JPH0990717A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0990717A
JPH0990717A JP24127595A JP24127595A JPH0990717A JP H0990717 A JPH0990717 A JP H0990717A JP 24127595 A JP24127595 A JP 24127595A JP 24127595 A JP24127595 A JP 24127595A JP H0990717 A JPH0990717 A JP H0990717A
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JP
Japan
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charging
detecting
photosensitive drum
unit
discharge
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JP24127595A
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English (en)
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Shinji Miwa
真治 三輪
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不必要なチャージャワイヤのクリーニング動作
を省略してワイヤ切れを防ぎ、放電むらを検知して放電
むらによる不良画像を防ぐ。 【解決手段】CPU110 は、電源オン時、電源リセット
時、または枚数カウンタ6による特定通紙枚数後に放電
むら検知動作を開始し、その際、高圧電圧発生回路116
を介して帯電チャージャまたは転写チャージャで感光体
ドラムを帯電し、感光体ドラムの長手方向におけるフロ
ント、センタ、リアの各箇所においてLED制御回路11
4 を介して消去LEDアレーにより除電されて流れ出し
た電荷、すなわち流入電流を電圧値として検出し、検出
結果に応じて帯電チャージャまたは転写チャージャのチ
ャージャワイヤをワイヤクリーニング機構4でクリーニ
ングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば帯電部
や転写部におけるチャージャワイヤのクリーニング機構
を有して画像を形成する電子複写機などの画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機などの画像形成装置では、原
稿ガラス(原稿載置台)上に置かれた原稿が露光ランプ
で照射され、この露光走査された反射光が導かれて原稿
に対応する潜像が感光体ドラム上に形成され、この潜像
に現像器でトナーを付与することにより顕像化し、この
顕像化されたトナー像を転写装置を用いて用紙上に転写
し、この後、定着装置を用いて用紙上のトナー像を定着
するようになっている。
【0003】従来、画像形成装置における帯電部や転写
部のチャージャワイヤ、チャージャケースが汚れた場
合、それらを検知する手段がなく、チャージャワイヤの
汚れに関してはその汚れ具合に関係なく装置のイニシャ
ライズ時や、フロントカバーの開閉時、2000枚以上
連続してコピーされた時などの特定タイミング、一定の
クリーニング量でクリーニング機構を必ず動作させてい
た。
【0004】図8は、チャージャワイヤのクリーニング
機構に関する外観図で、チャージャケース90内のチャ
ージャワイヤクリーナ91,91が各々矢印の方向に往
復することによって、チャージャワイヤ92,92に付
着したトナーなどをクリーニングできるようになってい
る。
【0005】しかしながら、チャージャワイヤやチャー
ジャケースが汚れた場合、その箇所で放電むらが起きて
画像がかすれてしまうが、頻繁に装置の電源がオン/オ
フされたり、フロントカバーが開閉されたりした場合、
そのたびにチャージャワイヤのクリーニング機構が働く
ためワイヤが切れる恐れがあった。また、少ない通紙枚
数で極端にチャージャワイヤが汚れた場合や、チャージ
ャケースが汚れた場合それらを検知する手段がないため
に放電むらによる不良画像がでてしまうということがあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、頻繁
に装置の電源がオン/オフされたり、フロントカバーが
開閉されたりした場合、そのたびにワイヤクリーニング
機構が働くためワイヤが切れる恐れがあり、少ない通紙
枚数で極端にチャージャワイヤが汚れた場合やチャージ
ャケースが汚れた場合それらを検知する手段がないため
に放電むらによる不良画像がでてしまうという問題があ
った。
【0007】そこで、この発明は、不必要なチャージャ
ワイヤのクリーニング動作を省略してワイヤ切れを防
ぎ、放電むらを検知して放電むらによる不良画像を防ぐ
ことのできる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、原稿を露光走査し、この露光走査された反射光が導
かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上に形成され
ることによって画像を形成する画像形成装置において、
上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
段と、この帯電手段で上記感光体ドラム上に帯電された
電荷を分割して検知する検知手段と、この検知手段の検
知結果に応じて上記帯電手段の汚れを除去する清掃手段
とから構成されている。
【0009】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段で上記感光体ドラム上に帯電された電荷を分割して検
知する検知手段と、この検知手段の検知結果に応じて上
記帯電手段の放電むらの有無を判断する判断手段と、こ
の判断手段で放電むらが有ると判断した際、上記帯電手
段の汚れを除去する清掃手段とから構成されている。
【0010】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段の汚れを除去する除去手段と、上記帯電手段で感光体
ドラム上に帯電された帯電状態を上記感光体ドラムの長
手方向において分割して検知する検知手段と、この検知
手段の検知結果に応じて上記帯電手段の放電むらの有無
を判断する判断手段と、この判断手段で放電むらが有る
と判断した際、上記除去手段による上記帯電手段の汚れ
を除去する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0011】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段で上記感光体ドラム上に帯電された電荷を分割して検
知する検知手段と、この検知手段の検知結果に応じて上
記帯電手段の汚れを除去する制御を行う制御手段と、こ
の制御手段の制御によって上記帯電手段の汚れが除去さ
れなかった場合、メンテナンスコールを表示する表示手
段とから構成されている。
【0012】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段の汚れを除去する除去手段と、上記帯電手段で上記感
光体ドラム上に帯電された帯電状態を上記感光体ドラム
の長手方向において分割して検知する検知手段と、この
検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の放電むらの
有無を判断する判断手段と、この判断手段で放電むらが
有ると判断した際、上記除去手段による上記帯電手段の
汚れを除去する制御を行う制御手段と、この制御手段の
制御によって上記帯電手段の汚れが除去された後も放電
むらがあった場合、メンテナンスコールを表示する表示
手段とから構成されている。
【0013】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段で電荷が帯電された感光体ドラム上を長手方向に分割
し、光を照射して電荷を消去する消去手段と、この消去
手段で長手方向に分割して消去された感光体ドラム上の
放電量としての各分割照射箇所の流入電流値を検知する
検知手段と、この検知手段で検知された各分割照射箇所
の流入電流値が所定の電流値の範囲にあるか否かを判定
する判定手段と、この判定手段で所定の電流値範囲外の
流入電流値があった場合に上記帯電手段の汚れを除去す
る制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段の
制御によって上記帯電手段の汚れが除去された後、上記
帯電手段と上記消去手段と上記検知手段と上記判定手段
とを用いて上記所定の電流値の範囲外の流入電流値があ
るか否かの制御を行う第2の制御手段と、この第2の制
御手段の制御で上記所定の電流値の範囲外の流入電流値
があった場合にメンテナンスコールを表示する表示手段
とから構成されている。
【0014】この発明の画像形成装置は、原稿を露光走
査し、この露光走査された反射光が導かれて原稿に対応
する潜像が感光体ドラム上に形成されることによって画
像を形成する画像形成装置において、上記感光体ドラム
に高電圧により電荷を放電する帯電手段と、この帯電手
段で電荷が帯電された感光体ドラム上を長手方向にフロ
ント、センタ、リアの箇所に分割し、光を照射して電荷
を消去する消去手段と、この消去手段で消去された感光
体ドラム上のフロント、センタ、リアの各照射箇所の放
電量としての流入電流値を検知する検知手段と、この検
知手段で検知されたフロント、センタ、リアの各照射箇
所の流入電流値が所定の電流値の範囲にあるか否かを判
定する判定手段と、この判定手段で所定の電流値範囲外
の流入電流値があった場合に上記帯電手段に放電むらが
あったとして上記帯電手段の汚れを除去する制御を行う
第1の制御手段と、この第1の制御手段の制御によって
上記帯電手段の汚れが除去された後、上記帯電手段に放
電むらがあるか否かの制御を行う第2の制御手段と、こ
の第2の制御手段の制御で放電むらがあった場合にメン
テナンスコールを表示する表示手段とから構成されてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図2はこの発明に係る
画像形成装置としての複写機1の内部構成を示すもの
で、その本体11内の略中央部には感光体ドラム12が
回転自在に設けられている。この感光体ドラム12の周
囲部にはその回転方向に沿って順次、帯電チャージャ
3、消去LEDアレイ2、露光部14、現像器15、転
写チャージャ17、剥離チャージャ18、クリーナ19
および除電器20が配設されている。
【0016】消去LEDアレイ2は、任意に点灯可能な
複数の発光ダイオード素子(以下、LEDと記述する)
が感光体ドラム12の軸線に沿って配列されたものであ
って、点灯位置が変化されることで感光体ドラム12の
感光層が電位を保持できる領域、すなわち画像形成領域
を規定するために利用される。
【0017】また、本体11内の上部には露光系21が
設けられている。この露光系21は露光ランプ22、第
1から第3の反射ミラー23、24、25、変倍用レン
ズブロック26、第4から第6の反射ミラー27、2
8、29によって構成されている。
【0018】また、本体11の一側部には、給紙カセッ
ト30と1000枚以上の大容量給紙装置(LCF)3
1とが設けられている。上記給紙カセット30あるいは
大容量給紙装置31から給紙された用紙(被画像形成媒
体)Pは上記本体11内に設けられた用紙搬送路32に
沿って搬送されるようになっている。
【0019】前記用紙搬送路32には用紙Pの搬送方向
に沿って順次、レジストローラ33、上記転写、剥離チ
ャージャ17、18、搬送ベルト34、定着器35、排
紙ローラ対36が配設されている。
【0020】さらに、本体11の上面部には原稿載置台
38が設けられ、この原稿載置台38上には、自動原稿
送り装置39が設けられている。一方、本体11の排紙
部にはソータ装置45が設けられている。このソータ装
置45は上下方向に所定間隔を存して配設された複数の
ビン46、…と、これらビン46、…に上記排紙ローラ
対36からの用紙Pを振分けるゲート手段47、…と、
これらのゲート手段47、…によって振分けられた用紙
Pを対応するビン46内に搬送する搬送ローラ48、…
によって構成されている。
【0021】また、排紙ローラ対36の近傍には用紙P
を本体11外へ排出するか反転給紙部49に導くかを切
換えるゲート手段50が設けられている。この反転給紙
部49に導かれた用紙Pは、表裏が反転された後、再び
用紙搬送路32に沿って搬送されるようになっている。
【0022】しかして、通常のコピー時には、原稿載置
台38に載置された原稿Oに露光系21により、光が走
査され、その反射光が帯電チャージャ13により表面が
帯電された感光体ドラム12上に結像されて静電潜像が
形成される。この静電潜像は現像器15により現像剤が
供給されることにより顕像化される。このとき、給紙カ
セット30、あるいは大容量給紙装置31から用紙Pが
供給されることにより、感光体ドラム12と転写チャー
ジャ17との間の画像転写部12aに用紙Pが送られて
感光体ドラム12上の顕像が用紙Pに転写される。この
画像が転写された用紙Pは剥離チャージャ18の作用に
より、感光体ドラム12から剥離され、搬送ベルト34
により、定着器35へと送られ画像が定着される。この
画像が定着された用紙Pは排紙ローラ対36を介して排
出され、ソータ装置45のゲート手段47を介して最上
段のビン46上に排出されることになる。
【0023】また、原稿Oを複数部コピーしてソートす
る場合にはゲート手段47、…によって振分けられて各
ビン46、…に選択的にソートされることになる。ま
た、両面コピーする場合には、ゲート手段50が反転給
紙部49に切換わることにより、用紙Pが反転給紙部4
9に導かれ、表裏が反転された後、再び用紙搬送路32
に沿って搬送され、裏面側に画像が転写され、定着され
て排出される。
【0024】自動原稿送り装置39は、原稿供紙台6
1、1通取出し部62、反転部63、搬送部64、排紙
部65、および排紙トレイ66によって構成されてい
る。原稿供紙台61には、供紙される複数の原稿O、…
が載置される。1通取出し部62は、原稿供紙台61上
の原稿Oを1枚ずつ取出し搬送するものである。上記反
転部63は、1通取出し部62からの原稿Oをそのまま
搬送部64へ導いたり、あるいは搬送部64からの原稿
Oを反転して搬送部64へ返送するものである。搬送部
64は、上記反転部63からの原稿Oを搬送して原稿載
置台38上の基準位置にセットしたり、原稿載置台38
上の原稿Oを反転部63に搬送したり、排紙部65に搬
送するようになっている。排紙部65は、搬送部64か
らの原稿Oを排紙トレイ66に排紙するものである。
【0025】また、本体11の前面上部には、様々な複
写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号などを
入力する操作パネル70が設けられている。図3は、複
写機1における複写動作が行われる感光体ドラム12周
辺の概略構成を示すものである。感光体ドラム12は矢
印B方向に回転され、回転方向に沿って順次、高電圧に
より電荷を放電する帯電チャージャ3、帯電した電荷を
任意のタイミングで任意の場所を除電する消去LEDア
レー2、帯電チャージャ3と同じ働きの転写チャージャ
17、剥離チャージャ18とが配設されている。
【0026】感光体ドラム12は、帯電手段としての帯
電チャージャ3、転写チャージャ17、剥離チャージャ
18からの電荷を帯電させておくもので、消去手段とし
ての消去LEDアレー2によって除電されて流れ出した
電荷(以下、流入電流と記述する)を電圧値として検出
するための抵抗R、その値をアンプAで増幅して取込ん
で各種動作を司るCPU110 が接続されている。また、
CPU110 には、帯電チャージャ3、転写チャージャ1
7、剥離チャージャ18の各チャージャワイヤを自動で
クリーニングする汚れを除去する除去手段としてのワイ
ヤクリーニング機構4、操作パネル70に設けられてメ
ンテナンス時期を知らせるための表示手段としての表示
器5が接続されている。ここで、後述するがワイヤクリ
ーニング機構4と表示器5に表示されるメンテナンスと
は、CPU110 に入力されるアンプAを介して取込まれ
る電圧条件によってそれらの動作タイミングが制御され
る。
【0027】図1は、複写機1のCPU110 を含む制御
回路を示すもので、全体を制御する制御部100 が設けら
れている。制御部100 は、全体を制御するCPU110 、
ワイヤクリーニング機構4を駆動するモータ4a、4b
及び図示しないモータを回転させるモータ駆動回路112
、消去LEDアレイ2の点灯を制御するLED制御回
路114 、帯電チャージャ3及び転写チャージャ17に印
加される高圧電圧を発生する高圧電圧発生回路116 、お
よび図示しないセンサ群からの信号を受け入れる検出回
路118 とから構成されている。
【0028】また、CPU110 には、複写枚数をカウン
トする枚数カウンタ6、表示器5を含む操作パネル7
0、および予め決められている様々なデータあるいは操
作パネル70を介して入力されるデータが記憶されるメ
モリ120 などが接続されている。
【0029】メモリ120 は、予め決められている数値デ
ータあるいは複写機1を動作させるための制御データな
どが記憶されている読出し専用メモリすなわちROM 1
22、操作パネル70を介して入力された複写条件データ
などが一時的に記憶されるランダム・アクセス・メモリ
すなわちRAM 124を含んでいる。
【0030】複写機1において良好な画像を得るために
は、感光体ドラム12の長手方向に均一なむらのない放
電がされなければならない。もし部分的にトナー飛散な
どの影響でワイヤーが汚れて放電むらになった場合、感
光体ドラム12の表面の電荷量つまり流入電流値に感光
体ドラム12の長手方向で違いがでてくる。そして、不
良画像になる直前の放電むらレベルが検知できれば、無
駄のないクリーニングが行えて、クリーニング後にレベ
ルが改善されなければ、メンテナンスコールにしてコピ
ー動作をストップし、常に良好な画像が得られることに
なる。
【0031】ここで、放電むらを検知するためには、感
光体ドラム12の長手方向の任意な箇所で流入電流を調
べる必要があり、例えば、フロント、センタ、リアの3
箇所で検知する場合、感光体ドラム12の総流入電流の
電圧換算値は、−1.7Vなので、各々(−1.7)/
3Vを中心に±0.2/3Vで、この値を越えた場合に
クリーニングの必要ありと判断する。
【0032】図4は、感光体ドラム12の長手方向をフ
ロント、センタ、リアの3箇所で検知した流入電流値の
例を示すものである。図4においては、感光体ドラム1
2の長手方向フロントの箇所が放電むらの許容範囲を越
えていることになる。
【0033】図5は、感光体ドラム12の長手方向の各
箇所の流入電流値を得る方法を示すものである。すなわ
ち、帯電チャージャ3で感光体ドラム12に電荷を均一
に帯電させた後、消去LEDアレイ2の点灯すべき発光
ダイオード(以下、LEDと記述する)すなわちLED
No.1〜15を選択し、LEDの光が照射された部分の
電荷のみ流入電流として流れる。図5では、フロント箇
所を検知するためにLED No.1〜5を照射している。
また、電荷の消去幅は、LED( No.1〜15)の点灯
個数によって変えることができる。
【0034】次に、このような構成において放電むらの
検知とクリーニング制御について図6、図7のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、放電むらの検知動作
は、複写機1の電源立ち上げ時、電源のリセット時、特
定通紙枚数後(例えば、2000枚毎)または毎コピー
動作終了後に開始される。
【0035】CPU110 は、枚数カウンタ6におけるカ
ウント2000枚毎、複写機1の電源オン、または電源
のリセット時に放電むら検知動作を開始する(ST
1)。CPU110 は、感光体ドラム12の回転をスター
トし(ST2)、感光体ドラム12が回転し始めたら、
まずその表面の残った電荷を除去するために消去LED
アレイ2のLEDを全て点灯させ(ST3)、電荷が除
去されたかどうかの判断を行って流入電流値=0となっ
た際(ST4)、消去LEDアレイ2のLEDを全て消
灯する(ST5)。
【0036】続いてCPU110 は、転写チャージャ17
の転写出力(オン)にして新たな電荷を帯電させ(ST
6)、均一な電荷を得るために感光体ドラム12を一周
分だけ帯電したか判断し(ST7)、完了した時点で転
写チャージャ17の転写出力を停止(オフ)する(ST
8)。
【0037】ここでCPU110 は、放電むらの箇所を調
べるために感光体ドラム12を長手方向にフロント、セ
ンタ、リアに分割し、まず、図4で示したように消去L
EDアレイ2のLED No.1〜5を点灯させてフロント
箇所の電荷を除去する(ST9)。除去されて流れ出た
流入電流は、図3で示した抵抗Rで電圧変換された後ア
ンプAで増幅され、CPU110 で電圧検知されて図4で
示した(−1.7±0.2)/3Vの範囲に在るかどう
かが判断される(ST10)。
【0038】同じように、感光体ドラム12の長手方向
におけるセンタ箇所の電荷が除去される場合、消去LE
Dアレイ2のLED No.6〜10が点灯されてセンタ箇
所の電荷が除去され(ST11)、除去されて流れ出た
流入電流が抵抗Rで電圧変換された後アンプAで増幅さ
れ、CPU110 で電圧検知されて(−1.7±0.2)
/3Vの範囲に在るかどうかが判断される(ST1
2)。
【0039】同じように、感光体ドラム12の長手方向
におけるリア箇所の電荷が除去される場合、消去LED
アレイ2のLED No.11〜15が点灯されてリア箇所
の電荷が除去され(ST13)、除去されて流れ出た流
入電流が抵抗Rで電圧変換された後アンプAで増幅さ
れ、CPU110 で電圧検知されて(−1.7±0.2)
/3Vの範囲に在るかどうかが判断される(ST1
4)。
【0040】CPU110 は、感光体ドラム12の長手方
向フロント、センタ、リアの各箇所でスペック内であれ
ば感光体ドラム12の回転をストップして検知動作を終
了する(ST15)。
【0041】また、CPU110 は、フロント、センタ、
リアのいずれかで流入電流値がスペックアウトになった
場合、放電むら検知を開始してから初めてのスペックア
ウトか判断し(ST16)、初めての場合はワイヤクリ
ーニング機構4を動作させて転写チャージャ17のチャ
ージャワイヤの汚れをクリーニングし(ST17)、再
びステップST3からの動作を繰返す。
【0042】この繰返し動作によって、CPU110 は、
フロント、センタ、リアのいずれかで再び流入電流値が
スペックアウトになった場合、2回目のスペックアウト
と判断し(ST16)、クリーニングによる効果がない
ので検知動作を停止(ストップ)し(ST18)、操作
パネル70の表示器5にメンテナンスコールを表示する
(ST19)。
【0043】また、転写チャージャ17におけるチャー
ジャケースが汚れている場合は、当然ワイヤクリーニン
グが行われてもその汚れは変わらず、同様のメンテナン
スコールが表示器5に表示される。すなわち、転写チャ
ージャ17のチャージャケースの汚れも検知したことに
なる。
【0044】このように、クリーニング効果のないくら
い汚れた転写チャージャ17のチャージャワイヤやチャ
ージャケースの汚れは、メンテナンスコールで呼ばれた
サービスマンがチャージャワイヤを交換したり、チャー
ジャケースの汚れを拭く作業を行うことによって処理さ
れる。
【0045】なお、上記実施例では、転写チャージャ1
7について説明したが、帯電チャージャ3、剥離チャー
ジャ18も同様に放電むらの検知とクリーニング制御が
行われる。
【0046】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、帯電チャージャ、転写チャージャ、剥離チャ
ージャの放電むらの検知ができることにより、不必要な
クリーニング動作を省略し、従来の問題点であるワイヤ
切れ、放電むらによる不良画像の排出を軽減することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
不必要なチャージャワイヤのクリーニング動作を省略し
てワイヤ切れを防ぎ、放電むらを検知して放電むらによ
る不良画像を防ぐことのできる画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係る複写機における
制御回路の概略構成を示すブロック図。
【図2】この発明に係る画像形成装置としての複写機を
示す断面図。
【図3】複写機の複写動作が行われる感光体ドラム周辺
の概略構成を説明するための図。
【図4】感光体ドラムの長手方向をフロント、センタ、
リアの3箇所で検知した流入電流値の例を示す図。
【図5】感光体ドラムの長手方向の各箇所の流入電流値
を得る方法を説明するための図。
【図6】放電むらの検知とクリーニング制御を説明する
ためのフローチャート。
【図7】放電むらの検知とクリーニング制御を説明する
ためのフローチャート。
【図8】チャージャワイヤのクリーニング機構に関する
外観図。
【符号の説明】
1…複写機 2…消去LEDアレイ 3…帯電チャージャ 4…ワイヤクリーニング機構 5…表示器 12…感光体ドラム 17…転写チャージャ 18…剥離チャージャ 70…操作パネル 110 …CPU 122 …ROM 124 …RAM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段で上記感光体ドラム上に帯電された電荷を
    分割して検知する検知手段と、 この検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の汚れを
    除去する清掃手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段で上記感光体ドラム上に帯電された電荷を
    分割して検知する検知手段と、 この検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の放電む
    らの有無を判断する判断手段と、 この判断手段で放電むらが有ると判断した際、上記帯電
    手段の汚れを除去する清掃手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段の汚れを除去する除去手段と、 上記帯電手段で感光体ドラム上に帯電された帯電状態を
    上記感光体ドラムの長手方向において分割して検知する
    検知手段と、 この検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の放電む
    らの有無を判断する判断手段と、 この判断手段で放電むらが有ると判断した際、上記除去
    手段による上記帯電手段の汚れを除去する制御を行う制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段で上記感光体ドラム上に帯電された電荷を
    分割して検知する検知手段と、 この検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の汚れを
    除去する制御を行う制御手段と、 この制御手段の制御によって上記帯電手段の汚れが除去
    されなかった場合、メンテナンスコールを表示する表示
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段の汚れを除去する除去手段と、 上記帯電手段で上記感光体ドラム上に帯電された帯電状
    態を上記感光体ドラムの長手方向において分割して検知
    する検知手段と、 この検知手段の検知結果に応じて上記帯電手段の放電む
    らの有無を判断する判断手段と、 この判断手段で放電むらが有ると判断した際、上記除去
    手段による上記帯電手段の汚れを除去する制御を行う制
    御手段と、 この制御手段の制御によって上記帯電手段の汚れが除去
    された後も放電むらがあった場合、メンテナンスコール
    を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段で電荷が帯電された感光体ドラム上を長手
    方向に分割し、光を照射して電荷を消去する消去手段
    と、 この消去手段で長手方向に分割して消去された感光体ド
    ラム上の放電量としての各分割照射箇所の流入電流値を
    検知する検知手段と、 この検知手段で検知された各分割照射箇所の流入電流値
    が所定の電流値の範囲にあるか否かを判定する判定手段
    と、 この判定手段で所定の電流値範囲外の流入電流値があっ
    た場合に上記帯電手段の汚れを除去する制御を行う第1
    の制御手段と、 この第1の制御手段の制御によって上記帯電手段の汚れ
    が除去された後、上記帯電手段と上記消去手段と上記検
    知手段と上記判定手段とを用いて上記所定の電流値の範
    囲外の流入電流値があるか否かの制御を行う第2の制御
    手段と、 この第2の制御手段の制御で上記所定の電流値の範囲外
    の流入電流値があった場合にメンテナンスコールを表示
    する表示手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿を露光走査し、この露光走査された
    反射光が導かれて原稿に対応する潜像が感光体ドラム上
    に形成されることによって画像を形成する画像形成装置
    において、 上記感光体ドラムに高電圧により電荷を放電する帯電手
    段と、 この帯電手段で電荷が帯電された感光体ドラム上を長手
    方向にフロント、センタ、リアの箇所に分割し、光を照
    射して電荷を消去する消去手段と、 この消去手段で消去された感光体ドラム上のフロント、
    センタ、リアの各照射箇所の放電量としての流入電流値
    を検知する検知手段と、 この検知手段で検知されたフロント、センタ、リアの各
    照射箇所の流入電流値が所定の電流値の範囲にあるか否
    かを判定する判定手段と、 この判定手段で所定の電流値範囲外の流入電流値があっ
    た場合に上記帯電手段に放電むらがあったとして上記帯
    電手段の汚れを除去する制御を行う第1の制御手段と、 この第1の制御手段の制御によって上記帯電手段の汚れ
    が除去された後、上記帯電手段に放電むらがあるか否か
    の制御を行う第2の制御手段と、 この第2の制御手段の制御で放電むらがあった場合にメ
    ンテナンスコールを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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