JP5232671B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置に関する。
近年、液晶ディスプレイは大型化が進み、処理基板としては、例えば11世代(3000mm×3320mm)サイズのガラス基板が用いられるようになってきている。この液晶ディスプレイの製造には、配線用金属膜の成膜プロセスを行うスパッタリング装置や、加熱処理を行う加熱処理装置など多くの処理装置が用いられている。これらの処理装置は、所定のプロセスを行うべく真空チャンバを有している。
処理基板の大型化に伴って、この処理基板の全面に亘って成膜プロセスなどを一括して行うことができるように、処理装置の真空チャンバ自体も大型化させる必要がある。この場合、一の大型のアルミニウムブロックから削り出して大型の真空チャンバを製作したのでは、専用の大型切削加工装置が必要になる等、真空チャンバ自体の製作費が高くなる。
また、大型の真空チャンバでは、大型のトレーラなどの輸送手段が必要になって不便であり、また、そのサイズや重量によっては法令の制限を受けて輸送できない。
このため、貫通穴が形成された略直方体のチャンバ部材を二以上備え、隣接するチャンバ部材を、貫通穴が連通した状態でシール部材で当接してなる真空チャンバが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−197374号公報(図1、3及び請求項1)
上記真空チャンバは、各チャンバ部材を設置場所まで輸送し、設置場所で接合して大型の真空チャンバとすることができるという利点がある。しかしながら、近年の基板サイズのさらなる大型化に伴って、設置場所においてもよりコンパクトとなる真空チャンバを用いた加熱処理装置が求められている。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解消すべく、輸送にも便利で、かつ、コンパクトな真空チャンバを用いた処理装置を提供することにある。
本発明の処理装置は、基板を挿入可能に形成された貫通穴を有するブロック状の複数のチャンバ部材からなり、隣接するチャンバ部材の少なくとも一方に、他方との当接面の前記貫通穴の開口部の周囲に亘って連続して溝が設けられ、各チャンバ部材が、前記溝に装着されたシール部材を介してそれぞれ密接した状態で固定されて、複数の貫通穴で構成される処理空間を有するチャンバ本体と、前記処理空間の一方の開口を密封する壁面部材と、前記処理空間の他方の開口を開閉可能に塞ぐ蓋部材とを具備する真空チャンバを備え、各処理空間には、前記基板を放射熱によって加熱する加熱手段と、この加熱手段の上下にそれぞれ設置され、各基板を前記加熱手段に対向するように支持する一対の基板支持部材とを備え、前記一対の基板支持部材が、それぞれ、棒状のベース部材と、このベース部材に立設された複数の基板支持ピンからなり、一方の基板支持部材が、前記加熱手段の上面に固定され、他方の基板支持部材が前記処理空間の底面に設けられ、かつ、前記ベース部材がその長手方向の複数箇所に屈曲可能なヒンジ部を有することを特徴とする。
本発明においては、一つの処理空間には、一対の基板支持部材が設けられ、この基板支持部材がそれぞれ基板を支持するように構成されている。即ち、本発明においては、一の処理空間において複数枚の基板を処理できるように構成している。このように構成されることで、同じ枚数を処理する装置であっても、本発明の処理装置が従来の処理装置よりもコンパクトで、製作材料が少ないものとなる。また、本処理装置は、複数のチャンバ部材から構成されることにより、輸送しやすい。前記一対の基板支持部材が、それぞれ、棒状のベース部材と、このベース部材に立設された複数の基板支持ピンからなり、一方の基板支持部材が、前記加熱手段の上面に固定され、他方の基板支持部材が前記処理空間の底面に設けられていることで、一の処理空間における複数枚の基板の加熱を抑制せずに基板を簡易に保持することが可能である。この場合に、前記ベース部材がその長手方向の複数箇所に屈曲可能なヒンジ部を有することで、大型の基板に対応した大型の支持部材を折り曲げることが可能であり、例えばメンテナンス時に支持部材を折り曲げることで処理空間から取り出しやすく、取り扱いが容易である。
ここで、前記加熱手段と各基板支持部材により支持される各基板との距離が等しいことが好ましい。このように構成されることで、一の処理空間における各基板がそれぞれ同一温度に加熱される。
本発明の好適な実施形態としては、前記加熱手段は、加熱源としてのシースヒータを有することが挙げられる。
前記加熱手段の表面には、放射効率を高めるために、放射効率を高める材料を含む被覆膜が形成されているか、放射効率を高める材料で形成された被覆板が設けられていることが好ましい。
本発明の処理装置によれば、輸送にも便利で、かつ、一つの処理空間において複数枚の基板を処理できるように構成しているので装置全体をよりコンパクトに構成することができるという優れた効果を奏し得る。
実施形態1に係る処理装置の断面図である。 チャンバ本体の構成を示す模式的斜視図である。 真空チャンバを構成するチャンバ本体の構成を示す模式図である。 処理空間内部を示す模式図である。 別の支持部材を示す模式図である。
図1は、実施形態1に係る処理装置の断面図である。図2は、チャンバ本体の構成を示す模式的斜視図であり、図3は、真空チャンバを構成するチャンバ本体の構成を示す模式図であり、図4は、処理空間内の模式的上面図である。
本実施形態における処理装置(加熱処理装置)10は、一つの処理空間Aで二枚の基板Sを加熱処理するものである。図1に示すように、加熱処理装置10は、二枚の基板Sを加熱処理するための処理空間Aを有する真空チャンバ20と、処理空間A内で各基板Sを支持する支持部材30と、基板Sを同時に加熱する加熱手段40とを具備する。なお、この加熱処理装置10は、例えば、基板Sを加熱処理することにより脱気処理を行う際にも用いられる。
真空チャンバ20は、処理空間Aが形成されたチャンバ本体21と、処理空間Aの開口を塞ぐ壁面部材22及び蓋部材23とを備える。
チャンバ本体21は、基板Sを挿入可能に形成された貫通穴24を有するブロック状(略直方体状)の複数のチャンバ部材25で構成されている。貫通穴24は、チャンバ本体21の相対向する一対の壁面にそれぞれ開口する。これらのチャンバ部材25は、貫通穴24が開口する壁面同士をそれぞれ密接した状態で固定されている。そして、各チャンバ部材25に形成された貫通穴24がそれぞれ連通され、これら複数の貫通穴24で処理空間Aが画成されている。
各チャンバ部材25のそれぞれには、複数(本実施形態では、5つ)の貫通穴24がチャンバ部材25の高さ方向(図中上下方向)に沿って所定間隔で複数設けられている。つまりチャンバ本体21は、処理空間Aを多段に有する。
図2に示す例では、貫通穴24が形成されたチャンバ部材25を横に6個ずつ並べてそれぞれ固定することで6つの貫通穴24で構成される処理空間Aが5段に形成されている。そして、このように処理空間Aが5段に形成された各チャンバ部材25を縦に2個積み重ねることで10段の処理空間Aを有するチャンバ本体21が形成されている。すなわち、本実施形態に係るチャンバ本体21は、全部で12個のチャンバ部材25からなる。なお積み重ねられた各チャンバ部材25同士は、必ずしも固定されている必要はないが、ずれ防止のためにボルト等で固定されていることが好ましい。
なおチャンバ部材25の製造方法は、特に限定されないが、チャンバ部材25は、例えば、アルミニウムやステンレス等の金属ブロックを削り出すことで製造される。
壁面部材22は、チャンバ本体21の処理空間Aが開口する一方の壁面21aに固定され、蓋部材23は、チャンバ本体21の処理空間Aが開口する他方の壁面21bに開閉可能に固定されている。本実施形態では、これら壁面部材22及び蓋部材23は、各処理空間Aに対応してそれぞれ設けられている。
さらに、これら各壁面部材22及び蓋部材23とチャンバ本体21(チャンバ部材25)との間、並びに各チャンバ部材25の間には、Oリング等のシール部材26が設けられている。具体的には、図3に示すように、各チャンバ部材25の貫通穴24が開口する少なくとも一方の壁面には、貫通穴24の周囲に亘って連続する溝部27が設けられており、この溝部27にシール部材26が装着されている。これにより、壁面部材22及び蓋部材23とチャンバ本体21(チャンバ部材25)との間、並びに各チャンバ部材25の間が確実に密封される。
上述のように真空チャンバ20を構成するチャンバ本体21、壁面部材22及び蓋部材23は、処理空間Aを密封可能にそれぞれ固定されている。すなわち、処理空間Aを画成する各部材が溶接により固定されるのではなく、シール部材26を挟んでねじ等の締結部材によって固定されることで、処理空間Aが密封可能に構成されている。これにより、処理空間A内を大気状態と真空状態とに繰り返し変化させたとしても、処理空間Aを画成する各部材間でのリークの発生が抑えられる。
また、チャンバ部材25は、処理空間Aの内部を所望の圧力(例えば1Pa)とした場合に周囲の壁部の歪みを抑制するために、各壁部の厚さを所定の厚さ以上に設定する必要がある。なお各処理空間Aの圧力が略一定であれば、各貫通穴24間の隔壁部28にはほとんど撓みが生じることはない。したがって、隔壁部28の厚さは、最上部の貫通穴24の天井壁及び最下部の貫通穴24の底壁の厚さよりも薄くすることができる。従って、高さ方向によりコンパクトな構成となる。
このようなチャンバ本体21より形成される処理空間Aに設置される支持部材30及び加熱手段40について、以下詳細に説明する。
加熱手段40は、例えば、加熱源としてのシースヒータを有し、放射熱によって基板を、例えば120〜150℃程度に加熱するものである。本実施形態では、加熱手段40は、ブロック状のチャンバ部材25毎に設けられている。加熱手段40は、処理空間Aの側壁に設けられた加熱手段支持部材42にその端部が載置されて処理空間A内に支持されている。
加熱手段40の両表面には、表面処理として、放射効率を高める材料を含む被覆膜41が形成されている。これにより、加熱手段40の放射効率が高められるため、加熱手段40の放射熱によって基板Sを効率的に加熱することができる。被覆膜41は、例えば、加熱手段40の表面に材料を溶射することによって形成される。被覆膜41としては金属材料、例えば、クロムやチタン、或いはこれらを含む合金やこれらの酸化物等が好適に用いられる。勿論、被覆膜41に用いる材料は、放射効率を高めることができるものであれば特に限定されない。ただし、真空加熱処理室の観点からして、放出ガスの少ない材料を用いるのが望ましい。
なお、上述した材料からなる被覆膜41を形成したアルミ無垢板からなる試料に熱電対を設けて20mm離れた位置で放射温度計により、ヒーターの温度を測定し熱電対の温度と比較して放射効率を調べたところ、酸化チタンを溶射した場合の放射効率は0.89であり、酸化クロム膜を形成した場合の放射効率は0.9であった。なお、同様にして測定したアルミ無垢板の放射効率は0.3であったことから、これらの表面処理としての被覆膜41の形成を行うことにより、放射効率が高まることが分かった。
また本実施形態では、加熱手段40の表面に被覆膜41を形成して放射効率を高めるようにしたが、例えば、被覆膜41の代わりに、加熱手段40とは別部材である被覆板を、加熱手段40の表面に接触させた状態に設けるようにしてもよい。被覆板を形成する材料としては、被覆膜41と同様の材料に放射効率を高める材料を用いればよい。このような構成としても、加熱手段40の放射効率を高めることができる。
支持部材30は、処理空間の長手方向に沿って設けられた複数の棒状のベース部材31(図4中では例として8本)と、ベース部材31に所定の間隔をおいて立設された複数の基板支持ピン32とからなる。この基板支持ピン32上に基板が載置され支持される。
また、支持部材30は各処理空間Aの加熱手段40の上部及び下部にそれぞれ設けられて、加熱手段40の上下それぞれで基板を支持している。即ち、第一の支持部材30は、そのベース部材31がそれぞれ加熱手段40の上面に図示しない固定部材により固定されている。また、第二の支持部材30は、そのベース部材31が処理空間Aの底面に図示しない固定部材によりそれぞれ固定されている。このように、本実施形態においては、加熱手段40の上下にそれぞれ基板Sが載置され、加熱手段40の上部にある基板Sは裏面から、加熱手段40の下部にある基板Sは表面から加熱される。この加熱手段40の上面(上端)と加熱手段40の上部に設置される基板Sの裏面との距離は、加熱手段40の下面(下端)と加熱手段40の下部に設置される基板Sとの距離と等しくなるように構成されている。このように構成されることで、各処理空間Aに挿入された二枚の基板はそれぞれ同じ温度で加熱することが可能である。
ここで、各基板Sは、例えば、ロボットハンドによって処理空間A内に搬送される。このとき、基板Sはロボットハンドによって蓋部材23側から処理空間A内に挿入されて、基板支持ピン32上に載置される。その後、ロボットハンドはこの基板Sと加熱手段40との隙間を移動して蓋部材23側から外部に引き抜かれる。
本発明の加熱処理装置10では、このようにロボットハンドによって各支持部材30の基板支持ピン32上に各基板Sを載置すると、その状態で各基板Sを加熱手段40の放射熱によって加熱処理するこができる。例えば、加熱手段としてホットプレート等を採用している従来の加熱処理装置では、基板支持ピン上に基板を載置した後、さらに加熱手段に接触させるために基板を移動させる必要があるが、本実施形態の加熱処理装置10では、このような基板の移動が必要なくスループットが向上する。
また、基板を移動して加熱手段に接触させるためには、例えば、基板支持ピンを昇降可能とさせるための機構等を設ける必要があるが、本発明の加熱処理装置にはこのような機構は必要ないため、加熱処理装置を比較的安価に製造することもできる。
以上述べたように、本実施形態では、各処理空間Aに二枚の基板Sを挿入し、これらを同時に処理することができる。さらに、一つの処理空間に二枚の基板Sを挿入するように構成していることから、チャンバ本体21をよりコンパクトに形成できる。つまり、従来のように各処理空間に一枚の基板が挿入される場合には、例えば一度に10枚の基板を処理するためには、5段の処理空間を有するチャンバ部材を二つ積み上げて10段の処理空間を有するチャンバ本体とする必要があった。しかし、本実施形態においては、5段の処理空間Aを有するチャンバ部材25により10枚の基板Sを同時に処理することができ、10段の処理空間を有していれば、20枚の基板Sを同時に処理することができる。
具体的に基板サイズが220×250(単位はcm)である場合を挙げて説明する。基板10枚を処理するために10段の処理空間を有する従来の装置においては、チャンバ本体の大きさは、横×奥行き(基板の搬送方向)×高さが286×283×376(単位はcm)であり、処理空間の大きさは横×奥行き×高さが266×283×16(単位はcm)であり、重量が49.65トンであった。これに対し、5段の処理空間で基板10枚を処理することができる本実施形態では、チャンバ本体21の大きさは、横×奥行き×高さが286×283×286(単位はcm)であり、処理空間の大きさは横×奥行き×高さが266×283×32(単位はcm)であり、重量が29.98トンである。このように、本実施形態においては、従来の基板処理装置よりも、よりコンパクトであり、さらに多数枚の基板を同時に処理できるため、スループットに優れる。
さらに、大型基板に対応したチャンバ本体21を小さいブロック状のチャンバ部材25をシール部材でシールし固定して、1つのチャンバ本体21を作製し、このチャンバ本体21を積み上げ、処理空間Aを多段に有するチャンバ本体21を作製することができる。このように各チャンバ部材25を処理装置の設置場所まで輸送し、そこで組み立てることができるため、大型で特殊な輸送手段は不要である。かつ、シール部材でシールしているので大気状態から所定の圧力まで下げる工程をくりかえしたとしても、リークが生じにくいので特に前処理工程や後処理工程などを行うのに適している。
図5を用いて本実施形態の処理空間A内で用いられる支持部材の別の形態について説明する。上述の実施形態では、1本の棒状のベース部材31上に基板支持ピン32が立設された支持部材30を例示したが、本実施形態においては、支持部材30は、図5(a)に示すように、支持部材30は、複数の分割ベース部材33と、各分割ベース部材33を接続するヒンジ部34と、各分割ベース部材33上に所定の間隔を空けて立設された基板支持ピン32とで構成されている。ヒンジ部34は軸35を中心にして屈曲可能であるように構成されている。また隣接するヒンジ部34は、図5(b)に示すように、それぞれ逆方向に折れ曲がるように配されていることが好ましい。これにより、各ヒンジ部34の軸35を中心として支持部材30を折りたたむことができるため、取扱いが容易となる。例えば、装置のメンテナンス時に支持部材30を処理空間Aから取り外す場合には、長い支持部材30を折りたたんで短くしながら取り出すことが可能であるので、取り扱いが容易となる。


以上本実施形態にかかる処理装置について説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、処理空間内部にさらに加熱手段40を設置して2枚以上の基板を加熱できるように構成してもよい。また、本実施形態では加熱手段をチャンバ部材25に合わせて一つの処理空間Aに対して6つ設けたが、処理空間Aの大きさに合わせた大型の加熱手段40を設けてもよく、さらには加熱手段40に基板支持ピン32を設けてもよい。
10 加熱処理装置
20 真空チャンバ
21 チャンバ本体
21a 壁面
21b 壁面
22 壁面部材
23 蓋部材
24 貫通穴
25 チャンバ部材
26 シール部材
27 溝部
28 隔壁部
30 支持部材
31 ベース部材
32 基板支持ピン
33 分割ベース部材
34 ヒンジ部
35 軸
40 加熱手段
41 被覆膜
42 加熱手段支持部材
A 処理空間
S 基板

Claims (5)

  1. 基板を挿入可能に形成された貫通穴を有するブロック状の複数のチャンバ部材からなり、隣接するチャンバ部材の少なくとも一方に、他方との当接面の前記貫通穴の開口部の周囲に亘って連続して溝が設けられ、各チャンバ部材が、前記溝に装着されたシール部材を介してそれぞれ密接した状態で固定されて、複数の貫通穴で構成される処理空間を有するチャンバ本体と、前記処理空間の一方の開口を密封する壁面部材と、前記処理空間の他方の開口を開閉可能に塞ぐ蓋部材とを具備する真空チャンバを備え、
    各処理空間には、前記基板を放射熱によって加熱する加熱手段と、この加熱手段の上下にそれぞれ設置され、各基板を前記加熱手段に対向するように支持する一対の基板支持部材とを備え
    前記一対の基板支持部材が、それぞれ、棒状のベース部材と、このベース部材に立設された複数の基板支持ピンからなり、
    一方の基板支持部材が、前記加熱手段の上面に固定され、他方の基板支持部材が前記処理空間の底面に設けられ、かつ、
    前記ベース部材がその長手方向の複数箇所に屈曲可能なヒンジ部を有することを特徴とする処理装置。
  2. 前記加熱手段と各基板支持部材により支持される各基板との距離が等しいことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記加熱手段は、加熱源としてのシースヒータを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の処理装置。
  4. 前記加熱手段の表面には、放射効率を高める材料を含む被覆膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 前記加熱手段の表面には放射効率を高める材料で形成された被覆板が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の処理装置。
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