JP5244420B2 - ターボ冷凍機および熱源システムならびにこれらの制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、凝縮器に供給される冷却水温度によって決まるインバータ駆動ターボ冷凍機の成績係数と負荷率との関係を得ておき、成績係数が所定値以上となるようにインバータを制御する技術が開示されている。
すなわち、本発明にかかるターボ冷凍機は、回転数可変とされたインバータ駆動のターボ圧縮機と、該ターボ圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張された冷媒を蒸発させ、冷水を冷却する蒸発器とを備え、所定の適正冷凍能力範囲で運転されるターボ冷凍機であって、前記適正冷凍能力範囲は、前記ターボ圧縮機の特定の運転点における流量係数および圧力係数と、前記ターボ圧縮機の羽根車外径を用いた所定の係数とを用いて前記ターボ圧縮機におけるヘッドおよび冷凍能力との関係を示した演算式から、同一の前記ヘッドにおいて略最大の成績係数をとりえる冷凍能力を用いて前記係数を最適係数として得て、該最適係数を含む所定範囲の適正運転係数範囲を演算し、該適正運転係数範囲と運転時の前記ヘッドとを用いて前記演算式から得られることを特徴とする。
そこで、ターボ圧縮機の特定の運転点における流量係数および圧力係数と、所定の係数を用いれば、冷凍能力とヘッドとの関係を示す演算式が得られるという知見を得て、この演算式をターボ冷凍機の運転制御に用いることとした。この演算式に用いられる係数は、同一のヘッド(例えば、同一の冷水温度および同一の冷却水温度)において略最大の成績係数を取り得る冷凍能力を用いて決定する。このように決定された係数を最適係数とし、この最適係数を含む所定範囲を適正運転係数範囲とする。この適正運転係数範囲を用いれば、演算式に所定のヘッドを与えることにより(流量係数および圧力係数は特定の運転点で与えられた固定値なので)、適正な冷凍能力範囲を得ることができる。このように得られる適正冷凍能力範囲は、運転時におけるヘッドを与えることにより適正運転係数範囲を用いて前記演算式から得られるので、運転状態(ヘッド)が変化しても柔軟に対応することができる。したがって、任意の運転状態に対して適正冷凍能力範囲内でターボ冷凍機を運転させることができるので、ターボ冷凍機を成績係数が良い範囲で運転させることができる。
なお、演算式に用いる冷凍能力は、冷凍能力を反映するパラメータであれば良く、例えばターボ圧縮機の吸込風量を用いることができる。また、演算式に用いるヘッドは、使用する冷媒の物性により異なるため、あらかじめ冷水と冷却水の温度差や、蒸発器と凝縮器の圧力差をパラメータにして物性から特性式を算定しておき、その上で、凝縮器を冷却する冷却水の凝縮器からの出口温度と蒸発器によって冷却される冷水の蒸発器からの出口温度との温度差から得ることができ、あるいは、凝縮器圧力と蒸発器圧力の圧力差から得ることができる。
そこで、ターボ圧縮機の特定の運転点における流量係数および圧力係数と、所定の係数を用いれば、冷凍能力とヘッドとの関係を示す演算式が得られるという知見を得て、この演算式をターボ冷凍機の運転制御に用いることとした。この演算式に用いられる係数は、同一のヘッド(例えば、同一の冷水温度および同一の冷却水温度)において略最大の成績係数を取り得る冷凍能力を用いて決定する。このように決定された係数を最適係数とし、この最適係数を含む所定範囲を適正運転係数範囲とする。この適正運転係数範囲を用いれば、演算式に所定のヘッドを与えることにより(流量係数および圧力係数は特定の運転点で与えられた固定値なので)、適正な冷凍能力範囲を得ることができる。このように得られる適正冷凍能力範囲は、運転時におけるヘッドを与えることにより適正運転係数範囲を用いて前記演算式から得られるので、運転状態(ヘッド)が変化しても柔軟に対応することができる。したがって、任意の運転状態に対して適正冷凍能力範囲内でターボ冷凍機を運転させることができるので、ターボ冷凍機を成績係数が良い範囲で運転させることができる。
なお、演算式に用いる冷凍能力は、冷凍能力を反映するパラメータであれば良く、例えばターボ圧縮機の吸込風量を用いることができるまた、演算式に用いるヘッドは、使用する冷媒の物性により異なるため、あらかじめ冷水と冷却水の温度差や、蒸発器と凝縮器の圧力差をパラメータにして物性から特性式を算定しておき、その上で、凝縮器を冷却する冷却水の凝縮器からの出口温度と蒸発器によって冷却される冷水の蒸発器からの出口温度との温度差から得ることができ、あるいは、凝縮器圧力と蒸発器圧力の圧力差から得ることができる。
図1には、一実施形態にかかる熱源システムの全体構成が示されている。
熱源システム1は、ビルや工場設備に設置される。この熱源システム1は、空調機やファンコイル等の外部負荷3に供給する冷水に対して冷熱を与える第1乃至第3のターボ冷凍機11,12,13を3台備えている。これら第1乃至第3ターボ冷凍機11,12,13は、外部負荷3に対して並列に設置されている。
サプライヘッダ31に集められた冷水は、外部負荷3に供給される。
外部負荷3にて空調等に供されて昇温した冷水は、リターンヘッダ32に送られる。冷水は、リターンヘッダ32において分岐され、各ターボ冷凍機11,12,13に送られる。
第1ターボ冷凍機11の上流側の冷水配管には、第1ターボ冷凍機11へと流入する冷水温度を計測するための第1冷水入口温度センサ29が設けられている。この第1冷水入口温度センサ29の出力は、制御部へと送られる。なお、バイパス配管33のバイパス弁34が全閉であれば、第1冷水入口温度センサに代えて、リターンヘッダ32の上流側の冷水配管に設けた温度センサ29bを用いても良い。
ターボ冷凍機11は、2段圧縮2段膨張サブクールサイクルを実現する構成となっている。このターボ冷凍機11は、冷媒を圧縮するターボ圧縮機60と、ターボ圧縮機60によって圧縮された高温高圧のガス冷媒を凝縮する凝縮器62と、凝縮器62にて凝縮された液冷媒に対して過冷却を与えるサブクーラ63と、サブクーラ63からの液冷媒を膨張させる高圧膨張弁64と、高圧膨張弁64に接続されるとともにターボ圧縮機60の中間段および低圧膨張弁65に接続される中間冷却器67と、低圧膨張弁65によって膨張させられた液冷媒を蒸発させる蒸発器66とを備えている。
サブクーラ63は、凝縮器62の冷媒流れ下流側に、凝縮された冷媒に対して過冷却を与えるように設けられている。サブクーラ63の冷媒流れ下流側直後には、過冷却後の冷媒温度を計測する温度センサTsが設けられている。
凝縮器62及びサブクーラ63には、これらを冷却するための冷却伝熱管80が挿通されている。冷却水流量は流量計F2により、冷却水出口温度は温度センサTcoutにより、冷却水入口温度は温度センサTcinにより計測されるようになっている。冷却水は、図示しない冷却塔において外部へと排熱された後に、再び凝縮器62及びサブクーラ63へと導かれるようになっている。
蒸発器66には、蒸発圧力を計測するための圧力センサPEが設けられている。蒸発器66において吸熱されることによって定格温度(例えば7℃)の冷水が得られる。蒸発器には、外部負荷へ供給される冷水を冷却するための冷水伝熱管82が挿通されている。冷水流量は流量計F1により、冷水出口温度は温度センサToutにより、冷水入口温度はTinにより計測されるようになっている。
凝縮器62の気相部と蒸発器66の気相部との間には、ホットガスバイパス管76が設けられている。そして、ホットガスバイパス管76内を流れる冷媒の流量を制御するためのホットガスバイパス弁78が設けられている。ホットガスバイパス弁78によってホットガスバイパス流量を調整することにより、IGV76では制御が十分でない非常に小さな領域の容量制御が可能となっている。
図3には、熱源システム1におけるターボ冷凍機の台数制御の考え方が示されている。同図には、所定のヘッドにおける適正冷凍能力範囲が示されている。つまり、ヘッドが変われば(一般には冷水出口温度は一定とされるので、冷却水温度が変われば)、異なる適正冷凍能力範囲を示すマップとなる。
熱源システム1は、外部負荷3から要求される冷凍能力に見合うようにターボ冷凍機の起動台数を制御する。本実施形態では、図3に示したように、各ターボ冷凍機11,12,13が適正冷凍能力範囲で運転できるように台数制御される。各ターボ冷凍機11(TR-1),12(TR-2),13(TR-3)には、後述する演算式に基づいて、運転時におけるヘッドに対して適正な冷凍能力範囲が演算される。各ターボ冷凍機の最も効率が良い最高COP(以下、成績係数を「COP」という。)を示す冷凍能力で運転するのが好ましい。しかし、最も効率が良い最高COP(図中に矢印で示した位置)の負荷点はターボ冷凍機ごとに異なる。一方、冷水流量が一定である一般的な仕様の場合、各冷凍機の負荷率(運転点)は同じとなる。したがって、図3に示すように各冷凍機の適正冷凍能力範囲は異なるため、3台全てが運転される場合の適正範囲は、各適正能力範囲の最大値と最小値とから得られる最大範囲をとってa−a’域とするか、全ての適正冷凍能力範囲が重複する最小範囲をとってb−b’域となる。少なくとも、最大範囲となるa−a’域で運転できるように制御することが好ましい。
ただし、図3に示すように適正冷凍能力範囲が100%を超える場合がある、この場合は標準的な上限を設けておくことが良い。(例えば80%)このように、それぞれのターボ冷凍機が適正冷凍能力を出力し、かつ、可能な限り最高COPを示す冷凍能力にて運転するように制御する。
要求冷凍能力が減少する減段運転の場合にも同様の考えで台数制御を行う。すなわち、外部負荷から要求される冷凍能力が減少して3台起動していた場合のターボ冷凍機の冷凍能力がa−a’域の下限から外れる場合には、3台の内の1台を停止させる。ただし、適正冷凍能力範囲がターボ冷凍機の最小負荷20%(例えば)を下回る場合がある、この場合は標準的な下限を設けておくことが良い。(例えば30%)
また、図3に示したマップは、ヘッド(例えば冷却水温度)が変化しても、後述の演算式から任意のヘッドに対して即座に得ることができるので、柔軟に対応することができる。
遠心圧縮機であるターボ圧縮機は、内部のガス流れが最適となる固有の設計点を有しており、その設計点は(1)式及び(2)式に示す流量係数φ及び圧力係数μadの2つの無次元数で表すことができる。
ここで、Qstは圧縮機吸込風量[m3/s]、Hadは圧縮機断熱ヘッド[m]、Dは羽根車外径[m]、uは羽根車周速[m/s]、gは重力加速度[m/s2]を示す。
しかし、ターボ圧縮機の羽根車回転数Nは、ターボ冷凍機の内部制御変数となっており、熱源システム1側から直接制御することができない。そこで、熱源システム1によって直接把握できて制御可能な冷凍能力と冷却水温度を変数として整理することが適切である。このため、(1)式及び(2)式から、羽根車回転数Nを消去して、下式を得る。
したがって、特定の冷凍能力(特定の運転点)における流量係数φ、圧力係数μad、ヘッドHad及びこの冷凍能力に対応する風量Qstを(6)式へ代入すれば、その冷凍能力に対する係数k’が決定される。この係数k’を用いれば、下式(8)により、特定の冷凍能力における風量QstとヘッドHadとの関係が得られる。
Had=k’×Qst2 (8)
このように、各冷凍能力に対応した係数k’を求め、それぞれのk’から図4のようなマップが得られる。そして、実機の試験データから各冷凍能力のうちで最もCOPが高くなる冷凍能力を選定し、そのときの係数k’を最適係数koptとする。この最適係数koptを含むように、好ましくは最適係数が中心となるように、適正運転係数範囲として最小係数kminと最大係数kmaxを定める。
実際の運転時には、運転時のヘッドHから、最適運転係数範囲に入るように、風量Qstを求め、この風量範囲に入るように、ターボ冷凍機の運転を制御する。
図5には、検証試験に用いたターボ冷凍機100および冷却塔102が示されている。同図ではサブクーラや中間冷却器が省略されているが、このターボ冷凍機100も、上述の実施形態と同様に2段圧縮2段膨張サブクールサイクルを実現する構成となっている。
ターボ冷凍機100の冷凍能力は400Rtとされている。ターボ圧縮機101は、インバータ駆動の電動モータ103によって回転数可変にて駆動される。
凝縮器104には、冷却塔102から冷却水ポンプ106を介して導かれる冷却水が供給されるようになっており、冷却後の冷却水は冷却塔102へと返送され、散水部から散水されることによって冷却される。なお、低温度域や低熱量域において冷却水温度を安定させるために、冷凍能力600Rtのターボ冷凍機108を冷却水系統に接続してある。これにより、夏期であっても10℃の冷却水入口温度が実現される。冷却水入口温度は温度センサT1によって、冷却水出口温度は温度センサT2によって計測される。冷却水流量は流量計F2によって計測される。
蒸発器110には、冷水ポンプ112から冷水が供給されるようになっており、蒸発器110で冷やされた冷水は外部負荷(図示せず)へと供給されるようになっている。冷水入口温度は温度センサT3によって、冷水出口温度は温度センサT4によって計測される。冷水流量は流量計F1によって計測される。
同図から、各冷却水入口温度一定条件で比較すると、冷凍能力80%〜40%の範囲にCOPのピークが存在することが分かる。例えば、冷却水32℃ラインでは80%付近、20℃ラインでは60%付近、13℃ラインでは40%付近である.なお、冷水温度、冷却水温度、冷水流量及び冷却水流量の各値は、前後の負荷計測点と連続で整合性があり、ヒートバランスが所定の不確かさ以下の値で安定していることが確認されたので、計測したCOPはインバータターボ冷凍機の特徴的な性能特性を示しているといえる。
まず、例えば、冷却水入口温度32℃,冷凍能力100%の点をターボ圧縮機の適正運転点と仮定し、この運転点におけるヘッドHad及び風量Qstと、この運転点における流量係数Φ及び圧力係数μadとを(6)式に代入し冷凍能力100%時の係数k100((8)式のk’の相当)を求める。そして、この係数k100を(8)式のk’に代入して、表1の各冷却水入口温度における最高COPを示す計測点のヘッドHadから風量Qstを求め、さらに、所定の演算式により、この風量Qstに相当する冷凍能力を求めた。冷凍能力80%,70%についても同様にk80及びk70を求め、それぞれに対して同一の冷却水入口温度における最高COPを示す計測点のヘッドHadから冷凍能力を求めた。図7には、k100、k80、k70から求めたそれぞれの冷却水入口温度における冷凍能力を、それぞれの最高COPに対してプロットしたものが示されている。k100、k80、k70のそれぞれについて滑らかに結んだ曲線が、100%基準線、80%基準線および70%基準線として示されている。算定された冷凍能力はそれぞれのプロット点のカッコ内に数値として示されている。各冷却水入口温度における最高COPは表1から転記され、下線とともに示されている。
また、図7には、図3に示された各冷却水入口温度に対するCOPの曲線が併せて示されている。
このように、インバータターボ冷凍機のCOP特性は、遠心圧縮機であるターボ圧縮機の特性を強く反映したものといえる。したがって、固定値とした特定の運転点(例えば設計点)における流量係数Φ、圧力係数μad、冷却水温度(ヘッド)及び冷凍能力を基準として得られる係数k’((8)式参照)を用いた演算式から、COPのピーク点およびその近傍を簡便に推定することができる。
ターボ圧縮機11,12,13の特定の運転点における流量係数Φおよび圧力係数μadと、所定の係数kを用いて、冷凍能力とヘッドとの関係を示す演算式((6)式乃至(8)式)を得ることとした。そして、同一のヘッド(本実施形態では冷却水温度)において略最大のCOPを取り得る冷凍能力を用いて、最適係数koptを決定する。この最適係数koptを含む所定範囲を適正運転係数範囲を決定し、この適正運転係数範囲となるように、運転時のヘッドを演算式に与えることにより、適正な冷凍能力範囲を把握できるようにした。このように、適正冷凍能力範囲は、運転時における任意のヘッドを与えることにより演算式から得られるので、運転状態(例えばヘッドに影響を及ぼす冷却水温度)が変化しても柔軟に対応することができる。したがって、任意の運転状態に対して適正冷凍能力範囲内でターボ冷凍機を運転させることができるので、ターボ冷凍機をCOPが良い範囲で運転させることができ、従来に比べて大幅な省エネルギー運転が可能となる。
3 外部負荷
11,12,13 ターボ冷凍機
21,22,23 冷水ポンプ
Had ヘッド
Qst 風量
kopt 最適係数
Claims (4)
- 回転数可変とされたインバータ駆動のターボ圧縮機と、該ターボ圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張された冷媒を蒸発させ、冷水を冷却する蒸発器とを備え、所定の適正冷凍能力範囲で運転されるターボ冷凍機であって、
前記適正冷凍能力範囲は、前記ターボ圧縮機の特定の運転点における流量係数および圧力係数と、前記ターボ圧縮機の羽根車外径を用いた所定の係数とを用いて前記ターボ圧縮機におけるヘッドおよび冷凍能力との関係を示した演算式から、同一の前記ヘッドにおいて略最大の成績係数をとりえる冷凍能力を用いて前記係数を最適係数として得て、該最適係数を含む所定範囲の適正運転係数範囲を演算し、該適正運転係数範囲と運転時の前記ヘッドとを用いて前記演算式から得られることを特徴とするターボ冷凍機。 - 請求項1に記載されたターボ冷凍機を複数台備え、
前記適正冷凍能力範囲で運転される前記ターボ冷凍機が出力する冷凍能力の合計が、外部負荷が要求する要求冷凍能力を満足するように、前記ターボ冷凍機の起動台数を制御することを特徴とする熱源システム。 - 回転数可変とされたインバータ駆動のターボ圧縮機と、該ターボ圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張された冷媒を蒸発させ、冷水を冷却する蒸発器とを備え、所定の適正冷凍能力範囲で運転されるターボ冷凍機の制御方法であって、
前記適正冷凍能力範囲は、前記ターボ圧縮機の特定の運転点における流量係数および圧力係数と、前記ターボ圧縮機の羽根車外径を用いた所定の係数とを用いて前記ターボ圧縮機におけるヘッドおよび冷凍能力との関係を示した演算式から、同一の前記ヘッドにおいて略最大の成績係数をとりえる冷凍能力を用いて前記係数を最適係数として得て、該最適係数を含む所定範囲の適正運転係数範囲を演算し、該適正運転係数範囲と運転時の前記ヘッドとを用いて前記演算式から得られることを特徴とするターボ冷凍機の制御方法。 - 請求項1に記載されたターボ冷凍機を複数台備え、
前記適正冷凍能力範囲で運転される前記ターボ冷凍機が出力する冷凍能力の合計が、外部負荷が要求する要求冷凍能力を満足するように、前記ターボ冷凍機の起動台数を制御することを特徴とする熱源システムの制御方法。
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