JP5237690B2 - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイスの製造技術に関し、特に、半導体デバイスに回路パターンを形成する露光工程を有する製造方法およびその製造システムに適用して有効な技術に関する。
本発明者が検討したところによれば、半導体デバイスの製造技術に関し、例えば半導体デバイスの製造では、素子寸法の比例縮小により半導体デバイスの集積度と性能が向上するため、年々、素子寸法の微細化が進んでいる。このような微細加工プロセス技術の進展において、半導体デバイスの電気特性安定化のため、基板ウエハに形成される回路パターンの寸法ばらつき低減がますます重要となっている。特に、トランジスタのゲート寸法ばらつきはトランジスタのしきい値電圧ばらつきの原因となるため、トランジスタのゲート寸法ばらつきを厳しく管理する必要がある。
このように、基板ウエハに形成される回路パターンの寸法ばらつき低減が重要となる中で、半導体デバイスに回路パターンを形成する露光工程を有する製造技術については、例えば特許文献1〜4に記載される技術などが提案されている。
特許文献1では、露光処理におけるフォーカス変動量を高精度に測定するため、基板ウエハ上の高低差のある領域に異なるレジストパターンを形成し、これらのレジスト寸法差からフォーカス位置の変動量を測定している。
特許文献2では、パターン密度によって露光量とフォーカスが変化した際のレジスト寸法変化が異なる現象を利用して、基板ウエハ上にフォーカス測定用のパターン密度の異なる2種類のレジスト形状を形成し、それぞれのレジスト寸法の測定結果よりフォーカス位置の変動量を測定している。
特許文献3では、事前にフォーカスを変えて露光処理を行ったウエハのレジスト寸法をスキャトロメトリにて測定し、その測定結果から最適なフォーカス位置を決定し、露光装置にフォーカス補正値を送信することにより、フォーカス位置を制御している。
特許文献4では、ウエハに関する情報を計測して、ウエハに取り付けられたICタグに書き込み、露光処理時に、ICタグからウエハに関する情報を読み込み、この読み込んだ情報に基づいて露光に関する処理を行っている。
特開2006−30466号公報 特開2005−109016号公報 特開2006−128572号公報 特開2007−115784号公報
ところで、前記のような半導体デバイスの製造技術に関し、半導体デバイスに回路パターンを形成する露光工程を有する製造技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
例えば、半導体デバイスの製造技術では、半導体デバイスの微細化に伴い、基板ウエハ上に形成される回路パターンの寸法バラツキの要求精度は小さくなっている。レジストパターンを形成する露光処理では、微細化に伴うパターンの解像度向上のため、露光光源の短波長化、投影レンズの高NA(Numerical Aperture)化が進められている。一方、露光光源の短波長化や投影レンズの高NA化により、露光処理における転写パターンの焦点深度が小さくなっている。そのため、パターン寸法の微細化に伴い、露光処理においてはレジスト寸法だけでなく露光処理時のフォーカス位置の管理が必要となっている。
前記特許文献1および2では、フォーカス測定用の複数のレジストパターンを基板ウエハ上に形成し、それらのレジスト寸法の測定結果より露光処理時のフォーカス位置を測定している。これらの方法では、フォーカス位置を管理したレジストパターンとは異なる専用パターンを使用するため、フォーカス測定結果が、対象とするレジストパターンにおけるフォーカス位置を示すとは限らない。
また、前記特許文献3では、事前にフォーカスを変化させて露光処理を行ったウエハを作成し、フォーカス変化に対するレジスト寸法を測定することにより最適なフォーカス位置を決定している。フォーカスを変化させて露光処理を行ったウエハは、実際の製品として使用することができず、実際の製品の露光処理におけるフォーカス位置の変動を測定することはできない。
また、前記特許文献4では、ウエハに関する情報を計測して、ウエハに取り付けられたICタグに書き込んでいる。この書き込まれる情報として、フォーカス補正情報、露光量補正情報などがあるが、これらの情報が、計測した値からどのようにして露光処理の情報として求めるのかのアルゴリズムが明らかになっていない。
そこで、本発明では、半導体デバイスの製造の露光処理において、露光処理時のレジスト寸法およびフォーカス位置の変動を補正するため、実製品のウエハに転写されたレジスト形状のレジスト寸法およびフォーカス位置を測定し、その測定結果を用いて、フォーカス補正値、露光量の順に露光装置の制御パラメータを逐次調整することで、事前の点検作業を行うことなく露光プロセス変動によって発生するレジスト寸法および形状ばらつきを低減することができる半導体デバイスの製造方法およびその製造システムを提供することを目的とするものである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、半導体デバイスの製造方法およびその製造システムに適用され、半導体デバイスの所定の回路パターンをウエハ上に形成する露光工程において、過去のウエハ上に形成したレジストパターンのレジスト寸法および露光処理時のフォーカス位置を測定し、この測定したレジスト寸法およびフォーカス位置の測定結果を用いて、次に露光処理を行うウエハのレジスト寸法およびフォーカス位置を推定し、この推定したレジスト寸法およびフォーカス位置の推定値を用いて、フォーカス補正値を計算した後、このフォーカス補正値を加味して露光量を計算し、この計算した露光量およびフォーカス補正値を用いて、露光処理を行うウェハ上にレジストパターンを形成するものである。
具体的な半導体デバイスの製造システムは、半導体デバイスの製造の露光処理におけるレジスト形状(寸法、高さ、断面形状等)および露光処理時のフォーカス位置の測定結果が収納される第1のデータベースと、露光処理時に設定された露光条件(露光量とフォーカス補正値等)が登録される第2のデータベースと、半導体デバイスの製造の各工程における製造仕様(レジスト形状およびフォーカス位置の目標値等)が収納される第3のデータベースと、レジスト寸法およびフォーカス位置の制御モデル式が登録される第4のデータベースと、過去のレジスト寸法およびフォーカス位置の測定履歴を用いて露光処理の該当ウエハのレジスト寸法およびフォーカス位置の変動量を計算し、露光処理の該当ウエハのレジスト寸法およびフォーカス位置を目標値に追い込むように、露光処理の該当ウエハのレジスト寸法およびフォーカス位置の変動量およびレジスト寸法およびフォーカス位置の制御モデル式を用いて、露光処理の該当ウエハの露光量およびフォーカス補正値を計算する露光条件制御処理部から構成される。
この半導体デバイスの製造システムを構成する露光条件制御処理部における各処理ステップとして、
(1)露光処理を行うウエハの半導体デバイスの種類、工程、露光装置に該当する過去のウェハのレジスト寸法およびフォーカス位置の測定結果を取得するステップと、
(2)前記(1)ステップで取得した測定結果を用いて、露光処理を行うウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算するステップと、
(3)露光処理を行うウエハの半導体デバイスの種類、工程に該当するレジスト寸法およびフォーカス位置の目標値を取得するステップと、
(4)露光処理を行うウエハの半導体デバイスの種類、工程、露光装置に該当するレジスト寸法およびフォーカス位置の制御モデル式を取得するステップと、
(5)前記(2)ステップで計算した露光処理を行うウエハのフォーカス変動値および、前記(3)ステップにて取得した目標値および前記(4)ステップにて取得した制御モデル式を用いて、露光処理を行うウエハのフォーカス補正値を計算するステップと、
(6)前記(5)ステップで計算したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化値を計算するステップと、
(7)前記(2)ステップで計算した露光処理を行うウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値および、前記(6)ステップで計算したレジスト寸法の変化値および、前記(3)ステップにて取得した目標値および前記(4)ステップにて取得した制御モデル式を用いて、露光処理を行う体ウエハの露光量を計算するステップとを有し、
前記(1)ステップから前記(7)ステップまでを順次実行することにより、露光条件の制御処理を行い、その露光条件を用いて露光処理を実施する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、半導体デバイスの製造の露光処理におけるレジスト寸法および形状を安定化させるため、実製品のウエハに転写されたレジスト形状のレジスト寸法およびフォーカス位置を測定し、その測定結果を用いて、フォーカス補正値、露光量の順に露光装置の制御パラメータを逐次調整することで、事前の点検作業を行うことなく露光プロセス変動によって発生するレジスト寸法および形状ばらつきを低減することができる。この結果、半導体デバイスの動作特性を向上させ、かつ露光装置の稼働率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の説明においては、まず、本発明のような半導体デバイスの製造技術に適用する実施の形態の概要を説明し、次に、本発明の特徴を示す実施の形態の各内容を具体的に説明する。
<実施の形態の概要>
図2は、半導体デバイスの製造におけるパターン転写方法を示す図であり、基板ウエハ上の被エッチング膜に回路パターンを形成する方法を示している。
まず、ホトリソグラフィ工程にてウエハ上の感光性樹脂であるホトレジスト(以下、レジスト)膜に回路パターンを転写する。この際、まず、レジスト膜をウエハ上に塗布する(レジスト塗布処理)。次に、露光装置を用いて回路パターンの光学像をレジスト膜に転写する(露光処理)。その後、現像処理にてレジストパターンを形成する。エッチング工程では、ホトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンをマスクとして、ウエハ上の被エッチング膜に回路パターンを形成する。また、被エッチング膜が多層の場合、エッチング処理を複数に分けて行うこともある。その際、レジストパターンだけでなく、事前にエッチングされた被エッチング膜を次回のエッチング時のマスクとすることもある。同図に示すように、転写パターンの寸法ばらつきの原因は、大きくホトリソグラフィ工程とエッチング工程に分離される。それぞれのホトリソグラフィ工程とエッチング工程において、転写パターンの寸法管理が行われている。
図3は、縮小投影型露光装置の構成を示す図であり、ホトリソグラフィ工程の露光処理で使用されるレンズスキャニング方式の縮小投影型露光装置(スキャナ)の構成を示している。
露光装置では、光源から照明系を通って照射される入射光がガラス基板(マスクと呼ばれる)に描画された回路パターンにて回折し、縮小投影レンズを経由してウエハ上のレジスト膜に縮小投影される。レンズスキャニング方式では、マスク全面を一括に入射光を照射するのではなく、マスクの内ある幅を持ったスリット部のみが照射される。露光処理時は、マスク上のスリット部がウエハステージと同期して走査しマスク全面の露光処理を行っている。
図4は、スキャトロメトリを用いたパターン形状の測定方法を示す図であり、光学式形状測定装置の一つであるスキャトロメトリの計測原理を示している。
基板ウエハ上の繰り返しパターン領域に白色光を入射させ、その正反射光の分光強度分布(スペクトル波形)を検出する。そして、波動光学シミュレーションにより所定のパターン断面形状におけるスペクトル波形と実測のスペクトル波形のマッチングを行い、パターン断面を推定する。そして、レジスト形状は露光量やフォーカス位置によって変化することを利用して、予め、同一ウエハの露光ショット毎に露光量とフォーカスを変えて露光処理を行ったウエハを作成し、スキャトロメトリにて設定露光量、フォーカス毎のレジスト形状を測定する。次に、この測定結果を用いてフォーカス変化に対するパターン形状変化の関係を数式化し、各レジストパターンの断面形状パラメータを入力値とするフォーカス予測式を作成する。量産におけるフォーカス計測では、スキャトロメトリを用いて該当ウエハのレジスト形状を計測し、先に導出したフォーカス予測式を用いてフォーカス位置を計算している。
図5は、露光装置の制御パラメータとレジスト寸法の関係を示す図であり、露光装置の制御パラメータである「露光量」と「フォーカス補正値」とレジスト寸法の関係を示している。
露光装置におけるレジストパターンの寸法制御において、レジストパターン形状はレジスト種類・膜厚、露光装置の照明条件(開口数NA、照明コヒーレンシーσ)、現像条件(温度、時間)などの多くのパラメータに依存するが、多くのパラメータは開発段階にてその条件を決定するため、量産段階でのレジスト形状の制御パラメータとはなりえない。量産段階では、レジスト形状(寸法や側壁角)を所定の値にするため、同一ウエハの露光ショット毎に露光装置の入力パラメータである「露光量」と「フォーカス補正値」を変えて露光処理を行ったウエハを作成し、それぞれのショットにおけるレジスト形状を測定し、所定のレジスト形状となる「露光量」と「フォーカス補正値」を決定する。レジスト形状の測定手法として、一般的にレジストパターンの上面から電子線照射しその2次電子像よりレジスト寸法を測定する走査型電子顕微鏡CD−SEM(Critical Dimension−Scanning Electron Microscopy)が用いられる。量産段階では、CD−SEMにより測定されたレジスト寸法を用いて、目標とする寸法からのズレ量を露光量の調整により逐次補正している。露光処理時のフォーカス位置の調整は、フォーカス補正値の変更により、ウエハステージが投影レンズ垂直方向に駆動して行う。
図5に示すように、露光装置の制御パラメータである「露光量」と「フォーカス補正値」とレジスト寸法の関係において、レジスト寸法は露光量の変化に対し単調変化している。これは、露光量の変化によりレジスト膜に照射されるエネルギー量が変わるためである。一方、フォーカス補正値に対してはベストフォーカス位置を中心に2次変化していることがわかる。つまり、フォーカス位置の調整により、レジスト寸法が変化するため、レジスト寸法とフォーカス位置が同時に変動した際、「露光量」と「フォーカス補正値」を独立の補正では、十分にレジスト寸法を目標値に追い込むことができない。
そこで、本実施の形態では、半導体デバイスの製造の露光処理において、露光処理時のレジスト寸法およびフォーカス位置の変動を補正するため、実製品のウエハに転写されたレジスト形状のレジスト寸法およびフォーカス値(フォーカス位置)を測定し、その測定結果を用いて、フォーカス補正値、露光量の順に露光装置の制御パラメータを逐次調整する半導体デバイスの製造方法およびその製造システムを提供する。以下において、実施の形態の各内容を具体的に説明する。
<半導体デバイスの製造方法>
図1は、本発明の一実施の形態である半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。
まず、基板ウエハ上にレジスト膜を塗布する処理S101を実施する。この際、レジスト膜の下層に反射防止膜を塗布する場合もある。次に、露光装置において処理対象ウエハにマスク上の描画された回路パターンを転写する露光処理S102を実施する。露光処理S102を行う際、露光条件制御処理部S106では、過去のレジスト寸法(CDとも記す)およびフォーカス位置の測定結果の履歴から現時点のレジスト寸法およびフォーカス位置の変動値を計算する処理S107および、前記S107にて算出したフォーカス位置の変動値を用いてフォーカス補正値を計算する処理S108および、前記S108で算出したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化量を計算する処理S109および、前記S107で算出したレジスト寸法の変動値および前記S109で算出したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化量を用いて露光量を計算する処理S110を実施し、露光処理S102では、算出された露光量とフォーカス補正値を用いて該当ウエハの露光処理を行う。
次に、現像処理S103を実施し、ウエハ上にレジストパターンを形成する。形状測定S104において、形成されたレジストパターン形状を測定する。レジスト形状測定では光学式の形状測定装置を用いる。また、レジストパターンの寸法に関しては、光学式の形状測定装置だけでなく、CD−SEMの測定結果を用いてもよい。フォーカス推定処理S105において、前記S104にて測定した該当ウエハのレジストパターン形状の測定結果を用いて、前記S102の該当ウエハの露光処理におけるフォーカス位置を計算する。その後、該当ウエハは次工程に進む。
図6は、露光処理におけるレジストパターンの断面形状の一例を示す図である。
本事例における膜構造は、下からシリコン(Si)基板、ポリシリコン膜、反射防止膜、レジスト膜の構成となっている。半導体デバイスの種類によっては、反射防止膜を使用しない場合もある。レジストパターンの断面形状は台形形状で近似化される。レジスト形状のパラメータとして、台形上部の寸法である「トップCD」、台形下部の寸法である「ボトムCD」、台形の高さである「レジスト膜厚」、台形の上辺および下辺を結ぶ線と下辺との角度である「レジスト側壁角」がある。これらのレジスト形状パラメータは、光学式形状測定装置であるスキャトロメトリにて、測定することができる。なお、レジストパターンの断面形状を複数の台形形状に分離して近似化してもよい。
図7は、露光装置の制御パラメータとレジスト形状および露光処理時のフォーカス位置の関係を示す図である。
露光処理を、露光装置の制御パラメータである露光量およびフォーカス補正値を入力し、CDとフォーカスを出力として、その関係をグラフ化している。露光量とフォーカス補正値を変化させて露光処理を行い、その際のレジスト形状を測定した結果、露光量とボトムCDの間に強い相関が見られ、露光量とトップCDおよびレジスト膜厚の関係に弱い相関が見られた。一方、フォーカス補正値は、レジスト側壁各との間に強い相関が見られ、ボトムCDとの間に中程度の相関が見られ、トップCDおよびレジスト膜厚との間に弱い相関が見られた。また、露光処理時のフォーカス位置はレジスト形状パラメータであるトップCD、ボトムCD、レジスト膜厚、レジスト側壁角を変数とする多項式から計算される。
このような相関関係において、フォーカス位置をベストフォーカスにするため、フォーカス補正値を変更する際、フォーカス補正値との相関が強いレジスト側壁角が変化する。同時に、レジスト側壁角と比べると感度は低いが、フォーカス補正値との相関が中程度のボトムCDも変化する。一方、露光量の変更は主にボトムCDに影響を与え、レジスト側壁角は変化しない。この場合、目標とするレジスト寸法、フォーカスを満足する露光量とフォーカス補正値は必ずしも一意には決まらず、ある露光量とフォーカス補正値の組合せとなる。そこで、本実施の形態では、補正値がレジスト側壁角とボトムCDに影響を与えているのに比べ、露光量がボトムCDのみに影響を与えている関係に着目して、図1に示す通り、まずフォーカス補正値を計算した後、このフォーカス補正値によるCD変化量を加味した露光量の計算を行う2段階の制御処理を行っている。
図8は、図1の露光条件制御処理部S106における処理フローを示すフローチャートである。
ステップS201において、今回露光処理を行うウエハの半導体デバイスの製品(種類、品種とも記す)、工程(露光工程とも記す)、装置(露光装置とも記す)、マスク番号を取得する。製品、露光工程、露光装置、マスク番号といった情報は、露光処理を行うウエハ番号を元に半導体デバイス製造全体の情報を管理する製造管理システムから取得することができる。
ステップS202において、前記ステップS201にて取得した製品、露光工程、露光装置、マスク番号における過去の測定結果データを取得する。同一製品および露光工程において露光マスクが一枚しかない場合には、マスク番号をデータの取得条件から除外してもよい。また、露光マスクの製造誤差が十分に小さい場合には同様に制御モデルの取得条件から除外してもよい。測定データには、ロット番号、ウエハ番号、該当ウエハの累積処理番号、使用したマスク番号に対応したレジスト形状およびフォーカス測定値が含まれている。
レジスト形状として、図6に示すようなトップCD、ボトムCD、レジスト膜厚、レジスト側壁角などがある。また、図6に示すレジスト形状の場合、フォーカス値は(1)式により算出される。各係数a1〜a5は、事前に露光量およびフォーカスを変化させた際におけるレジスト形状の測定結果の最小二乗近似により算出される。
フォーカス値=a1×トップCD+a2×ボトムCD+a3×レジスト膜厚
+a4×レジスト側壁角+a5 …(1)
ステップS203において、前記ステップS202にて取得した過去の測定結果データを用いて今回の露光処理におけるレジスト寸法(CD)およびフォーカス変動値を算出する。レジスト寸法およびフォーカスの連続的な変動に対しては、例えば(2)式で示す指数重み付け移動平均処理などを行い、レジスト寸法およびフォーカス変動値を計算する。
今回の変動推定値=λ×直前の測定結果+(1−λ)×直前の変動推定値 …(2)
この他、移動平均処理により、レジスト寸法およびフォーカス変動値を計算してもよい。また、同一ロット内の連続露光処理の順序に応じてレジスト寸法または、フォーカスが経時変動する場合、今回露光処理を行うウエハの処理順序と一致する測定結果データのみを用いてレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算する。レジスト寸法およびフォーカスを測定していない処理順序におけるレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算する際には、実際に測定を行った処理順序毎の推移から近似式を作成し、測定していない処理順序におけるレジスト寸法およびフォーカス変動値を推定する。例えば、4近の多項式近似の場合、処理順序番号をX、レジスト寸法およびフォーカス変動値をYとした際、Y=a4×X+a3×X+a2×X+a1×X+a0となる。多項式の次数は、ロット内のレジスト寸法およびフォーカス変動値の傾向に応じて変更することができる。
ステップS204では、前記ステップS201にて取得した製品、露光工程に該当するレジスト寸法およびフォーカスの目標値を取得する。
ステップS205では、前記ステップS201にて取得した製品、露光工程、露光装置、マスク番号に該当する予め作成していたレジスト寸法およびフォーカスの制御モデルを取得する。同一製品および露光工程において露光マスクが一枚しかない場合には、マスク番号を制御モデルの取得条件から除外してもよい。また、露光マスクの製造誤差が十分に小さい場合には同様に制御モデルの取得条件から除外してもよい。フォーカスの制御モデルは、(3)式となる。
フォーカス補正値の変化量=フォーカス変動値−目標値 …(3)
一方、レジスト寸法は、露光量とフォーカス補正値に対して(4)式の通り、露光量とフォーカス補正値に相互依存している。
レジスト寸法=f(露光量、フォーカス補正値) …(4)
露光量の変化量=f−1(レジスト変動値−目標値、フォーカス補正値) …(5)
例えば、レジスト寸法と露光量、フォーカス補正値との関係は、(6)式で示す露光量3次、フォーカス2次の応答曲面モデルとなる。
Figure 0005237690
ここで、xはフォーカス補正値、yは露光量である。各係数b11〜b23(blm,l=1〜2,m=1〜3)は、事前に露光量およびフォーカスを変化させて露光処理を行ったウエハにおけるレジスト寸法の測定結果を最小二乗近似することにより算出することができる。
ステップS206において、前記ステップS204にて取得した露光処理対象ウエハのフォーカスの目標値および、前記ステップS205にて取得したフォーカスの制御モデルの式より、露光処理対象ウエハの設定のためのフォーカス補正値を計算する。
ステップS207では、前記ステップS206にて算出したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化量を(4)式を用いて計算する。レジスト寸法と露光量、フォーカス補正値との関係を(5)式で示す露光量3次、フォーカス2次の応答曲面モデルとした場合は、フォーカス調整によるレジスト寸法の変化量は、(7)式となる。
Figure 0005237690
ここで、xは調整前のフォーカス補正値、Δxはフォーカス補正値の変化量、yは露光量である。
ステップS208では、前記ステップS204にて取得した露光処理対象ウエハのレジスト寸法の目標値および、前記ステップS205にて取得したレジスト寸法の制御モデルの式および、前記ステップS207にて計算したフォーカス調整によるレジスト寸法の変化量を用いて、露光処理対象ウエハの設定のための露光量を計算する。
<半導体デバイスの製造システム>
図9は、本発明の第1の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。
図9において、半導体デバイスの製造システムは、データベース部2およびデータ演算処理部3からなる露光条件制御処理部1と、複数(1〜Y)の露光装置5からなる露光装置群4と、複数(1〜X)のマスク7からなるマスク群6と、複数(1〜Z)の形状測定装置9からなる形状測定装置群8と、製造管理システム10などから構成される。
露光装置群4は、少なくても1台以上の露光装置5から構成されている。なお、露光装置5は、パターン転写を行う投影光学系を持つ装置である。露光装置群4は、データ演算処理部2およびデータベース部2から構成される露光条件制御処理部1に接続されている。また、露光装置群4は、半導体デバイスの製造ライン全体を管理する製造管理システム10に接続されている。なお、露光処理対象ウエハの半導体デバイスの種類(製品)、工程、露光装置、マスク番号、ロット番号、ウエハ番号について、例えば、ウエハに形成されている製品番号を読み取ることによって入力し、製造管理システム10からネットワークを介して送信することが可能である。
マスク群6は、少なくても1枚以上のマスク7から構成されており、露光装置群4および製造管理システム10に接続されている。半導体デバイスの種類(製品)、露光工程で使用するマスクは、例えば、マスクに形成されている番号を読み取ることによって、製造管理システム10からネットワークを介して取得することが可能である。また、同一の製品、露光工程において複数のレチクルが存在することもある。
形状測定装置群8は、少なくても1台以上の形状測定装置9から構成されており、露光条件制御処理部1および製造管理システム10に接続されている。
データベース部2は、半導体デバイスの種類(製品)、露光工程、露光装置、マスク番号、ロット・ウエハ番号に対応した設定露光量および設定フォーカス補正値が収納される露光条件実績データベース21および、製品、工程、製造装置、マスク番号、ロット・ウエハ番号に対応した測定データ(例えば、レジスト寸法、フォーカスなど)が蓄積される測定結果実績データベース22および、製品、工程に対応した半導体デバイスの規格(例えば、レジスト寸法およびフォーカスの目標値など)が登録されている製造仕様データベース23および、製品、工程、露光装置、マスク番号に対応したレジスト寸法およびフォーカスの制御モデル式が登録されている制御モデルデータベース24から構成される。
データ演算処理部3は、露光条件計算処理部31および、フォーカス推定計算処理部32、レジスト寸法(CD)・フォーカス変動値計算処理部33および入出力インターフェイス34から構成される。
フォーカス推定計算処理部32は、入出力インターフェイス34を介して測定データが収集された際、レジスト形状の測定データからフォーカスを計算し、データベース部2に登録する。
レジスト寸法・フォーカス変動値計算処理部33は、データベース部2から取得したデータに基づいて、今回露光処理対象ウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算し、データベース部2に登録する。
露光条件計算処理部31は、データベース部2から取得した最新のレジスト寸法およびフォーカス変動値を用いて、今回露光処理対象ウエハの露光量およびフォーカス補正値の設定値を算出し、演算結果を入出力インターフェイス34を介して露光装置群4に送信する。
製造管理システム10は、半導体デバイスの製造における各工程における製造実績(ロット・ウエハ番号、製造装置の名称および着工開始、終了日時など)の蓄積および、製造フローの管理ならびに、次工程の製造指示等を行っている。
図10は、本発明の第2の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。なお、図9と等価な部分には同じ符号を付してある。
第2の実施の形態では、データベース部2およびデータ演算処理部3から構成される露光条件制御処理部1が製造管理システム10内に組み込まれており、この製造管理システム10で各処理が実施される。
図11は、本発明の第3の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。なお、図9と等価な部分には同じ符号を付してある。
第3の実施の形態では、データベース部2およびデータ演算処理部3から構成される露光条件制御処理部1が各露光装置5内に組み込まれており、この各露光装置5で各処理が実施される。
図12は、本発明の第4の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。なお、図9と等価な部分には同じ符号を付してある。
第4の実施の形態では、データベース部2およびデータ演算処理部3から構成される露光条件制御処理部1が各形状測定装置9内に組み込まれており、この各形状測定装置9で各処理が実施される。
図13は、図1の露光処理S102において、露光条件の指示を行う出力画面の一例を示す図である。
露光処理を行う半導体デバイスの種類(製品名称)、露光工程、露光装置、マスク番号および、露光処理対象ウエハのロット番号、ウエハ番号における設定の露光量およびフォーカス補正値が表示される。なお、出力画面は、露光装置5、製造管理システム10の出力端末、専用の出力端末のいずれかに出力されるものとする。また、出力結果は、露光装置5内の露光処理を制御するプログラムに送られ、出力画面に対応した露光処理が行われる。
<半導体デバイスの製造システムおよびその製造方法の効果>
図14は、本発明の各実施の形態である半導体デバイスの製造システムおよびその製造方法を用いたフォーカス変動した際の露光量およびフォーカス補正値の制御結果を示す図である。(a)はフォーカス変動値に対するレジスト寸法の変化を示し、(b)はフォーカス変動値に対するレジスト側壁角の変化を示している。また、図中のひし形は、制御を行わない場合におけるレジスト形状の測定結果である。バツ印は、本発明の各実施の形態を用いた制御結果である。また、比較のため、露光量およびフォーカスを独立に制御した場合の制御結果を三角印で示す。
図14(a)に示すように、レジスト寸法については、フォーカス変動値の変化に対して、制御を行わない場合や露光量およびフォーカスを独立に制御した場合に比べて、本発明の各実施の形態では目標値の近くで変化している。図14(b)に示すように、レジスト側壁角についても、本発明の各実施の形態の方が、フォーカス変動値の変化に対して目標値の近くで変化している。これらより、フォーカス変動値に対するレジスト寸法およびレジスト側壁角の制御性は、本発明の各実施の形態が最も優れていることがわかる。
図15は、本発明の各実施の形態である半導体デバイスの製造システムおよびその製造方法を用いた長期的なフォーカス変動の制御結果を示す図である。図15では、連続する3乃至4データが1ロットに相当し、着工日時に対するフォーカス測定値の変化を示している。ひし形は、制御を行わない場合におけるフォーカスの測定結果である。四角印は、本発明の各実施の形態を用いた制御結果である。
図15に示すように、本発明の各実施の形態の制御方法により、長期的なロット間および同一のロット内のフォーカス変動が目標値に近づくように制御されている。
以上のように、本発明の各実施の形態である半導体デバイスの製造システムおよびその製造方法によれば、半導体デバイスの製造の露光処理において、過去のレジストパターンの寸法および露光処理時のフォーカス位置の測定履歴を用いて今回の露光処理におけるレジスト寸法およびフォーカス位置の変動値を計算し、レジスト寸法およびフォーカス位置の変動値を補正するようにフォーカス補正値、露光量の順に露光装置の制御パラメータを逐次調整し、露光処理を実施することで、事前の点検作業を行うことなく露光プロセス変動によって発生するレジスト寸法および形状ばらつきを低減することができる。この結果、半導体デバイスの動作特性を向上させ、かつ露光装置の稼働率を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の半導体デバイスの製造技術は、特に、半導体デバイスに回路パターンを形成する露光工程を有する製造方法およびその製造システムに利用可能である。
本発明の一実施の形態である半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態の概要において、半導体デバイス製造におけるパターン転写方法を示す図である。 本発明の一実施の形態の概要において、縮小投影型露光装置の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の概要において、スキャトロメトリを用いたパターン形状の測定方法を示す図である。 本発明の一実施の形態の概要において、露光装置の制御パラメータとレジスト寸法の関係を示す図である。 本発明の一実施の形態において、露光処理におけるレジストパターンの断面形状の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態において、露光装置の制御パラメータとレジスト形状および露光処理時のフォーカス位置の関係を示す図である。 本発明の一実施の形態において、露光条件制御処理部における処理フローを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態である半導体デバイスの製造システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態において、露光条件の指示を行う出力画面の一例を示す図である。 本発明の各実施の形態において、フォーカス変動した際の露光量およびフォーカス補正値の制御結果を示す図であり、(a)はフォーカス変動値に対するレジスト寸法の変化を示し、(b)はフォーカス変動値に対するレジスト側壁角の変化を示している。 本発明の各実施の形態において、長期的なフォーカス変動の制御結果を示す図である。
符号の説明
1…露光条件制御処理部、2…データベース部、3…データ演算処理部、4…露光装置群、5…露光装置、6…マスク群、7…マスク、8…形状測定装置群、9…形状測定装置、10…製造管理システム、
21…露光条件実績データベース、22…測定結果実績データベース、23…製造仕様データベース、24…制御モデルデータベース、
31…露光条件計算処理部、32…フォーカス推定計算処理部、33…レジスト寸法・フォーカス変動値計算処理部、34…入出力インターフェイス。

Claims (3)

  1. 半導体デバイスの所定の回路パターンを半導体ウエハ上に形成する露光工程を有し、
    前記露光工程は、
    過去の第1の半導体ウエハ上に形成したレジストパターンのレジスト寸法および露光処理時のフォーカス位置を測定する第1の工程と、
    前記第1の工程で測定したレジスト寸法およびフォーカス位置の測定結果を用いて、次に露光処理を行う第2の半導体ウエハのレジスト寸法およびフォーカス位置を推定する第2の工程と、
    前記第2の工程で推定したレジスト寸法およびフォーカス位置の推定値を用いて、前記第2の半導体ウエハのフォーカス補正値を計算した後、このフォーカス補正値を加味して前記第2の半導体ウエハの露光量を計算する第3の工程と、
    前記第3の工程で計算した露光量およびフォーカス補正値を用いて、前記第2の半導体ウェハ上にレジストパターンを形成する第4の工程とを有し、
    前記第3の工程では、前記第1の半導体ウェハのフォーカス位置の測定結果を用いて計算した前記第2の半導体ウエハのフォーカス変動値が目標値となるように前記フォーカス補正値を計算し、この計算したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化量および前記第1の半導体ウェハのフォーカス位置の測定結果を用いて前記第2の半導体ウエハの前記露光量を計算し、
    さらに、前記第3の工程では、前記第2の半導体ウエハの着工順序情報に基づいて予め設定した露光装置の着工順序に応じた傾向式を用いて、前記第2の半導体ウエハの露光量およびフォーカス補正値の計算における前記第2の半導体ウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体デバイスの製造方法において、
    前記第3の工程では、
    (1)前記第2の半導体ウエハの半導体デバイスの種類、工程、露光装置に該当する前記第1の半導体ウェハのレジスト寸法およびフォーカス位置の測定結果を取得するステップと、
    (2)前記(1)ステップで取得した測定結果を用いて、前記第2の半導体ウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値を計算するステップと、
    (3)前記第2の半導体ウエハの半導体デバイスの種類、工程に該当するレジスト寸法およびフォーカス位置の目標値を取得するステップと、
    (4)前記第2の半導体ウエハの半導体デバイスの種類、工程、露光装置に該当するレジスト寸法およびフォーカス位置の制御モデル式を取得するステップと、
    (5)前記(2)ステップで計算した第2の半導体ウエハのフォーカス変動値および、前記(3)ステップにて取得した目標値および前記(4)ステップにて取得した制御モデル式を用いて、前記第2の半導体ウエハのフォーカス補正値を計算するステップと、
    (6)前記(5)ステップで計算したフォーカス補正値によるレジスト寸法の変化値を計算するステップと、
    (7)前記(2)ステップで計算した第2の半導体ウエハのレジスト寸法およびフォーカス変動値および、前記(6)ステップで計算したレジスト寸法の変化値および、前記(3)ステップにて取得した目標値および前記(4)ステップにて取得した制御モデル式を用いて、前記第2の半導体ウエハの露光量を計算するステップとを有し、
    前記(1)ステップから前記(7)ステップまでを順次実行することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体デバイスの製造方法において、
    前記第3の工程では、フォーカス位置の制御パラメータをフォーカス補正値とするフォーカス位置の制御モデル式および、レジスト寸法の制御パラメータを露光量とフォーカス補正値とする露光量の制御モデル式を用いて、前記第2の半導体ウエハの露光量およびフォーカス補正値の計算を行うことを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
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