JPH0736260A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0736260A
JPH0736260A JP5177861A JP17786193A JPH0736260A JP H0736260 A JPH0736260 A JP H0736260A JP 5177861 A JP5177861 A JP 5177861A JP 17786193 A JP17786193 A JP 17786193A JP H0736260 A JPH0736260 A JP H0736260A
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JP
Japan
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image carrier
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JP5177861A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Morihara
一誠 森原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/36Editing, i.e. producing a composite image by copying one or more original images or parts thereof

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、操作性のよい複写装置を提
供することにある。 【構成】この発明の複写装置は、感光体ドラムに静電潜
像が形成可能な領域を制限する帯電幅制御装置を有して
いる。帯電幅制御装置は、感光体ドラムの軸方向に配列
された複数のLEDを含み、それぞれのLEDは、RO
Mに記憶されているデータに基づいて所定の順に点灯さ
れる。ROMに記憶されているデータは、操作パネルの
原稿サイズキーが操作されることで、随時、読み出さ
れ、感光体ドラムに提供された電荷を部分的に消去す
る。また、原稿サイズキーが操作された回数がカウント
され、操作された回数に応じて部分消去パターンが選択
されて、簡単な操作で特定の部分消去画像が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対象物の画像を被複
写材に複製する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えば、静電式複写装置
は、複写対象物の画像を読取る画像読取部、読取部を介
して読取られた画像に基づいて複製像を形成する画像形
成部、及び、画像形成部を介して形成された画像が保存
される被転写材を給送する用紙搬送部を含んでいる。
【0003】画像読取部は、複写対象物が載置される載
置台、複写によって得られる複写物の背景を白くするた
めの被覆部が一体に形成されるとともに載置台に載置さ
れた対象物を載置台に向かって押しつけるカバー部材を
有している。
【0004】カバー部材は、複写対象物が本あるいは立
体物などのシート状以外の形状であっても複写可能とす
るため、開放された状態でも利用可能に形成されてい
る。画像形成部は、読取られた画像に応じて静電潜像が
形成される感光体、この感光体に形成された潜像にトナ
ーを供給することで現像する現像装置、及び、この像形
成を開始させるための複写開始を指示するための複写開
始スイッチなどを有している。
【0005】ところで、複写対象物が本あるいは立体物
である場合には、カバー部材が開放されることで、背景
即ち複写された画像の周囲に不所望な黒縁 (トナー像)
が生じることが知られている。また、複写対象物あるい
は対象物を複写するための複写倍率に応じて規定される
画像の大きさよりも大きな複写用紙が利用された場合に
は、用紙に形成された画像の周囲に、同様の黒縁が生じ
る。
【0006】このことから、黒縁を消去するために、例
えば、複写対象物の周囲 (余白とすべき領域) を、予め
白紙で覆うなどの手法が利用される。また、今日、複写
装置の多機能化にともなって、付加的機能即ち黒縁を消
去するための部分消去機能などが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、部分消
去機能が組込まれている場合であっても、消去するため
の領域を特定 (入力) する作業が複雑であることから、
利用頻度が低い問題がある。また、手差し給紙モードで
は、枠消しができない問題がある。
【0008】このことから、部分消去機能が組込まれて
いる複写装置が利用された場合であっても、本あるいは
立体物が複写される (あるいは複写によって得られる画
像よりも大きな用紙が利用される) 場合には、複写され
た画像の周囲に黒縁が生じ易く、現像装置に含まれてい
るトナーが著しく消費されることに起因して現像装置へ
のトナー補給が追いつかなくなる問題がある。この場
合、次の複写動作で得られる複写物の画像濃度を低下さ
せる虞れがある。また、一定量のトナーで複写できる複
写枚数を減少させる一方で複写コストを増大させる問題
がある。
【0009】これに対して、複写対象物の周囲を白紙で
覆うことは、複写作業の効率を低下させる問題がある。
また、このことは、同時に、画像の保存には必要のない
白紙を浪費する問題がある。
【0010】この発明の目的は、複写対象物が本あるい
は立体物である場合、及び、複写すべき画像の大きさよ
りも大きな複写用紙に画像が複写される際に、画像の周
囲に生じる黒縁を消去できる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、原稿を保持する原稿台と、こ
の原稿台上に載置された原稿を露光する露光手段と、像
担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段と、前記像担
持体に近接して配置され、前記帯電手段により前記像担
持体に付与された電荷を除去する電荷除去手段と、前記
露光手段により露光され前記原稿により反射された光を
前記帯電手段により電荷を付与された前記像担持体上に
導くことにより前記像担持体上に前記原稿の潜像を形成
し、この形成された潜像に対して現像剤を供給すること
により前記原稿の現像剤像を形成し、この現像剤像を用
紙上に転写することにより前記用紙上に画像を形成する
画像形成手段と、前記電荷除去手段が前記像担持体上の
電荷を除去する複数のパターンのデータを記憶してなる
記憶手段と、この記憶手段に記憶されている複数パター
ンの中から前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を
除去するパターンを選択する選択手段と、この選択手段
により選択された電荷除去パターンに対応する前記記憶
手段中のデータに基づいて前記像担持体上の電荷を除去
するように前記電荷除去手段を制御する制御手段とを具
備することを特徴とする画像形成装置を提供するもので
ある。
【0012】また、この発明によれば、原稿を保持する
原稿台と、この原稿台上に載置された原稿を露光する露
光手段と、像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段
と、前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段に
より前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除去
手段と、前記露光手段により露光され前記原稿により反
射された光を前記帯電手段により電荷を付与された前記
像担持体上に導くことにより前記像担持体上に前記原稿
の潜像を形成し、この形成された潜像に対して現像剤を
供給することにより前記原稿の現像剤像を形成し、この
現像剤像を用紙上に転写することにより前記用紙上に画
像を形成する画像形成手段と、前記電荷除去手段を付勢
するためのモードを設定するモード設定手段と、このモ
ード設定手段により前記電荷除去手段が付勢されるモー
ドに設定されていることを表示する表示手段と、前記電
荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去する複数のパ
ターンのデータを記憶してなる記憶手段と、この記憶手
段に記憶されている複数パターンの中から前記電荷除去
手段が前記像担持体上の電荷を除去するパターンを選択
する選択手段と、この選択手段により所定の電荷除去パ
ターンが選択されたときに、選択された電荷除去パター
ンに対応する前記記憶手段中のデータに基づいて前記像
担持体上の電荷を除去するように前記電荷除去手段を制
御する制御手段とを具備する画像形成装置が提供され
る。
【0013】さらに、この発明によれば、原稿を保持す
る原稿台と、この原稿台上に載置された原稿を露光する
露光手段と、像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手
段と、前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段
により前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除
去手段と、前記露光手段により露光され前記原稿により
反射された光を前記帯電手段により電荷を付与された前
記像担持体上に導くことにより前記像担持体上に前記原
稿の潜像を形成し、この形成された潜像に対して現像剤
を供給することにより前記原稿の現像剤像を形成し、こ
の現像剤像を用紙上に転写することにより前記用紙上に
画像を形成する画像形成手段と、前記電荷除去手段を付
勢するためのモードを設定するモード設定手段と、前記
原稿台上に載置される原稿のサイズを入力する入力手段
と、この入力手段が操作された回数を計数する計数手段
と、前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去す
る複数のパターンのデータを記憶してなる記憶手段と、
前記モード設定手段により前記電荷除去手段を付勢する
ためのモードが設定されているときに、前記計数手段に
より計数された前記入力手段の操作回数に応じて前記記
憶手段中から所定の電荷除去パターンに対応するデータ
を読みだし、このデータに基づいて前記像担持体上の電
荷を除去するように前記電荷除去手段を制御する制御手
段とを具備する画像形成装置が提供される。
【0014】またさらに、この発明によれば、原稿を保
持する原稿台と、この原稿台上に載置された原稿を露光
する露光手段と、像担持体上に所定の電荷を付与する帯
電手段と、前記像担持体に近接して配置され、前記帯電
手段により前記像担持体に付与された電荷を除去する電
荷除去手段と、前記露光手段により露光され前記原稿に
より反射された光を前記帯電手段により電荷を付与され
た前記像担持体上に導くことにより前記像担持体上に前
記原稿の潜像を形成し、この形成された潜像に対して現
像剤を供給することにより前記原稿の現像剤像を形成
し、この現像剤像を用紙上に転写することにより前記用
紙上に画像を形成する画像形成手段と、前記電荷除去手
段を付勢するためのモードを設定するモード設定手段
と、前記原稿台上に載置される原稿のサイズを入力する
入力手段と、この入力手段が操作された回数を計数する
計数手段と、前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷
を除去する複数のパターンのデータを、前記入力手段か
ら入力される原稿サイズの種類ごとに、前記原稿台上へ
の原稿の置き方に応じて複数種記憶してなる記憶手段
と、前記モード設定手段により前記電荷除去手段を付勢
するためのモードが設定されているときに、前記計数手
段により計数された前記入力手段の操作回数に応じて前
記記憶手段中から所定の電荷除去パターンに対応するデ
ータを読みだし、このデータに基づいて前記像担持体上
の電荷を除去するように前記電荷除去手段を制御する制
御手段とを具備する画像形成装置が提供される。
【0015】
【作用】この発明の画像形成装置によれば、画像領域制
限手段は、点灯位置が変更可能に形成された複数のLE
Dであって、指示手段を介して対象物の大きさが入力さ
れることで読み出されたデータに基づいて帯電手段から
像担持体に供給された電荷が部分的に消去される。この
ことから、本来必要とされない画像形成領域にトナーが
吸着されることが防止され、不所望なトナーの消費が抑
止できる。また、領域制限手段は、対象物の大きさ及び
部分消去すべき消去パターンを入力するのみで簡単に付
勢可能であるから、繁雑な入力操作が解消される。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。図1によれば、画像形成装置即ち静電式複写装置
2は、自身の概ね中央部に、図示しない駆動モータを介
して矢印の方向に回転可能に配置された感光体ドラム10
を有している。感光体ドラム10は、アルミニウムなどの
円筒の外周に、アモルファスシリコンなどの感光体の薄
層即ち感光層10aが形成されたものであって、感光層10
aに所定の電位が与えられた状態で光が照射されること
で、電荷分布パターン即ち静電潜像を提供できる。
【0017】感光体ドラム10の周囲には、帯電幅制御装
置12、帯電装置14、現像装置16、転写装置18、クリーニ
ング装置20、及び、除電装置22などが、感光体ドラム10
が回転される方向に沿って順に配置されている。
【0018】帯電幅制御装置12は、任意に点灯可能な複
数のLED素子が感光体ドラム10の軸線に沿って配列さ
れたものであって、点灯位置が変化されることで感光層
10aが電位を保持できる領域即ち画像形成領域を規定す
るために利用される。即ち、感光層10aに形成される画
像の幅を任意に制限できる。この状態で感光体ドラム10
が回転されることで、感光層10aに形成される画像の長
さを、任意に制限できる。
【0019】例えば、感光体ドラム10の最大複写可能幅
がA3用紙に対応する幅であって、B4用紙への複写が
要求された場合には、感光層10aにおけるA3用紙の幅
とB4用紙の幅との差によって生じる余白部分とA3用
紙の長さであって、B4用紙の長さを越えた長さに対応
する領域の電位を消去できる。また、原稿の大きさがB
4であって、複写用紙としてA3用紙が選択された場合
には、後述する簡易編集モードが設定されることで、原
稿の大きさを越える用紙部分に余白 (空白) を提供でき
る。尚、LEDが点灯される領域データは、様々な入力
条件に対応可能に、後述するROMに予め記憶されてい
る。
【0020】帯電装置14は、感光体ドラム10の軸線に沿
って延出されたコロナワイヤ、コロナワイヤを介して感
光層10aに供給される電荷の量を制限するグリッドスク
リーン及びコロナワイヤから出力される電荷が感光層10
a以外の方向を向かうことを阻止するシールドケースを
含み、感光層10aを所定の電位に帯電させるために利用
される。また、帯電装置14は、入力された複写条件 (複
写枚数) に応じて、連続的にあるいは断続的に、図示し
ない帯電制御装置によって付勢される。尚、帯電幅制御
装置12と連動してあるいは独立に付勢されることで、感
光体ドラム10が回転される方向に沿って感光層10aに提
供される電位を制御できる。
【0021】現像装置16は、可視化剤即ちトナーを収容
したトナー収容部と感光体ドラム10の軸線と概ね平行に
配置された現像ローラを含み、後述する光 (即ち画像情
報)が感光層10aに照射されることで感光層10aに形成
される電荷分布パターン即ち静電潜像にトナーを供給す
ることで、静電潜像を現像する。
【0022】転写装置18は、帯電装置14と実質的に同様
に機能するコロナワイヤとコロナワイヤから出力される
電荷が感光層10a以外の方向を向かうことを阻止するシ
ールドケースを含み、現像装置16を介して現像された画
像即ちトナー像を、後述する被転写材即ち複写用紙に移
しとる。尚、転写装置18には、用紙を感光体ドラム10の
表面 (感光層10a) から離脱させるためのAC電界を発
生する分離部18aが一体に組込まれている。
【0023】クリーニング装置20は、感光層10aに対し
て圧接可能に形成され、感光層10a上のトナーをかき落
とすスクレーパを有し、転写装置18を介してトナー像が
移しとられる際に感光層10aに残った未転写トナーを感
光層10aから除去するために利用される。
【0024】除電装置22は、感光体ドラム10の軸線に沿
って延出されたランプであって、感光層10aに残った電
荷分布パターンを除去するために利用される。現像装置
16と転写装置18との間には、後述する用紙カセットが挿
入される複数のスロット24a及び24bが形成されてい
る。スロット24a及び24bには、感光体ドラム10に向か
って複写用紙あるいはOHPシートなどを供給するため
の用紙カセット26a及び26bが挿入される。尚、用紙カ
セット26bの上部には、カセットに収容されている大き
さ以外の用紙 (同一の大きさであってもよい) あるいは
既に片面に画像が形成されている用紙の背面に画像を形
成するために、散発的に用紙を給送可能なバイパストレ
イ26cが配置されている。
【0025】感光体ドラム10と用紙カセット26a及び26
b (スロット24a及び24b) 及びバイパストレイ26cと
の間には、カセット26a及び26bから用紙を1枚ずつ引
出す第1及び第2の給紙ローラ28a及び28b、第2の給
紙ローラ28bに向かってバイパストレイ26cに挿入され
た用紙を送出するバイパス給紙ローラ28c、それぞれ一
対に形成され、給紙ローラ28a及び28bを介して給送さ
れた用紙を感光体ドラム10へ向かって搬送する第1及び
第2の搬送ローラ30a及び30b、それぞれ一対のガイド
板で形成され、感光体ドラム10へ向う用紙をガイドする
給送路32a,32b及び32c、及び、用紙の傾きを補正す
るとともに、感光体ドラム10に形成された画像の先端と
用紙の先端とを整合させ、感光体ドラム10の回転速度と
同じ速度で用紙を給送する一対のタイミングローラ34
が、順に、配置されている。
【0026】感光体ドラム10から比較的離れた位置であ
って、転写装置18を介してトナー像が移しとられた複写
用紙が感光体ドラム10が回転されることに伴って搬送さ
れる方向には、用紙上に静電的に付着された状態のトナ
ー (像) を用紙に固着させるための定着装置36が配置さ
れている。
【0027】定着装置36は、加熱ヒータを有する加熱ロ
ーラと加熱ローラに圧接された加圧ローラを有し、用紙
上のトナーを加熱することでトナーを溶融させ、トナー
と用紙とを加圧することで、用紙にトナーを固定させ
る。
【0028】転写装置18と定着装置36の間には、転写装
置18を介してトナー像が転写された(移しとられた) 用
紙を定着装置36に向かって送出する搬送ベルト38が、ま
た、定着装置36を介してトナー像が定着された用紙がさ
らに送出される方向には、用紙を装置2の外部へ排出さ
せる排出ローラ40が、それぞれ、配置されている。
【0029】感光体ドラム10の上方には、複写対象物例
えば本あるいは文書などの原稿が載置される原稿載置部
50、原稿載置部50に載置された原稿に存在する画像を感
光体ドラム10の感光層10aに伝達する原稿読取部60、及
び、様々な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開
始信号などを入力する操作パネル70 (図2参照) などが
配置されている。
【0030】原稿載置部50は、原稿Dが載置される原稿
台52、原稿台52の一端に配置され、原稿Dが載置される
べき位置を示す原稿ガイド板52a、及び、原稿台52に対
して開閉可能に形成され、原稿台52に載置された原稿D
を原稿台52に密着させるカバー54などを有している。原
稿台52は、例えば、板ガラスなどによって形成され、後
述する照明ランプからの光を原稿Dの原稿面に照射させ
るとともに、原稿面で反射された光を画像情報として、
原稿読取部60に向かって伝達する。
【0031】原稿読取部60は、原稿台52に載置された原
稿を照明する照明ランプ62、照明ランプ62からの光を原
稿の所定の位置に収束させるリフレクタ64、原稿からの
反射光 (画像情報) を感光体ドラム10の感光層10aに伝
達するための複数の反射鏡66a、66b、66c及び66d、
及び、反射鏡66c及び66dの間に配置され、原稿からの
反射光の光学特性を安定化させるレンズ68などを含んで
いる。尚、照明ランプ62、リフレクタ64、及び、反射鏡
66aは、第一キャリッジ60aとして一体に形成され、原
稿が複写されるべき複写倍率に対応する速度で原稿台52
に平行に移動される。反射鏡66b及び66cは、同様に、
第二キャリッジ60bとして一体に形成され、第一キャリ
ッジ60aに従動される。
【0032】操作パネル70は、ユーザからの入力に応じ
て複写開始信号が出力される複写開始キー72a、及び、
複写動作を中断させ、あるいは、入力途中のデータを
“0”に戻す信号を出力するとともに、全ての入力及び
動作を初期状態に戻すためのオールクリアキー72b、同
様に、複写枚数あるいは複写倍率を設定するために利用
される“0”〜“9”の数字データを入力できる数字キ
ー74 (74a‥‥‥) 、原稿台52に載置された原稿の大き
さを入力する原稿サイズキー76 (76a‥‥‥) 、及び、
用紙を供給するための後述する用紙カセットを切り替え
るカセット切替えキー78などを含んでいる。
【0033】操作パネル70には、また、ユーザからの入
力に応じて部分消去及び簡易編集モードを設定可能な編
集入力部80が組込まれている。編集入力部80は、例え
ば、原稿の一部の画像を取出して複写するためのトリミ
ングモードを設定するトリミングキー82、原稿の一部の
画像を消去して複写するためのマスキングモードを設定
するマスキングキー84、複写用紙の大きさに基づいて用
紙に出力される (感光層10aに形成される) 画像の周辺
部に空白部を形成するために利用される枠消しモードを
設定する枠消しキー86、及び、後述するROMに予め記
憶されている部分消去パターンに基づいて用紙に出力さ
れる (感光層10aに形成される) 画像を部分的に消去す
るために利用される簡易編集モードを設定する簡易編集
モードキー88などを有している。
【0034】操作パネル70には、また、入力されたデー
タ (複写枚数、複写倍率、編集データなど) 及び、装置
2の動作状態を表示可能な表示部90が一体に組立てられ
ている。表示部90は、装置2の操作 (編集入力) 手順、
複写用紙あるいはトナーTを補給するタイミング、エラ
ーメッセージなどを表示できる液晶パネル (以下、LC
Dとする) 92、装置2の動作状態、例えば、選択されて
いるカセットの位置あるいは装置2内部における紙詰ま
りの位置等を表示するモニタLED94、及び、原稿サイ
ズキー76 (76a‥‥‥) を介して原稿の大きさ即ち複写
可能領域の大きさが特定されていることを示すLED96
(96a‥‥‥) などが組込まれている。LED96 (96a
‥‥‥) は、後述する簡易編集モードが設定されている
際に、例えば、所定のタイミングで点滅されることで、
選択されている簡易編集モードを表示するために利用さ
れる。
【0035】図3によれば、帯電幅制御装置12は、感光
体ドラム10の軸線方向と直交する方向に延出された複数
の遮光セル12a及びそれぞれの遮光セル12a内に1個ず
つ挿入された消去LED12bを含んでいる。それぞれの
消去LED12bは、後述するROMに記憶されている用
紙サイズデータに応じて任意に点灯される。消去LED
12bは、例えば、2mmピッチで150個配列され、複写
用紙がA3及び横置きA4である場合には、両端部の消
去LED12bが点灯され、複写用紙がB4及び横置きB
5である場合には、両端部の消去LED12bに加えて、
(A3用紙幅−B4用紙幅) /2で求められる余白長さ
に対応する個数、即ち、片側につき10個、の消去LE
D12bがそれぞれ点灯される。ここで、横置き方向と
は、用紙の短辺が走査方向 (第1及び第2のキャリッジ
が延出されている方向即ちキャリッジが移動される方向
と直交する方向) に対して平行となるような方向であ
り、縦置き方向とは、用紙の長辺が走査方向に対して平
行となるような方向をいう。また、消去LED12bは、
後述する簡易編集モードにおける複数の消去パターンに
合わせて、例えば、装置2の中央に対して奥側或いは前
側のいづれかに分割されて点灯可能である。
【0036】尚、枠消しキー86が操作された場合には、
枠消しモードが設定され、スロット24a及び24bに配置
されているサイズ検出スイッチによって検出された用紙
の大きさに合わせて用紙の周囲に形成される画像を所定
幅だけ消去するために、予め決められている消去LED
12bが点灯される。この場合、消去LED12bは、感光
体ドラム10の回転に同期され、感光層10aに形成される
画像の先端部及び後端部に対応する位置では、すべて点
灯されることは、公知である。
【0037】図4によれば、制御部 100は、図2に示さ
れている操作パネル70、及び、装置2を構成する多くの
機構あるいは回路、例えば、図示しないモータを回転さ
せるモータ駆動回路 112、後述するROMからのデータ
に応じて帯電幅制御装置12の消去LED12bを点灯させ
る消去LED点灯回路 114、帯電装置14及び転写装置18
に印加される高圧電圧を発生する高圧電圧発生回路 11
6、図示しないセンサ群からの信号を受け入れる検出回
路 118などが接続され、それぞれの機構あるいは回路を
動作させる主制御ユニット即ちCPU 110を含んでい
る。
【0038】主制御ユニット 110には、さらに、予め決
められている様々なデータあるいは操作パネル70を介し
て入力されるデータが記憶されるメモリ 120、感光体ド
ラム10及びタイミングローラ34の回転状態及び第一キャ
リッジ60aの移動状態などを検出する位置検出回路 13
0、及び、後述する簡易編集モードにおいて原稿サイズ
キー76 (76a‥‥‥) が操作された回数をカウントする
カウンタ 140などが接続されている。
【0039】メモリ 120は、予め決められている数値デ
ータあるいは装置2を動作させるための制御データなど
が記憶されている読みだし専用メモリ即ちROM 122、
操作パネル70を介して入力された複写条件データなどが
一時的に記憶されるランダム・アクセス・メモリ即ちR
AM 124、及び、装置2が組立てられる際に入力される
調整データ、例えば、照明ランプ62を点灯させるための
基準電圧などが記憶される不揮発性メモリ即ちNVRA
M 126を含んでいる。RAM 124及びNVRAM 126に
は、必要に応じてデータが書き込まれ、ROM 122、R
AM 124及びNVRAM 126からは、相互にあるいは単
独で所定のデータが読み出される。
【0040】例えば、ROM 122には、簡易編集モード
で利用される原稿の大きさに対応する帯電幅制御装置12
のLED12bの点灯位置、複写用紙の大きさと複写倍率
によって規定される同LED12bの点灯位置、複写倍率
に対応する第1キャリッジ60aの移動速度即ち図示しな
いパルスモータに供給される駆動パルス量、及び、操作
パネル70のそれぞれのキーがオンされた場合に出力され
る信号データなどが記憶されている。RAM 124には、
操作パネル70を介して入力されるデータ、例えば、複写
倍率、画像濃度、あるいは、編集モードの設定などを示
すデータが、オールクリアキー72bが操作されるまでの
間、一時的に記憶される。
【0041】位置検出回路 130は、少なくとも第1ない
し第3のパルスカウンタ 132, 134及び 136を含み、図
示しないパルス (クロック) 板を介して、感光体ドラム
10の感光層10aに形成された画像の位置、タイミングロ
ーラ34を離脱された用紙の位置、及び、図示しないパル
スモータの回転による第一キャリッジ60aの位置など
を、それぞれ、検出する。
【0042】図5には、ROM 122に記憶されている簡
易編集モードのための消去LED12bの点灯パターンの
例が示されている。図5には、原稿よりも大きな複写用
紙に、原稿の画像の周囲を余白とする簡易編集モードの
例が示されている。例えば、図5 (a) には、横置きA
4用紙の中央部に横置きA5の原稿の画像の左詰めの複
写パターンが、図5 (b) には、横置きA4用紙の中央
部に横置きA5の原稿の画像の右詰め複写パターンが、
それぞれ、示されている。この場合、帯電幅制御装置12
の消去LED12bは、 (横置きA4用紙幅−横置きA5
用紙幅) /2で求められる余白長さに対応する個数が連
続して点灯されるとともに、左詰め或いは右詰めに応じ
て予め決められているタイミングですべて点灯される。
図5 (c) には、横置きA4用紙の中央部に縦置きA5
の原稿の画像を複写するパターンが示されている。この
場合、帯電幅制御装置12の消去LED12bは、 (横置き
A4用紙幅−縦置きA5用紙幅) /2で求められる余白
長さに対応する個数が連続して点灯される。図5 (d)
及び図5(e) には、横置きA4用紙に縦置きA5の原
稿の画像を天地をずらして複写するパターンが示されて
いる。この場合、帯電幅制御装置12の消去LED12b
は、原稿が載置された位置に応じて装置2の中央に対し
て奥側或いは前側のいづれかに分割されて点灯される。
【0043】図6には、図5に示されている部分消去パ
ターンが選択されていることを表示するための原稿サイ
ズLED96 (96a‥‥‥) の点滅パターンが示されてい
る。図6 (a) は、原稿サイズキー“A5”76d及び原
稿サイズキー“A5R”76cのいづれも操作されていな
い状態を示している。図6 (b) 及び図6 (c) には、
それぞれ、図5 (a) 及び図5 (b) に示されている縦
置きA5原稿を縦置きA4用紙に複写する2つのパター
ンが選択されている状態を表示する例が示されている。
この場合、LED96d (A5) が点滅される。同様に、
図6 (d) 、図6 (e) 及び図6 (f) には、図5
(c) 、図5 (d) 及び図5 (e) に示されている横置
きA5の原稿に対応する消去パターンが選択されている
ことを表示する例が示されている。この場合、LED96
c (A5R) が点滅される。尚、原稿サイズキーとLE
Dが縦置きA5即ち“A5”のみ用意されている場合に
は、図6 (b) から図6 (f) に示されている点滅パタ
ーンは、LED76dのみに適用されることは、いうまで
もない。
【0044】図7には、図5に示されている部分消去パ
ターンが選択されていることを表示するためのLCDへ
の表示パターンの例が示されている。例えば、図5
(a) ないし図5 (e) に示されている部分消去パター
ンは、それぞれ、図7 (a) ないし図7 (e) のよう
に、操作パネル70のLCD92に表示される。
【0045】次に、この発明の複写装置2の動作の特徴
を説明する。図8によれば、複写装置2の図示しない電
源スイッチが操作されることで、CPU 110を介してR
OM 122から制御データが順次読み出され、制御データ
に基づいて装置2がウオームアップされて、待機 (複写
可能) 状態が規定される。即ち、CPU 110の制御によ
りモータ駆動回路 112を介して図示しないモータが付勢
されて、感光体ドラム10及び現像装置16が回転され、同
時に、高圧電圧発生回路 116及び図示しない除電装置駆
動回路を介して帯電装置14、転写装置18及び除電装置22
が付勢されて、感光体ドラム10の感光層10aがエージン
グされる (STP1) 。この待機状態において、複写開始
キー72aが操作されるまでの間に、簡易編集キー88がオ
ンされた場合には、CPU 110の制御ルーチンに割込み
受付け状態が規定され、引き続いて入力されるデータに
基づいた複写条件が設定される (STP2) 。
【0046】STP2において簡易編集キー88がオンさ
れた場合には、CPU 110の制御によりROM 122に記
憶されている簡易編集タスクが読出され、簡易編集タス
クのフラグが“0”から“1”に入替えられて、簡易編
集タスクが起動される。簡易編集タスクのフラグが
“1”に変更されることで、簡易編集キー88の近傍に配
置されている図示しない簡易編集モード表示LEDが点
灯される (STP 3) 。
【0047】この簡易編集モードによれば、原稿サイズ
キー76 (76a‥‥‥) を介して原稿の大きさ即ち複写す
べき領域の大きさが入力されることで、用紙の大きさと
原稿の大きさが異なる場合、特に、用紙の大きさが原稿
の大きさよりも大きな場合であって、帯電幅制御装置12
の点灯LEDの範囲がROM 122に記憶されている用紙
サイズデータに基づいて既に設定されている場合であっ
ても、原稿サイズキー76 (76a‥‥‥) から入力された
大きさに対応するよう帯電幅制御装置12のLED12bが
点灯される範囲が変更される。この場合、原稿サイズキ
ー76 (76a‥‥‥) が操作された回数がカウンタ 140を
介してカウントされ、カウントされた回数に基づいて、
図5 (a) ないし図5 (e) に示されているいづれかの
部分消去パターンが規定される。
【0048】例えば、図5 (b) に示す例のように、原
稿台52に載置された原稿の大きさが横置きA5、複写す
べき用紙の大きさが横置きA4、及び、複写倍率が10
0%であって、用紙上に形成される原稿の画像を右詰め
で複写 (即ち、A4用紙の先端側に余白を形成) するた
めには、原稿サイズキー76のA5 (76d) が2回操作さ
れる。原稿サイズキー76のA5 (76d) が2回操作され
ることで、簡易編集タスク内の図示しない消去サイズフ
ラグに“A5−R”が書き込まれ、原稿サイズLEDの
“A5”に対応するLED96が図6 (c) に示されてい
る周期で点滅される。また、LCD92に、図7 (b) に
示されている表示が表示される。
【0049】一方、消去LED12bの点灯タイミングに
関し、CPU 110を介してスロット24a及び24bに配置
されている (図示しない) 用紙サイズ検出スイッチによ
って検知されたカセット内の用紙の大きさに対応して規
定されているLED12bを点灯させるためのデータ (以
下、用紙基準LEDデータとする) と、原稿サイズキー
76dを介して入力された原稿のサイズに応じて規定され
るLED12bを点灯させるためのデータ (以下、原稿基
準LEDデータとする) との“積”が、演算され、実際
にLED12bを点灯させるためのデータ (以下、点灯L
EDデータとする) が、RAM 124に記憶される (STP
4) 。
【0050】STP4において、例えば、原稿サイズキ
ー76dに加えて、枠消しキー86が操作された場合には、
原稿基準LEDデータと枠消しモードのためにROM 1
22に記憶されているデータ (以下、枠消しLEDデータ
とする) との“積”が、さらに演算され、点灯LEDデ
ータが、RAM 124に記憶される (STP 5) 。
【0051】続いて、複写開始キー72aが操作されるこ
とで、感光体ドラム10、帯電幅制御装置12、帯電装置1
4、第1及び第2キャリッジ60a及び60b、照明ランプ6
2、及び、現像装置16が、順次付勢され、感光体ドラム1
0の回転に伴って、感光層10aの帯電幅制御装置12によ
って制限された画像形成領域の範囲内に、原稿の画像に
対応するトナー像が形成される。また、選択されている
用紙カセット26a及び26bあるいはバイパストレイ26c
から給送された1枚の用紙がタイミングローラ34まで搬
送される (STP 6) 。感光層10aに形成されたトナー像
が感光体ドラム10の回転に伴って搬送され、タイミング
ローラ34で停止されている用紙の先端とトナー像の先端
とが整合された状態で用紙がタイミングローラ34から開
放されて、用紙が感光体ドラム10の回転とともに転写装
置18と感光体ドラム10との間の転写領域に搬送される。
この状態で、転写装置18を介してトナー像が用紙に転写
される (STP 7) 。
【0052】一方、帯電装置14及び照明ランプ62は、原
稿サイズキー76を介して入力された原稿のサイズに対応
する制御データに応じて、それぞれ、オフされる。ま
た、第1及び第2キャリッジ60a及び60b即ち図示しな
いパルスモータは、同様に、原稿のサイズに対応する制
御データに基づいて反転される (STP 8) 。
【0053】STP6〜8によって、用紙のサイズが原
稿のサイズよりも大きな場合であっても、原稿サイズキ
ー76から入力された複写領域を越える範囲が空白に形成
された複写済用紙が出力される (STP 9) 。
【0054】このようにして、原稿よりも大きなサイズ
を有する用紙に複写する場合であっても、複雑な操作を
必要とすることなく、簡単に余白部を提供できる。図9
には、図8に示されている複写動作の別の変形例が示さ
れている。
【0055】図9によれば、待機 (複写可能) 状態にお
いて、カセット切替えキー78が複数回操作され、用紙給
送元としてバイパストレイ26cが選択される。即ち、複
写用紙は、バイパストレイ26cから給送可能状態に規定
される (STP 11) 。
【0056】この状態で、複写開始キー72aが操作され
るまでの間に、簡易編集キー88がオンされた場合には、
CPU 110の制御ルーチンに割込み受付け状態が規定さ
れ、引き続いて入力されるデータに基づいた複写条件が
設定される (STP 12) 。
【0057】STP12において簡易編集キー88がオンさ
れた場合には、図8に示されている動作例と同様にし
て、簡易編集タスクが起動され、簡易編集キー88の近傍
に配置されている図示しない簡易編集モード表示LED
が点灯される (STP 13) 。
【0058】ここで、CPU 110を介して、原稿サイズ
キー76 (76a‥‥‥) を介して入力された原稿のサイズ
に応じて規定される点灯LEDデータがROM 122から
読み出され、バイパストレイ26cにセットされている用
紙の大きさにかかわらず、新たに求められた点灯LED
データがRAM 124に記憶される。この場合、既に説明
したように、原稿サイズキー76 (76a‥‥‥) が操作さ
れた回数がカウントされ、カウントされた回数に基づい
て、図5 (a) ないし図5 (e) に示されているいづれ
かの部分消去パターンが規定される (STP 14) 。
【0059】STP14において、例えば、原稿サイズキ
ー76 (76a‥‥‥) に加えて、枠消しキー86が操作され
た場合には、原稿基準LEDデータと枠消しLEDデー
タとの“積”が、さらに演算されて、対応する点灯LE
DデータがRAM 124に記憶される (STP 15) 。
【0060】引き続いて、図8に示されている動作と同
様にして、感光体ドラム10の感光層10aの帯電幅制御装
置12によって制限された画像形成領域の範囲内に、原稿
の画像に対応するトナー像が形成され、同時に、バイパ
ストレイ26cから給送された1枚の用紙がタイミングロ
ーラ34まで搬送される (STP 16) 。感光層10aに形成さ
れたトナー像は、転写装置18を介して用紙に転写される
(STP 17) 。一方、帯電装置14及び照明ランプ62は、原
稿サイズキー76 (76a‥‥‥) を介して入力された原稿
のサイズに対応する制御データに応じて、それぞれ、オ
フされ、第1及び第2キャリッジ60a及び60bは、所定
の位置で反転される (STP 18) 。
【0061】STP16〜18によって、バイパストレイ26
cから複写用紙が給送された場合であっても、原稿サイ
ズキー76 (76a‥‥‥) から入力された複写領域を越え
る範囲が空白に形成された複写済用紙が出力される (ST
P 19) 。
【0062】この例によれば、複写用紙の大きさにかか
わらず、原稿 (或いは入力された複写領域) の大きさに
基づいて帯電装置14及び照明ランプ62を停止可能になる
ことから、トナーの無駄な消費を確実に防止できる。ま
た、上記実施例においては、帯電幅制御手段としてドラ
ム10の軸線方向に沿って延出された複数の遮光セル12a
‥‥‥及びそれぞれの遮光セル12a‥‥‥に1個ずつ挿
入された消去LED12b‥‥‥が含まれた構造のものを
示したが、本発明は、上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、帯電装置14にシャッタ部材を設けること
によって帯電幅を制御するものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の複写装
置によれば、任意に点灯位置が変更可能なLEDを、原
稿 (或いは入力された複写領域) の大きさを入力するこ
とにより予め決められた領域で点灯させることで、感光
体ドラムに形成される静電潜像を部分的に消去できる。
従って、原稿 (及び複写倍率によって規定される画像領
域) よりも大きな大きさを有する複写用紙が利用された
場合であっても、画像領域の周囲に発生する不要画像
(黒縁) を除去できる。このことから、本来必要とされ
ない画像形成領域にトナーが吸着されることが防止さ
れ、不所望なトナーの消費が抑止できる。また、対象物
の大きさを入力するのみで簡単に画像形成領域を制限可
能であるから、繁雑な入力操作が解消される。さらに、
部分消去すべき消去パターンを特定するのみで、用紙よ
りも小さな原稿の画像を、用紙の所定の位置に余白とと
もに複写できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例が組込まれる複写装
置を示す概略断面図。
【図2】図2は、図1に示されている複写装置の操作パ
ネルを示す概略平面図。
【図3】図3は、図1の複写装置の帯電幅制御装置を詳
細に示す概略斜視図。
【図4】図4は、図1の複写装置の制御部を示す概略ブ
ロック図。
【図5】図5は、図1の複写装置の帯電幅制御装置の点
灯パターンを示す概略図。
【図6】図6は、図5の帯電幅制御装置の点灯パターン
に対応する原稿サイズLEDの点滅パターンを示すタイ
ミングチャート。
【図7】図7は、図5の帯電幅制御装置の点灯パターン
に対応する表示パネルへの表示例を示す概略図。
【図8】図8は、図1の複写装置の動作の特徴を示すフ
ローチャート。
【図9】図9は、図7に示されている動作の別の変形例
を示すフローチャート。
【符号の説明】
2…複写装置、10…感光体ドラム、10a…感光層、12…
帯電幅制御装置、12a…遮光セル、12b…LED、14…
帯電装置、16…現像装置、18…転写装置、20…クリーニ
ング装置、22…除電装置、24a及び24b…スロット、26
a及び26b…カセット、26c…バイパストレイ、28a及
び28b…給紙ローラ、28c…バイパス給紙ローラ、30a
及び30b…搬送ローラ、32a及び32b…給送路、34…タ
イミングローラ、36…定着装置、38…搬送ベルト、40…
排出ローラ、50…原稿載置部、52…原稿台、52a…原稿
ガイド板、54…カバー、60…原稿読取部、60a…第一キ
ャリッジ、60b…第二キャリッジ、62…照明ランプ、64
…リフレクタ、66a,66b,66c及び66d…反射鏡、68
…レンズ、70…操作パネル、72a…複写開始キー、72b
…オールクリアキー、74 (74a‥‥‥) …数字キー、76
(76a‥‥‥) …原稿サイズキー、78…カセット切替え
キー、80…編集入力部、82…トリミングキー、84…マス
キングキー、86…枠消しキー、88…簡易編集キー、90…
表示部、92…液晶パネル、94…モニタLED、 100…制
御部、 110…CPU、 112…モータ駆動回路、 114…消
去LED点灯回路、 116…高圧電圧発生回路、 118…検
出回路、 120…メモリ、 122…ROM、 124…RAM、
126…NVRAM、 130…位置検出回路、 132, 134及
び 136…パルスカウンタ、 140…カウンタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を保持する原稿台と、 この原稿台上に載置された原稿を露光する露光手段と、 像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段と、 前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段により
    前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除去手段
    と、 前記露光手段により露光され前記原稿により反射された
    光を前記帯電手段により電荷を付与された前記像担持体
    上に導くことにより前記像担持体上に前記原稿の潜像を
    形成し、この形成された潜像に対して現像剤を供給する
    ことにより前記原稿の現像剤像を形成し、この現像剤像
    を用紙上に転写することにより前記用紙上に画像を形成
    する画像形成手段と、 前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去する複
    数のパターンのデータを記憶してなる記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数パターンの中から前
    記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去するパタ
    ーンを選択する選択手段と、 この選択手段により選択された電荷除去パターンに対応
    する前記記憶手段中のデータに基づいて前記像担持体上
    の電荷を除去するように前記電荷除去手段を制御する制
    御手段と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿を保持する原稿台と、 この原稿台上に載置された原稿を露光する露光手段と、 像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段と、 前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段により
    前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除去手段
    と、 前記露光手段により露光され前記原稿により反射された
    光を前記帯電手段により電荷を付与された前記像担持体
    上に導くことにより前記像担持体上に前記原稿の潜像を
    形成し、この形成された潜像に対して現像剤を供給する
    ことにより前記原稿の現像剤像を形成し、この現像剤像
    を用紙上に転写することにより前記用紙上に画像を形成
    する画像形成手段と、 前記電荷除去手段を付勢するためのモードを設定するモ
    ード設定手段と、 このモード設定手段により前記電荷除去手段が付勢され
    るモードに設定されていることを表示する表示手段と、 前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去する複
    数のパターンのデータを記憶してなる記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている複数パターンの中から前
    記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去するパタ
    ーンを選択する選択手段と、 この選択手段により所定の電荷除去パターンが選択され
    たときに、選択された電荷除去パターンに対応する前記
    記憶手段中のデータに基づいて前記像担持体上の電荷を
    除去するように前記電荷除去手段を制御する制御手段
    と、を具備する画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿を保持する原稿台と、 この原稿台上に載置された原稿を露光する露光手段と、 像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段と、 前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段により
    前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除去手段
    と、 前記露光手段により露光され前記原稿により反射された
    光を前記帯電手段により電荷を付与された前記像担持体
    上に導くことにより前記像担持体上に前記原稿の潜像を
    形成し、この形成された潜像に対して現像剤を供給する
    ことにより前記原稿の現像剤像を形成し、この現像剤像
    を用紙上に転写することにより前記用紙上に画像を形成
    する画像形成手段と、 前記電荷除去手段を付勢するためのモードを設定するモ
    ード設定手段と、 前記原稿台上に載置される原稿のサイズを入力する入力
    手段と、 この入力手段が操作された回数を計数する計数手段と、 前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去する複
    数のパターンのデータを記憶してなる記憶手段と、 前記モード設定手段により前記電荷除去手段を付勢する
    ためのモードが設定されているときに、前記計数手段に
    より計数された前記入力手段の操作回数に応じて前記記
    憶手段中から所定の電荷除去パターンに対応するデータ
    を読みだし、このデータに基づいて前記像担持体上の電
    荷を除去するように前記電荷除去手段を制御する制御手
    段と、を具備する画像形成装置。
  4. 【請求項4】原稿を保持する原稿台と、 この原稿台上に載置された原稿を露光する露光手段と、 像担持体上に所定の電荷を付与する帯電手段と、 前記像担持体に近接して配置され、前記帯電手段により
    前記像担持体に付与された電荷を除去する電荷除去手段
    と、 前記露光手段により露光され前記原稿により反射された
    光を前記帯電手段により電荷を付与された前記像担持体
    上に導くことにより前記像担持体上に前記原稿の潜像を
    形成し、この形成された潜像に対して現像剤を供給する
    ことにより前記原稿の現像剤像を形成し、この現像剤像
    を用紙上に転写することにより前記用紙上に画像を形成
    する画像形成手段と、 前記電荷除去手段を付勢するためのモードを設定するモ
    ード設定手段と、 前記原稿台上に載置される原稿のサイズを入力する入力
    手段と、 この入力手段が操作された回数を計数する計数手段と、 前記電荷除去手段が前記像担持体上の電荷を除去する複
    数のパターンのデータを、前記入力手段から入力される
    原稿サイズの種類ごとに、前記原稿台上への原稿の置き
    方に応じて複数種記憶してなる記憶手段と、 前記モード設定手段により前記電荷除去手段を付勢する
    ためのモードが設定されているときに、前記計数手段に
    より計数された前記入力手段の操作回数に応じて前記記
    憶手段中から所定の電荷除去パターンに対応するデータ
    を読みだし、このデータに基づいて前記像担持体上の電
    荷を除去するように前記電荷除去手段を制御する制御手
    段と、を具備する画像形成装置。
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