JPH08295438A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08295438A
JPH08295438A JP7125590A JP12559095A JPH08295438A JP H08295438 A JPH08295438 A JP H08295438A JP 7125590 A JP7125590 A JP 7125590A JP 12559095 A JP12559095 A JP 12559095A JP H08295438 A JPH08295438 A JP H08295438A
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JP
Japan
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image forming
recording material
belt
forming apparatus
conveying
Prior art date
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JP7125590A
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English (en)
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Kenji Muto
健二 武藤
Naohiro Nakane
直広 中根
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で安価に、複数の画像形成手段に対する記
録材の位置決め精度を高くし得る画像形成装置を提供す
る。 【構成】複数の画像形成手段間に跨る一つのベルト状搬
送部材を備えた共有搬送手段と、共有搬送手段よりも上
流側に共有搬送手段に記録材を供給する給紙手段を設
け、給紙手段により前記共有搬送手段に供給される記録
材を位置決めするための機構として、記録材の搬送方向
に沿って配置される共に搬送方向に対して左端と右端の
どちらか一方の位置を規制する搬送ガイドと、前記給紙
手段によって給紙された記録材を搬送ガイドに当接させ
るように斜送する斜送手段と、を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の画像形成手段を有
する画像形成装置に関し、特に複数の画像形成手段に跨
る一つのベルト状搬送部材を備えた共有記録材搬送手段
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等で頻繁に利用される画
像形成装置、特に複写機やプリンタ等においては、小型
化、高度化、高画質化が求められており、さらに、カラ
ー化の要望が高まっている。
【0003】画像形成装置の画像形成方式としてよく知
られているものに、電子写真方式とインクジェット方式
とがある。
【0004】前者の電子写真方式は、たとえば、感光ド
ラム周囲に配設した帯電手段、露光手段、現像手段によ
って感光ドラム上にトナー画像を形成し、このトナー画
像を転写手段によって記録媒体である記録材に転写した
後、定着手段によって定着する方法である。この方式
は、高画質の画像を高速度で形成することができる反
面、単色機では小型のデスクトップ型に構成することが
できたが、カラー化に伴いその大型化、高コスト化が問
題となる。
【0005】一方、後者のインクジェット方式は、記録
ヘッドからのインクの吐出により記録材上に直接インク
を付着させて、インク画像を形成する方式であり、装置
全体のコンパクト化が可能である反面、電子写真方式に
比べ、単色機、カラー機とも印字速度(画像形成速度)
が遅く、画質が落ちる。特に文字画像については、カラ
ー画像上に文字画像を重ねた場合、文字がにじんでしま
う恐れがある等の問題がある。
【0006】そこでこれらの問題を解決すべく、電子写
真方式による画像形成手段とインクジェット方式による
画像形成手段とを備えた画像形成装置が、例えば、特開
昭58ー168057号公報で提案されている。
【0007】これらの画像形成装置においては、一般的
なオフィス等での使用頻度の高い、文字画像を主体とす
る白黒画像は電子写真方式によって、また使用頻度の低
いカラー画像はインクジェット方式によって、それぞれ
形成するというように、各画像形成方式を適宜使い分け
るようにしている。
【0008】この使い分けにより、オフィス等に最適な
画像形成装置を構成することが可能となる。すなわち、
上述の2つの画像形成方式を組み合わせた画像形成装置
は、1台の画像形成装置で、装置全体の大型化は最小限
にとどめ、白黒画像は速くきれいに形成し、しかも必要
に応じてカラー画像の形成も行うことができる。
【0009】さらに、電子写真画像形成手段及びインク
ジェット画像形成手段による画像形成の際の、記録材の
搬送精度の不良による両画像形成手段による画像の相互
ずれを抑えるために、電子写真画像形成手段とインクジ
ェット画像形成手段に跨るような一つのベルト状搬送部
材により、記録材を吸着しながら搬送する記録材搬送手
段を備えた画像形成装置も提案されている。この画像形
成装置においては、ベルト状搬送手段へ記録材を位置決
めしつつ搬送する手段としては、レジストローラが用い
られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
レジストローラをベルト状搬送手段への給送手段とする
と、レジストローラ及びレジストローラの駆動系が複雑
且つ高価であり、さらに画像形成装置全体としても大型
で高価なものとなってしまう、という問題がある。
【0011】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、複数の画像形
成手段を有する画像形成装置において、小型で安価に、
複数の画像形成手段に対する記録材の位置決め精度を高
くし得る画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、本発明にあっては、記録材の搬送方
向に関し上流側より順に複数の画像形成手段があり、該
複数の画像形成手段間に跨る一つのベルト状搬送部材を
備えた共有搬送手段を有し、該共有搬送手段によって各
画像形成手段に記録材を順次搬送して画像を重ねて形成
する画像形成装置において、前記共有搬送手段よりも上
流側に共有搬送手段に記録材を供給する給紙手段を設
け、給紙手段により前記共有搬送手段に供給される記録
材を位置決めするための機構として、記録材の搬送方向
に沿って配置される共に搬送方向に対して左端と右端の
どちらか一方の位置を規制する搬送ガイドと、前記給紙
手段によって給紙された記録材を搬送ガイドに当接させ
るように斜送する斜送手段と、を設けたことを特徴とす
る。
【0013】斜送手段は、共有搬送手段のベルト状搬送
部材に押圧されてベルト状搬送部材の移動に従動可能な
コロを備えていることを特徴とする。
【0014】斜送手段は、駆動ローラと、該駆動ローラ
に対して押圧されて駆動ローラに対して従動可能なコロ
と、を備えていることを特徴とする。
【0015】ベルト状搬送部材表面を帯電させる帯電手
段を設け、記録材をベルト状搬送部材に静電吸着して搬
送することを特徴とする。
【0016】帯電手段には、コロナ放電器または帯電ロ
ーラ等が用いられる。
【0017】ベルト状搬送部材の材質を中抵抗とするこ
とが好ましい。また帯電ローラも中抵抗とすることが好
ましい。
【0018】斜送手段による搬送ガイドへ当接させる方
向の搬送力が、ベルト状搬送部材上に静電吸着された記
録材が受ける吸着力よりも大きくなるように設定したこ
とを特徴とする。
【0019】斜送手段によって記録材が前記搬送ガイド
と略平行の状態になった状態で、記録材をベルト状搬送
部材に静電吸着させることを特徴とする。
【0020】給紙手段は、カセット給紙部と手差し給紙
部を有していて、手差し給紙部から給紙される記録材が
通過する搬送経路上に、斜送手段を設けたことを特徴と
する。
【0021】複数の画像形成手段は、少なくとも、記録
材を連続的に搬送して画像を形成する第1の画像形成手
段と、記録材を間欠的に搬送して画像を形成する第2の
画像形成手段と、の2つの画像形成手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0022】第1の画像形成手段は電子写真方式による
画像形成手段であることを特徴とする。
【0023】第2の画像形成手段はインクジェット方式
による画像形成手段であることを特徴とする。
【0024】インクジェット方式による第2の画像形成
手段は、シアン,マゼンタ,イエロー及びブラックの4
色のインクタンク及び記録ヘッドを搭載したフルカラー
方式であることを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明にあっては、給紙手段によって共有搬送
手段のベルト状搬送部材に供給された記録材は、斜送手
段によって斜め方向に送られ、記録材の左右いずれかの
側縁が搬送ガイドに当接し、記録材の側縁が搬送ガイド
と平行に揃えられて下流側に搬送されることになる。
【0026】斜送手段と搬送ガイドによって位置決めさ
れた記録材は、一つのベルト状搬送部材を備えた共有搬
送手段によって複数の画像形成手段に送られるので、各
画像形成手段における画像形成位置がずれることはな
い。
【0027】斜送手段としてベルト状搬送部材に圧接さ
れて従動するコロを設ける簡単な構成で、記録材を斜め
に送って左右いずれかの側縁を搬送ガイドに当接させる
ことができる。
【0028】また、ベルト状搬送部材とは別に駆動ロー
ラを設け、この駆動ローラに圧接された従動するコロを
設けても、記録材を斜めに送って左右いずれかの側縁を
搬送ガイドに当接させることができる。このような構成
とすれば、ベルト状搬送部材に供給される前に斜送させ
て位置決めを完了させることができる。
【0029】横方向の位置を正確に定めた記録材を、ベ
ルト状搬送部材に静電吸着させて搬送するから、その位
置決め精度をベルト状搬送部材上で保持することができ
る。
【0030】その際に、斜送手段による搬送ガイドへ当
接させる方向の搬送力が、ベルト状搬送部材上に静電吸
着された記録材が受ける吸着力よりも大きくなるように
設定する。
【0031】記録材を斜送手段によって斜送し、搬送ガ
イドに当接した時には、まだ、記録材の端の一部が当接
しただけであって、記録材の端が揃って搬送ガイドに平
行になったわけではない。斜送と位置決めが完了してい
るのではない。従って、記録材の前部の方がすでにベル
ト状搬送部材上に吸着されている場合には、そのベルト
状搬送部材上で滑りながら、端全体が搬送ガイドに平行
になるように向きを変えて行くのであるから、斜送手段
による搬送ガイドへ当接させる方向の搬送力がベルト状
搬送部材上に記録材を吸着する吸着力よりも大きいこと
が、それを可能とするのである。
【0032】しかし、斜送手段による搬送力と吸着力が
記録材の腰の強さよりも強すぎる場合には、ベルト状搬
送部材上で記録材が滑らずに折れ曲がってしまう可能性
がある。そこで、斜送手段により搬送ガイドに当接させ
横方向の位置を揃えてから、ベルト状搬送部材に静電吸
着させるようにすれば、記録材が折れ曲がってしまう不
具合が回避される。
【0033】複数の画像形成手段の画像形成方式が異な
る場合でも、記録材を搬送する1つのベルト状搬送部材
を有する共有搬送手段を用いることにより、複数の画像
形成手段の間における記録材の横方向の位置決めを、正
確に出すことができるから、記録材上に得られる複合画
像は、画像ずれのない、高品位のものとなる。
【0034】画像形成方式の異なる複数の画像形成手段
として、インクジェット方式による画像形成手段と、電
子写真方式による画像形成手段とを用いることにより、
それぞれの長所を生かして、オフィス等に最適な画像形
成装置を構成することができる
【0035】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 [実施例1]図1に本発明の実施例1の画像形成装置の
全体構成図、図2に同じく実施例1の位置決め機構の詳
細図を示す。これらの図の画像形成装置は、画像形成方
式がそれぞれ異なる少なくとも2つの画像形成手段を有
し、これらの画像形成行程によって、記録材P上に画像
を形成するものである。
【0036】図1に示される画像形成装置1内に、記録
材Pを装着したカセット5があり、その下流にベルト状
搬送部材であるベルト4があり、その上面に本実施例の
第1の画像形成手段である電子写真方式の画像形成手段
を内蔵したプロセスカートリッジ2と、さらにその下流
に第2の画像形成手段としてフルカラー方式のインクジ
ェット印字部3がある。インクジェット印字部3の下流
には、定着器39を配置した構成になっている。なお、
ベルト4は環状を成している。
【0037】次に実施例1の画像形成装置の概略動作の
説明を行う。
【0038】実施例1の画像形成装置1において、カセ
ット5内に装着されている記録材Pは、加圧板7を介し
て加圧ばね10によって分離爪12に当接している。加
圧板7は軸受部8によって、記録材Pの積載量に応じて
回動するようになっている。加圧ばね10は加圧板7の
下部にある突起9にて位置決めされ保持されている。カ
セット5の上部には概略半月形状の給紙手段を構成する
給紙ローラ11があり、給紙ローラ11が図示しない駆
動系によって回転駆動されると、記録材Pが給紙され、
分離爪12で1枚に分離される。
【0039】その後、記録材Pは、図示しないスプリン
グ等の弾性部材により、ベルト4上に加圧される斜送こ
ろ14およびガイド15によって斜め方向に送られ、図
2に示される搬送方向左側に設けられた搬送ガイド55
に順次沿いながら、次段のころ16まで導かれる。
【0040】斜送ころ14は、弾性部材によりベルト4
上に加圧されベルト4の運動に従動して回転しながら、
移動する記録材Pを左側に寄せる働きをする。その結果
として、記録材Pは、左斜め方向に移動(斜送)して搬
送ガイド55に当接し、その左端を揃えて搬送ガイド5
5に沿って移動することになる。
【0041】すなわち、実施例1では、不図示の弾性部
材と斜送ころ14とで斜送手段を構成し、さらに搬送ガ
イド55が加わって、搬送路上で記録材の左端を揃えて
位置決めする位置決め機構70を構成している。後段の
ころ16には記録材Pを斜送する力は生じない。
【0042】一方、ベルト4は、搬送方向に所定距離だ
け離間して設けられたローラ36及び37によって、図
1の矢印の方向に回転駆動されるように支持されてお
り、共有搬送手段を構成している。一方のローラ36が
図示しない駆動系によって駆動され、他方のローラ37
はベルト4を介して従動される。駆動側のローラ36の
表面にはゴム層36aが形成されている。これは、ベル
ト4を駆動するために適切な駆動力を伝えるための摩擦
係数を持ち、且つ、後述する分離コロナ34と対向させ
て用いるため、ゴム層36aの体積抵抗値を中抵抗とし
て、その心材36bは金属などの導電体としている。
【0043】また、ベルト4の張力は、ローラ36で駆
動されることにおいて適切な大きさになるように、ベル
ト4には図示しないテンショナーによって張力が与えら
れている。
【0044】第1の画像形成手段であるプロセスカート
リッジ2内には、感光ドラム18、1次帯電ローラ19
及び現像スリーブ17があり、さらに図示しないトナー
及びその撹拌機構、感光ドラムのクリーニングブレード
及び廃トナー容器によって構成されている。また既述の
ころ16はプロセスカートリッジ2の外装部に設置され
ている。プロセスカートリッジ2内の感光ドラム18
の、ベルト4を介した対向位置に、コロナ転写器、ある
いは転写ローラより成る転写手段20がある。また、感
光ドラム18への露光は、スキャナー26によって行わ
れる。
【0045】スキャナー26は、図示しないモータにて
回転運動されるポリゴンミラー28があり、図示しない
半導体レーザを内蔵したレーザユニットから発したレー
ザ光を、ポリゴンミラー28によって感光ドラム18へ
スキャンニングが行えるようになっている。このレーザ
光はfθレンズ27によって光路長が一定になるように
補正され、ホルダー25に固定されているミラー24に
よって感光ドラム18へ照射するようになっている。
【0046】次に第2の画像形成手段である、フルカラ
ー方式のインクジェット印字部3について説明する。
【0047】インクジェット印字部3は、キャリッジ2
9内にヘッド32及びインクタンク33を搭載した構成
になっており、キャリッジ29は、2本のレール31
a、31bによって図中の記録材の搬送方向と直角を成
す方向に移動可能に支持されている。
【0048】インクタンク33は、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの計4色のインクタンクを搭載して
おり、各色単独でインクタンクの交換が行えるようにな
っている。従って、ヘッド32も上記の4色に対応した
4個のヘッドに分割されており、ベルト4によって搬送
される記録材Pに対し非接触で印字を行う構成になって
いる。また、図示しないヘッド32の回復手段が設けら
れている。
【0049】図1において、インクジェット印字部3の
下流には、記録材Pをベルト4から分離を行うための分
離コロナ34が設けてあり、さらにその下流には分離爪
35がある。分離爪35にてベルト4から分離された記
録材Pは、定着前ガイド38によって、定着器39へ導
かれるようになっている。定着器39は、ヒータを内蔵
した熱ローラ40と加圧ローラ41から成り、この2本
のローラのニップ部にて、記録材P上に印字されている
インク及びトナーの熱定着を、同時に行うようになって
いる。加圧ローラ41は図示しないばねによって熱ロー
ラ40に加圧当接している。
【0050】記録材Pは、トナーの熱定着以後、排出ロ
ーラ44と排出ころ45によって下流に排出される。そ
して、フラッパ46とガイド47a、47bによって、
カール取りローラ49とカール取りころ50、51へ搬
送される。
【0051】カール取りころ50、51はカール取りロ
ーラ49へ加圧されており、カール取りが行えるように
なっている。上記のカール取り手段によって排出された
記録材Pは、装置の外装部で兼用されているスタッカ5
2上にフェースダウン排出される構成になっている。
【0052】また、図1において、53は給紙手段とし
ての手差し給紙口を示している。これは、厚紙や薄紙な
どのカセット給紙が困難な記録材に印字を行いたい場合
に用いるもので、カセット給紙と手差し給紙の両方の給
紙が可能となっている。
【0053】定着後において、厚紙などでガイド47
a,47bでは搬送が困難な場合に、フラッパ46を軸
受部46aで回動させてフェースアップ排出口48へ排
出させることもできる。
【0054】以上の構成において、実施例1の実際の動
作について説明する。
【0055】本実施例1の画像形成装置1はプリンタと
して構成されたもので、図示しないコンピュータや原稿
読み取りスキャナー等からのカラー画像等のデータを、
図示しないコントローラによって、カラー画像と文字な
どの白黒画像に分離した状態で接続されている。これに
より、白黒画像は第1の画像形成手段2で印字を行い、
カラー画像は第2の画像形成手段3で印字を行うように
なっている。
【0056】コントローラより印字の指令が出される
と、給紙ローラ11が図1矢印方向へ駆動され、記録材
Pが1枚給紙される。この給紙動作に前後してプロセス
カートリッジ2内の感光ドラム18の前回転が行われて
おり、さらに、これに同期してローラ36も駆動され、
ベルト4の駆動も行われる。
【0057】この時、転写手段20に電荷を与えて、ベ
ルト4が帯電できるようにし、その帯電した部分が、転
写手段20の位置から駆動ローラ36を経て斜送ころ1
4に到達する時間と、記録材Pが給紙ローラ11によっ
て斜送ころ14まで到達する時間とを一致させるよう、
ベルト4の帯電、記録材Pの給送を行うと、記録材P
は、ちょうどころ14とベルト4とのニップ部付近から
吸着が開始され、同時に斜送ころ14によって、ベルト
4に吸着されながら、搬送ガイド55に先端より当接し
ていって、搬送ガイド55に略平行な状態となってころ
16まで搬送が行われる。
【0058】斜送ころ14の動作により、記録材Pの搬
送方向に直角な方向の位置決めが精密に行われ、さらに
ベルト4に静電吸着されることにより、第1の画像形成
手段と第2の画像形成手段による画像形成の過程で記録
材Pは正確に位置決めされており、両画像形成手段によ
る画像の間にずれが生じない。
【0059】吸着によって搬送される記録材Pは、ころ
16を経て、第1の画像形成手段であるプロセスカート
リッジ2内の感光ドラム18へと導かれる。この時、感
光ドラム18はトナーの現像を行わない状態にして所定
のプロセススピードで連続駆動し、このために記録材P
はトナーの転写を行われずにプロセスカートリッジ2を
通過する。
【0060】次に、記録材Pはベルト4上に静電吸着さ
れた状態を維持し、且つ連続的に搬送されていく。そし
て、記録材Pが第2の画像形成手段であるインクジェッ
ト印字部3に到達するまでの間で、図示しない紙センサ
によって記録材Pの先端位置を検知して、インクジェッ
ト印字部3のヘッド部32の下で、記録材Pに対する印
字開始位置まで駆動された後一旦停止する。
【0061】その後、あるタイミングでキャリッジ29
が記録材Pの搬送方向と直角を成す方向に往復運動し、
1ライン分の主走査記録を行い、それが終了するとベル
ト4を間欠運動で駆動し、記録材Pを副走査方向に1ス
テップ搬送させる。ベルト4の間欠送り(副走査)と、
キャリッジ29の往復送り(主走査)によって、記録材
Pには、インクジェット印字部3によって、順次記録が
行われて行く。そして、記録材Pの先端が駆動ローラ3
6の外径部に到達した後も、記録材Pは静電吸着によっ
て、ローラ36の外径部に沿って搬送されて行き、第1
及び第2の画像形成手段と反対側のベルト部の裏側へと
搬送されて行く。
【0062】その後、記録材Pの後端がヘッド32を過
ぎて、インクジェット印字部3による印字が終了する
と、ベルト4は駆動ローラ36によって再び連続的に駆
動され、記録材Pは、ローラ37の外径部を経て、第1
の画像形成手段2へ再び搬送される。今度は、プロセス
カートリッジ2によって印字が行われ、ドナーが記録材
P上に転写される。そして、記録材Pは、インクジェッ
ト印字部3へ到達するが、この時はインクジェット印字
部3では印字が行われずに、ヘッド32の下を連続送り
のまま通過して行く。
【0063】上記の搬送によって、記録材Pの先端が分
離コロナ34に到達すると、記録材Pに対して分離バイ
アス電荷を発生させておき、記録材Pは、駆動ローラ3
6の外径部による曲率と分離爪35によってベルト4か
ら分離され、定着前ガイド38へ搬送されて、定着器3
9へ到達し、熱ローラ40と加圧ローラ41によって、
トナーの定着と同時にインクの乾燥も行われる。
【0064】定着が行われた記録材Pは、排出ローラ対
44、45、フラッパ46、ガイド47a、47b、カ
ール取りローラ対49、50、51とによって、スタッ
カ52へと、電子写真方式による白黒画像とインクジェ
ット方式によるカラー画像との複合画像が記録されて排
出される。
【0065】よって、実施例1においては、ベルト4に
吸着させて記録材Pを搬送しながら2つの異なる画像形
成手段によって画像形成を行う画像形成装置において
も、レジストローラ等の複雑、高価な機構を用いずと
も、斜送ころといった簡便で且つコンパクトに配置でき
る斜送手段を含む位置決め機構を用いることにより、2
つの画像形成手段による画像にずれのない、高品位な画
像が得られる画像形成装置が提供できる。 [実施例2]図3に本発明の実施例2の画像形成装置の
全体構成図、図4に同じく実施例2の記録材搬送装置の
位置決め機構を示す。
【0066】実施例2においては、次の諸問題を解決す
るものである。
【0067】諸問題とは、ベルト104の記録材Pの吸
着力が大きい場合等に、記録材Pを吸着したまま斜送こ
ろ114による斜送を行うと、左側の搬送ガイド155
への斜送が完了するまでに時間が長くかかる。また、特
にベルト104上への静電吸着力が強い場合において、
記録材Pの先端のみが吸着し、且つ後ろの方では斜送手
段による斜送力が働いている場合には、吸着していない
部分に記録材Pの折れが生じる。さらに折れによって記
録材Pの搬送不良が2次的に生じる等である。
【0068】次に、実施例2の画像形成装置の動作の説
明を行う。
【0069】実施例2では、斜送手段は斜送ユニット搬
送ローラ156、図示しない弾性部材、斜送ころ114
によって構成され、さらに搬送ガイド155を加えて位
置決め機構170を構成している。
【0070】実施例2の画像形成装置において、実施例
1同様に、カセット105内に装着されている記録材P
は、給紙ローラ111により給紙される。その後、記録
材Pは、斜送ユニット搬送ローラ156、図示しない弾
性部材により斜送ユニット搬送ローラ156へ加圧され
る斜送ころ114によって、ガイド115、搬送リブ1
57を介して静電吸着が行える状態にあるベルト104
に向かって搬送されながら、搬送ガイド155に記録材
Pの先端より順次当接して、搬送方向に鉛直な方向の位
置決めを行う。
【0071】そして、記録材Pは、突入ガイド158に
より導かれ、ベルト104に達するまでには斜送を完了
し、搬送ガイド155に左端を揃えて、略平行な状態と
なっている。斜送が完了した後にベルト4上への記録材
Pの静電吸着を行うため、紙折れ等を生じさせない。
【0072】以下、実施例1と同様にして、第1の画像
形成手段102、第2の画像形成手段103によって画
像形成がなされ、記録材P上に複合画像が提供できる。
【0073】よって、実施例2によっては、強い静電吸
着力によってベルト上に記録材を吸着させる場合におい
ても、紙折れ等の不良がなく、それによる搬送不良等の
問題を生じさせることなく、高品位な画像が得られる画
像形成装置が提供できる。 [実施例3]図5に本発明の実施例3の画像形成装置の
全体構成図、図6に同じく実施例3の記録材搬送装置の
位置決め機構を示す。
【0074】実施例3においては、手差し給紙口253
からの給紙される記録材Pにも専用の斜送手段を設け、
手差し給紙においても、良好な位置決めを行って、画像
ずれを抑えるものである。
【0075】実施例3では、斜送手段は斜送ユニット搬
送ローラ262、図示しない2つの弾性部材、2つの斜
送ころ260、261によって構成され、さらに搬送ガ
イド255を加えて位置決め機構270を構成してい
る。
【0076】次に、実施例3の画像形成装置の動作を説
明する。
【0077】実施例3の画像形成装置において、実施例
2同様に、カセット205内に装着されている記録材P
は、給紙ローラ211により給紙される。その後、記録
材Pは、斜送ユニット搬送ローラ262、図示しない弾
性部材によって斜送ユニット搬送ローラ262に対して
加圧される2つの斜送ころ260、261によって、ガ
イド215を介して静電吸着が行える状態にあるベルト
204に向かって搬送されながら、搬送ガイド255に
記録材Pの先端より順次当接して、搬送方向に直角な方
向の位置決めを行う。そして、記録材Pは、突入ガイド
258により導かれ、ベルト204に達するまでには斜
送を完了し、搬送ガイド255に左端を揃えて、略平行
な状態となっている。
【0078】また、手差し給紙口253からの手差しに
より給紙される記録材Pに関しては、1つの斜送ころ2
61及び斜送ユニット搬送ローラ262によって斜送さ
れ、搬送ガイド255に左端を揃えて、略平行な状態と
なって、ベルト204へと搬送される。
【0079】その後、手差しによる記録材Pも、カセッ
ト205から給紙される記録材Pにも、実施例1、2と
同様にして、第1の画像形成手段202、第2の画像形
成手段203によって画像形成がなされ、記録材P上に
画像ずれのない複合画像が提供できる。
【0080】よって、実施例3においては、手差しによ
る記録材にも、カセットから給紙される記録材にも、2
つの画像形成手段による画像にずれのない、高品位な画
像が得られる画像形成装置が提供できる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、搬送ガイドと斜送手段とによって記録材の左右いず
れかの側端の位置を揃えて位置決めするように構成した
ので、従来のように、レジストローラ等の複雑,高価な
機構が不要となって、簡便,安価に構成することができ
る。
【0082】さらに、この位置決め機構と、記録材を静
電吸着するベルト状搬送部材とを組み合わせることによ
り、搬送方向の位置精度はベルト状搬送部材の搬送精度
を高めることにより高い精度として得られるから、搬送
方向にも、搬送方向に直角な方向にも、位置決め精度を
高くすることができ、記録材上に得られる複合画像を、
画像ずれのない、高品位のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置
全体の説明図。
【図2】図2は、図1の画像形成装置の記録材の位置決
め機構の説明図。
【図3】図3は、本発明の実施例2に係る画像形成装置
全体の説明図。
【図4】図4は、図3の画像形成装置の記録材の位置決
め機構の説明図。
【図5】図5は、本発明の実施例3に係る画像形成装置
全体の説明図。
【図6】図6は、図5の画像形成装置の記録材搬送装置
の位置決め機構の説明図。
【符号の説明】
1、101、201 画像形成装置 2、102、202 プロセスカートリッジ 3、103、203 インクジェット印字部 4、104、204 ベルト 5、105、205 カセット 11、111、211 給紙ローラ 14、114、260、261 斜送ころ 53、153、253 手差し給紙口 55、155、255 搬送ガイド 70、170、270 位置決め機構 156、262 斜送ユニット搬送ローラ 157 搬送リブ P記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 9/00 B41J 3/04 101Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材の搬送方向に関し上流側より順に
    複数の画像形成手段があり、該複数の画像形成手段間に
    跨る一つのベルト状搬送部材を備えた共有搬送手段を有
    し、該共有搬送手段によって各画像形成手段に記録材を
    順次搬送して画像を重ねて形成する画像形成装置におい
    て、 前記共有搬送手段よりも上流側に共有搬送手段に記録材
    を供給する給紙手段を設け、 該給紙手段により前記共有搬送手段に供給される記録材
    を位置決めするための機構として、記録材の搬送方向に
    沿って配置される共に搬送方向に対して左端と右端のど
    ちらか一方の位置を規制する搬送ガイドと、前記給紙手
    段によって給紙された記録材を搬送ガイドに当接させる
    ように斜送する斜送手段と、を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】斜送手段は、共有搬送手段のベルト状搬送
    部材に押圧されてベルト状搬送部材の移動に従動可能な
    コロを備えている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】斜送手段は、駆動ローラと、該駆動ローラ
    に対して押圧されて駆動ローラに対して従動可能なコロ
    と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】ベルト状搬送部材表面を帯電させる帯電手
    段を設け、記録材をベルト状搬送部材に静電吸着して搬
    送することを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】帯電手段はコロナ放電器である請求項4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】帯電手段は帯電ローラである請求項4に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】斜送手段による搬送ガイドへ当接させる方
    向の搬送力が、ベルト状搬送部材上に静電吸着された記
    録材が受ける吸着力よりも大きくなるように設定したこ
    とを特徴とする請求項4,5または6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】斜送手段によって記録材が前記搬送ガイド
    と略平行の状態になった状態で、記録材をベルト状搬送
    部材に静電吸着させることを特徴とする請求項4,5ま
    たは6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】給紙手段は、カセット給紙部と手差し給紙
    部を有していて、手差し給紙部から給紙される記録材が
    通過する搬送経路上に、斜送手段を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至8の内のいずれか1の請求項に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】複数の画像形成手段は、少なくとも、記
    録材を連続的に搬送して画像を形成する第1の画像形成
    手段と、記録材を間欠的に搬送して画像を形成する第2
    の画像形成手段と、の2つの画像形成手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至9の内のいずれか1の請
    求項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】第1の画像形成手段は電子写真方式によ
    る画像形成手段であることを特徴とする請求項1乃至1
    0の内のいずれか1の請求項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】第2の画像形成手段はインクジェット方
    式による画像形成手段であることを特徴とする請求項1
    0に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】インクジェット方式による第2の画像形
    成手段は、シアン,マゼンタ,イエロー及びブラックの
    4色のインクタンク及び記録ヘッドを搭載したフルカラ
    ー方式である請求項12に記載の画像形成装置。
JP7125590A 1995-04-27 1995-04-27 画像形成装置 Withdrawn JPH08295438A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7682016B2 (en) 2002-11-26 2010-03-23 Ricoh Company, Ltd. Stably operable image-forming apparatus with improved paper conveying and ejecting mechanism

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US7682016B2 (en) 2002-11-26 2010-03-23 Ricoh Company, Ltd. Stably operable image-forming apparatus with improved paper conveying and ejecting mechanism

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