JP5233332B2 - トナー濃度制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真装置のトナー濃度制御装置及び画像形成装置に係り、特に像担持体上に形成されたトナー付着量基準パターンの濃度を検出するパターン濃度検出手段と、前記パターン濃度検出手段の検出結果に基づいてトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段とを備えたトナー濃度制御装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、二成分現像剤を用いる電子写真装置においては、その現像剤のトナー濃度をいかに制御するかが重要な課題であり、トナー濃度の制御方法としては、様々な手法が提案されている。
特許文献1には、トナー濃度センサを用いて一定のトナー濃度になるようにトナー補給を行うものが記載されている。
この場合、特許文献2に示されるようにトナー濃度センサの出力のばらつきを抑えるために何らかの回路を付加し、トナー濃度センサの出力が所定の範囲内に入るように調整するのが一般的であった。ところが、このようなトナー濃度を一定に制御する技術の場合には、次のような欠点がある。
即ちトナー濃度が同じでも、周辺環境の温度湿度や現像剤の使用条件により電子写真装置の出力画像の濃度は変化してしまうのである。これは電子写真がトナーを摩擦帯電させることによって現像を行うことに起因した問題であり、きわめて本質的な問題である。この問題を解決するためのトナー濃度制御方法としては、感光体上にトナー付着量基準パターンを作り、このパターンの濃度を反射型フォトセンサ等で検知し、その検知結果に基づいてトナー濃度制御基準値を決定し、トナー濃度をトナー濃度基準制御値に合わせ込むようにトナー補給を行う方法が広く知られている。
ところがこの制御方法においても、感光体や現像剤の長期的な経時劣化による特性の変化によってトナー付着量基準パターンの濃度が変動し、その結果トナー濃度制御が適切に行われず、異常画像の発生などを引き起こすという問題がある。この長期的な経時劣化の影響の対策案としていくつかの技術が提案されている。
例えば特許文献3には、現像剤の経時特性変化に対応するための技術が記載されている。即ち、現像剤は初期、経時で物性が刻々と変化するため、この物性の変化に対応させつつ、現像剤の駆動距離を考慮してトナー濃度制御方法を変更する。
また、特許文献4には、感光体の経時劣化に対応するための技術が記載されている。感光体は長期使用による膜厚減少や静電疲労などの経時劣化で特性が変化する。この特性の変化に対応するため、感光体の駆動距離を考慮してトナー濃度制御方法を変更している。
上記の2つの技術は、長期間における現像剤や感光体の経時劣化の影響に対応したものである。
しかしながら、短期間、極端な場合数時間という短い期間内においても、出力画像の平均画像面積率、例えば低画像面積率の出力が連続で行われるとトナー濃度が次第に濃い方向へシフトしていき現像剤が一時的に疲労しトナー付着量基準パターン濃度が薄くなってしまうことがある。その結果、トナー濃度が薄いと制御上は判断されトナーを補給する制御をしてしまい、トナー濃度がさらに濃い方向へシフトするという悪循環に陥る場合がある。トナー濃度が濃くなるとトナー落ちなどの画像障害を発生する可能性が高くなり、短期的な現像剤の特性変化の影響も無視することはできない。
画像面積率の検知結果を用いてトナー濃度制御を行う技術について、特許文献5には、転写材1枚あたりの平均画像面積率に基づいてトナー濃度制御を行う技術が提案されている。この技術では平均画像面積率を計算しその結果に基づいてトナー補給制御基準値を直接決定するものが記載されている。
しかしながら、平均画像面積率以外にも、1ジョブあたりの平均出力枚数の値によっても現像剤の一時的な疲労などによりトナー付着量基準パターン濃度が影響を受けてしまうことがあり、適正なトナー濃度制御を行うには1ジョブあたりの平均出力枚数の影響も無視することはできない。
また、特許文献5に記載のものは、トナー付着量基準パターンを用いず画像面積率の平均値から直接トナー補給制御基準値を直接決定しているが、例えば、平均画像面積率が同じであっても現像剤の現像能力が異なると必要なトナー補給量も異なってくることが知られており、より正確にトナー濃度制御を行うためにはトナー付着量基準パターンによるパターン濃度検知は必要不可欠である。
特開平1−154179号公報 特開昭63−58472号公報 特開2000−47439公報 特開2006−251647公報 特開2007−133233公報
上述のように、一定の画像濃度得るためには長期的な特性変化のみならず短期的な現像剤の特性変化にも対応したトナー濃度を制御方法について検討する必要があり、様々な技術が提案されているが、上記の通りそれぞれの技術に課題がある。
そこで、本発明は画像形成装置における上述の問題を解決し、短期的な現像剤の特性変動にも対応したトナー濃度制御を行い、画像品質を安定させることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
像担持体上に形成されたトナー付着量基準パターンの濃度を検出するパターン濃度検出手段と、
前記パターン濃度検出手段の検出結果に基づいてトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段と、
出力画像の画像面積率を検知する面積率検知手段と、
感光体駆動時間を検知する駆動時間検知手段と、
通紙された用紙長を検知する用紙長検知手段と、
前記トナー濃度制御手段の制御基準値を補正するセンサ基準値補正手段と、
を備え、
記パターン濃度検出手段で前記トナー付着量基準パターンの濃度を検出するとともに、
前記面積率検知手段で検知した平均画像面積率と予め定めた複数の閾値と、前記駆動時間検知手段で検知した感光体駆動時間及び前記用紙長検知手段で通紙された用紙の用紙長検出長に基づいて検知した1ジョブあたりの平均出力枚数と予め定めた複数の閾値との組み合わせに基づいて前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値を算出し、
前記センサ基準値補正手段で、前記パターン濃度検出手段で検出したトナー付着量基準パターンの濃度に、前記平均画像面積率と予め定めた複数の閾値及び前記用紙長検出長の組み合わせに基づいて予め定めておいた補正係数を乗じて、前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値を得て、
前記センサ基準値補正手段により前記制御基準値を補正して、
トナー濃度制御を行うことを特徴とするトナー濃度制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載のトナー濃度制御装置において、前記平均画像面積率の複数の閾値の設定値を変更可能としたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のトナー濃度制御装置において、前記平均出力枚数と予め定めた複数の閾値の設定値を変更可能としたことを特徴とする前記パターン補正手段は、トナー付着基準パターン作成時の露光条件を変更するものであり、平均画像面積率や1ジョブあたりの平均出力枚数に応じて露光条件を決定し、該露光条件によりトナー付着量基準パターンを作成してトナー濃度制御を行うことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値変更可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナー濃度制御装置である。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか記載のトナー濃度制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、画像面積率1ジョブあたりの平均出力枚数の検知結果に応じてトナー濃度センサ基準値の補正を行うので、基準パターン濃度の作成条件を変更せずにトナー濃度制を変更することができ、画像品質を安定させ、異常画像の発生を防ぐことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置を図面に基づいて説明する。まず画像形装置の基本的な構成について説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の一例の作像部を示す概略構成図である。画像形成装置は、像担持体である感光体ドラム1の周囲に、帯電器2、露光装置3、現像装置4、転写手段としての無端ベルト式の転写装置5、反射型のフォトセンサ6、クリーニング装置7、除電ランプ8等が配設されて構成されている。
現像装置4は図示していないトナーホッパを有しており、このトナーホッパから図示していないトナー補給ローラを介してトナーが現像装置4へ補給される。補給されたトナーは現像装置4内で攪拌ローラ9によってキャリアと混合攪拌される。現像装置4には現像ローラ10が備えられ、この現像ローラ10には現像バイアスが印加される。さらに、現像装置内には透磁率センサであるトナー濃度センサ11が配置されている。そして、転写装置5は感光体ドラム1に対して接離可能に設けられている。
画像形成時、感光体ドラム1の表面は帯電器2によって所定の電位に均一に帯電され、帯電された感光体ドラム1の帯電面は露光装置3からの照射光によって露光され静電潜像が形成される。そして、現像装置4から現像ローラ10により感光体ドラム1の静電潜像にトナーが付与されてトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写装置5によって、図示しない給紙部から搬送された記録紙上に転写される。さらに、トナー像が転写された記録紙は図示しない定着装置へ送られ、トナー像が記録紙上に定着された後、装置外の排紙部へ排出される。また、感光体ドラム1上に残留したトナーは、感光体ドラム1に常接したクリーニング装置7により除去され、さらに感光体ドラム1上の静電潜像が除電ランプ8からの照射光を受けて消去され、感光体ドラム1は初期状態に戻される。
次に本例に係る画像形成装置のトナー濃度制御装置について説明する。図2は実施例に係るトナー濃度制御装置を示すブロック図である。本例において、トナー濃度制御装置は、パターン濃度検出手段21と、面積率検知手段22と、駆動時間検知手段23と、用紙長検知手段24と、パターン補正手段25と、トナー濃度制御手段26とを備える。
本例では、パターン濃度検出手段21は、前記トナー濃度センサ11で構成されている。面積率検知手段22は出力画像の画像面積率を検知する。駆動時間検知手段23は、タイマ装置を備え感光体の駆動時間を検知する。用紙長検知手段24は通紙された用紙長を光学的あるいは機械的に検知する。また、パターン補正手段25は、マイクロコンピュータで構成され、前記平均画像面積率、前記感光体駆動時間及び通紙された用紙の用紙長検出長に基づいて1ジョブあたりの平均出力枚数を算出し、この算出結果に基づいてトナー付着量基準パターン作成条件を補正する。そして、トナー濃度制御手段26は、この補正された条件に基づいてトナー濃度の制御を行う。前記パターン補正手段25及びトナー濃度制御手段26は、画像形成装置の全体制御を行う装置制御部でその処理を実行させることができる。
ここで、本発明の実施例を説明する前に、本装置において本発明を適用しない場合のトナー濃度制御を実施する場合について説明する。図3は本発明を適用しない場合におけるトナー濃度制御を示すフローチャートである。
まず、感光体ドラム1上にトナー付着量基準パターンを作成する(SA1)。なお、このとき基準パターン作成時には転写装置5は感光体ドラム1に対して離れた状態である。
次に、フォトセンサ6によってトナー付着量基準パターンの濃度を検知し、検知結果Vpを得る。また、基準パターンが作成されていない感光体の地肌部もフォトセンサ6によって検知し検知結果Vgを得る(SA2)。
そして検出したVpとVgの比率により、予め設定されたルールに基づいてトナー濃度センサ11のトナー濃度センサ基準値Vrを決定する(SA3)。
決定されたトナー濃度センサ基準値Vrと現像装置駆動時に常時トナー濃度を検出しているトナー濃度センサ11の検出結果Vtの差分によってトナー補給量が決定される(SA4)。
上記の検知結果Vpは、トナー付着量基準パターンのトナー付着部の反射光量を検出した値のため、トナー付着量が少ないほど(現像剤中のトナー濃度が低いほど)反射光量が増えて出力が高くなる。本実施形態では、VpとVgの比率がVp/Vg=0.1となるように制御しており、Vp/Vgの値が大きいほどトナー濃度が低いと判断してトナー濃度を高くするようにトナー濃度センサ11のトナー濃度センサ基準値Vrを変更する。
ところで、本実施例の装置において、例えば低画像面積率のコピーを連続して出力したり、少ない1ジョブあたりの平均出力枚数での連続出力が行われたりすると、例えばソフトスペントや一時的な現像剤の流動性の変動により現像能力が低下しトナー付着量基準パターンのトナー付着量が低下してしまう。その結果、トナー濃度が低いと判断されてしまい、トナーを補給する制御が実行されトナー濃度が必要以上に高くなってしまう。そして、ついにはトナー落ちなどの異常画像を引き起こすことが知られている。
以下、実施例に係るトナー濃度の制御について詳細に説明する。図4は第1実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。本実施例において、現像装置4は、出力画像の平均画像面積率Aavgの検知結果(SB1)、もしくは、1ジョブあたりの平均出力枚数Yの結果(SB2)に基づいてトナー濃度制御方法の変更が必要か判定し、トナー濃度制御方法の変更が必要と判定された場合、トナー濃度の制御が変更される。
まず、平均画像面積率Aavgを求める場合について説明する。この場合、最初に出力画像の平均画像面積率Aavgの計算を行い、その結果と予め設定された閾値とを比較してトナー濃度制御の変更が必要か判定を行い(SB3)、変更が必要と判定されたときはトナー濃度制御手段の変更がなされる(SB4)。
まず、コピーされた画像の平均画像面積率Aavgが計算される(SB1)。以下、平均画像面積率Aavgの計算方法について説明する。算出実行タイミングは、時間、通紙枚数など様々な期間を設定することが可能である。コピーされた1枚あたりの画像面積をSiとすると累積画像面積Stは以下の(1)式で算出される。
…(1)式
また、A4換算の平均画像面積率は(2)式で算出される。ここで、NはA4換算の出力枚数であり、A4用紙の面積を623.7[cm]とした。
…(2)式
次に、1ジョブあたりの平均出力枚数Yに基づいてトナー濃度制御方法の変更を行う場合について説明する。この場合、1ジョブあたりの平均出力枚数の計算が行われ(SB2)、その結果と予め設定された閾値とを比較してトナー濃度制御の変更が必要か判定を行い(SB3)、変更が必要と判定されたときはトナー濃度制御手段の変更がなされる(SB4)。
1ジョブあたりの平均出力枚数は以下のように算出される。1ジョブあたりの平均出力枚数は、1ジョブあたりの平均マシン動作時間Yで表す。まず、1ジョブあたりの平均マシン動作時間の計算を行う。1ジョブあたりの平均マシン動作時間は、感光体の駆動時間を用いて算出する。算出実行タイミングは、時間、通紙枚数など様々な期間を設定することが可能である。1回のジョブあたりの平均駆動時間平均マシン動作時間Yは、(3)式によって計算される。
…(3)式
ここで、Tは任意の期間内、つまりn枚コピーが行われたときの累積感光体駆動時間であり、NはnをA4サイズに換算した通紙枚数である。TとNはそれぞれ、(4)式、(5)式で計算される。
…式(4)
…式(5)
ここで、Tiは、コピー1回あたりの感光体駆動時間、Liは各々のコピー用紙の送り方向の長さ、210[mm]はA4短辺方向の長さである。
(2)式で求められた平均画像面積率Aavg、(3)式で求められた1ジョブあたりの平均出力枚数Yの値の計算結果から、トナー付着量基準パターン作成条件の補正が必要かどうか判定を行う。判定方法の例を表1に示す。
平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yの計算結果が、b3≦Aavgかつa2≦Yの条件を満たしたときは補正の必要が無いと判定され、デフォルトの条件でパターン作成が行われる。一方、Aavg<b1かつY<a1の条件を満たしたときは補正の必要あと判定され、パターン作成条件の補正が行われる。
以上のように、本例によれば、出力画像の平均画像面積率の検知結果や1ジョブあたりの平均出力枚数に基づいてトナー付着量基準パターン作成条件を変更することで、現像剤の一時的な特性変化にも対応してトナー濃度を適正に制御することができ、画像品質を安定させ、異常画像の発生を防ぐことができる。
次に第2の実施例について説明する。本例では、前記第1の実施例で示した方法でトナー付着量基準パターン作成条件の補正が必要と判定されたときに、その補正方法がトナー付着量基準パターン作成時の現像ポテンシャルを補正する。図5は第2の実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。
まず、平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yの計算が行われる(SC1、SC2)。本実施例では平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yの値が計算される。そしてパターン作成条件の補正が必要かの判定がされる(SC3)。この判定は、現像ポテンシャルの補正値を判定する表(表2)に基づいて行われる。ここでは、平均画像面積率Aavgと予め定めた閾値a1、a2、a3とが、平均出力枚数Yと予め定めた閾値b1、b2、b3とが比較され、それぞれの場合について所定の補正値を算出する。例えば、Aavg<b1かつY<a1であるとき、現像ポテンシャルの補正値が+30Vと決定される。デフォルトで設定されている現像ポテンシャル値に30Vを加えた値を用いてトナー付着量基準パターンの現像バイアスが決定され(SC4)、その補正後の現像バイアスでトナー付着量基準パターンが作成される(SC7)。そしてトナー付着量基準パターンをフォトセンサで検知し、その検知結果からトナー濃度センサのトナー濃度センサ基準値Vrが決定される(SC8)。このトナー濃度センサ基準値Vrに基づいてトナー補給量が決定される。なお、補正を行わない場合(SC6)には、デフォルト条件でき順パターンが作成される。そして、このトナー濃度センサ基準値Vrを用いてトナー補給量が決定される。表2を以下に示す。
なお、表2の設定値は変更が可能であり、マシンの設置環境や使用時期など様々な環境に対応可能である。
以上のように、本例によれば、画像面積率や1ジョブあたりの平均出力枚数検知結果に基づいてトナー付着量基準パターン作成時の現像バイアス条件を調整することで、現像剤の一時的な特性変化に対応したトナー濃度制御を行うことができ、画像品質を安定させ、異常画像の発生を防ぐことができる。
次に第3の実施例について説明する。本例は、前記第1の実施例でトナー付着量基準パターン作成条件の補正が必要と判定されたときに、トナー付着量基準パターン作成時の露光条件を補正する。図6は第3の実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。
まず、平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yの計算が行われる(SD1、SD2)。そしてパターン作成条件の補正が必要かの判定がされる(SD3)。この判定は、トナー濃度基準値の補正値を判定する表(表3)に基づいて行われる。ここでは、平均画像面積率Aavgと予め定めた閾値a1、a2、a3とが、平均出力枚数Yと予め定めた閾値b1、b2、b3とが比較され、それぞれの場合について所定の補正値を算出する。例えば、Aavg<b1かつY<a1の条件を満たした場合、露光条件の補正値を+8%と決定する。
即ち、この例ではデフォルトで設定されている露光条件に+8%の補正(x1.08)が行われ、その補正後の露光条件でトナー付着量基準パターンが作成される(SD5)。そして、トナー付着量基準パターンをフォトセンサで検知し(SD7)、その検知結果からトナー濃度センサ基準値Vrが決定される(SD8)。なお、補正を行わない場合(SD6)には、デフォルト条件で基準パターンが作成される。このトナー濃度センサ基準値Vrを用いてトナー補給量が決定される。表3を以下に示す。
なお、表3の値は変更が可能であり、マシンの設置環境や使用時期など様々な環境に対応できるようになっている。本例に係る露光条件による補正では、現像バイアスによる手法よりも多様なトナー付着量基準パターンを作成でき、様々な制御方法を実現できるという利点がある。
以上のように、本例によれば、画像面積率や1ジョブあたりの平均出力枚数検知結果に基づいて露光条件を変更することで、現像剤の一時的な特性変化に対応したトナー濃度制御を行うことができ、画像品質を安定させ、異常画像の発生を防ぐことができる。特に露光条件による設定では、現像バイアスによる設定よりも多様なトナー濃度基準パターンを作成することができる。
次に第4の実施例について説明する。本例は、画像面積率と平均出力枚数の検知結果から通常の制御方法で検知されたトナー濃度センサ基準値Vrの補正を行い、その補正されたVrを基にトナー濃度制御を行うものであり。図7は第4の実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。
トナー付着量基準パターンはデフォルトで設定された条件で作成される(SE1)。そして、フォトセンサ検知結果からトナー濃度センサ基準値Vrが決定される(SE2、SE3)。一方、平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yの計算も同時に行われる(SE5、SE6)。そしてこの平均画像面積率Aavgと平均出力枚数Yから補正係数αを表(表4)に基づいて決定する(SE7)。ここでは、平均画像面積率Aavgと予め定めた閾値a1、a2、a3とが、平均出力枚数Yと予め定めた閾値b1、b2、b3とが比較され、それぞれの場合について所定の補正値を算出する。例えば、Aavg<b1かつY<a1を満たす値が算出されとき、補正係数αは1.08とされる。表4を以下に示す。
フォトセンサ検出結果から決定されたVrに対して、以下の(6)式によりVrの補正値が求められる(SE8)。
…(6)式
そして、補正後のトナー濃度センサ基準値Vr’を用いてトナー補給量が決定される(SE9)。なお、表4の設定値は変更が可能であり、マシンの設置環境や使用時期など様々な環境に対応できるようになっている。
以上のように、本例によれば、画像面積率や1ジョブあたりの平均出力枚数検知結果に応じてトナー濃度センサ基準値Vrを補正することで、基準パターン濃度の作成条件を変更せずにトナー濃度制御方法を変更できる。
本発明が適用される画像形成装置の一例の作像部を示す概略構成図である。 実施例に係るトナー濃度制御装置を示すブロック図である。 本発明を適用しない場合におけるトナー濃度制御を示すフローチャートである。 第1実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。 第2実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。 第3実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。 第4実施例に係るトナー濃度の制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 フォトセンサ
7 クリーニング装置
8 除電ランプ
9 攪拌ローラ
10 現像ローラ
11 トナー濃度センサ
21 パターン濃度検出手段
22 面積率検知手段
23 駆動時間検知手段
24 用紙長検知手段
25 パターン補正手段
26 トナー濃度制御手段

Claims (5)

  1. 像担持体上に形成されたトナー付着量基準パターンの濃度を検出するパターン濃度検出手段と、
    前記パターン濃度検出手段の検出結果に基づいてトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段と、
    出力画像の画像面積率を検知する面積率検知手段と、
    感光体駆動時間を検知する駆動時間検知手段と、
    通紙された用紙長を検知する用紙長検知手段と、
    前記トナー濃度制御手段の制御基準値を補正するセンサ基準値補正手段と、
    を備え、
    記パターン濃度検出手段で前記トナー付着量基準パターンの濃度を検出するとともに、
    前記面積率検知手段で検知した平均画像面積率と予め定めた複数の閾値と、前記駆動時間検知手段で検知した感光体駆動時間及び前記用紙長検知手段で通紙された用紙の用紙長検出長に基づいて検知した1ジョブあたりの平均出力枚数と予め定めた複数の閾値との組み合わせに基づいて前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値を算出し、
    前記センサ基準値補正手段で、前記パターン濃度検出手段で検出したトナー付着量基準パターンの濃度に、前記平均画像面積率と予め定めた複数の閾値及び前記用紙長検出長の組み合わせに基づいて予め定めておいた補正係数を乗じて前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値を得て、
    前記センサ基準値補正手段により前記制御基準値を補正して、
    トナー濃度制御を行うことを特徴とするトナー濃度制御装置。
  2. 前記平均画像面積率の複数の閾値の設定値を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載のトナー濃度制御装置。
  3. 前記平均出力枚数と予め定めた複数の閾値の設定値を変更可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー濃度制御装置。
  4. 前記トナー付着量基準パターンの濃度の補正値変更可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトナー濃度制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか記載のトナー濃度制御装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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