JP2007132987A - 画像形成装置及びカブリ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長いジョブであってもカブリレベルの変動を抑えてカブリの悪化を防止することができる画像形成装置及びカブリ制御方法を提供すること。
【解決手段】ジョブ中において、カブリ制御パラメータの値を変更させてトナー画像担持体に担持されるトナー画像の頁間に一連の検出パターンを形成し、形成された一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルを検出し、検出された一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルと目標カブリレベルとに基づいて目標カブリ制御パラメータ値を算出し、算出された目標カブリ制御パラメータ値に基づいてカブリ制御パラメータの調整を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置及びカブリ制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、静電潜像が形成された感光体に対して現像剤(一成分現像の場合はトナー、二成分現像の場合はトナー及びキャリア)が担持された現像剤担持体を相対的に移動させて、感光体上の静電潜像を現像している。この際、地肌カブリ(本来トナーが付着すべきでない地肌部へのトナー付着)が生じないように、感光体の地肌部の表面電位と現像剤担持体のバイアス電位(以下単に現像バイアスともいう)との間に電位差を設定している。
しかしながら、感光体の地肌部の表面電位と現像剤担持体のバイアス電位との電位差を適正な値に設定していたにもかかわらず、耐刷による経時変化、環境条件、放置時間等によりトナー帯電量や現像剤嵩等の現像剤特性が変化し、地肌カブリ(以下単にカブリともいう)が生じてしまう場合がある。
このため、特許文献1においては、画像形成前に、現像バイアスを変化させながらトナーセンサによりトナー濃度を検出して、現像バイアスに対するトナー濃度の特性曲線を求め、トナー未付着状態におけるトナー濃度出力が得られる現像バイアスが基準値より高い場合には、現像バイアスを所定量高くして画像形成を行うことにより、カブリレベルの上昇に対応することが記載されている。
また、特許文献2においては、トナーカブリ検出センサにより画像形成前又は画像形成中にカブリ量を検出し、画像形成前、画像形成終了後のアイドリング時、又は電源オフ後の再電源オン時の何れかのタイミングで、トナーカブリ防止動作(現像剤の予備撹拌)を実施することが記載されている。
特開平5−224512号公報 特開2003−270875号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載されているトナーカブリ防止動作を行うタイミングは、画像形成前、画像形成終了後のアイドリング時、又は電源オフ後の再電源オン時の何れかのタイミングであり、ジョブの途中においてはトナーカブリ防止動作を行っていない。そのため、例えば長いジョブにおいては、ジョブの途中においてカブリレベルが変動してカブリが悪化してきたにもかかわらず、そのままの画像形成条件で画像形成が継続されるため、カブリの悪化に対応できないという問題があった。
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたものであり、長いジョブであってもカブリレベルの変動を抑えてカブリの悪化を防止することができる画像形成装置及びカブリ制御方法を提供することを目的とし、下記のいずれかの構成により達成される。
1.トナー画像を担持するトナー画像担持体と、前記トナー画像担持体にカブリレベルを検出するための検出パターンを形成する検出パターン形成手段と、前記トナー画像担持体に対向して設けられ、前記検出パターン形成手段により形成された検出パターンを検出することによりカブリレベルを検出するカブリレベル検出部と、目標カブリレベルを記憶する記憶部と、前記カブリレベル検出部により検出されたカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて、カブリ制御パラメータの調整を行うことにより前記トナー画像担持体のカブリレベルを制御するカブリ制御部と、を有し、前記カブリ制御部は、ジョブ中において、前記カブリ制御パラメータの値を変更させて前記検出パターン形成手段により前記トナー画像担持体に担持されるトナー画像の頁間に一連の検出パターンを形成させ、前記カブリレベル検出部により前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルを検出させ、検出された前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて目標カブリ制御パラメータ値を算出し、算出された前記目標カブリ制御パラメータ値に基づいて前記カブリ制御パラメータの調整を行う、ことを特徴とする画像形成装置。
2.前記トナー画像担持体は中間転写体であり、前記中間転写体に対向して、静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体の表面を帯電する帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記静電潜像担持体の表面を露光し前記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーを保持した現像剤担持体により前記静電潜像を現像し前記静電潜像担持体の表面にトナー画像を形成する現像装置と、がそれぞれに設けられた複数の作像部と、各作像部に対向してそれぞれ設けられ前記静電潜像担持体の表面に形成された前記トナー画像を前記中間転写体の表面に転写する転写装置と、を有することを特徴とする1に記載の画像形成装置。
3.前記トナー画像担持体は、静電潜像担持体であり、前記静電潜像担持体の周囲に、前記静電潜像担持体の表面を帯電する帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記静電潜像担持体の表面を露光し前記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーを保持した現像剤担持体により前記静電潜像を現像する現像装置と、を配置したことを特徴とする1に記載の画像形成装置。
4.前記カブリ制御パラメータは、前記帯電装置により帯電される前記静電潜像担持体の表面電位であることを特徴とする2又は3に記載の画像形成装置。
5.前記カブリ制御パラメータは、前記現像剤担持体に印加される現像バイアス電圧であることを特徴とする2又は3に記載の画像形成装置。
6.前記現像バイアス電圧は、交流成分を有し、前記カブリ制御パラメータは、前記交流成分のピークツーピーク電圧であることを特徴とする5に記載の画像形成装置。
7.前記現像バイアス電圧は、交流成分を有し、前記カブリ制御パラメータは、前記交流成分の周波数であることを特徴とする5に記載の画像形成装置。
8.前記目標カブリレベルは、目標カブリ面積率に基づいて定められることを特徴とする1に記載の画像形成装置。
9.前記複数の作像部は、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の作像部からなり、黒の作像部のみを用いて作像を行うモノクロモードと、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の全ての作像部を用いて作像を行うフルカラーモードと、を有し、前記目標カブリレベルは、目標カブリ面積率に基づいて定められ、前記モノクロモードと前記フルカラーモードとで前記目標カブリ面積率を異ならせることを特徴とする2に記載の画像形成装置。
10.前記モノクロモードの方が前記フルカラーモードよりも前記目標カブリ面積率が小さいことを特徴とする9に記載の画像形成装置。
11.カブリ制御パラメータの調整を行うことによりトナー画像担持体のカブリレベルを制御するカブリ制御方法において、記憶部に目標カブリレベルを記憶させる目標カブリレベル記憶ステップと、ジョブ中において、カブリ制御パラメータの値を変更させて検出パターン形成手段によりトナー画像担持体に担持されるトナー画像の頁間に一連の検出パターンを形成させる検出パターン作成ステップと、カブリレベル検出部により前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルを検出させるカブリレベル検出ステップと、検出された前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて目標カブリ制御パラメータ値を算出する目標カブリ制御パラメータ値算出ステップと、算出された前記目標カブリ制御パラメータ値に基づいて前記カブリ制御パラメータの調整を行うカブリ制御パラメータ調整ステップと、を有することを特徴とするカブリ制御方法。
本発明によれば、ジョブの途中においてカブリレベルを検出し、ジョブの途中において画像形成条件にフィードバックすることができるので、カブリレベルの変動が抑えられ、長いジョブであってもカブリが悪化することがない。
(装置の全体構成及び基本動作)
本発明の最良の実施形態として、タンデムフルカラー画像形成装置に本発明を適用した場合について説明するが、一例であり、これに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。イエロー作像部Y、マゼンタ作像部M、シアン作像部C、黒作像部Kが中間転写体20の移動方向に沿って設けられている。イエロー作像部Yは、帯電装置11Y、露光装置12Y、現像装置13Y、クリーニング装置14Y、表面電位センサ31Yが感光体10Yの周囲に感光体10Yの回転方向に沿って設けられている。帯電装置11Yにより均一に帯電された感光体10Yの表面が露光装置12Yにより露光されて潜像が形成され、該潜像が現像装置13Yにより現像されることで、感光体10Yの表面にイエロートナー画像が形成される。
中間転写体20を挟んでイエロー作像部Yの反対側には、一次転写ローラ15Yが設けられている。一次転写ローラ15Yに所定の電圧を印加するより、感光体10Y上のイエロートナー画像が中間転写体20に転写される。一方、一次転写ローラ15Yとの対向部を通過した感光体10Yの表面はクリーニング装置14Yとの対向部に到達し、一次転写ローラ15Yによって転写されなかった転写残トナーがクリーニング装置14Yにより回収される。
マゼンタ作像部M、シアン作像部C、黒作像部Kについては、イエロー作像部Yと同一構成であるので、説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置は、モノクロモードとフルカラーモードとを有し、モノクロモードの際は、一次転写ローラ15Y、15M、15Cは感光体10Y、10M、10Cへの圧接が解除されており、一次転写ローラ15Y、15M、15Cに対向する中間転写体20の部分は感光体10Y、10M、10Cより離間している。一次転写ローラ15Y、15M、15Cは1つのユニットで構成されており、一次転写ローラ15Y、15M、15Cの圧接解除は一体的に連動して行われる。フルカラーモードの際は、全ての一次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kが圧接されている。一次転写ローラ15Kは、モノクロモード及びフルカラーモードにかかわらず常に感光体10Kに圧接されている。
各作像部Y、M、C、Kにおいて形成された各トナー画像は、中間転写体20上で重ね合わされ、フルカラートナー画像が形成される。
中間転写体20は、ベルト形状であり、駆動ローラ21、アースローラ22、テンションローラ23、従動ローラ24に張架されている。中間転写体20の走行は、図示しない駆動モータによる駆動ローラ21の回転により行われる。
中間転写体20を挟んでアースローラ22の反対側には、二次転写ローラ25が設けられている。中間転写体20と二次転写ローラ25との間は、タイミングローラ27を通過した後の記録媒体Pが通過する経路となっており、二次転写ローラ25に所定の電圧を印加することにより、中間転写体20上のフルカラートナー画像が記録媒体Pに転写される。転写後の記録媒体Pは、定着装置4により定着される。
中間転写体20を挟んで従動ローラ24の反対側には、クリーニング装置26が設けられており、二次転写ローラ25によって転写されなかった転写残トナーが回収される。
中間転写体20の二次転写ローラ25よりも下流でクリーニング装置26よりも上流の位置に対向してカブリレベル検出センサ30が設けられている。後に詳述するカブリ制御において各作像部Y、M、C、Kで形成した検出パターンを、各一次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kにより中間転写体20に転写させ、カブリレベル検出センサ30により検出パターンのカブリレベルを検出する。カブリ検出を行う際には二次転写ローラ25による転写は行わない。
(作像部の構成及び作像プロセス)
図2は、図1における各作像部Y、M、C、Kの詳細図である。各作像部Y、M、C、Kについては同一構成であるので、各作像部の構成要素における末尾のY、M、C、Kの符号については省略して示す。
本実施形態においては、負帯電感光体、負帯電トナーを用い、負極性の現像バイアスを印加して反転現像を行う場合について説明するが、一例であり、これに限定されるものではない。つまり、本発明においては、正帯電感光体、正帯電トナーを用い、正極性の現像バイアスを印加して反転現像を行う場合についても適用可能であり、また正規現像を行う場合においても適用可能である。
感光体10は、負帯電感光体であり、図中の矢印方向に回転する。負帯電感光体としては、例えばフタロシアニン系の感光体が使用できる。
帯電装置11は、感光体10の表面を負極性に帯電させる。スコロトロン帯電装置やローラ帯電装置等の帯電装置が使用できる。表面電位センサ31は、帯電電位を制御するために用いられる。表面電位センサ31の出力値を帯電装置11にフィードバックすることにより帯電電位が制御される。
露光装置12は、帯電装置11により負極性に帯電された感光体10に対し、画像データに基づいた露光を行うことにより感光体10の表面に潜像を形成させる。露光装置12の光源としては、半導体レーザやLEDアレイ等が使用できる。
現像装置13は、本実施形態においては、二成分現像装置を用いた場合について説明するが、一成分現像装置を用いることも可能である。ケーシング130の内部にトナー及びキャリアを主成分とする現像剤が収容されている。トナーは、キャリアとの摩擦帯電により負極性に帯電する負帯電トナーである。
現像スリーブ131は、現像剤を担持して図中の矢印方向に回転(感光体との対向部では感光体の移動方向と反対方向に移動)することで感光体10との対向部に現像剤を供給する。現像スリーブ131の内部には、磁気力により現像スリーブ131上に現像剤を保持するためのマグネットロール132が固定されて設けられている。ケーシング130の内部で現像スリーブ131に対向する位置には、現像スリーブ131上の現像剤量を規制する規制ブレード133が設けられている。現像スリーブ131に対向して規制ブレード133よりも現像スリーブ131の回転方向上流の位置には、現像スリーブ131に現像剤を供給するためのバケットローラ134が設けられている。バケットローラ134を介して現像スリーブ131と反対側には、ケーシング130内部で現像剤を循環搬送させながら混合撹拌するための搬送スクリュー135,136が設けられている。
搬送スクリュー135,136により循環搬送され混合撹拌された現像剤は、トナーとキャリアとの摩擦帯電により、トナーが負極性に、キャリアが正極性に帯電される。この帯電した現像剤はバケットローラ134を介して現像スリーブ131に供給される。現像スリーブ131に供給された現像剤は規制ブレード133により現像剤の高さが規制され、感光体10との対向部に供給される。
現像スリーブ131には、感光体10へのトナー付着量を制御するための現像バイアスVbが印加されている。現像バイアスVbは、本実施形態においては、直流成分Vb(DC)と交流成分Vb(AC)とが重畳された現像バイアスを用いた場合について説明するが、直流成分のみからなる現像バイアスを用いることも可能である。
図3は、作像プロセスにおける感光体電位と現像バイアス電位との関係を示す遷移図である。まず、感光体10は、帯電装置11により表面が均一に負帯電される。このとき、表面電位センサ31により検出された値が帯電装置11にフィードバックされ、感光体10は所定の帯電電位(V0)に帯電される(図3(a))。
次に、所定の負電位に帯電された感光体10の表面は、露光装置12により画像データに基づいた露光が行われる。これにより、露光部分の負電位の絶対値が小さく(Vi)なり、静電潜像が形成される(図3(b))。
次に、静電潜像が形成された感光体10の表面は、現像スリーブ131との対向部に到達し、現像が行われる。現像スリーブ131には現像バイアスVbが印加されており、露光手段12により露光された部分に現像剤中のトナーが付着する。また、表面電位V0と現像バイアスVb(DC)との電位差が十分に大きくないと、未露光部分にカブリトナーとして付着する(図3(c))。
(カブリ制御)
<カブリ制御構成>
図4は、本実施形態に係るカブリ制御の制御構成を示すブロック図である。カブリ制御に関連する制御構成のみを示し、それ以外の制御構成については省略している。プログラムに従ってカブリ制御を行う制御部40を中心に、以下の各部から構成されている。
記憶部41は、カブリ制御の制御プログラムの他、後述の目標カブリレベル等を記憶している。カブリレベル検出センサ30は、反射型の光学式センサであり、中間転写体20上のカブリレベルに対応した出力値を制御部40に入力する。表面電位センサ31は、感光体10の表面電位に対応した出力値を制御部40に入力する。
現像バイアス電源138は、現像スリーブ131に現像バイアスVbを印加するための電源であり、カブリ制御時において、制御部40により、カブリレベル検出センサ30の出力値に基づいて決定される現像バイアスVbを出力するよう制御される。本実施形態においては、現像バイアスVbは、直流成分Vb(DC)と交流成分Vb(AC)とが重畳されており、Vb(DC)値、Vb(AC)のピークツーピーク値、Vb(AC)の周波数が、制御部40により制御可能となっている。
帯電装置11は、カブリ制御時において、制御部40により、カブリレベル検出センサ30の出力値に基づいて決定される帯電出力を行うよう制御される。このとき、制御部40は、表面電位センサ31の出力値に基づいて帯電出力値の調整を行う。
一次転写ローラ(15Y、15M、15C)圧接解除モータ151は、フルカラーモードとモノクロモードとで一次転写ローラ15Y、15M、15Cの圧接解除の切り換えを行うモータである。フルカラーモードでは、制御部40により、一次転写ローラ15Y、15M、15Cは圧接状態に切り換えられ、モノクロモードでは、制御部40により、一次転写ローラ15Y、15M、15Cは解除状態に切り換えられる。
<カブリ制御パラメータ>
図5は、本実施形態に係るフルカラーモードにおけるカブリマージンとカブリ面積率との関係を示す特性図である。この特性図はあくまでも一例であり、装置構成、環境条件等によって絶対的な値が異なることは言うまでもない。カブリマージンとは、感光体の表面電位V0と現像バイアスのDC成分Vb(DC)との差の絶対値をいう(図3(c)参照)。カブリ面積率とは、所定面積の地肌部分(本実施形態においては、中間転写体20の表面)に占めるトナー付着部分(フルカラーモードの場合、Y、M、C、K4色のカブリトナーが付着している)の面積の割合をいう。
カブリマージン(V)を横軸、カブリ面積率(%)を縦軸に、初期プリント時、1000枚プリント時、2000枚プリント時におけるそれぞれの特性曲線を示している。カブリマージンが一定の状態では、プリント枚数が増加するほどカブリ面積率は大きくなり、カブリが悪化することが理解できる。
フルカラーモードで印字した場合においては、一般的にカブリ面積率が約2%以下であればユーザがカブリとして認識できないレベルであるので、経時的にカブリ面積率を2%以下に維持できれば品質上問題とならない。カブリマージンが、スタート時:50V、1000枚プリント時:60V、2000枚プリント時:70Vであれば、カブリ面積率が2%以下に維持され品質上問題とならない。
カブリマージンを更に大きくして、カブリ面積率を2%よりも小さくすることも可能であるが、現像装置から外に排出されるカブリトナーの割合が減少するので、その分カブリトナーが現像装置内に蓄積されることになる。そうすると耐刷時のカブリレベルが短時間で悪化することになるので、ユーザがカブリとして認識できない上限のカブリ面積率(約2%)でカブリ面積率を維持することが好ましい。
一方、モノクロモードにおいては、図示はしないが、カブリマージンとカブリ面積率との関係はフルカラーモードと同様の傾向の特性を示す。モノクロモードにおけるユーザがカブリとして認識できないカブリ面積率は、カブリトナーが黒色のみ(Y、M、Cの感光体が中間転写体と離間している為)で目立ち易いため、フルカラーモードの場合よりも低く約1%以下である。経時的にカブリ面積率を1%以下に維持できれば品質上問題とならない。フルカラーモードの場合と同様に、ユーザがカブリとして認識できない上限のカブリ面積率(約1%)でカブリ面積率を維持することが好ましい。
フルカラーモード及びモノクロモードのそれぞれにおいて維持すべき目標のカブリ面積率に対応するカブリレベル検出センサ30の出力値(目標カブリレベル)が、記憶部41に予め記憶されている。カブリレベル検出センサ30の出力値が目標カブリレベルになるように表面電位V0又は現像バイアスのDC成分Vb(DC)を制御してカブリマージンを調整することにより、カブリレベルを適正な状態に維持することが可能となる。
カブリ制御パラメータとしては、上記のカブリマージンを調整する表面電位V0、現像バイアスのDC成分Vb(DC)の他に、Vb(AC)のピークツーピーク値、Vb(AC)の周波数等が挙げられる。また、これらのパラメータを組み合わせて用いてもよいことはもちろんである。
一般的に、Vb(AC)のピークツーピーク値を小さくするとカブリ面積率は小さくなり、Vb(AC)の周波数を高くするとカブリ面積率は小さくなる傾向にあるが、現像システムによって傾向が異なる場合もある。
<カブリ制御の概要>
図6は、本実施形態に係るカブリ制御の概要図である。一例であって、これに限定されるものではない。図に示すように、画像形成時において、中間転写体20上には用紙上の1枚毎の画像に対応したトナー画像が形成されるとともに、トナー画像間には一連の検出パターンが形成される。図6の例においては、1枚目の画像と2枚目の画像との間に検出パターンA1、2枚目の画像と3枚目の画像との間に検出パターンB1、3枚目の画像と4枚目の画像との間に検出パターンC1、4枚目の画像と5枚目の画像との間に検出パターンD1、が形成される。
カブリ制御パラメータの値をそれぞれ異ならせて一連の検出パターンA1、B1、C1、D1を形成することにより、カブリ面積率の異なった一連の検出パターンA1、B1、C1、D1が得られる。形成された検出パターンA1、B1、C1、D1をカブリレベル検出センサ30で検出することにより、それぞれの検出パターンに対するカブリレベル検出センサ30の出力値a1,b1,c1,d1が得られる。
得られたカブリレベル検出センサ30の出力値a1,b1,c1,d1とそれぞれの出力値におけるカブリ制御パラメータの値とから、カブリ制御パラメータの値とカブリレベル検出センサ30の出力値との関係式を算出することができる。この関係式に、記憶部41に予め記憶されている目標カブリレベルを適用することにより、目標カブリレベルを得るために必要な目標カブリ制御パラメータ値を算出することができる。
算出された目標カブリ制御パラメータ値を画像形成における新たな目標カブリ制御パラメータ値として適用する。既に画像形成を開始している頁の画像については適用前のカブリ制御パラメータ値のまま画像形成を行い、新たに画像形成を行う頁の画像から新たな目標カブリ制御パラメータ値の適用を行う。図6の例では、7枚目の画像から新たな目標カブリ制御パラメータ値の適用を行っている。
その後、図6の例では、7枚目の画像と8枚目の画像との間に検出パターンA2、8枚目の画像と9枚目の画像との間に検出パターンB2、9枚目の画像と10枚目の画像との間に検出パターンC2、10枚目の画像と11枚目の画像との間に検出パターンD2、が形成され、上記の制御が繰り返されていく。
<カブリ制御のフロー>
図7は、本実施形態に係るカブリ制御の制御フロー図である。大きなステップとしては、検出パターンの形成(ステップS100)、検出パターンの検出(ステップS200)、目標カブリ制御パラメータ値の算出(ステップS300)、目標カブリ制御パラメータ値の適用(ステップS400)の各ステップからなる。以下各ステップについて詳細に説明する。
一例として、感光体の表面電位V0をカブリ制御パラメータとして用いてカブリマージンを変化させる場合について説明するが、カブリ制御パラメータとして現像バイアスのDC成分Vb(DC)を用いてカブリマージンを変化させてもよいし、また、カブリ制御パラメータとしてVb(AC)のピークツーピーク値、Vb(AC)の周波数を用いてもよいことはもちろんである。
理解しやすいように、前提として、各作像部Y、M、C、Kにおいて、例えば、感光体の表面電位V0が−650V、現像バイアスのDC成分Vb(DC)が−600Vに設定され(カブリマージンは、|−650V−(−600V)|=50V)、フルカラーモードにて頁画像の形成が行われるものとする。表面電位V0、現像バイアスVb(DC)の値は一例であり、これに限られるものではない。
図8は、ステップS100の検出パターンの形成に係る制御フロー図である。まず、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンA(図6の例のA1あるいはA2のパターンに相当)を形成するタイミングか否かを判断する(ステップS101)。検出パターンを形成するタイミングは、中間転写体20上の頁毎のトナー画像の間に検出パターンが形成されるタイミングである。
各作像部において感光体10上に検出パターンAを形成するタイミングであると判断すると(ステップS101;Yes)、制御部40は、表面電位V0を例えば−620Vに設定し、カブリマージン=|−620V−(−600V)|=20Vで検出パターンAの形成を開始する(ステップS102)。この検出パターンAを形成する際の表面電位V0=−620Vは、予め記憶部41に記憶されている。あるいは、頁画像形成時の表面電位V0=−650Vを基に、その値から例えば30V変更するようにして決定してもよい。
各作像部において感光体10上に検出パターンAを形成するタイミングでない(頁画像の形成中)と判断すると(ステップS101;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンAを形成するタイミングになるまで、頁画像形成時の表面電位V0=−650Vを維持する。
ステップS103において、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンAの形成を終了するタイミングであるか否かを判断する。検出パターンの形成を終了するタイミングは、検出パターンがカブリレベル検出センサ30で検出するのに十分な大きさに形成され、且つ次の頁画像の画像形成が開始されるまでのタイミングである。
各作像部において感光体10上への検出パターンAの形成を終了するタイミングであると判断すると(ステップS103;Yes)、制御部40は、表面電位V0を頁画像形成時の−650Vに戻し、次の頁画像の画像形成に備える(ステップS104)。
各作像部において感光体10上への検出パターンAの形成を終了するタイミングでない(検出パターンAの形成中)と判断すると(ステップS103;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンAの形成を終了するタイミングになるまで、検出パターンA形成時の表面電位V0=−620Vを維持する。
ステップS105において、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンB(図6の例のB1あるいはB2のパターンに相当)を形成するタイミングか否かを判断する。
各作像部において感光体10上に検出パターンBを形成するタイミングであると判断すると(ステップS105;Yes)、制御部40は、表面電位V0を例えば−650V(検出パターンAを形成する際に設定した表面電位−620Vから−30V変更した値)に設定し、カブリマージン=|−650V−(−600V)|=50Vで検出パターンBの形成を開始する(ステップS106)。
各作像部において感光体10上に検出パターンBを形成するタイミングでない(頁画像の形成中)と判断すると(ステップS105;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンBを形成するタイミングになるまで、頁画像形成時の表面電位V0=−650Vを維持する。
ステップS107において、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンBの形成を終了するタイミングであるか否かを判断する。
各作像部において感光体10上への検出パターンBの形成を終了するタイミングであると判断すると(ステップS107;Yes)、制御部40は、表面電位V0を頁画像形成時の−650Vに戻し、次の頁画像の画像形成に備える(ステップS108)。
各作像部において感光体10上への検出パターンBの形成を終了するタイミングでない(検出パターンBの形成中)と判断すると(ステップS107;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンBの形成を終了するタイミングになるまで、検出パターンB形成時の表面電位V0=−650Vを維持する。
ステップS109において、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンC(図6の例のC1あるいはC2のパターンに相当)を形成するタイミングか否かを判断する。
各作像部において感光体10上に検出パターンCを形成するタイミングであると判断すると(ステップS109;Yes)、制御部40は、表面電位V0を例えば−680V(検出パターンAを形成する際に設定した表面電位−620Vよりも−60V変更した値)に設定し、カブリマージン=|−680V−(−600V)|=80Vで検出パターンCの形成を開始する(ステップS110)。
各作像部において感光体10上に検出パターンCを形成するタイミングでない(頁画像の形成中)と判断すると(ステップS109;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンCを形成するタイミングになるまで、頁画像形成時の表面電位V0=−650Vを維持する。
ステップS111において、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンCの形成を終了するタイミングであるか否かを判断する。
各作像部において感光体10上への検出パターンCの形成を終了するタイミングであると判断すると(ステップS111;Yes)、制御部40は、表面電位V0を頁画像形成時の−650Vに戻し、次の頁画像の画像形成に備える(ステップS112)。
各作像部において感光体10上への検出パターンCの形成を終了するタイミングでない(検出パターンCの形成中)と判断すると(ステップS111;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンCの形成を終了するタイミングになるまで、検出パターンC形成時の表面電位V0=−680Vを維持する。
ステップS113において、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンD(図6の例のD1あるいはD2のパターンに相当)を形成するタイミングか否かを判断する。
各作像部において感光体10上に検出パターンDを形成するタイミングであると判断すると(ステップS113;Yes)、制御部40は、表面電位V0を例えば−710V(検出パターンAを形成する際に設定した表面電位−620Vよりも−90V変更した値)に設定し、カブリマージン=|−710V−(−600V)|=110Vで検出パターンDの作成を開始する(ステップS114)。
各作像部において感光体10上に検出パターンDを形成するタイミングでない(頁画像の形成中)と判断すると(ステップS113;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上に検出パターンDを形成するタイミングになるまで、頁画像形成時の表面電位V0=−650Vを維持する。
ステップS115において、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンDの形成を終了するタイミングであるか否かを判断する。
各作像部において感光体10上への検出パターンDの形成を終了するタイミングであると判断すると(ステップS115;Yes)、制御部40は、表面電位V0を頁画像形成時の−650Vに戻し、次の頁画像の画像形成に備える(ステップS116)。
各作像部において感光体10上への検出パターンDの形成を終了するタイミングでない(検出パターンDの形成中)と判断すると(ステップS115;No)、制御部40は、各作像部において感光体10上への検出パターンDの形成を終了するタイミングになるまで、検出パターンD形成時の表面電位V0=−710Vを維持する。
本実施形態においては、表面電位V0を異ならせて、A,B,C,Dの4つの検出パターンを形成したが、4つに限定されるものではなく、検出パターンは、複数であれば数はいくつでもよい。
図9は、ステップS200の検出パターンの検出に係る制御フロー図である。まず、制御部40は、検出パターンAの検出タイミングか否かを判断する(ステップS201)。
検出パターンAを検出するタイミングであると判断すると(ステップS201;Yes)、制御部40は、カブリレベル検出センサ30の出力値を記憶部41に記憶させる(ステップS202)。このとき、検出パターンAを形成したときの表面電位V0=−620Vと対応付けて記憶させる。検出パターンAを検出するタイミングでないと判断すると(ステップS201;No)、制御部40は、検出パターンAを検出するタイミングになるまで待機する。
次に、制御部40は、検出パターンBの検出タイミングか否かを判断する(ステップS203)。検出パターンBを検出するタイミングであると判断すると(ステップS203;Yes)、制御部40は、カブリレベル検出センサ30の出力値を記憶部41に記憶させる(ステップS204)。このとき、検出パターンBを形成したときの表面電位V0=−650Vと対応付けて記憶させる。検出パターンBを検出するタイミングでないと判断すると(ステップS203;No)、制御部40は、検出パターンBを検出するタイミングになるまで待機する。
次に、制御部40は、検出パターンCの検出タイミングか否かを判断する(ステップS205)。検出パターンCを検出するタイミングであると判断すると(ステップS205;Yes)、制御部40は、カブリレベル検出センサ30の出力値を記憶部41に記憶させる(ステップS206)。このとき、検出パターンCを形成したときの表面電位V0=−680Vと対応付けて記憶させる。検出パターンCを検出するタイミングでないと判断すると(ステップS205;No)、制御部40は、検出パターンCを検出するタイミングになるまで待機する。
次に、制御部40は、検出パターンDの検出タイミングか否かを判断する(ステップS207)。検出パターンDを検出するタイミングであると判断すると(ステップS207;Yes)、制御部40は、カブリレベル検出センサ30の出力値を記憶部41に記憶させる(ステップS208)。このとき、検出パターンDを形成したときの表面電位V0=−710Vと対応付けて記憶させる。検出パターンDを検出するタイミングでないと判断すると(ステップS207;No)、制御部40は、検出パターンDを検出するタイミングになるまで待機する。
図10は、ステップS300の目標カブリ制御パラメータ値の算出に係る制御フロー図である。本実施形態においては、カブリ制御パラメータとして表面電位V0を用いているので、目標表面電位V0tを算出する。
まず、制御部40は、検出パターンの検出ステップS200で得られ記憶部41に記憶された、A,B,C,D各検出パターンをカブリレベル検出センサ30で検出したときの各出力値と各出力値に対応付けられた表面電位V0の値とから、表面電位V0とカブリレベル検出センサ30の出力値との関係式を算出する。例えば、公知の最小2乗法を用いて2次式への近似を行うことにより回帰式を算出する(ステップS301)。
次に、制御部40は、記憶部41に予め記憶されている目標カブリレベルを上記回帰式に代入することにより目標表面電位V0tを算出する(ステップS302)。本実施形態においては、記憶部41に予め記憶されている目標カブリレベルは、フルカラーモードでの目標カブリ面積率2%に対応している。
尚、目標カブリレベルを記憶する代わりに、目標カブリ面積率を記憶することによっても対応することは可能である。その際は、カブリ面積率とカブリレベル検出センサ30の値との関係を表したテーブルを記憶させておけばよい。
図11は、ステップS400の目標カブリ制御パラメータ値の適用に係る制御フロー図である。本実施形態においては、カブリ制御パラメータとして表面電位V0を用いており、ステップS300で算出した目標表面電位V0tを適用する。
まず、制御部40は、目標表面電位V0tを適用するタイミングか否かを判断する(ステップS401)。目標表面電位V0tを適用するタイミングであると判断すると(ステップS401;Yes)、目標表面電位V0tを頁画像形成時の表面電位V0として設定する(ステップS402)。目標表面電位V0tを適用するタイミングは、目標表面電位V0tの算出が完了し、その後新たに画像形成を行う頁画像から適用を行う。これにより、ジョブの途中の頁画像から頁画像形成時の表面電位V0の値が更新されることになり、長いジョブであってもカブリレベルの変動を抑えてカブリの悪化を防止することができる。
目標表面電位V0tを適用するタイミングでないと判断すると(ステップS401;No)、目標表面電位V0tを適用するタイミングになるまで待機する。
本実施形態のカブリ制御においては、フルカラーモードに適用した場合について説明したが、モノクロモードに適用することも当然可能である。
以上のように、本発明によれば、ジョブの途中においてカブリレベルを検出し、ジョブの途中においてカブリ制御パラメータにフィードバックすることができるので、カブリレベルの変動が抑えられ、長いジョブであってもカブリが悪化することがない。
また、ユーザがカブリとして認識できない上限のカブリ面積率でカブリレベルを維持させるので、画像に目立たない程度に現像装置からカブリトナーが排出される。そのため、カブリトナーが現像装置内に蓄積されることがなく、長期に亘っての良好なカブリレベルの画像を維持できる。
本実施形態においては、小型化、低コスト化のため中間転写体20上に設けた1つのカブリレベル検出センサ30によりカブリ制御を行ったが、各感光体10上の現像装置13と一次転写ローラ15との間にそれぞれカブリレベル検出センサを設けて、各色独立にカブリ制御を行うことも可能である。
本実施形態においては、タンデムフルカラー画像形成装置に本発明を適用したが、モノクロの画像形成装置にも適用可能である。この場合は、感光体上の現像装置と転写装置との間にカブリレベル検出センサを設け、目標カブリ面積率1%に対応した目標カブリレベルを目標にカブリ制御が行われる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 本実施形態に係る作像部の構成図である。 作像プロセスにおける感光体電位と現像バイアス電位との関係を示す遷移図である。 実施形態に係るカブリ制御の制御構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るフルカラーモードにおけるカブリマージンとカブリ面積率との関係を示す特性図である。 本実施形態に係るカブリ制御の概要図である。 本実施形態に係るカブリ制御の制御フロー図である。 図7における検出パターンの形成に係る制御フロー図である。 図7における検出パターンの検出に係る制御フロー図である。 図7における目標カブリ制御パラメータ値の算出に係る制御フロー図である。 図7における目標カブリ制御パラメータ値の適用に係る制御フロー図である。
符号の説明
10Y,10M,10C,10K 感光体(静電潜像担持体)
11Y,11M,11C,11K 帯電装置
12Y,12M,12C,12K 露光装置
13Y,13M,13C,13K 現像装置
20 中間転写体(トナー画像担持体)
30 カブリレベル検出センサ(カブリレベル検出部)
40 制御部(カブリ制御部)
41 記憶部
138 現像バイアス電源
Vb 現像バイアス
V0 帯電電位

Claims (11)

  1. トナー画像を担持するトナー画像担持体と、
    前記トナー画像担持体にカブリレベルを検出するための検出パターンを形成する検出パターン形成手段と、
    前記トナー画像担持体に対向して設けられ、前記検出パターン形成手段により形成された検出パターンを検出することによりカブリレベルを検出するカブリレベル検出部と、
    目標カブリレベルを記憶する記憶部と、
    前記カブリレベル検出部により検出されたカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて、カブリ制御パラメータの調整を行うことにより前記トナー画像担持体のカブリレベルを制御するカブリ制御部と、
    を有し、
    前記カブリ制御部は、ジョブ中において、前記カブリ制御パラメータの値を変更させて前記検出パターン形成手段により前記トナー画像担持体に担持されるトナー画像の頁間に一連の検出パターンを形成させ、前記カブリレベル検出部により前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルを検出させ、検出された前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて目標カブリ制御パラメータ値を算出し、算出された前記目標カブリ制御パラメータ値に基づいて前記カブリ制御パラメータの調整を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー画像担持体は中間転写体であり、
    前記中間転写体に対向して、静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体の表面を帯電する帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記静電潜像担持体の表面を露光し前記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーを保持した現像剤担持体により前記静電潜像を現像し前記静電潜像担持体の表面にトナー画像を形成する現像装置と、がそれぞれに設けられた複数の作像部と、
    各作像部に対向してそれぞれ設けられ前記静電潜像担持体の表面に形成された前記トナー画像を前記中間転写体の表面に転写する転写装置と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー画像担持体は、静電潜像担持体であり、
    前記静電潜像担持体の周囲に、前記静電潜像担持体の表面を帯電する帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記静電潜像担持体の表面を露光し前記静電潜像担持体の表面に静電潜像を形成する露光装置と、トナーを保持した現像剤担持体により前記静電潜像を現像する現像装置と、を配置したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記カブリ制御パラメータは、前記帯電装置により帯電される前記静電潜像担持体の表面電位であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記カブリ制御パラメータは、前記現像剤担持体に印加される現像バイアス電圧であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像バイアス電圧は、交流成分を有し、
    前記カブリ制御パラメータは、前記交流成分のピークツーピーク電圧であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像バイアス電圧は、交流成分を有し、
    前記カブリ制御パラメータは、前記交流成分の周波数であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記目標カブリレベルは、目標カブリ面積率に基づいて定められることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の作像部は、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の作像部からなり、
    黒の作像部のみを用いて作像を行うモノクロモードと、イエロー、マゼンタ、シアン及び黒の全ての作像部を用いて作像を行うフルカラーモードと、を有し、
    前記目標カブリレベルは、目標カブリ面積率に基づいて定められ、
    前記モノクロモードと前記フルカラーモードとで前記目標カブリ面積率を異ならせることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 前記モノクロモードの方が前記フルカラーモードよりも前記目標カブリ面積率が小さいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. カブリ制御パラメータの調整を行うことによりトナー画像担持体のカブリレベルを制御するカブリ制御方法において、
    記憶部に目標カブリレベルを記憶させる目標カブリレベル記憶ステップと、
    ジョブ中において、カブリ制御パラメータの値を変更させて検出パターン形成手段によりトナー画像担持体に担持されるトナー画像の頁間に一連の検出パターンを形成させる検出パターン作成ステップと、
    カブリレベル検出部により前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルを検出させるカブリレベル検出ステップと、
    検出された前記一連の検出パターンのそれぞれのカブリレベルと前記記憶部に記憶された目標カブリレベルとに基づいて目標カブリ制御パラメータ値を算出する目標カブリ制御パラメータ値算出ステップと、
    算出された前記目標カブリ制御パラメータ値に基づいて前記カブリ制御パラメータの調整を行うカブリ制御パラメータ調整ステップと、
    を有することを特徴とするカブリ制御方法。
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