、
    前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、且つ、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断された状態で、前記メンテナンス機構により前記印刷ヘッドのメンテナンスが実行されことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  2. 前記複数の媒体にそれぞれ対応する印刷ジョブデータに基づき、前記一の媒体への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の媒体への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が算出され、
    前記時間差が予め定められた設定範囲内となる中断条件で前記複数の媒体の各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置の制御方法。
  3. 前記複数の媒体にそれぞれ対応する印刷ジョブデータに基づき、前記一の媒体への一の印刷ジョブの終了タイミングから他の媒体への印刷ジョブの終了タイミングまでの時間差が算出され、
    前記時間差が最小となる中断条件で前記複数の媒体の各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置の制御方法。
  4. 前記メンテナンスを実行することなく印刷を継続可能な期間の許容範囲である許容期間内における前記各連続印刷ジョブに含まれる印刷ジョブの終了タイミングに基づき前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の液体吐出装置の制御方法。
  5. 前記印刷ヘッドの吐出不良を検知する検知機構を備え、
    前記検知機構により前記印刷ヘッドの吐出不良が検知された場合に前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の液体吐出装置の制御方法。
  6. 前記検知機構により前記印刷ヘッドの吐出不良が検知されてから予め定められた期間内で前記時間差が算出され、前記中断条件で各連続印刷ジョブが中断されて前記メンテナンスが実行されることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置の制御方法。
  7. 前記メンテナンスが実施された後、前記一の媒体への連続印刷ジョブ及び前記他の媒体への連続印刷ジョブのうち少なくとも一方が再開されることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置の制御方法。
  8. 複数の媒体を並設した状態で搬送する搬送機構と、前記媒体の搬送方向に交差する方向に前記各媒体に液体をそれぞれ吐出して画像を印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドをメンテナンスするメンテナンス機構と、を備える液体吐出装置の制御方法であって、
    前記複数の媒体に印刷される複数の画像のうちの少なくとも一つは、他の画像とは前記搬送方向における長さが異なり、
    前記複数の媒体のうちの一の媒体に複数の画像を順次印刷する連続印刷ジョブにおける第1の画像を印刷する印刷ジョブが終了した後、次の画像の印刷ジョブが開始される前に前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、
    前記一の媒体と並行して行われる他の媒体への連続印刷ジョブにおいて、前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断された第1の時点で印刷ジョブが実行されている印刷中画像に前記第1の画像の印刷解像度以上の第2の画像が含まれる場合、当該第2の画像の印刷ジョブが終了した第2の時点で、当該印刷ジョブを含む連続印刷ジョブが中断され、
    前記印刷中画像に、前記第1の画像の印刷解像度よりも印刷解像度が低い第3の画像が含まれる場合であって、前記印刷中画像に前記第1の画像および前記第2の画像が含まれないとき、前記第3の画像の印刷ジョブの途中で、当該印刷ジョブを含む連続印刷ジョブが中断され、
    前記一の媒体への連続印刷ジョブが中断され、且つ、前記他の媒体への連続印刷ジョブが中断された状態で、前記メンテナンス機構により前記印刷ヘッドのメンテナンスが実行されることを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
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