JP4041455B2 - 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4041455B2
JP4041455B2 JP2003386698A JP2003386698A JP4041455B2 JP 4041455 B2 JP4041455 B2 JP 4041455B2 JP 2003386698 A JP2003386698 A JP 2003386698A JP 2003386698 A JP2003386698 A JP 2003386698A JP 4041455 B2 JP4041455 B2 JP 4041455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roller
resistance value
elastic layer
carbon black
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003386698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005148470A (ja
Inventor
明人 大西
孝夫 水谷
哲也 瀬川
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2003386698A priority Critical patent/JP4041455B2/ja
Publication of JP2005148470A publication Critical patent/JP2005148470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4041455B2 publication Critical patent/JP4041455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

本発明は、現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、非磁性一成分のトナーを使用し、接触現像方式で現像を行うようにしたものが提供されている。前記画像形成装置、例えば、プリンタにおいては、感光体ドラムを帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、現像装置によって前記静電潜像を現像してトナー像を形成し、転写装置によってトナー像を用紙に転写するようになっている。
また、転写後に感光体ドラム上に残留したトナーを除去するに当たり、クリーニングブレード方式の場合、ゴム片から成るクリーニングブレードを感光体ドラムに押し当てるようにしている。また、クリーニングレス方式の場合、感光体ドラムにゴムローラを圧接させることによって、ゴムローラに一旦(いったん)トナーを付着させ、再び感光体ドラムに戻した後、現像装置に回収するようにしている。
ところで、プリンタの現像装置において使用される現像ローラは、導電性シャフトの外周に半導電性の弾性層を形成することによって形成され、該弾性層は、カーボン、導電性フィラー等の電子導電剤又はイオン性導電剤を分離させたウレタンゴム、NBR、EPDM、シリコーンゴム等から成る。そして、トナーの帯電性を良くし、かつ、感光体ドラムと化学的に反応してドラム汚染が発生することがないように、弾性層の表面を帯電性付与剤、表面改質剤等によって処理を行うようにしている。
また、接触方式の現像装置に使用される現像ローラは、感光体ドラム及び現像ブレードと常に圧接させられ、圧力が加わり、長期間非動作で放置されると、現像ローラの表面における感光体ドラム及び現像ブレードとの圧接部で凹み、すなわち、ニップ痕(こん)が形成されてしまう。そこで、出荷時のように、長期間非動作で放置されることがあらかじめ分かっている場合には、現像ローラと感光体ドラム及び現像ブレードとを非接触状態にして、圧接部に圧力が加わらない状態に保持し、プリンタを使用する直前に現像ローラを感光体ドラム及び現像ブレードと接触させるような機構(以下「リリース機構」という。)を配設するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、該リリース機構を設けた現像装置においては、リリース機構を配設した分だけコストが高くなるほか、一旦リリース機構を解除して、現像ローラを感光体ドラム及び現像ブレードと接触させた後、再び長期間非動作で放置されると、圧接部に圧力が加わった状態になるので、ニップ痕が形成されてしまう。
その結果、ニップ痕が形成された部分のトナー層が厚くなり、画像の濃度が高くなって、画像に現像周期で横すじが形成されてしまう。
そこで、現像ローラを、長期間圧接部に圧力が加わった状態に置かれてもニップ痕が形成されない材料、すなわち、圧縮永久歪(ひず)みの小さい材料を使用して形成するようにしている。
該圧縮永久歪みの小さい材料を使用して形成された現像ローラとして、イオン導電性の高いウレタンゴム製の弾性層の表面をイソシアネート溶液で表面処理を行ったものが知られている。
特開平9−96937号公報
しかしながら、前記従来の現像ローラにおいては、弾性層であるウレタンゴム自体の吸湿量が多いので、環境が変化すると、イオン導電性が大きく変化し、現像ローラの抵抗値が変化してトナーの帯電性が変化してしまう。
その結果、例えば、高温多湿(28〔℃〕、80〔%〕)の環境(以下「HH環境」という。)下において、ドラムかぶり現象が発生し、トナーとしてマイナスに帯電するトナー(以下「マイナス帯電トナー」という。)が使用される場合に、プラスに帯電するトナー(以下「プラス帯電トナー」という。)が発生し、露光がされていない感光体ドラムの表面に、プラス帯電トナーが付着してしまう。また、低温低湿(10〔℃〕、20〔%〕)の環境(以下「LL環境」という。)下においては、現像ローラの抵抗値が大きくなり、トナーの帯電性が高くなるので、トナーの高帯電化による汚れ現象が発生し、マイナス帯電トナーが使用される場合に、トナーが、一層マイナスに帯電させられ、露光がされていない感光体ドラムの表面に付着してしまう。
本発明は、前記従来の現像ローラの問題点を解決して、環境が変化しても、ドラムかぶり現象及び汚れ現象が発生することがない現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の現像ローラにおいては、導電性シャフトと、該導電性シャフトの外周に形成されたウレタンゴム製の弾性層と、該弾性層の表面に、イソシアネート溶液で表面処理を行うことによって形成された表面硬化処理層とを有する。
そして、前記弾性層には1種類又は2種類以上の電子伝導性の材料が総量で0.1〜1重量部添加される。また、前記弾性層の抵抗値が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲にされる。
本発明によれば、現像ローラにおいては、導電性シャフトと、該導電性シャフトの外周に形成されたウレタンゴム製の弾性層と、該弾性層の表面に、イソシアネート溶液で表面処理を行うことによって形成された表面硬化処理層とを有する。
そして、前記弾性層には1種類又は2種類以上の電子伝導性の材料が総量で0.1〜1重量部添加される。また、前記弾性層の抵抗値が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲にされる。
この場合、弾性層には1種類又は2種類以上の電子伝導性の材料が総量で0.1〜1重量部添加されるので、圧縮永久歪みの小さい弾性層を形成することができる。したがって、現像ローラを像担持体及び現像ブレードと圧接させたまま長期間放置しても、ニップ痕が形成されることがなくなり、画像品位が低下するのを防止することができる。
また、弾性層の抵抗値が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲にされるので、弾性層の抵抗値を初期の状態から安定化させ、適正な範囲にすることができる。したがって、極めて安定に、かつ、良好にトナーを帯電させることができ、環境が変化しても、現像ローラの抵抗値が変化することがなく、トナーの帯電性が変化するのを防止することができる。
その結果、HH環境下においてドラムかぶり現象が発生することがなく、LL環境下において汚れ現象が発生することがなくなるので、画像品位を一層向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における現像ローラの断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成図である。
図において、12は像担持体としての感光体ドラムであり、該感光体ドラム12の表面は、帯電装置としての帯電ローラ18によって、一様に、かつ、均一に帯電させられる。続いて、露光装置としてのLED19は、前記感光体ドラム12の表面を露光して、感光体ドラム12の表面に静電潜像を形成する。
また、31は現像装置であり、該現像装置31は、現像ローラ11、ジメチルシリコーンゴム発泡体から成るトナー供給ローラ13、SUS製の薄板から成る現像ブレード14等を備える。前記現像装置31は、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。続いて、転写装置としての転写ローラ16は、前記トナー像を記録媒体としての用紙に転写し、図示されない定着装置は、用紙上のトナー像を定着させ、画像を形成する。本実施の形態において、トナーはマイナス帯電トナーであり、粉砕トナー又は重合トナーが使用される。
なお、転写後に感光体ドラム12に残ったトナーは、クリーニング装置17のウレタンゴムブレード17aによって除去される。前記感光体ドラム12、転写ローラ16、クリーニング装置17、帯電ローラ18、LED19、現像装置31等によってプリンタが構成される。
ところで、本実施の形態において、現像装置31は、接触現像方式で使用され、非動作時に現像ローラ11と感光体ドラム12及び現像ブレード14とが常に圧接させられる。
そして、現像ローラ11は、導電性シャフト11a、該導電性シャフト11aの外周に形成された弾性層11b、及び該弾性層11bの外周に形成された表面硬化処理層11cから成る。前記弾性層11bは、弾性体材料としてのウレタンゴムに、1種類又は2種類以上の電子伝導性の材料から成る導電剤、本実施例においては、カーボンブラックを所定の添加量だけ添加し、均一に分散させて形成され、前記表面硬化処理層11cは、前記弾性層11bの外周にエタノールで希釈したイソシアネート溶液を塗布し、加熱し硬化させ、乾燥させることによって表面処理(表面硬化処理)としてのイソシアネート処理を行うことにより形成される。
前記現像ローラ11は、ニップ量が1〜2〔mm〕になるように約0.125〜0.625〔kgf/cm〕の圧力で感光体ドラム12に圧接させられる。なお、前記圧力は、現像ローラ11及び感光体ドラム12の各端部同士の間に、例えば、4〔cm〕にわたって介在させられた図示されない圧力センサによって測定することができる。また、前記現像ローラ11の外径はφ20〔mm〕であり、導電性シャフト11aの該外径はφ12〔mm〕であり、弾性層11bのゴム硬度(JIS A)は50〔度〕である。なお、外径がφ30〔mm〕の感光体ドラム12が使用される。
また、現像ブレード14は、厚さが0.06〜1.0〔mm〕のSUS製の薄板から成り、現像ローラ11と接触する先端部には、R0.3〔mm〕のR形状が形成される。そして、前記現像ブレード14は、角度が60〜90〔度〕で、線圧が0.5〜1.0〔kgf〕で現像ローラ11を圧接させられる。
次に、前記現像ローラ11の製造方法について説明する。
まず、ウレタンゴム製の弾性層11bは、ハードセグメントであるポリイソシアネート、ソフトセグメントである長鎖ポリオール、鎖延長剤、架橋剤等を反応させることによって得られる。
前記ポリイソシアネートには、芳香族ポリイソシアネート及び脂肪族ポリイソシアネートがあり、芳香族ポリイソシアネートとして、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等を、脂肪族ポリイソシアネートとして、例えば、ヒキサメチレンイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、テトラメチルヘキサメチレンジイソシアネート等を使用することができる。
一方、前記長鎖ポリオールには、ポリエーテル系ポリオール及びポリエステル系ポリオールがあり、ポリエーテル系ポリオールとして、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレンジアミン、ジエチルトリアミン、トリレンジアミン等のアミン類、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等を、ポリエステル系ポリオールとして、例えば、低分子ポリオール、ポリカプラクトン、ポリカーボネートポリオール等を使用することができる。
また、前記鎖延長剤は、分子量が300未満の分子内に2個以上の活性水素を有する化合物であり、鎖延長剤として、ポリオール、ポリアミン、アミノアルコール、水、尿素等を使用することができる。そして、前記架橋剤として、有機イソシアネートをイソシアヌレート化して多量化させたもの、又はアミン樹脂等の樹脂系架橋剤を使用することができる。なお、前記架橋剤は、前記ハードセグメント間の架橋を行い、樹脂を三次元構造化する働きを有する。
前記ウレタンゴムにおいては、特に材料は限定されないが、耐水性の高いポリエーテル系ポリオール及び脂肪族系イソシアネートをベースポリマーとして使用するとよい。また、前記導電剤として、アセチレンブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック等を使用したり、塗料用カーボンブラック等の一般的なカーボンブラックを使用したりすることができる。
本実施の形態において、前記カーボンブラックの種類は限定されない。単独又は2種類以上のカーボンブラックを混合して使用することができるが、少なくとも、添加するカーボンブラックの総量はウレタン成分100重量部に対して、5重量部以下とし、かつ、弾性層11bの抵抗値が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲になるように添加する。
なお、一般に、現像ローラ11として適正な抵抗値の範囲は、1×103 〜1×109 〔Ω〕であることが知られている。この場合、前記抵抗値は、外径φ6〔mm〕、幅1.5〔mm〕のボールベアリングを、現像ローラ11の長手方向における6箇所に等ピッチで配設し、10.5〔gf〕の圧力で現像ローラ11の表面に押し当て、導電性シャフト11aとの間にDC−100〔V〕の電圧を印加して測定したときの、6箇所の平均値である。
また、前記カーボンブラックの添加方法は、弾性層11bに均一に分散させることが極めて重要であるので、例えば、前記ウレタン成分である長鎖ポリオールにあらかじめカーボンブラックを添加し、ロールミルで十分に分散混合させ、カーボン入りポリオールを得る方法が有用である。
そして、導電性シャフト11aを金型にセットし、前記カーボン入りポリオール、ポリイソシアネート、鎖延長剤、触媒、架橋剤等を一定量添加し、攪拌(かくはん)し、混合したものを、前記金型に流し込み、ウレタンゴムエラストマーの成型体ローラを得る。続いて、該成型体ローラを、粗研磨、フィニッシャー研磨等によって研磨して、所定の外径及び所定の表面粗さにして、ゴムローラが形成される。本実施の形態においては、特に、表面粗さが、JIS10点粗さRzで2〜7〔μm〕にされる。
さらに、本実施の形態においては、現像ローラ11と感光体ドラム12との間で化学反応が起こるのを防止するために、エタノール又はIPAで希釈した芳香族イソシアネート溶液が、周知のディピング方法によって、研磨されたゴムローラの表面に塗布される。続いて、前記ゴムローラを加熱炉で一定時間加熱し硬化させ、乾燥させると、表面硬化処理層11cが形成される。
さらに、本実施の形態においては、該表面硬化処理層11cのカーボン状態を初期の状態より安定化させ、かつ、表面抵抗率を高くして、トナーの帯電性を良くするために、前記ゴムローラの表面をIPA、エタノール等の有機溶剤に漬(つ)けた布等で払拭(しょく)して処理後の溶剤清掃を行い、表面から有機溶剤を含浸させることによって、表面硬化処理層11c内のカーボン連鎖を伸縮させ、均一化し安定化させる。
このとき、本実施の形態においては、有機溶剤で清掃する前の弾性層11bの抵抗値に対して、少なくとも1×101 〜1×103 〔Ω〕の範囲、すなわち、1〜3桁(けた)抵抗値が高くなるように調整することが好ましい。そして、最終的なローラ抵抗値である現像ローラ11の抵抗値を1×104 〜1×109 〔Ω〕の範囲にすると、トナーの帯電性を良くすることができ、感光体ドラム12等へのリークが発生することがない。
また、実際のゴムローラを研磨して調べた結果、前記有機溶剤によって抵抗値が高くされた領域は、表面の近傍、すなわち、表面から内部方向に約0.4〜0.7〔mm〕の範囲に達していることが分かった。すなわち、本実施の形態において、弾性層11bは、抵抗値(内部抵抗値)が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲であり、表面から内部方向に0.4〜0.7〔mm〕の範囲の抵抗値は内部より1〜3桁高い。
次に、前記構成の現像ローラ11の実施例及び比較例を評価したときの評価結果について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における現像ローラの評価結果を示す図である。
第1の実施例及び比較例1〜6は、いずれも外径がφ12〔mm〕の導電性シャフト11a(図1)に現像ローラ11の外径がφ20〔mm〕となるように弾性層11bを形成し、図2における現像ローラ11として使用して評価を行った。
まず、第1の実施例は、ポリエーテル系のウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを0.2重量部添加し、さらに、イソシアネート処理により表面硬化処理層11cを形成し、IPAによって表面を払拭(IPA拭き)したものである。
比較例1は、ウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてリチウムイオンから成るイオン導電剤を添加し、イソシアネート処理によって表面硬化処理層11cを形成したものであり、比較例2は、ウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを0.1重量部添加し、さらに、イソシアネート処理により表面硬化処理層11cを形成し、IPAによって表面を払拭したものであり、比較例3は、ウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを1重量部添加し、さらに、イソシアネート処理により表面硬化処理層11cを形成し、IPAによって表面を払拭したものであり、比較例4は、ウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを5重量部添加し、さらに、イソシアネート処理により表面硬化処理層11cを形成し、IPAによって表面を払拭したものである。
また、比較例5は、シリコーンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを10重量部(対ゴム)添加し、絶縁性シリコーン樹脂で調整し、さらに、UV照射処理(UV処理)又はアミノシラン処理(アミノ処理)を施したものであり、比較例6は、ウレタンゴム製の弾性層11bに導電剤としてカーボンブラックを0.2重量部添加し、さらに、イソシアネート処理によって表面硬化処理層11cを形成したものである。
図において、現像ローラ11の抵抗値は、外径が6〔mm〕、幅が1.5〔mm〕のボールベアリングを、現像ローラ11の長手方向の6箇所に等ピッチで配設し、10.5〔gf〕の圧力で現像ローラ11の表面に押し当て、導電性シャフト11aとの間にDC−100〔V〕の電圧を印加することによって、中温中湿の環境(以下「NN環境」という。)下で測定した6箇所の平均値であり、抵抗値のばらつきはその最大値と最小値との比である。
ドラムかぶりは、感光体ドラム12上のトナーをテープ(スリーエム社製 スコッチテープ)で剥(はく)離させて、反射率計で測定したものであり、テープだけの反射率を100〔%〕としたときの比を百分率で表したものである。
圧縮永久歪みの歪み量(永久歪み量)は、外径がφ5〔mm〕の円筒状の金属製のシャフトを前記弾性層11bに5〔kgf〕の力で約1分間を押し付けて、離した直後の弾性層11bの凹み量と、10分後の弾性層11bの凹み量とを測定し、変化率を百分率で表した値である。圧縮永久歪みの値が大きいほど、力が加わったときのゴムの戻りが悪く、ニップ痕が発生しやすい。
また、ニップ痕は、前記プリンタに現像ローラ11を組み込み、6箇月放置したときの画像結果を表す。
そして、ドラムかぶり(HH環境下におけるドラムかぶり)の評価において、◎は光沢紙及び普通紙でドラムがぶりが発生しなかったことを、○は普通紙では良好であるが、光沢紙ではわずかにドラムかぶりが発生したことを、×は光沢紙及び普通紙でドラムかぶりが発生したことを示す。
また、ニップ痕の評価においては、◎は1年以上放置してもニップ痕が発生しなかったことを、○は1箇月〜1年放置してもニップ痕が発生しなかったことを、×は1箇月以内でニップ痕が発生したことを示す。
なお、一般に、前記ドラムかぶりを評価する基準として、カラーの電子写真式のプリンタにおいては、4色の合計が6〔%〕を超えると、普通紙でドラムかぶりが発生したことが人間の目で分かるレベルであることが知られている。したがって、ドラムかぶり値は、4色の合計で6〔%〕以下、単色では2〔%〕以下を良否判定の基準とすることが知られている。
図から、実施例1及び比較例1、2、6は、圧縮永久歪みが非常に小さく、ニップ痕が発生しないことが分かった。また、比較例3、4は、ウレタンゴムへのカーボンブラックの添加量が多くなるのに伴って圧縮永久歪みが大きくなり、添加量を5重量部とした比較例4は、長期間(50〔℃〕、1年以上)放置されると、ニップ痕が発生して画像品位が低下することが分かった。なお、実使用として1年間放置されるという状況は少なく、実使用上問題ないものとすることができる。そして、比較例5のシリコーンゴムを使用したものは、実施例及び比較例と比べて圧縮永久歪みが大きいので、短期間(50〔℃〕、3日)放置しただけでニップ痕が顕著に発生することが分かった。
このように、前記第1の実施例においては、ウレタンゴムに添加されるカーボンブラックの添加量が少なくとも5重量部以下にされるので、圧縮永久歪みが小さくなり、ニップ痕が発生するのを防止することができる。
また、ドラムかぶりにおいて、比較例1のように導電剤としてイオン導電剤を使用した場合、ウレタンゴムが吸湿することによってイオン導電剤の導電性が変化し、特に、HH環境下でトナーの帯電性が悪くなり、ドラムかぶりが極めて発生してしまう。
これに対して、第1の実施例においては、同じウレタンゴムを使用しても、導電剤としてカーボンブラックが使用されるので、環境による現像ローラ11の抵抗値の変化が小さい。したがって、特に、HH環境下においてトナーの帯電性が悪くなることがないので、ドラムかぶりが発生するのを防止することができる。
なお、比較例6は、実施例1に対してイソシアネート処理後のIPA払拭を行わないものであるので、イソシアネート処理後の現像ローラ11の抵抗値が実施例1に比べて低くなり、初期的にドラムかぶりが発生することが分かった。また、比較例6は、経時的には抵抗値が高くなり、トナーの帯電性が安定するが、それまでに、数千枚の印刷を行う必要がある。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるカーボンブラックの添加量と弾性層の抵抗値との関係及び画像良好範囲を示す図である。なお、図において、横軸に添加量を、縦軸に抵抗値を採ってある。
図に示されるように、圧縮永久歪みを小さくするために、弾性体材料へのカーボンブラックの添加量を5重量部以下にするのがよい。また、ドラムかぶりが発生するのを防止するためには、弾性層11bの抵抗値が1×104 〔Ω〕以上になるように、カーボンブラックの添加量を1重量部以下にするのが好ましい。
一方、カーボンブラックを全く添加しない場合、現像ローラ11は絶縁性が高くなりすぎ、現像を行うことができず、また、カーボンブラックの添加量が極めて少ない場合、添加されたカーボンブラックの分散状態が悪いと、現像ローラ11の抵抗値のばらつきにより、画像品位が低下してしまう。
図3及び4から、カーボンブラックの添加量を0.1重量部以上にすると、弾性層11bの抵抗値を1×108 〔Ω〕以下にすることができ、イソシアネート処理が行われた後でも5×109 〔Ω〕以下にすることができ、少なくとも抵抗値が高くなることによって画像品位が低下するのを防止することができる。
したがって、ウレタンゴム中に添加するカーボンブラックの添加量を総量で0.1〜5重量部の範囲、好ましくは0.1〜1重量部の範囲にするのが有用である。
このように、本実施の形態においては、ウレタンゴムに少量のカーボンブラックを添加することによって、導電性を付与し、圧縮永久歪みの小さい弾性層11bを形成することができる。したがって、現像ローラ11を感光体ドラム12及び現像ブレード14と圧接させたまま長期間放置しても、ニップ痕が形成されることがなくなり、画像品位が低下するのを防止することができる。
また、第1の実施例において、イソシアネート処理が行われた後にIPAで表面を払拭させると、ゴムローラの表面の近傍(表面から約0.4〜0.7〔mm〕の範囲)の抵抗値を内部の抵抗値より1〜3桁高くすることができる。したがって、現像ローラ11の抵抗値を初期の状態から安定化させ、適正な範囲にすることができるので、極めて安定に、かつ、良好にトナーを帯電させることができる。すなわち、環境が変化しても、現像ローラ11の抵抗値が変化することがなく、トナーの帯電性が変化するのを防止することができる。
その結果、HH環境下においてドラムかぶり現象が発生することがなく、LL環境下において汚れ現象が発生することがなくなるので、画像品位を一層向上させることができる。
ここで、第1の実施例においては、表面を払拭する有機溶剤として環境等を考慮してIPAを使用するようになっているが、他の有機溶剤を使用しても、ウレタンゴム中に溶剤が吸収されたときに、ウレタンゴムの伸縮作用によってカーボン鎖が変化し、弾性層11bの抵抗値を高くすることが確認できた。
前記有機溶剤は、例えば、エタノール、メタノール、トルエン、酢酸エチル等ほぼすべての極性溶剤が使用可能であり、また、払拭する方法のほか、単純に溶剤中に含浸させるディッピング等の方法を使用しても、同じ効果が得られることが確認できた。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態における現像ローラの断面図である。なお、本実施の形態における現像ローラ21は、前記第1の実施の形態と同様に、図2に示されるプリンタに搭載され、使用される。
図に示されるように、現像ローラ21は、導電性シャフト21aの外周に、弾性体材料としてのウレタンゴムに導電剤としてのカーボンブラックを所定の添加量だけ添加し、均一に分散させて成る弾性層21bを形成する。
なお、本実施の形態における現像ローラ21の作成方法は、弾性層21bを形成するまでは前記第1の実施の形態における現像ローラ11の作成方法と同様である。
その後、本実施の形態においては、現像ローラ21が感光体ドラム12と化学的反応を起こすのを防止するために、エタノールで希釈した芳香族イソシアネート溶液中にカーボンブラックを任意の添加量だけ添加したものを、ディッピング方法によって研磨した弾性層21bの外周に塗布し、加熱炉で一定時間加熱し硬化させ、乾燥させることによってイソシアネート処理を行い、電子導電性の表面硬化処理層21cを形成するようにしている。
該表面硬化処理層21cを形成するために使用されるカーボンブラックとしては、特に限定されず、アセチレンブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック等のほかに、塗料用カーボンブラックを使用することができるが、本実施の形態においては、アセチレンブラックが使用される。
該アセチレンブラックの添加量としては、イソシアネート処理に使用されるイソシアネート100重量部に対して1〜10重量部、好ましくは、5〜10重量部にされる。
なお、カーボンブラックの添加量は、使用されるカーボンブラックの導電性及び分散性に関係するので、少なくともイソシアネート処理が行われた後にIPAで払拭することによって、現像ローラ21の抵抗値が、1×104 〜1×109 〔Ω〕の範囲になるように、また、LL環境下で3×109 〔Ω〕より低くなるように設定される。
また、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と同様に、イソシアネート処理が行われた後にIPAで払拭することによって、表面の近傍の抵抗値が、内部の抵抗値より1〜3桁高くされる。
次に、前記構成の現像ローラ21の実施例及び比較例を評価したときの評価結果について説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態における現像ローラの評価結果を示す図である。
まず、第1、第2の実施例並びに比較例1及び2は、いずれもポリエーテル系のウレタンゴム製の弾性層21b(図5)に導電剤としてカーボンブラックを0.2重量部添加し、さらに、イソシアネート処理により表面硬化処理層21cを形成し、IPAによって表面を払拭したものである。そして、第2の実施例は、イソシアネート処理において、イソシアネート100重量部に対して導電剤(処理用導電剤)としてカーボンブラックを1重量部添加した。
また、比較例1は、イソシアネート処理において、イソシアネート100重量部に対して導電剤としてカーボンブラックを0.1重量部添加し、比較例2は、イソシアネート処理において、イソシアネート100重量部に対して導電剤としてカーボンブラックを5重量部添加し、第1の実施の形態における第1の実施例は、イソシアネート処理においてカーボンブラックを添加しなかった。
図に示されるように、第2の実施例においては、少なくとも第1の実施例と比べて、LL環境下での現像ローラ21の抵抗値が小さくなる。すなわち、イソシアネート処理においてカーボンブラックを添加することによって、環境による現像ローラ21の抵抗値の変化が少なくなることが分かる。
前記第1の実施例においては、イソシアネート自体が絶縁性材料であるので、イソシアネート処理を行うだけで弾性層11bの抵抗値が高くなり、弾性層11bが絶縁性を有することになり、特に、LL環境下で3×1010〔Ω〕以上になる。その結果、現像効率が低下し、弾性層21bの抵抗値のわずかなばらつきでも、画像上の濃度むらが白抜けとして発生してしまう。
これに対して、第2の実施例においては、弾性層21bの抵抗値のばらつきが多少あっても、カーボンブラックが均一に分散させられた表面硬化処理層21cが形成されるので、現像ローラ21の抵抗値を安定化させることができ、LL環境下での現像ローラ21の抵抗値を低くすることができる。
なお、白抜けの評価において、◎は全く発生しないことを、△は頻度は低いがわずかに発生することを、×は発生することを示す。
図に示されるように、比較例1の場合、イソシアネート処理におけるカーボンブラックの添加量が少ないので、第1の実施例ほどではないが、LL環境下等のように現像ローラ21の抵抗値が高くなる条件において、現像周期で白抜けが発生することが確認できた。
また、比較例2の場合、イソシアネート処理におけるカーボンブラックの添加量を、第2の実施例と比べて多くしたものであるが、添加量が5重量部を超えると、イソシアネート処理が行われた後の現像ローラ21の抵抗値が1×107 〔Ω〕より低くなり、トナーの帯電量が悪くなり、特に、HH環境下でドラムかぶりが発生してしまう。
このように、第2の実施例の場合、カーボンブラックが0.1〜5重量部添加されたイソシアネート処理液でイソシアネート処理を施し、さらに、IPAで払拭して抵抗値を安定化させたので、第1の実施例に比べて、LL環境下で現像ローラ21の抵抗値を約1桁低くすることができ、トナーの帯電性を悪くすることなく、現像ローラ21の抵抗値を安定化させることができる。また、現像ローラ21を実装したプリンタで印刷を行った結果、現像周期の白抜けが発生するのを防止することができ、画像品位を向上させることができた。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における現像ローラの断面図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態における現像ローラの評価結果を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるカーボンブラックの添加量と弾性層の抵抗値との関係及び画像良好範囲を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における現像ローラの断面図である。 本発明の第2の実施の形態における現像ローラの評価結果を示す図である。
符号の説明
11、21 現像ローラ
11a、21a 導電性シャフト
11b、21b 弾性層
11c、21c 表面硬化処理層
12 感光体ドラム
16 転写ローラ
17 クリーニング装置
18 帯電ローラ
19 LED
31 現像装置

Claims (6)

  1. (a)導電性シャフトと、
    (b)該導電性シャフトの外周に形成されたウレタンゴム製の弾性層と、
    (c)該弾性層の表面に、イソシアネート溶液で表面処理を行うことによって形成された表面硬化処理層とを有するとともに、
    (d)前記弾性層には1種類又は2種類以上の電子伝導性の材料が総量で0.1〜重量部添加され、
    (e)前記弾性層の抵抗値が1×103 〜1×106 〔Ω〕の範囲にされることを特徴とする現像ローラ
  2. 記表面処理が行われた後に、有機溶剤で払拭することによって、表面硬化処理層の表面から内部方向に0.4〜0.7〔mm〕の範囲の抵抗値が、内部の抵抗値より1〜3桁高くされ、抵抗値が1×104 〜1×109 〔Ω〕の範囲にされる請求項1に記載の現像ローラ。
  3. 前記電子伝導性の材料はカーボンブラックである請求項1又は2に記載の現像ローラ
  4. 記表面硬化処理層に、カーボンブラックが含有される請求項1〜のいずれか1項に記載の現像ローラ。
  5. 前記表面硬化処理層に含有されるカーボンブラックの添加量は、LL環境下での抵抗値が3×109 〔Ω〕より低くなるように設定される請求項に記載の現像ローラ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の現像ローラが搭載された画像形成装置。
JP2003386698A 2003-11-17 2003-11-17 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置 Expired - Lifetime JP4041455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003386698A JP4041455B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003386698A JP4041455B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005148470A JP2005148470A (ja) 2005-06-09
JP4041455B2 true JP4041455B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=34694316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003386698A Expired - Lifetime JP4041455B2 (ja) 2003-11-17 2003-11-17 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4041455B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4337805B2 (ja) 2005-11-08 2009-09-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置及びカブリ制御方法
JP2010152024A (ja) 2008-12-25 2010-07-08 Oki Data Corp 現像剤担持体、現像ローラ、現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005148470A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931846B2 (ja) 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置
US7727134B2 (en) Developing roller, process for its production, developing assembly and image forming apparatus
JP5204951B2 (ja) 現像ローラ及びそれを備えた画像形成装置
US20130058685A1 (en) Developing roller, developing device, and image forming apparatus
US6393243B1 (en) Developing roller and developing device using the same
KR101364426B1 (ko) 전자 사진용 롤러의 제조 방법
JP4745793B2 (ja) 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置
US6480692B2 (en) Toner supply roller and developing apparatus
JP5204952B2 (ja) 現像ローラ及びそれを備えた画像形成装置
JP2012042574A (ja) 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP4041455B2 (ja) 現像ローラ及びそれが搭載された画像形成装置
JP5464712B2 (ja) 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP2007079112A (ja) 画像形成装置用ローラ
JP4208765B2 (ja) 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5361342B2 (ja) 現像ローラ、現像ローラの製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真用画像形成装置
JP2007279574A (ja) 現像ローラ及びそれを備えた画像形成装置
JP6926342B2 (ja) 現像ローラ
JP4612830B2 (ja) 現像ローラおよびこれを用いた電子写真装置用現像装置
JP5729866B2 (ja) 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP3587026B2 (ja) 導電性ロール
JP2007108320A (ja) 現像ローラ及びその製造方法、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP5577207B2 (ja) 導電性ローラ、その製造方法、現像装置及び画像形成装置
JP2007279559A (ja) 現像ローラ及びそれを備えた画像形成装置
JP2020204694A (ja) 導電性ローラ用塗料組成物、それを用いた現像ローラおよび画像形成装置
US7162180B1 (en) Elastic roller

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4041455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350