JP2018031881A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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明洋 林
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雄平 立本
誠 島添
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誠 島添
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政行 渡邉
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Abstract

【課題】複数の現像器に一括に交流バイスを印加するように構成された画像形成装置において、一部の現像器を用いずに画像を形成するときの用いない現像器からのトナーの飛散を起こりにくくする。【解決手段】第1の潜像担持体と、第2の潜像担持体と、第1のトナーを供給する第1の現像器と、第2のトナーを供給する第2の現像器と、第1の現像器および第2の現像器に一括に交流バイアスを印加する交流電源と、第2の現像器に直流バイアスV3を印加するための直流電圧を出力する直流電源と、第2の潜像担持体を用いずに第1の潜像担持体を用いて画像を形成する動作モードにおける直流バイアスの電圧値を、環境条件VHおよび耐久条件Nの少なくとも一方に基づいて設定するバイアス設定部と、直流電圧を設定された電圧値の直流電圧に変換する電圧可変回路とを有し、変換後の直流電圧を直流バイアスとして第2の現像器に印加する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
電子写真式の画像形成装置は、潜像担持体の表面に形成された静電潜像を可視化するための現像器を備えている。現像器は、色材であるトナーを例えば撹拌により帯電させて、帯電したトナーを潜像担持体に供給する。現像器から供給されるトナーが潜像担持体の表面のうちの所定電位の部分に付着することにより、静電潜像が現像されて可視のトナー像となる。
静電潜像を可視化する際には、帯電したトナーを現像器から潜像担持体へ移動させる静電力が生じるように、現像器に対して直流バイアスを印加する。そして、トナー像の解像度を高めるために、潜像担持体に余分に付着したトナーが現像器に戻るように交流バイアスを直流バイアスに重畳することが行われている。
ところで、電子写真式のカラー画像形成装置は、一般に、潜像担持体と現像器との組を4組備えており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)の4つの色のトナー像を重ねてカラー画像を形成する。そして、カラー画像形成装置は、4組の潜像担持体および現像器を用いてカラー画像を形成するカラー印刷モードだけでなく、1組の潜像担持体および現像器を用いてモノクロ画像を形成するモノクロ印刷モードを有している。モノクロ印刷モードにおいて、画像の形成に用いない3個の潜像担持体は、帯電処理が施されない無帯電状態とされる。
従来、このようなカラー画像形成装置において、4個の現像器に対して1つの交流電源により一括に交流バイアスを印加する構成が採用されている。この構成によると、現像器ごとに交流電源を設ける構成と比べて部品点数が少なくなることから、カラー画像形成装置の小型軽量化および低価格化を図ることができる。
しかし、複数の現像器に一括に交流バイアスを印加するカラー画像形成装置には、次の問題があった。モノクロ印刷モードにおいて、画像の形成に用いない3個の現像器には、直流バイアスは印加されないが、交流バイアスは一括に印加される。このため、これら現像器のそれぞれから一部のトナーが飛散して潜像担持体に付着する。つまり、現像器に留まるべきトナーが無駄に消費されてしまう。
交流バイアスを一括に印加することに起因するトナーの無駄な消費を低減するための先行技術として、特許文献1の技術がある。特許文献1には、トナーと反対極性の一定電圧をツェナーダイオードを用いて生成し、この一定電圧をモノクロ画像の形成に用いない現像器に印加することが開示されている。
また、潜像担持体へのトナーの不要の付着(トナーかぶり)を低減するための先行技術として、特許文献2の技術がある。特許文献2には、複数の潜像担持体をこれらに共通の負のDC電圧の印加により帯電させるように構成された画像形成装置において、複数の現像器に対してそれぞれに適した値の正または負のDC電圧を印加することが開示されている。
特開2015−179148号公報 特開2004−077692号公報
ところが、上に述べた特許文献1の技術によると、モノクロ画像の形成に際して、形成に用いない色のトナーが現像器から飛散しない場合もあれば、飛散してしまう場合もある、という問題があった。この問題について状況を分析したところ、温度および相対湿度が画像形成装置の仕様の標準値よりも高い場合に飛散が生じること、およびカラー画像の形成の積算回数が増えるにつれて飛散が顕著になることが分かった。
特許文献2の技術は、複数の潜像担持体を一括に帯電させて画像を形成するときのトナーかぶりを防ぐものである。このため、モノクロ画像を形成する場合のように、複数の潜像担持体の一部を帯電させて残りを帯電させないで画像を形成する場合には、特許文献2の技術によってトナーかぶりを防ぐことができない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、複数の現像器に一括に交流バイスを印加するように構成された画像形成装置における、一部の現像器を用いずに画像を形成するときの用いない現像器からのトナーの飛散を従来よりも起こりにくくすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、トナーからなる画像を形成する画像形成装置であって、第1の潜像担持体と、第2の潜像担持体と、前記第1の潜像担持体に帯電した第1のトナーを供給する第1の現像器と、前記第2の潜像担持体に帯電した第2のトナーを供給する第2の現像器と、前記第1の現像器および前記第2の現像器に一括に交流バイアスを印加する交流電源と、前記第2の現像器に直流バイアスを印加するための直流電圧を出力する直流電源と、前記第2の潜像担持体を用いずに前記第1の潜像担持体を用いて画像を形成する動作モードにおける前記直流バイアスの電圧値を、環境条件および耐久条件の少なくとも一方に基づいて設定するバイアス設定部と、前記直流電圧を、設定された前記電圧値の直流電圧に変換する電圧可変回路と、を有し、前記動作モードにおいて、変換後の前記直流電圧を前記直流バイアスとして前記第2の現像器に印加する。
好ましくは、前記環境条件は、温度および相対湿度の測定値に基づいて算出される絶対湿度であり、前記バイアス設定部は、前記絶対湿度が高くなると、前記電圧値の絶対値を大きくし、前記絶対湿度が低くなると、前記電圧値の絶対値を小さくする。
前記耐久条件を、前記第2の現像器を用いて行ったトナー像の形成の積算回数とすることができる。前記バイアス設定部は、前記積算回数が増加するにつれて前記電圧値の絶対値を大きくする。
本発明によると、複数の現像器に一括に交流バイスを印加するように構成された画像形成装置において、一部の現像器を用いずに画像を形成するときの用いない現像器からのトナーの飛散を従来よりも起こりにくくすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。 トナー像を形成するためのバイアスの印加に関わる部分を示す図である。 高圧電源部の構成を示す図である。 レギュレータの構成の例を示す図である。 カラー印刷モードおよびモノクロ印刷モードにおける感光体の電位および現像器の電位の推移を模式的に示す図である。 画像形成装置の要部の機能的構成を示す図である。 逆DCバイアスの設定のためのテーブルの例を示す図である。 逆DCバイアスの値の変更の概要を模式的に示す図である。 画像形成装置における処理の流れを示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成の概要が示されている。
画像形成装置1は、電子写真式のカラープリンタであって、タンデム型のプリンタエンジン20を備えている。画像形成装置1は、フルカラー画像を形成するカラー印刷モードと、モノクロ画像を形成するモノクロ印刷モードとを有している。
プリンタエンジン20は、トナー像を形成するための4個のユニット、すなわちイメージングステーション4y,4m,4c,4kを中心に構成される。イメージングステーション4yは、イエロー(Y)のトナー像を、イメージングステーション4mは、マゼンダ(M)のトナー像を、イメージングステーション4cは、シアン(C)のトナー像を、イメージングステーション4kは、ブラック(K)のトナー像を、それぞれ形成する。
カラー印刷モードにおいて、プリンタエンジン20は、4個のイメージングステーション4y,4m,4c,4kを用いて、Y、M、C、およびKの4色のトナー像を並行して形成する。モノクロ印刷モードにおいて、プリンタエンジン20は、イメージングステーション4kを用いて、Kのトナー像のみを形成する。以下、K(ブラック)を「モノクロ色」といい、他の3色(Y、M、およびC)を総称して「非モノクロ色」ということがある。
イメージングステーション4y,4m,4c,4kのそれぞれは、筒状の感光体5y,5m,5c,5k、帯電ローラ6y,6m,6c,6k、プリントヘッド7y,7m,7c,7k、現像器8y,8m,8c,8k、および除電用の光源などを有している。
感光体5kは第1の潜像担持体の例であり、3個の感光体5y,5m,5cは第2の潜像担持体の例である。また、現像器8kは第1の現像器の例であり、3個の現像器8y,8m,8cは第2の現像器の例である。
感光体5y,5m,5c,5kは、回転駆動される。感光体5y,5m,5c,5kの周面のうち、帯電ローラ6y,6m,6c,6kと対向した部分が均一に帯電する。帯電した感光体5y,5m,5c,5kに対して、画像に応じたパターン露光がプリントヘッド7y,7m,7c,7kにより行われる。露光された部分の帯電荷が消失して各感光体5y,5m,5c,5kに静電潜像が形成される。静電潜像は、現像器8y,8m,8c,8kにより現像されてトナー像となる。
トナー像は、感光体5y,5m,5c,5kから転写ベルト16に1次転写される。このとき、1次転写ローラ9y,9m,9c,9kがトナーを引き寄せるようにバイアスされる。1次転写されたトナー像は、2次転写ローラ14のニップ部で、用紙カセット10から給紙ローラ12によって引き出されて搬送されてきた用紙2に2次転写される。2次転写の後、用紙2は定着器17の内部を通って上部の排紙トレイ18へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像が用紙2に定着する。
図2にはトナー像を形成するためのバイアスの印加に関わる部分が示されている。4個のイメージングステーション4y,4m,4c,4kの基本的な構成は同様であるので、図2では代表としてイメージングステーション4yの感光体周りの構成が示されている。
感光体5yを帯電させるために、帯電ローラ6yには高圧電源部30により帯電バイアスV1が印加される。感光体5yの表面電位は、帯電バイアスV1の値とほぼ同じ値となる。
プリントヘッド7yは、感光体5yのうちのトナーを付着させたい部分を露光するように制御される。感光体5yにおける露光された部分の表面電位は、無帯電時の電位(0ボルト)またはそれに近い電位(数十ボルト程度)になる。露光されない部分の表面電位は変わらない。
現像器8yは、例えば2成分現像器であり、現像ローラ81および撹拌ローラ82,83を有している。撹拌ローラ82,83により粉状のトナーと粒状のキャリアとが撹拌され、キャリアの表面にトナーが付着する。トナーで表面が覆われたキャリアが現像ローラ81の周面に付着する。
現像器8yには(詳しくは現像ローラ81には)、高圧電源部30により直流の現像バイアスV2が印加され、さらにACバイアスV20(交流バイアス)が現像バイアスV2に重畳される。現像バイアスV2は、帯電したトナーを現像器8yから感光体5yへ移動させる静電力を生じさせるためのバイアスである。ACバイアスV20は、画質を高めるためのバイアスであり、感光体5yの露光されない部分に付着したトナーを現像器8yに戻す作用などを奏する。
感光体5yにおける露光された部分が感光体5yの回転により現像ローラ81に近づくと、現像ローラ81に付着しているキャリアからトナーが感光体5yの露光された部分に引き寄せられて付着する。キャリアは現像ローラ81に残る。
また、モノクロ印刷モードにおいては、現像バイアスV2に代えて逆DCバイアスV3が現像器8yに印加される。現像器8mおよび現像器8cにも逆DCバイアスV3が印加される。逆DCバイアスV3は、モノクロ画像の形成に使用しない(すなわち、帯電させない)感光体5y,5m,5cにトナーが付着するのを防止するためのバイアスである。逆DCバイアスV3の極性は、現像器8yの内部での撹拌によるトナーの帯電の極性(本例では負)とは反対の極性(本例では正)である。
画像形成装置1では、現像器8yの下流側でかつ帯電ローラ6yの上流側の位置に、詳しくは感光体5yが転写ベルト16と近接する1次転写位置と帯電ローラ6yを配置した位置との間に、濃度センサ21が配置されている。濃度センサ21は、感光体5yの表面に付着しているトナーの濃度を例えば光学的に測定する。濃度センサ21により測定された濃度に応じて、1次転写されずに残るトナーが少なくなるように、1次転写ローラ9yに印加するバイアスが調整される。また、モノクロ印刷後に検出された濃度に応じて、非モノクロ色のトナーの付着が少なくなるように逆DCバイアスV3が補正される。
図3には高圧電源部30の構成が、図4にはレギュレータ33k,33c,33m,33yの構成の例が、それぞれ示されている。
高圧電源部30は、4個のDC電源31k,31c,31m,31y、1個のAC電源32、および4個のレギュレータ33k,33c,33m,33yを有している。
DC電源31k,31c,31m,31yは、帯電ローラ6k,6c,6m,6yに個別に帯電バイアスV1を印加するための電源である。DC電源31k,31c,31m,31yには、後に述べる制御部100(図6参照)から帯電バイアスV1の値を個別に指定する制御信号S1k,S1c,S1m,S1yが与えられる。DC電源31k,31c,31m,31yは、指定された値の負極性の直流電圧を帯電バイアスV1として出力する。
なお、DC電源31kは、帯電バイアスV1とは別個独立して、正極性の直流電圧を出力することが可能に構成されている。DC電源31kは、例えば、2つの二次捲線を有するトランスを用いたDC−DCコンバータであり、負極性の帯電バイアスV1と正極性の直流電圧とを出力可能である。
なお、正極性の直流電圧を出力するDC−DCコンバータを別途設け、これをDC電源31kと連動して動作するように制御することも可能である。
AC電源32は、4個の現像器8k,8c,8m,8yに対して一括に共通のACバイアスV20を印加するための電源である。AC電源32は、制御部100から与えられる制御信号S21,S22およびクロックCLKに従って、周波数が数キロヘルツ程度の交流電圧を出力する。制御信号S21は、出力のオンオフを指令する信号であり、制御信号S22は、ACバイアスV20の振幅(ピーク・トゥ・ピーク)を指定する信号である。
レギュレータ33k,33c,33m,33yのうち、レギュレータ33kは、Kの現像用の現像器8kに現像バイアスV2を印加するための電圧可変回路である。レギュレータ33kには、DC電源31kから負極性の直流電圧(V1)が入力される。
図4(A)に示すように、レギュレータ33kは、トランジスタ331、抵抗332,333,334,335、および安定化回路336から構成される。トランジスタ331のベースに抵抗334,335を介して制御信号S3kが入力される。レギュレータ33kは、接地端子から抵抗333,332を介して負極性の電源端子へ流れ込む電流をトランジスタ331により調整する。レギュレータ33kは、入力された負極性の直流電圧の絶対値を制御信号S3kに従って低減するドロッパレギュレータである。絶対値を低減した後の直流電圧が現像バイアスV2として出力される。
図3に戻って、残りの3個のレギュレータ33c,33m,33yは、C、M、およびYの現像用の現像器8c,8m,8yに、現像バイアスV2または逆DCバイアスV3を印加するための電圧可変回路である。レギュレータ33c,33m,33yには、DC電源31c,31m,31yから個別に負極性の直流電圧(V1)が入力されるとともに、DC電源31kから200ボルト程度の正極性の直流電圧が入力される。
図4(B)に示すように、レギュレータ33c,33m,33yは、トランジスタ341、抵抗342,343,344,345、および安定化回路346から構成される。トランジスタ341のベースに抵抗344,345を介して制御信号S3c,S3m,S3yが入力される。レギュレータ33c,33m,33yは、正極性の電源端子から抵抗343,342を介して負極性の電源端子へ流れ込む電流をトランジスタ341により調整する。レギュレータ33c,33m,33yは、入力された直流電圧の絶対値を制御信号S3c,S3m,S3yに従って低減するドロッパレギュレータである。絶対値を低減した後の負極性の直流電圧が現像バイアスV2として出力され、正極性の直流電圧が逆DCバイアスV3として出力される。
高圧電源部30の構成は、1個のAC電源32を4個の現像器8k,8c,8m,8yが共用する構成であるので、現像器8k,8c,8m,8yに個別にAC電源32を設ける構成と比べて、部品点数が少ない。高圧電源部30の構成によると、画像形成装置1の小型軽量化および低価格化を図ることができる。
図5にはカラー印刷モードおよびモノクロ印刷モードにおける感光体5k,5y,5m,5cの電位および現像器8k,8y,8m,8cの電位の推移が模式的に示されている。
カラー印刷モードにおいては、4個の感光体5k,5y,5m,5cの各電位の制御は同様であり、4個の現像器8k,8y,8m,8cの各電位の制御も同様である。つまり、モノクロ色と非モノクロ色とについて同様の制御が行われる。ただし、帯電バイアスV1および現像バイアスV2のそれぞれの値は、画像の濃さなどの印刷条件および特性の個体差などに応じて4つの色それぞれについて個別に設定される。
カラー印刷モードにおける電位の制御の概要は次の通りである。
帯電バイアスV1の印加により、感光体5k,5y,5m,5cを例えば−500ボルトに帯電させる。次に、現像器8k,8y,8m,8cに現像バイアスV2を印加する。現像バイアスV2の値は、帯電バイアスV1よりも絶対値が例えば100ボルト小さい−400ボルトとする。現像バイアスV2の印加を開始した後に、AC電源32をオンにしてACバイアスV20を現像バイアスV2に重畳する。ACバイアスV20は、例えば−700ボルトから+700ボルトまでの範囲で推移する交流電圧である。この値のACバイアスV20を重畳すると、現像器8k,8y,8m,8cの電位は、−1100ボルトから+300ボルトまでの範囲内で推移する。
トナー像の1次転写が終わると、ACバイアスV20の重畳を終了し、ACバイアスV20の印加を終了し、帯電バイアスV1の印加を終了する。そして、感光体5y,5m,5c,5kを除電する。
一方、モノクロ印刷モードにおいては、モノクロ色と非モノクロ色とで異なる制御が行われる。モノクロ印刷モードにおける電位の制御の概要は次の通りである。
モノクロ色については、カラー印刷モードにおける制御と同様の制御を行う。すなわち、
感光体5kを例えば−500ボルトに帯電させ、現像器8kに現像バイアスV2を印加し、現像バイアスV2にACバイアスV20を重畳する。
これに対して、非モノクロ色については、カラー印刷モードにおける制御とは異なる制御を行う。すなわち、DC電源31y,31m,31cをオフに保って感光体5y,5m,5cを帯電させない(なお、感光体5y,5m,5cを回転駆動しない)。そして、現像器8y,8m,8cには、逆DCバイアスV3を印加する。
逆DCバイアスV3を印加することにより、現像器8y,8m,8cへのACバイアスV20の印加に起因する感光体5y,5m,5cへのトナーの飛散を防ぐことができる。つまり、現像器8kにACバイアスV20を印加するためにAC電源32をオンにしても、非モノクロ色のトナーが無駄に消費されないようにすることができる。
なお、トナーの飛散を低減する他の方法として、AC電源32と現像器8y,8m,8cのそれぞれとの間に高耐圧スイッチを設けてACバイアスV20を遮断することが考えられる。しかし、それによると、部品点数が増加するので、AC電源32を共用する利点が損なわれてしまう。高耐圧スイッチの入手は困難である。したがって、画像形成装置1では、逆DCバイアスV3を現像器8y,8m,8cに印加してトナーの飛散を低減する。
さて、画像形成装置1は、ユーザによって使用されるときの環境条件および耐久条件の少なくとも一方の変化に応じて、逆DCバイアスV3の値を変更する機能を有している。以下、この機能を中心に、画像形成装置1の構成および動作をさらに説明する。
図6には画像形成装置1の要部の機能的構成が、図7には逆DCバイアスV3の設定のためのテーブル120の例が、それぞれ示されている。また、図8には、逆DCバイアスV3の値の変更の概要が模式的に示されている。
図6に示すように、画像形成装置1は、制御部100、温度センサ41、および湿度センサ42を有する。
温度センサ41は、画像形成装置1の内部の気温または画像形成装置1の周囲の気温を環境条件として測定し、温度Tの測定値を示す信号S41を制御部100に送る。
湿度センサ42は、温度センサ41により温度が測定される位置の相対湿度RHを環境条件として測定し、相対湿度RHの測定値を示す信号S42を制御部100に送る。
制御部100は、外部のホストから与えられるジョブに応じて、カラー画像またはモノクロ画像を形成するように、プリンタエンジン20および高圧電源部30を制御する。制御部100は、制御のためのプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit )、当該プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、およびワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)などを有する。
制御部100には、バイアス設定部101、記憶部102、および耐久管理部103などが設けられる。これらの機能は、制御部100のハードウェア構成により、および上に述べたプログラムがCPUによって実行されることにより実現される。
バイアス設定部101は、モノクロ印刷モードにおいて現像器8y,8m,8cにそれぞれ印加する逆DCバイアスV3の値を、環境条件および耐久条件の少なくとも一方に基づいて設定する。その際、バイアス設定部101は、記憶部102により記憶されているテーブル200を参照する。つまり、ルックアップ方式により逆DCバイアスV3の値を設定する。
テーブル200は、環境条件および耐久条件を組み合わせた参照条件の値に対応する逆DCバイアスV3の値を示す。
テーブル200における環境条件は、絶対湿度(容積絶対湿度:VH)である。絶対湿度VHは、温度Tと相対湿度RHとにより一意に定まる。つまり、温度センサ41による測定値と湿度センサ42による測定値とによって絶対湿度VHを特定することができる。なお、相対湿度RHが一定であれば、温度が高いほど絶対湿度は高く、温度Tが一定であれば、相対湿度が高いほど絶対湿度は高い。
テーブル200における耐久条件は、感光体5y,5m,5cを用いて行ったトナー像の形成の積算回数N、つまり、カラー印刷モードの画像形成の積算回数である。積算回数Nは、耐久管理部103からバイアス設定部101に通知される。
耐久管理部103は、例えばカラー画像の印刷枚数またはカラー印刷モードにおける感光体5y,5m,5cの回転の回数(1回転を1回とする)を、Y、M、Cの色別にカウントし、3つのカウント値を記憶する。そして、バイアス設定部101から問合せがあると、3つのカウント値を積算回数Nとしてバイアス設定部101に通知する。
耐久管理部103は、イメージングステーション4y,4m,4cのいずれかが新品と交換されると、交換されたイメージングステーションに対応するカウント値を初期値にリセットする。
テーブル200により示される逆DCバイアスV3の値は、実験の結果に基づいて定められている。その実験とは、トナーの飛散を防ぐとともに感光体5y,5m,5cへのキャリアの付着を防ぐことができる逆DCバイアスV3の値を、絶対湿度VHおよび積算回数Nをそれぞれパラメータとして測定するものである。ただし、絶対湿度VHについては、相対湿度を一定として温度を変化させたり、温度を一定として相対湿度を変化させたりして絶対湿度VHの異なる複数の条件を得た。そして、これらの条件における絶対湿度VHの値を温度および相対湿度に基づいて算出した。
感光体5y,5m,5cへのキャリアの付着を防ぐ理由は、キャリアの付着が感光体5y,5m,5cに擦り傷の生じる原因となるからである。モノクロ印刷モードにおけるトナーの飛散を防ぐだけであれば、最も飛散が起こりやすい条件であっても飛散が起こらないように逆DCバイアスV3を十分に大きい値に固定すればよい。しかし、そのように値を大きくして固定値とすると、トナーの飛散が比較的に起こりにくい条件である場合に、トナーは飛散しないが、キャリアが現像器8y,8m,8cから離れて感光体5y,5m,5cに付着しやすい。
そこで、テーブル200の内容を決めるために、上に述べたパラメータの値が異なる複数の条件のそれぞれについて、トナーもキャリアも飛散しない逆DCバイアスV3の値の範囲(設定値範囲)を測定した。
そして、測定で得られた各条件の設定値範囲における例えば中間の値を、その条件に対応する逆DCバイアスV3の値とした。設定値範囲の中間の値とすることにより、+側および−側に余裕(マージン)を設けることができる。例えば、設定値範囲が70〜130ボルトであった場合に、逆DCバイアスV3の値を100ボルトとする。この場合には、逆DCバイアスV3に±30ボルトの余裕がある。余裕があれば、実際に逆DCバイアスV3の値をテーブル200に基づいて設定した後に条件の多少の変動があったとしても、トナーもキャリアも飛散しない。
図7に示すように、テーブル200は、2つのテーブル200A,200Bから構成される。テーブル200においては、環境条件としての絶対湿度VHが4段階に区分され、耐久条件としての積算回数Nが8段階に区分されている。すなわち、環境条件と耐久条件との組合せとして32個の組合せが定められている。
テーブル200Bは、32個の組合せのそれぞれに対応する逆DCバイアスV3の値(単位はボルト)を示す。
テーブル200Aは、温度Tおよび相対湿度RHの各測定値の組合せが絶対湿度VHの4つの段階(段階1〜4)のいずれに対応するかを示す。例えば、温度Tが0℃未満で相対湿度RHが90%未満である組合せに対して、絶対湿度VHの段階1が対応することを示す。
図6に戻って、バイアス設定部101は、モノクロ印刷を開始する際に、信号S41の示す温度Tの測定値、信号S42の示す相対湿度RHの測定値、および通知された積算回数Nを参照条件としてテーブル200にアクセスする。Y、M、Cの各色について、参照条件に対応する逆DCバイアスV3の値(V3y,V3m,V3c)を取得し、取得した値(V3y,V3m,V3c)の電圧を出力するよう制御信号S3を高圧電源部30に与える。制御信号S3は、上に述べた制御信号S3y,S3m,S3cの総称である。
なお、制御信号S3を与える際に、デジタルの値(V3y,V3m,V3c)に応じたパルス幅変調信号を生成し、パルス幅変調信号を平滑することにより制御信号S3をアナログ信号とする。変形として、制御信号S3をパルス幅変調信号とし、パルス幅変調信号を平滑する回路を各レギュレータ33c,33m,33yに設けてもよい。
図7に示したテーブル200の内容に従うと、逆DCバイアスV3の値は次のように変更される。
図8をも参照して、バイアス設定部101は、絶対湿度VHが高くなると、逆DCバイアスV3の値を大きくし、絶対湿度VHが低くなると、逆DCバイアスV3の値を小さくする。
つまり、温度Tが比較的に低くかつ相対湿度RHが比較的に低い低温低湿の状態から、温度Tが比較的に高くかつ相対湿度RHが比較的に高い高温高湿の状態へ環境が変化すると、逆DCバイアスV3の値が大きくされ、逆に変化すると、小さくされる。
相対湿度RHが一定であれば、温度Tが高くなると、逆DCバイアスV3の値が大きくされ、温度Tが低くなると、逆DCバイアスV3の値が小さくされる。温度Tが一定であれば、相対湿度RHが高くなると、逆DCバイアスV3の値が大きくされ、相対湿度RHが低くなると、逆DCバイアスV3の値が小さくされる。
また、バイアス設定部101は、積算回数Nが増加するにつれて、逆DCバイアスV3の値を大きくする。つまり、積算回数Nが0に近い初期段階から積算回数Nが仕様における上限値に近い末期段階へ部品の経時変化が進むにつれて、逆DCバイアスV3の値が大きくされる。
図8において、耐久条件が初期段階で環境条件が低温低湿である場合に逆DCバイアスV3の値は+100ボルトであり、初期段階で高温高湿である場合に+140ボルトである。耐久条件が末期段階で環境条件が低温低湿である場合に+140であり、末期段階で高温高湿である場合に+180ボルトである。
図6に戻って、バイアス設定部101は、プリンタエンジン20の濃度センサ群21Gからの信号S21に基づいて、テーブル200に従って設定した逆DCバイアスV3の値を補正する。濃度センサ群21Gは、図2に示したようにイメージングステーション4y,4m,4cにそれぞれ設けた濃度センサ21を含む。
信号S21の示すトナーの濃度がしきい値を超える場合に、バイアス設定部101は、逆DCバイアスV3の値を例えば5〜10%ほど大きくする補正を行うことよって、モノクロ印刷モードにおけるトナーの飛散を抑える。濃度を複数のレベルに区分し、区分ごにに決めておいた量の補正を行うようにしてもよい。
この補正は、モノクロ印刷モードにおけるトナーの飛散の状況を実測して逆DCバイアスV3を調整するものであるので、モノクロ画像を形成した後に行われる。モノクロ画像を形成するジョブが終了した後に行ってもよいし、ジョブの実行中に1以上のモノクロ色のトナー像を形成した後に行ってもよい。
補正を行う際には、トナーの濃度を測定するために、感光体5y,5m,5cを回転駆動する。上に述べた通り、モノクロ印刷モードではトナー像を形成するための回転駆動を行わないので、感光体5y,5m,5cにおけるトナーの付着する可能性のある部分(現像器の近傍の部分)は、濃度センサ21の位置へ移動しない。したがって、トナーの付着する可能性のある部分が濃度センサ21と対向するように、制御部100は、感光体5y,5m,5cを回転させる。
図9には画像形成装置1における処理の流れが示されている。
印刷ジョブが与えられるのを待ち(#501)、モノクロ印刷を指定するジョブが与えられると(#502でYES)、次のように処理を実行する。
逆DCバイアスV3の値を設定する(#503)。モノクロ画像の形成を開始し(#504)、例えばモノクロ色のトナー像の1次転写が終わるタイミングで、感光体5y,5m,5cに付着している非モノクロ色の濃度を測定する(#505)。測定した濃度に応じて逆DCバイアスV3の設定値を補正する(#506)。
その後、ジョブが完了するまでモノクロ印刷モードの画像形成を続ける(#507、#508)。
与えられた印刷ジョブがモノクロ印刷を指定するジョブではない場合には、すなわちカラー印刷を指定するジョブが与えられると(#502でNO)、カラー画像を形成してジョブを完了させる(#509、#510)。
以上の実施形態によると、環境条件または耐久条件に応じて逆DCバイアスV3を設定するので、複数の現像器8y,8m,8c,8kに一括にACバイスV20を印加するように構成された画像形成装置1における、一部の現像器8y,8m,8cを用いずに画像を形成するときの現像器8y,8m,8cからのトナーの飛散を従来よりも起こりにくくすることができる。
トナーの無駄な消費が低減されて印刷の1枚あたりのコストが下がるので、ユーザの経済的な負担が減少する。トナーの飛散による装置または用紙の汚れを防ぐことができる。
モノクロ色をK(ブラック)としたが、これに限らない。Y、M、Cのいずれでもよいし、YとMとの混色(赤:R)、YとCとの混色(緑:G)、またはMとCとの混色(青:B)であってもよい。
また、3個の現像器8y,8m,8cを逆DCバイアスV3の印加の対象である第2の現像器としたが、これに限らない。例えば、モノクロ色がR、G、またはBである場合には、4個の現像器8y,8m,8c,8kのうちの2個がモノクロ画像の形成に用いる第1の現像器となり、残りの2個が第2の現像器となる。
また、逆DCバイアスV3の印加する画像形成の動作モードは、モノクロ印刷モードに限定されない。2つの色を再現する2色印刷モードを有する場合には、2色印刷モードにおいても逆DCバイアスV3の印加する。印加の対象(第2の現像器)は、トナー像の形成に用いない1個または2個の現像器である。例えば、ブラック(K)と赤(R)とを再現する2色印刷モードでは、K、Y、およびMのトナー像を形成するので、Cの現像器8cに逆DCバイアスV3の印加する。
帯電バイアスV1、現像バイアスV2、および逆DCバイアスV3の極性は、例示の極性と反対の極性であってもよい。
上に述べた実施形態においては、テーブル200にアクセスする際の参照条件を環境条件および耐久条件の両方からなる条件とした。変形例として、環境条件が一定の環境で使用される場合には、環境条件を参照条件とせずに耐久条件を参照条件としてルックアップ方式により逆DCバイアスV3の値を設定することができる。または、トナーおよびキャリアの飛散に部品の経時変化が影響しない場合には、耐久条件を参照条件とせずに環境条件を参照条件としてルックアップ方式により逆DCバイアスV3の値を設定することができる。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、テーブル200の内容、処理の内容、順序、逆DCバイアスV3の設定のタイミング、または逆DCバイアスV3の設定値の補正のタイミングなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
5k 感光体(第1の潜像担持体)
5y,5m,5c感光体(第2の潜像担持体)
8k 現像器(第1の現像器)
8y,8m,8c 現像器(第2の現像器)
21 濃度センサ
31y,31m,31c DC電源(直流電源)
32 AC電源(交流電源)
33y,33m,33c レギュレータ(電圧可変回路、ドロッパレギュレータ)
101 バイアス設定部
102 記憶部
N 積算回数(耐久条件)
RH 相対湿度(環境条件)
T 温度(環境条件)
V1 帯電バイアス(直流電圧)
V2 現像バイアス(直流バイアス)
V20 ACバイアス(交流バイアス)
V3 逆DCバイアス(直流バイアス、直流電圧)
VH 絶対湿度(環境条件)

Claims (10)

  1. トナーからなる画像を形成する画像形成装置であって、
    第1の潜像担持体と、
    第2の潜像担持体と、
    前記第1の潜像担持体に帯電した第1のトナーを供給する第1の現像器と、
    前記第2の潜像担持体に帯電した第2のトナーを供給する第2の現像器と、
    前記第1の現像器および前記第2の現像器に一括に交流バイアスを印加する交流電源と、
    前記第2の現像器に直流バイアスを印加するための直流電圧を出力する直流電源と、
    前記第2の潜像担持体を用いずに前記第1の潜像担持体を用いて画像を形成する動作モードにおける前記直流バイアスの電圧値を、環境条件および耐久条件の少なくとも一方に基づいて設定するバイアス設定部と、
    前記直流電圧を、設定された前記電圧値の直流電圧に変換する電圧可変回路と、を有し、
    前記動作モードにおいて、変換後の前記直流電圧を前記直流バイアスとして前記第2の現像器に印加する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記環境条件は、温度および相対湿度の測定値に基づいて特定される絶対湿度であり、
    前記バイアス設定部は、前記絶対湿度が高くなると、前記電圧値の絶対値を大きくし、前記絶対湿度が低くなると、前記電圧値の絶対値を小さくする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記環境条件は、温度または相対湿度であり、
    前記バイアス設定部は、前記温度が高くなり、または前記相対湿度が高くなると、前記電圧値の絶対値を大きくし、前記温度が低くなり、または前記相対湿度が低くなると、前記電圧値の絶対値を小さくする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記耐久条件は、前記第2の現像器を用いて行ったトナー像の形成の積算回数であり、
    前記バイアス設定部は、前記積算回数が増加するにつれて前記電圧値の絶対値を大きくする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記環境条件および前記耐久条件の一方または両方からなる参照条件の値に応じた前記電圧値を示すテーブルを記憶する記憶部を有し、
    前記バイアス設定部は、前記テーブルを参照するルックアップ方式により前記電圧値を設定する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の潜像担持体に付着したトナーの濃度を検出する濃度センサを有し、
    前記バイアス設定部は、検出された前記濃度に応じて、前記電圧値を補正する
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記バイアス設定部は、前記動作モードの画像の形成を行った後でありかつ前記第2の潜像担持体を用いて画像を形成する前に検出された前記濃度に応じて、前記電圧値を補正する
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記電圧可変回路は、ドロッパレギュレータである
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の現像器は、前記第1のトナーとしてブラックのトナーを供給する現像器であり、
    前記動作モードは、ブラックのトナー像であるモノクロ画像を形成するモードであり、
    前記第2の現像器として、前記第2のトナーであるイエロー、マゼンタ、またはシアンのトナーを供給する3個の現像器を有しており、
    前記バイアス設定部は、前記第2の現像器である前記3個の現像器について個別に前記電圧値を設定する
    請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 潜像担持体と帯電したトナーを前記潜像担持体に供給する現像器との組を複数有する画像形成装置のための画像形成方法であって、
    前記複数の組のうちの少なくともいずれかを除く残りの組を用い、かつ当該複数の組の現像器に一括に交流バイアスを印加して画像を形成する場合に、当該画像の形成に用いない組の現像器に対して、トナーの帯電の極性と反対の極性の直流電圧を印加するにあたって、前記直流電圧の電圧値を環境条件および耐久条件の少なくとも一方に応じて変更する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
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