JPH09134067A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09134067A
JPH09134067A JP28988295A JP28988295A JPH09134067A JP H09134067 A JPH09134067 A JP H09134067A JP 28988295 A JP28988295 A JP 28988295A JP 28988295 A JP28988295 A JP 28988295A JP H09134067 A JPH09134067 A JP H09134067A
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JP
Japan
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toner
developer
paper
density
reference value
Prior art date
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Application number
JP28988295A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Kato
光寿 加藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09134067A publication Critical patent/JPH09134067A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像剤に含まれるトナーの濃度を一定に維持で
きるトナーリサイクル機構を備えた画像形成装置を提供
すること。 【解決手段】トナーとキャリアとを含む現像剤の特性の
変化を基にして、この現像剤へのトナーの補給を制御す
ることで、この現像剤に含まれるトナーの濃度を制御す
るにあたり、この現像剤に不純物が混入して前記特性が
変化する場合でもトナーの濃度が制御できるように、こ
の現像剤に不純物が混入したときの特性の変化を基に作
成されるトナーの濃度を制御するための補正データを保
持し;前記現像剤に不純物が混入したときに、前記補正
データを基にしてこの現像剤の特性の変化からこの現像
剤に含まれるトナーの濃度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナーリサイク
ル機構を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナーとキャリアから成る現像
剤が用いられる2成分電子写真方式の画像形成装置で
は、画像品質を維持する目的で、トナーとキャリアの混
合比を一定とするために磁気センサを用いたトナー比濃
度コントロール機構が広く用いられている。
【0003】また、近年コピーコストの低減を目的とし
て、感光体上の残留トナーをクリーニング装置により回
収し、この回収されたトナーを再び補給トナーとして用
いるトナーリサイクル機構を備えた電子写真方式の画像
形成装置が一般化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記説明し
たようなトナー比濃度コントロール機構を用いた電子写
真方式の画像形成装置において、トナーリサイクル機構
を設け通紙を重ねると、回収トナー中に混入した紙填料
が現像剤中に蓄積し現像剤特性を変化させてしまう。こ
のため、磁気センサによる正常なトナー比濃度コントロ
ールが阻害され、地カブリまたはトナー飛散などの画像
品質の劣化の問題が発生する場合があった。この発明の
目的は、現像剤に含まれるトナーの濃度を一定に維持で
きるトナーリサイクル機構を備えた画像形成装置を提供
すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手段と;前
記像担持体に形成された静電潜像へトナーとキャリアと
を含む現像剤にてトナー像を形成する現像手段と;前記
現像手段にて形成されたトナー像を被転写媒体に転写す
る転写手段と;前記転写手段の転写動作後、前記像担持
体の表面から残留物を除去するクリーニング手段と;前
記クリーニング手段により回収されたトナーを前記現像
手段に補給するトナーリサイクル手段と;前記現像剤の
特性から得られる基準値を記憶する記憶手段と;前記基
準値を所定のタイミングで変化させ、この変化された基
準値と前記現像手段内の現像剤の特性から得られる値と
を比較することによりこの現像剤に含まれるトナーの濃
度値を検知する検知手段と;前記検知された濃度値を基
にして必要に応じて前記現像剤にトナーを補給してトナ
ーの濃度を制御する濃度制御手段とを備えている。
【0006】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成する潜像形成手段と;前記像担持体に形成
された静電潜像へトナーとキャリアとを含む現像剤にて
トナー像を形成する現像手段と;前記現像手段にて形成
されたトナー像を被転写媒体に転写する転写手段と;前
記転写手段の転写動作後、前記像担持体の表面から残留
物を除去するクリーニング手段と;前記クリーニング手
段により回収されたトナーを前記現像手段に補給するト
ナーリサイクル手段と;前記現像剤に含まれるトナーの
濃度が所定濃度のときにこの現像剤の特性から得られる
基準値、および被転写媒体の搬送枚数に応じてこの被転
写媒体から出る不純物が前記現像剤に混入したときの現
像剤の特性から得られる前記基準値の補正データを記憶
する記憶手段と;前記被転写媒体の搬送枚数をカウント
するカウント手段と;前記現像剤に含まれるトナーの濃
度の誤検知を防止するために、前記被転写媒体の搬送枚
数のカウント値に応じて前記補正データを基にして前記
基準値を変化させ、この変化された基準値と被転写媒体
搬送後の現像剤の特性から得られる値とを比較すること
によりこの被転写媒体搬送後の現像剤に含まれるトナー
の濃度値を検知する検知手段と;前記検知された濃度値
を基にして必要に応じて前記被転写媒体搬送後の現像剤
にトナーを補給してトナーの濃度を制御する濃度制御手
段とを備えている。
【0007】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成する潜像形成手段と;前記像担持体に形成
された静電潜像へトナーとキャリアとを含む現像剤にて
トナー像を形成する現像手段と;前記現像手段にて形成
されたトナー像を用紙に転写する転写手段と;前記転写
手段の転写動作後、前記像担持体の表面から残留物を除
去するクリーニング手段と;前記クリーニング手段によ
り回収されたトナーを前記現像手段に補給するトナーリ
サイクル手段と;前記現像剤に含まれるトナーの濃度が
所定濃度のときにこの現像剤の特性から得られる基準
値、および特定サイズの用紙の通紙枚数に応じてこの用
紙から出る不純物が前記現像剤に混入したときの現像剤
の特性から得られる前記基準値の補正データを記憶する
記憶手段と;前記特定サイズの用紙の周長を基準とし
て、通紙される用紙の周長と前記特定サイズの用紙の周
長との比率から、通紙される用紙を前記特定サイズの用
紙に換算してカウントするカウント手段と;前記現像剤
に含まれるトナーの濃度の誤検知を防止するために、前
記用紙の通紙枚数のカウント値に応じて前記補正データ
を基にして前記基準値を変化させ、この変化された基準
値と通紙後の現像剤の特性から得られる値とを比較する
ことによりこの通紙後の現像剤に含まれるトナーの濃度
値を検知する検知手段と;前記検知された濃度値を基に
して必要に応じて前記通紙後の現像剤にトナーを補給し
てトナーの濃度を制御する濃度制御手段とを備えてい
る。
【0008】この発明の画像形成装置は、像担持体に静
電潜像を形成する潜像形成手段と;前記像担持体に形成
された静電潜像へトナーとキャリアとを含む現像剤にて
トナー像を形成する現像手段と;前記現像手段にて形成
されたトナー像を用紙に転写する転写手段と;前記転写
手段の転写動作後、前記像担持体の表面から残留物を除
去するクリーニング手段と;前記クリーニング手段によ
り回収されたトナーを前記現像手段に補給するトナーリ
サイクル手段と;前記現像剤に含まれるトナーの濃度が
所定濃度のときにこの現像剤の特性から得られる基準
値、特定サイズの用紙の第1の通紙枚数でこれら用紙か
ら出る不純物が前記現像剤に混入したときの現像剤の特
性の変化を基にして得られる前記基準値の第1の補正デ
ータ、および特定サイズの用紙の第2の通紙枚数でこれ
ら用紙から出る不純物が前記現像剤に混入したときの現
像剤の特性の変化を基にして得られる前記基準値の第2
の補正データを記憶する記憶手段と;前記特定サイズの
用紙の周長を基準として、通紙される用紙の周長と前記
特定サイズの用紙の周長との比率から、通紙される用紙
を前記特定サイズの用紙に換算してカウントするカウン
ト手段と;現像剤に含まれるトナーの濃度の誤検知を防
止するために、前記カウントされた用紙の通紙枚数が前
記第1の通紙枚数以上前記第2の通紙枚数未満のときに
は前記第1の補正データを基にして前記基準値を変化さ
せ、前記カウントされた用紙の通紙枚数が前記第2の通
紙枚数以上のときには前記第2の補正データを基にして
前記基準値を変化させ、この変化された基準値と通紙後
の現像剤の特性から得られる値とを比較することにより
この通紙後の現像剤に含まれるトナーの濃度値を検知す
る検知手段と;前記検知された濃度値を基にして必要に
応じて前記通紙後の現像剤にトナーを補給してトナーの
濃度を制御する濃度制御手段とを備えている。
【0009】この発明の濃度制御方法は、トナーとキャ
リアとを含む現像剤の中のトナーの濃度が所定濃度のと
きにこの現像剤の特性から得られる基準値を保持し;前
記基準値を所定のタイミングで変化させ;前記変化され
た基準値と現像剤の特性から得られる値とを比較するこ
とによりこの現像剤に含まれるトナーの濃度値を検知
し;前記検出されたトナーの濃度値を基に必要に応じて
前記現像剤にトナーを補給して前記現像剤の中のトナー
の濃度を制御する。
【0010】この発明の濃度制御方法は、トナーとキャ
リアとを含む現像剤の中のトナーの濃度が所定濃度のと
きにこの現像剤の特性から得られる基準値、および被転
写媒体の搬送枚数に応じてこれら被転写媒体から出る不
純物が前記現像剤に混入したときの現像剤の特性から得
られる前記基準値の補正データを保持し;前記被転写媒
体の搬送枚数をカウントし;前記被転写媒体の搬送枚数
のカウント値に応じて前記補正データを基にして前記基
準値を変化させ;前記変化された基準値と被転写媒体搬
送後の現像剤の特性から得られる値とを比較することに
よりこの被転写媒体搬送後の現像剤に含まれるトナーの
濃度値を検知し;前記検知された濃度値を基にして必要
に応じて前記被転写媒体搬送後の現像剤にトナーを補給
してトナーの濃度を制御する。
【0011】この発明の濃度制御方法は、トナーとキャ
リアとを含む現像剤の中のトナーの濃度が所定濃度のと
きにこの現像剤の特性から得られる基準値、および特定
サイズの用紙の通紙枚数に応じてこれら用紙から出る不
純物が前記現像剤に混入したときの現像剤の特性の変化
から得られる前記基準値の補正データを保持し;前記特
定サイズの用紙の周長を基準として、通紙される用紙の
周長と前記特定サイズの用紙の周長との比率から、通紙
される用紙を前記特定サイズの用紙に換算してカウント
し;前記用紙の通紙枚数のカウント値に応じて前記補正
データを基にして前記基準値を変化させ;前記変化され
た基準値と通紙後の現像剤の特性から得られる値とを比
較することによりこの通紙後の現像剤に含まれるトナー
の濃度値を検知し;前記検知された濃度値を基にして必
要に応じて前記通紙後の現像剤にトナーを補給してトナ
ーの濃度を制御する。
【0012】この発明の濃度制御方法は、トナーとキャ
リアとを含む現像剤の中のトナーの濃度が所定濃度のと
きにこの現像剤の特性から得られる基準値、特定サイズ
の用紙の第1の通紙枚数でこれら用紙から出る不純物が
前記現像剤に混入したときの現像剤の特性の変化を基に
して得られる前記基準値の第1の補正データ、および特
定サイズの用紙の第2の通紙枚数でこれら用紙から出る
不純物が前記現像剤に混入したときの現像剤の特性の変
化を基にして得られる前記基準値の第2の補正データを
保持し;前記特定サイズの用紙の周長を基準として、通
紙される用紙の周長と前記特定サイズの用紙の周長との
比率から、通紙される用紙を前記特定サイズの用紙に換
算してカウントし;前記カウントされた用紙の通紙枚数
が前記第1の通紙枚数以上前記第2の通紙枚数未満のと
きには前記第1の補正データを基にして前記基準値を変
化させ、前記カウントされた用紙の通紙枚数が前記第2
の通紙枚数以上のときには前記第2の補正データを基に
して前記基準値を変化させ;前記変化された基準値と通
紙後の現像剤の特性から得られる値とを比較することに
よりこの通紙後の現像剤に含まれるトナーの濃度を検知
し;前記検知された濃度値を基にして必要に応じて前記
通紙後の現像剤にトナーを補給してトナーの濃度を制御
する。
【0013】上記手段を講じた結果、以下のような作用
が生じる。 (1)トナーリサイクル手段により回収されるトナーに
含まれた不純物により現像剤の特性が変化したときで
も、現像剤の特性変化時における濃度制御のための補正
データを予め作成し記憶しているので、この補正データ
に基づき濃度制御を行うことにより正常な濃度制御がで
きる。
【0014】(2)通紙される用紙から出る不純物がト
ナーリサイクル手段により回収されるトナーに混入し現
像剤の特性が変化したときでも、通紙枚数別の現像剤の
特性変化時における濃度制御のための補正データを予め
作成し記憶しているので、通紙枚数をカウントするとと
もに、このカウントされた通紙枚数に応じた補正データ
に基づき濃度制御を行うことにより正確な濃度制御がで
きる。
【0015】(3)通紙される用紙から出る不純物がト
ナーリサイクル手段により回収されるトナーに混入し現
像剤の特性が変化したときでも、特定サイズの用紙の通
紙枚数別の現像剤の特性変化時における濃度制御のため
の補正データを予め作成し記憶しているので、前記特定
サイズの用紙の周長を基準として、通紙される用紙の周
長と前記特定サイズの用紙の周長との比率から、通紙さ
れる用紙を特定サイズの用紙に換算してカウントすると
ともに、このカウントされた通紙枚数に応じた補正デー
タに基づき濃度制御を行うことにより極めて正確な濃度
制御ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の
内部構造を概略的に示す図である。
【0017】複写機本体1の上部には、図示しない原稿
カバーを兼ねた自動原稿送り装置(ADF:Auto
Document feeder)が開閉自在に設けら
れている。複写機本体1の上面前部には、コピー条件並
びにコピー開始を指示するための各種操作キーおよび各
種表示器等を備えた後述する操作パネルが設けられてい
る。
【0018】複写機本体1の右側部には、小容量の被転
写媒体としての用紙が収納できる小容量給紙カセット4
と、大容量の用紙が収納できる大容量給紙カセット5と
がそれぞれ着脱自在に設けられている。尚、小容量給紙
カセット4は、用紙を手差しで供給するための手差し給
紙台7を備えている。複写機本体1の左側部には、コピ
ー済み用紙を排出する排紙トレイ8が設けられている。
【0019】複写機本体1内には、帯電、露光、現像、
転写、定着、清掃等の画像形成プロセスによって画像を
形成するプリンタ部11が設けられている。プリンタ部
11は、複写機本体1内のほぼ中央部に回転自在に軸支
された像担持体としての感光体ドラム12を有する。
【0020】感光体ドラム12の周囲には、帯電用帯電
器13と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像の
消去などを行なうためのLEDアレイ14と、トナーお
よびキャリヤからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラ
シ式の現像装置15と、転写用帯電器16と、剥離用帯
電器17と、除電装置18と、クリーニング装置19と
が順に配置されている。感光体ドラム12は、時計廻り
方向に回転して、その表面が帯電用帯電器13によって
一様に帯電されるようになっている。
【0021】複写機本体1の上面には、透明ガラスなど
からなる原稿台20が設けられている。この原稿台20
上には、上記説明した自動原稿送り装置が開閉自在に設
けられている。
【0022】原稿台20の下方部位には、スキャナ部2
6(光学系)が配設されている。スキャナ部26は、リ
フレクタ27によって背部を囲撓された露光ランプ28
と、反射ミラー29、30、31と、レンズ32と、C
CDセンサ33と、その他の光学系とで構成されてい
る。また、リフレクタ27、露光ランプ28、および反
射ミラー29はキャリッジ100に、ミラー30および
31はキャリッジ101に各々搭載されている。
【0023】原稿台20上に載置された原稿(図示せ
ず)の画像は、スキャナ部26によって光学的に走査さ
れ、原稿の画像からの反射光が光電変換素子としてのC
CDセンサ33によって光電変換されて画像情報が画像
信号に変換され、この画像信号が図示しない半導体レー
ザを有するレーザ光学ユニット10から出力され、プリ
ンタ部11の感光体ドラム12が露光され、感光体ドラ
ム12上に静電潜像が形成されるようになっている。感
光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像装置1
5によって供給される現像剤の磁気ブラシ中の現像剤と
してのトナーにより現像されて、トナー像化される。
【0024】複写機本体1の右側部には、小容量給紙カ
セット4および大容量給紙カセット5がそれぞれ着脱自
在に設けられていて、これら小容量給紙カセット4およ
び大容量給紙カセット5から、選択的にピックアップロ
ーラ36および37と、給紙ローラ38および39とを
介して用紙が1枚ずつ取出されるようになっている。
【0025】なお、給紙カセットと複写機本体1との接
続部120における接続状態により、給紙カセットの種
類、即ち用紙サイズの種類が識別できるようになってい
る。例えば、複写機本体1側の接続部120には複数の
凹部が設けられており、給紙カセット側の接続部には給
紙カセットの種類に応じて複数の凸部(ピン)が設けら
れている。そして、複写機側のどの凹部に給紙カセット
側の凸部がはめ込まれたかにより、給紙カセットの種類
が識別される。つまり、用紙サイズが識別されることに
なる。
【0026】給紙カセット4または5から取出された用
紙は、レジストローラ対51に導かれる。このレジスト
ローラ対51に導かれた用紙は、感光体ドラム12に対
向配置された転写用帯電器16との間へ案内されつつ搬
送され、転写用帯電器16によって感光体ドラム12上
のトナー像が用紙上に転写されるようになっている。
【0027】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器17によって感光体ドラム12上から剥離さ
れて、搬送ベルト52を介してヒートローラ110およ
びプレスローラ111により定着装置53へ取り込ま
れ、この定着装置53によってトナー像が用紙上に溶融
定着される。
【0028】定着後の用紙は、定着装置53から排出さ
れ、定着装置53の下流側に設けられたゲート54の切
換えにより、そのまま排紙ローラ対55を介して複写機
本体1の外部に設けられた排紙トレイ8上に排出され
る。または、複写機本体1内の底部に設けられた自動両
面装置(ADD:Auto Duplexing De
vice)56に導かれるようになっている。
【0029】この自動両面装置56に導かれた片面コピ
ー済の用紙は、反転搬送路57で搬送されながら、スイ
ッチバックされて、反転搬送路57の下部に形成された
用紙収納部58に一時集積された後、取り出しローラ5
9にて下から順に一枚づつ取り出される。
【0030】用紙収納部58から取り出しローラ59に
て取り出された用紙は、取り出しローラ対60および6
1、レジストローラ対51を介して再び感光体ドラム1
2と転写用帯電器16との間へ搬送される。このとき、
搬送される用紙は、まだコピーされていない面が感光体
ドラム12に接触するように搬送される。つまり、片面
コピー済みの用紙が自動両面装置56を経由すると、用
紙が反転され両面コピーが可能となる。
【0031】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置18によって掻き取られる。この掻き取られた使
用済みのトナーはトナーリサイクル機構200によりト
ナーホッパ202に回収され、再び補給トナーとして使
用される。クリーニング装置18によってクリーニング
された感光体ドラム12の表面は、除電装置19によっ
て一定の電位レベル以下に除電される。これによりその
後のコピー動作が可能となる。
【0032】トナーホッパ202に回収されたトナー
は、このトナーホッパ202の下部に設けられたローラ
204が回転することにより、現像装置15に流入され
る。トナーホッパ206は、ユーザにより補給されるト
ナーが蓄えられるものであり、このトナーホッパ206
の下部に設けられたローラ208が回転することによ
り、トナーホッパ208に蓄えられているトナーが現像
装置15に流入される。ローラ204およびローラ20
8は、トナーモータ210から生じる動力により回転駆
動される。トナーモータ210の駆動は後述する濃度制
御CPUにより制御される。
【0033】現像装置15は、この現像装置15の中に
蓄えられる現像剤を攪拌帯電させるミキサ212と、感
光体ドラム12上に形成される静電潜像に現像剤を供給
する現像ローラ214と、後述するコントロール電圧信
号に基づく現像剤の透磁率をトナー濃度電圧として検出
するトナーセンサ228などで構成されている。
【0034】ここで、現像装置15の中に蓄えられてい
る現像剤中のトナー比濃度を制御する濃度制御部220
について説明する。濃度制御部220は、現像剤中のト
ナー比濃度を一定化するための制御を行う濃度制御CP
U222と、コピー枚数をカウントするカウンタ224
と、濃度制御のための補正値を記憶する補正値記憶部2
26などで構成される。
【0035】濃度制御CPU222による濃度制御は、
トナーセンサ228から出力されるトナー濃度信号に基
づき必要に応じて現像剤中にトナーを補給するための制
御がなされる。つまり、トナー濃度信号により現像剤中
のトナー比濃度が少ないと判断された場合には、トナー
モータ210を駆動する駆動信号が出力され、トナーが
現像剤に補給される。
【0036】カウンタ224によるコピー枚数のカウン
トは、給紙される用紙の周長を基に所定サイズに換算し
てカウントされる。例えば、A4サイズを基準とした場
合、A4サイズはそのままカウントされ、A4サイズの
周長に対して1.5倍の周長を持つ用紙は1.5枚とし
てカウントされ、A4サイズの周長に対して0.7倍の
周長を持つ用紙は0.7枚としてカウントされる。これ
は、現像剤の特性、即ち現像剤の透磁率を変化させる紙
紛が用紙の表面よりも、用紙のカットされた端部から多
く発生するためである(詳しくは後述する)。
【0037】補正値記憶部には、用紙のカウント数に応
じて予め設定される後述するコントロール電圧信号の補
正値が記憶される(詳しくは後述する)。次に、濃度制
御部220による現像剤中のトナー比濃度制御について
説明する。
【0038】まず、トナーセンサ228の基準電圧値が
設定される。これは、複写機の開梱時または現像剤交換
時(つまり現像装置15の交換)になされるものであ
る。濃度制御CPU222からD/Aコンバータ230
を介して出力されるコントロール電圧信号により、例え
ばトナーセンサ228の出力値が1.9〜2.1Vにな
るように設定される。
【0039】コピー動作によりトナーが消費されトナー
比濃度が低下すると、現像剤の透磁率が変化しトナーセ
ンサ228から出力されるトナー濃度信号が変化する。
この変化したトナー濃度信号を受けた濃度制御CPU2
20によりトナーモータ210が駆動される。つまり、
トナーホッパ202または206から現像装置15に対
してトナーが補給されることになる。これにより現像装
置15の中の現像剤中のトナー比濃度が一定に保たれ
る。
【0040】トナー比濃度の低下が検知され、トナーモ
ータ210が駆動されてもトナー比濃度が所定値に回復
しないときには、トナーホッパ202または206にト
ナーがないものと判断し、後述する操作パネル中に設け
られた表示部156aにトナーエンプティが表示され
る。
【0041】ここで、トナーセンサ228の回路の一例
を図2に示す。トナーセンサ228は、現像剤中に埋め
込まれ磁気回路240を構成する駆動券線242と、現
像剤の磁気抵抗の変化を磁気回路240を通して受信す
る検出券線244と、検出券線244から出力される高
周波出力をDC信号、即ちトナーセンサ228の出力に
変換するDC変換回路246などから成る。
【0042】現像剤中のトナー濃度が低いとき、即ち現
像剤中のトナーが少ないときには、現像剤の磁気抵抗が
小さくなり、検出券線244の検出出力が大きくなり、
トナーセンサ228の出力が大きくなる。逆に、現像剤
中のトナー濃度が高いとき、即ち現像剤中のトナーが多
いときには、現像剤の磁気抵抗が大きくなり、検出券線
244の検出出力が小さくなり、トナーセンサ228の
出力が小さくなる。つまり、このようなトナーセンサ2
28の出力変化を検知することにより、現像剤中のトナ
ー比濃度を検知することができる。
【0043】図3は、図1のデジタル複写機の電気的接
続および制御のための信号の流れを概略的に示すブロッ
ク図である。図3によれば、デジタル複写機は主とし
て、主制御部130内のメインCPU132と、操作パ
ネル150内のパネルCPUと152と、スキャナ部2
6のスキャナCPU162と、プリンタ部11のプリン
タCPU182の4つのCPUで構成される。
【0044】操作パネル150全体を制御するパネルC
PU152には、複写開始を指示するプリントキー15
4と、デジタル複写機における画像出力のための条件、
例えば、複写あるいは印字枚数および倍率、あるいは、
部分複写の指定やその領域の座標を入力するための、例
えば、複数の押しボタンスイッチあるいはカラーブラウ
ン管あるいは液晶の画面上に透明なタッチセンサパネル
が設けられている入力装置156と、複写枚数および複
写倍率の設定に利用されるテンキー158などが接続さ
れている。
【0045】入力装置156は、デジタル複写機に関す
る操作手順あるいは入力すべき条件に応じて配置され、
例えば、絵記号、数字、文字あるいは文字列がなどが表
示されている複数の入力キーとしてのタッチセンサを有
している。たとえば、登録モードキー、ソートキーとな
っている。また、入力装置156は、操作案内等や入力
内容が表示される表示部156aを有している。
【0046】表示部156aでは、複写枚数、複写倍
率、コピー可、ソート時のメモリ容量、このメモリ容量
に対応する読取り可能な原稿枚数(目安)、および上記
説明したトナーエンプティ等が表示されるようになって
いる。
【0047】主制御部130全体を制御するメインCP
U132には、ROM134と、RAM136と、NV
M138と、共有RAM140と、画像処理装置142
と、ページメモリ制御装置144を介してページメモリ
146などが接続されている。
【0048】ROM134は制御プログラムが記憶され
ているものであり、RAM136は一時的にデータを記
憶するものである。NVM(持久ランダムアクセスメモ
リ:nonvolatile RAM)138は、バッ
テリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメ
モリであり、停電が起こってもNVM138上のデータ
は消失されないようになっている。
【0049】共有RAM140は、メインCPU132
とプリンタCPU182との間で、双方向通信を行うた
めに用いるものであり、メインCPU132は動作指示
をだし、プリンタCPU182は状態ステータスを返す
ようになっている。プリンタCPU182とスキャナC
PU162はシリアル通信を行い、プリンタCPU18
2は動作指示をだし、スキャナCPU162は状態ステ
ータスを返すようになっている。
【0050】画像処理装置142は、トリミング、マス
キング等の画像の処理を行うものであり、たとえば画像
の圧縮あるいは伸長を行う圧縮伸長回路142aを有し
ている。ページメモリ制御装置144は、ページメモリ
146に画像データを記憶したり、読出したりするもの
である。ページメモリ146は、複数ページ分の画像デ
ータを記憶できる領域を有し、スキャナ部26からの画
像データを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能
に形成されている。
【0051】スキャナ部26全体を制御するスキャナC
PU162には、制御プログラム等が記憶されているR
OM164と、データ記憶用のRAM166と、CCD
センサ33を駆動するCCDドライバ168と、キャリ
ッジ100およびキャリッジ101等を移動するモータ
の回転を制御するスキャンモータドライバ170と、画
像補正装置172などが接続されている。
【0052】画像補正装置172は、CCDセンサ33
からのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換回路とCCDセンサ33のばらつき、あるいは周囲
の温度変化などに起因するCCDセンサ334からの出
力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正する
ためのシェーディング補正回路と、シェーディング補正
回路からのシェーディング補正されたディジタル信号を
一旦記憶するラインメモリなどで構成されている。
【0053】プリンタ部6全体を制御するプリンタCP
U182には、制御プログラム等が記憶されているRO
M184と、データ記憶用のRAM186と、感光体ド
ラム12を露光するためのレーザを発する図示しない半
導体レーザによる発光をオン/オフするレーザドライバ
188と、上記半導体レーザなどを有するレーザ光学ユ
ニット10内の図示しないポリゴンモータの回転を制御
するポリゴンモータドライバ190と、用紙の搬送を制
御する紙搬送装置192と、帯電用帯電器13、現像装
置15、転写用帯電器16を用いて帯電、現像、転写を
行う現像プロセス装置194と、定着装置53を制御す
る定着制御部196と、オプション装置198と、図1
において説明した濃度制御部220などが接続されてい
る。
【0054】また、画像処理装置142、ページメモリ
146、画像補正装置172、レーザドライバ188
は、画像データバス199によって接続されている。次
に、上記説明したデジタル複写機の通常モードの処理に
ついて説明する。
【0055】原稿(あるいは書類)等の複写対象物が原
稿台20に載置され、操作パネル150を介して複写条
件が入力され、プリントキー154がオンされること
で、原稿に記録されている画像情報が読み取られる。
【0056】すなわち、ランプドライバ(図示しない)
を介して露光ランプ28が点灯され、スキャンモータド
ライバ170によって駆動されたモータの回転にともな
って露光ランプ28、キャリッジ100およびキャリッ
ジ101が原稿台20に沿って移動され、原稿からの反
射光(すなわち画像情報)が順次CCDセンサ33へ導
かれる。
【0057】このCCDセンサ33へ導かれた反射光
は、CCDドライバ168によって付勢されている状態
のCCDセンサ33を介してCCDセンサ33の分解能
に応じた画素単位でアナログ信号に変換される。このC
CDセンサ33からのアナログ信号は、画像補正装置1
72に供給される。
【0058】画像補正装置172は、CCDセンサ33
からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、このデジ
タル信号をCCDセンサ33のばらつきあるいは周囲の
温度変化などに起因するCCDセンサ33からの出力信
号に対するスレッショルドレベルの変動をシェーディン
グ補正し、この補正されたデジタル信号を一旦収容した
後、ページメモリ146に転送される。
【0059】この画像補正装置172に収容されたデジ
タル信号すなわち画像データは、メインCPU132に
よる制御に応じて、1ページ分の情報ごとに、CCDセ
ンサ33の分解能に応じて規定される画素単位でページ
メモリ146に記憶される。
【0060】ページメモリ146に記憶された画像情報
信号は、メインCPU132による制御に応じて画像処
理装置142に読み出され、例えば、フィルタリング、
トリミング、マスキング、鏡像、斜体、拡大、縮小、エ
ッジ強調あるいは文字特定などの処理が加えられたの
ち、印字信号に変換される。この印字信号は、プリンタ
CPU182を経由してレーザドライバ188に画素単
位で出力される。このレーザドライバ188に出力され
た画像信号により、駆動されているレーザ光学ユニット
10から出力されるレーザビームを画素単位にオン/オ
フさせる。
【0061】一方、プリンタ部11では、プリントキー
154がオンされた時点で、メインCPU132による
制御に応じて図示しないモータが付勢され、感光体ドラ
ム12が回転される。この感光体ドラム12には、同時
に、現像プロセス装置194を介して付勢される帯電用
帯電器13から所望の電荷が供給される。また、紙搬送
機構192を介して付勢されるソレノイドあるいはクラ
ッチなどを介してカセット等から被記録材すなわち複写
用紙が給送される。
【0062】所望の電荷が供給された感光体ドラム12
の表面にレーザドライバ188を介してオン/オフされ
たレーザビームが照射されることで、感光体ドラム12
に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置1
5を介して供給されるトナーによって可視化され、転写
用帯電器16を介して複写用紙にトナー像として転写さ
れる。
【0063】複写用紙に転写されたトナー像は、搬送ベ
ルト52を介して定着装置53へ搬送され、およそ20
0度に制御される定着装置53を介して用紙に固着され
る。このトナー像が固着された上記複写用紙は排出トレ
イ8に排出される。
【0064】以下、トナーのリサイクルについて説明す
る。この実施の形態では現像剤として、スチレンアクリ
ル系樹脂をベースとしてカーボン・CCA・ワックス・
シリカなどを分散させた負帯電性トナーと、フェライト
キャリア表面をシリコン系樹脂でコートしたキャリアが
用いられるものとする。
【0065】トナーリサイクル機構200により回収さ
れるトナーには、不純物、即ち主に用紙のカットされた
端部からでる紙填料が混入する。図4は、紙の填料とし
て一般的に用いられているタルク、カオリン、炭酸カル
シウムが現像剤に混入した場合に、トナーセンサ228
から出力されるトナー比濃度電圧信号の特性変化を表す
図である。
【0066】この図4は、縦軸がトナー比濃度電圧信号
出力を示し、横軸が填料の混入量を示すものである。さ
らに、この図4のグラフは上からタルク(T)、炭酸カ
ルシウム(C)、カオリン(K)を示す。この図4によ
り、3種の填料において填料の混入量が増加すると、そ
れぞれトナー比濃度電圧信号の出力が高出力にシフトす
ることが分かる。
【0067】つまり、填料の混入量が増加すると、トナ
ーセンサ228から出力されるトナー比濃度電圧信号が
正常に出力されなくなるため、濃度制御部220による
現像剤中のトナー比濃度を正常に制御できなくなる。
【0068】次に、通紙枚数と現像剤中に混入する填料
の重量との関係を図5に示す。この図5は、縦軸が現像
剤中に含まれる填料の重量を示し、横軸が通紙枚数を示
すものである。この図5により、A4サイズの用紙およ
びA3サイズの用紙ともに通紙枚数の増加にともない現
像剤中に混入される填料の重量が増加することが分か
る。
【0069】一般に、通紙を行った時の紙紛の発生は、
用紙表面よりも用紙のカットされた端部からの発生が多
いことが知られている。この図5からも、通紙するサイ
ズによる紙紛量は用紙サイズによる面積ではなく用紙の
周長に比例することが分かる。つまり、トナー比濃度制
御時の用紙カウントは用紙の周長を基準としたカウント
をする必要がある。この実施の形態では上記説明したよ
うにA4サイズの周長に換算した通紙枚数がカウントさ
れるものとする。
【0070】以上の結果により通紙枚数とトナー比濃度
信号の変動との関係から、濃度制御CPU222からト
ナーセンサ228へ出力されるコントロール電圧値の補
正データと、このコントロール電圧値の補正を行う通紙
枚数とが補正値記憶部226に記憶される。
【0071】図6は、補正値記憶部に記憶される補正デ
ータテーブルの一例を示す図である。この図6に示す補
正データテーブルによれば、カウンタ224によるカウ
ント数、つまりA4サイズの周長に換算された用紙のカ
ウント数が40000を越えるとコントロール電圧値が
基準電圧値(開梱時などに設定される値、詳しくは上記
説明)より0.24V下げられる。さらに、用紙のカウ
ント数が80000枚を越えるとコントロール電圧値が
基準電圧値より0.48V下げられる。
【0072】この実施の形態では、1種類の補正テーブ
ルを設けこの補正テーブルにより補正が行われる場合に
ついて説明したが、トナーおよびキャリアの材質と填料
との組み合わせにより異なる変動が生じる場合には、填
料ごとの複数の補正テーブルを用意し使用される用紙に
含まれる填料によって選択し使用する必要がある。
【0073】図7は、図6に示す補正テーブルにより補
正を行った場合と補正を行わなかった場合の通紙枚数に
対するトナー比濃度を示す図である。補正が行われない
場合には、約40000枚の通紙でトナー比濃度設定範
囲を越え、約80000枚の通紙で地カブリおよびトナ
ー飛散などの画像品質が劣化するような問題が生じた。
【0074】これに対し、補正が行われた場合には、現
像剤寿命の100000枚の通紙まで良好なトナー比濃
度制御ができ、良好な画像が得られた。次に図8のフロ
ーチャートによりコントロール電圧補正のについて説明
する。
【0075】このフローチャートで説明するデジタル複
写機の補正値記憶部226には、図6で示したような補
正テーブルが予め記憶されているものとする。まず、電
源が投じられる(ST12)。そして、原稿が原稿台2
0に載置され、この載置された原稿のサイズおよびこの
ときの複写倍率に対応した用紙サイズのカセットが選択
される。このとき、通紙される用紙サイズが検知された
ことになる(ST14)。
【0076】コピーが開始されると(ST16)、通紙
される用紙がカウンタ224によりカウントされ、カウ
ント値が加算される。このときの通紙される用紙が所定
サイズ、例えばA4サイズの用紙であるときには(ST
18、YES)、そのままカウントされ(ST20)、
カウント値が加算サイズが検知される(ST22)。
【0077】通紙される用紙のサイズが所定のサイズ、
例えばA4サイズでないとき(ST18、NO)、通紙
される用紙がA4サイズの周長に換算されてカウントさ
れる(ST22)。
【0078】加算されたカウント値が40000未満で
あるときには(ST26、YES)、コントロール基準
電圧値の補正は行われない。つまり、初期設定値のコン
トロール電圧信号により現像剤中のトナー比濃度が制御
され、この現像剤によりコピーが実行される(ST2
8)。
【0079】加算されたカウント値が40000以上8
0000未満のときには(ST30、YES)、コント
ロール基準電圧は初期設定値に対して−0.24V補正
される(ST32)。そしてこの補正されたコントロー
ル電圧信号により現像剤中のトナー比濃度が制御され、
この現像剤によりコピーが実行される(ST28)。そ
のままコピーが実行される。
【0080】加算されたカウント値が80000以上の
ときには(ST34、YES)、コントロール基準電圧
は初期設定値に対して−0.48V補正される(ST3
6)。そしてこの補正されたコントロール電圧信号によ
り現像剤中のトナー比濃度が制御され、この現像剤によ
りコピーが実行される(ST28)。
【0081】この後、さらにコピーが実行される場合に
は(ST38、NO)、ST14以降の処理が実行され
る。なお、この発明の実施の形態では、画像形成装置と
して複写機について説明したが、この発明の画像形成装
置はこれに限定されるものではなく、例えば、プリンタ
のトナーリサイクル機構にも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】この発明によれば下記のような画像形成
装置を提供できる。 (1)トナーリサイクル機構200およびトナーホッパ
202により回収されるトナーに含まれた不純物により
現像装置15の中の現像剤の特性が変化したときでも、
現像剤の特性変化時における濃度制御のための補正デー
タを予め作成し補正値記憶部226に記憶しているの
で、この補正データに基づき濃度制御を行うことにより
正常な濃度制御ができる。よって、画像品質を良好に維
持できるトナーリサイクル機構を備えた画像形成装置を
提供できる。
【0083】(2)通紙される用紙から出る不純物がト
ナーリサイクル機構200およびトナーホッパ202に
より回収されるトナーに混入し現像装置15の中の現像
剤の特性が変化したときでも、通紙枚数別の現像剤の特
性変化時における濃度制御のための補正データを予め作
成し補正値記憶部226に記憶しているので、通紙枚数
をカウンタ224でカウントするとともに、このカウン
トされた通紙枚数に応じた補正データに基づき濃度制御
を行うことにより正確な濃度制御ができる。よって、画
像品質を良好に維持できるトナーリサイクル機構を備え
た画像形成装置を提供できる。
【0084】(3)通紙される用紙から出る不純物がト
ナーリサイクル機構200およびトナーホッパ202に
より回収されるトナーに混入し現像装置15の中の現像
剤の特性が変化したときでも、特定サイズの用紙の通紙
枚数別の現像剤の特性変化時における濃度制御のための
補正データを予め作成し補正値記憶部226に記憶して
いるので、前記特定サイズの用紙の周長を基準として、
通紙される用紙の周長と前記特定サイズの用紙の周長と
の比率から、通紙される用紙を特定サイズの用紙に換算
してカウンタ224でカウントするとともに、このカウ
ントされた通紙枚数に応じた補正データに基づき濃度制
御を行うことにより極めて正確な濃度制御ができる。よ
って、画像品質を良好に維持できるトナーリサイクル機
構を備えた画像形成装置を提供できる。
【0085】(4)さらに、紙に使用されている填料に
より補正データを場合分けし、この場合分けされた補正
データを選択して使用することにより、正確な濃度制御
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る画像形成装置と
してのデジタル複写機の内部構造を概略的に示す図。
【図2】トナーセンサの回路構成を例示する図。
【図3】図1のデジタル複写機の電気的接続および制御
のための信号の流れを概略的に示すブロック図。
【図4】紙の填料として一般的に用いられているタル
ク、カオリン、炭酸カルシウムが現像剤に混入した場合
に、トナーセンサから出力されるトナー比濃度電圧信号
の特性変化を表す図。
【図5】通紙枚数と現像剤中に混入する填料の重量との
関係を示す図。
【図6】補正値記憶部に記憶される補正データテーブル
の一例を示す図。
【図7】図6に示す補正テーブルにより補正を行った場
合と補正を行わなかった場合の通紙枚数に対するトナー
比濃度を示す図。
【図8】コントロール電圧補正を説明するフローチャー
ト。
【符号の説明】
10…レーザ光学系ユニット(潜像形成手段) 12…感光体ドラム(像担持体) 13…帯電用帯電器 15…現像装置(現像手段) 16…転写用帯電器(転写手段) 19…クリーニング装置(クリーニング手段) 28…露光ランプ(潜像形成手段) 29、30、31…反射ミラー(潜像形成手段) 33…CCDセンサ(潜像形成手段) 200…トナーリサイクル機構(トナーリサイクル手
段) 202、206…トナーホッパ 220…濃度制御部(検知手段、濃度制御手段) 222…濃度制御CPU(検知手段、濃度制御手段) 226…補正値記憶部(記憶手段) 224…カウンタ(カウント手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手
    段と;前記像担持体に形成された静電潜像へトナーとキ
    ャリアとを含む現像剤にてトナー像を形成する現像手段
    と;前記現像手段にて形成されたトナー像を被転写媒体
    に転写する転写手段と;前記転写手段の転写動作後、前
    記像担持体の表面から残留物を除去するクリーニング手
    段と;前記クリーニング手段により回収されたトナーを
    前記現像手段に補給するトナーリサイクル手段と;前記
    現像剤の特性から得られる基準値を記憶する記憶手段
    と;前記基準値を所定のタイミングで変化させ、この変
    化された基準値と前記現像手段内の現像剤の特性から得
    られる値とを比較することによりこの現像剤に含まれる
    トナーの濃度値を検知する検知手段と;前記検知された
    濃度値を基にして必要に応じて前記現像剤にトナーを補
    給してトナーの濃度を制御する濃度制御手段と;を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手
    段と;前記像担持体に形成された静電潜像へトナーとキ
    ャリアとを含む現像剤にてトナー像を形成する現像手段
    と;前記現像手段にて形成されたトナー像を被転写媒体
    に転写する転写手段と;前記転写手段の転写動作後、前
    記像担持体の表面から残留物を除去するクリーニング手
    段と;前記クリーニング手段により回収されたトナーを
    前記現像手段に補給するトナーリサイクル手段と;前記
    現像剤に含まれるトナーの濃度が所定濃度のときにこの
    現像剤の特性から得られる基準値、および被転写媒体の
    搬送枚数に応じてこの被転写媒体から出る不純物が前記
    現像剤に混入したときの現像剤の特性から得られる前記
    基準値の補正データを記憶する記憶手段と;前記被転写
    媒体の搬送枚数をカウントするカウント手段と;前記現
    像剤に含まれるトナーの濃度の誤検知を防止するため
    に、前記被転写媒体の搬送枚数のカウント値に応じて前
    記補正データを基にして前記基準値を変化させ、この変
    化された基準値と被転写媒体搬送後の現像剤の特性から
    得られる値とを比較することによりこの被転写媒体搬送
    後の現像剤に含まれるトナーの濃度値を検知する検知手
    段と;前記検知された濃度値を基にして必要に応じて前
    記被転写媒体搬送後の現像剤にトナーを補給してトナー
    の濃度を制御する濃度制御手段と;を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手
    段と;前記像担持体に形成された静電潜像へトナーとキ
    ャリアとを含む現像剤にてトナー像を形成する現像手段
    と;前記現像手段にて形成されたトナー像を用紙に転写
    する転写手段と;前記転写手段の転写動作後、前記像担
    持体の表面から残留物を除去するクリーニング手段と;
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを前記現
    像手段に補給するトナーリサイクル手段と;前記現像剤
    に含まれるトナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤
    の特性から得られる基準値、および特定サイズの用紙の
    通紙枚数に応じてこの用紙から出る不純物が前記現像剤
    に混入したときの現像剤の特性から得られる前記基準値
    の補正データを記憶する記憶手段と;前記特定サイズの
    用紙の周長を基準として、通紙される用紙の周長と前記
    特定サイズの用紙の周長との比率から、通紙される用紙
    を前記特定サイズの用紙に換算してカウントするカウン
    ト手段と;前記現像剤に含まれるトナーの濃度の誤検知
    を防止するために、前記用紙の通紙枚数のカウント値に
    応じて前記補正データを基にして前記基準値を変化さ
    せ、この変化された基準値と通紙後の現像剤の特性から
    得られる値とを比較することによりこの通紙後の現像剤
    に含まれるトナーの濃度値を検知する検知手段と;前記
    検知された濃度値を基にして必要に応じて前記通紙後の
    現像剤にトナーを補給してトナーの濃度を制御する濃度
    制御手段と;を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体に静電潜像を形成する潜像形成手
    段と;前記像担持体に形成された静電潜像へトナーとキ
    ャリアとを含む現像剤にてトナー像を形成する現像手段
    と;前記現像手段にて形成されたトナー像を用紙に転写
    する転写手段と;前記転写手段の転写動作後、前記像担
    持体の表面から残留物を除去するクリーニング手段と;
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを前記現
    像手段に補給するトナーリサイクル手段と;前記現像剤
    に含まれるトナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤
    の特性から得られる基準値、特定サイズの用紙の第1の
    通紙枚数でこれら用紙から出る不純物が前記現像剤に混
    入したときの現像剤の特性の変化を基にして得られる前
    記基準値の第1の補正データ、および特定サイズの用紙
    の第2の通紙枚数でこれら用紙から出る不純物が前記現
    像剤に混入したときの現像剤の特性の変化を基にして得
    られる前記基準値の第2の補正データを記憶する記憶手
    段と;前記特定サイズの用紙の周長を基準として、通紙
    される用紙の周長と前記特定サイズの用紙の周長との比
    率から、通紙される用紙を前記特定サイズの用紙に換算
    してカウントするカウント手段と;現像剤に含まれるト
    ナーの濃度の誤検知を防止するために、前記カウントさ
    れた用紙の通紙枚数が前記第1の通紙枚数以上前記第2
    の通紙枚数未満のときには前記第1の補正データを基に
    して前記基準値を変化させ、前記カウントされた用紙の
    通紙枚数が前記第2の通紙枚数以上のときには前記第2
    の補正データを基にして前記基準値を変化させ、この変
    化された基準値と通紙後の現像剤の特性から得られる値
    とを比較することによりこの通紙後の現像剤に含まれる
    トナーの濃度値を検知する検知手段と;前記検知された
    濃度値を基にして必要に応じて前記通紙後の現像剤にト
    ナーを補給してトナーの濃度を制御する濃度制御手段
    と;を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】トナーとキャリアとを含む現像剤の中のト
    ナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤の特性から得
    られる基準値を保持し;前記基準値を所定のタイミング
    で変化させ;前記変化された基準値と現像剤の特性から
    得られる値とを比較することによりこの現像剤に含まれ
    るトナーの濃度値を検知し;前記検出されたトナーの濃
    度値を基に必要に応じて前記現像剤にトナーを補給して
    前記現像剤の中のトナーの濃度を制御する;ことを特徴
    とする濃度制御方法。
  6. 【請求項6】トナーとキャリアとを含む現像剤の中のト
    ナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤の特性から得
    られる基準値、および被転写媒体の搬送枚数に応じてこ
    れら被転写媒体から出る不純物が前記現像剤に混入した
    ときの現像剤の特性から得られる前記基準値の補正デー
    タを保持し;前記被転写媒体の搬送枚数をカウントし;
    前記被転写媒体の搬送枚数のカウント値に応じて前記補
    正データを基にして前記基準値を変化させ;前記変化さ
    れた基準値と被転写媒体搬送後の現像剤の特性から得ら
    れる値とを比較することによりこの被転写媒体搬送後の
    現像剤に含まれるトナーの濃度値を検知し;前記検知さ
    れた濃度値を基にして必要に応じて前記被転写媒体搬送
    後の現像剤にトナーを補給してトナーの濃度を制御す
    る;ことを特徴とする濃度制御方法。
  7. 【請求項7】トナーとキャリアとを含む現像剤の中のト
    ナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤の特性から得
    られる基準値、および特定サイズの用紙の通紙枚数に応
    じてこれら用紙から出る不純物が前記現像剤に混入した
    ときの現像剤の特性の変化から得られる前記基準値の補
    正データを保持し;前記特定サイズの用紙の周長を基準
    として、通紙される用紙の周長と前記特定サイズの用紙
    の周長との比率から、通紙される用紙を前記特定サイズ
    の用紙に換算してカウントし;前記用紙の通紙枚数のカ
    ウント値に応じて前記補正データを基にして前記基準値
    を変化させ;前記変化された基準値と通紙後の現像剤の
    特性から得られる値とを比較することによりこの通紙後
    の現像剤に含まれるトナーの濃度値を検知し;前記検知
    された濃度値を基にして必要に応じて前記通紙後の現像
    剤にトナーを補給してトナーの濃度を制御する;ことを
    特徴とする濃度制御方法。
  8. 【請求項8】トナーとキャリアとを含む現像剤の中のト
    ナーの濃度が所定濃度のときにこの現像剤の特性から得
    られる基準値、特定サイズの用紙の第1の通紙枚数でこ
    れら用紙から出る不純物が前記現像剤に混入したときの
    現像剤の特性の変化を基にして得られる前記基準値の第
    1の補正データ、および特定サイズの用紙の第2の通紙
    枚数でこれら用紙から出る不純物が前記現像剤に混入し
    たときの現像剤の特性の変化を基にして得られる前記基
    準値の第2の補正データを保持し;前記特定サイズの用
    紙の周長を基準として、通紙される用紙の周長と前記特
    定サイズの用紙の周長との比率から、通紙される用紙を
    前記特定サイズの用紙に換算してカウントし;前記カウ
    ントされた用紙の通紙枚数が前記第1の通紙枚数以上前
    記第2の通紙枚数未満のときには前記第1の補正データ
    を基にして前記基準値を変化させ、前記カウントされた
    用紙の通紙枚数が前記第2の通紙枚数以上のときには前
    記第2の補正データを基にして前記基準値を変化させ;
    前記変化された基準値と通紙後の現像剤の特性から得ら
    れる値とを比較することによりこの通紙後の現像剤に含
    まれるトナーの濃度を検知し;前記検知された濃度値を
    基にして必要に応じて前記通紙後の現像剤にトナーを補
    給してトナーの濃度を制御する;ことを特徴とする濃度
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222739A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Ricoh Co Ltd トナー濃度制御装置及び画像形成装置

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