JP5247913B1 - 履帯連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】履帯の脱着の作業性を向上することができ、かつ履帯リンクからのマスタピンの脱落を抑制することができる履帯連結装置を提供する。
【解決手段】履帯連結装置は、履帯リンクが複数連なる帯状の履帯を連結して無端状の履帯とするための履帯連結装置である。この装置は、第1の履帯リンク21は第1の貫通孔21aを有し、第1の貫通孔21aの内周面に第1の切欠21bを有している。マスタピン22は、第1の履帯リンク21の第1の貫通孔21aに挿入され、かつ外周面に第2の切欠22bを有している。第1の凹部24は、第1の切欠21bと第2の切欠21bから構成され、その開口は第1の貫通孔21aの端部にある。第1のノックピン25は、その一端面を上記開口側にして配置される。第1のスナップリング26はC型形状を有し、第1のノックピン25の一端面に隙間を隔てて、あるいは一端面に当接して配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、履帯連結装置に関し、特に、マスタピンを備えた履帯連結装置に関するものである。
作業車両として、履帯を備えた油圧ショベル、ブルドーザなどが知られている。この履帯は複数の履帯リンクが連結された履帯リンクチェーンを含んでいる。この履帯が走行装置に脱着されるときには履帯リンクチェーンの連結が解除される。履帯リンクチェーンの連結を解除する手法として、たとえば履帯リンク同士を連結しているマスタピンを履帯リンクから取り外すという手法がある。
この手法では、履帯リンクにマスタピンを圧入してマスタピンが締り嵌めされている場合には、履帯リンクにマスタピンを脱着するためのプレス機が必要となる。したがって、作業現場で履帯を走行装置に脱着するためには作業現場でプレス機が必要となる。そのため作業現場での履帯の脱着の作業性が良くない。
たとえば実開昭64−1078号公報(特許文献1)には、履帯リンクにマスタピンを脱着可能であり、履帯リンクからマスタピンが抜けないようにするための抜け止めピンを備えた装置が提案されている。この構造では、抜け止めピンを挿抜することによってプレス機を使わずに履帯リンクにマスタピンを脱着することができる。
また、この装置では、マスタピンの一端に鍔が設けられており、他端に抜け止めピンが挿入され得る。そして、マスタピンの鍔と係合する係止ボスが履帯リンクに設けられている。マスタピンの鍔と履帯リンクの係止ボスとが係合することによって履帯リンクに対するマスタピンのつれ回りが抑制され得る。
実開昭64−1078号公報
上記公報に記載の装置では、履帯の使用に伴って履帯リンクの係止ボスにマスタピンの鍔の角部が接触することによって係止ボスが磨滅する。これにより、履帯の係止ボスとマスタピンの鍔との間の隙間が大きくなるため、履帯リンクに対してマスタピンがつれ回りする。更には、マスタピンが履帯リンクから外れる虞が生じる。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、履帯の脱着の作業性を向上することができ、かつマスタピンの履帯リンクからの脱落を回避することができる履帯連結装置を提供することである。
本発明の履帯連結装置は、履帯リンクが複数連なる帯状の履帯を連結して無端状の履帯とするための履帯連結装置である。この装置は、第1の履帯リンクと、マスタピンと、第1のノックピンと、第1の凹部と、第1のスナップリングとを備えている。第1の履帯リンクは第1の貫通孔を有し、第1の貫通孔の内周面に第1の切欠を有している。マスタピンは、第1の履帯リンクの第1の貫通孔に挿入され、かつ外周面に第2の切欠を有している。第1の凹部は、第1の切欠と第2の切欠から構成され、その開口は第1の貫通孔の端部にある。第1のノックピンは、その一端面を上記開口側にして配置される。第1のスナップリングはC型形状を有し、第1のノックピンの一端面に隙間を隔てて、あるいは一端面に当接して配置される。
本発明の履帯連結装置によれば、第1のスナップリングがC型形状を有しているため第1のスナップリングをマスタピンに容易に脱着することができる。第1のスナップリングを脱着することでマスタピンを第1の履帯リンクに脱着することができる。したがって、プレス機を用いずに第1の履帯リンクにマスタピンを脱着することができる。よって、履帯の脱着の作業性を向上することができる。
また第1の履帯リンクの第1の切欠およびマスタピンの第2の切欠から構成される第1の凹部内に第1のノックピンが配置されている。これにより、マスタピンが履帯リンクに対して回転することを防ぎ、その結果、第1の履帯リンクからのマスタピンの脱落を抑制することができる。また、第1のノックピンの一端面が第1の貫通孔の開口側に配置されているため、ノックピン挿抜の作業を行い易い。
また第1の凹部の底部との間で第1のノックピンを挟み込むように第1のスナップリングが固定されている。これにより、第1のスナップリングによって、第1のノックピンが第1の凹部から外れることを防止できる。これにより、第1のノックピンが外れて第1の履帯リンクからマスタピンが脱落することを防止できる。
また、マスタピンの外周面には第1の周溝が設けられ、その第1の周溝内に第1のスナップリングが嵌め込まれている。
本発明の履帯連結装置によれば、第1のスナップリングを確実に所定の位置に固定できるので、マスタピンの脱落を防ぐことができる。
また、マスタピンは第1の履帯リンクの第1の貫通孔に中間嵌めで係合している。
本発明の履帯連結装置によれば、プレス機を用いずに、マスタピンを第1の履帯リンクに脱着することが可能となる。
上記の履帯連結装置は、第1の履帯リンクと対になる第2の履帯リンクと、第2のノックピンと、第2のスナップリングとを備えている。第2の履帯リンクはマスタピンを挿入される第2の貫通孔を有し、第2の貫通孔内面に第3の切欠を有している。第1の履帯リンクはマスタピンの一方端側に配置され、かつ第2の履帯リンクはマスタピンの他方端側に配置されている。マスタピンは外周面に第4の切欠および第2の周溝を有している。第2のノックピンは第3および第4の切欠から構成され第2の貫通孔端部に開口を有する第2の凹部内にその他端面を開口側に配置されている。第2のスナップリングはC型形状を有し、第2のノックピンの他端面に隙間を隔てて、あるいは他端面に当接して配置される。
上記の履帯連結装置によれば、第1の履帯リンクが一方端側に配置されたマスタピンの他方端側に第2の履帯リンクが配置されている。そして、第2のスナップリングを脱着することで第2の履帯リンクにマスタピンを脱着することができる。したがって、プレス機を用いずに第2の履帯リンクに第2のノックピンを脱着することができる。よって、第1および第2の履帯リンクの双方で履帯の脱着の作業性を向上することができる。
また第2の履帯リンクの第3の切欠およびマスタピンの第4の切欠から構成される第2の凹部内に第2のノックピンが配置されている。これにより、マスタピンの第2の履帯リンクに対する回転を防ぐことができるため、第2の履帯リンクからのマスタピンの脱落を抑制することができる。
また、第2のスナップリングが、第2のノックピンの他端面に隙間を隔てて、または当接して配置されている。これにより、第2のスナップリングによって、第2のノックピンが第2の凹部から外れることを防止できる。これにより、第2のノックピンが外れて第2の履帯リンクからマスタピンが脱落することを防止することができる。
上記の履帯連結装置の第1の履帯リンクは、その長手方向一端側に第1の貫通孔、他端側に第3の貫通孔を備えている。そして、上記第1の凹部は、第1の貫通孔の第3の貫通孔に最も近い部位に設けられる。これにより、第1の凹部の周囲に応力による亀裂が生じることを抑制することができる。
上記の履帯連結装置においては、第1のノックピンは軸方向の一方端から他方端に至るまで軸方向に垂直な断面の形状が同じである。これにより、第1のノックピンは軸方向に均一に第1の凹部に接触することができる。このため、第1の凹部が磨滅することを抑制することができる。
上記の履帯連結装置においては、第1のノックピンは円柱形状を有している。これにより、円柱形状であるため第1の凹部に面接触することができる。このため、第1の凹部が磨滅することを抑制することができる。
以上説明したように本発明によれば、履帯の脱着の作業性を向上することができ、かつマスタピンの履帯リンクからの脱落を回避することができる。
本発明の一実施の形態における作業車両の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における作業車両の下部走行体の構成を概略的に示す側面図である。 図2のP1部における履帯を示す拡大図である。 図3のマスタピン周辺の拡大図である。 図3のV−V線に沿う部分断面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図5のP2部における第1および第2の履帯リンク等を示す拡大図である。 図7の要部のスナップリングを除いた状態での拡大図である。 本発明の一実施の形態における第1のノックピンの概略斜視図である。 本発明の一実施の形態における履帯連結装置の連結が解除された状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態における履帯連結装置を示す断面図である。 図11の要部のスナップリングを除いた状態を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本発明の一実施の形態における車両の構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な車両の一例である油圧ショベルについて説明するが、本発明はブルドーザなどの油圧ショベル以外の装軌車両にも適用可能である。
図1を参照して、作業車両(油圧ショベル)1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4とを主に備えている。下部走行体2は後で詳述するように自走可能に構成されている。上部旋回体3は下部走行体2に旋回自在に設置されている。作業機4は、上部旋回体3の前方側に起伏自在に軸支されている。この作業機4は、たとえばブーム、アーム、バケット、油圧シリンダなどを有している。
上記の下部走行体2と上部旋回体3とで、作業車両本体が主に構成される。上部旋回体3は、前方左側(車両前側)にキャブ5を有し、後方側(車両後側)にエンジンを収納するエンジンルーム6や、カウンタウェイト7を有している。ここで、車両の前後・左右は、キャブ5内に着座するオペレータを基準としている。
図2を参照して、下部走行体2は、左右一対の履帯10が回転駆動することにより作業車両(油圧ショベル)1が走行するように構成されている。下部走行体2は、履帯10と、旋回装置11と、トラックフレーム12と、遊動輪(アイドラ)13と、駆動輪(スプロケット)14と、上転輪15と、下転輪16とを主に有している。
履帯10は履帯リンクチェーン20と、履帯リンクチェーン20に取付けられた履板30とを有している。旋回装置11は上部旋回体3(図1)を旋回可能に構成されており、下部走行体2の上端部に設けられている。トラックフレーム12は旋回装置11の取付台となるセンタフレームの両側においてそれぞれ車両前後方向に延びるように設けられている。
遊動輪13はトラックフレーム12の前端部に回転可能に設けられており、駆動輪14はトラックフレーム12の後端部に回転駆動可能に設けられている。複数の上転輪15はトラックフレーム12の上面側に設けられており、複数の下転輪16はトラックフレーム12の下面側に設けられている。また下部走行体2には昇降用ラダー17が取付けられている。なお図1では昇降用ラダー17は図示されていない。
履帯10は遊動輪13と駆動輪14とに巻きかけられている。また履帯10は遊動輪13と駆動輪14との間に配置された上転輪15および下転輪16により支持されている。履帯リンクチェーン20が駆動輪14に噛み合わされて駆動されることにより履板30が回転駆動する。このようにして履帯10は回転駆動する。これにより下部走行体2が自走する。
図3〜図8を参照して、履帯10の履帯リンクチェーン20は、複数の履帯リンク20aが無端状に連結されて構成されている。複数の履帯リンク20aの接地面(外面)側に履板30がそれぞれ固定されている。履板30の外面側から履板30および履帯リンク20aに設けられた貫通孔にボルト43が挿通されており、履帯リンク20aの非接地面(内面)側においてボルト43の先端部にナット44が螺着されている。これらのボルト43およびナット44によって履帯リンク20aの外端面に履板30が固定されている。
履帯リンクチェーン20の1か所の履帯リンク20aは一対となる第1の履帯リンク21と第2の履帯リンク31とを有している。第1の履帯リンク21と第2の履帯リンク31とは、履帯リンクチェーン20連結方向に直交する方向(履帯幅方向)に離間して平行に配置されている。また第1の履帯リンク21と第2の履帯リンク31とは左右対称に形成されている。
複数の履帯リンク20aは履帯ピン34により軸支されて互いに回動可能に連結され帯状の履帯リンクチェーン20を形成する。この帯状の履帯リンクチェーン20の両端の履帯リンク20aを連結して無端状のチェーンとするピンをマスタピン22と呼ぶ。
本実施の形態での第1の履帯リンク21、第2の履帯リンク31は、それぞれ、その長手方向の一端側に第1の貫通孔21a、第2の貫通孔31aを備え、他端側に第3の貫通孔21c、第4の貫通孔31cを備える。第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31のそれぞれの一端部間に亘ってマスタピン22が架設され、マスタピン22の両端部はそれぞれ第1および第2の貫通孔21a、31a内に固定されている。第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31のそれぞれの一端部は、隣接する一方の履帯リンク20aの外側に配置されている。ここで、外側とは、履帯の幅方向(図5の上下方向)において、履帯幅方向中心から離れる方向を意味する。
第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31の一端部において互いの間に履帯ブシュ41が配置されている。履帯ブシュ41はマスタピン22に対して回転可能に外嵌されている。履帯ブシュ41は隣接する一方の履帯リンク20aの第3および第4の貫通孔21c、31cに固定されている。したがって、第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31と隣接する一方の履帯リンク20aとは履帯ブシュ41を介在して相互に回動可能に連結されている。
また履帯ブシュ41は駆動輪(スプロケット)14の歯に噛み合うように形成されている。シールリング42は、履帯ブシュ41の端面に接した状態で、履帯リンク20aの内側面に形成された凹み部内に配置されている。
また、第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31のそれぞれの他端部に履帯ピン34が架設されている。第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31のそれぞれの他端部は、隣接する他方の履帯リンク20aの内側に配置されている。
第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31の他端部において互いの間に履帯ブシュ41が配置されている。履帯ブシュ41は履帯ピン34に対して回転可能に外嵌されている。履帯ブシュ41は第1の履帯リンク21の第3の貫通孔21cおよび第2の履帯リンク31の第4の貫通孔31cに挿通されて、固定されている。したがって、第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31と隣接する他方の履帯リンク20aとは履帯ブシュ41を介在して相互に回動可能に連結されている。
なお、履帯ピン34の端部は隣接する他方の履帯リンク20aの第1および第2の貫通孔21a、31aに圧入され、締り嵌めにより堅固に固定されている。例えば、履帯ピン34は、他方の履帯リンク20aに160kN(キロニュートン)で圧入される。それに対して、本実施の形態の履帯連結装置ではマスタピン22の端部は第1の履帯リンクの貫通孔21aおよび第2の履帯リンク31の貫通孔31aに、履帯ピン34よりも小さな力で圧入されて、締り嵌めでなく中間嵌めで係合される。ここで中間嵌めとは、貫通孔21a、31aの穴径の最小許容寸法よりマスタピン22のピン径の最大許容寸法が大きく、かつ穴径の最大許容寸法よりピン径の最小許容寸法が小さい嵌め合いを意味する。中間嵌めは、止まり嵌めとも呼ばれる。すなわち、マスタピン22は、ピン外周面と貫通孔内周面の嵌め合いにより動かない程度に固定されている。例えば、マスタピン22は、第1および第2の履帯リンク21、31に16kNで圧入される。
図5および図8を参照して、本実施の形態の履帯連結装置について説明する。履帯連結装置とは、有端の帯状の履帯リンクチェーン20の端部のリンクに設けられ、リンクチェーン両端を連結して無端状の履帯リンクチェーン20とするための装置である。なお、本実施の形態の履帯連結装置は履帯リンク20aの少なくとも片側に設けられていればよく、また、履帯リンク20aの両側に設けられていてもよい。
本実施の形態の履帯連結装置は、第1の履帯リンク21と、マスタピン22と、第1のノックピン25と、第1のスナップリング26とを備えている。
第1の履帯リンク21は一端部と、他端部と、一端部と他端部との間に配置された斜体部とを有している。第1の履帯リンク21は一端部に設けられた第1の貫通孔21aを有している。第1の履帯リンク21は、第1の貫通孔21aの外側の内周面に第1の切欠21bを有している。第1の切欠21bは、図8で示されるように、第1の履帯リンク21の端部に形成されている。第1の切欠21bは後述のマスタピン22の軸A方向に延びる略円柱の一部の形状に形成されている。
マスタピン22は、第1の履帯リンク21の第1の貫通孔21aに挿入される中心軸Aを有する円柱状の部品である。マスタピン22は外周面22aに第2の切欠22bおよび第1の周溝22cを有している。第2の切欠22bはマスタピン22の端部に形成されている。第2の切欠22bはマスタピン22の端面から軸A方向に延びる略円柱の一部の形状に形成されている。
第1の切欠21bおよび第2の切欠22bから第1の凹部24が構成されている。第1の切欠21bと第2の切欠22bとが対向することにより第1の凹部24が形成されている。第1の凹部24は円柱形状の内部空間を有している。第1の凹部24の中心軸は、マスタピン22の中心軸Aと平行である。
第1のノックピン25は、第1の凹部24内に一端面を凹部の開口側にして配置されている。すなわち、第1のノックピン25の長さは、第1の凹部24の深さより短い。第1のノックピン25は、マスタピン22の軸A方向に沿う軸Bを有している。軸Bは、第1の凹部24の中心軸と一致する。すなわち、第1のノックピン25の挿抜方向と、マスタピン22の挿抜方向は同一である。第1のノックピン25は第1の凹部24に中間嵌めされている。これにより、第1のノックピン25は第1の凹部24の内周面を押圧するため第1の凹部24から抜けにくい。また第1のノックピン25は外周面で周方向に連続的に第1の凹部24と接している。さらに第1のノックピン25は外周面の全周で第1の凹部24と接している。一方、後述の第1のスナップリング26によりノックピン25が第1の凹部24より抜け出ることは防止されるので、第1のノックピン25と第1の凹部24の嵌め合いは隙間嵌めであってもよい。この場合、第1のスナップリング26を外すことにより、容易に第1のノックピン25を第1の凹部24より取り外すことができる。
第1のノックピン25は、第1の貫通孔21aの第1の履帯リンク21の他端部に係合する履帯ピン34側に配置されていることが好ましい。換言すると、第1の切欠21bは、第1の履帯リンク21の中で、他端の貫通孔に最も近い部位の第1の貫通孔21aに配置されていることが好ましい。第1の履帯リンク21は第1の貫通孔21aが設けられた一端部から履帯ピン34が配置された他端部に向かって伸びるように形成されている。この形状では、第1の貫通孔21aに対して履帯ピン34側では、履帯ピン34とは反対側に比べて肉厚に形成できる。したがって、第1のノックピン25のための第1の切欠21bをリンク21の履帯ピン34側に設けると、第1の履帯リンク21に作用する応力が、比較的、大きくならない。上述の理由で、切欠21bは履帯リンク21の履帯ピン34側、すなわち履帯リンク21の他の貫通孔に最も近い部位に設けることが好ましい。
図9を参照して、第1のノックピン25は中心軸Bを持つ円柱形状を有している。また、第1のノックピン25は軸B方向の一方端から他方端に至るまで軸方向に垂直な断面の形状が同じである。第1のノックピン25の高さは、径よりも大きい。すなわち、第1のノックピン25の長手方向は、軸B方向である。本発明の履帯連結装置では、ノックピン25の形状は円柱には限定されない。その場合、履帯リンク21の切欠21bとマスタピン22の切欠bは、ノックピン25の形状に対応する形状とされる。例えば、ノックピン25の形状は、截頭円錐状であってもよい。
図3ないし図8を参照して、第1のスナップリング26はC型形状を有している。第1のスナップリング26は円環状であり、その一部に切欠が形成されている。この切欠を広げることによって第1のスナップリング26は径を大きくすることができる。第1のスナップリング26は、第1のノックピン25の第1の凹部24からの抜け方向上に位置するように第1の周溝22cに嵌められている。換言すると、図4で示されるように履帯連結装置を履帯リンク21の外側から見て、第1のスナップリング26は第1のノックピン25に重畳される。すなわち、第1のスナップリング26は、第1のノックピン25が第1の凹部24から抜けることを防いでいる。本実施の形態では、第1のスナップリング26は第1のノックピン25の一端面に隙間を隔てて離れているが、両者が接していても良い。第1のスナップリング26は単数でも複数でもよく、本実施の形態では2個並べて第1の周溝22cに嵌められている。
また、本実施の形態の履帯連結装置は、図7左側の履帯リンクに表されるように、第2の履帯リンク31と、第2のノックピン32と、第2のスナップリング33とを備えていてもよい。第1の履帯リンク21はマスタピン22の一方端側に配置され、かつ第2の履帯リンク31はマスタピン22の他方端側に配置されている。
第2の履帯リンク31は一端部と、他端部と、一端部と他端部との間に配置された斜体部とを有している。第2の履帯リンク31は一端部に設けられた第2の貫通孔31aを有している。第2の貫通孔31aにマスタピン22が挿入される。第2の履帯リンク31は、第2の貫通孔31a内面に第3の切欠31bを有している。第3の切欠31bは第2の履帯リンク31の端部に形成されている。第3の切欠31bはマスタピン22の軸方向に延びるように形成されている。
マスタピン22は外周面22aに第4の切欠22dおよび第2の周溝22eを有している。第4の切欠22dはマスタピン22の端部に形成されている。第4の切欠22dはマスタピン22の端面から軸方向に延びるように形成されている。
第3の切欠31bおよび第4の切欠22dから第2の凹部27が構成されている。第3の切欠31bと第4の切欠22dとが対向することにより第2の凹部27が形成されている。第2の凹部27は円柱形状の内部空間を有していることが好ましい。
第2のノックピン32は第2の凹部27内に配置されている。第2のノックピン32は、マスタピン22の軸方向に沿う軸を有している。第2のノックピン32は第2の凹部27に中間嵌めされていることが好ましい。これにより、第2のノックピン32は第2の凹部27の内周面を押圧するため第2の凹部27から抜けにくい。また第2のノックピン32は外周面で周方向に連続的に第2の凹部27と接していることが好ましい。さらに第2のノックピン32は外周面の全周で第2の凹部24と接していることが好ましい。
第2のスナップリング33はC型形状を有している。第2のスナップリング33は円環状であり、その一部に切欠が形成されている。この切欠を広げることによって第2のスナップリング33は径を大きくすることができる。第2のスナップリング33は第2の凹部27の底部27aとの間で第2のノックピン32を挟み込むように第2の周溝22eに嵌められている。第2の履帯リンク31に対してマスタピンの軸方向に沿う方向に第2のスナップリング33は位置している。第2のスナップリング33は第2のノックピン32に接していることが好ましい。第2のスナップリング33は単数でも複数でもよく、本実施の形態では2個並べて第2の周溝22eに嵌められている。
次に本実施の形態の履帯連結装置の連結が解除される手法について説明する。
図5および図10を参照して、本実施の形態の履帯連結装置では、マスタピン22が第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31および第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31に隣接する一方の履帯リンク20aから引き抜かれることにより、連結が解除される。
マスタピン22は次の手順で引き抜かれる。最初に第1のスナップリング26および第2のスナップリング33のC型形状の切欠を広げることで、第1のスナップリング26が第1の周溝22cから取り外され、第2のスナップリング33が第2の周溝22eから取り外される。そして、第1のスナップリング26および第2のスナップリング33がマスタピン22の端部から取り出されることで第1のスナップリング26および第2のスナップリング33がマスタピン22から取り外される。
続いて第1のノックピン25が第1の凹部24内から取り出され、第2のノックピン32が第2の凹部27内から取り出される。この状態でマスタピン22が第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31のいずれか側に引き抜かれる。これにより、履帯連結装置の連結が解除される。
また、履帯連結装置を再び連結する場合には、上述と逆の手順で連結することができる。すなわち、本実施の形態の履帯連結装置では、第1のノックピン25、第1のスナップリング26、第2のノックピン32、第2のスナップリング33を脱着することで第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31にマスタピン22を脱着することができる。したがって、プレス機を用いずに履帯10の連結および解除を行うことができるため、履帯10の脱着の作業性を向上することができる。
なお、第1のノックピン25および第1のスナップリング26並びに第2のノックピン32および第2のスナップリング33のいずれかを取り外すことでマスタピン22を引き抜くことが可能であるので、いずれかのみを取り外して連結を解除してもよい。
上述の実施形態では、スナップリング係止のための第1の周溝22cをマスタピン22外周に設けているが、図11および図12に示すように、第1の履帯リンク21の貫通孔21aの内周面に設けてもよい(第1の周溝21d)。この実施形態では、マスタピン22外周に応力が集中する虞のある周溝が無いので、マスタピン22の信頼性に優れる。また、第2の履帯リンク31の第2の貫通孔31aの内周面に第2の周溝31dが設けられていてもよい。
次に本実施の形態の履帯連結装置の作用効果について説明する。
本実施の形態の履帯連結装置によれば、第1のスナップリング26がC型形状を有しているため第1のスナップリング26をマスタピン22、あるいは第1の履帯リンク21に容易に脱着することができる。更に、マスタピン22は第1の履帯リンク21に対して通常の履帯ピンと異なり締り嵌めによって固定されていないので、第1のスナップリング26を脱着することでマスタピン22を第1の履帯リンク21に脱着することが比較的容易にできる。したがって、プレス機を用いずに第1の履帯リンク21にマスタピン22を脱着することができる。よって、履帯10の脱着の作業性を向上することができる。
また第1の履帯リンク21の第1の切欠21bおよびマスタピン22の第2の切欠22bから構成される第1の凹部24内に第1のノックピン25が配置されている。これにより、第1のノックピン25は第1の凹部24内において第1の切欠21bおよび第2の切欠22bと面接触することができる。このため、マスタピン22は、嵌め合いが中間嵌めであるにもかかわらず、第1の履帯リンク21に対して回転不可となって固定される。更に、第1のノックピン25が第1の切欠21bおよび第2の切欠22bに片当たりすることを抑制することができる。そのため、第1の凹部24が磨滅することを抑制することができる。よって、第1のノックピン25と第1および第2の切欠21b、22bとの間に隙間が生じることを抑制することができるため、第1の履帯リンク21からマスタピン22が脱落することを抑制することができる。
また第1のスナップリング26は第1のノックピン25が第1の凹部24から抜け出る進路を阻む位置に設けられる。これにより、第1のスナップリング26によって、第1のノックピン25が第1の凹部24から外れることを防止できる。そのため、第1のノックピン25が外れて、マスタピン22が第1の履帯リンク21に対して回転することを防止できる。
また、本実施の形態の履帯連結装置によれば、マスタピン22の外周面22aには第1の周溝22cが設けられ、その第1の周溝22c内に第1のスナップリング26が嵌め込まれている。あるいは、履帯リンク21の貫通孔21aの内周面に周溝21dが設けられ、その周溝22c内にスナップリング26が嵌め込まれている。このため、第1のスナップリング26を確実に所定の位置に固定できるので、マスタピン22の脱落を防ぐことができる。
また、本実施の形態の履帯連結装置によれば、マスタピン22は第1の履帯リンク21の第1の貫通孔21aに中間嵌めで係合している。このため、プレス機を用いずに、マスタピン22を第1の履帯リンク21に脱着することができる。
また、本実施の形態の履帯連結装置によれば、第1の履帯リンク21が一方端側に配置されたマスタピン22の他方端側に第2の履帯リンク31が配置されている。そして、第2のスナップリング33を脱着することで第2の履帯リンク31にマスタピン22を脱着することができる。したがって、プレス機を用いずに第2の履帯リンク31に第2のノックピン32を脱着することができる。よって、第1の履帯リンク21および第2の履帯リンク31の双方で履帯10の脱着の作業性を向上することができる。
また第2の履帯リンク31の第3の切欠31bおよびマスタピン22の第4の切欠22dから構成される第2の凹部27内に第2のノックピン32が配置されている。これにより、第2のノックピン32は第2の凹部27内において第3の切欠31bおよび第4の切欠22dと面接触することができる。このため、マスタピン22は、嵌め合いが中間嵌めであるにもかかわらず、第2の履帯リンク31に対して回転不可とされ、固定される。更に、第2のノックピン32が第3の切欠31bおよび第4の切欠22dに片当たりすることを抑制することができる。そのため、第2の凹部27が磨滅することを抑制することができる。よって、第2のノックピン32と第3および第4の切欠31b、22dとの間に隙間が生じることを抑制することができるため、第2の履帯リンク31からマスタピン22が脱落することを抑制することができる。
また第2のノックピン32が第2の凹部から抜け出る進路上に第2のスナップリング33が嵌められている。これにより、第2のスナップリング33によって、第2のノックピン32が第2の凹部27から外れることを防止できる。これにより、第2のノックピン32が外れて、マスタピン22が第2の履帯リンク31に対して回転することを防止することができる。
本実施の形態の履帯連結装置では、第1の貫通孔21aの履帯ピン34側(すなわち、第1の履帯リンク21aの中で第1の貫通孔21aと別の貫通孔側)に第1のノックピン25が配置されている。第1の貫通孔21aの履帯ピン34側は、履帯ピン34とは反対側に比べて第1の履帯リンク21に作用する応力が小さくなる。そのため、第1の貫通孔21aの履帯ピン34側に第1のノックピン25を配置することによって第1のノックピン25の周囲に応力による亀裂が生じることを抑制することができる。
本実施の形態の履帯連結装置は、第1のノックピン25は軸方向の一方端から他方端に至るまで軸方向に垂直な断面の形状が同じである。これにより、第1のノックピン25は軸方向に均一に第1の凹部24に接触することができる。このため、第1の凹部24が磨滅することを抑制することができる。
本実施の形態の履帯連結装置は、第1のノックピン25は円柱形状を有している。これにより、円柱形状であるため第1の凹部24に面接触することができる。このため、第1の凹部24が磨滅することを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
本発明は、マスタピンを備えた履帯連結装置に特に有利に適用され得る。
1 作業車両、2 下部走行体、3 上部旋回体、4 作業装置、5 キャブ、6 エンジンルーム、7 カウンタウェイト、10 履帯、11 旋回装置、12 トラックフレーム、13 遊動輪、14 駆動輪、15 上転輪、16 下転輪、17 昇降用ラダー、20 履帯リンクチェーン、20a 履帯リンク、21 第1の履帯リンク、21a 第1の貫通孔、21b 第1の切欠、21c 第3の貫通孔、21d 第1の周溝、22 マスタピン、22a 外周面、22b 第2の切欠、22c 第1の周溝、22d 第4の切欠、22e 第2の周溝、24 第1の凹部、24a,27a 底部、25 第1のノックピン、26 第1のスナップリング、27 第2の凹部、30 履板、31 第2の履帯リンク、31a 第2の貫通孔、31b 第3の切欠、31c 第4の貫通孔、32 第2のノックピン、33 第2のスナップリング、34 履帯ピン、41 履帯ブシュ、42 シールリング、43 ボルト、44 ナット、A マスタピンの中心軸、B 第1のノックピンの中心軸。

Claims (7)

  1. 履帯リンクが複数連なる帯状の履帯を連結して無端状の履帯とするための履帯連結装置であって、
    第1の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔の内周面に第1の切欠を有する第1の履帯リンクと、
    前記第1の履帯リンクの前記第1の貫通孔に挿入され、かつ外周面に第2の切欠を有するマスタピンと、
    前記第1および第2の切欠から構成され前記第1の貫通孔端部に開口を有する第1の凹部と、
    前記第1の凹部内に一端面を前記開口側にして配置される第1のノックピンと、
    C型形状を有し、前記第1のノックピンの前記一端面に隙間を隔てて、あるいは前記一端面に当接して配置される第1のスナップリングとを備えた、履帯連結装置。
  2. 前記マスタピンの外周面に配設される第1の周溝を備え、
    前記第1のスナップリングは前記第1の周溝内に配設される、請求項1に記載の履帯連結装置。
  3. 前記マスタピンは前記第1の貫通孔に中間嵌めで係合する、請求項1または2に記載の履帯連結装置。
  4. 前記マスタピンを挿入される第2の貫通孔を有し、前記第2の貫通孔の内周面に第3の切欠を有する、前記第1の履帯リンクと対になる第2の履帯リンクを備え、
    前記第1の履帯リンクは前記マスタピンの一方端側に配置され、かつ前記第2の履帯リンクは前記マスタピンの他方端側に配置され、
    前記マスタピンは前記外周面に第4の切欠および第2の周溝を有し、さらに
    前記第3および第4の切欠から構成され前記第2の貫通孔端部に開口を有する第2の凹部内に配置され、他端面を前記開口側に配置される第2のノックピンと、
    C型形状を有し、前記第2のノックピンの前記他端面に隙間を隔てて、あるいは前記他端面に当接して配置される第2のスナップリングとを備えた、請求項2または3に記載の履帯連結装置。
  5. 前記第1の貫通孔は前記第1の履帯リンクの長手方向一端側に配置され、
    前記第1の履帯リンクの長手方向他端側に第3の貫通孔が配置され、
    前記第1の凹部は前記第1の貫通孔の前記第3の貫通孔に最も近い部位に設けられる、
    請求項1〜4のいずれかに記載の履帯連結装置。
  6. 前記第1のノックピンは前記軸方向の一方端から他方端に至るまで前記軸方向に垂直な断面の形状が同じである、請求項1〜5のいずれかに記載の履帯連結装置。
  7. 前記第1のノックピンは円柱形状を有している、請求項1〜6のいずれかに記載の履帯連結装置。
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