JP5246874B2 - 打ち放コンクリート仕上面の再補修工法 - Google Patents
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近年、建築現場は低コスト時代に入り、打ち放コンクリート仕上において、工期短縮を優先するが故に打ち放コンクリート面が粗雑なものとなり、ジャンカ、アバタ等のコンクリート打設不良(欠損部)の発生が多くなっている。そして、その欠損部の補修後には浸透性吸水防止材、シラン系材料、シラン・シロキサン系材料等が使用されているが、その補修痕は目立つものであるため、そのための補修工法に時間と費用がかさみ、現実的には施工を担当するゼネコンの費用負担が増大していた。
前記手順によれば、打ち放コンクリート仕上面の所定領域ごとに前記工程が行われることによって、打ち放コンクリート仕上面の再補修作業の効率が向上する。
前記手順によれば、打ち放コンクリート仕上面の所定領域ごとに前記工程が行われることによって、打ち放コンクリート仕上面の再補修作業の効率が向上する。
前記手順によれば、フッ素樹脂塗料を塗布することによって、防水・防汚機能が打ち放コンクリート補修面に付与される。
本発明に係る再補修工法は、打ち放コンクリート仕上面の再補修に関し、特に、施工不良や経年変化により劣化したフッ素樹脂塗膜を除去して、打ち放コンクリート面を再度補修する再補修工法に関するものである。
研削工程S1は、柔軟性を持った基板の表面に粒度:#30以上の砥粒が固着されたディスク状のダイヤモンド砥石を使用して、打ち放コンクリート仕上面11のフッ素樹脂塗膜15(図2(a)参照)を研削する工程である。そして、研削工程S1では、打ち放コンクリート面2を研削せずにフッ素樹脂塗膜15だけをできるだけ研削するようにする。その結果、打ち放コンクリート仕上面11の補修層11aを構成するフッ素樹脂塗膜15、コンクリート風仕上パターン層14およびポリマーセメントモルタル13(図2(a)参照)が研削(除去)され、図2(b)に示すように、施工時に形成された打ち放コンクリート面2が露出する。
塗布工程S2は、前記研削工程S1で露出した打ち放コンクリート面に透明の表面処理材を塗布する工程である。その結果、打ち放コンクリート面2に表面処理材の塗膜5のみからなる補修層1aが形成された打ち放コンクリート補修面1が得られる(図2(c)参照)。なお、表面処理材として浸透性吸水防止材を使用した場合には、塗膜5は形成されず、打ち放コンクリート面2から所定の深さまで表面処理材が浸透した浸透層(図示せず)が形成される。
本発明に係る第2の再補修工法は、図1に示すように、研削工程S1と、充填工程S3と、パターン形成工程S4と、塗布工程S2とを含んでもよい。特に、第2の再補修工法は、前記した第1の再補修工法で得られた打ち放コンクリート補修面に、コンクリート打設不良等によるジャンカ、アバタ、ヒビ割れ等の打ち放コンクリート面の雰囲気(模様)が損なわれたコンクリート面の露出が見られた場合に行うことが好ましい。以下、各工程について説明する。
研削工程S1は、前記した第1の再補修工法と同様であるので説明を省略する。
充填工程S3は、前記した研削工程S1で露出した打ち放コンクリート面2に形成された欠損部2aの内部に充填材3を充填する工程である(図2(c)参照)。充填材3としては、ポリマーセメントモルタル、無機充填材(例えば、ペイブメントTR)等を使用し、好ましくは、恒久的に変化しない無機充填材が好ましい。充填方法は、コテ等を使用して充填し、打ち放コンクリート面2から盛り上がって充填された部分については前記したサンダー等で研削することが好ましい。
パターン形成工程S4は、前記した充填工程S3で欠損部2aに充填された充填材3の上にパターン材を塗布してコンクリート風仕上パターン層4を形成する工程である(図2(c)参照)。具体的には、打ち放コンクリート面2と同等の模様を有する模様形成具にパターン材を含浸させて、充填材3に叩き塗りすることで、充填材3の上に打ち放コンクリート風仕上パターン層4が形成される。パターン材としては、恒久的に変化しない無機材料(例えば、ペイブメントTR)が好ましい。
塗布工程S2は、前記した第1の再補修工法と同様である。しかしながら、前記した第1の再補修工法では、表面処理材を打ち放コンクリート面2に塗布したが、第2の再補修工法では、コンクリート風仕上パターン層4を含む打ち放コンクリート面2に塗布する(図2(c)参照)。したがって、第1の再補修工法では、補修層1aは表面処理材の塗膜5のみからなるが、第2の再補修工法では、補修層1aは充填材3、打ち放コンクリート風仕上パターン層4および塗膜(表面処理材)5からなる。
S2 塗布工程
S3 充填工程
S4 パターン形成工程
Claims (5)
- 表面にフッ素樹脂塗膜を備えた打ち放コンクリート仕上面の再補修工法において、
柔軟性を持った基板の表面に粒度:#30以上の砥粒が固着されたディスク状のダイヤモンド砥石を使用して、前記フッ素樹脂塗膜を研削する研削工程と、
前記研削工程で露出した打ち放コンクリート面に透明な表面処理材を塗布する塗布工程とを含み、
前記研削工程は、前記フッ素樹脂塗膜が除去されるまで、前記ダイヤモンド砥石の砥粒の粒度を小さいものから大きいものに段階的に変更して複数回の研削を行うことを特徴とする打ち放コンクリート仕上面の再補修工法。 - 請求項1に記載の打ち放コンクリート仕上面の再補修工法において、前記打ち放コンクリート仕上面の所定領域ごとに、前記研削工程および前記塗布工程を行うことを特徴とする打ち放コンクリート仕上面の再補修工法。
- 表面にフッ素樹脂塗膜を備えた打ち放コンクリート仕上面の再補修工法において、
柔軟性を持った基板の表面に粒度:#30以上の砥粒が固着されたディスク状のダイヤモンド砥石を使用して、前記フッ素樹脂塗膜を研削する研削工程と、
前記研削工程で露出した打ち放コンクリート面に形成された欠損部の内部に充填材を充填する充填工程と、
前記充填材の上にパターン材を塗布してコンクリート風仕上パターン層を形成するパターン形成工程と、
前記コンクリート風仕上パターン層を含む打ち放コンクリート面に透明な表面処理材を塗布する塗布工程とを含み、
前記研削工程は、前記フッ素樹脂塗膜が除去されるまで、前記ダイヤモンド砥石の砥粒の粒度を小さいものから大きいものに段階的に変更して複数回の研削を行うことを特徴とする打ち放コンクリート仕上面の再補修工法。 - 請求項3に記載の打ち放コンクリート仕上面の再補修工法において、前記打ち放コンクリート仕上面の所定領域ごとに、前記研削工程、前記充填工程、前記パターン形成工程および前記塗布工程を行うことを特徴とする打ち放コンクリート仕上面の再補修工法。
- 前記表面処理材が、フッ素樹脂塗料であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の打ち放コンクリート仕上面の再補修工法。
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