JPH0926745A - 画像形成装置および画像形成装置の冷却器制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の冷却器制御方法

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JPH0926745A
JPH0926745A JP7174800A JP17480095A JPH0926745A JP H0926745 A JPH0926745 A JP H0926745A JP 7174800 A JP7174800 A JP 7174800A JP 17480095 A JP17480095 A JP 17480095A JP H0926745 A JPH0926745 A JP H0926745A
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JP7174800A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Funakoshi
達也 船越
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却ファンを的確に制御できる画像形成装置お
よび画像形成装置の冷却ファン制御方法を提供する。 【解決手段】画像形成枚数のカウントおよび画像形成時
間の計測のうちの少なくとも一方を行い(ST14);
前記カウントされた画像形成枚数が所定枚数以上、また
は前記計測された画像形成時間が所定時間以上になると
(ST26、ST30)画像形成装置における温度上昇
を抑制する(ST32)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿画像を光学
的に読み取り、読み取った画像情報に基づいて画像を形
成する画像形成装置に関する。特に、このような画像形
成装置の原稿台を必要に応じて冷却する画像形成装置お
よび画像形成装置の冷却器制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の一つである複写機には、
原稿が載置される原稿台ガラスが設けられている。この
原稿台ガラスに載置された原稿画像は、露光ランプによ
り露光され読み取られる。複数の原稿が連続して複写さ
れるような場合には、露光ランプから生じる熱により原
稿台ガラスが高温になる。そこで、複写機には、原稿台
ガラスを冷却するための冷却ファンが設けられている。
このような冷却ファンは、コピー動作中とコピー動作前
(レディ状態)とで、風量が切り換えられたり、オン・
オフ制御されたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、コピー動作中は常に冷却ファンが作動しているた
め、冷却ファンの風切り音および振動などによる騒音が
常時発生する。また、この冷却ファンで発生される風に
より光学系のレンズおよびミラーにほこりなどが付着し
やすく、画像にも悪影響を及ぼすことがある。この発明
の目的は、冷却ファンを的確に制御できる画像形成装置
および画像形成装置の冷却ファン制御方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、原稿台に載置された原稿を読み取る露光走査手段
と;前記露光走査手段の動作に伴う前記原稿台の温度上
昇に対応したパラメータを検出する検出手段と;前記検
出手段で検出されたパラメータを基に前記原稿台の温度
上昇を抑える温度上昇抑制手段とを備えている。
【0005】さらに、この発明の画像形成装置は、画像
を形成する画像形成手段と;画像形成装置の温度上昇を
抑制する温度上昇抑制手段と;画像形成枚数および画像
形成時間のうちの少なくとも一方をカウントするカウン
ト手段と;前記カウント手段でカウントされる画像形成
枚数が所定枚数以上、または前記カウント手段でカウン
トされる画像形成時間が所定時間以上になると、前記温
度上昇抑制手段を動作する制御手段とを備えている。
【0006】さらに、この発明の画像形成装置は、画像
を形成する画像形成手段と;原稿画像を走査するために
原稿がセットされる原稿台と;前記原稿台を冷却する冷
却手段と;コピー動作が一定の時間停止するまで、コピ
ー枚数またはコピー時間のカウントを継続するカウント
手段と;原稿を露光する露光手段の露光量の設定、およ
び原稿を自動的に循環して前記原稿台にセットする自動
原稿送り装置の使用の有無のうちの少なくとも一方の条
件を基に、コピー枚数の上限値またはコピー時間の上限
値を設定する設定手段と;前記カウント手段によりカウ
ントされたコピー枚数が前記設定手段により設定された
コピー枚数の上限値を越えると、または前記カウント手
段によりカウントされたコピー時間が前記設定手段によ
り設定されたコピー時間の上限値を越えると前記冷却手
段を動作する制御手段とを備えている。
【0007】この発明の画像形成装置の冷却器制御方法
は、画像形成枚数のカウントおよび画像形成時間の計測
のうちの少なくとも一方を行い;前記カウントされた画
像形成枚数が所定枚数以上、または前記計測された画像
形成時間が所定時間以上になると画像形成装置における
温度上昇を抑制する。
【0008】さらに、この発明の画像形成装置の冷却器
制御方法は、コピー枚数のカウントまたはコピー時間の
計測を行い;原稿を露光する露光手段の露光量の設定、
および原稿を自動的に循環して原稿台にセットする自動
原稿送り装置の使用の有無のうちの少なくとも一方の条
件を基に、コピー枚数の上限値またはコピー時間の上限
値を設定し;前記カウントされたコピー枚数が前記設定
されたコピー枚数の上限値を越えると、または前記測定
されたコピー時間が前記設定されたコピー時間の上限値
を越えると前記原稿台を冷却する。
【0009】さらに、この発明の画像形成装置の冷却器
制御方法は、コピー動作が一定の時間停止するまで、コ
ピー枚数のカウントまたはコピー時間の計測を継続し;
原稿を露光する露光手段の露光量の設定、および原稿を
自動的に循環して原稿台にセットする自動原稿送り装置
の使用の有無のうちの少なくとも一方の条件を基に、コ
ピー枚数の上限値またはコピー時間の上限値を設定し;
前記カウントされたコピー枚数が前記設定されたコピー
枚数の上限値を越えると、または前記測定されたコピー
時間が前記設定されたコピー時間の上限値を越えると前
記原稿台を冷却する冷却手段を動作する。
【0010】さらに、この発明の画像形成装置は、画像
を形成する画像形成手段と;原稿画像を走査するために
原稿がセットされる原稿台と;前記原稿台を冷却する冷
却手段と;前記原稿台の温度を検出する温度検出手段
と;前記温度検出手段によって検出された温度が所定値
以上であるときに、前記冷却手段を動作する制御手段と
を備えている。
【0011】さらに、この発明の画像形成装置の冷却器
制御方法は、原稿画像を走査するために原稿がセットさ
れる原稿台の温度を検出し;前記検出された温度が所定
値以上であるときに、前記原稿台を冷却する。
【0012】この発明の画像形成装置および画像形成装
置の冷却器制御方法は、画像形成枚数(コピー枚数)ま
たは画像形成時間(コピー時間)を基に、原稿台の温度
を予測し、原稿台の冷却が必要なときだけ冷却手段(冷
却ファン)が作動される。よって、無用な風切り音およ
び振動による騒音の防止、および無用な風による光学系
へのほこりなどの付着の防止ができる。
【0013】さらに、この発明の画像形成装置および画
像形成装置の冷却器制御方法は、画像形成枚数(コピー
枚数)または画像形成時間(コピー時間)に加えて、原
稿画像を露光する露光手段(露光ランプ)の露光量の設
定、または原稿を原稿台に搬送する自動原稿送り装置の
使用の有無などを基に、原稿台の温度を予測し、原稿台
の冷却が必要なときだけ冷却手段が作動される。よっ
て、無用な風切り音および振動による騒音の防止、およ
び無用な風による光学系へのほこりなどの付着の防止が
できる。
【0014】さらに、この発明の画像形成装置および画
像形成装置の冷却器制御方法は、原稿台の温度を検出
し、原稿台の冷却が必要なときだけ冷却手段が作動され
る。よって、無用な風切り音および振動による騒音の防
止、および無用な風による光学系へのほこりなどの付着
の防止ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一
実施の形態に係る複写機の外観を例示する図である。複
写機本体1の上部には、原稿カバーを兼ねた自動原稿送
り装置(ADF:Auto Document fee
der)2が開閉自在に設けられている。複写機本体1
の上面前部には、コピー条件並びにコピー開始を指示す
るための各種操作キーおよび各種表示器等を備えた操作
パネル3が設けられている。
【0016】複写機本体1の右側部には、小容量の用紙
が収納できる小容量給紙カセット4と、大容量の用紙が
収納できる大容量給紙カセット5とがそれぞれ着脱自在
に設けられている。尚、小容量給紙カセット4は、用紙
を手差しで供給するための手差し給紙台7を備えてい
る。
【0017】複写機本体1の下部には、給紙カセット4
0、41、42を備えた多段給紙装置6が着脱自在に設
けられている。給紙カセット40、41、42は、必要
に応じて選択されるようになっている。複写機本体1の
左側部には、コピー済み用紙を排出する排紙トレイ8が
設けられている。
【0018】図2は、図1の複写機の内部構成を概略的
に例示する図である。複写機本体1内には、帯電、露
光、現像、転写、定着、清掃等の画像形成プロセスによ
って画像を形成する画像形成部11が設けられている。
画像形成部11は、複写機本体1内のほぼ中央部に回転
自在に軸支された感光体ドラム12を有する。
【0019】感光体ドラム12の周囲には、帯電用帯電
器13と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像の
消去などを行なうためのLEDアレイ14と、トナーお
よびキャリヤからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラ
シ式の現像装置15と、転写用帯電器16と、剥離用帯
電器17と、クリーニング装置18と、除電装置19と
が順に配置されている。感光体ドラム12は、時計廻り
方向に回転して、その表面が帯電用帯電器13によって
一様に帯電されるようになっている。
【0020】複写機本体1の上面には、透明ガラスなど
からなる原稿台20が設けられている。この原稿台20
上には、自動原稿送り装置2が開閉自在に設けられてい
る。自動原稿送り装置2は、複数枚の原稿を載置する原
稿給紙台21と、原稿給紙台21上に載置された原稿を
1枚ずつ取出す取出し部22と、取出し部22で取り出
された原稿を検知する原稿検知センサ70および71
(原稿検知センサ70の奥に原稿検知センサ71が設け
られているため、図面上では原稿検知センサ71は見え
ない)と、取出し部22で取出された原稿を原稿台20
上の所定位置へ搬送したり原稿台20上の原稿を排出し
たりする搬送部23と、搬送部23によって排出される
原稿をそのまま排紙部25へ導いたり搬送部23によっ
て排出される原稿を表裏反転させて再び原稿台20へ導
いたりする反転部24とで構成されている。
【0021】ここで原稿検知センサ70および71によ
る原稿サイズの検出方法について説明する。原稿検知セ
ンサ70および71で原稿が検知される場合と、原稿検
知センサ71だけで原稿が検知される場合とで、原稿の
幅が2通りに分類される。この分類された2種類の幅
と、原稿検知センサ70または71により原稿が走査さ
れ測定される原稿の長さとの組み合せにより、原稿サイ
ズが特定される。
【0022】原稿台20の下方部位には、原稿台20の
温度上昇を防止するための冷却ファン73と、露光装置
26とが配設されている。露光装置26は、リフレクタ
27によって背部を囲撓された露光ランプ28と、反射
ミラー29、30、31、33、34、35と、レンズ
32と、その他の光学系とで構成されている。
【0023】すなわち、原稿台20上に載置された原稿
(図示せず)の画像は、露光装置26によって光学的に
走査され、画像形成部11の感光体ドラム12上に露光
させることにより、感光体ドラム12上に静電潜像を形
成するようになっている。感光体ドラム12上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置15によって供給される現像
剤の磁気ブラシ中の現像剤としてのトナーにより現像さ
れて、トナー像化される。なお、露光ランプ28の露光
量の設定は、後に説明する露光装置制御部102により
調節される。
【0024】複写機本体1の右側部には、小容量給紙カ
セット4および大容量給紙カセット5がそれぞれ着脱自
在に設けられていて、これら小容量給紙カセット4およ
び大容量給紙カセット5から、選択的にピックアップロ
ーラ36および37と、給紙ローラ38および39とを
介して用紙が1枚ずつ取出されるようになっている。
【0025】複写機本体1の下部には、多段給紙装置6
が着脱自在に設けられている。多段給紙装置6には、給
紙カセット40、41、42が備えられており、これら
給紙カセット40、41、42から、選択的にピックア
ップローラ43、44、45および給紙ローラ46、4
7、48を介して用紙が1枚ずつ取出され、搬送路49
を介して複写機本体1内のアライニングローラ対50に
導かれるようになっている。
【0026】給紙カセット4または5から取出された用
紙、あるいは多段給紙装置6の給紙カセット40、4
1、42から取出されてアライニングローラ対50に導
かれた用紙は、レジストローラ対51に導かれる。この
レジストローラ対51に導かれた用紙は、感光体ドラム
12に対向配置された転写用帯電器16との間へ案内さ
れつつ搬送され、転写用帯電器16によって感光体ドラ
ム12上のトナー像が用紙上に転写されるようになって
いる。
【0027】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器17によって感光体ドラム12上から剥離さ
れて、搬送ベルト52を介して定着装置53へ搬送さ
れ、この定着装置53によってトナー像が用紙上に溶融
定着される。
【0028】定着後の用紙は、定着装置53から排出さ
れ、定着装置53の下流側に設けられたゲート54の切
換えにより、そのまま排紙ローラ対55を介して複写機
本体1の外部に設けられた排紙トレイ8上に排出され
る。または、複写機本体1内の底部に設けられた自動両
面装置(ADD:Auto Duplexing De
vice)56に導かれるようになっている。なお、用
紙が排出されるときには、用紙検知センサ74によって
用紙が検知され、何枚複写されたかがカウントされる。
【0029】この自動両面装置56に導かれた片面コピ
ー済の用紙は、反転搬送路57で搬送されながら、スイ
ッチバックされて、反転搬送路57の下部に形成された
用紙収納部58に一時集積された後、取り出しローラ5
9にて下から順に一枚づつ取り出される。なお、用紙収
納部58には、反転搬送路57から搬送されてくる用紙
の後端を規制するための後端規制部72が設けられてい
る。
【0030】用紙収納部58から取り出しローラ59に
て取り出された用紙は、取り出しローラ対60および6
1、レジストローラ対51を介して再び感光体ドラム1
2と転写用帯電器16との間へ搬送される。このとき、
搬送される用紙は、まだコピーされていない面が感光体
ドラム12に接触するように搬送される。つまり、片面
コピー済みの用紙が自動両面装置56を経由すると、用
紙が反転され両面コピーが可能となる。
【0031】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置18によって掻き取られる。この掻き取られた使
用済のトナーおよび異物を含む廃止トナーは、図示しな
い搬送ローラによってクリーニング装置18の外部に排
出されるようになっている。クリーニング装置18によ
ってクリーニングされた感光体ドラム12の表面は、除
電装置19によって一定の電位レベル以下に除電され
る。これによりその後のコピー動作が可能となる。
【0032】図3は、図1の複写機本体と自動原稿送り
装置2とを制御するブロック図である。複写機本体1に
は、上記複写機本体1の全体を制御するCPU91が設
けられている。このCPU91には、画像形成を行う画
像形成部11と、操作パネル3と、CPU91の制御プ
ログラムなどを記憶しているROM(リード・オンリ・
メモリ)99と、後述する冷却ファン73のオン・オフ
制御に必要なデータなどを記憶するRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)100と、露光装置制御部102
と、冷却ファンモータ駆動回路104と、自動原稿送り
装置2に接続され信号の送受を行うインターフェース9
3とが接続されている。
【0033】露光装置制御部102は、CPU91の指
令に基づき露光ランプ28の露光量の設定を行う。冷却
ファンモータ駆動回路104は、CPU91の指令に基
づき冷却ファンモータのオン・オフを行う。
【0034】自動原稿送り装置2には、自動原稿送り装
置2全体を制御するCPU95が設けられている。この
CPU95には、複写機本体1と接続され信号の送受を
行うインターフェース96と、搬送部23、反転部2
4、および排紙部25などのローラを回転する駆動回路
98と、原稿検知器70および71とが接続されてい
る。
【0035】図4は、図1の複写機の操作パネルを詳細
に説明する図である。操作パネル3には、コピー開始を
指示するためのコピーボタン75と、コピー枚数を設定
するためのテンキー76と、コピー倍率を設定する倍率
ボタン77と、原稿台20に載置された原稿のサイズを
自動的に検出しそれと同じサイズの用紙を自動的に選択
する自動用紙選択ボタン78と、用紙サイズを指定する
と原稿台20に載置されている原稿のサイズを自動的に
検出し自動的にコピー倍率を計算する自動倍率選択ボタ
ン79と、用紙のサイズを選択して原稿のサイズを指定
するとコピー倍率を自動的に計算する原稿サイズボタン
80とが設けられている。
【0036】さらに、操作パネル3には、機器の状態、
操作手順、およびユーザに対する各種の案内を表示する
表示部81と、各種の絵文字が点滅表示され複写機の状
態を表示する状態表示パネル82と、片面原稿から片面
コピー、片面原稿から両面コピー、両面原稿から両面コ
ピー、および両面原稿から片面コピーなどを切り換える
両面ボタン83と、選択したモードをすべてクリアする
クリアボタン85などが設けられている。
【0037】次に、図1〜図4で説明した複写機におい
て実行される冷却ファン73のオン・オフ制御の第1の
実施の形態について説明する。原稿台20の温度は、コ
ピー時間、コピー枚数、露光ランプ28の露光量の設
定、または自動原稿送り装置2の使用の有無などにより
異なる。コピー枚数が多くなると、つまりコピー時間が
長くなると、それだけ露光される時間が長くなるので原
稿台20の温度が上昇する。露光ランプ28は、L(明
るい)、N(センター)、D(暗い)などに露光量の設
定を行なうことができ、露光量が多いほど(明るいほ
ど)原稿台20の温度が上昇する。自動原稿送り装置2
を使用すると原稿を搬送するための搬送ベルト(図示し
ない)が原稿台20の熱を奪うため、自動原稿送り装置
2を使用しているときの方が自動原稿送り装置2を使用
しないときより原稿台20の温度上昇が小さくなる。
【0038】図5は、冷却ファン73を使用しない場合
の原稿台の温度変化を例示するグラフ図である。図6
は、冷却ファン73を必要に応じて使用した場合の原稿
台の温度変化を例示するグラフ図である。
【0039】これらグラフの縦軸は温度上昇値(de
g)を示し、一番下の横軸は時間(分)を示し、下から
二番目の横軸はコピー枚数(枚)を示す。グラフa1
は、露光設定がL(明るい)で自動原稿送り装置2を使
用しない場合の原稿台20の温度変化を示す。グラフb
1は、露光設定がLで自動原稿送り装置2を使用した場
合の原稿台20の温度変化を示す。グラフc1は、露光
設定がN(センター)で自動原稿送り装置2を使用しな
い場合の原稿台20の温度変化を示す。グラフd1は、
露光設定がNで自動原稿送り装置2を使用した場合の原
稿台20の温度変化を示す。グラフe1は、露光設定が
D(暗い)で自動原稿送り装置2を使用しない場合の原
稿台20の温度変化を示す。グラフf1は、露光設定が
Dで自動原稿送り装置2を使用した場合の原稿台20の
温度変化を示す。
【0040】原稿台20の温度上限値が、例えば45
(deg)に設定されると、図5から次のようなことが
分かる。露光設定Lかつ自動原稿送り装置2不使用の場
合(グラフa1)には、コピー枚数700枚前後または
コピー時間14分前後で上限値45(deg)を越えて
しまう。また、露光設定Lかつ自動原稿送り装置2使用
の場合(グラフb1)には、コピー枚数1100枚前後
またはコピー時間22分前後で上限値45(deg)を
越えてしまう。さらに、露光設定Nかつ自動原稿送り装
置2不使用の場合(グラフc1)には、コピー枚数14
00枚前後またはコピー時間28分前後で上限値45
(deg)を越えてしまう。
【0041】これら上限値を越えてしまう場合だけ、上
限値を越える前に冷却ファン73が作動するように設定
する。つまり、図6に示すように、露光設定がLかつ自
動原稿送り装置2不使用の場合には、コピー枚数500
枚以上またはコピー時間10分以上で冷却ファン73が
作動する。すると、グラフa2のようになり、上限値4
5(deg)を越えてしまうことはない。
【0042】露光設定がLかつ自動原稿送り装置2使用
の場合には、コピー枚数1000枚以上またはコピー時
間20分以上で冷却ファン73が作動する。すると、グ
ラフb2のようになり、上限値45(deg)を越えて
しまうことはない。
【0043】露光設定がNかつ自動原稿送り装置2不使
用の場合には、コピー枚数1000枚以上またはコピー
時間20分以上で冷却ファン73が作動する。すると、
グラフ2のようになり、上限値45(deg)を越えて
しまうことはない。
【0044】図7は、冷却ファンのオン・オフ条件の一
例をまとめた図である。露光設定Lかつ自動原稿送り装
置2使用の場合には、コピー枚数1000以上またはコ
ピー時間20分以上のときに冷却ファン73が作動す
る。露光設定Lかつ自動原稿送り装置2不使用の場合に
は、コピー枚数500枚以上またはコピー時間10分以
上のときに冷却ファン73が作動する。露光設定Nかつ
自動原稿送り装置2不使用の場合には、コピー枚数10
00枚以上またはコピー時間20分以上のときに冷却フ
ァン73が作動する。上記以外の場合には、冷却ファン
は作動しない。
【0045】このような冷却ファン73のオン・オフ条
件は、RAM100に記憶されており、このRAM10
0に記憶されているデータに基づき冷却ファン73のオ
ン・オフ制御が行なわれる。
【0046】図8は、コピー枚数またはコピー時間によ
り冷却ファンをオン・オフ制御するときのフローチャー
トである。コピー動作が開始されると(ステップST1
2)、コピー枚数のカウントまたはコピー時間の計測が
開始される(ステップST14)。コピー枚数のカウン
トは用紙検知センサ74およびCPU91によって行わ
れ、コピー時間の計測はCPU91によって行なわれ
る。
【0047】このコピー枚数のカウントおよびコピー時
間の計測は、一定時間以上コピー動作が停止するまで継
続される。一定時間というのは、原稿台20の温度がコ
ピー動作前の温度に戻るために要する時間である。つま
り、複数の原稿がコピーされた後、すぐに次のコピー動
作が開始されると、前のコピー動作により上昇した温度
に加えてその後のコピー動作で上昇した温度が原稿台2
0のおよその上昇温度になるからである。
【0048】露光設定L(ステップST16、Yes)
かつ自動原稿送り装置2不使用(ステップST18、N
o)の場合には、上限コピー枚数Aが500枚、または
上限コピー時間Tが10分に設定される(ステップST
24)。
【0049】コピー枚数が500枚以上(コピー枚数≧
A)、またはコピー時間が10分以上(コピー時間≧
T)になると(ステップST26、Yes)、冷却ファ
ンが作動される(ステップST32)。その後、コピー
動作が終了すると(ステップST34、Yes)、冷却
ファンが停止される(ステップST36)。
【0050】露光設定L(ステップST16、Yes)
かつ自動原稿送り装置2使用(ステップST18、Ye
s)の場合、あるいは露光設定N(ステップST20、
Yes)かつ自動原稿送り装置2不使用(ステップST
22、No)の場合には、上限コピー枚数Aが1000
枚、または上限コピー時間Tが20分に設定される(ス
テップST28)。
【0051】コピー枚数が1000枚以上(コピー枚数
≧A)、またはコピー時間が20分以上(コピー時間≧
T)になると(ステップST28、Yes)、冷却ファ
ンが作動される(ステップST32)。その後、コピー
動作が終了すると(ステップST34、Yes)、冷却
ファンが停止される(ステップST36)。
【0052】なお、この実施の形態では、冷却ファンの
オン条件の一例として、露光設定Lかつ自動原稿送り装
置2不使用、露光設定Lかつ自動原稿送り装置2使用、
または露光設定Nかつ自動原稿送り装置2不使用の場合
について説明したが、この発明画像形成装置および画像
形成装置の冷却器制御方法はこれに限定されることな
く、さまざまなケースにおいて冷却ファンのオン条件を
設定することができる。
【0053】次に、図1〜図4で説明した複写機におい
て実行される冷却ファン73のオン・オフ制御の第2の
実施の形態について説明する。図9は、図1および図2
で説明した複写機に温度検知センサを設けた複写機を概
略的に例示する図である。
【0054】この第2の実施の形態では、原稿台20に
設けられた温度検知センサ106(サーミスタなど)に
より冷却ファン73のオン・オフ制御が行なわれる。具
体的には、温度検知センサ106により検知された温度
情報が図3のCPU91に送られる。CPU91におい
て、原稿台20の温度が所定値以上になったと判断され
ると冷却ファン73が作動され、原稿台20の温度が所
定値以下になったと判断されると冷却ファン73が停止
される。
【0055】図10は、温度検知センサにより冷却ファ
ンをオン・オフ制御するときのフローチャートである。
コピー動作が開始され(ステップST42)、原稿台2
0の温度Tが温度検知センサ106により検出される
(ステップST44)。この検出された温度Tが予め設
定された設定温度以上になると(ステップST46、Y
es)、冷却ファン73が作動される(ステップST4
8)。その後、コピー動作が終了すると(ステップST
50、Yes)、冷却ファン73は停止される(ステッ
プST52)。
【0056】また、上記説明したコピー枚数、コピー時
間、露光ランプ28の露光量、自動原稿送り装置2の使
用の有無、および温度検知センサ106により検知され
る原稿台20の温度は、原稿台20の温度上昇に対応し
たパラメータである。
【0057】なお、この第1の実施の形態および第2の
実施の形態では、所定の条件が満たされると冷却ファン
73がオン動作される場合について説明したが、この発
明の画像形成装置および画像形成装置の冷却器制御方法
はこれに限定されることなく、所定の条件が満たされる
とその満たされた条件に応じて、冷却ファン73の風量
を切り換えるようにする場合にも適用できる。
【0058】
【発明の効果】原稿台の冷却が必要なときだけ冷却ファ
ンが作動されるので、無用な風切り音および振動による
騒音の防止、および無用な風による光学系へのほこりな
どの付着の防止をすることができる画像形成装置および
画像形成装置の冷却器制御方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る複写機の外観を
例示する図。
【図2】図1の複写機の内部構成を概略的に例示する
図。
【図3】図1の複写機本体と自動原稿送り装置2とを制
御するブロック図。
【図4】図1の複写機の操作パネルを詳細に説明する
図。
【図5】冷却ファンを使用しない場合の原稿台の温度変
化を例示するグラフ図。
【図6】冷却ファンを必要に応じて使用した場合の原稿
台の温度変化を例示するグラフ図。
【図7】冷却ファンのオン・オフ条件の一例をまとめた
図。
【図8】コピー枚数またはコピー時間により冷却ファン
をオン・オフ制御するときのフローチャート。
【図9】図1および図2で説明した複写機に温度検知セ
ンサを設けた複写機を概略的に例示する図。
【図10】温度検知センサにより冷却ファンをオン・オ
フ制御するときのフローチャート。
【符号の説明】
1…複写機本体 2…自動原稿送
り装置(ADF) 3…操作パネル 11…画像形成部
(画像形成手段) 20…原稿台 26…露光装置
(露光手段) 28…露光ランプ(露光手段) 73…冷却ファン(冷却手段、温度上昇抑制手段) 74…用紙検知センサ(検出手段、カウント手段) 91…CPU(検出手段、カウント手段、設定手段、制
御手段) 99…ROM 100…RAM
(設定手段) 102…露光装置制御部 104…冷却ファンモータ制御部(制御手段) 106…温度センサ(検出手段、温度検出手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台に載置された原稿を読み取る露光走
    査手段と;前記露光走査手段の動作に伴う前記原稿台の
    温度上昇に対応したパラメータを検出する検出手段と;
    前記検出手段で検出されたパラメータを基に前記原稿台
    の温度上昇を抑える温度上昇抑制手段と;を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】画像を形成する画像形成手段と;画像形成
    装置の温度上昇を抑制する温度上昇抑制手段と;画像形
    成枚数および画像形成時間のうちの少なくとも一方をカ
    ウントするカウント手段と;前記カウント手段でカウン
    トされる画像形成枚数が所定枚数以上、または前記カウ
    ント手段でカウントされる画像形成時間が所定時間以上
    になると、前記温度上昇抑制手段を動作する制御手段
    と;を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】画像を形成する画像形成手段と;原稿画像
    を走査するために原稿がセットされる原稿台と;前記原
    稿台を冷却する冷却手段と;コピー動作が一定の時間停
    止するまで、コピー枚数またはコピー時間のカウントを
    継続するカウント手段と;原稿を露光する露光手段の露
    光量の設定、および原稿を自動的に循環して前記原稿台
    にセットする自動原稿送り装置の使用の有無のうちの少
    なくとも一方の条件を基に、コピー枚数の上限値または
    コピー時間の上限値を設定する設定手段と;前記カウン
    ト手段によりカウントされたコピー枚数が前記設定手段
    により設定されたコピー枚数の上限値を越えると、また
    は前記カウント手段によりカウントされたコピー時間が
    前記設定手段により設定されたコピー時間の上限値を越
    えると前記冷却手段を動作する制御手段と;を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像形成枚数のカウントおよび画像形成時
    間の計測のうちの少なくとも一方を行い;前記カウント
    された画像形成枚数が所定枚数以上、または前記計測さ
    れた画像形成時間が所定時間以上になると画像形成装置
    における温度上昇を抑制する;ことを特徴とする画像形
    成装置の冷却器制御方法。
  5. 【請求項5】コピー枚数のカウントまたはコピー時間の
    計測を行い;原稿を露光する露光手段の露光量の設定、
    および原稿を自動的に循環して原稿台にセットする自動
    原稿送り装置の使用の有無のうちの少なくとも一方の条
    件を基に、コピー枚数の上限値またはコピー時間の上限
    値を設定し;前記カウントされたコピー枚数が前記設定
    されたコピー枚数の上限値を越えると、または前記測定
    されたコピー時間が前記設定されたコピー時間の上限値
    を越えると前記原稿台を冷却する;ことを特徴とする画
    像形成装置の冷却器制御方法。
  6. 【請求項6】コピー動作が一定の時間停止するまで、コ
    ピー枚数のカウントまたはコピー時間の計測を継続し;
    原稿を露光する露光手段の露光量の設定、および原稿を
    自動的に循環して原稿台にセットする自動原稿送り装置
    の使用の有無のうちの少なくとも一方の条件を基に、コ
    ピー枚数の上限値またはコピー時間の上限値を設定し;
    前記カウントされたコピー枚数が前記設定されたコピー
    枚数の上限値を越えると、または前記測定されたコピー
    時間が前記設定されたコピー時間の上限値を越えると前
    記原稿台を冷却する冷却手段を動作する;ことを特徴と
    する画像形成装置の冷却器制御方法。
  7. 【請求項7】画像を形成する画像形成手段と;原稿画像
    を走査するために原稿がセットされる原稿台と;前記原
    稿台を冷却する冷却手段と;前記原稿台の温度を検出す
    る温度検出手段と;前記温度検出手段によって検出され
    た温度が所定値以上であるときに、前記冷却手段を動作
    する制御手段と;を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】原稿画像を走査するために原稿がセットさ
    れる原稿台の温度を検出し;前記検出された温度が所定
    値以上であるときに、前記原稿台を冷却する;ことを特
    徴とする画像形成装置の冷却器制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013119255A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Toshiba Corp 消去装置及び消去装置の消去方法
US8737866B2 (en) 2010-10-13 2014-05-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including a controller to control a cooling device to cool the image forming apparatus

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