JP2010044218A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010044218A JP2010044218A JP2008208259A JP2008208259A JP2010044218A JP 2010044218 A JP2010044218 A JP 2010044218A JP 2008208259 A JP2008208259 A JP 2008208259A JP 2008208259 A JP2008208259 A JP 2008208259A JP 2010044218 A JP2010044218 A JP 2010044218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- development
- bias
- target
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 56
- 238000004886 process control Methods 0.000 claims abstract description 39
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 claims abstract description 17
- 238000011161 development Methods 0.000 claims description 125
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 110
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 28
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 15
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 7
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 5
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000012369 In process control Methods 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000010965 in-process control Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 230000007261 regionalization Effects 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】本プリンタでは、所定のタイミングで、通常の画像形成動作により所定のトナーパターンを感光体表面に形成して、トナーパターンのトナー付着量を画像検出装置により検知し、その検知結果に基づいて、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルを得るべく、帯電バイアス、基準露光量及び現像バイアスを調整するプロセス制御を行う。このプロセス制御では、現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率が予め決められた目標比率となるように、帯電バイアス等を調整する。
【選択図】図6
Description
すなわち、詳しくは後述するが、図8(a)及び図9(a)からわかるように、所望のトナー付着量が得られるように現像ポテンシャルが調整されていて、かつ、地肌ポテンシャルも上述した不具合が生じない好適な範囲内(例えば200[V])に設定されている場合でも、帯電電位Vdが異なると、細線の線幅が異なってしまうという画質変化が起きる不具合を確認した。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記制御手段は、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルが予め決められた規定範囲内である場合には、該現像ポテンシャルに対する該地肌ポテンシャルの比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行い、該地肌ポテンシャルが該規定範囲内から外れる場合には、地肌ポテンシャルを該規定範囲内の値に決定し、かつ、該現像ポテンシャルに対する決定後の地肌ポテンシャルの比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記制御手段は、上記プロセス制御において、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルと該現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内から外れる場合、帯電バイアスを該規定範囲内の値に調整し、かつ、上記比率が上記目標比率となるように基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記制御手段は、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルと該現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内である場合には、上記比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行い、該目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内でない場合には、帯電バイアスを該規定範囲内の値に調整し、かつ、調整後の帯電バイアスと該目標帯電バイアスとの差を地肌ポテンシャルから差し引いた後の差引後地肌ポテンシャルと該現像ポテンシャルとに応じて基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整するように上記プロセス制御を行うことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記比率は、0.4以上0.8以下であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記比率は、0.4以上0.45以下であることを特徴とするものである。
本発明者は、詳しくは後述するが、図8(b)及び図9(b)に示すように、現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率が一定であれば、帯電電位Vdが異なっていても細線の線幅が変化しないことを見いだした。
そこで、本発明では、現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率が予め決められた目標比率となるように帯電バイアス等を調整するプロセス制御を行うこととしている。これにより、環境変動や経時変化に応じて目標の現像ポテンシャルが変化しても、現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率を目標比率に維持できるので、細線の線幅が変化するという画質変化を抑制できる。
図1は、本実施形態に係るプリンタの要部の概略構成を示した説明図である。
本プリンタは、図1に示すように、複数の張架ローラに張架された中間転写ベルト101に沿って画像形成部102Y(イエロー),102M(マゼンタ),102C(シアン),102K(黒)が設けられている。また、各画像形成部102Y,102M,102C,102Kにより形成されたトナー像は、一次転写装置106Y,106M,106C,106Kにより中間転写ベルト101上へ転写される。また、後述する中間転写ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出するトナー付着量検知手段としての画像検出装置110が中間転写ベルト101に対向して設けられている。中間転写ベルト101上のトナー像は二次転写装置111により記録材としての転写紙112へ転写される。
感光体202の周りには、感光体表面を帯電させる帯電手段としての帯電装置201、書き込み光Lにより感光体表面に静電潜像を書き込む露光手段としての書込装置203、静電潜像をトナーによって現像する現像手段としての現像装置205、感光体上の転写残トナーなどをクリーニングするクリーニング手段としての感光体クリーナ206、及び、感光体表面を除電する除電手段としてのイレーズ(除電装置)207、電位検知手段としての電位センサ210が設けられている。
また、ここでは、説明を簡略化するため、帯電バイアスVg、現像バイアスVb及び露光パワー(以下「LDパワー」という。)を調整する制御を中心に説明する。
なお、本実施形態では、このプロセス制御中に、書込装置203が画像形成時に用いる基準露光量を調整する露光量調整制御が含まれるが、露光量調整制御をプロセス制御とは別に行ってもよい。
本実施形態のプロセス制御では、まず、中間転写ベルト101に所定の条件によって通常の画像形成動作によりトナーパターン(トナー像)である濃度パッチ113を形成し、この濃度パッチ113のトナー付着量を光学式反射濃度センサである後述する光学センサ301,302で構成される画像検出装置110で検出する。制御部41は、画像検出装置110の検出結果に基づき、帯電装置201のグリッド電圧(帯電バイアス)Vg、現像装置205の現像バイアスVb及び書込装置203のLDパワーを調整する。
光学センサ301は、発光素子303と、濃度パッチ113や中間転写ベルト101の表面からの正反射光を受光する正反射光受光素子304とから構成されている。一方、光学センサ302は、発光素子303、濃度パッチ113や中間転写ベルト101の表面からの正反射光を受光する正反射光受光素子304のほか、さらに、濃度パッチ113や中間転写ベルト101の表面からの拡散反射光を受光する拡散反射光受光素子305から構成されている。光学センサ301及び光学センサ302は、図5に示すように、中間転写ベルト101上に形成した濃度パッチ113と対向し得る位置にそれぞれ配置されている。制御部41は、書き込み光Lの書き込み開始後、濃度パッチ113が光学センサ301及び光学センサ302との対向位置に到達するタイミングに合わせて、正反射光受光素子304や拡散反射光受光素子305からの出力電圧を検出し、その検出結果(センサ検知結果)に対して付着量変換処理を行うことにより、各濃度パッチ113のトナー付着量を導出する。具体的には、例えば、出力電圧とトナー付着量との対応関係を記述した変換テーブルを予めROM44に記憶しておき、この変換テーブルを用いてトナー付着量を導出する。または、例えば、出力電圧をトナー付着量に変換する変換式を演算させてトナー付着量を導出するようにしてもよい。
本実施形態においては、転写紙112上に形成される低濃度から高濃度までの画像に対して適切に付着量変換処理を実行できるようにプロセス制御を行うときのトナー階調パターンの目標トナー付着量範囲が、0[mg/cm2]付近から0.5[mg/cm2]までの範囲内である場合について説明する。
VL0’= Vr’−50 ・・・(1)
ここで、残留露光部電位Vr’に−50[V]を加算した値を基準露光部電位VL0’と設定しているのは、一般に、基準露光部電位は、残留露光部電位Vr’に−50[V]を加算した値付近に存在することが経験的に認められるからである。なお、この暫定の基準露光部電位VL0’と実際の基準露光部電位VL0との誤差は、後述する補正処理により補正される。
Vb’= VbL+VL0’ ・・・(2)
続いて、上記数式(2)により算出したVr検知用の現像バイアスVb’から、Vr検知用の目標帯電電位Vd’を、下記の数式(3)により算出する。
Vd’= Vb’+Vbg ・・・(3)
Vbg = VbL×α ・・・(4)
上記数式(4)中のαは、現像ポテンシャルVbLに対する地肌ポテンシャルVbgの好適な比率を示すパラメータであり、以下、地肌ポテンシャル決定係数という。この地肌ポテンシャル決定係数αは、以下の観点から、実験的に求まる値である。
図9(a)及び(b)は、帯電電位Vdを900[V]、700[V]、500[V]である場合に、地肌ポテンシャルを変更して1ドット幅の横線(感光体表面移動方向に対して直交する方向に対応する方向に延びる線)を画像形成したときの地肌ポテンシャルと線幅との対応関係を示す上記実験結果のグラフである。なお、図9(a)は、横軸に地肌ポテンシャルをとったものであり、図9(b)は横軸に現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率をとったものである。
これらのグラフは、トナー付着量(画像濃度)がすべて目標最大付着量である0.5[mg/cm2]となるように現像γや現像ポテンシャルを調整した状態で、地肌ポテンシャルを変更したものである。
図10(a)は、ベタ画像のトナー付着量が一定となるように現像ポテンシャルを調整した場合において、地肌ポテンシャルが従来のように固定値(例えば200[V])であると、帯電電位Vdの違いによりハーフトーン濃度が異なってしまうことを示している。本実施形態のプロセス制御でも、ベタ画像のトナー付着量が一定となるように現像ポテンシャルの調整を行うので、地肌ポテンシャルが固定値であると、ハーフトーン濃度が変化する画質変化が生じてしまう。特に、本実施形態では、残留露光部電位Vrが経時的に徐々に高まる特性をもった感光体を使用しているため、上述したように帯電電位Vdが経時的に徐々に高まるように調整される。そのため、地肌ポテンシャルが固定値(例えば200[V])であると、経時的にハーフトーン濃度が低下するという画質劣化が生じる。
具体的には、まず、帯電バイアスを予め決められた固定値(本実施形態では−550[V])に設定し、また、現像バイアスも予め決められた固定値(本実施形態では−350[V])に設定した条件下で、感光体表面を帯電させ、このときの帯電電位を電位センサ210で検知する。この検知結果が上記S9で算出した目標帯電電位Vd’を中心とした目標範囲内(本実施形態ではVd’±5[V])であれば、この測定に用いた上記固定値(−550[V])をVr検知用の帯電バイアスVg’に設定する。
一方、この検知結果が目標範囲内から外れている場合には、帯電バイアスの固定値(−550[V])及びその検知結果(帯電電位)と、プロセス制御の前処理時に用いた帯電バイアス(本実施形態では−700[V])及びそのときに電位センサ210で検知した帯電電位とを用いて、現時点における帯電バイアスと帯電電位との関係を最小二乗法により1次近似して概略関係式(1次近似式)を求める。そして、この1次近似式から、Vr検知用の目標帯電電位Vd’に対応するVr検知用の帯電バイアスを特定する。その後、ここで特定したVr検知用の帯電バイアスを用いて再び感光体表面を帯電させ、このときの帯電電位を電位センサ210で検知する。この検知結果が目標範囲内であれば、上記で特定したVr検知用の帯電バイアスをVr検知用の帯電バイアスVg’に決定する。この検知結果が目標範囲内から外れている場合には、さらに、このときの測定結果も加えて、さらに帯電バイアスと帯電電位との関係を示す1次近似式を求め、検知結果が目標範囲内に入るまで同様の処理を繰り返す。
図11は、帯電バイアスVg’が帯電バイアス上限値VgMAXに設定された場合に、Vr検知用の現像バイアスVb’を修正するための処理の流れを示すフローチャートである。
図12は、帯電バイアスVg’が帯電バイアス下限値VgMINに設定された場合に、Vr検知用の現像バイアスVb’を修正するための処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、帯電バイアスVg’が帯電バイアス上限値VgMAXと帯電バイアス下限値VgMINとの間に設定された場合に、Vr検知用の現像バイアスVb’を修正するための処理の流れを示すフローチャートである。
Vbg=Vbg1=VbgMAX−(Vd’[算出値]−VgMAX)×β1 ・・・(5)
上記数式(5)中のVd’[算出値]とは、上記S9で算出したVr検知用の目標帯電電位Vd’であり、上記S10で検出した帯電電位Vd’[検出値]と区別したものである。また、上記数式(5)中のβ1は、帯電バイアスの設定可能範囲内で現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率を一定にするための係数であり、通常は地肌ポテンシャル決定係数αと同様の値に設定される。
一方、地肌ポテンシャルVbgが下限値VbgMINに設定されていれば(S23のYes)、地肌ポテンシャルVbgの修正は行わず(S24)、そのまま下限値VbgMINとする。
他方、地肌ポテンシャルVbgが上限値VbgMAXと下限値VbgMINとのに設定されていれば(S23のNo)、地肌ポテンシャルVbgを下記の数式(6)により求まる値に修正する(S25)。
Vbg=Vbg2=Vbg−(Vd’[算出値]−VgMAX)×β1 ・・・(6)
Vb’= VgMAX−VbgMIN ・・・(7)
他方、地肌ポテンシャルVbgが上限値VbgMAXと下限値VbgMINとの間である場合(S26のNo)、Vr検知用の現像バイアスVb’を下記の数式(8)により求まる値に設定する(S29)。
Vb’= VgMAX−Vbg ・・・(8)
一方、地肌ポテンシャルVbgが下限値VbgMINに設定されていれば(S33のYes)、地肌ポテンシャルVbgを下記の数式(9)により求まる値に修正する(S34)。
Vbg=Vbg3=VbgMIN−(Vd’[算出値]−VgMIN)×β2 ・・・(9)
上記数式(5)中のβ2は、上記β1と同様、帯電バイアスの設定可能範囲内で現像ポテンシャルに対する地肌ポテンシャルの比率を一定にするための係数であり、通常は地肌ポテンシャル決定係数αと同様の値に設定される。
他方、地肌ポテンシャルVbgが上限値VbgMAXと下限値VbgMINとのに設定されていれば(S33のNo)、地肌ポテンシャルVbgを下記の数式(10)により求まる値に修正する(S35)。
Vbg=Vbg4=Vbg−(Vd’[算出値]−VgMIN)×β2 ・・・(10)
Vb’= VgMIN−VbgMAX ・・・(11)
他方、地肌ポテンシャルVbgが上限値VbgMAXと下限値VbgMINとの間である場合(S36のNo)、Vr検知用の現像バイアスVb’を下記の数式(12)により求まる値に設定する(S39)。
Vb’= VgMIN−Vbg ・・・(12)
Vbg=Vbg5=VbgMAX−(Vd’[算出値]−Vd’[検出値]) ・・・(13)
一方、地肌ポテンシャルVbgが下限値VbgMINに設定されていれば(S43のYes)、地肌ポテンシャルVbgを下記の数式(14)により求まる値に修正する(S44)。
Vbg=Vbg6=VbgMIN−(Vd’[算出値]−Vd’[検出値]) ・・・(14)
他方、地肌ポテンシャルVbgが上限値VbgMAXと下限値VbgMINとのに設定されていれば(S43のNo)、地肌ポテンシャルVbgを下記の数式(15)により求まる値に修正する(S45)。
Vbg=Vbg7=Vbg−(Vd’[算出値]−Vd’[検出値]) ・・・(15)
その後、Vr検知用の現像バイアスVb’を下記の数式(16)により求まる値に設定する(S47)。
Vb’= Vd’[検出値]−Vbg ・・・(16)
Vpl = (Vd’−Vr)÷3+Vr ・・・(17)
そして、ここで新たに検出した残留露光部電位Vrを用いて上記S7〜S10までの処理と同様の処理を行うことにより、暫定の帯電バイアスVg"及び現像バイアスVb"を再設定する(13)。
調整用露光部電位Vplを得るためのVpl用露光パワーを特定するにあたり、露光デューティを5/15に固定したまま、露光パワーを基本露光パワーLDP0の60%、80%、100%、120%、150%と順次切り替えて、静電潜像(露光部)を作成する。なお、このときの帯電バイアス及び現像バイアスは、上記S13で設定した暫定の帯電バイアスVg"及び現像バイアスVb"である。そして、各露光部の電位を電位センサ210で検知するとともに、このときの帯電電位Vdも電位センサ210で検知する。そして、各露光部に対応する露光パワーと、そのときの帯電電位Vd及び残留露光部電位Vrとから上記数式(17)により求まる各調整用露光部電位Vplとの対応関係を示す5つのデータ組を算出する。そして、各データ組により、露光パワーと調整用露光部電位Vplとの関係を最小二乗法により1次近似して概略関係式(1次近似式)を求め、この1次近似式から、上記S12で算出した調整用露光部電位Vplを得るためのVpl用露光パワーを特定する。
Vg = Vg"−ΔVL ・・・(18)
Vb = Vb"−ΔVL ・・・(19)
また、本実施形態において、制御部41は、目標の現像ポテンシャルVbLに上記比率(地肌ポテンシャル決定係数α)を乗じて得られる地肌ポテンシャルVbgが予め決められた規定範囲内である場合には、現像ポテンシャルVbLに対する地肌ポテンシャルVbgの比率が目標比率となるようにプロセス制御を行い、その地肌ポテンシャルVbgが規定範囲内から外れる場合には、地肌ポテンシャルを規定範囲内の値(上限値VbgMAX又は下限値VbgMIN)に決定し、かつ、現像ポテンシャルVbLに対する決定後の地肌ポテンシャルVbgの比率が目標比率となるようにプロセス制御を行う。これにより、細線の線幅が変化する画質変化を抑制するために地肌ポテンシャルが規定範囲から外れて、地肌ポテンシャルが高すぎることによって生じる不具合(キャリア付着、ハーフトーン部の端部カスレ等)や、地肌ポテンシャルが低すぎることによって生じる不具合(地汚れ等)が生じるという、より深刻な事態が発生するのを防止できる。
また、本実施形態において、制御部41は、プロセス制御において、目標の現像ポテンシャルVbLと、これに地肌ポテンシャル決定係数αを乗じて得られる地肌ポテンシャルVbgとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内から外れる場合、帯電バイアスを規定範囲内の値(上限値VgMAX又は下限値VgMIN)に調整し、かつ、現像ポテンシャルVbLに対する決定後の地肌ポテンシャルVbgの比率が目標比率となるように基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整する。これにより、帯電バイアスの設定可能範囲内で、細線の線幅が変化する画質変化を抑制することができる。
なお、上述したように、目標の現像ポテンシャルVbLとこれに地肌ポテンシャル決定係数αを乗じて得られる地肌ポテンシャルVbgとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内である場合には、現像ポテンシャルVbLに対する決定後の地肌ポテンシャルVbgの比率が目標比率となるようにプロセス制御を行い、その目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内でない場合には、帯電バイアスを規定範囲内の値に調整し、かつ、調整後の帯電バイアスと目標帯電バイアスとの差を地肌ポテンシャルから差し引いた後の差引後地肌ポテンシャルと上記現像ポテンシャルとに応じて基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整するようにプロセス制御を行うようにしてもよい。この場合、帯電バイアスの設定可能範囲内で、細線の線幅が変化する画質変化の抑制よりも、画像濃度を維持することを優先した調整が可能となる。
101 中間転写ベルト
102Y,102M,102C,102K 画像形成部
110 画像検出装置
113 濃度パッチ
201 帯電装置
202 感光体202
203 書込装置
205 現像装置
210 電位センサ
301,302 光学センサ
Vbg 地肌ポテンシャル
VbL 現像ポテンシャル
Vpl 調整用露光部電位
Vr 残留露光部電位
α 地肌ポテンシャル決定係数
Claims (6)
- 感光体と、
該感光体の表面が目標帯電電位となるような帯電バイアスで該感光体の表面を一様に帯電させる帯電手段と、
該帯電手段によって帯電した感光体の表面を露光することにより静電潜像を形成する露光手段と、
感光体の表面に形成された静電潜像に対して現像バイアスが印加された現像剤担持体上のトナーを付着させて該感光体の表面にトナー像を形成する現像手段とを備え、
感光体の表面に形成されたトナー像を最終的に記録材上へ転移させることにより該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
トナー付着量を検知するトナー付着量検知手段と、
所定のタイミングで、通常の画像形成動作により所定のトナーパターンを上記感光体の表面に形成して、該トナーパターンのトナー付着量を該トナー付着量検知手段により検知し、その検知結果に基づいて、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような静電潜像部の電位と現像バイアスとの差である現像ポテンシャルを得るべく、帯電バイアスと露光量及び現像バイアスの少なくとも一方とを調整するプロセス制御を行う制御手段を有し、
上記制御手段は、現像ポテンシャルに対する非静電潜像部の電位と現像バイアスとの差である地肌ポテンシャルの比率が予め決められた目標比率となるように、上記プロセス制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記制御手段は、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルが予め決められた規定範囲内である場合には、該現像ポテンシャルに対する該地肌ポテンシャルの比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行い、該地肌ポテンシャルが該規定範囲内から外れる場合には、地肌ポテンシャルを該規定範囲内の値に決定し、かつ、該現像ポテンシャルに対する決定後の地肌ポテンシャルの比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記制御手段は、上記プロセス制御において、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルと該現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内から外れる場合、帯電バイアスを該規定範囲内の値に調整し、かつ、上記比率が上記目標比率となるように基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記制御手段は、所定の静電潜像に対するトナー付着量が目標のトナー付着量となるような現像ポテンシャルと該現像ポテンシャルに上記比率を乗じて得られる地肌ポテンシャルとから決定される目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内である場合には、上記比率が上記目標比率となるように上記プロセス制御を行い、該目標帯電バイアスが予め決められた規定範囲内でない場合には、帯電バイアスを該規定範囲内の値に調整し、かつ、調整後の帯電バイアスと該目標帯電バイアスとの差を地肌ポテンシャルから差し引いた後の差引後地肌ポテンシャルと該現像ポテンシャルとに応じて基準露光量及び現像バイアスの少なくとも一方を調整するように上記プロセス制御を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記比率は、0.4以上0.8以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5の画像形成装置において、
上記比率は、0.4以上0.45以下であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008208259A JP5201466B2 (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008208259A JP5201466B2 (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010044218A true JP2010044218A (ja) | 2010-02-25 |
JP5201466B2 JP5201466B2 (ja) | 2013-06-05 |
Family
ID=42015653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008208259A Expired - Fee Related JP5201466B2 (ja) | 2008-08-12 | 2008-08-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5201466B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012088422A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、制御方法及びプログラム |
JP2012181414A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014102442A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび画像処理プログラム |
JP2018072491A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置及び画像安定化方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002108026A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-04-10 | Toshiba Tec Corp | 画像形成装置の調整制御システム |
JP2005352094A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2006138989A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2008
- 2008-08-12 JP JP2008208259A patent/JP5201466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002108026A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-04-10 | Toshiba Tec Corp | 画像形成装置の調整制御システム |
JP2005352094A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2006138989A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012088422A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、制御方法及びプログラム |
JP2012181414A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014102442A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび画像処理プログラム |
JP2018072491A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置及び画像安定化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5201466B2 (ja) | 2013-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5418914B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5201465B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4953588B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6270138B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4337805B2 (ja) | 画像形成装置及びカブリ制御方法 | |
JP6137615B2 (ja) | 画像形成装置及び画像濃度制御方法 | |
US20110305468A1 (en) | Image forming apparatus | |
US20180113394A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2007086229A (ja) | 帯電制御装置及び帯電制御方法 | |
JP5201466B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006276256A (ja) | 画像形成装置及び画像欠陥抑制処理監視方法 | |
JP5064833B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022071988A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5625724B2 (ja) | 画像形成装置、制御方法及びプログラム | |
US9772592B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5262671B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6887978B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009109882A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007279170A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6913301B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012159772A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5918119B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011048202A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009008828A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008052128A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130131 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5201466 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |