JPH08282009A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08282009A
JPH08282009A JP7108990A JP10899095A JPH08282009A JP H08282009 A JPH08282009 A JP H08282009A JP 7108990 A JP7108990 A JP 7108990A JP 10899095 A JP10899095 A JP 10899095A JP H08282009 A JPH08282009 A JP H08282009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image forming
forming apparatus
belt
recording means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7108990A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Nakane
直広 中根
Kenji Muto
健二 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7108990A priority Critical patent/JPH08282009A/ja
Priority to US08/628,163 priority patent/US5867181A/en
Publication of JPH08282009A publication Critical patent/JPH08282009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/54Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed with two or more sets of type or printing elements
    • B41J3/546Combination of different types, e.g. using a thermal transfer head and an inkjet print head

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の異なる画像形成方式の記録手段を備え
た画像形成装置において、画像のズレをなくすようにし
た画像形成装置の提供が目的である。 【目的】 ベルト4に沿って電子写真方式の第1の記録
手段2、インクジェット方式による第2の記録手段3を
最小の記録材よりも小さい間隔で配設し、ベルト4から
の記録材の分離手段34,35の下流に定着器39を配
した。記録材は第1の記録手段2は画像形成しないで第
2の記録手段3でカラー画像を記録し、ベルト4で周回
して第1の記録手段2で白黒画像を記録し、第2の記録
手段3を通過させて分離手段34,35で分離し、一括
して定着器39で定着乾燥を行う。画像のズレがなく、
装置が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成方式の異なる複
数の画像形成手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスにて頻繁に使用される画像形成
装置、特に複写機やプリンタ等においては、小型化、高
速度化、高画質化が求められており、更に、近時では、
カラー化の要望が高まっている。
【0003】画像形成装置の画像形成方式としてよく知
られているものに、電子写真方式とインクジェット方式
とがある。前者の電子写真方式は、例えば、感光ドラム
周囲に配設した帯電手段、露光手段、現像手段によって
感光ドラム上にトナー画像を形成し、このトナー画像を
転写手段によって記録媒体(以下「記録材」という。)
に転写した後、定着手段によって定着する方式であり、
高画質の画像を高速度で形成できる反面、単色機では小
型のデスクトップ型に構成することができたが、カラー
化に伴いその大型化、高コスト化が問題となってきた。
一方、後者のインクジェット方式は、記録ヘッドからの
インクの吐出により記録材上に直接インクを付着させて
インク画像を形成する方法であり、装置全体のコクパク
ト化が可能である反面、電子写真方式に比べ、単色機、
カラー機とも印字速度(画像形成速度)が遅く、画質が
落ちる。特に文字画像については、カラー画像上に文字
画像を重ねた場合に文字がにじんでしまう恐れがある等
の問題がある。
【0004】そこで、これらの問題を解決すべく、電子
写真方式による画像形成手段とインクジェット方式によ
る画像形成手段とを備えた画像形成装置が、特開平4−
294379号公報、特開平5−6127号公報、特開
平5−134824号公報等に提案されている。これら
の画像形成装置においては、一般的なオフィス等での使
用頻度の高い、文字画像を主体とする白黒画像は電子写
真方式によって、また使用頻度の低いカラー画像は、イ
ンクジェット方式によってそれぞれ形成するというよう
に、各画像形成方式を適宜に使い分けるようにしてい
る。この使い分けにより、オフィス等に最適な画像形成
装置を構成することが可能となる。すなわち、上述の2
つの画像形成装置を組み合わせた画像形成装置は、1台
の画像形成装置で、装置全体の大型化は最小限にとど
め、白黒画像は速くきれいに形成し、しかも必要に応じ
てカラー画像の形成も行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の画像形成装置によると、はじめの画像形成手段での
画像形成によって記録材の寸法が変化してしまうこと
と、次の画像形成手段に入る時にレジストローラやガイ
ド等の手段を用いても、記録材の機械的な位置がある量
ズレて突入してしまい、その結果、画像形成を行ったと
きに、はじめの画像と次の画像とにずれが生じ、品質が
低下する恐れがあった。特にはじめの画像形成手段が電
子写真方式の場合には、転写されたトナー画像に対する
永久定着が加熱加圧によって行われるため、記録材の収
縮が発生する。したがって、記録材上のトナー画像も定
着後に収縮した画像となり、定着後に次の画像形成手段
によって形成される画像と、はじめのトナー画像との間
に相対的なずれが生じ、画像の品位を損なう原因となっ
ていた。
【0006】そこで、本発明は複数の画像形成手段によ
って記録材上に複数の画像を形成する際、これら画像の
ズレをなくすようにした画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】又、電子写真方式の記録手段の次にインク
ジェット式の記録手段を配設すると定着手段がこれらの
間に入るため、定着手段からの熱の影響、記録材を通ず
る電荷移動を防ぐため、両記録手段の間が大きくなり、
装置全体が大きくなる。
【0008】そこで本発明は異なる記録方式の二つの記
録手段を備えた小型の画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は同
一の記録材に重ねて記録を行うことのできる少なくとも
異なる画像形成方式の第1および第2の記録手段があ
り、該記録手段が、搬送部材として1つの略円筒状ドラ
ム、又は1つのベルトを用いた記録材の搬送手段を共有
している画像形成装置において、上記第1および第2の
記録手段の間隔が記録材の搬送方向の長さよりも小さい
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】本発明の第2の発明は上記記録手段におい
て、該共有の搬送手段の上流から、第1の記録手段、第
2の記録手段の順で配置してあり、第1の記録手段を連
続送りによる記録手段とし、第2の記録手段を間欠送り
とする記録手段とし、第1の記録手段のプロセススピー
ドが、第2の記録手段の平均のプロセススピードよりも
大きいことを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装
置である。
【0011】本発明の第3の発明は上記第1の記録手段
を、電子写真方式とすることを特徴とする第1又は第2
の発明に記載の画像形成装置である。
【0012】本発明の第4の発明は上記第2の記録手段
を、電子写真方式以外のより簡易なカラー記録手段とす
ることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の画像形
成装置である。
【0013】本発明の第5の発明は上記第2の記録手段
を、インクジェット方式とすることを特徴とする、第4
の発明に記載の画像形成装置である。
【0014】本発明の第6の発明は上記搬送手段のベル
トは少なくとも2本の略円筒状ローラによって支持され
ていることを特徴とする、第1の発明に記載の画像形成
装置である。
【0015】本発明の第7の発明はローラの長さ方向
に、該ベルトが移動することを補正する手段が設けられ
ていることを特徴とする第6の発明に記載の画像形成装
置である。
【0016】本発明の第8の発明は上記ベルトが該ロー
ラの長さ方向に移動することを補正する手段において、
該ベルトの移動補正を、上記ローラの少なくとも一部に
テーパ状リブを設けることによって行うことを特徴とす
る第7の発明に記載の画像形成装置である。
【0017】本発明の第9の発明は上記ベルトが該ロー
ラの長さ方向に移動することを補正する手段において、
該ベルトの移動補正を行うためのベルト位置補正用の略
円筒状ローラを、少なくとも1本追加して用いて該補正
を行うことを特徴とする第7の発明に記載の画像形成装
置である。
【0018】本発明の第10の発明はベルト位置補正用
の略円筒状ローラの両端のうちの一方を支点として、他
端を傾動可能に支持し、上記傾動量を制御して、該ベル
トの移動補正を行うことを特徴とする第9の発明に記載
の画像形成装置である。
【0019】本発明の第11の発明は上記ベルトは該ベ
ルトの一端とその他端が、一体化あるいは接着して環状
をなしていることを特徴とする第1から第10の発明の
何れか1つに記載の画像形成装置である。
【0020】本発明の第12の発明は第1の記録手段を
記録材に対して、接触させて記録を行う記録手段とし、
第2の記録手段を記録材に対して、非接触で記録を行う
記録手段とすることを特徴とする第1の発明に記載の画
像形成装置である。
【0021】本発明の第13の発明は環状ベルトのベル
ト外周長は、使用する最大の記録材の搬送方向の長さよ
り大きいことを特徴とする第11の発明に記載の画像形
成装置である。
【0022】本発明の第14の発明はドラムの外周長
が、使用する最大の記録材の搬送方向の長さよりも大き
いことを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置で
ある。
【0023】本発明の第15の発明はベルト近傍に、コ
ロナ放電器を有し、又は電気的に中抵抗の帯電ローラを
該ベルトに当接せしめて保持し、該ベルトを電気的に中
抵抗を有する材質として記録材が、該ベルトに静電吸着
して搬送を行うことを特徴とする第1の発明に記載の画
像形成装置である。
【0024】本発明の第16の発明はドラム近傍に、コ
ロナ放電器を有し、又は電気的に中抵抗の帯電ローラを
該ドラムに当接せしめて保持し、該ドラムを電気的に中
抵抗として、記録材が、該ドラムに静電吸着して搬送を
行うことを特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置
である。
【0025】本発明の第17の発明はドラムの構造用材
料として金属あるいは樹脂を用いて略円筒状ドラム形状
を構成し、その外周部に電気的に中抵抗の材料を配置し
たことを特徴とする第16の発明に記載の略円筒状ドラ
ムである。
【0026】本発明の第18の発明はドラム上あるいは
ベルトに、記録材を保持するグリッパーを有し、該ドラ
ムあるいはベルトをグリッパーごと駆動することで、記
録材の搬送を行うことを特徴とする第1の発明に記載の
画像形成装置である。
【0027】本発明の第19の発明はドラム上あるいは
ベルトにグリッパーを有し、該ドラム又はベルト近傍に
コロナ放電器を有し、あるいはドラム又はベルトを電気
的に中抵抗材質として電気的に中抵抗の帯電ローラに当
接せしめて記録材が該ドラム又はベルトに静電吸着して
搬送を行うことを特徴とする第1の発明に記載の画像形
成装置である。
【0028】本発明の第20の発明は第1の記録手段を
装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジによる電子
写真方式とし、第2の記録手段をインクジェット方式と
し、記録材のジャム処理を、該プロセスカートリッジを
取り外して行うことを可能としたことを特徴とする第1
の発明に記載の画像形成装置である。
【0029】本発明の第21の発明は上記プロセスカー
トリッジの取り外しは、装置外装面に設けられた扉を開
放して行うことを特徴とする第20の発明に記載の画像
形成装置である。
【0030】本発明の第22の発明は上記インクジェッ
ト方式による記録手段のインクタンクの取り外しは、装
置外装面に設けられた扉を開放して行うことを特徴とす
る第20の発明に記載の画像形成装置である。
【0031】本発明の第23の発明はインクジェット方
式による第2の記録手段は、フルカラー記録ヘッドを搭
載したフルカラー方式としたことを特徴とする第5の発
明に記載の画像形成装置である。
【0032】本発明の第24の発明は搬送手段の上流か
ら、第1の記録手段、第2の記録手段の順で配置し、第
1の記録手段をプロセスカートリッジによる電子写真方
式とし、第2の記録手段を単色又は複数色あるいはフル
カラーのインクジェット方式とした記録手段とし、搬送
手段の第1の記録手段を配設した位置の上流にカセット
給紙あるいは手差し給紙手段があり、該給紙手段より給
紙された記録材が搬送手段にて搬送が行われ、同一記録
材に第1、第2の記録手段で重ねて記録を行う場合に、
上記第1の記録手段は印字を行わないで通過させ、第2
の記録手段から記録を行い、第2の記録手段で記録され
た記録材を搬送手段が第1の記録手段へ周回させること
を特徴とする第1の発明に記載の画像形成装置である。
【0033】本発明の第25の発明は上記第2の記録手
段によって記録が行われた記録材に第1の記録手段で記
録が行われることを特徴とする第24の発明に記載の画
像形成装置である。
【0034】本発明の第26の発明は第1の記録手段に
よって印字が行われた記録材は、上記搬送手段によっ
て、再び第2の記録手段へ搬送され、この時は記録を行
わずに通過することを特徴とする第25の発明に記載の
画像形成装置である。
【0035】本発明の第27の発明は上記第2の記録手
段を通過した記録材が、該記録材の搬送手段から分離す
る分離手段を有し、分離手段の下流にトナーを記録材に
定着させる定着手段と、その定着手段によって定着され
た記録材を機外へ排出させるための排出手段と、を有す
ることを特徴とする第26の発明に記載の画像形成装置
である。
【0036】本発明の第28の発明は上記ベルトを用い
た搬送手段の第2の記録手段の位置の下流付近に、該記
録材を上記ベルトから分離を行うための、分離コロナ帯
電器を設けたことを特徴とする第15又は第24の発明
に記載の画像形成装置である。
【0037】本発明の第29の発明は上記ベルトを用い
た搬送手段の第2の記録手段の位置の下流付近に、該記
録材を上記ベルトから分離を行うための、分離爪を設け
たことを特徴とする第15又は第24の発明に記載の画
像形成装置である。
【0038】本発明の第30の発明は上記第1および第
2の記録手段によって、該記録材に画像を記録した後
に、定着手段によって同時に定着を行うことを特徴とす
る第27の発明に記載の画像形成装置である。
【0039】本発明の第31の発明は搬送手段の駆動
を、連続駆動と間欠駆動とが行えることを特徴とする第
1又は第24の発明に記載の画像形成装置である。
【0040】本発明の第32の発明は上記第2の記録手
段で印字を行うとき、第1の記録手段を、上記記録材か
ら離間させる手段を設けたことを特徴とする第24の発
明に記載の画像形成装置である。
【0041】本発明の第33の発明は第1の記録手段の
みによる記録、第2の記録手段のみによる記録を選択可
能なことを特徴とする第1から第32の発明の何れか1
つに記載の画像形成装置である。
【0042】本発明の第34の発明はプロセスカートリ
ッジは、像担持体と、像担持体の周囲に、像担持体を一
様帯電する帯電手段と、現像手段と、クリーニング手段
の内少なくとも1つを一体のケースにユニット化して装
置本体に着脱自在に設けられていることを特徴とする第
20又は第21の発明に記載の画像形成装置である。
【0043】
【実施例】以下、図面にそって、本発明の実施例につい
て説明する。
【0044】(第1の実施例)図1に本発明の画像形成
装置の全体構成図を示す。同図の画像形成装置は、画像
形成方式がそれぞれ異なる少なくとも2つの記録手段を
有し、これらの画像形成工程によって、記録紙6上に画
像を形成するものである。
【0045】図を用いて、構成について説明を行う。本
発明の画像形成装置1内に、記録紙6を装填した紙カセ
ット5があり、その下流に無端のベルト状搬送部材であ
るベルト4があり、その上面に本実施例の電子写真方式
の記録手段を内蔵したプロセスカートリッジによる第1
の記録手段2と、さらにその下流にフルカラー方式のイ
ンクジェット印字部による第2の記録手段3がある。上
記第1、第2の記録手段2,3の下流には、定着器39
を配置した構成になっている。尚、上記ベルト4は環状
をなしている。このベルト4は無端に一体成形又は端部
を接着されて無端とされている。
【0046】次に詳細について説明を行う。本発明の画
像形成装置1において、紙カセット5内に装填されてい
る記録紙6は、加圧板7を介して加圧バネ10によって
押し上げられ分離爪12に当接している。上記加圧板7
は軸受け部8によって、記録紙6の積載量に応じて回動
するようになっている。上記加圧バネ10は加圧板7の
下部にある突起9にて位置決めされている。
【0047】上記紙カセット5の上部には略半月形状の
給紙ローラ11があり、給紙ローラ11が不図示の駆動
系によって図中矢印の方向に回転駆動されると、記録紙
6が給紙され、分離爪12で1枚に分離される。その後
レジストローラ対13a,13bによって搬送され、コ
ロ14および紙ガイド15によって、コロ16まで導か
れる。
【0048】一方、搬送ベルト4は、ローラ36および
37の2本のローラによって、図中矢印の方向に回転駆
動されるように支持されており、ローラ36は不図示の
駆動系によって駆動されており、ローラ37は従動であ
る。ローラ36の表面にはゴム層36aが成形してあ
り、これは、ベルト4を駆動するために適切な駆動力を
伝えるための摩擦係数を持ち、後述する分離コロナ帯電
器34と対向させて用いるため、上記ゴム層36aの体
積抵抗値を中抵抗とし、その芯材36bは金属などの導
電体としている。また、上記ベルト4の張力は、ローラ
36で駆動されることにおいて適切な大きさになるよう
に、ローラ37には不図示のテンショナーによって張力
が与えられている。
【0049】プロセスカートリッジによる第1の記録手
段2はケース内の感光ドラム18、感光ドラム18を一
様に帯電する1次帯電ローラ19及び現像スリーブ17
があり、さらに不図示のトナー及びその攪拌機構、感光
ドラム18上の残トナーを除去するクリーニングブレー
ド及び廃トナー容器によって、構成されている。また、
前述のコロ16はプロセスカートリッジのケースに設置
されている。
【0050】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化して装置に着脱可能とするものをい
う。
【0051】上記第1の記録手段2のプロセスカートリ
ッジ内の感光ドラム18の一部ケース外へ露出している
部分に、ベルト4を介して転写ローラ20が、転写ロー
ラ20を支持し感光ドラム18に向かって案内される不
図示の軸受を押圧するバネ21によって加圧当接してお
り、上記転写ローラ20及びバネ21等は、ホルダー2
2内に配置され、ユニットとして構成している。上記転
写ローラ20は、感光ドラム18上のトナー像を記録紙
6へ転写するものであるが、本例ではベルト4への記録
紙6の吸着も行えるように制御される。ただし、記録紙
6をベルト4に吸着させるためにベルト4を帯電するコ
ロナ放電器又は帯電ローラを別途配設してもよく、本例
では転写ローラ20がベルト4に記録紙6を吸着させる
ための帯電ローラを兼ねている。
【0052】上記感光ドラム18への露光は、スキャナ
ー26によって行われる。スキャナー26は不図示のモ
ータにて回転駆動されるポリゴンミラー28があり、不
図示の半導体レーザを内蔵したレーザユニットから発せ
られたレーザ光を、上記ポリゴンミラーによって感光ド
ラムへスキャンニングが行えるようになっている。この
レーザ光はfθレンズ27によって光路長が一定になる
ように補正され、ホルダー25に固定されているミラー
24によって感光ドラム18へ照射するようになってい
る。
【0053】次に、フルカラー方式のインクジェット印
字部による第2の記録手段3について説明する。
【0054】上記インクジェット印字部は、キャリッジ
29内に記録ヘッド32および記録ヘッド32に供給す
るインクを貯留したインクタンク33を搭載した構成に
なっており、上記キャリッジ29は、2本のレール3
0,31によって、図中の記録紙の搬送方向(矢印イ)
と直角をなす方向に移動可能に支持されている。
【0055】上記インクタンク33は、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの計4色のインクタンクを搭載
しており、各色単独でインクタンクの交換が行えるよう
になっている。
【0056】したがって、上記記録ヘッド32は上記の
4色に対応した4個のヘッドに分割されており、ベルト
4によって搬送される記録紙6に対し非接触で印字を行
う構成になっている。
【0057】また、不図示の上記記録ヘッド32部の回
復手段が設けられている。
【0058】図において、上記インクジェット印字部に
よる記録手段3の下流には記録紙6をベルト4から分離
を行うための、分離コロナ帯電器34が設けてあり、そ
の下部下流には分離爪35がある。
【0059】上記分離爪35にて分離された記録紙6
は、定着前ガイド38によって、定着器39へ導かれる
ようになっている。
【0060】上記定着器39は、ヒータを内蔵した熱ロ
ーラ40と加圧ローラ41からなり、この2本のローラ
のニップ部にて、記録紙6上に印字されているインクお
よびトナーの熱定着を、同時に行うようになっている。
上記加圧ローラ41は不図示のバネによって熱ローラ4
0に加圧当接している。
【0061】上記定着器39は、上記熱ローラ40と加
圧ローラ41対の下流にガイド42及び43があり、こ
れに導かれて排出ローラ対44,45によって下流に排
出される。ガイド43の熱ローラ40へ接する部分は分
離爪43aを兼ねている。そして、フラッパ46とガイ
ド47a,47bによって、カール取りローラ49とカ
ール取りコロ50,51へ搬送される。上記カール取り
コロ50,51はホルダー54に装着されていて、その
ホルダー54はバネ54aによってホルダー54ごとカ
ール取りローラ49へ加圧されており、カール取りが行
えるようになっている。
【0062】上記カール取り手段によって排出された記
録紙6は、装置の外装部で兼用されているスタッカ52
上にフェイスダウン排出される構成になっている。
【0063】また、図において符号53は手差し給紙口
を示し、これは厚紙や薄紙などのカセット給紙が困難な
記録材に印字を行いたい場合に用いる。定着後におい
て、厚紙などで紙ガイド47a,47bでは搬送が困難
な場合に、上記フラッパ46を軸受け部46aで図1に
おいて反時計回りに回動させてフェイスアップ排出口4
8へ排出させることもできる。
【0064】以上の構成において、第1の実施例の実際
の動作について説明する。
【0065】本第1の実施例の画像形成装置1はプリン
タとして構成されたもので、不図示のコンピュータや原
稿読み取りスキャナー等からのカラー画像データを、不
図示のコントローラによって、カラー画像と文字などの
白黒画像とに分離した状態で接続されている。これによ
り、白黒画像は第1の記録手段2で印字を行い、カラー
画像は第2の記録手段3にて印字を行うようになってい
る。
【0066】したがって、上記コントローラより印字の
指令が出されると、給紙ローラ11が図中矢印方向に駆
動され、記録紙6が1枚給紙され、レジストローラ対1
3a,13bのニップ部に突入して一旦止まる。上記給
紙に前後して第1の記録手段2として設けたプロセスカ
ートリッジ内の感光ドラム18の前回転がおこなわれて
おり、さらに、これに同期してローラ36も駆動され、
ベルト4の駆動も行われる。この時、転写ローラ20に
電荷を与えて、ベルト4が帯電できるようにし、その帯
電した部分が、転写ローラ20の位置から駆動ローラ3
6をへてコロ14に到達するまで駆動しておき、その到
達と同時にレジストローラ対13a,13bの駆動をオ
ンにして搬送をおこなうと、記録紙6はちょうどコロ1
4とベルト4とのニップ部付近から記録紙6の吸着が開
始され、搬送が行われる。
【0067】上記吸着によって、搬送される記録紙6は
コロ16をへて第1の記録手段2内の感光ドラム18へ
と導かれる。この時、感光ドラム18はトナーの現像を
行わない状態にして所定のプロセススピードで連続駆動
し、このことから記録紙6にはトナーの転写はおこなわ
れずに第1の記録手段2を通過する。
【0068】次に、記録紙6はベルト4上に静電吸着さ
れた状態を維持し、かつ連続的に搬送されてゆき、第2
の記録手段3に到達するまでの間で不図示の紙センサに
よって記録紙6の先端位置を検知して、第2の記録手段
3のヘッド32の下で、記録紙6に対する印字開始位置
まで駆動された後一旦停止し、その後あるタイミングで
キャリッジ29が、記録紙搬送方向と直角をなす方向に
往復駆動させ、1ライン分の主走査記録を行い、それが
終了するとベルト4を間欠送りで駆動し、記録紙6を副
走査方向に1ステップ搬送させる。
【0069】上記第2の記録手段3で印字を行うとき、
記録紙6をベルト4ごと第1の記録手段2から離間させ
る不図示の手段が設けられている。また別の方法として
は、第1の記録手段2を移動してベルト4から離間させ
る手段を用いても良い。
【0070】上記のベルト4の間欠送り(副走査)と、
キャリッジ29の往復送り(主走査)によって記録紙6
には、第2の記録手段3によって、順次記録が行われて
ゆき、カラー画像の記録が行われてゆく。その記録紙6
先端が駆動ローラ36の外径部に到達し、その後も上記
静電吸着によって、ローラ36の外径部に沿って記録紙
6は搬送されてゆき、上記第1及び第2の記録手段と反
対側のベルト下部4aへ搬送されてゆく。
【0071】その後、記録紙6の後端がヘッド32を通
過して、第2の記録手段3による印字が終了すると、ベ
ルト4は駆動ローラ36によって再び連続的に駆動さ
れ、記録紙6はローラ37の外径部を経て第1の記録手
段2へ再び搬送される。この時は、この第1の記録手段
2によって印字が行われ、トナーが記録紙6上に転写さ
れることで白黒画像が印字される。そして、記録紙6は
第2の記録手段3へ到達するが、この時は第2の記録手
段3では印字を行わないでヘッド32の下を連続送りの
まま通過してゆく。
【0072】上記搬送によって、記録紙6先端が分離コ
ロナ帯電器34に到達すると、記録紙6に対して分離バ
イアス電荷を発生させておき、記録紙6を駆動ローラ3
6の外径部による曲率と分離爪35によってベルト4か
ら分離し、定着前ガイド38へ搬送されて、定着器39
へ到達し熱ローラ40と加圧ローラ41によって、トナ
ーの定着と同時にインクの乾燥も行われる。
【0073】上記定着が行われた記録紙6は排出ローラ
対44,45、フラッパ46、紙ガイド47a,47
b、カール取りローラとコロ対49,50,51とによ
って、スタッカ52へと、電子写真方式による白黒画像
とインクジェット方式によるカラー画像との複合画像を
記録された記録紙6が排出される。
【0074】また上記不図示のコントローラからの画像
情報が、白黒のみ、あるいはカラーのみの場合において
も、上記と全く同一の記録紙搬送によって印字が行わ
れ、白黒のみの場合は記録紙6は連続駆動されたベルト
4の上面を移動して第1の記録手段2のみによって印字
が行われ、カラーのみの場合は第2の記録手段3のみに
よって印字が行われ分離コロナ帯電器34、分離爪35
によってベルト4から記録紙6は分離され、定着器39
による定着が行われ、同様にしてスタッカ52へ白黒の
み、あるいはカラーのみ記録された記録紙6が排出され
る。
【0075】以上が本第1の実施例の構成および動作で
ある。この第1の実施例において、第1の記録手段と第
2の記録手段が共有している記録紙の搬送手段に、環状
ベルトを用いているが、上記の共有が実現できるもので
あれば他の方法でもかまわない。また、上記の環状ベル
トのベルト外周長は、使用する記録紙の搬送方向長さよ
りも大きくなるようにしている。上記の共有搬送手段を
用いて、第1及び第2の記録手段による印字を行った後
に同時に定着を行うことで、定着時の熱による記録紙の
収縮を原因とする相対的な画像ズレをなくすることがで
きるため、第1の記録手段と第2の記録手段との間の画
像ズレを非常に小さくすることができる。また、第1の
記録手段をプロセスカートリッジを用いた電子写真方式
とし、第2の記録手段をフルカラーインクジェット方式
を用いているが、第1の記録手段のプロセススピード
が、第2の記録手段の平均のプロセススピードよりも大
きくなるように設定している。これは、一般のプリンタ
ユーザのプリントボリュームにおいて、そのカラー原稿
の占める割合は、白黒原稿よりも小さいので、白黒の印
字手段を速めに設定することで、トータルでの印字時間
の増大を最小限にすることができる。
【0076】また、記録手段を上流から第1、第2の順
で配置し、複合画像を得る場合の印字順序は第2、第1
の順で行うことで、上記第1及び第2の記録手段の間隔
を、記録紙の搬送方向長さよりも小さく設定することが
出来、装置全体の小型化を実現することが出来る。
【0077】(第2の実施例)図2に第2の実施例の全
体構成図を示す。
【0078】図において、第2の実施例の画像形成装置
101は、第1と第2の記録手段が共有している記録紙
の搬送手段に、記録紙を巻き付けて搬送を行う転写ドラ
ム104を用いた例について説明を行う。
【0079】図において、第2の実施例の画像形成装置
101において、紙カセット105内に装着されている
記録紙106は、加圧板107を介して加圧バネ110
によって押し上げられ分離爪112に当接している。上
記加圧板107は軸受け部108によって、記録紙10
6の積載量に応じて回動するようになっている。上記加
圧バネ110は加圧板107の下部にある突起109に
て位置決めされている。
【0080】上記紙カセット105の上部には略半月形
状の給紙ローラ111があり、給紙ローラ111が不図
示の駆動系によって図中矢印の方向に回転駆動される
と、記録紙106が給紙され、分離爪112で1枚に分
離される。その後、記録紙106は、紙ガイド114,
115にガイドされてレジストローラ対113a,11
3bのニップ部で一旦止まるように駆動される。
【0081】転写ドラム104は表面を電気的に中抵抗
な材質によって構成された外周部を持ち、その中心部に
は、軸受部104aがあり、不図示の駆動系に接続され
いる。上記転写ドラム104の外周部近傍には、レジス
トローラ対113a,113bに続いて図示矢印方向の
転写ドラム104の回転方向に従ってコロナ帯電器13
2、電子写真方式によるプロセスカートリッジによる第
1の記録手段102、インクジェット方式による第2の
記録手段103、分離コロナ帯電器133、分離爪13
4、クリーニング器135、除電ローラ136がある。
【0082】第1の記録手段102は、感光ドラム11
8、1次帯電ローラ119及び現像スリーブ117があ
り、さらに不図示のトナー及びその攪拌機構、感光ドラ
ムのクリーニングブレード及び廃トナー容器によって、
構成され、その変形の態様は前実施例同様である。
【0083】上記感光ドラム118への露光は、スキャ
ナー124によって行われる。スキャナー124は不図
示のモータにて回転駆動されるポリゴンミラー126が
あり、不図示の半導体レーザを内蔵したレーザユニット
から発せられたレーザ光を、上記ポリゴンミラーによっ
て感光ドラム118へスキャンニングが行えるようにな
っている。このレーザ光はfθレンズ125によって光
路長が一定になるように補正され、ホルダー123に固
定されているミラー122によって感光ドラム118へ
照射するようになっている。
【0084】次にフルカラー方式のインクジェット印字
部による第2の記録手段103について説明する。
【0085】上記インクジェット印字部は、キャリッジ
127内に記録ヘッド130およびインクタンク131
を搭載した構成になっており、上記キャリッジは、2本
のレール128,129によって、図中の記録紙106
の搬送方向と直角をなす方向に移動可能に支持されてい
る。
【0086】上記インクタンク131は、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの計4色インクタンクを搭載
しており、各色単独でインクタンクの交換が行えるよう
になっている。
【0087】したがって、上記記録ヘッド130は上記
の4色に対応した4個のヘッドに分割されており、転写
ドラム104によって搬送される記録紙106に対し非
接触で印字を行う構成になっている。
【0088】また、不図示の上記記録ヘッド130の回
復手段が設けられている。
【0089】上記構成において印字が行われた記録紙1
06は、分離帯電器133及び分離爪134にて分離さ
れ、定着前ガイド137によって、定着器138へ導か
れるようになっている。
【0090】上記定着器138は、ヒータを内蔵した熱
ローラ139と加圧ローラ140からなり、この2本の
ローラのニップ部にて、記録紙106上に印字されてい
るインクの乾燥およびトナーの熱定着を同時に行うよう
になっている。上記加圧ローラ140は不図示のバネに
よって熱ローラ139に加圧当接している。
【0091】上記定着器138は、上記熱ローラ139
と加圧ローラ140対の下流にガイド141及び142
があり、これに導かれて排出ローラ対143,144に
よって下流に排出される。ガイド142は分離爪142
aを兼ねている。そして、フラッパ145cとガイド1
45a、145bによって、カール取りローラ147と
カール取りコロ149,148へ搬送される。上記カー
ル取りコロ149,148はホルダー150に装着され
ていて、そのホルダー150はバネ150aによってホ
ルダー150ごとカール取りローラ147へ加圧されて
おり、記録紙106のカール取りが行えるようになって
いる。
【0092】上記カール取り手段によって排出された記
録紙106は、装置の外装部で兼用されているスタッカ
151上にフェイスダウン排出される構成になってい
る。
【0093】また、定着後において、厚紙などで紙ガイ
ド145a,145bでは搬送が困難な場合に、上記フ
ラッパ145cを図2において反時計回りに回動させて
フェイスアップ排出口146へ排出させることもでき
る。
【0094】以上の構成において、第2の実施例の実際
の動作について説明する。
【0095】本第2の実施例の画像形成装置101はプ
リンタとして構成されたもので、第1の実施例と同様
に、不図示のコンピュータや原稿読み取スキャナー等か
らのカラー画像データを、不図示のコントローラによっ
て、カラー画像と文字などの白黒画像とに分離した状態
で接続されている。これにより白黒画像は第1の記録手
段102で印字を行い、カラー画像は第2の記録手段1
03にて印字を行うようになっている。
【0096】したがって、上記コントローラより印字の
指令が出されると、給紙ローラ111が図中矢印方向に
駆動され、記録紙106が1枚給紙され、レジストロー
ラ対113a,113bのニップ部へ突入して一旦止ま
る。上記給紙に前後してプロセスカートリッジによる第
1の記録手段102内の感光ドラム118の前回転がお
こなわれており、さらに、これと同期して転写ドラム1
04の駆動も行われる。この時コロナ帯電器132に電
荷を与えて、転写ドラム104が帯電出来るようにし、
その帯電した部分が、コロナ帯電器132の位置からほ
ぼ1周するまで駆動しておき、その到達と同時にレジス
トローラ対113の駆動をオンにして搬送をおこなう
と、記録紙106は、ちょうど紙ガイド116を過ぎた
ところから記録紙106の吸着が開始され、転写ドラム
104の回転と共に搬送が行われる。
【0097】上記吸着によって、搬送される記録紙10
6は第1の記録手段102段内の感光ドラム118との
ニップ部へと搬送される。この時、感光ドラム118は
トナーの現像を行わない状態にして所定のプロセススピ
ードで連続駆動し、このことから記録紙106にはトナ
ーの転写はおこなわれずに第1の記録手段102を通過
する。
【0098】次に、記録紙106は転写ドラム104上
に静電吸着された状態を維持し、かつ連続的に搬送され
てゆき、インクジェット方式による第2の記録手段10
3に到達するまでの間で、不図示の紙センサによって記
録紙の先端位置を検知し、第2の印字手段103のヘッ
ド130の下で、記録紙106に対する印字開始位置ま
で駆動された後一旦停止し、その後あるタイミングでキ
ャリッジ127が、記録紙搬送方向と直角をなす方向に
往復駆動させ、1ライン分の主走査を行い、それが終了
すると転写ドラム104を間欠送りで駆動し、記録紙1
06を副走査方向に1ステップ搬送させる。
【0099】上記第2の記録手段103で印字を行うと
き、第1の記録手段102は、プロセスカートリッジご
と上記記録紙106から離間させる不図示の手段が設け
られている。
【0100】上記の転写ドラム104の間欠送り(副走
査)と、キャリッジ127の往復送り(主走査)によっ
て記録紙106には、第2の記録手段103によって、
順次記録が行われてゆき、カラー画像の記録が行われて
ゆく。その記録紙106先端が分離コロナ帯電器133
の下を通過する。この時は分離コロナは発生させないよ
うにしておき、記録紙106先端はさらに進んで行き、
分離爪134に到達する。この分離爪134は転写ドラ
ム104表面に対してあるギャップを持って近接してい
て、記録紙106は、この分離爪134の下を通ってク
リーニング器135に近ずいて行く。上記クリーニング
器135とその下流の除電ローラ136は同じフレーム
135aに組み込まれていて、印字中においては、転写
ドラム104の表面からある距離だけ退避した位置に移
動可能に制御されており、記録紙106はここではクリ
ーニング器135へ接触しないようになっている。
【0101】その後、記録紙106の後端が記録ヘッド
130を通過して、インクジェット方式による第2の記
録手段103による印字が終了すると、転写ドラム10
4は再び連続的に駆動され、記録紙106は再び第1の
記録手段102へ搬送される。この時は、この第1の記
録手段102によって印字が行われ、トナーが記録紙1
06上に転写されることで白黒画像が印字される。そし
て、記録紙106は再び第2の記録手段103へ到達す
るが、この時は記録手段103では印字を行わないで記
録ヘッド130の下を連続送りのまま通過してゆく。
【0102】上記搬送によって、記録紙106先端が分
離コロナ帯電器133に到達すると、記録紙106に対
して分離バイアス電荷を発生させておき、さらに分離爪
134を軸受け部134aにて回動させて転写ドラム1
04上に当接させるようにし、転写ドラム104上から
分離し、定着前ガイド137へ搬送されて、定着器38
へ到達し、熱ローラ139と加圧ローラ140によっ
て、トナーの定着と同時にインクの乾燥も行われる。
【0103】上記定着が行われた記録紙106は排出ロ
ーラ対143,144、フラッパ145c、紙ガイド1
45a,145b、カール取りローラ、コロ対147,
148,149とによって、スタッカ151へ、電子写
真方式による白黒画像とインクジェット方式によるカラ
ー画像による複合画像を記録した記録紙106が排出さ
れる。
【0104】また上記不図示のコントローラからの画像
情報が、白黒のみ、あるいはカラーのみの場合において
も、上記と全く同一の記録紙搬送によって印字が行わ
れ、白黒のみの場合は第1の記録手段102のみによっ
て印字が行われ、カラーのみの場合は第2の記録手段1
03のみによって印字が行われる。
【0105】上記印字が行われた後、上記クリーニング
器135及び除電ローラ136は、退避していた位置か
ら転写ドラム104の外周部で当接する位置に移動し、
上記クリーニング器135内のブラシローラ135bと
その下流の除電ローラ136を駆動すると同時に、転写
ドラム104も駆動して、その転写ドラム104上のク
リーニングおよび除電を行い、次に給紙されてくる記録
紙106の汚染を防止するようになっている。
【0106】以上が本第2の実施例の構成および動作で
ある。この第2の実施例において、第1の記録手段と第
2の記録手段が共有している記録紙の搬送手段に転写ド
ラムを用いているが、上記の共有が実現できるものであ
れば他の方法でもかまわない。また、上記の転写ドラム
の外周長は、使用する記録紙の搬送方向長さよりも大き
くなるようにしている。上記の共有搬送手段を用いて、
第1及び第2の記録手段による印字を行った後に同時に
定着を行うことで、定着時の熱による記録紙の収縮を原
因とする相対的な画像ズレを無くすることができるた
め、第1の記録手段と第2の記録手段との間の画像ズレ
を非常に小さくすることができる。また、第1の記録手
段をプロセスカートリッジを用いた電子写真方式とし、
第2の記録手段をフルカラーインクジェット方式を用い
ているが、第1の記録手段のプロセススピードが、第2
の記録手段の平均のプロセススピードよりも大きくなる
ように設定している。これは、一般のプリンタユーザの
プリントボリュームにおいて、そのカラー原稿の占める
割合は、白黒原稿よりも小さいので、白黒の印字手段を
速めに設定することで、トータルでの印字時間の増大を
最小限にすることができる。
【0107】(第3の実施例)図3に第3の実施例の全
体構成図を示す。
【0108】図において、第3の実施例の画像形成装置
200は、第1と第2の記録手段が共有している記録紙
の搬送手段に、記録紙を巻き付けて搬送を行う転写ドラ
ム156を用いた構成になっており、記録紙の搬送およ
び上記第1と第2の記録手段による印字順序は、第2の
実施例の画像形成装置101と同一であり、異なるとこ
ろは、図中の転写ドラム156にグリッパー152を用
いていることであり、ここが本実施例の特徴とするとこ
ろである。
【0109】尚、図3において説明に必要な構成部材の
み符号を付し、符号が付されていない構成部材および、
符号が付されているが第2の実施例の図2と同一の符号
が付されている場合は、その構成、機能および形状が同
一であることを示している。
【0110】以上によって、図3を用いて構成及び動作
について説明を行う。
【0111】図において、本実施例の画像形成装置20
0に、転写ドラム156が有り、その外周上には記録紙
106をクランプするグリッパー152が設けてある。
【0112】上記グリッパー152によって、紙カセッ
ト105内にある記録紙106を給紙ローラ111で給
紙し、レジストローラ対113a,113bによって転
写ドラム156へ搬送する行程は、第2の実施例と全く
同一である。その後、記録紙106はグリッパー152
によって、転写ドラム156の外径部にクランプされ、
図中矢印方向に転写ドラム156が軸受部156aによ
って回転することで第1及び第2の記録手段102,1
03へ搬送されて行き、その後の記録順序および記録方
法については、第2の実施例と全く同一である。
【0113】上記のグリッパー152の拡大図を図4、
図5に示す。
【0114】図4は記録紙106が給紙されて、紙ガイ
ド114,115によってガイドされながら、レジスト
ローラ対113a,113bへ突入し、その後レジスト
ローラ対113a,113bが駆動されて記録紙106
が搬送されて行き、突起155に当接して、多少のルー
プができる位置で、レジストローラ対113a,113
bの搬送が一旦止まるように制御している。その後、ク
ランプアーム153が、図中矢印方向に軸受部153a
を中心に回動して、図5に示すように記録紙106をク
ランプする。クランプアーム153の先端には、ゴム材
質によるパット154が貼り付けてあり、この摩擦力に
よって、記録紙106のクランプ力を得ている。
【0115】また、クランプアーム153の回動機構は
図中不図示であるが、例えば転写ドラム156内で、ソ
レノイドなどの簡単なアクチュエータを用いることで回
動制御を容易に行うことが出来る。
【0116】図6は、上記第1と第2の記録手段による
印字が終了し、定着器138へ記録紙106を搬送する
ために、記録紙106を転写ドラム156から分離爪1
34で分離を行った状態を示す。この状態のおけるグリ
ッパー152の拡大図を図7に示す。
【0117】図7において、クランプアーム153を図
中矢印方向に回動させ記録紙106を開放する。上記に
開放とほぼ同時に転写ドラム156のフラット部156
aからピン157が突出するようになっていて、記録紙
106が分離し易くなり、その後に記録紙106の先端
が、分離爪134にかかる位置に来るように転写ドラム
156の回転タイミングをとっている。上記ピン157
は、例えば転写ドラム156内でソレノイドなどの簡単
なアクチュエータを用いて、その突出動作を行うことが
出来る。
【0118】以上の構成による第3の実施例は、第2の
実施例のように静電吸着手段を持たないので、そのため
のコロナ帯電器や分離用コロナ帯電器および転写ドラム
のクリーニング器や除電ローラが省略できる。ただし第
1の記録手段に用いる転写帯電器は不図示としている。
【0119】したがって、上記帯電器用の高圧回路や上
記部品の点数を減らすことができるので大きなコストメ
リットが得られる。
【0120】また、記録紙を転写ドラム上にクランプす
る方法は上記以外の機構によるグリッパーを用いても全
く同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0121】また、上記転写ドラム以外に環状ベルト上
に上記の様なグリッパーを設けて記録紙搬送を行っても
全く同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0122】(第4の実施例)図8に第4の実施例によ
る画像形成装置201を示す。これは記録紙の搬送を、
第2の実施例で説明した静電吸着を用いた手段と、第3
の実施例で説明したグリッパーによる手段を併用したも
のである。
【0123】図において、転写ドラム156の外周付近
には、レジストローラ対113a,113bに続いて転
写ドラム156の図示矢印方向に従ってコロナ帯電器1
32、第1の記録手段102、第3の記録手段103、
分離コロナ帯電器133、分離爪134、クリーニング
器135、除電ローラ136がある。これは第2の実施
例で用いたものと全く同一である。そしてグリッパー1
52も位置しており、これは第3の実施例で用いたもの
と全く同一である。また転写ドラム156の表面の材質
は、第2の実施例と同様に電気的に中抵抗のものを用い
ている。
【0124】したがつて、本実施例では、グリッパーと
静電吸着とを併用することで、例えば、剛性の高い紙す
なわち厚紙の搬送が、より確実に行うことが出来、環境
変化に対しても搬送特性が安定しているために、第1お
よび第2の各記録手段間による画像ズレの防止に対し、
より高いレベルの印字精度を実現することが出来る。
【0125】(第5の実施例)図9に第5の実施例の全
体構成図を示す。
【0126】図において、第5の実施例の画像形成装置
90は、第1と第2の記録手段2,3が共有している記
録紙の搬送手段に、記録紙を静電吸着して搬送を行うベ
ルト4を用いた構成になっており、記録紙の搬送および
上記第1と第2の記録手段による印字順序は、第1の実
施例の画像形成装置1と同一であり、異なるところは該
ベルト4の駆動に用いているローラの長さ方向に、該ベ
ルト4が移動することを補正する手段が設けられている
ことが、本実施例の特徴とするところである。
【0127】したがって本実施例では、上記ベルト4が
該ローラの長さ方向に移動することを補正する手段にお
いて、該ベルト4の移動補正を、上記ローラの少なくと
も一方の端部にテーパ状リブ60,61を設けることに
よって、上記補正を行うものである。
【0128】尚、図9において説明に必要な構成部材の
み符号を付し、符号が付されていない構成部材および、
符号が付されているが第1の実施例の図1と同一の符号
が付されている場合は、その構成、機能および形状が同
一であることを示している。
【0129】以上によって、図9を用いて構成及び動作
について説明を行う。
【0130】図において、本実施例の構成は、第1の実
施例で用いていた駆動ローラ36および従動ローラ37
の端部形状のみが異なっていて、その他の構成部品の機
能および形状は全く同一である。したがって、紙カセッ
ト5内の記録紙6が、給紙ローラ11によって給紙され
て、環状ベルト4に静電吸着して搬送が行われ、第1の
記録手段2は通過し、第2の記録手段3から印字が行わ
れ、環状ベルト4によって、再び第1の記録手段2へ戻
り、印字を行い複合画像形成し、その後定着器39によ
って、熱定着が行われ、排出手段によって、装置外装上
にあるスタッカ52へ記録紙が排出される構成になって
おり、上記ローラ36,37の端部形状以外は、第1の
実施例の構成及び動作と同一である。
【0131】したがって、上記ローラ36,37の端部
形状及びその作用について詳細に説明する。
【0132】図9において、矢印A方向から環状ベルト
4を見た形状を、図10に示す。
【0133】図10において、環状ベルト4に示してあ
る矢印4bはベルト4の上面の搬送方向を示している。
【0134】ローラ91は、第1の実施例で用いている
駆動ローラ36の両端部にテーパ状リブ61を用いた形
状になっている。該テーパ状リブ61はテーパ部61a
を備え、環状ベルト4の一部が、該リブ61のテーパ部
61aに乗り上げるようになっており、その結果、該環
状ベルト4は両端部に弾性変形部4cが生じている。ロ
ーラ92は、同様に第1の実施例で用いている駆動ロー
ラ37の両端部にテーパ状リブ60を用いた形状になっ
ている。該テーパ状リブ60はテーパ部60aを備え、
環状ベルト4の一部が、該リブ60のテーパ部60aに
乗り上げるようになっており、その結果、該環状ベルト
4は両端部に弾性変形部4cが生じている。
【0135】上記の構成において、駆動ローラ91を駆
動して、環状ベルト4の駆動を行うと、該ベルト4は、
テーパ部61a,60aによって矢印4d方向への移動
を最小限に抑えることが出来、印字精度の低下を防止す
ることが出来る。
【0136】上記テーパ状リブは、上記2本のローラ9
1,92の内、少なくとも1本のみを用いても良い。ま
た、2本の内の1本において、その1端のみに上記テー
パ状リブを用いても良い。
【0137】また、上記第5の実施例では、上記テーパ
状リブを用いることで、上記環状ベルトを凹状に変形さ
せて矢印4d方向のズレを防止したが、逆に少なくとも
何れか1つのローラを中太にして上記環状ベルトを凸状
に変形させた場合においても同様の効果が得られる。
【0138】(第6の実施例)図11に第6の実施例の
全体構成図を示す。
【0139】図において、第6の実施例の画像形成装置
94は、第1と第2の記録手段2,3が共有している記
録紙の搬送手段に、記録紙を静電吸着して搬送を行うベ
ルト4を用いた構成になっており、記録紙の搬送および
上記第1と第2の記録手段による印字順序は、第1の実
施例の画像形成装置と同一であり、異なるところは該ベ
ルト4の駆動に用いているローラの長さ方向に該ベルト
4が移動することを補正する手段が設けられていること
が、第5の実施例と同様に本実施例の特徴とするところ
である。
【0140】したがって、本実施例では、上記ベルト4
が該ローラの長さ方向に移動することを補正する手段に
おいて、該ベルトの移動補正を、ベルトの移動補正を行
うための略円筒状ローラを、少なくとも1本追加して用
いて、上記補正を行うものである。
【0141】尚、図11において説明に必要な構成部材
のみ符号を付し、符号が付されていない構成部材およ
び、符号が付されているが第1の実施例の図1と同一の
符号が付されている場合は、その構成、機能および形状
が同一であることを示している。
【0142】以上によって、図11を用いて構成及び動
作について説明を行う。
【0143】図において、本実施例の構成で、第1およ
び第5の実施例と異なるところは環状ベルト4の駆動系
の構成であり、上記実施例で用いていた駆動ローラ36
は、そのまま用いており、その他の構成部品の機能およ
び形状は全く同一である。したがって、紙カセット5内
の記録紙6が、給紙ローラ11によって給紙され、環状
ベルト4に静電吸着して搬送が行われ、第1の記録手段
2は通過し、第2の記録手段3から印字が行われ、環状
ベルト4によって、再び第1の記録手段2へ戻り、印字
を行い複合画像形成し、その後定着器39によって、熱
定着が行われ、排出手段によって、装置外装上にあるス
タッカ52へ記録紙6が排出される構成になっており、
上記環状ベルト4の駆動系以外は、第1及び第5の実施
例の構成及び動作と同一である。
【0144】したがって、上記環状ベルト4の駆動系及
びその作用について説明する。
【0145】図11において、カセット5内の記録紙6
が、給紙ローラ11によって給紙され、その後、分離爪
12によって1枚に分離され、レジストローラ対75
a,75bのニップ部に突入して、ある程度ループが出
来た状態で一旦止まる。このことで記録紙6の斜行取り
が行われる。その後、上記レジストローラ対75a,7
5bを不図示の駆動系によって駆動し、紙ガイド74
a,74bによってコロ16と環状ベルト4との間へ搬
送させる。また、図中符号73は手差し給紙口である。
【0146】図からわかるように、環状ベルト4の支持
は、第1の実施例と同じ駆動ローラ36と、ローラ70
及び71の3本のローラによって支持されており、ロー
ラ71は、不図示の支持手段によって平行移動するよう
に支持され、上記環状ベルト4にテンショナーとして用
いており、ローラ71を支持する不図示の軸受をコイル
バネ72によって図において右上へ加圧されていること
により、ベルト4に張力を加えている。ローラ70は、
上記環状ベルト4が搬送方向と直角をなす方向への移動
の補正に用いるものであり、図中の矢印の方向に、一端
を支点として傾動させることで、上記補正を行うもので
ある。
【0147】上記ローラ70による、ベルトの補正を説
明するために、図中矢印B方向から見た図を、図12に
示す。
【0148】図12において、テンションローラ71
は、図11のコイルバネ72と不図示の軸受によって支
持されている。補正ローラ70はシャーシ77に軸受7
6が多少の隙間を持って嵌合しており、Eリングのよう
な軸用止め輪78によって止められている。そして、上
記補正ローラ70の他端は、不図示の軸受で支持されて
おり、該軸受がソレノイド等の簡単なアクチュエータを
用いたレバー機構によって、軸受76を中心に図中70
a,70bの方向に傾動するように駆動できるようにな
っている。
【0149】上記不図示のアクチュエータによって、矢
印70aの方向にローラ70を傾動させると、ベルト4
は矢印70dの方向に移動し、矢印70bの方向にロー
ラ70を傾動させると、ベルト4は矢印70cの方向に
移動するようになっている。そして不図示の光学センサ
を用いることで、上記ベルト4の位置制御が行えるよう
になっている。上記ローラ70,71の材質は金属を用
いているが、曲げ剛性が十分であれば樹脂等を用いても
良い。
【0150】以上の手段によって、環状ベルト4の位置
制御を行うときに、その制御目標値を設定することで、
上記第1及び第2の記録手段とのズレ量を、上記目標値
程度の大きさで安定した印字を行うことができる。
【0151】(第7の実施例)第7の実施例を図13に
示す。
【0152】これは、第1の実施例の画像形成装置1の
外装表面に開口80bを設け、開口80bを開閉する扉
80を設けたものである。上記扉80は、外装に設けた
回動部80aによって開閉が行われるようになってい
る。この扉80を開放した状態で、図中点線の位置にあ
った電子写真プロセスカートリッジである第1の記録手
段2は、ユーザーの手81によって図のように取り外し
可能になっている。
【0153】したがって、上記のように、第1及び第2
の記録手段を持った画像形成装置においても、電子写真
カートリッジである第1の記録手段2全体を容易に取り
出すことができるので、ユーザーによって、トナー及び
感光ドラムの交換が行えることになり、メンテナンスフ
リーを実現できる。
【0154】また、上記実施例は、第1の実施例の画像
形成装置1について説明したが、第2から第6の実施例
で用いた、画像形成装置101,200,201,90
及び94に対しても全く同様に用いることが出来る。
【0155】又、各実施例において第1の記録手段2を
プロセスカートリッジ化した場合において、その装置本
体への着脱は、図13の紙面に直交する方向にプロセス
カートリッジを案内するガイド部材を装置本体に設け、
プロセスカートリッジを図13の紙面に直交する手前側
へ出入り着脱させるようにしてもよい。又、更に装置本
体を環状ベルト4の上側で第1、第2の記録手段2,3
と接離可能に上下に分割し、例えば手差し口53近くで
上下の本体を枢着し、定着器39側を大きく開くように
してもよい。この場合定着器39は上下本体の何れか、
或は上下本体に分割して設けることができる。
【0156】(第8の実施例)第8の実施例を図14に
示す。
【0157】図の様に、環状ベルト4上で記録紙のジャ
ムが発生した場合は、上記第7の実施例の手段によって
電子写真プロセスカートリッジの第1の記録手段2を取
り出した後、ジャム紙82を、ユーザーの手83によっ
て取り出すことが出来る。一方、環状ベルト4のベルト
下部4a側でジャムが発生した場合は、紙カセット5を
矢印5aの方向に抜き出した後、手をいれてジャム紙を
取り出せるようになっている。また、実際に記録を行っ
ていない時の第2の記録手段3であるインクジェット印
字部は、不図示のヘッドの回復動作を行うための退避位
置にいるため環状ベルト4の上には無いため点線で示し
ている。
【0158】(第9の実施例)第9の実施例を図15に
示す。
【0159】これは、第1の実施例の画像形成装置1の
外装表面に開口84bを設け、第7の実施例で示した扉
以外に該開口84bを開閉する扉84を設けたものであ
る。上記扉84は、外装に設けた回動部84aによって
開閉が行われるようになっている。この扉84を開放し
た状態で、図中点線の位置にあった第2の記録手段3の
インクジェット印字部内のインクタンク33は、ユーザ
ーの手85によって図のように取り外し可能になってい
る。
【0160】したがって、上記のように、第1及び第2
の記録手段2,3を持った画像形成装置においても、イ
ンクタンク33を容易に取り出すことができるので、現
在、一般に用いられているインクジェット方式の画像形
成装置と同様に、ユーザーによって、インクタンク交換
が行えることになり、メンテナンスフリーを実現してい
る。
【0161】また、上記実施例は、第1の実施例の画像
形成装置1について説明したが、第2から第6の実施例
で用いた、画像形成装置101,200,201,90
及び94に対しても全く同様に用いることが出来る。
【0162】(第10の実施例)図16に本発明の画像
形成装置1の外観を示す。
【0163】図において、画像形成装置1は脱着可能な
紙カセット5が装置下部にあり、厚紙などの手差し給紙
口53があり、ガイド53aが併設している。その外装
上部にオペレートパネル88があり、その中には、ディ
スプレイ89、オペレートスイッチ93がある。
【0164】そして、第1の記録手段2の電子写真プロ
セスカートリッジの交換用、かつジャム処理用の扉80
と、第2の記録手段3のインクジェット印字部のインク
タンク33の交換用の扉84とがある。
【0165】第1及び第2の記録手段2,3による複合
画像は排出口87から排出され、外装表面を利用したス
タッカ52上へフェイスダウン排出される。厚紙など
は、フェイスアップ排出口48へ排出される。該排出口
48には記録紙下面を案内するガイド48aがある。ま
た、機内昇温を下げるために用いられている、不図示の
ファンの排気口86がある。
【0166】以上の外観は、第1、第5、第6、第7、
第8及び第9の実施例を基本としたものであり、共有搬
送手段上に第1と第2の記録手段を配置した構成におい
て、ジャム処理を電子写真プロセスカートリッジを取り
外すか、あるいは、紙カセットを取り外して行えるよう
にすることで、装置全体の小型化が実現できる。尚、上
記プロセスカートリッジについては第1の実施例の説明
中に詳細に示されている。
【0167】
【発明の効果】本発明の第1の発明は、同一の記録材に
重ねて記録を行うことのできる少なくとも異なる画像形
成方式の第1および第2の記録手段があり、該記録手段
が、搬送部材として1つの略円筒状ドラム、又は1つの
ベルトを用いた記録材の搬送手段を共有している画像形
成装置において、上記第1および第2の記録手段の間隔
が記録材の搬送方向の長さよりも小さいことにより、装
置全体の小型化を実現できる。又、共有する搬送手段を
用いることで第1、第2の記録手段での印字ずれを小さ
くできる。
【0168】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、上記記録手段において、該共有の搬送手段の上流か
ら、第1の記録手段、第2の記録手段の順で配置してあ
り、第1の記録手段を連続送りによる記録手段とし、第
2の記録手段を間欠送りとする記録手段とし、第1の記
録手段のプロセススピードが、第2の記録手段の平均の
プロセススピードよりも大きいことにより、大量の記録
は第1の記録手段のみにより、より早く記録材が出力さ
れ、例えば、カラー画像のみの場合は第2の記録手段に
より記録されることにより、トータルの印字時間の増大
を最小に止どめることができる。
【0169】本発明の第3の発明は、第1又は第2の発
明において、上記第1の記録手段を、電子写真方式とす
ることにより、良質白黒画像を大量出力させる使用方法
が支配的で、カラー画像を別途、或は重ねて形成する場
合に好適である。
【0170】本発明の第4の発明は、第1又は第2の発
明において、上記第2の記録手段を、電子写真方式以外
のより簡易なカラー記録手段とすることにより、白黒画
像及び白黒画像以外の画像を得られる画像形成装置を提
供できる。
【0171】本発明の第5の発明は第4の発明におい
て、上記第2の記録手段を、インクジェット方式とする
ことにより、安価に黒以外の単色、多色、フルカラー画
像を支持した記録材を出力する画像形成装置が安価に得
られる。
【0172】本発明の第6の発明は、第1の発明におい
て、上記搬送手段のベルトは少なくとも2本の略円筒状
ローラによって支持されていることにより、画像形成装
置の高さを低くすることができる。又、記録材への印字
ずれが小さく、第1、第2の記録手段による記録材上の
画像ずれが小さい。
【0173】本発明の第7の発明は、第6の発明におい
て、ローラの長さ方向に、該ベルトが移動することを補
正する手段が設けられていることにより、ベルトがロー
ラの長さ方向の一定位置を走行するため、記録材の主走
査方向における画像ずれが小さく、第1、第2の記録手
段間の印字ずれを小さくできる。
【0174】本発明の第8の発明は、第7の発明におい
て、上記ベルトが該ローラの長さ方向に移動することを
補正する手段において、該ベルトの移動補正を、上記ロ
ーラの少なくとも一部にテーパ状リブを設けることによ
って行うことにより、簡単な構成でベルトの搬送姿勢を
常に安定して保つことができる。
【0175】本発明の第9の発明は、第7の発明におい
て、上記ベルト状搬送部材が該ローラの長さ方向に移動
することを補正する手段において、該ベルトの移動補正
を行うためのベルト位置補正用の略円筒状ローラを、少
なくとも1本追加して用いて該補正を行うことにより、
第1、第2の記録手段の記録位置におけるベルトの走行
は一定で安定している。
【0176】本発明の第10の発明は、第9の発明にお
いて、ベルト位置補正用の略円筒状ローラの両端のうち
の一方を支点として、他端を傾動可能に支持し、上記傾
動量を制御して、該ベルトの移動補正を行うことによ
り、一定のベルト寄り幅の制御目標値を設定し、第1、
第2の記録手段間の印字ずれ量を、ベルト寄り幅の制御
目標値程度の大きさで安定した印字を行うことができ
る。
【0177】本発明の第11の発明は、第1から第10
の何れか1つの発明において、上記ベルトは、該ベルト
状搬送部材の一端とその他端が、一体化あるいは接着し
て環状をなしていることにより、円滑に周回し、耐久力
がある。
【0178】本発明の第12の発明は、第1の発明にお
いて、第1の記録手段を記録材に対して、接触させて記
録を行う記録手段とし、第2の記録手段を記録材に対し
て、非接触で記録を行う記録手段とすることにより、第
2の記録手段をを作動させない場合も、第2の記録手段
を記録位置から退避させる必要もなく、構成が簡単な画
像形成装置を提供できる。
【0179】本発明の第13の発明は、第11の発明に
おいて環状ベルトのベルト周長は、使用する最大の記録
材の搬送方向の長さよりも大きいことにより、記録材を
ベルトに吸着して周回させる場合に最大の記録材の搬送
方向両端が重なることがないので、第1、第2の記録手
段を記録材に適切に作用できる。
【0180】本発明の第14の発明は、第1の発明にお
いて、ドラムの外周長が、使用する最大の記録材の搬送
方向の長さよりも大きいことにより記録材をドラムに吸
着して周回させる場合に最大の記録材の搬送方向両端が
重なることがないので、第1、第2の記録手段を記録材
に適切に作用できる。
【0181】本発明の第15の発明は、第1の発明にお
いて、ベルト近傍に、コロナ放電器を有し、又は電気的
に中抵抗の帯電ローラを該ベルトに当接せしめて保持
し、該ベルトを電気的に中抵抗材質として、記録材が、
該ベルトに静電吸着して搬送を行うことを特徴とするこ
とにより、記録材がベルトに吸着して送られ、第1、第
2の記録手段間で生ずる印字ずれをより小さくできる。
【0182】本発明の第16の発明は、第1の発明にお
いて、ドラム近傍に、コロナ放電器を有し、又は電気的
に中抵抗の帯電ローラを該ドラムに当接せしめて保持
し、該ドラムを電気的に中抵抗として、記録材が、該ド
ラムに静電吸着して搬送を行うことにより、記録材がド
ラムに吸着して送られ、第1、第2の記録手段間の印字
ずれを非常に小さくできる。
【0183】本発明の第17の発明は、第16の発明に
おいて、ドラムの構造用材料として金属あるいは樹脂を
用いて略円筒状ドラム形状を構成し、その外周部に電気
的に中抵抗の材料を配置したことにより、記録材をドラ
ムに適切に密着できる。
【0184】本発明の第18の発明は、ドラム上あるい
はベルトに、記録材を保持するグリッパーを有し、該ド
ラムあるいはベルトをグリッパーごと駆動することで、
記録材の搬送を行うことで第1と第2の記録手段との間
で生ずる印字ずれを確実に小さくできる。
【0185】本発明の第19の発明は、第1の発明にお
いて、略円筒状ドラム上あるいはベルトにグリッパーを
有し、該ドラム又はベルト近傍にコロナ放電器を有し、
あるいはドラム又はベルトを電気的に中抵抗材質として
電気的に中抵抗の帯電ローラに当接せしめて記録材が該
ドラム又はベルトに静電吸着して搬送を行うことによ
り、第1の記録手段と第2の記録手段との間で生ずる印
字ズレを非常に小さくすることができるとともに、剛性
の高い紙すなわち厚紙の搬送が、より確実に行うことが
出来、環境変化に対しても搬送特性が安定しているため
に、第1および第2の各記録手段間による画像ズレの防
止に対し、より高いレベルの印字精度を実現することが
出来る。
【0186】本発明の第20の発明は、第1の発明にお
いて、第1の記録手段を装置本体に着脱自在なプロセス
カートリッジによる電子写真方式とし、第2の記録手段
をインクジェット方式とし、記録材のジャム処理を、該
プロセスカートリッジを取り外して行うことを可能しと
たことにより、プロセスカートリッジ全体を容易に取り
出すことができるので、ジャム処理を容易に行うことが
できる。又、現在、一般に用いられている電子写真カー
トリッジ方式の画像形成装置と同様に、ユーザーによっ
て、例えばトナー及び像担持体の交換が行えることにな
り、メンテナンスフリーを実現させることができる。
【0187】本発明の第21の発明は、第20の発明に
おいて、上記プロセスカートリッジの取り外しは、装置
外装面に設けられた扉を開放して行うことにより、プロ
セスカートリッジを簡単に取り出せる。そしてプロセス
カートリッジを取り出した後は手を開放した扉から中へ
入れて紙づまりの処理ができる。
【0188】本発明の第22の発明は、第20の発明に
おいて、上記インクジェット方式による記録手段のイン
クタンクの取り外しは、装置外装面に設けられた扉を開
放して行うことにより、第1及び第2の記録手段を持っ
た画像形成装置においても、インクタンク全体を容易に
取り出すことができるので、現在、一般に用いられてい
るインクジェット方式の画像形成装置と同様に、ユーザ
ーによって、インクタンク交換が行えることになり、メ
ンテナンスフリーを実現できる。
【0189】本発明の第23の発明は、第5の発明にお
いて、インクジェット方式による第2の記録手段は、フ
ルカラー記録ヘッドを搭載したフルカラー方式としたこ
とにより、安価にフルカラー画像を記録できる。
【0190】本発明の第24の発明は、第1の発明にお
いて、搬送手段の上流から、第1の記録手段、第2の記
録手段の順で配置し、第1の記録手段をプロセスカート
リッジによる電子写真方式とし、第2の記録手段を単色
又は複数色あるいはフルカラーのインクジェット方式と
した記録手段とし、搬送手段の第1の記録手段を配設し
た位置の上流にカセット給紙あるいは手差し給紙手段が
あり、該給紙手段より給紙された記録材が搬送手段にて
搬送が行われ、同一記録材に第1、第2の記録手段で重
ねて記録を行う場合に、上記第1の記録手段は印字を行
わないで通過させ、第2の記録手段から記録を行い、第
2の記録手段で記録された記録材を搬送手段が第1の記
録手段へ周回させることにより、記録材は同じ向きに移
動を行い第2の記録手段で記録した記録材上に第1の記
録手段による記録を行うことができる。
【0191】本発明の第25の発明は、第24の発明に
おいて、上記第2の記録手段によって印字が行われた記
録材は、搬送手段によって、再び第1の記録手段へ搬送
されて印字が行われることにより、更に白黒以外の記録
画像に白黒画像を重ねて記録材に印字できる。
【0192】本発明の第26の発明は、第25の発明に
おいて、第1の記録手段によって印字が行われた記録材
は、搬送手段によって、再び第2の記録手段へ搬送さ
れ、この時は印字を行わずに通過することにより、電子
写真方式、インクジェット方式の画像を重ねて印字され
た記録材に影響がない。しかも、第1の記録手段、第2
の記録手段何れか1つでの記録、或は両者で記録での記
録終了後の記録材搬送路を同一にできる。
【0193】本発明の第27の発明は第26の発明にお
いて、上記第2の印字手段を通過した記録材が、該記録
材の搬送手段から分離する分離手段を有し、分離手段の
下流にトナーを記録材に定着させる定着手段と、その定
着手段によって定着された記録材を機外へ排出させるた
めの排出手段と、を有することにより、電子写真方式に
よる画像とインクジェット方式による画像が一括定着さ
れるため、定着を電子写真方式による記録後とインクジ
ェット方式による記録後とに別々に行う場合のように第
1、第2の記録手段間における印字ずれが生じない。
【0194】本発明の第28の発明は、第15又は第2
4の発明において、上記ベルトを用いた搬送手段の下流
付近に、該記録材を上記ベルトから分離を行うための、
分離コロナ帯電器を設けたことにより、ベルトからの記
録材の分離が容易となる。
【0195】本発明の第29の発明は、第15又は第2
4の発明において、上記ベルト状の搬送部材を用いた搬
送手段の第2の記録手段の位置の下流付近に、該記録材
を上記ベルトから分離を行うための、分離爪を設けたこ
とにより、ベルトからの記録材の分離を確実に行える。
【0196】本発明の第30の発明は、第27の発明に
おいて、上記第1および第2の記録手段によって、該記
録材に画像を転写および印字した後に、定着手段によっ
て同時に定着を行うことにより、定着により記録材が加
熱されて収縮することが、第1、第2の記録手段による
画像が重なった状態で行われるため、第1、第2の記録
手段による定着による画像ずれは生じない。
【0197】本発明の第31の発明は、第1又は第24
の発明において、搬送手段の駆動を、連続駆動と間欠駆
動とが行えることにより、搬送手段を電子写真方式の記
録手段とインクジェット方式の記録手段に共有できる。
【0198】本発明の第32の発明は、第24の発明に
おいて、上記第2の記録手段で印字を行うとき、第1の
記録手段を、上記記録材から離間させる手段を設けたこ
とにより、第2の記録手段の記録作動に第1の記録手段
が全く影響しないので、記録材の搬送が適切に行われ、
記録材が第1の記録手段通過時に汚れるということがな
い。
【0199】本発明の第33の発明は、第1から第32
の発明の何れか1つに記載の画像形成装置において、第
1の記録手段のみによる記録、第2の記録手段のみによ
る記録を選択可能なことにより、白黒画像のみ又は黒以
外の単色、多色及びフルカラー画像等の白黒以外のみの
画像の記録をした記録材を得ることができる。
【0200】本発明の第34の発明は、第20又は第2
1の発明において、プロセスカートリッジは、像担持体
と、像担持体の周囲に、像担持体を一様帯電する帯電手
段と、現像手段と、クリーニング手段の内の少くとも1
つを一体のケースにユニット化して装置本体に着脱自在
に設けられていることにより、ユーザーによって像担持
体その他の耐久部材の交換が行えることになり、メンテ
ナンスフリーに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図4】図3の一部を示し、第3の実施例に係わる画像
形成装置の部分拡大図である。
【図5】図3の一部を示し、第3の実施例に係わる画像
形成装置の部分拡大図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図7】図6の一部を示し、第3の実施例に係わる画像
形成装置の部分拡大図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第5の実施例に係わる画像形成装置の
全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図10】図9の矢視Aを示し、第5の実施例に係わる
画像形成装置の搬送手段の拡大平面図である。
【図11】本発明の第6の実施例に係わる画像形成装置
の全体の模式構成を示す拡大縦断面図である。
【図12】図11の矢視Bを示し第6の実施例に係わる
画像形成装置の搬送手段の部分拡大図である。
【図13】本発明の第7の実施例に係わる画像形成装置
の全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図14】本発明の第8の実施例に係わる画像形成装置
の全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図15】本発明の第9の実施例に係わる画像形成装置
の全体の模式構成を示す縦断面図である。
【図16】本発明の第10の実施例に係わる画像形成装
置の斜視図である。
【符号の説明】
1,90,94,101,200,201 画像形成装
置 2,102 第1の記録手段 3,103 第2の記録手段 104,156 転写ドラム 4 環状ベルト 5 紙カセット 6,106 記録紙 20 転写ローラ 33 インクタンク 34,133 分離コロナ帯電器 36 駆動ローラ 37 従動ローラ 39,138 定着器 60,61 テーパ状リブ 70 寄り補正ローラ 81,83,85 ユーザーの手 80,84 扉 132,133 コロナ帯電器 135 クリーニング器 136 除電ローラ 152 グリッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/14 101 G03G 15/16 15/16 15/22 103Z 15/22 103 B41J 3/04 101Z

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の記録材に重ねて記録を行うことの
    できる少なくとも異なる画像形成方式の第1および第2
    の記録手段があり、該記録手段が、搬送部材として1つ
    の略円筒状ドラム、又は1つのベルトを用いた記録材の
    搬送手段を共有している画像形成装置において、上記第
    1および第2の記録手段の間隔が記録材の搬送方向の長
    さよりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記記録手段において、該共有の搬送手
    段の上流から、第1の記録手段、第2の記録手段の順で
    配置してあり、第1の記録手段を連続送りによる記録手
    段とし、第2の記録手段を間欠送りとする記録手段と
    し、第1の記録手段のプロセススピードが、第2の記録
    手段の平均のプロセススピードよりも大きいことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の記録手段を、電子写真方式と
    することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第2の記録手段を、電子写真方式以
    外のより簡単なカラー記録手段とすることを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の記録手段を、インクジェット
    方式とすることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 上記搬送手段のベルトは少なくとも2本
    の略円筒状ローラによって支持されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ローラの長さ方向に、該ベルトが移動す
    ることを補正する手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記ベルトが該ローラの長さ方向に移動
    することを補正する手段において、該ベルトの移動補正
    を、上記ローラの少なくとも一部にテーパ状リブを設け
    ることによって行うことを特徴とする請求項7記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記ベルトが該ローラの長さ方向に移動
    することを補正する手段において、該ベルトの移動補正
    を行うためのベルト位置補正用の略円筒状ローラを、少
    なくとも1本追加して用いて該補正を行うことを特徴と
    する請求項7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 ベルト位置補正用の略円筒状ローラの
    両端のうちの一方を支点として、他端を傾動可能に支持
    し、上記傾動量を制御して、該ベルトの移動補正を行う
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 上記ベルトは該ベルトの一端とその他
    端が、一体化あるいは接着して環状をなしていることを
    特徴とする請求項1から10の何れか1つに記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 第1の記録手段を記録材に対して、接
    触させて記録を行う記録手段とし、第2の記録手段を記
    録材に対して、非接触で記録を行う記録手段とすること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 環状ベルトのベルト外周長は、使用す
    る最大の記録材の搬送方向の長さより大きいことを特徴
    とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 ドラムの外周長が、使用する最大の記
    録材の搬送方向の長さよりも大きいことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 ベルト近傍に、コロナ放電器を有し、
    又は電気的に中抵抗の帯電ローラを該ベルトに当接せし
    めて保持し、該ベルトを電気的に中抵抗を有する材質と
    して、記録材が、該ベルトに静電吸着して搬送を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 ドラム近傍に、コロナ放電器を有し、
    又は電気的に中抵抗の帯電ローラを該ドラムに当接せし
    めて保持し、該ドラムを電気的に中抵抗として、記録材
    が、該ドラムに静電吸着して搬送を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 ドラムの構造用材料として金属あるい
    は樹脂を用いて略円筒状ドラム形状を構成し、その外周
    部に電気的に中抵抗の材料を配置したことを特徴とする
    請求項16記載の略円筒状ドラム。
  18. 【請求項18】 ドラム上あるいはベルトに、記録材を
    保持するグリッパーを有し、該ドラムあるいはベルトを
    グリッパーごと駆動することで、記録材の搬送を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 ドラム上あるいはベルトにグリッパー
    を有し、該ドラム又はベルト近傍にコロナ放電器を有
    し、あるいはドラム又はベルトを電気的に中抵抗材質と
    して電気的に中抵抗の帯電ローラに当接せしめて記録材
    が該ドラム又はベルトに静電吸着して搬送を行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 第1の記録手段を装置本体に着脱自在
    なプロセスカートリッジによる電子写真方式とし、第2
    の記録手段をインクジェット方式とし、記録材のジャム
    処理を、該プロセスカートリッジを取り外して行うこと
    を可能としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  21. 【請求項21】 上記プロセスカートリッジの取り外し
    は、装置外装面に設けられた扉を開放して行うことを特
    徴とする請求項20記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 上記インクジェット方式による記録手
    段のインクタンクの取り外しは、装置外装面に設けられ
    た扉を開放して行うことを特徴とする請求項20記載の
    画像形成装置。
  23. 【請求項23】 インクジェット方式による第2の記録
    手段は、フルカラー記録ヘッドを搭載したフルカラー方
    式としたことを特徴とする、請求項5記載の画像形成装
    置。
  24. 【請求項24】 搬送手段の上流から、第1の記録手
    段、第2の記録手段の順で配置し、第1の記録手段をプ
    ロセスカートリッジによる電子写真方式とし、第2の記
    録手段を単色又は複数色あるいはフルカラーのインクジ
    ェット方式とした記録手段とし、搬送手段の第1の記録
    手段を配設した位置の上流にカセット給紙あるいは手差
    し給紙手段があり、該給紙手段より給紙された記録材が
    搬送手段にて搬送が行われ、同一記録材に第1、第2の
    記録手段で重ねて記録を行う場合に、上記第1の記録手
    段は印字を行わないで通過させ、第2の記録手段から記
    録を行い、第2の記録手段で記録された記録材を搬送手
    段が第1の記録手段へ周回させることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 上記第2の記録手段によって記録が行
    われた記録材に第1の記録手段で記録が行われることを
    特徴とする請求項24記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 第1の記録手段によって印字が行われ
    た記録材は、上記搬送手段によって、再び第2の記録手
    段へ搬送され、この時は記録を行わずに通過することを
    特徴とする請求項25記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 上記第2の記録手段を通過した記録材
    が、該記録材の搬送手段から分離する分離手段を有し、
    分離手段の下流にトナーを記録材に定着させる定着手段
    と、その定着手段によって定着された記録材を機外へ排
    出させるための排出手段と、を有することを特徴とする
    請求項26記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 上記ベルトを用いた搬送手段の第2の
    記録手段の位置の下流付近に、該記録材を上記ベルトか
    ら分離を行うための、分離コロナ帯電器を設けたことを
    特徴とする請求項15又は24記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 上記ベルトを用いた搬送手段の第2の
    記録手段の位置の下流付近に、該記録材を上記ベルトか
    ら分離を行うための、分離爪を設けたことを特徴とする
    請求項15又は24記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 上記第1および第2の記録手段によっ
    て、該記録材に画像を記録した後に、定着手段によって
    同時に定着を行うことを特徴とする請求項27記載の画
    像形成装置。
  31. 【請求項31】 搬送手段の駆動を、連続駆動と間欠駆
    動とが行えることを特徴とする請求項1又は24記載の
    画像形成装置。
  32. 【請求項32】 上記第2の記録手段で印字を行うと
    き、第1の記録手段を、上記記録材から離間させる手段
    を設けたことを特徴とする請求項24に記載の画像形成
    装置。
  33. 【請求項33】 第1の記録手段のみによる記録、第2
    の記録手段のみによる記録を選択可能なことを特徴とす
    る請求項1から32の何れか1つに記載の画像形成装
    置。
  34. 【請求項34】 プロセスカートリッジは、像担持体
    と、像担持体の周囲に、像担持体を一様帯電する帯電手
    段と、現像手段と、クリーニング手段の内少くとも1つ
    を一体のケースにユニット化して装置本体に着脱自在に
    設けられていることを特徴とする請求項20又は21に
    記載の画像形成装置。
JP7108990A 1995-04-10 1995-04-10 画像形成装置 Pending JPH08282009A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108990A JPH08282009A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 画像形成装置
US08/628,163 US5867181A (en) 1995-04-10 1996-04-05 Image forming apparatus for forming image on single sheet by different recording methods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7108990A JPH08282009A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08282009A true JPH08282009A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14498799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7108990A Pending JPH08282009A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5867181A (ja)
JP (1) JPH08282009A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178903A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
US8033546B2 (en) 2005-11-15 2011-10-11 Ricoh Company, Ltd. Belt drive controller and image forming apparatus provided with same
JP2012063655A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Oki Data Corp ベルト駆動装置及びそれを有する画像形成装置
JP2012218340A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012218342A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷装置
US8611806B2 (en) 2011-01-31 2013-12-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus using intermediate image transfer endless belt

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6908189B2 (en) * 2001-10-05 2005-06-21 Konica Corporation Ink jet recording apparatus, ink-jet recording method and ink jet recording medium
US7229167B2 (en) * 2001-10-05 2007-06-12 Konica Corporation Ink jet recording apparatus, ink-jet recording method and ink jet recording medium
JP4500552B2 (ja) * 2004-01-09 2010-07-14 富士フイルム株式会社 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
US20060056886A1 (en) * 2004-09-15 2006-03-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image fixing device, image recording apparatus equipped with the same, and image fixing method
US7101003B2 (en) * 2005-01-27 2006-09-05 Dell Products L.P. Hybrid laser and inkjet printer
JP4042062B2 (ja) * 2005-01-27 2008-02-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2006220919A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Brother Ind Ltd 画像形成装置及び定着装置
JP4391953B2 (ja) * 2005-02-14 2009-12-24 株式会社リコー 画像形成装置
US8764180B2 (en) * 2011-12-22 2014-07-01 Eastman Kodak Company Inkjet printing method with enhanced deinkability
US8807730B2 (en) * 2011-12-22 2014-08-19 Eastman Kodak Company Inkjet printing on semi-porous or non-absorbent surfaces
US8814292B2 (en) * 2011-12-22 2014-08-26 Eastman Kodak Company Inkjet printer for semi-porous or non-absorbent surfaces
US8770701B2 (en) * 2011-12-22 2014-07-08 Eastman Kodak Company Inkjet printer with enhanced deinkability

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1100386A (en) * 1978-04-03 1981-05-05 Dana Corporation Automatic bleeder valve
US5081596A (en) * 1991-03-13 1992-01-14 Hewlett-Packard Company Text and color image printing system
JPH04294379A (ja) * 1991-03-22 1992-10-19 Toyo Ink Mfg Co Ltd 画像形成方法
US5321467A (en) * 1991-05-07 1994-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with ink jet and electrophotographic recording units
JP3066440B2 (ja) * 1991-06-27 2000-07-17 株式会社日立製作所 電子写真装置
JP3270120B2 (ja) * 1992-06-30 2002-04-02 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US5518231A (en) * 1993-04-19 1996-05-21 Xerox Corporation Self adjusting sheet gripping apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8033546B2 (en) 2005-11-15 2011-10-11 Ricoh Company, Ltd. Belt drive controller and image forming apparatus provided with same
JP2009178903A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2012063655A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Oki Data Corp ベルト駆動装置及びそれを有する画像形成装置
US9014603B2 (en) 2010-09-17 2015-04-21 Oki Data Corporation Driving device and image forming apparatus
US8611806B2 (en) 2011-01-31 2013-12-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus using intermediate image transfer endless belt
JP2012218340A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012218342A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Seiko Epson Corp 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5867181A (en) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08282009A (ja) 画像形成装置
EP1739499B1 (en) Apparatuses for color image formation, tandem color image formation and image formation
EP1215544B1 (en) Method and apparatus for forming an image
US7526240B2 (en) Image forming apparatus including a plurality of photoconductive elements developing devices and mirrors
EP0592197A2 (en) Image-transferring device
JPH03133871A (ja) 電子写真装置の定着器
JPH09136452A (ja) 画像形成装置
JPH11242370A (ja) 画像形成装置、像担持体カートリッジ、画像形成カート リッジ、走査光学装置及び給紙装置
JPH09204116A (ja) 画像形成装置
JPH08248707A (ja) 画像形成装置
JP3589859B2 (ja) 帯電デバイス
JP2005266279A (ja) 画像形成装置
JP4028953B2 (ja) 画像形成装置
JP4438978B2 (ja) 画像形成装置
JP2000516350A (ja) 静電カラー印刷装置
JPH08295438A (ja) 画像形成装置
JP4523296B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
KR101135892B1 (ko) 양면인쇄 가능한 화상형성장치
JPH09221242A (ja) 画像形成装置
JP3382333B2 (ja) 画像形成装置及びそのクリーニング装置
JPH08194360A (ja) 多色画像形成装置
JPH08160685A (ja) 画像形成装置
JPH0930041A (ja) 画像形成装置
JPH09207400A (ja) 画像形成装置
JPH0830112A (ja) 電子写真装置および電子写真方法