JP2016062046A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良画像の発生を抑制する。【解決手段】中間転写体が複数の画像形成ユニットに当接し、複数の画像形成ユニットでトナー像を形成するフルカラーモードと、中間転写体が複数の画像形成ユニットに当接し、複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードとを実行可能であり、フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、モノクロ画像を第1のモノクロモードで形成し、第1のモノクロモードにおいて、複数の画像形成ユニットのうち1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの像担持体と現像手段との間の電位差を、画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、現像手段によって形成した記録材の数のうち少なくとも1つに基づいて制御する画像形成装置。【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及び、これらの機能を複数備えた複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置の高速化に伴い、フルカラーの画像形成装置としては、ベルト部材に対応して複数の画像形成部を並べて配置し、各色の作像プロセスを並行処理する構成が主流となっている。例えば、電子写真方式の画像形成装置では、中間転写ベルトを用いたフルカラータンデム方式が挙げられる。
フルカラータンデム方式では、並んで配列された複数の画像形成ユニットを用いる。そして、これらの画像形成ユニットで形成された、色がそれぞれ異なるトナー像を中間転写ベルト上に重ねて1次転写する。さらに、中間転写ベルト上に転写されたトナー像を一括して記録媒体に2次転写した後、記録媒体上のトナー像を定着してフルカラー画像が得られる。
画像形成ユニットでは、帯電ローラにより感光体ドラムの表面が帯電される。また、帯電した感光体ドラムの表面は、レーザスキャナにより露光され潜像が形成される。そして、現像器により感光体ドラムの表面上の潜像がトナー像として現像される。現像されたトナー像は1次転写ローラにより中間転写ベルトに転写される。さらに、1次転写後に感光体ドラム上に残留したトナーはクリーニング部材によって除去される。
フルカラータンデム方式の画像形成装置では、モノクロ画像形成時には使用しないカラーの画像形成ユニットの短寿命化を抑制することが必要である。そのため、中間転写ベルトが全ての画像形成ユニットに当接しているフルカラーモードと、中間転写ベルトがブラックの画像形成ユニットのみに当接しているモノクロモードとを切り換えることのできる構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
一方、このような画像形成装置では、フルカラー画像とモノクロ画像の混在した印刷ジョブを行う場合、フルカラーモードとモノクロモードの切り換えに伴うダウンタイムが頻繁に発生するという問題があった。
特許文献2では、モノクロ画像もフルカラーモードで印刷した方が、印刷時間が短縮できる場合には、モノクロ画像をフルカラー画像として処理するという構成が開示されている。
特許文献3では、モノクロ画像をフルカラーモードで印刷する場合に、カラーの画像形成ユニットの現像器を停止させることで、ダウンタイムを発生させずにカラーの画像形成ユニットの短寿命化を抑制する構成が開示されている。
特開2001−318508号公報 特開2004−246571号公報 特開2007−11151号公報
しかしながら、上述の従来技術のように、一部の現像器を停止させたまま他の現像器により画像の形成を行う場合は、以下のような問題がある。
すなわち、現像器が停止して感光体ドラムのみが回転している場合、感光体ドラムと停止している現像器との対向部に存在するトナーが感光体ドラムに掻き取られ、いわゆる「カブリ画像」が発生してしまうことが本発明者の検討で明らかになった。この現象の詳細については後述する。
従って、本発明の目的は、フルカラー画像とモノクロ画像の混在した印刷ジョブを行う際に、ダウンタイムを発生させず、画像形成ユニットの短寿命化を抑制した上で、不良画像の発生も抑制することのできる画像形成装置を提供することである
この目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
トナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、
前記複数の画像形成ユニットによって形成されたトナー像が転写され、前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体とを具備し、
前記中間転写体に転写されたトナー像が記録材に転写される画像形成装置であって、
前記複数の画像形成ユニットのそれぞれの画像形成ユニットは、
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に前記トナー像を形成する現像手段とを具備し、
前記画像形成装置は、
前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットでトナー像を形成するフルカラーモードと、前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードとを実行可能であり、
フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、前記モノクロ画像を前記第1のモノクロモードで形成し、前記第1のモノクロモードにおいて、前記複数の画像形成ユニットのうち前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、前記現像手段によって形成した記録材の数のうち少なくとも1つに基づいて制御することを特徴とする。
本発明によれば、フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、モノクロ画像を中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードで形成する。1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの像担持体と現像装置との間の電位差を、画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、現像装置によって形成した記録材の数のうち少なくとも一つに基づいて制御する。このため、フルカラー画像とモノクロ画像の混在した印刷ジョブを行う場合でも、ダウンタイムを発生させずに、画像形成ユニットの短寿命化を抑制し、「カブリ画像」などの不良画像の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の1次転写ローラ離間機構の動作を説明する図である。図4(a)は、全着状態を示し、図4(b)は、Bk着状態を示している。 本発明の第1実施形態の画像形成モードを示す表である。 本発明の第1実施形態におけるフルカラー画像とモノクロ画像が混在した印刷ジョブを説明する図である。図6(a)は、フルカラーモードとモノクロモードを切り替える場合を示す。図6(b)は、フルカラーモードで全ての画像を形成する場合を示す。図6(c)は、全着モノクロモードでモノクロ画像を形成する場合を示す図である。 本発明の第1実施形態において全着モノクロモードにおけるカブリ画像を説明するための図である。 本発明の第1実施形態において現像高圧とカブリ、キャリア付着の関係を示す表である。 本発明の第1実施形態において記録材の坪量とプロセススピード及び現像スリーブ上の現像剤量の関係を示す表である。 本発明の第1実施形態において、記録材の坪量とカブリの関係を示す表である。 本発明の第1実施形態において、記録材の坪量毎の現像高圧の設定とカブリの関係を示す表である。 本発明の第1実施形態のカブリ対策制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の画像形成装置内の水分量とカブリの関係を説明する表である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置内の水分量毎の現像高圧の設定とカブリの関係を示す表である。 本発明の第3実施形態において、現像剤中のトナー比率とカブリの関係を示す表である。 本発明の第3実施形態において、現像剤中のトナー比率毎の現像高圧の設定とカブリの関係を示す表である。 本発明の第4実施形態において、現像装置の耐久枚数とカブリの関係を示す表である。 本発明の第4実施形態の現像装置の耐久枚数毎の現像高圧の設定とカブリの関係を示す表である。 本発明の第6実施形態において、プロセススピード毎の全着モノクロモードの実施可否の関係を示す表である。 本発明の第6実施形態の現像装置のカブリ対策制御の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態の画像形成装置を詳細に説明する。本実施形態では、トナー像の形成及び転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
(画像形成装置の概略構成)
図1は画像形成装置の概略構成を示す図である。
同図に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト101(中間転写体)に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Bkを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成ユニット109Yにより、感光体ドラム103(像担持体)上にイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト101に転写される。画像形成ユニット109Mでは、画像形成ユニット109Yと同様な手順で感光体ドラム103上にマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト101上のイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成ユニット109C、109Bkでは、画像形成ユニット109Yと同様な手順でシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト101に順次重ねて転写される。
中間転写ベルト101に担持された四色のトナー像は、2次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括で2次転写される。四色のトナー像を2次転写された記録材Pは、中間転写ベルト101から曲率分離して定着装置112へ送り込まれる。定着装置112は、定着ローラ112aと加圧ローラ112bにより記録材Pを加熱加圧して、トナーを融解して表面に画像を定着させる。その後、記録材Pは機体外へ排出される。
画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Bkは、それぞれの現像装置106(現像手段)で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。
以下では、ブラックの画像形成ユニット109Bkについてトナー像の形成プロセスを説明し、他の画像形成ユニット109Y、109M、109Cに関する重複した説明を省略する。また、トナーの色であるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表す符号Y、M、C、Bkは適宜省略する。
画像形成ユニット109Bkは、感光体ドラム103の周囲に、帯電ローラ104(帯電手段)、露光装置105(静電潜像形成手段)、現像装置106、1次転写ローラ107、感光体クリーニングブレード108を配置している。感光体ドラム103は、帯電極性が負極性の感光層を表面に有し、所定のプロセススピードで矢印方向に回転する。帯電ローラ104は、負極性の直流電圧を印加されて感光体ドラム103の表面を負極性に帯電させる。露光装置105は、ブラックの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを走査して、感光体ドラム103の表面に画像の静電潜像を書き込む。
なお、中間転写ベルト101は、画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Bkに離接可能に設けられている。
(現像装置の構成)
図2は、図1に示す画像形成装置で用いられる現像装置106の構成を示す図である。
同図に示すように、現像装置106では、帯電極性が負極性の非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分の現像剤500が攪拌部材11により摩擦帯電される。現像剤500は搬送部材12により搬送されて、現像スリーブ13に担持される。現像スリーブ13に担持された現像剤500は、規制ブレード14により厚さが規制された後、感光体ドラム103との対向部へ搬送される。現像スリーブ13は感光体ドラム103に対して所定の距離を空けて保持されている。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブ13に印加することで、負極性に帯電したトナーが相対的に正極性になった感光体ドラム103の露光部分へ移転して静電潜像が反転現像される。
図1に示すように、1次転写ローラ107は、感光体ドラム103と中間転写ベルト101の間に1次転写部T1を形成する。1次転写ローラ107に正極性の直流電圧を印加することで、感光体ドラム103に担持されたトナー像が中間転写ベルト101へ1次転写される。感光体クリーニングブレード108は感光体ドラム103の駆動方向に対向するように当接して、感光体ドラム103に残った転写残トナーを回収する。
2次転写ローラ111は、トナー像の移送方向の画像形成ユニット109Bkから転写クリーニングブレード102までの間で中間転写ベルト101の外側面に当接する。2次転写ローラ111は、駆動ローラ110に内側面を支持された中間転写ベルト101に当接して2次転写部T2を形成する。2次転写ローラ111に正極性の直流電圧を印加することで、中間転写ベルト101に担持されたフルカラートナー像が記録材Pへ2次転写される。転写クリーニングブレード102はテンションローラ115に対向し、中間転写ベルト101の駆動方向に当接して、中間転写ベルト101に残った転写残トナーを回収する。
中間転写ベルト101は、矢印Rの方向へと搬送駆動されるベルト部材であり、駆動部材である駆動ローラ110、張架部材である張架ローラ113、114、中間転写ベルト101に所定の張力を付与するテンションローラ115によって張架されている。駆動ローラ110は、2次転写部T2に配置される2次転写内ローラの機能を兼ね備えている。ただし、中間転写ベルト101を張架するローラの本数は図1の構成に限定されるものではない。
(制御系の構成)
図3は画像形成装置100の制御系を示すブロック図である。ユーザは、印刷ジョブを操作部201を操作することで実行する。制御部200は操作部201からの信号を受けて、画像形成装置100の各種デバイスを動作させる。制御部200は、CPU200a、ROM202、RAM203を有する。ROM202には各種制御に必要な設定値が記録されており、必要に応じてCPU200aにより呼び出される。RAM203には、画像形成操作により変化する印刷枚数等様々なデータが一時的に記録され、各種制御に利用される。また、画像形成装置100は水分量検知センサ204とインダクタンス検知センサ205とを有しており、必要に応じて制御部200により実行され、画像形成装置100内の水分量と現像剤中のトナー比率をそれぞれ検知することができる。さらに、画像形成装置100は1次転写ローラ離間機構300を有している。
また、画像形成装置100は複数のプロセススピードで動作可能である。例えば記録材Pの坪量が大きい場合には、通常よりもプロセススピードを低速にして定着装置112での定着性を確保するように動作することが可能である。他にもユーザが高解像度の画像を得たい場合に、操作部201からプロセススピードを低速に変更できる構成としてもよい。
(画像形成モード)
図4は、1次転写ローラ離間機構300による1次転写ローラの離間動作を示す図である。
同図に示すように、画像形成装置100は1次転写ローラ離間機構300によって、カラーの1次転写ローラ107Y、107M、107Cを上下動させる。これにより、中間転写ベルト101をカラーの感光体ドラム103Y、103M、103Cに当接及び離間させることができる。
図4(a)に示す全着状態では、中間転写ベルト101が全ての感光体ドラム103Y、103M、103C、103Bkに当接している。一方、図4(b)のBk着状態では、中間転写ベルト101は感光体ドラム103Bkにのみ当接しており、他の感光体ドラム103Y、103M、103Cからは離間している。
図5は、画像形成装置100の画像形成モードの詳細を示す表である。
同図に示すように、画像形成装置100はフルカラーモード、モノクロモード(第2のモノクロモード)、全着モノクロモード(第1のモノクロモード)の3つの画像形成モードを実行可能である。
フルカラーモードでは1次転写ローラ離間機構300は全着状態であり、全ての画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Bkを用いて中間転写ベルト101上にフルカラー画像を形成する。
モノクロモードでは1次転写ローラ離間機構300はBk着状態であり、画像形成ユニット109Bk(1つの画像形成ユニット)のみを用いて中間転写ベルト101上にモノクロ画像を形成する。このとき、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109C(複数の画像形成ユニットのうち1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニット)は駆動もされず、高圧印加もされない。
一方、全着モノクロモードでは1次転写ローラ離間機構300は全着状態であるが、画像形成ユニット109Bkのみを用いて中間転写ベルト101上にモノクロ画像を形成する。このとき、カラーの感光体ドラム103Y、103M、103Cの駆動と、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cへの高圧印加は通常通り行っていて、カラーの現像装置106Y、106M、106Cの駆動のみ停止している。ただし、現像スリーブ13Y、13M、13Cへの高圧印加に関しては、交流電圧は印加せずに直流電圧のみの印加としてもよい。
図6はフルカラー画像とモノクロ画像が混在した印刷ジョブを行う場合を説明するための図である。具体例として、フルカラー画像、モノクロ画像、フルカラー画像、モノクロ画像の順で4枚を連続印刷する場合について説明する。
図6(a)に示すように、画像毎にフルカラーモードとモノクロモードとを切り替える場合には、4枚の画像を印刷する間に3回のモード切り換えが発生する。フルカラーモードからモノクロモードへの切り替えでは、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cの駆動と高圧出力の停止及び、1次転写ローラ離間機構300の全着状態からBk着状態への切り替えが必要となる。モノクロモードからフルカラーモードへの切り替えでは、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cの駆動と高圧出力の開始及び、1次転写ローラ離間機構300のBk着状態から全着状態への切り替えが必要となる。このように画像毎にフルカラーモードとモノクロモードを切り替えると、非常に多くのダウンタイムが発生してしまう。
また、図6(b)のようにフルカラーモードで全ての画像を形成する場合にはダウンタイムの発生はない。しかし、モノクロ画像を形成するのに本来必要のないカラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cも使用しているため、感光体ドラム103Y、103M、103Cや現像装置106Y、106M、106Cの短寿命化を招いてしまう。特に、このような使用状況下では現像剤の劣化が顕著である。
一方、図6(c)のように全着モノクロモードでモノクロ画像を形成する場合には、4枚の画像を印刷する間に3回のモード切り換えが発生するものの、このときの動作は現像スリーブ13Y、13M、13Cの停止と駆動のみである。全着モノクロモードからフルカラーモードへの切り替えでも、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cの高圧出力も停止していなかったため、感光体ドラム103Y、103M、103Cの表面電位を安定させるためのダウンタイムは発生しない。さらに、モノクロ画像を形成するときにはカラーの現像装置106Y、106M、106Cの駆動は停止しているため、現像剤の劣化は起こらず、現像装置106Y、106M、106Cの短寿命化を抑制するのに効果的である。
本実施形態では、図6(c)の全着モノクロモードを用いる方法を採用する。しかし、モノクロ画像が所定の枚数以上連続する場合には、カラーの感光体ドラム103Y、103M、103Cの短寿命化を考慮して、途中でモノクロモードに切り替えるなどの処理を行ってもよい。
(カブリ画像)
全着モノクロモードでは、ブラックの画像形成ユニット109Bkで形成したモノクロ画像に、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが載ってしまう「カブリ画像」が発生することがある。ここで、「カブリ」とは本来意図していない白地部にトナーが載ってしまうことを意味している。
図7は、カブリ画像の説明図であり、例としてシアンのトナーによるカブリが発生している場合を示している。
本発明者の検討によって、全着モノクロモードでのカブリは感光体ドラム103の1周の周期で帯状に発生する場合が多いことが分かった。また、感光体ドラム103の1周毎にカブリは薄くなっていき、画像影響としては数枚程度で消えることが多かった。
全着モノクロモードでは、カラーの現像装置106Y、106M、106Cは停止しており、カラーの画像形成ユニット109Y、109M、109Cではトナー像を形成していない。本発明者の検討によって、全着モノクロモードでのカブリは、現像装置106と感光体ドラム103の対向部に存在しているトナーを、感光体ドラム103が物理的に掻き取ることによって発生していることが分かった。すなわち、感光体ドラム103の1周のうち、現像スリーブ13との距離が小さい領域でトナーを掻き取りやすいため、感光体ドラムの1周周期での帯状の「カブリ」として顕在化する。
一方、フルカラーモードでもカブリが発生することはあるが、本発明者の検討ではフルカラーモードではカブリが発生しない画像形成ユニット109でも、全着モノクロモードではカブリが発生した。これは、フルカラーモードでは現像スリーブ13の駆動による搬送力が働いているが、全着モノクロモードでは現像スリーブ13による搬送力が働いていないためであると考えられる。
上述したように、全着モノクロモードを用いると、フルカラー画像とモノクロ画像が混在した印刷ジョブを行う場合にも、ダウンタイムを発生させずに画像形成ユニット109の短寿命化を抑制することが可能である。しかしながら、全着モノクロモードでカブリ画像が発生する場合には、何らかの対策が必要となる。
全着モノクロモードでのカブリは、フルカラーモードでのカブリと同様に、温湿度環境や耐久によって現像剤が劣化しているとカブリの程度が悪化する。また、現像スリーブ13上の現像剤量が多くてもカブリの程度は悪化する。
(カブリ画像の抑制)
次に、画像形成装置100のプロセススピードに基づいて、全着モノクロモードで現像スリーブ13Y、13M、13Cに印加する電圧を調整して、カブリを良化させる制御について説明する。まず、現像スリーブ13に印加する電圧と全着モノクロモードでのカブリの関係について説明する。
以下では、全着モノクロモードで現像スリーブ13Y、13M、13Cに印加する電圧は直流電圧のみとする。また、帯電ローラ104によって帯電された感光体ドラム103と現像スリーブ13の電位差をVbackと呼称し、現像スリーブ13への印加電圧を調整することによって、このVbackの値を調整する。帯電した感光体ドラム103と現像スリーブ13はともに負極性の電位を帯びているが、感光体ドラム103の方が相対的に負極性の電位が高いときをVbackの正の値とする。
摩擦帯電した現像剤中では、トナーは負極性、キャリアは正極性の電荷を帯びているため、Vbackが正のときにはトナーには現像スリーブ13方向への静電気力が、キャリアには感光体ドラム103方向への静電気力が働く。すなわち、Vbackの値が大き過ぎると、現像スリーブ13上にキャリアを保持できなくなり、感光体ドラム103へのキャリア付着が発生する。反対に、Vbackの値が小さいとトナーに対する現像スリーブ13方向への力が十分に働かないため、感光体ドラム103にトナーが付着し、カブリとなる。
図8は全着モノクロモードでの画像形成ユニット109Y、109M、109CのVbackの値を変えた場合のカブリとキャリア付着の程度を示した図である。Vbackが小さいとカブリが悪化し、逆にVbackが大きいとキャリア付着が悪化することが分かる。
すなわち、全着モノクロモードでのカブリの程度を良化させるためにはVbackの値をフルカラーモードでのVbackの値に対して大きくするように調整すればよい。ただし、キャリア付着は画像不良の原因だけではなく、画像形成装置100の本体内に飛散して紙詰まりや故障の原因にもなり得るため、Vbackの値を大きくする条件は限定することが望ましい。
続いて、画像形成装置100のプロセススピードと全着モノクロモードでのカブリの関係について説明する。上述したように、画像形成装置100は複数のプロセススピードを有しており、坪量の大きな記録材Pへのトナー像の定着性を確保したい場合や高解像度の画像を得たい場合などには、プロセススピードは低速が選択される。
図9は画像形成装置100のプロセススピードと、そのときの現像スリーブ13上の現像剤量を示した図である。
同図に示すように、画像形成装置100のプロセススピードが遅いほど、現像スリーブ13上の現像剤量は多くなっていることが分かる。これはプロセススピードが速い方が、現像スリーブ13表面での現像剤のスリップが大きくなり、現像スリーブ13による搬送力が低くなるためだと考えられる。
図10は、同一の現像装置106を用いて、複数のプロセススピードで、Vbackが150Vのときの全着モノクロモードでのカブリを確認した結果を示す表である。
同図に示すように、画像形成装置100のプロセススピードが遅いほど、全着モノクロモードでのカブリは悪化することが分かる。
以上の結果から、画像形成装置100のプロセススピードが遅い場合には、低速時のフルカラーモードに対してVbackの値を大きくする制御を行えばよいことが分かる。すなわち、プロセススピードが所定の速度よりも低い場合に低速時のフルカラーモードに対してVbackの値を大きくする制御を行えばよい
図11は、本実施形態において、画像形成装置100のプロセススピード毎に、画像形成ユニット109Y、109M、109Cに設定されるVbackの値と、全着モノクロモードでのカブリの確認結果を示す表である。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
同図に示すように、画像形成装置100のプロセススピードが遅いときに、Vbackの値を大きくすることで、全着モノクロモードでのカブリが良化していることが分かる。
次に、フルカラー画像、モノクロ画像の順で連続して画像形成を行う場合を例として、本実施形態のカブリ抑制制御の動作を説明する
図12は本実施形態の全着モノクロモードでのカブリ対策制御を説明するフローチャートである。
同図に示すように、フルカラーモードでフルカラー画像を形成した(ステップS101)後、制御部200はカラーの現像スリーブ13Y、13M、13Cへの交流電圧の印加を停止させる(ステップS102)。次に、制御部200は、現像スリーブ13Y、13M、13Cの駆動を停止する(ステップS103)。その後、制御部200はモノクロ画像印刷時のプロセススピードを確認し(ステップS104)、図11に示す設定に基づいて画像形成ユニット109Y、109M、109CのVbackの値を決定する(ステップS105)。決定したVbackの値に基づいて、現像スリーブ13Y、13M、13Cに印加する直流電圧を変更し(ステップS106)、全着モノクロモードでモノクロ画像を形成する(ステップS107)。なお、このときも現像スリーブ13Y、13M、13Cへの交流電圧の印加は停止したままである。
以上、説明したように、画像形成装置100のプロセススピードによって全着モノクロモードでのVbackの値を制御している。このため、フルカラー画像とモノクロ画像の混在した印刷ジョブを行う場合でも、ダウンタイムを発生させずに、画像形成ユニット109の短寿命化を抑制し、さらに不良画像の発生も抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、第1実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
本実施形態では、画像形成装置100内の水分量によって、Vbackの値を制御して、全着モノクロモードでのカブリを良化させる制御を実行している。
上述したように、画像形成装置100は水分量検知センサ204を有しており、必要に応じて制御部200により水分量検知センサ204を実行し、画像形成装置100内の水分量を検知することができる。
一般に、水分量の高い環境下では、現像剤の摩擦帯電が起こりにくいため、トナーが現像スリーブ13に保持されにくくなり、カブリが悪化することが知られている。
図13は、水分量の異なる複数の環境下で、同一の現像装置106を用いて、Vbackが150Vのときの全着モノクロモードでのカブリを確認した結果を示す表である。
図14は、図13に示す結果に基づいて、画像形成装置100内の水分量毎に、画像形成ユニット109Y、109M、109CのVbackの値を設定した場合の全着モノクロモードでのカブリの状態を示す表である。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
画像形成装置100内の水分量が高いときに、Vbackの値をフルカラーモードでの値よりも大きくすることで、全着モノクロモードでのカブリが良化していることが分かる。本実施形態のカブリ対策制御は、第1実施形態で説明したカブリ対策制御と同様のフローチャートにより実行できるため、詳細な説明は省略する。
<第3実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、第1実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
本実施形態では、現像剤中のトナー比率によって、Vbackの値を制御して、全着モノクロモードでのカブリを良化させる制御をしている。上述したように、画像形成装置100はインダクタンス検知センサ205を有しており、必要に応じて制御部200により実行して、現像剤中のトナー比率を検知することができる。
一般に、現像剤中のトナー比率が高いと、現像剤の摩擦帯電によるトナー1粒子あたりの電荷が低くなるため、トナーが現像スリーブ13に保持されにくくなり、カブリが悪化することが知られている。
図15は、トナー比率が異なる複数の現像剤を用意して、同一の現像装置106でVbackが150Vのときの全着モノクロモードでのカブリを確認した結果を示す表である。
図16は、図15に示す結果に基づいて、現像剤中のトナー比率毎に、画像形成ユニット109Y、109M、109CのVbackの値を設定した場合の全着モノクロモードでのカブリの状態を示す表である。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
同図に示すように、現像剤中のトナー比率が高いときに、Vbackの値をフルカラーモードでの値よりも大きくすることで、全着モノクロモードでのカブリが良化していることが分かる。
本実施形態のカブリ抑制制御は、第1実施形態のカブリ抑制制御と同様のフローチャートで実行できるため、詳細な説明は省略する。
<第4実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、第1実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
本実施形態では、現像装置106の耐久枚数によって、Vbackの値を制御して、全着モノクロモードでのカブリを良化させる制御を実行している。制御部200はRAM203に現像装置106の耐久枚数を記録することができ、必要に応じて参照することができる。
一般に、現像装置106への記録材Pの耐久枚数が多くなると、現像剤の劣化により摩擦帯電が起きにくくなるため、トナーが現像スリーブ13に保持されにくくなり、カブリが悪化することが知られている。
図17は、同一の現像装置106での記録材Pの耐久枚数毎に、Vbackが150Vのときの全着モノクロモードでのカブリを確認した結果を示す表である。
図18は、図17に示す結果に基づいて、現像装置106の耐久枚数毎に、画像形成ユニット109Y、109M、109Cに設定されるVbackの値と全着モノクロモードでのカブリの状態を示す表である。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
現像装置106の耐久が進んだときに、Vbackの値をフルカラーモードでの値よりも大きくすることで、全着モノクロモードでのカブリが良化していることが分かる。
本実施形態のカブリ抑制制御は、第1実施形態のカブリ抑制制御と同様のフローチャートで実行できるため、詳細な説明は省略する。
<第5実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態乃至第4実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、これらの実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
第1実施形態乃至第4実施形態では、単一のパラメータによって、全着モノクロモードでの現像スリーブ13Y、13M、13Cに印加する高圧を制御した。本実施形態では、画像形成装置100のプロセススピード、画像形成装置100内の水分量、現像剤中のトナー比率、現像装置106の耐久枚数の複数のパラメータを組み合わせた制御を行っている。
例えば、画像形成装置100のプロセススピードが所定値以上で、かつ、画像形成装置100内の水分量が所定値以上の場合に、Vbackの値をフルカラーモードでの値よりも大きくするなどの制御が可能である。すなわち、画像形成装置100のプロセススピード、画像形成装置100内の水分量、現像剤中のトナー比率、現像装置106の耐久枚数などを組み合わせた条件でVbackの値をフルカラーモードでの値よりも大きくする制御を行う。
<第6実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態乃至第5実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、これらの実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
第1実施形態乃至第5実施形態では、画像形成ユニット109Y、109M、109CのVbackの値を調整することで、全着モノクロモードでのカブリを良化させる制御を実行した。本実施形態では、カブリの程度が悪化する条件を検知して、全着モノクロモードの実施可否を判断する制御を実行している。
例として、画像形成装置100のプロセススピードをパラメータとした場合について説明する。上述したように、画像形成装置100のプロセススピードが遅い場合にカブリの程度が悪化する。
図19は、このような場合に、全着モノクロモードの実施可否を示す表である。
同図に示すように、画像形成装置100のプロセススピードが遅い場合において、全着モノクロモードでのカブリ発生を回避することができる。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
フルカラー画像、モノクロ画像の順で連続して画像形成を行う場合を例として、本実施形態のカブリ発生を回避する動作を説明する。
図20は本実施形態の全着モノクロモードでのカブリ発生を回避する動作を示すフローチャートである
同図に示すように、フルカラーモードでフルカラー画像を形成した(ステップS201)後、制御部200はモノクロ画像の印刷時のプロセススピードを確認し(ステップS202)、全着モノクロモードの実施可否を判断する(ステップS203)
全着モノクロモードを実施する場合は(ステップS203)、制御部200はカラーの現像スリーブ13Y、13M、13Cへの交流電圧の印加を停止させ(ステップS204)、現像スリーブ13Y、13M、13Cの駆動を停止する(ステップS205)。その後、全着モノクロモードでモノクロ画像を形成する(ステップS206)。全着モノクロモードを実施しない場合は(ステップS203)、フルカラー画像に引き続いてフルカラーモードのままモノクロ画像を形成する(ステップS207)。
なお、本実施形態では、全着モノクロモードを実施しない場合は、モノクロ画像もフルカラーモードで形成するとしたが、モノクロ画像はモノクロモードに切り替えてから形成してもよい。
以上、説明したように、画像形成装置100のプロセススピードによって全着モノクロモードの実施可否を判断している。これにより、フルカラー画像とモノクロ画像の混在した印刷ジョブを行う場合でも、ダウンタイムを発生させずに、画像形成ユニット109の短寿命化を抑制し、さらに不良画像の発生も抑制することができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第6実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、第6実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
第6実施形態では画像形成装置100のプロセススピードによって、全着モノクロモードの実施可否を判断した。本実施形態では、画像形成装置100内の水分量、現像剤中のトナー比率、現像装置106の耐久枚数をパラメータとして、全着モノクロモードの実施可否を判断している。また、上記の複数のパラメータを組み合わせた制御を行ってもよい。
<第8実施形態>
次に、本発明の他の実施形態の画像形成装置について説明する。この実施形態は、基本的に第1実施形態乃至第7実施形態の画像形成装置の構成と同等であり、以下に、これらの実施形態の画像形成装置と異なる部分について説明をし、重複する説明は省略する。
第1実施形態乃至第7実施形態では、制御部200でカブリの程度が悪化する条件を検知した場合に、全着モノクロモードでのカブリ対策制御を行った。
本実施形態ではユーザ自身が全着モノクロモードでのカブリ対策をすることができるように操作部201から全着モノクロモードでの現像スリーブ13Y、13M、13Cに印加する高圧設定及び全着モノクロモードの実施可否を選択可能としている。
100…画像形成装置
101…中間転写ベルト
103…感光体ドラム
104…帯電ローラ
105…露光装置
106…現像装置
109…画像形成ユニット
200…制御部
201…操作部
204…水分量検知センサ
300…1次転写ローラ離間機構
500…現像剤
P…記録材

Claims (14)

  1. トナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    前記複数の画像形成ユニットによって形成されたトナー像が転写され、前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体とを具備し、
    前記中間転写体に転写されたトナー像が記録材に転写される画像形成装置であって、
    前記複数の画像形成ユニットのそれぞれの画像形成ユニットは、
    トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に前記トナー像を形成する現像手段とを具備し、
    前記画像形成装置は、
    前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットでトナー像を形成するフルカラーモードと、前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードとを実行可能であり、
    フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、前記モノクロ画像を前記第1のモノクロモードで形成し、前記第1のモノクロモードにおいて、前記複数の画像形成ユニットのうち前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、前記現像手段によって形成した記録材の数のうち少なくとも1つに基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置のプロセススピードが所定の速度よりも低い場合には、前記第1のモノクロモードにおいて、前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記フルカラーモードの場合の電位差よりも大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の環境が所定の湿度よりも高い場合には、前記第1のモノクロモードにおいて、前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記フルカラーモードに対して大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 現像剤中のトナー比率が所定の値よりも高い場合には、前記第1のモノクロモードにおいて、前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記フルカラーモードに対して大きくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像手段によって形成した記録材の数が所定の数より多い場合には、前記第1のモノクロモードにおいて、前記1つの画像形成ユニット以外の画像形成ユニットの前記帯電手段によって帯電された前記像担持体と前記現像手段との間の電位差を、前記フルカラーモードに対して大きくすることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写体が前記1つの画像形成ユニットにのみ当接し、前記1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第2のモノクロモードをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. トナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    前記複数の画像形成ユニットによって形成されたトナー像が転写され、前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体とを具備し、
    前記中間転写体に転写されたトナー像が記録材に転写される画像形成装置であって、
    前記複数の画像形成ユニットのそれぞれの画像形成ユニットは、
    トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に前記トナー像を形成する現像手段とを具備し、
    前記画像形成装置は、
    前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットでトナー像を形成するフルカラーモードと、前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードとを実行可能であり
    フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、前記モノクロ画像を前記フルカラーモード、前記第1のモノクロモードのいずれを用いて形成するか否かを前記画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、前記現像手段によって形成した記録材の数のうち少なくとも1つに基づいて判断することを特徴とする画像形成装置
  8. 前記画像形成装置は、さらに、前記中間転写体が前記1つの画像形成ユニットにのみ当接し、前記1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第2のモノクロモードを実行可能であり、
    前記画像形成装置は、フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合には、前記モノクロ画像を前記フルカラーモード、前記第1のモノクロモード及び前記第2のモノクロモードのいずれを用いて形成するか否かを前記画像形成装置のプロセススピード、温湿度環境、現像剤中のトナー比率、前記現像手段によって形成した記録材の数のうち少なくとも1つに基づいて判断することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置のプロセススピードが所定の速度よりも低い場合には、前記第1のモノクロモードを実行しないことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置の環境が所定の湿度よりも高い場合には、前記第1のモノクロモードを実行しないことを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 現像剤中のトナー比率が所定の値より高い場合には、前記第1のモノクロモードを実行しないことを特徴とする請求項7乃至請求項10の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像手段によって形成した記録材の数が所定の数より多い場合には、前記第1のモノクロモードを実行しないことを特徴とする請求項7乃至請求項11の何れか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1のモノクロモードを実行しない場合には、前記モノクロ画像を前記フルカラーモード又は前記第2のモノクロモードで形成することを特徴とする請求項8乃至請求項12の何れか一項に記載の画像形成装置。
  14. トナー像を形成する複数の画像形成ユニットと、
    前記複数の画像形成ユニットによって形成されたトナー像が転写され、前記複数の画像形成ユニットに離接可能に配置された中間転写体とを具備し、
    前記中間転写体に転写されたトナー像が記録材に転写される画像形成装置であって、
    前記複数の画像形成ユニットのそれぞれの画像形成ユニットは、
    トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に前記トナー像を形成する現像手段とを具備し、
    前記画像形成装置は、
    前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットでトナー像を形成するフルカラーモードと、前記中間転写体が前記複数の画像形成ユニットに当接し、前記複数の画像形成ユニットうち1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第1のモノクロモードと、前記中間転写体が前記1つの画像形成ユニットにのみ当接し、前記1つの画像形成ユニットでのみトナー像を形成する第2のモノクロモードとを実行可能であり、
    フルカラー画像に続いてモノクロ画像を形成する場合に、前記モノクロ画像を前記フルカラーモード、前記第1のモノクロモード及び前記第2のモノクロモードのいずれを用いて形成するかをユーザが選択可能な選択手段をさらに具備することを特徴とする画像形成装置
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