JPH06334792A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH06334792A
JPH06334792A JP5141330A JP14133093A JPH06334792A JP H06334792 A JPH06334792 A JP H06334792A JP 5141330 A JP5141330 A JP 5141330A JP 14133093 A JP14133093 A JP 14133093A JP H06334792 A JPH06334792 A JP H06334792A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子装置の処理速度や操作性等の機能を低下
させることなく,無駄な電力消費を排除して経済性を向
上させる。 【構成】 モータ,ランプ等のパワー負荷に電源を供給
するパワー用電源(DC2)108と,上記パワー負荷
が全てOFFタイミングであるか否かを判断し,該判断
結果に基づいてパワー用電源(DC2)108を制御す
るCPU120と,CPU120に電源を供給するCP
U用電源(DC1)107とを具備する。すなわち,C
PU120は,そのパワー負荷への通電を判断し,該判
断結果に基づいてパワー用電源(DC2)108の回路
動作をON/OFFする信号を出力することにより,例
えば,無負荷になるタイミングが存在する電源の動作を
停止させ,無駄な電力消費を排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機,ファクシミ
リ,プリンタ等に用いられ,直流電源の電源回路をON
/OFF制御することにより無負荷時における消費電力
の低減を図る電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,電子装置のメインスイッチをON
すると,直流電源の制御回路用5Vとパワー回路(負
荷)用24Vがほぼ同時に立ち上がり,それぞれの回路
に対し給電する。また,直流電源の制御回路に電源が供
給されると,それぞれのパワー部材(負荷)のON/O
FF制御が開始される。そして,この動作はメインスッ
チをOFFするまで,制御回路用5Vとパワー回路用2
4Vが共に供給され続けられる。
【0003】また,消費電力低減のために,メインスイ
ッチをOFFしなくても一定時間が経過すると,メイン
スイッチがOFFするように構成された電子装置や一定
時間が経過するとヒータ等の余熱機能をOFFする構成
を採用している電子装置が提案されている。また,シー
ケンスを予測して電源を制御するものとして,特開昭6
3−3651号公報に開示されている「スイッチング電
源制御装置」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示した従来における電子装置にあっては,メインスイッ
チがON状態において装置が作動していない状態が一定
時間経過したときに,メインスイッチをOFFするか,
あるいはヒータ等の余熱機能をOFFする構成であるた
め,例えば,頻繁に使用する場合にあっては,立ち上が
り時における無駄時間が発生し,操作性が低下するとい
う問題点があった。
【0005】また,使用されていない状態の判定時間が
数分というレベルで長くとる必要があり,メインスイッ
チがOFFとなるまでの間,無使用時に全く電流を外部
に供給していないパワー負荷用直流電源の内部回路は動
作し続けるため,その間,無駄な電力消費が発生すると
いう問題点があった。さらに,使用中において,パワー
負荷に対する電力供給がない場合にあっても,パワー負
荷用直流電源の内部回路は動作し続けるため,その間,
無駄な電力消費が発生するという同様の問題点があっ
た。
【0006】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,電子装置の処理速度や操作性等の機能を低下させ
ることなく,無駄な電力消費を排除して経済性を向上さ
せることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,モータ,ランプ等のパワー負荷に電源
を供給する第1の電源と,前記パワー負荷が全てOFF
タイミングであるか否かを判断し,該判断結果に基づい
て前記第1の電源を制御する制御手段と,前記制御手段
に電源を供給する第2の電源とを具備する電子装置を提
供するものである。
【0008】また,前記第1の電源がドロッパ方式の電
源であり,前記制御手段は,ドロッパ用トランジスタの
動作を制御するものである。
【0009】また,前記第1の電源がスイッチング方式
の電源であり,前記制御手段は,スイッチング用半導体
素子の動作を制御するものである。
【0010】また,前記制御手段は,パワー負荷が全て
OFF状態の継続時間を計測し,該継続時間が所定時間
になったと判断したとき,前記第1の電源を強制的に動
作させるものである。
【0011】また,前記第1の電源は,パワー負荷が全
てOFFのときに必要な出力段抵抗値より高い出力抵抗
値を有するものである。
【0012】また,前記制御手段は,パワー負荷が全て
OFFのタイミングに対しては所定の時間差をかけて制
御信号を出力し,パワー負荷が全てOFFでなくなるタ
イミングに対しては前記第1の電源のほぼ立ち上がり時
間先行して制御信号を出力するものである。
【0013】また,前記制御手段は,前記第1の電源を
動作させる制御信号と停止させる制御信号のタイミング
が重なったとき,前記第1の電源を動作させる制御信号
を優先させるものである。
【0014】また,前記制御手段は,前記第1の電源を
制御する時点における負荷状態に応じて時間差を設けた
制御信号を出力するものである。
【0015】
【作用】本発明による電子装置は,パワー負荷に電源を
供給する第1の電源と,制御手段に電源を供給する第2
の電源とを有し,制御手段は,そのパワー負荷への通電
を判断し,該判断結果に基づいて上記第1の電源の回路
動作をON/OFFする信号を出力することにより,例
えば,無負荷になるタイミングが存在する電源の動作を
停止させ,無駄な電力消費を排除する。
【0016】
【実施例】〔実施例1〕以下,本発明の一実施例を添付
図面に基づいて説明する。図1は,本発明に係る電子装
置を適用した複写機の主要構成を示す回路図である。図
1(a)において,電源を接続するAライン端子10
1,Bライン端子102と,複写機のドア開放時におい
て電源供給を断って作業者の安全性を確保するためのド
アスイッチ(SW1)103とが,外部への電気ノイズ
をカットするノイズフィルタ(FILT)104にそれ
ぞれ接続されている。さらに,該ノイズフィルタ(FI
LT)104の出力側における一端はメインスイッチ
(SW2)105が接続されている。
【0017】また,トランス(TR1)106は,Aラ
インとBラインとを接続する一次側巻線と二次側巻線
(出力端子CおよびD)から構成され,該二次側巻線の
出力側には,マイクロコンピュータ用電源(DC1)1
07(以下,CPU用電源という)およびパワー用電源
(DC2)108が接続される。また,CPU用電源
(DC1)107からは,マイクロコンピュータに供給
される5Vラインの出力端子E,Gとが設けられてい
る。また,パワー用電源(DC2)108には,出力端
子Fが設けられている。
【0018】また,109はメインリレー(RA1),
110は感光体等の主要プロセス部品を駆動するメイン
モータ(M1),111は感光体の残留電位を除去する
除電ランプ(QL),112はメインモータ110およ
び除電ランプ111をON/OFFするリレー(RA
2),113は機内のクーリングやオゾン希釈等のため
に設けられたファンモータ(M2),114はファンモ
ータ113をON/OFFするリレー(RA3),11
5は露光照明用の露光ランプ(LAMP),116は露
光ランプ115を位相制御するトライアック(SR
1),117は定着ローラに内蔵され,発熱する定着ヒ
ータ(HEAT),118は定着ヒータ117を位相制
御するトライアック(SR2)である。
【0019】また,図1(b)において,CPU120
の入力側には,定着ローラの表面温度を検知する定着サ
ーミスタ(FT)121,複写原稿の濃度を検知する原
稿濃度センサ(AI)122,感光体上に形成されたト
ナー画像濃度を検知する顕像濃度センサ(PS)12
3,給紙部よりレジスト部に搬送される記録紙を検知す
るレジストセンサ(RS)124,マニュアル給紙時に
使用される手差し給紙部の記録紙セットを検知する手差
しセンサ(MS)125,給紙カセットのセット有無,
記録紙有無,およびサイズを検知するカセットセンサ
(CS)126,定着処理後の記録紙を検知する排紙セ
ンサ(ES)127,読取光学系のキャリッジのホーム
ポジションを検知するスキャナホームポジションセンサ
(HP)128,操作部に設けられた複数の入力キー
(KEY)129が接続されている。さらに,パワー用
電源(DC2)108をONする信号H,ランプON信
号I,ヒータON信号Jの各信号を入力するバッファ
(BUF)130が接続されている。
【0020】また,131はCPU120の出力側に接
続されたバッファドライバ(DRIV)である。このバ
ッファドライバ(DRIV)131には,読取光学系の
キャリッジを走査するスキャナモータ(SM)132,
記録紙の搬送を感光体上の画像と合致するように回転さ
せるためレジストローラに駆動力を伝達するレジストク
ラッチ(RC)133,トナーニアエンド時にトナー補
給ローラに駆動力を与えるトナー補給クラッチ(TC)
134,記録紙の送りローラに駆動力を与える給紙クラ
ッチ(FC)135,所定の動作をカウント処理するカ
ウンタ(COUNT)136,各チャージャやバイアス
ラインに高電圧を供給する高圧電源(PP)137の負
荷ブロックと,メインリレー(RAI)109,リレー
(RA2)112,リレー(RA3)114,操作部表
示素子のLED138の負荷ブロックがそれぞれ接続さ
れている。
【0021】次に,動作について説明する。電源は端子
(A)101および端子(B)102に接続され,ノイ
ズフィルタ(FILT)104を介してメインスイッチ
(SW2)105によりON/OFFされる。メインス
イッチ(SW2)105がONされると,トランス(T
R1)106の二次側端子C,Dに交流低電圧が得られ
る。これによりCPU用電源(DC1)107の出力端
子E,Gから5VがCPU120に供給される。CPU
120は電源が投入されると,予め格納されている処理
プログラムに基づいて初期動作を開始する。この初期動
作では,定着サーミスタ121等の各センサの検出状態
のチェック,原稿を読み取るスキャナを初期位置にす
る,感光体を初期化する等の処理が実行される。
【0022】このためにCPU120からバッファ(B
UF)130を介してパワー用電源(DC2)108を
動作させる信号Hを出力する。CPU120からバッフ
ァドライバ(DRIV)131を介してメインリレー
(RA1)109をONしてAC電源を回路に供給す
る。そして,リレー(RA2)112をONしてメイン
モータ(M1)110および除電ランプ(QL)111
をONし,さらに,リレー(RA3)114をONして
ファンモータ(M2)113を駆動する。これらの各リ
レーはCPU用電源(DC1)107の出力Eにより動
作させる。また,パワー用電源(DC2)108の出力
Fにより,スキャナモータ(SM)132を駆動して所
定の初期動作を実行させる。
【0023】次に,操作部の操作キー129が押下され
るまで待機状態となる。この待機状態にあってはパワー
負荷の動作が不要となるため,CPU120はパワー負
荷が全てOFFであることを判定し,パワー用電源(D
C2)108に対する信号Hの出力を停止する。操作部
の操作キー129の何れかが押下されると,押下された
キーの指示に基づいてコピー動作が開始される。これに
伴ってパワー用電源(DC2)108の動作信号Hが出
力され,パワー用電源(DC2)108が立ち上がる。
さらに,CPU120は処理プログラムのタイミング
で,バッファドライバ(DRIV)131を介してスキ
ャナモータ(SM)132,レジストクラッチ(RC)
133,トナー補給クラッチ(TC)134,給紙クラ
ッチ(FC)135,カウンタ(COUNT)136,
高圧電源(PP)137の各負荷を,パワー用電源(D
C2)108の出力信号Fにより駆動する。
【0024】また,操作部表示素子のLED138はC
PU用電源(DC1)107により駆動される。また,
露光ランプ(LAMP)115は,CPU120により
出力安定化のための演算がなされ,その演算結果に基づ
いてランプON信号Iによりトライアック(SR1)1
16が位相制御される。また,定着ヒータ(HEAT)
117は,定着サーミスタ(FT)121の値がCPU
120に入力された後,所定の演算処理が実行され,定
着ローラが所定の温度になるようにヒータON信号によ
ってトライアック(SR2)118を介してON/OF
Fされる。
【0025】さらに,CPU120は,原稿濃度センサ
(AI)122,顕像濃度センサ(PS)123,レジ
ストセンサ(RS)124,手差しセンサ(MS)12
5,カセットセンサ(CS)126,排紙センサ(E
S)127,スキャナホームポジションセンサ(HP)
128からの入力データに基づいて,各々関連する負荷
の動作条件を制御して一連のコピー動作を終了させ,待
機状態に入る。待機状態になると,パワー用電源(DC
2)108の動作が不要となるので,信号Hの出力を停
止する。
【0026】〔実施例2〕図2は,ドロッパ方式のパワ
ー用電源とスイッチング方式のCPU用電源の主要構成
を示す回路図である。図において,パワー用電源(24
V,1.6A)は以下のように構成されている。すなわ
ち,201はC端子ラインに設けられた125V,6.
3Vのヒューズ(FU),202はダイオードブリッジ
(DB),203は4700μFの電解コンデンサを用
いたコンデンサ(C1),204は3端子レギュレータ
(IC1)であり,例えば,サンケン電気製SI324
2Pを用いる。
【0027】また,3端子レギュレータ(IC1)20
4は,1A,600Vのダイオード(D1)205と,
コンデンサ(C2)206,電解コンデンサ330μF
のコンデンサ(C3)207,セラミックコンデンサ
0.1μFのコンデンサ(C4)208,出力保護用の
30Vのツェナーダイオード(ZD1)209を付加し
て構成される。また,3端子レギュレータ(IC1)2
04の入力側には,トランジスタ(Q1)210,抵抗
(R1)211,抵抗(R2)212が接続されてい
る。
【0028】また,CPU用電源(5V,0.4A)
は,以下のように構成されている。すなわち,SGS−
THOMSON製L4962Eを用いたチョッパ用スイ
ッチングレギュレータ(IC2)213と,以下の周辺
素子が接続されている。この周辺素子は,330μFの
コンデンサ(C5)214,2200pFのコンデンサ
(C6)215,0.047μFのコンデンサ(C7)
216,1000μFのコンデンサ(C8)217,
0.1μFのコンデンサ(C9)218,75kΩの抵
抗(R3)219,100Ωの抵抗(R4)220,
4.7Ωの抵抗(R5)221,7.5Vのツェナーダ
イオード(ZD3)222,1A,60Vのダイオード
(D2)223からなる。
【0029】次に,動作について説明する。トランス
(TR1)106により降圧された交流が端子C,Dか
ら入力される。ヒューズ(FU)201を経て,ダイオ
ードブリッジ(DB)202において整流,コンデンサ
(C1)203において平滑して直流とする。パワー用
電源(24V,1.6A)は3端子レギュレータ(IC
1)204により安定化される。3端子レギュレータ
(IC1)204の入力は,トランジスタ(Q1)21
0,抵抗(R1)211,抵抗(R2)212によりC
PU120からの信号Hによって電源動作が制御され
る。
【0030】〔実施例3〕図3は,パワー用電源の他の
構成を示す回路図である。ここではRCC方式スイッチ
ング電源を用いる。図において,301は電解コンデン
サ(C11),302はスイッチングトランス(TR
2)であり,さらに,このスイッチングトランス(TR
2)302には,スイッチングトランジスタ(Q11)
303が直列に接続されている。304は起動抵抗(R
11),305はトランジスタ(Q12),306は抵
抗(R12),307は抵抗(R13),308は抵抗
(R14),309は電解コンデンサ(C12),31
0はコンデンサ(C13),311はダイオード(D1
1),312はダイオード(D12),313はダイオ
ード(D13),314は電解コンデンサ(C14),
315はダミー抵抗(R15)である。
【0031】次に,動作について説明する。端子C,D
に入力された低圧交流はダイオードブリッジ(DB)2
02,電解コンデンサ(C11)301により直流に変
えられる。また,端子C,Dに電源が投入されると,起
動抵抗(R11)304からの電流でスイッチングトラ
ンジスタ(Q11)303がONする。これによりスイ
ッチングトランス(TR2)302の巻線に電流が流
れ,さらにスイッチングトランジスタ(Q11)303
のベース電流が増加し,やがて磁気飽和となって巻線電
流が消滅し,スイッチングトランジスタ(Q11)30
3がOFFとなる。なお,このRCC方式電源は公知の
技術であり詳細な説明を省略する。また,起動抵抗(R
11)304に直列に挿入されたトランジスタ(Q1
2)305は,CPU120からの信号HによりON/
OFFするので,トランジスタ(Q12)305がOF
Fのときはスイッチング動作は停止する。
【0032】〔実施例4〕図4は,パワー用電源の他の
構成を示す回路図である。図において,401はドロッ
パレギュレータ(IC3)であり,例えば,サンケン電
気製STR9000を用いる。また,402は電解コン
デンサ(C21),403は抵抗(R21),404は
抵抗(R22),405は電解コンデンサ(C22)で
ある。
【0033】以上のように構成されたパワー用電源は,
上記図2に示したものと同様ドロッパ方式電源である
が,入力を断/続制御するのではなく,ドロッパレギュ
レータ(IC3)401の制御端子3を,CPU120
からの信号Hにより制御して,動作のON/OFFを実
行する。
【0034】図5は,本発明による制御プログラムのア
ルゴリズムを示す状態遷移図である。図において,メイ
ンスイッチ(SW2)105をONすると,POWER
ONとスタートモードSTを実行する。STモード
で,CPU120の初期化,RAMクリア,CPU12
0のモード設定を実行し,次のイニシャライズモードI
Lに移行する。ILモードでは操作部の初期化,各種フ
ラグの初期化,I/Oの初期化を実行する。LOOP1
は,I/O初期化のためのディレイルーチンである。次
に,待機モードWTに移行し,WTモードでは操作部か
らのキー入力,本体ジャム,待機時における処理を実行
する。
【0035】次に,コピー前処理モードFT,または異
常モードEMに移行する。EMモードでは,本体ジャ
ム,ドアオープン(ドアスイッチ(SW1)103が開
放している状態),サービスマンコールSCのときに実
行され,その処理が終了すると,WTモードに復帰す
る。FTモードは給紙するまでの処理を実行する。FT
モードで異常があるとEMモードに移行し,異常処理が
終了すると,WTモードに戻る。FTモードを終了する
とコピーモード(CP)に移行し,コピー動作処理,リ
ピートコピー中のシーケンス処理を実行する。LOOP
2はリピートによるループである。CPモードで異常が
あると,EMモードに移行して異常処理が終了すると,
WTモードに復帰する。CP処理が終了するとコピー後
処理モード(LT)を実行する。LTモードではリピー
ト終了から機械停止までのシーケンス制御を実行して,
WTモードへ戻る。LTモードにおいて異常があれば,
EMモードに移行して,異常処理が終了すればWTモー
ドに復帰する。
【0036】WTモードではパワー用電源は使用されな
いため,ここではパワー用電源の回路を動作/停止させ
る信号Hは,停止(H=1)に設定される。FTモー
ド,CPモード,LTモードではパワー負荷を変化させ
る毎に,パワー負荷が一つでもONされているか否かを
判断するためのフラグFLGPLDが更新され,FLG
PLDが全て1のとき,信号Hをハイインピーダンスと
する。
【0037】図6は,パワー用電源の動作/停止を判断
するサブルーチン処理の概略を示すフローチャートであ
る。図において,まず,フラグFLGPLDにFLGP
LD×Aをセットする(S601)。次に,(バー)F
LGPLD=0であるか否かを判断し(S602),こ
こで(バー)FLGPLD=0であると判断した場合に
は,Hに1をセットして(S603),本ルーチンをリ
ターンする。一方,上記ステップ602において,(バ
ー)FLGPLD=0ではないと判断した場合には,そ
のまま本ルーチンをリターンする。
【0038】また,プログラム作成時に,外部計算機で
上記図6に示した処理を実行させて,結果のみをCPU
120のプログラムデータに格納する場合は,上記図6
に示したサブルーチン処理は省略できる。
【0039】図7は,本発明による制御動作を示すタイ
ミングチャートである。図において,操作キー129の
スタートキーSKが押下されると同時に,リレー(RA
2)112がONされ,待機状態になるまでON状態が
継続する。次に,給紙クラッチ(FC)135が一瞬O
Nする。続いて,メイン帯電(MCH),露光ランプ
(LAMP)115がON,次にスキャナモータ(S
M)132が駆動され,次にレジストクラッチ(RC)
133,転写帯電(TCH)がONする。そして,これ
らは所定のタイミングになるとOFF状態になる。な
お,図7では,連続コピーの2枚目の初期までのタイミ
ングを示している。
【0040】このとき,メインモータ(M1)110,
除電ランプ(QL)111および露光ランプ(LAM
P)115はAC電源で駆動される。また,スキャナモ
ータ(SM)132,レジストクラッチ(RC)13
3,給紙クラッチ(FC)135,メイン帯電(MC
H),転写帯電(TCH)は,パワー用電源(DC2)
108により駆動される。図7に示した信号Hは,パワ
ー用電源(DC2)108のONタイミングを示してお
り,コピー動作開始までと,連続コピー中でもパワー用
電源(DC2)108が一瞬OFFとなることがわか
る。
【0041】図8は,本発明によるパワー用電源の動作
/停止タイミングを示すタイミングチャートである。こ
こではパワー用電源の動作/停止の信号Hをパワー負荷
のONに対してわずかに(d1,d3)先行させ,パワ
ー負荷OFFのわずか(d2)後になるタイミングを示
している。つまり,上記図7に示したタイミングによ
り,外部計算機において全ての負荷タイミングを計算
し,どこで信号Hを出力するかを求める。この結果に基
づいて,ソフトにおける所定の位置に信号Hを1または
0にするプログラムを書き込むことによって,図8に示
した時間差を設定する。
【0042】信号Hは,負荷のONよりほぼ電源立ち上
がり時間先行して出力され,負荷がOFFしてから電気
的に安定する時間遅延させて出力される。全ての負荷が
OFFして次に何れかの負荷がONするまでの時間が短
いと,信号HのOFFタイミングと信号HのONタイミ
ングが交差する。この場合は電源のON動作を優先させ
る。
【0043】また,負荷によっては,電源投入直後の動
作特性,あるいは電源断直後の動作特性が異なるので,
より省エネルギー化を図る場合には,信号Hの出力タイ
ミングは,その負荷に応じて時間差(d1とd3)を細
かく調整する。このためには,プログラムを作成すると
きに,外部計算機にその情報を入力して時間を求め,そ
の結果に基づいてソフトにおける所定の位置に信号Hを
1または0にするプログラムを書き込んでおく。
【0044】また,直流電源を長時間休止させると,電
解コンデンサが不活性化され,通電直後の特性が不安定
になる等の問題が生じる場合には,負荷に給電する必要
がないときも,間欠的に電源を作動させることにより電
源を常に安定化させることができるので,この制御プロ
グラムをCPU120のROMに追加する。
【0045】なお,上記図3に示した回路構成は,RC
C方式スイッチング電源である。自励発振用巻線で出力
電圧を検出しているので,出力の負荷変動に対する出力
電圧の安定範囲が狭い。特に,無負荷時に出力電圧が高
くなったり,スイッチングが間欠的発振になって異常音
が発生するという問題がある。そこで,出力にダミー抵
抗(R15)315を接続して無負荷状態を回避する。
しかしながら,本方式にあっては,無負荷時にスイッチ
ングが停止されるので,このダミー抵抗(R15)31
5を不要あるいは最小限の抵抗値にして,省電力化を図
ることができる。
【0046】ところで,特開昭61−48014号公報
に開示されている「複数出力高圧電源装置」には,負荷
に応じたスイッチング条件を変更する構成が示されてい
る。ここで,切換信号を負荷の状態を常に管理している
CPU120から与える構成とすることにより,さらに
詳細な省電力化制御が可能となる。すなわち,信号Hを
この切換信号に追加する構成とする。
【0047】次に,上記実施例による各効果を以下にま
とめて説明する。第1に,電子装置内で使用される直流
電源において,負荷の状態を管理しているCPU120
自身により,直流電源の電源回路を制御(動作/停止)
するため,無負荷時における無駄な電力消費をなくすこ
とができる。
【0048】第2に,直流電源方式がドロッパ方式の場
合,ドロッパ用トランジスタの入力を断続するため,損
失なく電源回路を制御(動作/停止)することができ
る。
【0049】第3に,直流電源の方式がスイッチング方
式の場合,スイッチング素子の駆動を制御(動作/停
止)するため,損失させることなく電源回路を制御(動
作/停止)することができる。
【0050】第4に,負荷の状態を管理しているCPU
120自身が,直流電源の動作/停止を管理するため,
直流電源の出力立ち上がりに時間がかかっても,その分
早めに動作信号を出力することができる。また,負荷の
特性に応じて,時間差をつけて電源の停止信号を出力す
ることができる。
【0051】第5に,直流電源の動作/停止信号が重な
ったときに,出力を出す信号を優先させるようにしたの
で,必ず出力を得ることができる。
【0052】第6に,負荷の状態を管理しているCPU
120自身が,直流電源の動作/停止を管理しているの
で,容量性の負荷に対しては,早めに停止信号を出力
し,誘導性の負荷に対しては早めに動作信号を出力する
等,動作/停止の時点における負荷状態に応じて信号を
発生させるタイミングを調整するため,より正確な制御
が実現できる。
【0053】第7に,電源停止状態を監視して,間欠的
に動作させるため,電源が長期間停止していたときに発
生する立ち上がり不良等の問題を排除することができ
る。
【0054】第8に,直流電源の出力が無負荷になった
とき,電源回路動作を停止する構成のため,無負荷時に
必要な出力ダミー抵抗を最小限の抵抗値または不要とす
ることが可能なため,ダミー抵抗による無駄な電力消費
を抑えることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による電子
装置によれば,パワー負荷に電源を供給する第1の電源
と,制御手段に電源を供給する第2の電源とを有し,制
御手段は,そのパワー負荷への通電を判断し,該判断結
果に基づいて上記第1の電源の回路動作をON/OFF
制御する信号を出力することにより,例えば,無負荷に
なるタイミングが存在する電源の動作を停止させること
ができ,電子装置の処理速度や操作性等の機能を低下さ
せることなく,無駄な電力消費を排除して経済性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子装置を適用した複写機の主要
構成を示す回路図である。
【図2】本発明に係るドロッパ方式のパワー用電源とス
イッチング方式のCPU用電源の主要構成を示す回路図
である。
【図3】本発明に係るパワー用電源の他の主要構成を示
す回路図である。
【図4】本発明に係るパワー用電源の他の主要構成を示
す回路図である。
【図5】本発明に係る制御プログラムのアルゴリズムを
示す状態遷移図である。
【図6】本発明に係るパワー用電源の動作/停止を判断
するサブルーチン処理の概略動作を示すフローチャート
である。
【図7】本発明に係る制御動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明に係るパワー用電源の動作/停止タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
107 CPU用電源 108 パワー用
電源 120 CPU 132 スキャナ
モータ 133 レジストクラッチ 134 トナー補
給クラッチ 135 給紙クラッチ 136 カウンタ 137 高圧電源 303 スイッチ
ングトランジスタ 315 ダミー抵抗
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05F 1/10 303 Z 4237−5H H02J 1/00 307 Z 7509−5G H02M 3/28 H 8726−5H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ,ランプ等のパワー負荷に電源を
    供給する第1の電源と,前記パワー負荷が全てOFFタ
    イミングであるか否かを判断し,該判断結果に基づいて
    前記第1の電源を制御する制御手段と,前記制御手段に
    電源を供給する第2の電源とを具備することを特徴とす
    る電子装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電源がドロッパ方式の電源で
    あり,前記制御手段は,ドロッパ用トランジスタの動作
    を制御することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電源がスイッチング方式の電
    源であり,前記制御手段は,スイッチング用半導体素子
    の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の電子
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,パワー負荷が全てOF
    F状態の継続時間を計測し,該継続時間が所定時間にな
    ったと判断したとき,前記第1の電源を強制的に動作さ
    せることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電源は,パワー負荷が全てO
    FFのときに必要な出力段抵抗値より高い出力抵抗値を
    有することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は,パワー負荷が全てOF
    Fのタイミングに対しては所定の時間差をかけて制御信
    号を出力し,パワー負荷が全てOFFでなくなるタイミ
    ングに対しては前記第1の電源のほぼ立ち上がり時間先
    行して制御信号を出力することを特徴とする請求項1記
    載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は,前記第1の電源を動作
    させる制御信号と停止させる制御信号のタイミングが重
    なったとき,前記第1の電源を動作させる制御信号を優
    先させることを特徴とする請求項4記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は,前記第1の電源を制御
    する時点における負荷状態に応じて時間差を設けた制御
    信号を出力することを特徴とする請求項4記載の電子装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314331A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Ricoh Co Ltd 複写機
JP2014192952A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Canon Inc 電源装置及び画像形成装置
JP2018031881A (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

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